JPH0412627Y2 - - Google Patents
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- JPH0412627Y2 JPH0412627Y2 JP1986134137U JP13413786U JPH0412627Y2 JP H0412627 Y2 JPH0412627 Y2 JP H0412627Y2 JP 1986134137 U JP1986134137 U JP 1986134137U JP 13413786 U JP13413786 U JP 13413786U JP H0412627 Y2 JPH0412627 Y2 JP H0412627Y2
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- insulating plate
- movable contact
- contact pieces
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 45
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は高周波回路を構成する配線板の相互
を直接電気的に接続するコネクタに関する。
を直接電気的に接続するコネクタに関する。
「従来技術」
第7図及び第8図に配線板相互を接続する従来
のコネクタの構造を示す。
のコネクタの構造を示す。
従来は配線板1Aの両面に形成した配線導体2
Aと2Bにバネ材によつて形成した可動接片3
A,3Bを接続し、可動接片3A,3Bの遊端を
他方の配線板1Bに形成した配線導体4A,4B
に接触させ、一方の配線板1Aと他方の配線板1
Bの配線導体2A,2Bと4A,4Bの相互を電
気的に接続している。
Aと2Bにバネ材によつて形成した可動接片3
A,3Bを接続し、可動接片3A,3Bの遊端を
他方の配線板1Bに形成した配線導体4A,4B
に接触させ、一方の配線板1Aと他方の配線板1
Bの配線導体2A,2Bと4A,4Bの相互を電
気的に接続している。
第8図のものは可動接片3Aと3Bの遊端を折
返して可動接片3Aと3Bに弾性を持たせた場合
を示す。
返して可動接片3Aと3Bに弾性を持たせた場合
を示す。
「考案が解決しようとする問題点」
従来は可動接片3Aと3Bが相手の配線板1B
の配線導体4Aと4Bに対して配線板1Bの端辺
より内側に入つた位置Pで接触している。このた
め配線導体4A,4Bの中で接触点Pから外側の
部分は電流が流れない寄生回路を構成する。つま
り配線導体2A,2B及び4A,4Bがマイクロ
ストリツプラインを構成しているものとすると、
マイクロストリツプラインは一般に知られている
ように信号導体と接地導体が所定の誘電率を持つ
誘電体を介して所定の間隔を保持して対向配置さ
れていることによつて所定の特性インピーダンス
を維持する。
の配線導体4Aと4Bに対して配線板1Bの端辺
より内側に入つた位置Pで接触している。このた
め配線導体4A,4Bの中で接触点Pから外側の
部分は電流が流れない寄生回路を構成する。つま
り配線導体2A,2B及び4A,4Bがマイクロ
ストリツプラインを構成しているものとすると、
マイクロストリツプラインは一般に知られている
ように信号導体と接地導体が所定の誘電率を持つ
誘電体を介して所定の間隔を保持して対向配置さ
れていることによつて所定の特性インピーダンス
を維持する。
これに対し第7図及び第8図に示した従来のコ
ネクタは可動接片3A,3Bの相互の対向間隔が
大きく膨らむためにこの部分でインピーダンス不
整合が生じる。特に配線導体2A,4Aがマイク
ロストリツプラインの信号導体、2B,4Bがマ
イクロストリツプラインの接地導体を構成してい
る場合、配線導体4Aの端部から位置Pまでの導
体4A′は容量性のインピーダンス不整合部を構
成し、また可動接片3Aは誘導性の不整合部を構
成する。
ネクタは可動接片3A,3Bの相互の対向間隔が
大きく膨らむためにこの部分でインピーダンス不
整合が生じる。特に配線導体2A,4Aがマイク
ロストリツプラインの信号導体、2B,4Bがマ
イクロストリツプラインの接地導体を構成してい
る場合、配線導体4Aの端部から位置Pまでの導
体4A′は容量性のインピーダンス不整合部を構
成し、また可動接片3Aは誘導性の不整合部を構
成する。
また第8図の構造にした場合は可動接片3Aを
折返しているため可動接片が長くなる。よつて可
動接片3Aによつて生じる誘導生不整合部の不整
合の度合は第7図の構造の場合より大きい。
折返しているため可動接片が長くなる。よつて可
動接片3Aによつて生じる誘導生不整合部の不整
合の度合は第7図の構造の場合より大きい。
このように従来のコネクタの構造によればイン
ピーダンスの不整合が生じるため配線板1Aと1
Bの相互の間において信号を伝送すると、信号に
歪みを与える欠点がある。
ピーダンスの不整合が生じるため配線板1Aと1
Bの相互の間において信号を伝送すると、信号に
歪みを与える欠点がある。
この考案の目的はインピーダンス不整合が生じ
ることのない従つて伝送される信号に歪みを与え
ることのないコネクタを提供しようとするもので
ある。
ることのない従つて伝送される信号に歪みを与え
ることのないコネクタを提供しようとするもので
ある。
「問題点を解決しようとする手段」
この考案では、
A 表と裏の双方に配線導体が形成された第1絶
縁板と、 B この第1絶縁板の端辺と直交して端辺から突
出し、第1絶縁板の表と裏の配線導体に電気的
に接続された一対の可動接片と、 C 第1絶縁板の板厚よりわずかに大きい板厚を
有し、その両面において可動接片と重なり合う
位置に配線導体が形成された第2絶縁板と、 D 一対の可動接片を表と裏の双方から挾み付
け、可動接片及び第1、第2絶縁板に沿つて相
対的に移動できるように支持され、第2絶縁板
と対向する位置において可動接片を第2絶縁板
の配線導体に圧接させる保持具と、 によつてコネクタを構成したものである。
縁板と、 B この第1絶縁板の端辺と直交して端辺から突
出し、第1絶縁板の表と裏の配線導体に電気的
に接続された一対の可動接片と、 C 第1絶縁板の板厚よりわずかに大きい板厚を
有し、その両面において可動接片と重なり合う
位置に配線導体が形成された第2絶縁板と、 D 一対の可動接片を表と裏の双方から挾み付
け、可動接片及び第1、第2絶縁板に沿つて相
対的に移動できるように支持され、第2絶縁板
と対向する位置において可動接片を第2絶縁板
の配線導体に圧接させる保持具と、 によつてコネクタを構成したものである。
「作用」
この考案の構成によれば第2絶縁板が第1絶縁
板の板厚より大きく選定したから可動接片は第2
絶縁板の端辺に露出した配線導体に接触する。
板の板厚より大きく選定したから可動接片は第2
絶縁板の端辺に露出した配線導体に接触する。
この結果第1絶縁板と第2絶縁板上の配線導体
の相互間に電流が流れない部分が生じることはな
い。つまりインピーダンス不整合の部分が生じる
ことはない。よつて信号に歪を与えることなく配
線板の相互を電気的に接続することができる。
の相互間に電流が流れない部分が生じることはな
い。つまりインピーダンス不整合の部分が生じる
ことはない。よつて信号に歪を与えることなく配
線板の相互を電気的に接続することができる。
「実施例」
第1図及び第2図にこの考案の一実施例を示
す。図中11Aは第1絶縁板、11Bは第2絶縁
板を示す。第2絶縁板11Bは第2図に示すよう
に第1絶縁板11Aよりわずかに板厚を大きい値
に選定する。
す。図中11Aは第1絶縁板、11Bは第2絶縁
板を示す。第2絶縁板11Bは第2図に示すよう
に第1絶縁板11Aよりわずかに板厚を大きい値
に選定する。
第1絶縁板11Aと第2絶縁板11Bの両面に
配線導体12A,12B及び14A,14Bを被
着形成する。この例では表側の配線導体12A,
14Aを信号伝送路とし、裏側の配線導体12
B,14Bを接地導体としたマイクロストリツプ
ラインを構成した場合を示す。
配線導体12A,12B及び14A,14Bを被
着形成する。この例では表側の配線導体12A,
14Aを信号伝送路とし、裏側の配線導体12
B,14Bを接地導体としたマイクロストリツプ
ラインを構成した場合を示す。
第1絶縁板11Aに形成した配線導体12Aと
12Bにそれぞれ可動接片13A,13Bを取付
ける。可動接片13A,13Bは導電性バネ材に
よつて形成し、第1絶縁板11Aの端辺から突出
し、その遊端は互に離れる方向に予め折曲げら
れ、これによつて第2絶縁板11Bを迎え入れる
ことができる姿勢に維持される。
12Bにそれぞれ可動接片13A,13Bを取付
ける。可動接片13A,13Bは導電性バネ材に
よつて形成し、第1絶縁板11Aの端辺から突出
し、その遊端は互に離れる方向に予め折曲げら
れ、これによつて第2絶縁板11Bを迎え入れる
ことができる姿勢に維持される。
可動接片13A,13Bの表側と裏側に保持具
15を設ける。保持手段15はこの例では絶縁板
によつて形成したローラ15A,15Bを支持腕
15Cによつて連結し、ローラ15Aと15Bに
よつて可動接片13Aと13Bを挾む構造にした
場合を示す。
15を設ける。保持手段15はこの例では絶縁板
によつて形成したローラ15A,15Bを支持腕
15Cによつて連結し、ローラ15Aと15Bに
よつて可動接片13Aと13Bを挾む構造にした
場合を示す。
保持具15と第1絶縁板11A及び第2絶縁板
11Bは相互に移動できる構造とされ、ローラ1
5Aと15Bの対向間隙を第2絶縁板11Bと可
動接片13A,13Bの厚みの和に等しく選定す
る。
11Bは相互に移動できる構造とされ、ローラ1
5Aと15Bの対向間隙を第2絶縁板11Bと可
動接片13A,13Bの厚みの和に等しく選定す
る。
このように構成することにより第2絶縁板11
Bを第1絶縁板11Aの端辺に接合し、その状態
で保持具15を第2絶縁板11Bの方向に移動さ
せるか、または保持具15を固定し、第2絶縁板
11Bを第1絶縁板11Aに向つて押圧し、第1
絶縁板11Aと共に移動させ、第2絶縁板11B
を保持具15の位置に移動させることにより、可
動接片13Aと13Bを配線導体14Aと14B
に圧接させることができる。
Bを第1絶縁板11Aの端辺に接合し、その状態
で保持具15を第2絶縁板11Bの方向に移動さ
せるか、または保持具15を固定し、第2絶縁板
11Bを第1絶縁板11Aに向つて押圧し、第1
絶縁板11Aと共に移動させ、第2絶縁板11B
を保持具15の位置に移動させることにより、可
動接片13Aと13Bを配線導体14Aと14B
に圧接させることができる。
この状態において、第2図に示すように可動接
片13A,13Bは必ず配線導体14A,14B
の角に接触する。この結果第1絶縁板11Aと第
2絶縁板11Bの表面に沿つて連続して導体が配
置され、マイクロストリツプラインの特性インピ
ーダンスが連続して維持され、インピーダンスの
不整合部分が生じることはない。よつて波形に歪
みを与えることなく信号を伝送することができ
る。
片13A,13Bは必ず配線導体14A,14B
の角に接触する。この結果第1絶縁板11Aと第
2絶縁板11Bの表面に沿つて連続して導体が配
置され、マイクロストリツプラインの特性インピ
ーダンスが連続して維持され、インピーダンスの
不整合部分が生じることはない。よつて波形に歪
みを与えることなく信号を伝送することができ
る。
更にこの考案によれば可動接片13A,13B
を配線導体14A,14Bに接触させるに必要な
操作力を小さくすることができる。つまり保持具
15と可動接片13A,13Bとの摩擦はローラ
15A,15Bのころがり抵抗であり、また可動
接片13A,13Bをその弾性に抗して平坦形状
に変形させるだけの力でよい。よつて小さい力で
コネクタの接続及び切離しを行うことができる。
を配線導体14A,14Bに接触させるに必要な
操作力を小さくすることができる。つまり保持具
15と可動接片13A,13Bとの摩擦はローラ
15A,15Bのころがり抵抗であり、また可動
接片13A,13Bをその弾性に抗して平坦形状
に変形させるだけの力でよい。よつて小さい力で
コネクタの接続及び切離しを行うことができる。
その特徴は利用した一つの応用例を第3図に示
す。この例はICテスト装置におけるパフオマン
スボードの接続部にこの考案によるコネクタを応
用した例を示す。
す。この例はICテスト装置におけるパフオマン
スボードの接続部にこの考案によるコネクタを応
用した例を示す。
この応用例の構造を説明する前にこの応用例に
この考案によるコネクタを用いる必要性と、用い
た場合の利点を概略説明する。
この考案によるコネクタを用いる必要性と、用い
た場合の利点を概略説明する。
つまりパフオマンスボードはIC試験装置の内
で被試験ICを着脱する部分のボードである。こ
のためにパフオマンスボードは被試験ICの端子
数に対応して交替しなければならない。よつて装
置に対して着脱自在に装着し、装置とパフオマン
スボードはコネクタによつて接続する必要があ
る。ICの端子数は少ないもので数10ピン、多い
もので数100ピンに及びものがある。
で被試験ICを着脱する部分のボードである。こ
のためにパフオマンスボードは被試験ICの端子
数に対応して交替しなければならない。よつて装
置に対して着脱自在に装着し、装置とパフオマン
スボードはコネクタによつて接続する必要があ
る。ICの端子数は少ないもので数10ピン、多い
もので数100ピンに及びものがある。
パフオマンスボードと装置との接続用コネクタ
としては端子数が最も多い数を基準に用意しなけ
ればならない。このため通常はパフオマンスボー
ドと装置との接続用コネクタは数100ピン分を実
装している。
としては端子数が最も多い数を基準に用意しなけ
ればならない。このため通常はパフオマンスボー
ドと装置との接続用コネクタは数100ピン分を実
装している。
このようにコネクタのピン数が多くなるとコネ
クタの挿抜に大きな力が必要となり操作性が悪く
なる不都合がある。またパフオマンスボードと装
置とを接離するコネクタはパフオマンスボードの
裏側に取付けられるため挿抜に大きな力が必要に
なる。このために挿抜時にパフオマンスボードが
大きくたわみパフオマンスボード上の配線導体を
破断させたりする事故が起きるおそれがある。
クタの挿抜に大きな力が必要となり操作性が悪く
なる不都合がある。またパフオマンスボードと装
置とを接離するコネクタはパフオマンスボードの
裏側に取付けられるため挿抜に大きな力が必要に
なる。このために挿抜時にパフオマンスボードが
大きくたわみパフオマンスボード上の配線導体を
破断させたりする事故が起きるおそれがある。
このような要求から従来はコイルスプリングに
よつて弾性的に突出された導電ピンを装置側に用
意し、この導電ピンの先端にパフオマンスボード
の裏側に設けた導電部に接触させる構造のコネク
タを用いている。
よつて弾性的に突出された導電ピンを装置側に用
意し、この導電ピンの先端にパフオマンスボード
の裏側に設けた導電部に接触させる構造のコネク
タを用いている。
然るにこの構造のコネクタはコイルスプリング
によつて弾性的に突出された導電ピンを多数用い
るためコストが高くなる欠点と、導電ピンの部分
でインピーダンス不整合が生じ波形を乱す大きな
欠点がある。
によつて弾性的に突出された導電ピンを多数用い
るためコストが高くなる欠点と、導電ピンの部分
でインピーダンス不整合が生じ波形を乱す大きな
欠点がある。
このような点からこの考案によるコネクタをパ
フオマンスボードの接続用コネクタとして利用す
ることにより小さい力でパフオマンスボード10
0を着脱でき、然もコネクタの部分で波形が乱れ
ることのない伝送を行うことができる利点が得ら
れる。
フオマンスボードの接続用コネクタとして利用す
ることにより小さい力でパフオマンスボード10
0を着脱でき、然もコネクタの部分で波形が乱れ
ることのない伝送を行うことができる利点が得ら
れる。
第3図に示す応用例において100はパフオマ
ンスボードを示す。パフオマンスボード100の
表側にICソケツト101が実装され、このICソ
ケツト101に被試験IC装着する。
ンスボードを示す。パフオマンスボード100の
表側にICソケツト101が実装され、このICソ
ケツト101に被試験IC装着する。
パフオマンスボード100の裏側にこの考案に
よるコネクタを構成する第2絶縁板11Bを植設
する。第2絶縁板11Bにはマイクロストリツプ
ラインを構成する信号導体14Aと、その裏側に
接地導体となる配線導体14Bが第1図と第2図
で説明したように被着形成する。
よるコネクタを構成する第2絶縁板11Bを植設
する。第2絶縁板11Bにはマイクロストリツプ
ラインを構成する信号導体14Aと、その裏側に
接地導体となる配線導体14Bが第1図と第2図
で説明したように被着形成する。
第2絶縁体11Bの先端と対向して雌コネクタ
16を設ける。雌コネクタ16は第4図に示すよ
うに外枠17と、この外枠17に形成されたスリ
ツト部分17Aに接着したローラ15A,15B
と、外枠17の内壁にスリツト17Aの切込方向
と一致して形成した凹溝によつて移動自在に支持
した第1絶縁板11Aと、第1絶縁板11Aの上
端に取付けた可動接片13A,13Bと、第1絶
縁板11Aを上方に偏倚させるバネ18と、第1
絶縁板11Aの上方偏倚位置を制限するストツパ
19と、第1絶縁板11Aの後端側に接続したフ
レキシブルケーブル20とによつて構成される。
16を設ける。雌コネクタ16は第4図に示すよ
うに外枠17と、この外枠17に形成されたスリ
ツト部分17Aに接着したローラ15A,15B
と、外枠17の内壁にスリツト17Aの切込方向
と一致して形成した凹溝によつて移動自在に支持
した第1絶縁板11Aと、第1絶縁板11Aの上
端に取付けた可動接片13A,13Bと、第1絶
縁板11Aを上方に偏倚させるバネ18と、第1
絶縁板11Aの上方偏倚位置を制限するストツパ
19と、第1絶縁板11Aの後端側に接続したフ
レキシブルケーブル20とによつて構成される。
外枠17は第3図に示すようにホルダ21に取
付けられ装置本体の匣体(特に図示しない)に固
定される。
付けられ装置本体の匣体(特に図示しない)に固
定される。
従つてパフオマンスボード100を上方から降
し、その裏面に突設した第1絶縁板11Bを雌コ
ネクタを構成する外枠17のスリツト17Aに挿
入する。雌コネクタは第2絶縁板11Bに形成し
た配線導体14Aの配列ピツチと等しいピツチで
配列したとすれば、導体14Aは全ての雌コネク
タの可動接片15A,15Bの位置に合致する。
よつてその位置で更に下方に押圧し、第2絶縁板
11Bの先端で第1絶縁板11Aを下方に移動さ
せることによりローラ15A,15Bの位置が相
対的に上昇し、可動接片13Aと13Bを介して
第2絶縁板11Bを挾み込む状態となる。
し、その裏面に突設した第1絶縁板11Bを雌コ
ネクタを構成する外枠17のスリツト17Aに挿
入する。雌コネクタは第2絶縁板11Bに形成し
た配線導体14Aの配列ピツチと等しいピツチで
配列したとすれば、導体14Aは全ての雌コネク
タの可動接片15A,15Bの位置に合致する。
よつてその位置で更に下方に押圧し、第2絶縁板
11Bの先端で第1絶縁板11Aを下方に移動さ
せることによりローラ15A,15Bの位置が相
対的に上昇し、可動接片13Aと13Bを介して
第2絶縁板11Bを挾み込む状態となる。
よつてこの状態では第2図に示したように第1
絶縁板11Aの配線導体12A,12Bと第2絶
縁板11Bの配線導体14A,14Bは可動接片
13A,13Bによつてインピーダンスの不整合
が生じることなく互に接続され、ICテスト装置
とパフオマンスボード100の間を良質な伝送路
で接続することができる。
絶縁板11Aの配線導体12A,12Bと第2絶
縁板11Bの配線導体14A,14Bは可動接片
13A,13Bによつてインピーダンスの不整合
が生じることなく互に接続され、ICテスト装置
とパフオマンスボード100の間を良質な伝送路
で接続することができる。
「変形実施例」
第5図及び第6図にこの考案の変形実施例を示
す。第5図の例は可動接片13Aと13Bの先端
を櫛歯状に形成し、可動接片13A,13Bと配
線導体14A,14Bの接触の信頼性を向上させ
た例を示す。
す。第5図の例は可動接片13Aと13Bの先端
を櫛歯状に形成し、可動接片13A,13Bと配
線導体14A,14Bの接触の信頼性を向上させ
た例を示す。
第6図の例では保持具15を構成するローラ1
5A,15Bに代えて摩擦抵抗の小さいスライダ
15D,15Eを用いた例を示す。
5A,15Bに代えて摩擦抵抗の小さいスライダ
15D,15Eを用いた例を示す。
「考案の効果」
以上説明したようにこの考案によれば第1絶縁
板と第2絶縁板から成る切離し自在の部分におい
て、接続状態において第1絶縁板上の配線導体と
第2絶縁板上の配線導体の間をインピーダンス不
整合が生じることなく接続することができる。よ
つて高周波のパルス信号等を、これに歪みを与え
ることなく伝送することができるコネクタを提供
できる。
板と第2絶縁板から成る切離し自在の部分におい
て、接続状態において第1絶縁板上の配線導体と
第2絶縁板上の配線導体の間をインピーダンス不
整合が生じることなく接続することができる。よ
つて高周波のパルス信号等を、これに歪みを与え
ることなく伝送することができるコネクタを提供
できる。
またこの考案によれば第1絶縁板と第2絶縁板
を接続する際にその操作力は可動接片13A,1
3Bの彎曲を平坦な形状に変形させるだけの力づ
よく、小さくてよい。このために一度に多数のピ
ン数を接離しなければならない。例えばパフオマ
ンスボードの着脱部分に用いることによりその特
徴が活かされる。
を接続する際にその操作力は可動接片13A,1
3Bの彎曲を平坦な形状に変形させるだけの力づ
よく、小さくてよい。このために一度に多数のピ
ン数を接離しなければならない。例えばパフオマ
ンスボードの着脱部分に用いることによりその特
徴が活かされる。
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図はこの考案の動作を説明するための側面図、
第3図はこの考案によるコネクタの応用例を説明
するための斜視図、第4図は第3図に示した応用
例の要部を説明するための斜視図、第5図はこの
考案の変形実施例を示す斜視図、第6図はこの考
案の他の変形実施例を示す側面図、第7図及び第
8図は従来技術を説明するための側面図である。 11A……第1絶縁板、11B……第2絶縁
板、12A,12B,14A,14B……配線導
体、13A,13B……可動接片、15……保持
具。
2図はこの考案の動作を説明するための側面図、
第3図はこの考案によるコネクタの応用例を説明
するための斜視図、第4図は第3図に示した応用
例の要部を説明するための斜視図、第5図はこの
考案の変形実施例を示す斜視図、第6図はこの考
案の他の変形実施例を示す側面図、第7図及び第
8図は従来技術を説明するための側面図である。 11A……第1絶縁板、11B……第2絶縁
板、12A,12B,14A,14B……配線導
体、13A,13B……可動接片、15……保持
具。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 A 表と裏の双方に配線導体が形成された第1絶
縁板と、 B この第1絶縁板の端辺と直交してこの端辺か
ら突出し、第1絶縁板の表と裏の配線導体に電
気的に接続された一対の可動接片と、 C 上記第1絶縁板の板厚よりわずかに大きい板
厚を有し、その両面において可動接片と重なり
合う位置に配線導体が形成された第2絶縁板
と、 D 一対の可動接片を表と裏の双方から挾み付
け、可動接片及び第1、第2絶縁板に沿つて相
対的に移動できるように支持され、第2絶縁板
と対向する位置において可動接片を第2絶縁板
の配線導体に圧接させる保持具と、 から成るコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134137U JPH0412627Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986134137U JPH0412627Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6339880U JPS6339880U (ja) | 1988-03-15 |
JPH0412627Y2 true JPH0412627Y2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=31035098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986134137U Expired JPH0412627Y2 (ja) | 1986-09-01 | 1986-09-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0412627Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009266427A (ja) | 2008-04-22 | 2009-11-12 | Mitsubishi Electric Corp | 基板接続構造 |
-
1986
- 1986-09-01 JP JP1986134137U patent/JPH0412627Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6339880U (ja) | 1988-03-15 |
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