JP2761206B2 - ガレージの雨樋取付け構造 - Google Patents

ガレージの雨樋取付け構造

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JP2761206B2
JP2761206B2 JP13192496A JP13192496A JP2761206B2 JP 2761206 B2 JP2761206 B2 JP 2761206B2 JP 13192496 A JP13192496 A JP 13192496A JP 13192496 A JP13192496 A JP 13192496A JP 2761206 B2 JP2761206 B2 JP 2761206B2
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靖之 淡路
睦彦 神谷
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガレージの雨樋
取付け構造に関するものである。さらに詳しくは、この
発明は、ガレージへの雨樋の取付け作業を確実に、簡便
かつ容易とすることのできる新しい構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の駐車スペースには、
車体を風雨や日射から保護することを目的として、例え
ば図3に例示したようなガレージ(ア)が設置されてき
ている。この図3に例示したガレージ(ア)の場合に
は、立設された2本の柱(イ)の各々の上端から梁
(ウ)が所定の勾配で延設しており、この梁(ウ)に架
設された枠材(エ)に屋根パネル(オ)が取り付けられ
ている。これらの柱(イ)、梁(ウ)および枠材(エ)
には、通常、アルミニウム押出材が用いられ、屋根パネ
ル(オ)にはアクリル樹脂が用いられている。また、こ
の図3に例示したガレージ(ア)は片流れタイプである
が、これを対称配置して互いの屋根先端を接合すること
により、合掌タイプとすることも知られている。
【0003】ところで、このようなガレージ(ア)に
は、通常、雨樋が配設されてもいるが、この雨樋を取付
ける場合には、例えば図4(a)(b)に各々斜視図お
よび側断面図を示したように、柱(イ)に雨樋ブラケッ
ト(カ)を固定し、この雨樋ブラケット(カ)によって
雨樋(キ)の底部を保持して仮固定し、さらに押さえ金
具(ク)で雨樋(キ)の上端部を固定するような方法が
採られてきている。
【0004】あるいは、図5に例示したように、係止突
起(ケ)を備えた雨樋固定金具(コ)を梁(ウ)の端部
に設け、この係止突起(ケ)に雨樋(キ)を仮固定し、
最後にボルト(サ)で雨樋(キ)を固定金具(コ)に取
付けるようにしている。これらのいずれの方法も、雨樋
(キ)の取付けに際して、これを一時的に支えるための
人員を不要とし、その他の工程も含めて、単独の作業に
よってこのガレージ(ア)を施工可能とするように工夫
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の雨樋梁取付け構造の場合には、例えば、図4
の構造では雨樋ブラケット(カ)と押さえ金具(ク)の
2つの部品が必要であり、それぞれの取付けに時間と労
力を要し、また部品数の増加により製品のコストが上昇
するという問題点を有していた。また、図5に例示した
構造の場合には、係止突起(ケ)を備えた特殊な固定金
具(コ)を必要とするため、他の取付け金具との選別を
必要とし、しかも製品の価格上昇を招くという問題を有
していた。
【0006】この発明は、以上のとおりの事情に鑑みて
なされたものであって、従来のガレージにおける雨樋取
付け構造の問題点を解消し、単独施工によっても確実
に、簡単かつ容易に梁を取付けることのでき、しかも特
別な部材を必要とすることなく、従来と同様の製品価格
とすることのできる新しい雨樋取付け構造を提供するこ
とを目的としいる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、所定間隔で立設した複数の柱の
各々の上端から所定勾配で延設する梁に架設した枠材に
屋根パネルが取付けられたガレージにおいて、中空状の
柱の上端縁には雨樋の底部挿入用の切欠部が形成され、
この柱の上端に差し込み固定される梁の端部上面には
ボルトおよびナットによる締め付けにより雨樋背面と結
合する固定金具が配設されており、雨樋の取付けに際し
て、柱上端縁の切欠部に底部を挿入して仮固定された雨
樋が、ボルトおよびナットにより固定金具に固定される
ことを特徴とするガレージの雨樋取付け構造を提供す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明のガレージの雨樋取付け構造につい
てさらに詳しく説明する。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の雨樋取付け構造における
取付け方法を例示した分解斜視図と、その要部拡大図で
ある。例えばこの図1に例示したように、この発明の構
造では、梁(1)を連結する柱(2)の上端縁に切欠部
(3)が形成されており、梁(1)をこの柱(2)に差
し込み固定したのち、雨樋(4)の底部を柱(2)の切
欠部(3)に挿入して雨樋(4)を仮固定するようにし
ている。
【0010】一方、柱(2)に固定した梁(1)の端部
には固定金具(5)が立設されており、仮固定した雨樋
(4)とこの固定金具(5)をボルト(6)とナット
(7)で締め付け固定することによって雨樋(4)を取
付けることができるようにしている。ボルト(6)は、
雨樋(4)背面のボルトレール(8)に端側から挿入し
て移動させ、所定の位置で固定金具(5)に固定すれば
よい。また、図1の拡大図として取付け状態を裏側から
示したように、雨樋(4)の背面に位置決めマーカー
(9)を設けておくことも有効である。雨樋(4)の
部を枠材(側枠)との連結位置に正確に合わせることが
可能となる。
【0011】図2は、この発明の雨樋取付け構造におけ
る梁(1)と柱(2)の構造を例示した分解斜視図であ
る。例えばこの図2に例示した構造の場合には、上端縁
に切欠部(3)を形成した中空状の柱(2)が、その上
端一側面に梁(1)の断面と略同一寸法の切り込み部
(10)を有しており、この切り込み部(10)に、上
方から梁(1)の端部を差し込むようにする。梁(1)
の端部両面には金属板等からなるスペーサー(11)が
貼り付けられており、梁(1)の端部を柱(2)の切り
込み部(10)に上方から差し込むことによって、この
スペーサー(11)が柱(2)の内壁面に密着し、梁
(1)はその所定の勾配角度を保持した状態で仮固定さ
れる。そして、このように梁(1)を仮固定した状態
で、柱(2)の両側からボルト(12)を締め込んで梁
(1)をスペーサー(11)ごと柱(2)に固着するよ
うになっている。
【0012】また、梁(1)には、その前端に枠材(前
枠)固定用の固定金具(5A)を、後端に雨樋(4)固
定用の固定金具(5B)をビス固定している。これらの
固定金具(5A)(5B)は同一の金具を用いることが
でき、固定する対象によって金具を選択する必要はな
く、しかも単一種の金具だけを用意すればよいため、製
品コストの点でも問題はない。
【0013】もちろんこの発明は以上の例によって限定
されるものではなく、細部の形状等については様々な態
様が可能であることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この発明に
よって、ガレージを施工する場合に、単独施工によって
も簡単かつ容易に雨樋を取付けることのできる新しい取
付け構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の雨樋取付け構造における取付け方法
を例示した分解斜視図である。
【図2】この発明の雨樋取付け構造における梁と柱の構
造を例示した分解斜視図である。
【図3】ガレージを例示した斜視図である。
【図4】(a)(b)は、各々、従来の雨樋取付け構造
の一例を示した斜視図および側断面図である。
【図5】従来の雨樋取付け構造の別の例を示した斜視図
およびその要部拡大図である。
【符号の説明】
1 梁 2 柱 3 切欠部 4 雨樋 5 固定金具 6 ボルト 7 ナット 8 ボルトレール 9 位置決めマーカー 10 切り込み部 11 スペーサー 12 ボルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔で立設した複数の柱の各々の上
    端から所定勾配で延設する梁に架設した枠材に屋根パネ
    ルが取付けられたガレージにおいて、中空状の柱の上端
    縁には雨樋の底部挿入用の切欠部が形成され、この柱の
    上端に差し込み固定される梁の端部上面には、ボルトお
    よびナットによる締め付けにより雨樋背面と結合する
    定金具が配設されており、雨樋の取付けに際して、柱上
    端縁の切欠部に底部を挿入して仮固定された雨樋が、ボ
    ルトおよびナットにより固定金具に固定されることを特
    徴とするガレージの雨樋取付け構造。
JP13192496A 1996-05-27 1996-05-27 ガレージの雨樋取付け構造 Expired - Fee Related JP2761206B2 (ja)

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