JP2760578B2 - 電波吸収体の製造方法 - Google Patents

電波吸収体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、いわゆる電波無響室内に取付けられる電波
吸収体の製造方法に関する。
(従来の技術) 一般に、パソコン、ワープロ等のように多数の電気回
路により構成される各種電子機器、電気機器からは、そ
の電気回路で発生する種々の電磁波ノイズが放射されて
おり、この電磁波ノイズが外部の他の電子機器等に電波
障害を生じさせる場合がある。そこで、このような電波
障害を防止するために従来には、電波暗室、電波半無響
室、電波無反射室と呼ばれるような電波無響室内でその
ような電子機器等から発生する電磁波ノイズを測定し、
これに基づいて対策を講じている。
この電波無響室には、外来電波を遮蔽する金属製のシ
ールド壁面に覆われた空間が形成されており、このシー
ルド壁面には、測定する電子機器からの電磁波ノイズが
そのシールド壁面で反射することを防止する電波吸収体
が取付けられている。この電波吸収体は、カーボン等の
導電性を有する物質を含んだポリプロピレン樹脂等の抵
抗体により形成されており、測定する電子機器から発射
された電磁波の電気エネルギーを、その抵抗体の発熱作
用により熱エネルギーに変換することで電磁波が反射す
るのを防止するようになっている。
そして、従来このような電波吸収体は、例えば、ピラ
ミッド型の四角錐形状に形成されているものがあり、こ
の四角錐の電波吸収体は、四角錐の斜面に相当し、前記
樹脂により三角平板形状に形成された夫々の被組立部材
の斜辺端部どうしをゴム系の接着剤により接着すること
により四角錐形状を形成するように製造されている。
又、従来には、そのゴム系の接着剤の他にホットメル
ト接着剤(いわゆる樹脂はんだ)により電波吸収体を形
成する製造方法もある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような電波吸収体の製造方法にあ
っては、斜面に相当する被組立部材どうしが接着剤によ
り絶縁されることになり、電波吸収体の性能が低下する
虞れがある。これに対し、導電性を有する接着剤を使用
することも考えられるが、このような接着剤は、高価で
あり、又、ゴム系接着剤と比較すると、硬化後の強度が
低い等の問題があり、あまり使用されていないのが実状
である。
又、このような接着剤により電波吸収体を製造する方
法では、接着剤が硬化するまでに時間がかかり、硬化す
るまで接合部を粘着テープ等の固定部材で仮止めする必
要があり、さらには、硬化後には、このテープを剥がす
作業も必要となり、作業が煩雑である等の問題もあっ
た。
さらに、接着剤は、硬化する際に人体に有害な成分を
発生するものが多く、作業者に対して衛生上の問題を有
していた。
さらには、被組立部材の寸法誤差によりわずかな接着
面がなくなり、組立てることができなくなる場合がある
ので、被組立部材の寸法公差を小さくする必要があり、
これにより加工精度を上げなければならず、このような
加工に費用がかかる等の問題があった。
又、接着剤が硬化するまでは、形状が固定されず、作
業性が悪いばかりが、変形したまま接着剤が硬化する虞
れがあり、これにより全体の形状が変形して電波吸収特
性に悪影響を与える虞れもあった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するために
成されたものであり、比較的簡単な作業により接合部を
導電性良好に確実に接合することができ、所望の形状の
電波吸収体を容易に製造することができる電波吸収体の
製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明は、所望の形状の電
波吸収体に組立られる被組立部材を電波吸収特性を有す
る熱可塑性合成樹脂により形成すると共に、前記被組立
部材の端部に、当該端部に組み合わされる別の端部と重
なり合う重合部を形成しておき、当該別の端部を当該重
合部に重ね合わせた後、外部に対して加熱する加熱手段
により前記重合部の夫々の端部を加熱して融着し、当該
夫々の端部を接合することにより前記電波吸収体を組立
てることを特徴とする。
又、所望の形状の電波吸収体に組立られる被組立部材
を電波吸収特性を有する熱可塑性合成樹脂により形成す
ると共に、前記被組立部材の端部と、当該端部に対して
端面で接合する別の端部とに共に接合される接合部材を
熱可塑性合成樹脂により形成しておき、夫々の端部を端
面が接合するように配置し、前記接合部材を夫々の端部
に重ねて配置した後、外部に対して加熱する加熱手段に
より当該接合部材を加熱して夫々の端部に融着し、夫々
の端部を前記接合部材により接合することにより前記電
波吸収対を組立てることを特徴とする。
(作用) 上記のように構成された本発明は、以下のように作用
する。
予め被組立部材を電波吸収特性を有するすなわち、導
電性の熱可塑性合成樹脂により形成し、この被組立部材
の端部に重合部を形成しておく。
そして、この重合部に別の端部を重ね合わせ、この重
合部の夫々の端部を加熱手段により加熱して融着し、接
合することにより、夫々の端部は導電性良好に確実に接
合することになる。
又、同様に予め被組立部材を電波吸収特性を有する熱
可塑性合成樹脂により形成すると共に、接合部材を電波
吸収特性の有無を問わず熱可塑性合成樹脂により形成し
ておく。
そして、組み合わされる夫々の端部を端面が接合する
ように配置し、接合部材を夫々の端部表面に重複して重
ね合わせ、この接合部材を夫々の端部に加熱手段により
加熱して融着することにより、夫々の端部は、端面が導
電性良好に接触して確実に接合されることになる。
(実施例) 以下に、本発明に係る第1実施例の電波吸収体の製造
方法を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図には、本発明に係る電波吸収体の製造方法によ
り製造される四角錐形状の電波吸収体1が示されてお
り、この電波吸収体1は、図示するように電波吸収特性
を有する合成樹脂により形成された樹脂板2を折り曲
げ、接合することにより形成されている。
この樹脂板2は、ポリプロピレン樹脂にカーボンを混
合した合成樹脂材で、相互に所定の間隔を有している内
側と外側との壁板と、これらに対して垂直方向を向き、
夫々の壁板を連結する多数の相互に平行をなす連結板と
を形成してなるいわゆるプラスチックダンボール、Hボ
ードと呼ばれる断面ダンボール形状の電波吸収特性を有
する熱可塑性合成樹脂である。又、この樹脂板2には、
組立の際に他端に重ね合わせて接合されるいわゆるのり
しろに相当する重合部3が形成されている。
そして、この樹脂板2は、四角錐の夫々の斜辺に相当
する折曲部4とその重合部3の夫々が折り曲げられ、重
合部3が他端に接合することにより四角錐形状の電波吸
収体1が形成されるようになっている。
このような電波吸収体1を製造する様子を、第2図〜
第9図に基づいて説明する。尚、第2図〜第5図には、
理解を容易とするように長方形の樹脂板2を折り曲げる
様子が示されているが、実際には、樹脂板2は、上記の
とおり四角錐の展開形状であり、又、折曲部4は、上記
のとおり四角錐の夫々の斜辺に相当するものである。
まず、上記のような合成樹脂により形成された樹脂板
2を、四角錐の一斜辺を切断して展開した展開形状に形
成すると共に、その一斜辺に相当する一端部には前記重
合部3を形成しておく。
次に、夫々の折曲部4及び重合部3を第2図〜第5図
に示す方法で折り曲げる。
第2図、第3図に示すように、樹脂板2の折曲部4に
合せてこの折曲部4を加熱する棒状ヒータ5を樹脂板2
に押し当てる。この棒状ヒータ5は、金属管内部に電気
的には絶縁され、熱的には密に金属管に結合されている
電熱線により外部に対して加熱することができるように
なっており、上記のように樹脂板2に押し当てられる
と、その折曲部4を加熱して軟化させる。
そして、第4図に示すようにこの棒状ヒータ5を折曲
部4に押し当てたまま、この棒状ヒータ5により分けら
れた樹脂板2の一方を持ち上げ、樹脂板2を所定の角度
(ここでは90゜)に折り曲げ、この折り曲げを終了する
と、第5図に示すように棒状ヒータ5を取り除き、折曲
部4を自然冷却して硬化させる。
このようにして夫々の折曲部4及び重合部3を折り曲
げることにより、平板状の樹脂板2を四角錐形状に成形
する。
次に、第6図〜第9図に示すように、重合部3を他端
に接合させる。
まず、第6図に示すように、上記した折り曲げにより
形成された重合部3を他端に重ね合わせる。
さらに、第7図に示すように、この重合部3の表面を
いわゆるヒートガン6により加熱する。このヒートガン
6は、図示するように本体に取付けられたノズル7から
200〜300℃の熱風を比較的狭い範囲で吹出すものであ
り、従来一般に市販されている器具である。
そして、このノズル7から吹出される熱風により重合
部3は、第8図に示すように軟化すると共に、重ね合わ
されている他端にもこの熱風による熱が伝達され、この
他端も同様に軟化する。このとき、加熱し過ぎによる外
観の変形を防止するために加熱時間を加減することが望
ましい。又、このような加熱は、任意の箇所に部分的に
又は、全体に連続的に行なっても良く、強度を向上させ
るには連続的に、外観の仕上をきれいにするには部分的
に加熱すれば良い。
すると、重合部3及びその他端は、第9図に示すよう
に接触面が融着し、加熱を停止することにより融着した
まま硬化して確実に接合し、四角錐形状の電波吸収体1
が形成される。
したがって、予め四角錐の展開形状に形成された樹脂
板2を、折曲部4及び重合部3を棒状ヒータ5により加
熱して折り曲げることにより四角錐形状に形成し、さら
に、重合部3と他端とをヒートガン6により加熱して溶
着させ、接合することにより四角錐形状の電波吸収体1
を形成することができるので、重合部3と他端とは溶着
しており、導電性が良好であり、又折り曲げ、接合作業
は、棒状ヒータ5、ヒートガン6により加熱するだけで
良く、しかも硬化すると形状が固定されるので、作業が
容易になる。
次に、本発明に係る第2実施例の電波吸収体の製造方
法を第10図〜第15図に基づいて説明する。尚、第1実施
例において説明した部材と同一の部材には、同一符号を
付してある。
第10図には、第1実施例と同様の四角錐形状の電波吸
収体10が示されており、この電波吸収体10は、図示する
ように樹脂板2の端部を接合板11により接合することに
より形成されている。
この接合板11は、樹脂板2と同様の電波吸収特性を有
する導電性の熱可塑性合成樹脂により形成された平板状
のものであり、樹脂板2と同様に加熱により軟化して樹
脂板2に溶着、接合して樹脂板2の端部同志を接合さ
せ、四角錐形状の電波吸収体10を形成するようになって
いる。
このような電波吸収体10を製造する様子を、第11図〜
第15図に基づいて説明する。
まず、第11図に示すように、樹脂板2を四角錐の展開
形状に形成する。この樹脂板2には、接合する端部の一
方に、前記のりしろと同様の形状の接合凸部12を、他方
に、この接合凸部12の端面が接合する形状の接合凹部13
を形成してある。
そして、第12図に示すように、その樹脂板2を、第1
実施例と同様に、棒状ヒータ5(図示省略する)により
夫々の折曲部4を直角に折り曲げ、四角錐を形成する。
次に、第13図に示すように、接合凸部12と接合凹部13
とを端面が接触するように配置すると共に、接合板11を
これらの接合凸部12及び接合凹部13とに共に接触するよ
うに重ねる。
そして、このように配置された接合板11を、第14図に
示すように第1実施例と同様に、ヒートガン6のノズル
7から吹出される熱風により加熱して軟化させる共に、
重ね合わされている接合凸部12及び接合凹部13もこの熱
風により同様に軟化させる。すると、接合板11、接合凸
部12及び接合凹部13は、第15図に示すように夫々の接触
面が融着し、加熱を停止することにより融着したまま硬
化して確実に接合し、四角錐形状の電波吸収体1が形成
される。
したがって、予め四角錐の展開形状に形成された樹脂
板2を、折曲部4を棒状ヒータ5により加熱して折り曲
げることにより四角錐形状に形成し、さらに、接合板11
をヒートガン6により加熱して接合凸部12及び接合凹部
13に融着させ、接合凸部12及び接合凹部13を接合するこ
とにより四角錐形状の電波吸収体1を形成するので、接
合凸部12と接合凹部13重合部3とは溶着し、導電性が良
好であり、又折り曲げ、接合作業は、第1実施例と同様
に棒状ヒータ5、ヒートガン6により加熱するだけで良
く、しかも硬化すると形状が固定するので、作業が容易
となる。
又、この他に例えば第16図に示すように、四角錐の底
面から頂点にかけて底面に対して直交する切断面により
四角錐を切断して展開した形状の樹脂板2を2つ形成
し、夫々の端部を上記のように接合板11により接合して
四角錐形状の電波吸収体を形成しても良い。この場合に
は、第17図に示すように四角錐の一斜面に相当する三角
形の斜辺に、隣接する斜面となる三角形の底辺が1/2と
なった直角三角形の斜辺を接続した形状、すなわち、前
述したとおり四角錐の底面から頂点にかけて底面に対し
て直交する切断面により四角錐を切断して展開した形状
の樹脂板2を形成する。
次に、この樹脂板2を第18図に示すように、第1及び
第2実施例と同様に棒状ヒータ5により夫々の折曲部4
で直角に折り曲げ、このように形成された樹脂板2を2
つ用意する。
そして、夫々の樹脂板2を、前記切断面に相当する端
面を当接させて四角錐を形成するように配置し、第2実
施例と同様に夫々の端部に接触するように接合板11を重
ね、この接合板11及び当接しているそれぞれの端部を、
第2実施例と同様にヒートガン6により加熱して軟化さ
せ、夫々を融着、硬化させて接合することにより、四角
錐形状の電波吸収体1を形成する。
尚、本実施例にあっては、樹脂板2は、ポリプロピレ
ンにカーボンを添加した合成樹脂を例示したが、これに
限ることなく、基材となる樹脂は、熱可塑性の樹脂で良
く、添加材は、適度な固体抵抗率を有する導電性材料で
あれば良く、又、樹脂板2は、断面ダンボール形状に限
ることなく、板状であれば良いのはもちろんである。
又、本実施例にあっては、樹脂板2を折り曲げる際に
加熱するものとして棒状ヒータ5を例示したが、これに
限ることなく、例えば、金属棒を電熱器等で加熱してお
き、この金属棒により樹脂板2を加熱するようにしても
良く、又、電熱線で直接的に加熱するようにしても良い
のはもちろんである。
さらに、本実施例にあっては、溶着、接合するために
加熱するものとして、ヒートガン6を例示したがこれに
限ることなく、折り曲げに使用した棒状ヒータ5、上記
金属棒、電熱線、半田鏝等により直接的に加熱させるも
のであっても良いのはもちろんである。
さらには、第2実施例にあって、接合板11は、電波吸
収特性を有する導電性の熱可塑性合成樹脂により形成さ
れた平板状のものを例示したが、導電性がない単なる熱
可塑性合成樹脂であっても良い。これは、接合板11が樹
脂板2に溶着、接合することにより樹脂板2の端部同志
が接合するので、接合板11の導電性の有無に関係なく、
導電性良好に接合するからである。
(発明の効果) 以上の説明により明らかように、本発明にあっては以
下のような効果を奏す。
重合部を加熱手段により加熱することにより、夫々の
端部が融着し、確実に接合されるので、接合部の強度が
向上すると共に、加熱するだけの比較的簡単かつ短時間
の作業により接合部を導電性良好に接合することがで
き、電波吸収特性が良好な電波吸収体を容易に製造する
ことができる。
又、接合部材を夫々の端部に加熱手段により加熱して
融着することにより、夫々の端部は端面が導電性良好に
接触して確実に接合されるので、同様に接合部の強度が
向上すると共に、加熱するだけの比較的簡単かつ短時間
の作業により接合部を導電性良好に接合することがで
き、電波吸収特性が良好な電波吸収体を容易に製造する
ことができる。
さらに、被組立部材を加熱手段により加熱して所望の
形状に折り曲げることにより、被組立部材の形状が固定
され、作業性が向上すると共に、全体の形状が所望の形
状に固定されるので電波吸収特性に悪影響を与えること
がなくなる。
さらには、被組立部材を前記展開形状に形成し、加熱
手段により加熱して折り曲げ、所望の形状に形成するの
で、被組立部材を比較的大きい寸法公差で形成しても組
み立てることができ、加工コストを低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る第1実施例の電波吸収体の製造
方法により製造される電波吸収体の外観図、 第2図〜第5図は、第1図に示す電波吸収体のの折曲部
及び重合部を折り曲げる様子を示す説明図、 第6図〜第9図は、第1図に示す電波吸収体の重合部を
接合させる様子を示す説明図、 第10図〜第15図は、本発明に係る第2実施例の電波吸収
体の製造方法の説明図、 第16図〜第18図は、第2実施例の態様図である。 1……電波吸収体、2……樹脂板(被組立部材)、3…
…重合部、4……折曲部、5……棒状ヒータ(加熱手
段)、6……ヒートガン(加熱手段)、7……ノズル、
10……電波吸収体、11……接合板(接合部材)、12……
接合凸部、13……接合凹部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の形状の電波吸収体に組立られる被組
    立部材を電波吸収特性を有する熱可塑性合成樹脂により
    形成すると共に、前記被組立部材の端部に、当該端部に
    組み合わされる別の端部と重なり合う重合部を形成して
    おき、当該別の端部を当該重合部に重ね合わせた後、外
    部に対して加熱する加熱手段により前記重合部の夫々の
    端部を加熱して融着し、当該夫々の端部を接合すること
    により前記電波吸収体を組立てることを特徴とする電波
    吸収体の製造方法。
  2. 【請求項2】所望の形状の電波吸収体に組立られる被組
    立部材を電波吸収特性を有する熱可塑性合成樹脂により
    形成すると共に、前記被組立部材の端部と、当該端部に
    対して端面で接合する別の端部とに共に接合される接合
    部材を熱可塑性合成樹脂により形成しておき、夫々の端
    部を端面が接合するように配置し、前記接合部材を夫々
    の端部に重ねて配置した後、外部に対して加熱する加熱
    手段により当該接合部材を加熱して夫々の端部に融着
    し、夫々の端部を前記接合部材により接合することによ
    り前記電波吸収体を組立てることを特徴とする電波吸収
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】前記被組立部材及び前記重合部は、前記加
    熱手段により所定の折曲部を局部的に加熱して軟化させ
    た後、当該折曲部を所望の形状に折り曲げてなる請求項
    1又は2記載の電波吸収体の製造方法。
  4. 【請求項4】前記被組立部材は、四角錐の電波吸収体を
    構成する形状であって、当該四角錐の底面から頂点にか
    けて底面に対して直交する切断面により前記四角錐を切
    断し展開してなる展開形状の2つの被組立部材からな
    り、当該被組立部材の内の、前記四角錐の一面となる三
    角形の斜辺に相当する斜辺部を、前記加熱手段により局
    部的に加熱して軟化させた後、当該折曲部の夫々を前記
    三角形に対して同一方向で直角に折り曲げてなる請求項
    1又は2記載の電波吸収体の製造方法。
  5. 【請求項5】前記被組立部材は、四角錐の電波吸収体を
    構成する形状であって、当該四角錐を一斜辺で切断し展
    開してなる展開形状の被組立部材であり、当該被組立部
    材の内の、前記一斜辺以外の斜辺に相当する斜辺部を、
    前記加熱手段により局部的に加熱して軟化させた後、当
    該斜辺部の夫々を前記四角錐を形成するように直角に折
    り曲げてなる請求項1又は2記載の電波吸収体の製造方
    法。
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