JPH11250954A - 高周波電子機器 - Google Patents
高周波電子機器Info
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- JPH11250954A JPH11250954A JP10053030A JP5303098A JPH11250954A JP H11250954 A JPH11250954 A JP H11250954A JP 10053030 A JP10053030 A JP 10053030A JP 5303098 A JP5303098 A JP 5303098A JP H11250954 A JPH11250954 A JP H11250954A
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- frequency electronic
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高価な同軸型のコネクタを使用することな
く、同軸型のコネクタを使用した場合と同じように、測
定用の外部コネクタとの接続機構におけるインピ−ダン
スの違いが生じないようにする。 【解決手段】 カバ−部２を有するシ−ルドケ−ス４
と、電子回路を構成し、前記カバ−部２に対向して前記
シ−ルドケ−ス４に収納されたプリント基板５とを備
え、前記カバ−部２には、外導体７ａと中心導体７ｂと
を有した同軸型の外部コネクタ７が接触した状態で挿入
される挿入孔８を形成し、前記プリント基板５上には、
前記電子回路に接続された導体ランド６を設け、前記導
体ランド６を前記挿入孔８の中心線上に位置させ、前記
外部コネクタ７の前記中心導体７ｂを前記導体ランド６
に当接可能とした。
く、同軸型のコネクタを使用した場合と同じように、測
定用の外部コネクタとの接続機構におけるインピ−ダン
スの違いが生じないようにする。 【解決手段】 カバ−部２を有するシ−ルドケ−ス４
と、電子回路を構成し、前記カバ−部２に対向して前記
シ−ルドケ−ス４に収納されたプリント基板５とを備
え、前記カバ−部２には、外導体７ａと中心導体７ｂと
を有した同軸型の外部コネクタ７が接触した状態で挿入
される挿入孔８を形成し、前記プリント基板５上には、
前記電子回路に接続された導体ランド６を設け、前記導
体ランド６を前記挿入孔８の中心線上に位置させ、前記
外部コネクタ７の前記中心導体７ｂを前記導体ランド６
に当接可能とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機用送受
信ユニット等の高周波電子機器に関し、詳しくは、電気
的性能の試験信号を入出力する外部コネクタの接続機構
を備えた高周波電子機器に関する。
信ユニット等の高周波電子機器に関し、詳しくは、電気
的性能の試験信号を入出力する外部コネクタの接続機構
を備えた高周波電子機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話機用送受信ユニット等の高周波
電子機器には、電気性能を測定するための信号を入出力
するコネクタあるいは端子等が備えられている。図７
は、例えば、高周波電子機器である携帯電話機用の送受
信ユニット３１のブロック構成の一部を示し、電力増幅
器３２で増幅された送信信号はインピ−ダンス整合用の
コイル３３を介して出力端子３４に導かれ、この出力端
子３４がアンテナ（図示せず）に接続される。また、送
受信ユニット３１には、例えば、試験用の信号を取り出
すコネクタ３５が設けられ、このコネクタ３５は、電力
増幅器３２とコイル３３との間に接続されている。そし
て、電力増幅器３２からの送信電力を測定する場合は、
測定器（図示せず）に接続された外部コネクタ（図８参
照）を送受信ユニット３１のコネクタ３５に接続し、電
力増幅器３２からの送信信号を測定器に出力するように
している。
電子機器には、電気性能を測定するための信号を入出力
するコネクタあるいは端子等が備えられている。図７
は、例えば、高周波電子機器である携帯電話機用の送受
信ユニット３１のブロック構成の一部を示し、電力増幅
器３２で増幅された送信信号はインピ−ダンス整合用の
コイル３３を介して出力端子３４に導かれ、この出力端
子３４がアンテナ（図示せず）に接続される。また、送
受信ユニット３１には、例えば、試験用の信号を取り出
すコネクタ３５が設けられ、このコネクタ３５は、電力
増幅器３２とコイル３３との間に接続されている。そし
て、電力増幅器３２からの送信電力を測定する場合は、
測定器（図示せず）に接続された外部コネクタ（図８参
照）を送受信ユニット３１のコネクタ３５に接続し、電
力増幅器３２からの送信信号を測定器に出力するように
している。
【０００３】図８は、このような測定用のコネクタ３５
を備えた送受信ユニット３１の斜視図を示し、上下に開
口を有する金属製の枠体３６と、上下の開口を塞ぐ上カ
バ−３７および下カバ−３８とによってシ−ルドケ−ス
３９が構成されている。そして、このシ−ルドケ−ス３
９内にプリント基板４０が収納されている。このプリン
ト基板４０上には送受信回路等の電子回路が構成されて
いる。上カバ−３７は、プリント基板４０の一部を露出
した状態で枠体３６の開口部に嵌合されている。そし
て、プリント基板４０上の露出した部分には、同軸型の
コネクタ３５が取り付けられている。このコネクタ３５
は、図７に示すように、電力増幅器３２とコイル３３と
の接続点に接続されている。
を備えた送受信ユニット３１の斜視図を示し、上下に開
口を有する金属製の枠体３６と、上下の開口を塞ぐ上カ
バ−３７および下カバ−３８とによってシ−ルドケ−ス
３９が構成されている。そして、このシ−ルドケ−ス３
９内にプリント基板４０が収納されている。このプリン
ト基板４０上には送受信回路等の電子回路が構成されて
いる。上カバ−３７は、プリント基板４０の一部を露出
した状態で枠体３６の開口部に嵌合されている。そし
て、プリント基板４０上の露出した部分には、同軸型の
コネクタ３５が取り付けられている。このコネクタ３５
は、図７に示すように、電力増幅器３２とコイル３３と
の接続点に接続されている。
【０００４】そして、電力増幅器３２の送信電力を測定
する場合は、測定器に接続された同軸型の外部コネクタ
４１をコネクタ３５に挿入し、電力増幅器３２からの送
信信号を測定器に出力するようにしている。ここで、コ
ネクタ３５と外部コネクタ４１とには、同じインピ−ダ
ンスのものが使用される。従って、コネクタ３５と外部
コネクタ４１とを接続した場合は、インピ−ダンスの違
いによる電気反射が無く、電力増幅器３２からの送信信
号は正確なレベルで測定器に出力できる。
する場合は、測定器に接続された同軸型の外部コネクタ
４１をコネクタ３５に挿入し、電力増幅器３２からの送
信信号を測定器に出力するようにしている。ここで、コ
ネクタ３５と外部コネクタ４１とには、同じインピ−ダ
ンスのものが使用される。従って、コネクタ３５と外部
コネクタ４１とを接続した場合は、インピ−ダンスの違
いによる電気反射が無く、電力増幅器３２からの送信信
号は正確なレベルで測定器に出力できる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、従来の
送受信ユニット３１は、携帯電話機内に組み込まれて使
用されるが、実際の使用状態では使用されるとこのない
コネクタ３５を、性能測定のためだけでプリント基板４
０上に取り付けている。従って、コネクタ３５の部品費
が余分に増加する。コネクタ３５は、同軸型で構成され
ているので、その価格はかなり高いものとなっている。
また、コネクタ３５の取付工数や製造上の管理工数も増
加する。これらの工数増加は、部品費の増加とともに最
終的な製品価格を上昇することになる。
送受信ユニット３１は、携帯電話機内に組み込まれて使
用されるが、実際の使用状態では使用されるとこのない
コネクタ３５を、性能測定のためだけでプリント基板４
０上に取り付けている。従って、コネクタ３５の部品費
が余分に増加する。コネクタ３５は、同軸型で構成され
ているので、その価格はかなり高いものとなっている。
また、コネクタ３５の取付工数や製造上の管理工数も増
加する。これらの工数増加は、部品費の増加とともに最
終的な製品価格を上昇することになる。
【０００６】そこで、本発明の高周波電子機器は、高価
な同軸型のコネクタを使用することなく、同軸型のコネ
クタを使用した場合と同じように、測定用の外部コネク
タとの接続機構におけるインピ−ダンスの違いが生じな
いようにする。
な同軸型のコネクタを使用することなく、同軸型のコネ
クタを使用した場合と同じように、測定用の外部コネク
タとの接続機構におけるインピ−ダンスの違いが生じな
いようにする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の高周波電子機器は、カバ−部を有するシ−
ルドケ−スと、電子回路を構成し、前記カバ−部に対向
して前記シ−ルドケ−スに収納されたプリント基板とを
備え、前記カバ−部には、外導体と中心導体とを有した
同軸型の外部コネクタが接触した状態で挿入される挿入
孔を形成し、前記プリント基板上には、前記電子回路に
接続された導体ランドを設け、前記導体ランドを前記挿
入孔の中心線上に位置させ、前記外部コネクタの前記中
心導体を前記導体ランドに当接可能とした。
め、本発明の高周波電子機器は、カバ−部を有するシ−
ルドケ−スと、電子回路を構成し、前記カバ−部に対向
して前記シ−ルドケ−スに収納されたプリント基板とを
備え、前記カバ−部には、外導体と中心導体とを有した
同軸型の外部コネクタが接触した状態で挿入される挿入
孔を形成し、前記プリント基板上には、前記電子回路に
接続された導体ランドを設け、前記導体ランドを前記挿
入孔の中心線上に位置させ、前記外部コネクタの前記中
心導体を前記導体ランドに当接可能とした。
【０００８】また、本発明の高周波電子機器は、前記プ
リント基板上には、前記外部コネクタの前記外導体に対
向した第一の接地導体を前記導体ランドの周りに配設し
た。
リント基板上には、前記外部コネクタの前記外導体に対
向した第一の接地導体を前記導体ランドの周りに配設し
た。
【０００９】また、本発明の高周波電子機器は、前記カ
バ−部には、前記挿入孔の周縁から前記プリント基板側
に延びる延出部を設け、前記延出部を前記外部コネクタ
に接触させるようにした。
バ−部には、前記挿入孔の周縁から前記プリント基板側
に延びる延出部を設け、前記延出部を前記外部コネクタ
に接触させるようにした。
【００１０】また、本発明の高周波電子機器は、前記プ
リント基板上には、第二の接地導体を前記導体ランドの
周りに配設し、前記延出部を前記第二の接地導体に接続
した。
リント基板上には、第二の接地導体を前記導体ランドの
周りに配設し、前記延出部を前記第二の接地導体に接続
した。
【００１１】また、本発明の高周波電子機器は、前記延
出部を複数の突片で構成した。
出部を複数の突片で構成した。
【００１２】また、本発明の高周波電子機器は、前記延
出部を筒状とした。
出部を筒状とした。
【００１３】また、本発明の高周波電子機器は、前記筒
状の延出部に複数のスリットを設けてバネ性を有する舌
片を形成し、前記外部コネクタを前記舌片に接触させる
ようにした。
状の延出部に複数のスリットを設けてバネ性を有する舌
片を形成し、前記外部コネクタを前記舌片に接触させる
ようにした。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高周波電子機器を
図１乃至図５に従って説明する。図１は本発明の高周波
電子機器の斜視図、図２は、本発明の高周波電子機器に
測定用の外部コネクタを装着した場合の説明をする説明
図、図３は、本発明の高周波電子機器の第一の変形例を
説明する要部断面図、図４は、本発明の高周波電子機器
の第二の変形例を説明する説明図、図５は図４の要部断
面図、図６は本発明の高周波電子機器の第三の変形例を
説明する説明図である。先ず、図１において、上下に開
口を有する金属製の枠体１と、上下の開口を塞ぐカバ−
部となる上カバ−２および下カバ−３とによってシ−ル
ドケ−ス４が構成され、このシ−ルドケ−ス４内には上
カバ−２および下カバ−３に対向した状態でプリント基
板５が収納されている。そして、このプリント基板５上
には、携帯電話機用送受信回路等の電子回路が構成され
て、ユニット化された高周波電子機器が構成される。
図１乃至図５に従って説明する。図１は本発明の高周波
電子機器の斜視図、図２は、本発明の高周波電子機器に
測定用の外部コネクタを装着した場合の説明をする説明
図、図３は、本発明の高周波電子機器の第一の変形例を
説明する要部断面図、図４は、本発明の高周波電子機器
の第二の変形例を説明する説明図、図５は図４の要部断
面図、図６は本発明の高周波電子機器の第三の変形例を
説明する説明図である。先ず、図１において、上下に開
口を有する金属製の枠体１と、上下の開口を塞ぐカバ−
部となる上カバ−２および下カバ−３とによってシ−ル
ドケ−ス４が構成され、このシ−ルドケ−ス４内には上
カバ−２および下カバ−３に対向した状態でプリント基
板５が収納されている。そして、このプリント基板５上
には、携帯電話機用送受信回路等の電子回路が構成され
て、ユニット化された高周波電子機器が構成される。
【００１５】また、プリント基板５上には、例えば、送
受信回路の電力増幅器（図示せず）の出力端に接続され
た導体ランド６が設けられている。そして、上カバ−２
には、導体ランド６に対向して、電力増幅器の送信電力
を測定するための信号取り出し用の外部コネクタ７が挿
入される、例えば、円形の挿入孔８が形成されている。
この挿入孔８の中心位置は導体ランド６の位置に対応し
ている。外部コネクタ７としては、通常、円形の外導体
７ａと中心導体７ｂとを有する同軸型のものが使用さ
れ、外部コネクタ７を挿入孔８に挿入した場合は、図２
に示すように、外導体７ａの外周部が挿入孔８に接触す
るようになっいる。また、中心導体７ｂは、適宜の手段
によってその先端方向に向かって付勢されて外導体７ａ
よりも突出し、先端に加えられた外部応力に対して外部
コネクタ７の軸方向に上下動可能となっている。
受信回路の電力増幅器（図示せず）の出力端に接続され
た導体ランド６が設けられている。そして、上カバ−２
には、導体ランド６に対向して、電力増幅器の送信電力
を測定するための信号取り出し用の外部コネクタ７が挿
入される、例えば、円形の挿入孔８が形成されている。
この挿入孔８の中心位置は導体ランド６の位置に対応し
ている。外部コネクタ７としては、通常、円形の外導体
７ａと中心導体７ｂとを有する同軸型のものが使用さ
れ、外部コネクタ７を挿入孔８に挿入した場合は、図２
に示すように、外導体７ａの外周部が挿入孔８に接触す
るようになっいる。また、中心導体７ｂは、適宜の手段
によってその先端方向に向かって付勢されて外導体７ａ
よりも突出し、先端に加えられた外部応力に対して外部
コネクタ７の軸方向に上下動可能となっている。
【００１６】そして、電力増幅器の送信電力を測定する
場合は、図２に示すように、測定器（図示せず）に接続
された同軸型の外部コネクタ７を挿入孔８に挿入し、中
心導体７ｂの先端をプリント基板５上の導体ランド６に
当接させるとともに、外部コネクタ７をさらにプリント
基板５側に押し込むことによって外導体７ａの先端をプ
リント基板５の上面に当接させる。すると、プリント基
板５上の導体ランド６は、外部コネクタ７の外導体７ａ
に囲まれた状態となって、あたかも中心導体７ｂの一部
となり、導体ランド６に現れている送信信号は外部コネ
クタ７の有する所定のインピ−ダンスのもとで測定器に
出力される。従って、プリント基板５上には外部コネク
タ７と接続するための特別なコネクタを使用しなくても
外部コネクタ７との接続機構におけるインピ−ダンスが
所定値に保たれ、電力増幅器からの送信信号は正確なレ
ベルでしかも不要な電気反射が無く測定器に出力でき
る。なお、この場合、プリント基板５上には、外導体７
ａの先端に対応するように導体ランド６の周囲に第一の
接地導体９を設け、この第一の接地導体９を送受信回路
のグランドに接続しておけば、外部導体７ａは第一の接
地導体に当接するので、外部コネクタ７のインピ−ダン
スはさらに安定する。
場合は、図２に示すように、測定器（図示せず）に接続
された同軸型の外部コネクタ７を挿入孔８に挿入し、中
心導体７ｂの先端をプリント基板５上の導体ランド６に
当接させるとともに、外部コネクタ７をさらにプリント
基板５側に押し込むことによって外導体７ａの先端をプ
リント基板５の上面に当接させる。すると、プリント基
板５上の導体ランド６は、外部コネクタ７の外導体７ａ
に囲まれた状態となって、あたかも中心導体７ｂの一部
となり、導体ランド６に現れている送信信号は外部コネ
クタ７の有する所定のインピ−ダンスのもとで測定器に
出力される。従って、プリント基板５上には外部コネク
タ７と接続するための特別なコネクタを使用しなくても
外部コネクタ７との接続機構におけるインピ−ダンスが
所定値に保たれ、電力増幅器からの送信信号は正確なレ
ベルでしかも不要な電気反射が無く測定器に出力でき
る。なお、この場合、プリント基板５上には、外導体７
ａの先端に対応するように導体ランド６の周囲に第一の
接地導体９を設け、この第一の接地導体９を送受信回路
のグランドに接続しておけば、外部導体７ａは第一の接
地導体に当接するので、外部コネクタ７のインピ−ダン
スはさらに安定する。
【００１７】また、図３に示すように、上カバ−２を、
例えば、絞り加工することによって筒状の延出部１０を
設け、この延出部１０を挿入孔８の周縁からシ−ルドケ
−ス４の内方に突出させ、外部コネクタ７を挿入孔８か
ら延出部１０内に挿入するようにしてもよい。この場
合、延出部１０は外部コネクタ７の外周に内接するよう
にしている。このようにすることによって外部コネクタ
７は傾斜することなく延出部１０によって保持されるの
で、中心導体７ｂをプリント基板５上の導体ランド６に
確実に当接させることができる。
例えば、絞り加工することによって筒状の延出部１０を
設け、この延出部１０を挿入孔８の周縁からシ−ルドケ
−ス４の内方に突出させ、外部コネクタ７を挿入孔８か
ら延出部１０内に挿入するようにしてもよい。この場
合、延出部１０は外部コネクタ７の外周に内接するよう
にしている。このようにすることによって外部コネクタ
７は傾斜することなく延出部１０によって保持されるの
で、中心導体７ｂをプリント基板５上の導体ランド６に
確実に当接させることができる。
【００１８】また、図４、図５に示すように、筒状の延
出部１０に複数のスリット１０ａを設け、バネ性を有す
るとともに延出部１０内に突出する複数の舌片１０ｂを
スリット１０ａ間に設け、また、延出部１０を延在して
形成した取付脚１０ｃを設け、この取付脚１０ｃをプリ
ント基板５に挿通するとともにプリント基板５に設けた
第二の接地導体１１に接続するようにしてもよい。この
ような構成において、外部コネクタ７を挿入孔８から延
出部１０内に挿入すると、外部コネクタ７は、舌片１０
ａによってその外周が強固に保持される。また、延出部
１０は、その取付脚１０ｃが第二の接地導体１１によっ
てグランドに接続されるので、延出部１０の接地電位は
低くなり、この結果、延出部１０に挿入された外部コネ
クタ７の外導体７ａの接地電位も低くなって外部コネク
タ７のインピ−ダンスは安定する。
出部１０に複数のスリット１０ａを設け、バネ性を有す
るとともに延出部１０内に突出する複数の舌片１０ｂを
スリット１０ａ間に設け、また、延出部１０を延在して
形成した取付脚１０ｃを設け、この取付脚１０ｃをプリ
ント基板５に挿通するとともにプリント基板５に設けた
第二の接地導体１１に接続するようにしてもよい。この
ような構成において、外部コネクタ７を挿入孔８から延
出部１０内に挿入すると、外部コネクタ７は、舌片１０
ａによってその外周が強固に保持される。また、延出部
１０は、その取付脚１０ｃが第二の接地導体１１によっ
てグランドに接続されるので、延出部１０の接地電位は
低くなり、この結果、延出部１０に挿入された外部コネ
クタ７の外導体７ａの接地電位も低くなって外部コネク
タ７のインピ−ダンスは安定する。
【００１９】なお、図６に示すように、延出部１０を、
複数の突片１２で構成し、短片１２ａを挿入孔８の中心
線側に傾斜させ、長片１２ｂを第二の接地導体１１に接
続するようにしてもよい。こうすることによって、外部
コネクタ７は短片１２ａで強固に保持される。また、短
片１２ａと長片１２ｂとはプレス加工等によって簡単に
形成できる。
複数の突片１２で構成し、短片１２ａを挿入孔８の中心
線側に傾斜させ、長片１２ｂを第二の接地導体１１に接
続するようにしてもよい。こうすることによって、外部
コネクタ７は短片１２ａで強固に保持される。また、短
片１２ａと長片１２ｂとはプレス加工等によって簡単に
形成できる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように、本発明の高周波電子機器
は、カバ−部を有するシ−ルドケ−スと、電子回路を構
成し、カバ−部に対向してシ−ルドケ−スに収納された
プリント基板とを備え、カバ−部には、外導体と中心導
体とを有した同軸型の外部コネクタが接触した状態で挿
入される挿入孔を形成し、プリント基板上には、電子回
路に接続された導体ランドを設け、導体ランドを挿入孔
の中心線状に位置させ、外部コネクタの中心導体を導体
ランドに当接可能としたので、プリント基板上の導体ラ
ンドは、外部コネクタの外導体に囲まれた状態となっ
て、あたかも中心導体の一部となり、導体ランドに現れ
ている送信信号は外部コネクタの有する所定のインピ−
ダンスのもとで測定器に出力される。従って、プリント
基板上には外部コネクタ７と接続するための特別なコネ
クタを設けなくても外部コネクタとの接続機構における
インピ−ダンスが所定値に保たれ、電力増幅器からの送
信信号は正確なレベルでしかも不要な電気反射が無く測
定器に出力できる。
は、カバ−部を有するシ−ルドケ−スと、電子回路を構
成し、カバ−部に対向してシ−ルドケ−スに収納された
プリント基板とを備え、カバ−部には、外導体と中心導
体とを有した同軸型の外部コネクタが接触した状態で挿
入される挿入孔を形成し、プリント基板上には、電子回
路に接続された導体ランドを設け、導体ランドを挿入孔
の中心線状に位置させ、外部コネクタの中心導体を導体
ランドに当接可能としたので、プリント基板上の導体ラ
ンドは、外部コネクタの外導体に囲まれた状態となっ
て、あたかも中心導体の一部となり、導体ランドに現れ
ている送信信号は外部コネクタの有する所定のインピ−
ダンスのもとで測定器に出力される。従って、プリント
基板上には外部コネクタ７と接続するための特別なコネ
クタを設けなくても外部コネクタとの接続機構における
インピ−ダンスが所定値に保たれ、電力増幅器からの送
信信号は正確なレベルでしかも不要な電気反射が無く測
定器に出力できる。
【００２１】また、本発明の高周波電子機器は、プリン
ト基板上には、外部コネクタの外導体に対向した第一の
接地導体を導体ランドの周りに配設したので、外部コネ
クタの挿入にともなって、その外部導体は第二の接地導
体に当接するので、外部コネクタ７のインピ−ダンスは
さらに安定する。
ト基板上には、外部コネクタの外導体に対向した第一の
接地導体を導体ランドの周りに配設したので、外部コネ
クタの挿入にともなって、その外部導体は第二の接地導
体に当接するので、外部コネクタ７のインピ−ダンスは
さらに安定する。
【００２２】また、本発明の高周波電子機器は、カバ−
部には、挿入孔の周縁からプリント基板側に延びる延出
部を設け、この延出部を外部コネクタに接触させるよう
にしたので、外部コネクタは傾斜することなく延出部に
よって保持されるので、中心導体をプリント基板上の導
体ランドに確実に当接させることができる。
部には、挿入孔の周縁からプリント基板側に延びる延出
部を設け、この延出部を外部コネクタに接触させるよう
にしたので、外部コネクタは傾斜することなく延出部に
よって保持されるので、中心導体をプリント基板上の導
体ランドに確実に当接させることができる。
【００２３】また、本発明の高周波電子機器は、プリン
ト基板上には、第二の接地導体を導体ランドの周りに配
設し、延出部を第二の接地導体に接続したので、延出部
の接地電位は低くなり、この結果、延出部に挿入された
外部コネクタの外導体の接地電位も低くなって外部コネ
クタのインピ−ダンスはさらに安定する。
ト基板上には、第二の接地導体を導体ランドの周りに配
設し、延出部を第二の接地導体に接続したので、延出部
の接地電位は低くなり、この結果、延出部に挿入された
外部コネクタの外導体の接地電位も低くなって外部コネ
クタのインピ−ダンスはさらに安定する。
【００２４】また、本発明の高周波電子機器は、延出部
を複数の突片で構成したので、プレス加工等によって延
出部を簡単に形成できる。
を複数の突片で構成したので、プレス加工等によって延
出部を簡単に形成できる。
【００２５】また、本発明の高周波電子機器は、延出部
を筒状としたので、外部コネクタは傾斜することなく延
出部によって強固に保持される
を筒状としたので、外部コネクタは傾斜することなく延
出部によって強固に保持される
【００２６】また、本発明の高周波電子機器は、筒状の
延出部に複数のスリットを設けてバネ性を有する舌片を
形成し、外部コネクタをこの舌片に接触させるようにし
たので、外部コネクタを筒状の延出部に挿入すると、外
部コネクタは、舌片によってその外周が一層強固に保持
される。
延出部に複数のスリットを設けてバネ性を有する舌片を
形成し、外部コネクタをこの舌片に接触させるようにし
たので、外部コネクタを筒状の延出部に挿入すると、外
部コネクタは、舌片によってその外周が一層強固に保持
される。
【図１】本発明の高周波電子機器の斜視図である。
【図２】本発明の高周波電子機器に測定用の外部コネク
タを装着した場合の説明をする説明図である。
タを装着した場合の説明をする説明図である。
【図３】本発明の高周波電子機器の第一の変形例を説明
する要部断面図である。
する要部断面図である。
【図４】本発明の高周波電子機器の第二の変形例を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図５】図５の要部断面図である。
【図６】本発明の高周波電子機器の第三の変形例を説明
する説明図である。
する説明図である。
【図７】高周波電子機器のブロック構成図である。
【図８】従来の高周波電子機器の斜視図である。
１ 枠体 ２ 上カバ− ３ 下カバ− ４ シ−ルドケ−ス ５ プリント基板 ６ 導体ランド ７ 外部コネクタ ７ａ 外導体 ７ｂ 中心導体 ８ 挿入孔 ９ 第一の接地導体 １０ 筒部 １０ａ スリット １０ｂ 舌片 １０ｃ 取付脚 １１ 第二の接地導体 １２ 突片 １２ａ 短片 １２ｂ 長片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｂ 1/38 Ｈ０４Ｂ 1/38 Ｈ０５Ｋ 9/00 Ｈ０５Ｋ 9/00 Ｃ
Claims (7)
- 【請求項１】 カバ−部を有するシ−ルドケ−スと、電
子回路を構成し、前記カバ−部に対向して前記シ−ルド
ケ−スに収納されたプリント基板とを備え、前記カバ−
部には、外導体と中心導体とを有した同軸型の外部コネ
クタが接触した状態で挿入される挿入孔を形成し、前記
プリント基板上には、前記電子回路に接続された導体ラ
ンドを設け、前記導体ランドを前記挿入孔の中心線上に
位置させ、前記外部コネクタの前記中心導体を前記導体
ランドに当接可能としたことを特徴とする高周波電子機
器。 - 【請求項２】 前記プリント基板上には、前記外部コネ
クタの前記外導体に対向した第一の接地導体を前記導体
ランドの周りに配設したことを特徴とする請求項１記載
の高周波電子機器。 - 【請求項３】 前記カバ−部には、前記挿入孔の周縁か
ら前記プリント基板側に延びる延出部を設け、前記延出
部を前記外部コネクタに接触させるようにしたことを特
徴とする請求項１記載の高周波電子機器。 - 【請求項４】 前記プリント基板上には、第二の接地導
体を前記導体ランドの周りに配設し、前記延出部を前記
第二の接地導体に接続したことを特徴とする請求項３記
載の高周波電子機器。 - 【請求項５】 前記延出部を複数の突片で構成したこと
を特徴とする請求項３または４記載の高周波電子機器。 - 【請求項６】 前記延出部を筒状としたことを特徴とす
る請求項３または４記載の高周波電子機器。 - 【請求項７】 前記筒状の延出部に複数のスリットを設
けてバネ性を有する舌片を形成し、前記外部コネクタを
前記舌片に接触させるようにしたことを特徴とする請求
項６記載の高周波電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10053030A JPH11250954A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 高周波電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10053030A JPH11250954A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 高周波電子機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11250954A true JPH11250954A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12931504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10053030A Withdrawn JPH11250954A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 高周波電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11250954A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1257161A1 (en) * | 2001-05-12 | 2002-11-13 | Siemens Aktiengesellschaft | An electric shielding arrangement with a generally concentric frame |
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-
1998
- 1998-03-05 JP JP10053030A patent/JPH11250954A/ja not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040818 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20040831 |