JP2760803B2 - 連続帳票の検査装置 - Google Patents

連続帳票の検査装置

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JP2760803B2
JP2760803B2 JP63149412A JP14941288A JP2760803B2 JP 2760803 B2 JP2760803 B2 JP 2760803B2 JP 63149412 A JP63149412 A JP 63149412A JP 14941288 A JP14941288 A JP 14941288A JP 2760803 B2 JP2760803 B2 JP 2760803B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷機によってロール紙上に印刷された印
刷バーコードナンバ等の印刷を読み取り、その印刷の適
否を判断し、あるいは印刷バーコードナンバと一般文字
ナンバの少なくともいずれか一方を読み取り、印刷一般
文字ナンバの適否を判断する検査装置に関する。
(従来の技術) まず本発明で照合の対称となるバーコードナンバ及び
一般文字ナンバについて、第5図(a)(b),第6図
を参照して説明する。印刷機によって印刷されるバーコ
ードナンバとは第5図(a)に示す様に、2種の幅の黒
と白の平行バーから成る、媒体上に印刷されたマークの
ことを言う。このバーコードナンバはその両端に英字で
示すスタートコード及びエンドコードがありその内側に
数値を示すバーが並んでいる。またバーの下方に、目視
確認用として各バーが表わす数字として第1の一般文字
ナンバが付記されている。
各数字は2種類の太さの黒バー4本とその間隙の白バ
ー3本により表現され、バーの太さ及びその並び方によ
り、各ナンバー固有のパターンを形成している。このパ
ターンを第5図(b)に示す。第5図(b)以外にも数
字を表現するバーのパターンが異なるものもあるが、第
5図(b)に示したものが現在広く用いられている。
このバーコードナンバ及び第1の一般文字ナンバは印
刷機によってロール紙上に印刷される。例えば印刷機と
してオフセット・フォーム輪転機を用いた場合には、活
版印刷部にバーコードナンバリング機を取付ける。この
バーコードナンバリング機の各字輪が1つずつ数値が増
加又は減少する方向に回転することによって、ロール紙
上に連続的にバーコードナバ及び一般文字ナンバが印刷
される。
次に丁合機上でナンバ印刷ユニットにより印刷される
第2の一般文字ナンバは、第6図に示すようなナンバで
ある。この第2の一般文字ナンバは、丁合機上に設置さ
れた印刷ユニットのナンバシャフトに取付けられたナン
バリング機によって、すでにバーコード及び第1の一般
文字ナンバが印刷されているロール紙を複数枚重ね合わ
せた上に印刷される。ナンバシャフトには通常1軸に複
数のナンバリング機が取付けられており、連続的に第2
の一般文字ナンバを印刷する。第2の一般文字ナンバは
第6図以外にも書体、大きさ等の異なるものがあるが、
第6図に示されたものが現在広く用いられている。
この新たに印刷された第2の印刷一般文字ナンバは、
上下に重ね合わせられたロール紙にそれぞれ印刷済の印
刷バーコードナンバと全て数値が一致していなければな
らない。
(発明が解決しようとする課題) しかし、印刷ユニットのナンバシャフトの動作に不具
合等が生じた場合に、正規の順番とは異なった第2の印
刷一般文字ナンバが印刷されることがある。また複数の
ロール紙を重ね合わせる段階で、丁合機の機械的トラブ
ル等により、異なる数値の印刷バーコードナンバを有す
る部分が上下に重ね合わせられることがある。このよう
な事態を回避するために印刷バーコードナンバと第2の
印刷一般文字ナンバが一致しているかどうかを照合する
作業は、従来は作業者の目視により行われていた。しか
し印刷スピードに合わせてこのような作業を行うこと
は、作業者にとって負担が極めて重く、またコスト上不
利であるという問題があった。さらに、一旦ナンバシャ
フトあるいは丁合機の誤動作等により数値が一致しない
不具合が生じても、その発見がおくれて迅速に処置でき
ず、印刷及び丁合時間、印刷済のロール紙が無駄になる
という問題があった。
本発明は上記事情に鑑み、印刷機によりロール紙上に
印刷された印刷バーコードナンバ等の印刷を読み取って
検査する連続帳票の検査装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的は、印刷機によりロール紙上に連続的に印刷
された印刷バーコードナンバ及び第1の印刷一般文字ナ
ンバのうち少なくとも一方を読取って2値化された第1
の印刷ナンバデータとし、他のロール紙上に連続的に印
刷された第2の印刷一般文字ナンバを読取って2値化さ
れた第2の印刷ナンバデータとし、前記第1の印刷ナン
バデータと前記第2の印刷ナンバデータとを照合してそ
の一致を検査する連続帳票の検査装置であって、前記印
刷バーコードナンバ又は前記第1の印刷一般文字ナンバ
を読取るべき第1のタイミングを決定する手段と、この
決定された第1のタイミングに従い前記印刷バーコード
ナンバ又は前記第1の印刷一般文字ナンバを順次読取っ
て2値化された第1の印刷ナンバデータとする手段と、
前記第2の印刷一般文字ナンバを読取るべき第2のタイ
ミングを決定する手段と、この決定された第2のタイミ
ングに従い前記第2の印刷一般文字ナンバを順次読取っ
て2値化された第2の印刷ナンバデータとする手段と、
前記第1の印刷ナンバデータと前記第2の印刷バーコー
ドナンバデータとを与えられ、両者の間に本来所定の数
値の差がある場合にはこの差を考慮しつつ照合してこの
両者の一致を判断する手段と、この判断手段が前記両者
が一致していないと判断したときに信号を発する手段と
を備えたことを特徴とする連続帳票の検査装置によって
達成される。
また上記目的は、印刷バーコードナンバを読取る場合
に、レーザビーム出力部から出力されたレーザビーム
を、回転多面鏡を回転させることにより印刷バーコード
ナンバに走査し、反射されたレーザビームを集光するこ
とによって行っても達成される。
さらに上記目的は、第1の印刷一般文字ナンバ又は第
2の印刷一般文字ナンバを読取る場合に、第1の印刷一
般文字ナンバ又は第2の印刷一般文字ナンバを画像入力
し、入力された画像データを格納して数値として認識す
ることにより行っても達成される。
(作用) ロール紙に印刷された印刷バーコードナンバ又は第1
の印刷一般文字ナンバを読取るべき第1のタイミングを
決定し、この第1のタイミングに従って印刷バーコード
ナンバ又は第1の印刷一般文字ナンバを順次読取って2
値化された第1の印刷ナンバデータとする。一方、他の
ロール紙に印刷された第2の印刷一般文字ナンバを読取
るべき第2のタイミングを決定し、この第2のタイミン
グに従って第2の印刷一般文字ナンバを順次読取って2
値化された第2の印刷ナンバデータとする。この第2の
印刷ナンバデータと第1の印刷ナンバデータとを与えら
れ、両者の間に本来所定の数値の差がある場合にはこの
差を考慮しつつ照合して両者が一致しているか否かを判
定し、一致していないと判断したときに信号を発する。
印刷バーコードナンバを読取る手段が、レーザビーム
出力部から出力されたレーザビームを、回転多面鏡を回
転させることにより印刷バーコードナンバに走査し、反
射されたレーザビームを集光することによって、印刷バ
ーコードナンバが読取られる。
さらに、第1の印刷一般文字ナンバ又は第2の印刷一
般文字ナンバを読取る手段が、第1の印刷一般文字ナン
バ又は第2の印刷一般文字ナンバを画像入力し、入力さ
れた画像データを格納して数値として認識することによ
って、第1の印刷一般文字ナンバ又は第2の印刷一般文
字ナンバが読取られる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例による印刷ナンバ自動照合判
定装置について説明する。本実施例を適用する対象とな
る丁合機は、複数のロール紙を丁合して連続帳票類とす
るものである。印刷バーコードナンバ及びその周辺に印
刷された第1の印刷一般文字ナンバをオフセットフォー
ム輪転機で連続的に印刷されたロール紙を巻取った巻取
を複数本セットする。各々の巻取を解く方向に回転さ
せ、巻取が解かれた状態のロール紙を、上下に重ね合わ
せる。重ね合わせられた複数枚のロール紙のうち、1番
上のロール紙にナンバ印刷ユニットにより、印刷済の印
刷バーコードナンバと同じ数値の第2の一般文字ナンバ
を印刷する。その後重なり合った部分の一部分をのり付
けした後、一部ごとにカットしたり折ったりして排紙す
る。このようにして複数のページの連続帳票を製作する
ものである。
次に、このような丁合機上に設置された本発明の一実
施例の構成について第1図を用いて説明する。この丁合
機では、3本の巻取1,2,3のロール紙を上下に重ね合わ
せて丁合している。巻取1のロール紙上には、印刷バー
コードナンバ及びその印刷バーコードナンバの下側に第
1の印刷一般文字ナンバが印刷機により連続的に印刷さ
れている。重ね合わせた状態で最も上に来る巻取3のロ
ール紙上に、ナンバ印刷ユニット4におけるナンバ器5
により第2の印刷一般文字ナンバが連続的に印刷され
る。
印刷バーコードナンバ読取り部14は、印刷の方向に流
れる巻取1のロール紙上の印刷バーコードナンバを読取
るものである。この印刷バーコードナンバ読取り部14の
印刷バーコードナンバを読取る部分の構造を第2図に示
す。He-Neガスレーザ出力部31は、レーザビームAを出
力する。このレーザビームAは、レンズ部32を通過した
後、ハーフミラー35及びモータ34で回転している回転多
面鏡33により反射されて、印刷バーコードナンバ30の上
を走査する。印刷バーコードナンバ30を読取る速度は、
レーザビームAが印刷バーコードナンバ30上を単位時間
当たりに走査する回数によるが、この回数はモータ34の
回転速度と回転多面鏡33の面数で決定される。例えば10
面の回転多面鏡33をモータ34が50(rps)で回転させた
場合には、1秒間に500回走査することとなる。これに
より2m/sで流れるロール紙上に1m当たり10個ずつ印刷さ
れた印刷バーコードナンバ30を、1個に対して約2回読
取ることが可能である。印刷バーコードナンバ30を走査
して反射されたレーザビームAは、再び回転多面鏡13に
より反射されてハーフミラー35、集光レンズ36を通過し
た後、受光素子37に集光される。受光素子37は、印刷バ
ーコードナンバ30のパターンを表わすアナログ電流信号
を出力する。
次に、このアナログ電流信号を用いて読取った印刷バ
ーコードナンバを数値変換する、受光素子37以降の部分
のブロック図を第3図に示す。受光素子37が出力したア
ナログ電流信号は、演算増幅器41により電流−電圧変換
されて、アナログ電圧信号として比較器42に与えられ
る。比較器42は、スライス設定回路43が設定した設定値
によりスライスレベルを定めて、演算増幅器41から入力
されたアナログ電圧信号を“1"あるいは“0"の2値化さ
れたデジタル信号にして出力する。この“1"の値は印刷
バーコードナンバ上の白帯の部分を意味し、“0"の値は
印刷バーコードナンバ上の黒帯の部分を意味する。そし
てそれぞれの帯の長さに応じて“1"あるいは“0"のデジ
タル信号が出力される時間の長さが代わることになる。
このそれぞれのデジタル信号の時間の長さを測る回路
が、白帯カウンタ44、黒帯カウンタ45である。白帯カウ
ンタ44は、比較器42からの出力とオシレータ46からの発
振パルス出力がAND回路47を介して入力される。そして
白帯に相当する部分のパルスの数をカウントする。黒帯
カウンタ45は、比較器42からの出力をインバータ54によ
り反転したものと、オシレータ46からの発振パルス出力
がAND回路48を介して入力される。そして黒帯に相当す
る部分のパルスの数をカウントする。それぞれのカウン
タのカウント値は、データバス49を介してCPU50に取込
まれる。
CPU50がそれぞれのカウント値を読む動作について第
4図のフローチャートを用いて説明する。比較器42の出
力を、並列入出力回路53を介して取込み、この出力値が
“1"即ち白帯を読取っている際中か否かを判定する(ス
テップ101)。“1"の場合は白帯を読取っている際中で
あり、その白帯の直前に位置する黒帯の長さを読取るた
めに黒帯カウンタ45の出力するカウンタ値を入力する
(ステップ102)。同時に読取り終わったカウント値を
クリアするため、クリア信号を並列入出力回路53を介し
て黒帯カウンタ45に出力する。逆に比較器42の出力が
“1"でない場合には黒帯を読取っている際中であり、そ
の黒帯の直前の白帯の長さを意味する白帯カウンタ44の
カウント値を入力する(ステップ103)。同時に読取り
終わったカウント値をクリアするため、クリア信号を並
列入出力回路53を介して白帯カウンタ44に出力する。こ
の白帯と黒帯のそれぞれのカウント値を、ROM51に内蔵
されている第5図(b)のコード表と比較して数値に変
換する(ステップ104)。そしてエンドコードを認識す
ると(ステップ105)、変換した結果をデータバス49に
出力する。この変換結果を、直列入出力回路52がシリア
ルデータとして第1図の印刷バーコードナンバ判定部24
へ出力する(ステップ106)。
第1図中の光電スイッチ15は、印刷バーコードナンバ
読取り部14が印刷バーコードナンバを読取るべきタイミ
ングを決定して知らせる。矢印方向に流れているロール
紙上の印刷バーコードナンバがレーザビームAにより走
査される位置へ到達すると、そのことを光電スイッチ15
からタイミング信号として印刷バーコードナンバ読取り
部14が知らされて、タイミング信号が発せられている期
間中に読取る。この期間中に印刷バーコードナンバ読取
り部14が印刷バーコードナンバを読取ることができなか
った場合は、タイミング信号が発せられている期間終了
後に読取り不能信号を印刷バーコードナンバ判定部24に
出力する。
印刷バーコードナンバ判定部24にはバーコードの印刷
が開始される前に、予めオペレータが設定した印刷バー
コードナンバの桁数、チェックデジットの種類等の初期
データが、ホストコンピュータ25から送信される。また
ホストコンピュータ25からは、検査の開始及び終了命令
が印刷バーコードナンバ判定部24に与えられる。検査の
開始命令が出されると、印刷バーコードナンバ読取り部
14から順次読取って2値化した第1の印刷ナンバデータ
を受信する。この第1の印刷ナンバデータが、本来印刷
されるべきナンバデータと一致しているか否かを判定す
る機能を、この印刷バーコードナンバ判定部24に持たせ
てあってもよい。この場合には、例えば次のようにして
判定する。第1回目に読取られた第1の印刷ナンバデー
タを、第2回目以降に本来印刷されるべきナンバデータ
を計算するための基準値とする。この基準値に順次1を
加算、あるいは減算する。この値を本来印刷されるべき
ナンバデータとして順次印刷された第1の印刷ナンバデ
ータと比較する。比較した結果両者に差異があった場合
は、印刷されるべきバーコードとは異なるバーコードが
誤って印刷されたと判断する。また、印刷バーコードナ
ンバの最終桁にいずれかの種類のチェックデジットが設
けられている場合には、そのチェックデジットを用いて
印刷バーコードナンバが正しいか否かを判断する機能を
有していてもよい。さらに印刷バーコードナンバが薄
い、あるいは汚れている等の理由により、印刷バーコー
ドナンバが読取れなかったという読取り不能信号が印刷
バーコードナンバ読取り部14から出力された場合には印
刷不良と判断する。このような、第1の印刷ナンバデー
タが本来印刷されるべきバーコードデータと一致してい
るか否かを判定する機能を印刷バーコードナンバ判定部
24が有していた場合には、いずれかの異常が発生した判
断したときに、その印刷バーコードナンバと異常の種類
をホストコンピュータ25へ送信する。ホストコンピュー
タ25は異常の種類に応じてその印刷バーコードナンバを
プリンタ26に出力したり、警報器27により警報を鳴らす
等の処理を施すことになる。
次にもう一方の、ナンバ印刷ユニット4によりロール
紙の一番上の紙に印刷された第2の印刷一般文字ナンバ
を読取る部分について説明する。CCDカメラ11は、第2
の印刷一般文字ナンバを撮影できる位置に取付けられて
いる。ストロボ12を短時間のみ発光させることにより、
移動するロール紙上の第2の印刷一般文字ナンバを静止
した状態で撮影することができる。このストロボ12を発
光して静止画としてとらえるタイミングを決定する手段
として、光電スイッチ13を用いる。この光電スイッチ13
は、ロール紙上の第2の印刷一般文字ナンバがCCDカメ
ラ11の視野の中心位置に到達したときに反応してストロ
ボ発光要求信号を発生するような位置に設置されてい
る。このストロボ発光要求信号は、タイミングカウンタ
21でカウントされる。タイミングカウンタ21は、この発
光スイッチ13の発生したストロボ発光要求信号を受け
て、カメラ・ストロボコントローラ22にストロボ発光命
令信号を出す。この場合にタイミングカウンタ21は、光
電スイッチからのストロボ発光要求信号を何回受けたら
ストロボ発光命令信号を出力するかを自由に設定するこ
とができるようになっている。カメラ・ストロボコント
ローラ22は、ストロボ発光命令信号を受けるとカメラ同
期信号とのタイミングを調整してストロボ発光信号を出
力する。この信号を受けてストロボ12が発光すると、CC
Dカメラ11により第2の印刷一般文字ナンバが静止画像
として文字認識部23に入力される。文字認識部23は、入
力された静止画像をパターンマッチング法、特徴抽出法
等の一般的数字認識法を用いて、2値化された第2の印
刷ナンバデータとし、ホストコンピュータ25へ転送す
る。
ここでホストコンピュータ25に、ナンバ印刷ユニット
4で印刷された第2の印刷一般文字ナンバが、本来印刷
されるべき一般文字ナンバと一致しているかを判定する
機能を持たせてあってもよい。第1回目に読取られた第
2の印刷ナンバデータを、第2回目以降に本来印刷され
るべきナンバデータを計算するための基準値とし、これ
に順次1を加算あるいは減算する。この値を本来印刷さ
れるべきナンバデータとして、順次印刷された第2の印
刷ナンバデータと比較し、両者に差異があった場合は第
2の印刷一般文字ナンバに異常があると判定し、そのナ
ンバをプリンタ26に出力したり、警報器27により警報を
鳴らしたりする。その他、第2の印刷一般文字ナンバに
チェックデジットがついている場合はそのチェックデジ
ットの値を用いて正否の判断を行い、さらに第2の印刷
一般文字ナンバが薄い、文字が欠けている等品質上問題
がある場合について判断を行ってもよい。
ホストコンピュータ25で行なうもので最も重要かつ不
可欠な作業は、印刷バーコードナンバ判定部24から送ら
れてきた第1の印刷ナンバデータと、文字認識部23から
送られてきた第2の印刷ナンバデータとを照合し、両者
が一致しているか否かを判定することである。この作業
は次のような方法により行う。第1図に示されるよう
に、印刷バーコードナンバ読取り部14で読取る第1の印
刷バーコードナンバと、CCDカメラで読取る第2の印刷
一般文字ナンバとは、両者の読取られる位置が異なって
いるため、数値に一定の差がある。この数値の差は、印
刷バーコードナンバ読取り部14とCCDカメラ11の設置位
置で決定される値であり、一度決定されれば印刷間隔が
変わらない限り一定である。この値を予めホストコンピ
ュータ25に与えておく。そしてホストコンピュータ25に
おいて、第1の印刷ナンバデータと第2の印刷ナンバデ
ータとの両者の数値の差を求め、前述の数値の差と等し
ければ印刷バーコードナンバと第2の印刷一般文字ナン
バとは一致していると判断する。両者の差が予め与えら
れた数値の差と異なるときは、印刷バーコードナンバと
第2の印刷バーコードナンバとのいずれかの印刷に誤り
があると判断して、その印刷バーコードナンバ及び第2
の印刷バーコードナンバをプリンタ26に出力し、警報器
27により警報を鳴らす。ここで、文字認識部23の第2の
印刷バーコードナンバを読取る速度が印刷速度よりも遅
く、全数を読取ることができない場合が多い。このよう
な場合には、ある一定の間隔をあけて間欠的に読取って
印刷バーコードナンバ読取り部で読取った印刷バーコー
ドナンバと照合すればよい。
このように本実施例によれば、複数のロール紙上に印
刷機により印刷された印刷バーコードナンバと、重ね合
わせられたロール紙上に印刷された第2の印刷一般文字
ナンバとを照合して両者が一致しているか否かを自動的
に照合するため、作業者の目視による検査が不要であ
る。これにより作業者の負担が軽減される上に、コスト
削減の効果がある。さらに照合作業が確実でかつ誤印刷
による不具合の発見が速いため、迅速な処置を施すこと
ができる。これにより一旦不具合が生じた後の印刷及び
丁合時間、印刷済のロール紙を無駄にすることがない。
本実施例では、印刷機により印刷された印刷バーコー
ドナンバについて、印刷バーコードナンバ自体を印刷バ
ーコードナンバ読取り部14で読取っているが、印刷バー
コードナンバの下部に印刷された第1の印刷一般文字ナ
ンバを読取って、これをナンバ印刷ユニット4により印
刷された第2の印刷一般文字ナンバと照合してもよい。
この場合には、印刷バーコードナンバ読取り部14及び印
刷バーコードナンバ判定部24の組合せを、CCDカメラ1
1、ストロボ12、タイミングカウンタ21、カメラ・スト
ロボコントローラ22、文字認識部23の組合せに変更すれ
ば良い。
また本実施例では、印刷バーコードナンバは巻取1の
ロール紙のみに印刷されているか、巻取2、巻取3のロ
ール紙にも印刷されている場合には、同様にして印刷バ
ーコードナンバ読取部14、光電スイッチ15、をそれぞれ
に設置してロール紙ごとに読取り、全ての印刷バーコー
ドナンバが一致しているか否かを印刷バーコードナンバ
判定部24で照合すればよい。その後その印刷バーコード
ナンバと第2の印刷一般文字ナンバとを照合することに
なる。
第2の印刷一般文字ナンバがCCDカメラ11の視野の中
心位置に到達したことをカメラ・ストロボコントローラ
22に知らせるために、光電スイッチ13を用いているが、
代わりに丁合機の回転軸からロータリエンコーダ等を用
いてタイミングを決定してもよい。同様に印刷バーコー
ドナンバ読取り部14が印刷バーコードナンバを読取るべ
きタイミングも光電スイッチ14により決定しているが、
代わりに前述の丁合機の回転軸からタイミングを決定し
てもよい。
〔発明の効果〕 異常説明したように本発明の連続帳票の検査装置によ
れば、後に丁合される異なるロール紙上の印刷バーコー
ドナンバ等の印刷を読み取ってその印刷の適否を実時間
で判断することで、作業者の目視検査が不要であり、ま
た印刷不具合が発生した場合に迅速な処理を採ることが
可能で、印刷及び丁合時間、ロール紙の無駄をなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は丁合機上に設置された本発明の一実施例による
印刷ナンバ自動照合判定装置の構成を示す説明図、第2
図は同装置の印刷バーコードナンバ読取り部の印刷バー
コードナンバを読取る構成要素の説明図、第3図は同装
置の同印刷バーコードナンバ読取り部の読取った印刷バ
ーコードナンバを数値化する構成要素の説明図、第4図
は第3図におけるCPUの動作を示すフローチャート、第
5図(a),(b)は本発明が対象とする印刷バーコー
ドナンバの一例を示す説明図、第6図は本発明が対象と
する印刷一般文字ナンバの一例を示す説明図である。 1,2,3……巻取、4……ナンバ印刷ユニット、5……ナ
ンバ器、11……CCDカメラ、12……ストロボ、13,15……
光電スイッチ、14……印刷バーコードナンバ読取り部、
21……タイミングカウンタ、22……カメラ・ストロボコ
ントローラ、23……文字認識部、24……印刷バーコード
ナンバ判定部、25……ホストコンピュータ、26……プリ
ンタ、27……警報器、30……印刷バーコードナンバ、31
……He-Neガスレーザ出力部、32……レンズ部、33……
回転多面鏡、34……モータ、35……ハーフミラー、36…
…集光レンズ、37……受光素子、41……演算増幅器、42
……比較器、43……スライス設定回路、44……白帯カウ
ンタ、45……黒帯カウンタ、46……オシレータ、47,48
……ANDゲート、49……データバス、50……CPU、51……
ROM、52……直列入出力回路、53……並列入出力回路、5
4……インバータ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機によりロール紙上に連続的に印刷さ
    れた印刷バーコードナンバ及び第1の印刷一般文字ナン
    バのうち少なくとも一方を読取って2値化された第1の
    印刷ナンバデータとし、他のロール紙上に連続的に印刷
    された第2の印刷一般文字ナンバを読取って2値化され
    た第2の印刷ナンバデータとし、前記第1の印刷ナンバ
    データと前記第2の印刷ナンバデータとを照合してその
    一致を検査する連続帳票の検査装置であって、 前記印刷バーコードナンバ又は前記第1の印刷一般文字
    ナンバを読取るべき第1のタイミングを決定する手段
    と、 この決定された第1のタイミングに従い前記印刷バーコ
    ードナンバ又は前記第1の印刷一般文字ナンバを順次読
    取って2値化された第1の印刷ナンバデータとする手段
    と、 前記第2の印刷一般文字ナンバを読取るべき第2のタイ
    ミングを決定する手段と、 この決定された第2のタイミングに従い前記第2の印刷
    一般文字ナンバを順次読取って2値化された第2の印刷
    ナンバデータとする手段と、 前記第1の印刷ナンバデータと前記第2の印刷ナンバデ
    ータとを与えられ、両者の間に本来所定の数値の差があ
    る場合にはこの差を考慮しつつ照合してこの両者の一致
    を判断する手段と、 この判断手段が前記両者が一致していないと判断したと
    きに信号を発する手段とを備えたことを特徴とする連続
    帳票の検査装置。
  2. 【請求項2】前記印刷バーコードナンバ読取り手段は、
    レーザビームを出力するレーザビーム出力部と、回転多
    面鏡によって前記レーザビームを前記バーコードナンバ
    に走査するレーザビーム走査部と、前記バーコードナン
    バに走査され反射された前記レーザビームを集光するレ
    ーザビーム集光部とを有する請求項1記載の連続帳票の
    検査装置。
  3. 【請求項3】前記第1の印刷一般文字ナンバ読取り手段
    及び前記第2の印刷一般文字ナンバ読取り手段は、前記
    第1の印刷一般文字ナンバ又は前記第2の印刷一般文字
    ナンバを画像入力する手段と、前記第1のタイミング又
    は前記第2のタイミングに従い前記画像入力手段から入
    力された前記第1の印刷一般文字ナンバの画像データ又
    は前記第2の印刷一般文字ナンバの画像データを格納す
    る手段と、この格納された画像データを数値として認識
    する手段とを有する請求項1又は2記載の連続帳票の検
    査装置。
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