JP2760208B2 - 高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法 - Google Patents
高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JP2760208B2 JP2760208B2 JP4105538A JP10553892A JP2760208B2 JP 2760208 B2 JP2760208 B2 JP 2760208B2 JP 4105538 A JP4105538 A JP 4105538A JP 10553892 A JP10553892 A JP 10553892A JP 2760208 B2 JP2760208 B2 JP 2760208B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- silicon steel
- magnetic flux
- flux density
- annealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高い磁束密度を有す
る珪素鋼板の製造方法に関する。
る珪素鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】珪素鋼板は優れた軟磁気特性を有するた
め、従来から電力用の磁心や回転機用の材料として大量
に使用されてきた。近年、省エネルギーや省資源の観点
から変圧器、回転機などの電気機器の効率化、小型化が
強く要求され、これに伴いその鉄心用材料である珪素鋼
板にもより優れた磁気特性が要求されるようになってき
た。この珪素鋼板の磁気特性はSi添加量の増加ととも
に向上し、特に6.5wt%付近で最高の透磁率を示
し、さらに電気抵抗も高くなることから鉄損も小さくな
ることが知られている。上記のような用途のうち、主に
トランス用の鉄心用材料には、トランスの小型化のため
に高い磁束密度を有することが要望されており、これに
は方向性珪素鋼板のような特性が適している。
め、従来から電力用の磁心や回転機用の材料として大量
に使用されてきた。近年、省エネルギーや省資源の観点
から変圧器、回転機などの電気機器の効率化、小型化が
強く要求され、これに伴いその鉄心用材料である珪素鋼
板にもより優れた磁気特性が要求されるようになってき
た。この珪素鋼板の磁気特性はSi添加量の増加ととも
に向上し、特に6.5wt%付近で最高の透磁率を示
し、さらに電気抵抗も高くなることから鉄損も小さくな
ることが知られている。上記のような用途のうち、主に
トランス用の鉄心用材料には、トランスの小型化のため
に高い磁束密度を有することが要望されており、これに
は方向性珪素鋼板のような特性が適している。
【0003】方向性珪素鋼板の製造方法に関する従来の
技樹としては、AlN、MnSなどをインヒビターとし
て利用し、最終の高温焼鈍過程で{110}〈001〉
方位を二次再結晶させて、磁化容易軸である〈001〉
軸を圧延方向に高度に集積させる方法が知られている。
この方法による最大Si含有量は、3.5%程度である
(以下、この技術をインヒビター法という)。この種の
鋼板の製造に当っては、冷間圧延−焼鈍を組み合わせ
て、最終の焼鈍段階での二次再結晶過程を通じて(11
0)〈001〉方位の発達を図っている。
技樹としては、AlN、MnSなどをインヒビターとし
て利用し、最終の高温焼鈍過程で{110}〈001〉
方位を二次再結晶させて、磁化容易軸である〈001〉
軸を圧延方向に高度に集積させる方法が知られている。
この方法による最大Si含有量は、3.5%程度である
(以下、この技術をインヒビター法という)。この種の
鋼板の製造に当っては、冷間圧延−焼鈍を組み合わせ
て、最終の焼鈍段階での二次再結晶過程を通じて(11
0)〈001〉方位の発達を図っている。
【0004】一方、鋼中のSi含有量が4.0wt%よ
りも多くなると延性が急激に低下するために、通常の冷
間圧延ができず、工業的規模での高Si鋼板の製造は非
常に困難になる。
りも多くなると延性が急激に低下するために、通常の冷
間圧延ができず、工業的規模での高Si鋼板の製造は非
常に困難になる。
【0005】近年、高珪素鉄合金をベースとした鉄心材
料に関する以下に示すようないくつかの提案がなされて
いる。 (1) 特開昭61−166923号、特開昭62−1
03321号では、6. 5%Si−Fe合金の
熱間圧延板の組織調整により、冷間圧延による6.
5%Si鋼板の薄板製造法が提案されている。 (2) 特公昭59−53694号、特公昭60−32
75号では、溶解した高Si−Fe合金を超急冷凝固
(通常、冷却速度は105℃/sec以上)させて、直
接薄帯を得る方法が提案されている。 (3) 特公昭38−26263号、特開昭62−22
7078号では、Siの拡散浸透処理法による高珪素鋼
板の製造方法が提案されている。珪素−鉄合金では、S
i含有量が少ないほど加工性が向上するので、Si含有
量の少ない状態で冷間圧延し、その後、滲珪処理によっ
て鋼板中のSi含有量を増加させ、最終的にSi含有量
を4.0〜7.0wt%に調整し高珪素鋼板を得るもの
である。 これまでの高珪素鋼板の製造に関する提案によれば、そ
の磁束密度は6.5%Siで、B8=1.10〜1.2
5(T)程度である。
料に関する以下に示すようないくつかの提案がなされて
いる。 (1) 特開昭61−166923号、特開昭62−1
03321号では、6. 5%Si−Fe合金の
熱間圧延板の組織調整により、冷間圧延による6.
5%Si鋼板の薄板製造法が提案されている。 (2) 特公昭59−53694号、特公昭60−32
75号では、溶解した高Si−Fe合金を超急冷凝固
(通常、冷却速度は105℃/sec以上)させて、直
接薄帯を得る方法が提案されている。 (3) 特公昭38−26263号、特開昭62−22
7078号では、Siの拡散浸透処理法による高珪素鋼
板の製造方法が提案されている。珪素−鉄合金では、S
i含有量が少ないほど加工性が向上するので、Si含有
量の少ない状態で冷間圧延し、その後、滲珪処理によっ
て鋼板中のSi含有量を増加させ、最終的にSi含有量
を4.0〜7.0wt%に調整し高珪素鋼板を得るもの
である。 これまでの高珪素鋼板の製造に関する提案によれば、そ
の磁束密度は6.5%Siで、B8=1.10〜1.2
5(T)程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】6.5%Si鋼板は、
3%Si方向性珪素鋼板に比べて飽和磁束密度が1.8
Tと低いことに加えて、高温でもα単相であるため上記
のインヒビター法を適用した(110)〈001〉方位
への集積が難しく、高い磁束密度を有する6.5%Si
鋼板を安定して製造することは困難である。商用周波数
で使用する電気機器の設計磁束密度は、1.0T以上に
設定されることから、上記(1)〜(3)の従来技術に
よる高Si鋼板の磁気特性のままでは、6.5%Si鋼
板のほうが3%Si方向性珪素鋼板よりも1.0T以上
の鉄損は高くなるため、商用周波数用途では1.0T以
上の高磁束密度域での使用は制限される。
3%Si方向性珪素鋼板に比べて飽和磁束密度が1.8
Tと低いことに加えて、高温でもα単相であるため上記
のインヒビター法を適用した(110)〈001〉方位
への集積が難しく、高い磁束密度を有する6.5%Si
鋼板を安定して製造することは困難である。商用周波数
で使用する電気機器の設計磁束密度は、1.0T以上に
設定されることから、上記(1)〜(3)の従来技術に
よる高Si鋼板の磁気特性のままでは、6.5%Si鋼
板のほうが3%Si方向性珪素鋼板よりも1.0T以上
の鉄損は高くなるため、商用周波数用途では1.0T以
上の高磁束密度域での使用は制限される。
【0007】従来、高珪素鋼板の製造方法として、所謂
Si拡散浸透処理法が知られている。このSi拡散浸透
処理方法としては、例えば、SiCl4を含有する無酸
化ガス雰囲気中で鋼板の表面にSiを蒸着させ、次い
で、SiCl4を含有しない無酸化ガス雰囲気中で鋼板
を拡散処理し、蒸着させたSiを鋼板中に拡散させ、か
くして、Siを均質に含有させた高珪素鋼板を得るもの
である。このようなSi拡散浸透処理方法では、Siの
拡散浸透過程で磁束密度を支配する組織(結晶粒径、集
合組織)が決定されてしまう。したがって、磁束密度を
向上させるには、Siの拡散浸透処理条件の最適化だけ
では限界がある。
Si拡散浸透処理法が知られている。このSi拡散浸透
処理方法としては、例えば、SiCl4を含有する無酸
化ガス雰囲気中で鋼板の表面にSiを蒸着させ、次い
で、SiCl4を含有しない無酸化ガス雰囲気中で鋼板
を拡散処理し、蒸着させたSiを鋼板中に拡散させ、か
くして、Siを均質に含有させた高珪素鋼板を得るもの
である。このようなSi拡散浸透処理方法では、Siの
拡散浸透過程で磁束密度を支配する組織(結晶粒径、集
合組織)が決定されてしまう。したがって、磁束密度を
向上させるには、Siの拡散浸透処理条件の最適化だけ
では限界がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような問題に鑑
み、本発明者らは高珪素鋼板の磁束密度を向上させるべ
く、Si拡散浸透処理前の素材鋼板の製造方法について
検討を行い、この素材鋼板を特定の条件で圧延および熱
処理することにより、Si拡散浸透処理後に高い磁束密
度が得られることを見出した。また、さらに検討を進め
た結果、高珪素鋼スラブから圧延だけで高珪素鋼板を製
造する方法においても、その圧延および熱処理条件の適
正化により高い磁束密度が得られることが判明した。本
発明は、このような知見に基づきなされたもので、その
特徴とするところは以下の通りである。
み、本発明者らは高珪素鋼板の磁束密度を向上させるべ
く、Si拡散浸透処理前の素材鋼板の製造方法について
検討を行い、この素材鋼板を特定の条件で圧延および熱
処理することにより、Si拡散浸透処理後に高い磁束密
度が得られることを見出した。また、さらに検討を進め
た結果、高珪素鋼スラブから圧延だけで高珪素鋼板を製
造する方法においても、その圧延および熱処理条件の適
正化により高い磁束密度が得られることが判明した。本
発明は、このような知見に基づきなされたもので、その
特徴とするところは以下の通りである。
【0009】(1) Si:3.0〜7.0wt%、残
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板の製造方
法において、素材を熱間圧延し、その後の冷間圧延にお
いて圧延率を85〜92%として所定板厚とし、その
後、無酸化性ガス雰囲気中において500℃/hr以下
の加熱速度で徐加熱焼鈍し、次いで、800〜1200
℃の温度範囲で最終焼鈍することを特徴とする高い磁束
密度を有する珪素鋼板の製造方法。
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板の製造方
法において、素材を熱間圧延し、その後の冷間圧延にお
いて圧延率を85〜92%として所定板厚とし、その
後、無酸化性ガス雰囲気中において500℃/hr以下
の加熱速度で徐加熱焼鈍し、次いで、800〜1200
℃の温度範囲で最終焼鈍することを特徴とする高い磁束
密度を有する珪素鋼板の製造方法。
【0010】(2) Si:3.0〜7.0wt%、残
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板の製造方
法において、素材を熱間圧延し、その後の冷間圧延にお
いて圧延率を85〜92%として所定板厚とし、その
後、無酸化性ガス雰囲気中において500〜800℃の
温度で0.5時間以上の箱焼鈍を行い、次いで、800
〜1200℃の温度範囲で最終焼鈍することを特徴とす
る高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法。
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板の製造方
法において、素材を熱間圧延し、その後の冷間圧延にお
いて圧延率を85〜92%として所定板厚とし、その
後、無酸化性ガス雰囲気中において500〜800℃の
温度で0.5時間以上の箱焼鈍を行い、次いで、800
〜1200℃の温度範囲で最終焼鈍することを特徴とす
る高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法。
【0011】(3) Si:3.0〜7.0wt%、残
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板をSiの
拡散浸透処理により製造する方法において、素材を熱間
圧延し、その後の冷間圧延において圧延率を85〜92
%として所定板厚とし、その後、無酸化性ガス雰囲気中
において500℃/hr以下の加熱速度で徐加熱焼鈍
し、次いで、Siの拡散浸透処理を施し、Siを鋼板中
に拡散させることを特徴とする高い磁束密度を有する珪
素鋼板の製造方法。
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板をSiの
拡散浸透処理により製造する方法において、素材を熱間
圧延し、その後の冷間圧延において圧延率を85〜92
%として所定板厚とし、その後、無酸化性ガス雰囲気中
において500℃/hr以下の加熱速度で徐加熱焼鈍
し、次いで、Siの拡散浸透処理を施し、Siを鋼板中
に拡散させることを特徴とする高い磁束密度を有する珪
素鋼板の製造方法。
【0012】(4) Si:3.0〜7.0wt%、残
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板をSiの
拡散浸透処理により製造する方法において、素材を熱間
圧延し、その後の冷間圧延において圧下率を85〜92
%として所定板厚とし、その後、無酸化性ガス雰囲気中
において500〜800℃の温度で0.5時間以上の箱
焼鈍を行い、次いで、Siの拡散浸透処理を施し、Si
を鋼板中に拡散させることを特徴とする高い磁束密度を
有する珪素鋼板の製造方法。
部Feおよび不可避的不純物からなる珪素鋼板をSiの
拡散浸透処理により製造する方法において、素材を熱間
圧延し、その後の冷間圧延において圧下率を85〜92
%として所定板厚とし、その後、無酸化性ガス雰囲気中
において500〜800℃の温度で0.5時間以上の箱
焼鈍を行い、次いで、Siの拡散浸透処理を施し、Si
を鋼板中に拡散させることを特徴とする高い磁束密度を
有する珪素鋼板の製造方法。
【0013】
【作用】以下、本発明の詳細とその限定理由について説
明する。まず、鋼の化学組成の限定理由を説明する。 Si:Si濃度の調整は溶解−造塊の段階で行っても、
また、Siの拡散浸透処理で行ってもよく、最終的に
3.0〜7.0wt%の範囲に調整する。Siは電気抵
抗を高めて渦電流損失を低減させる効果があるが、3.
0wt%未満ではその効果が十分に現われない。一方、
7.0wt%を超えると、飽和磁束密度が低下し且つコ
スト高となる。したがって、Siは3.0〜7.0wt
%の範囲に限定する。
明する。まず、鋼の化学組成の限定理由を説明する。 Si:Si濃度の調整は溶解−造塊の段階で行っても、
また、Siの拡散浸透処理で行ってもよく、最終的に
3.0〜7.0wt%の範囲に調整する。Siは電気抵
抗を高めて渦電流損失を低減させる効果があるが、3.
0wt%未満ではその効果が十分に現われない。一方、
7.0wt%を超えると、飽和磁束密度が低下し且つコ
スト高となる。したがって、Siは3.0〜7.0wt
%の範囲に限定する。
【0014】また、Al、Mnについては、以下のよう
な範囲とすることが好ましい。 Al:特に限定されるものではないが、Si拡散浸透処
理によりSiの富化処理を行う場合、Alが0.01w
t%を超えると、Siの拡散浸透処理中にAlNやAl
2O3が鋼板中に析出し、これらの析出物が鋼板の磁気特
性を劣化させる。したがって、Si拡散浸透処理を行う
場合にはAlの含有量は0.01wt%以下とすること
が望ましい。
な範囲とすることが好ましい。 Al:特に限定されるものではないが、Si拡散浸透処
理によりSiの富化処理を行う場合、Alが0.01w
t%を超えると、Siの拡散浸透処理中にAlNやAl
2O3が鋼板中に析出し、これらの析出物が鋼板の磁気特
性を劣化させる。したがって、Si拡散浸透処理を行う
場合にはAlの含有量は0.01wt%以下とすること
が望ましい。
【0015】Mn: Mnは熱間圧延時の展延性を改善
するため添加することができる。この効果は、0.01
wt%以上添加することにより認められる。また、Mn
を0.1〜0.5wt%程度添加すると透磁率が向上す
る。したがって、Mnは0.01〜0.5wt%、望ま
しくは0.1〜0.5wt%の範囲で添加するのが好ま
しい。
するため添加することができる。この効果は、0.01
wt%以上添加することにより認められる。また、Mn
を0.1〜0.5wt%程度添加すると透磁率が向上す
る。したがって、Mnは0.01〜0.5wt%、望ま
しくは0.1〜0.5wt%の範囲で添加するのが好ま
しい。
【0016】次に、製造方法について説明する。本発明
法では、高珪素鋼スラブから圧延だけで高珪素鋼板を製
造する場合と、素材鋼板をSi拡散浸透処理して高珪素
鋼板を製造する場合とがあるが、以下に述べる冷間圧延
後の徐加熱焼鈍または箱焼鈍までの処理条件は、いずれ
の製造方式の場合にも妥当する。
法では、高珪素鋼スラブから圧延だけで高珪素鋼板を製
造する場合と、素材鋼板をSi拡散浸透処理して高珪素
鋼板を製造する場合とがあるが、以下に述べる冷間圧延
後の徐加熱焼鈍または箱焼鈍までの処理条件は、いずれ
の製造方式の場合にも妥当する。
【0017】熱間圧延工程におけるスラブ加熱温度は1
100℃〜1250℃の範囲が好ましい。スラブ加熱温
度が1100℃未満では、圧延時の仕上温度を確保する
ことが難しくなり、一方、加熱温度が1250℃を超え
ると、表面スケールの溶融が生じてしまう。熱延仕上温
度は、表面歪の残留を防止するという観点から750℃
以上が望ましい。熱延巻取温度は、酸洗性との兼ね合い
で550℃〜650℃が適当であり、550℃未満では
熱延仕上温度との関連から操業上困難を伴い、一方、6
50℃を超えると、表面酸化膜が厚く生成するという問
題がある。また、熱延後は熱延板焼鈍を行ってもよい。
この熱延板焼鈍温度は750〜1050℃程度が好まし
く、通常は800〜1000℃で5分以内の連続焼鈍を
行うが、800〜1000℃で箱焼鈍を行ってもよい。
100℃〜1250℃の範囲が好ましい。スラブ加熱温
度が1100℃未満では、圧延時の仕上温度を確保する
ことが難しくなり、一方、加熱温度が1250℃を超え
ると、表面スケールの溶融が生じてしまう。熱延仕上温
度は、表面歪の残留を防止するという観点から750℃
以上が望ましい。熱延巻取温度は、酸洗性との兼ね合い
で550℃〜650℃が適当であり、550℃未満では
熱延仕上温度との関連から操業上困難を伴い、一方、6
50℃を超えると、表面酸化膜が厚く生成するという問
題がある。また、熱延後は熱延板焼鈍を行ってもよい。
この熱延板焼鈍温度は750〜1050℃程度が好まし
く、通常は800〜1000℃で5分以内の連続焼鈍を
行うが、800〜1000℃で箱焼鈍を行ってもよい。
【0018】次いで、冷間圧延とそれに続く熱処理(最
終焼鈍またはSi拡散浸透処理)が行われるが、この冷
間圧延の圧延率と続く熱処理の加熱過程での徐加熱焼鈍
が、本発明における最も重要な要件となる。すなわち、
冷間圧延の圧延率を85〜92%の範囲とし、その後、
無酸化性ガス雰囲気中で500℃/hr以下の加熱速度
で徐加熱焼鈍を行うものであり、これにより最終製品の
磁気特性を向上させることができる。このように圧延率
85〜92%の冷間圧延後に500℃/hr以下の加熱
速度で徐加熱焼鈍を行った場合に磁気特性が向上する理
由は、強圧延によって形成された強い(100)〈0V
W〉圧延集合組織が、再結晶−粒成長する過程で優先成
長を助長するためと考えられる。
終焼鈍またはSi拡散浸透処理)が行われるが、この冷
間圧延の圧延率と続く熱処理の加熱過程での徐加熱焼鈍
が、本発明における最も重要な要件となる。すなわち、
冷間圧延の圧延率を85〜92%の範囲とし、その後、
無酸化性ガス雰囲気中で500℃/hr以下の加熱速度
で徐加熱焼鈍を行うものであり、これにより最終製品の
磁気特性を向上させることができる。このように圧延率
85〜92%の冷間圧延後に500℃/hr以下の加熱
速度で徐加熱焼鈍を行った場合に磁気特性が向上する理
由は、強圧延によって形成された強い(100)〈0V
W〉圧延集合組織が、再結晶−粒成長する過程で優先成
長を助長するためと考えられる。
【0019】冷間圧延の圧延率が85%未満では、(1
00)面の増加が顕著ではなく、磁束密度の向上が少な
い。一方、92%超えでは、(100)の増大とともに
(112)、(111)も増大するため磁束密度の低下
を招く。また、徐加熱焼鈍の加熱速度が500℃/hr
を超えると、優先成長が起こりにくくなって、ランダム
化する傾向があり、このため500℃/hr以下とする
必要がある。この徐加熱焼鈍を行う温度範囲は300〜
1200℃である。
00)面の増加が顕著ではなく、磁束密度の向上が少な
い。一方、92%超えでは、(100)の増大とともに
(112)、(111)も増大するため磁束密度の低下
を招く。また、徐加熱焼鈍の加熱速度が500℃/hr
を超えると、優先成長が起こりにくくなって、ランダム
化する傾向があり、このため500℃/hr以下とする
必要がある。この徐加熱焼鈍を行う温度範囲は300〜
1200℃である。
【0020】この徐加熱焼鈍では、加熱(昇熱)後、所
定の温度(例えば、500℃〜800℃)で適当な時間
均熱(箱焼鈍等)してもよいし、徐加熱(昇温)した
後、そのまま次の熱処理(最終焼鈍またはSi拡散浸透
処理)を行ってもよい。また、この徐加熱焼鈍に代え
て、図1、図2に示すような熱処理パターンで500℃
〜800℃×0.5時間以上の箱焼鈍を実施してもよ
く、このような箱焼鈍でも徐加熱焼鈍と同様の効果が得
られる。この場合、焼鈍時間が0.5時間以下では圧延
歪の開放が不十分であり、上記の効果が充分に発揮でき
ない。
定の温度(例えば、500℃〜800℃)で適当な時間
均熱(箱焼鈍等)してもよいし、徐加熱(昇温)した
後、そのまま次の熱処理(最終焼鈍またはSi拡散浸透
処理)を行ってもよい。また、この徐加熱焼鈍に代え
て、図1、図2に示すような熱処理パターンで500℃
〜800℃×0.5時間以上の箱焼鈍を実施してもよ
く、このような箱焼鈍でも徐加熱焼鈍と同様の効果が得
られる。この場合、焼鈍時間が0.5時間以下では圧延
歪の開放が不十分であり、上記の効果が充分に発揮でき
ない。
【0021】以上のような徐加熱焼鈍または箱焼鈍に引
き続き、最終焼鈍またはSi拡散浸透処理が行われる。
徐加熱焼鈍を実施した場合には、加熱状態にある鋼板を
引き続き熱処理(最終焼鈍またはSi拡散浸透処理)す
る。一方、箱焼鈍を実施した場合には、例えば図1、図
2に示すような熱処理パターンで熱処理(最終焼鈍また
はSi拡散浸透処理)が行われる。
き続き、最終焼鈍またはSi拡散浸透処理が行われる。
徐加熱焼鈍を実施した場合には、加熱状態にある鋼板を
引き続き熱処理(最終焼鈍またはSi拡散浸透処理)す
る。一方、箱焼鈍を実施した場合には、例えば図1、図
2に示すような熱処理パターンで熱処理(最終焼鈍また
はSi拡散浸透処理)が行われる。
【0022】最終焼鈍は、通常800℃〜1200℃の
範囲で行う。この焼鈍はそれぞれのSi濃度に応じて所
望の磁気特性を得ることが目的であり、その方法は特に
限定されない。また、Si拡散浸透処理は、鋼板中のS
i量を所望の濃度まで高めることが目的であり、その方
法も特に限定されない。
範囲で行う。この焼鈍はそれぞれのSi濃度に応じて所
望の磁気特性を得ることが目的であり、その方法は特に
限定されない。また、Si拡散浸透処理は、鋼板中のS
i量を所望の濃度まで高めることが目的であり、その方
法も特に限定されない。
【0023】
〔実施例1〕表1に示す成分のインゴットを、連続式熱
間圧延機により仕上温度900℃でそれぞれ4.4m
m、3.7mm、3.3mm、2.8mm、2.0m
m、1.5mm、1.0mm、0.7mm厚まで熱間圧
延し、この熱延板を酸洗後、0.35mm厚まで冷間圧
延した。次いで、それぞれの冷延コイルを無酸化性ガス
雰囲気中において加熱速度400℃/hrで加熱(徐加
熱焼鈍)し、そのまま800℃×2時間の焼鈍を施し
た。各コイルから長さ100mm×幅30mmの試料を
コイル長手方向に沿って切り出し、50Hzの単板磁気
測定を行った。図3〜図5は上記各試料の磁束密度B8
を冷間圧延率との関係で示したもので、いずれも、圧延
率が85〜92%の範囲で磁束密度が高くなっている。
間圧延機により仕上温度900℃でそれぞれ4.4m
m、3.7mm、3.3mm、2.8mm、2.0m
m、1.5mm、1.0mm、0.7mm厚まで熱間圧
延し、この熱延板を酸洗後、0.35mm厚まで冷間圧
延した。次いで、それぞれの冷延コイルを無酸化性ガス
雰囲気中において加熱速度400℃/hrで加熱(徐加
熱焼鈍)し、そのまま800℃×2時間の焼鈍を施し
た。各コイルから長さ100mm×幅30mmの試料を
コイル長手方向に沿って切り出し、50Hzの単板磁気
測定を行った。図3〜図5は上記各試料の磁束密度B8
を冷間圧延率との関係で示したもので、いずれも、圧延
率が85〜92%の範囲で磁束密度が高くなっている。
【0024】
【表1】
【0025】〔実施例2〕3%Si−Fe合金のインゴ
ットを、連続式熱間圧延機により仕上温度850℃でそ
れぞれ4.4mm、3.7mm、3.3mm、2.8m
m、2.0mm、1.5mm、1.0mm、0.7mm
厚まで熱間圧延し、これらの熱延板を酸洗後、0.35
mm厚まで冷間圧延した。次いで、それぞれの冷延コイ
ルを無酸化性ガス雰囲気中において加熱速度400℃/
hrで加熱して800℃×2時間の熱処理(徐加熱焼
鈍)を施し、その後、Siの拡散浸透処理を施し、6.
5%Si鋼板とした。各コイルから長さ100mm×幅
30mmの試料をコイル長手方向に沿って切り出し、5
0Hzの単板磁気測定を行った。図6は、これら各試料
の磁束密度B1を冷間圧延率との関係で示したものであ
る。
ットを、連続式熱間圧延機により仕上温度850℃でそ
れぞれ4.4mm、3.7mm、3.3mm、2.8m
m、2.0mm、1.5mm、1.0mm、0.7mm
厚まで熱間圧延し、これらの熱延板を酸洗後、0.35
mm厚まで冷間圧延した。次いで、それぞれの冷延コイ
ルを無酸化性ガス雰囲気中において加熱速度400℃/
hrで加熱して800℃×2時間の熱処理(徐加熱焼
鈍)を施し、その後、Siの拡散浸透処理を施し、6.
5%Si鋼板とした。各コイルから長さ100mm×幅
30mmの試料をコイル長手方向に沿って切り出し、5
0Hzの単板磁気測定を行った。図6は、これら各試料
の磁束密度B1を冷間圧延率との関係で示したものであ
る。
【0026】また、上記と同様に徐加熱焼鈍した冷延コ
イルを、Siの拡散浸透処理することなく1200℃×
15分で最終焼鈍した。これらコイルから長さ100m
m×幅30mmの試料をコイル長手方向に沿って切り出
し、単板磁気測定を行った。図7は、これら各試料の磁
束密度B20、B25、B50を冷間圧延率との関係で示した
ものである。図6および図7のいずれにおいても、冷間
圧延率が85〜92%の範囲において高い磁束密度が得
られている。
イルを、Siの拡散浸透処理することなく1200℃×
15分で最終焼鈍した。これらコイルから長さ100m
m×幅30mmの試料をコイル長手方向に沿って切り出
し、単板磁気測定を行った。図7は、これら各試料の磁
束密度B20、B25、B50を冷間圧延率との関係で示した
ものである。図6および図7のいずれにおいても、冷間
圧延率が85〜92%の範囲において高い磁束密度が得
られている。
【0027】〔実施例3〕3%Si−Fe合金のインゴ
ットを3.7mm厚まで熱間圧延し、酸洗後、0.35
mm厚まで冷間圧延し、次いで、無酸化性ガス雰囲気中
において800℃までを、それぞれ60℃/hr、12
0℃/hr、200℃/hr、400℃/hr、200
0℃/hrの加熱速度で加熱し、この加熱された鋼板に
引き続きSiの拡散浸透処理を施して6.5%Si鋼板
とした。これらのコイルから長さ100mm×幅30m
mの試料をコイル長手方向に沿って切り出し、50Hz
の単板磁気測定を行った。図8は、上記各試料の磁束密
度B1を加熱速度との関係で示したもので、加熱速度が
500℃/hr以下において高い磁束密度が得られるこ
とが判る。
ットを3.7mm厚まで熱間圧延し、酸洗後、0.35
mm厚まで冷間圧延し、次いで、無酸化性ガス雰囲気中
において800℃までを、それぞれ60℃/hr、12
0℃/hr、200℃/hr、400℃/hr、200
0℃/hrの加熱速度で加熱し、この加熱された鋼板に
引き続きSiの拡散浸透処理を施して6.5%Si鋼板
とした。これらのコイルから長さ100mm×幅30m
mの試料をコイル長手方向に沿って切り出し、50Hz
の単板磁気測定を行った。図8は、上記各試料の磁束密
度B1を加熱速度との関係で示したもので、加熱速度が
500℃/hr以下において高い磁束密度が得られるこ
とが判る。
【0028】〔実施例4〕3%Si−Fe合金のインゴ
ットを3.7mm厚と2.0mm厚にそれぞれ熱間圧延
し、酸洗後、これらの熱延コイルを0.35mm厚まで
冷間圧延し、次いで、無酸化性ガス雰囲気中においてそ
れぞれ500℃、600℃、700℃、800℃の温度
で2時間の箱焼鈍を行い、次いで、それぞれのコイルに
Siの拡散浸透処理を施して6.5%Si鋼板とした。
これらのコイルから長さ100mm×幅30mmの試料
をコイル長手方向に沿って切り出し、50Hzの単板磁
気測定を行った。また、上記と同様の冷延コイルを無酸
化性ガス雰囲気中で800℃×2時間の箱焼鈍後、Si
拡散浸透処理を行わずに無酸化性ガス雰囲気中で120
0℃の最終焼鈍を施した。これらのコイルからも長さ1
00mm×幅30mmの試料をコイル長手方向に沿って
切り出し、50Hzの単板磁気測定を行った。
ットを3.7mm厚と2.0mm厚にそれぞれ熱間圧延
し、酸洗後、これらの熱延コイルを0.35mm厚まで
冷間圧延し、次いで、無酸化性ガス雰囲気中においてそ
れぞれ500℃、600℃、700℃、800℃の温度
で2時間の箱焼鈍を行い、次いで、それぞれのコイルに
Siの拡散浸透処理を施して6.5%Si鋼板とした。
これらのコイルから長さ100mm×幅30mmの試料
をコイル長手方向に沿って切り出し、50Hzの単板磁
気測定を行った。また、上記と同様の冷延コイルを無酸
化性ガス雰囲気中で800℃×2時間の箱焼鈍後、Si
拡散浸透処理を行わずに無酸化性ガス雰囲気中で120
0℃の最終焼鈍を施した。これらのコイルからも長さ1
00mm×幅30mmの試料をコイル長手方向に沿って
切り出し、50Hzの単板磁気測定を行った。
【0029】図9は、Si拡散浸透処理材(6.5%S
i)の磁束密度B1と箱焼鈍による前焼鈍温度との関係
で示したもの、また、図10は、Si拡散浸透処理を行
わずに無酸化性ガス雰囲気中で最終焼鈍を行った鋼板の
磁束密度B1と箱焼鈍による前焼鈍温度との関係で示し
たものである。これらによれば、いずれの場合でも圧延
率が90%の鋼板は磁束密度が向上していることが判
る。
i)の磁束密度B1と箱焼鈍による前焼鈍温度との関係
で示したもの、また、図10は、Si拡散浸透処理を行
わずに無酸化性ガス雰囲気中で最終焼鈍を行った鋼板の
磁束密度B1と箱焼鈍による前焼鈍温度との関係で示し
たものである。これらによれば、いずれの場合でも圧延
率が90%の鋼板は磁束密度が向上していることが判
る。
【図1】本発明のヒートパターンの一例を示す説明図
【図2】本発明のヒートパターンの他の例を示す説明図
【図3】実施例における冷間圧延率が磁束密度B8に及
ぼす影響を示すグラフ
ぼす影響を示すグラフ
【図4】実施例における冷間圧延率が磁束密度B8に及
ぼす影響を示すグラフ
ぼす影響を示すグラフ
【図5】実施例における冷間圧延率が磁束密度B8に及
ぼす影響を示すグラフ
ぼす影響を示すグラフ
【図6】実施例における冷間圧延率が磁束密度B1に及
ぼす影響を示すグラフ
ぼす影響を示すグラフ
【図7】実施例における冷間圧延率が磁束密度B20、B
25、B50に及ぼす影響を示すグラフ
25、B50に及ぼす影響を示すグラフ
【図8】実施例における加熱速度が磁束密度B1に及ぼ
す影響を示すグラフ
す影響を示すグラフ
【図9】実施例における箱焼鈍温度が磁束密度B1に及
ぼす影響を示すグラフ
ぼす影響を示すグラフ
【図10】実施例における箱焼鈍温度が磁束密度B1に
及ぼす影響を示すグラフ
及ぼす影響を示すグラフ
Claims (4)
- 【請求項1】 Si:3.0〜7.0wt%、残部Fe
および不可避的不純物からなる珪素鋼板の製造方法にお
いて、素材を熱間圧延し、その後の冷間圧延において圧
延率を85〜92%として所定板厚とし、その後、無酸
化性ガス雰囲気中において500℃/hr以下の加熱速
度で徐加熱焼鈍し、次いで、800〜1200℃の温度
範囲で最終焼鈍することを特徴とする高い磁束密度を有
する珪素鋼板の製造方法。 - 【請求項2】 Si:3.0〜7.0wt%、残部Fe
および不可避的不純物からなる珪素鋼板の製造方法にお
いて、素材を熱間圧延し、その後の冷間圧延において圧
延率を85〜92%として所定板厚とし、その後、無酸
化性ガス雰囲気中において500〜800℃の温度で
0.5時間以上の箱焼鈍を行い、次いで、800〜12
00℃の温度範囲で最終焼鈍することを特徴とする高い
磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法。 - 【請求項3】 Si:3.0〜7.0wt%、残部Fe
および不可避的不純物からなる珪素鋼板をSiの拡散浸
透処理により製造する方法において、素材を熱間圧延
し、その後の冷間圧延において圧延率を85〜92%と
して所定板厚とし、その後、無酸化性ガス雰囲気中にお
いて500℃/hr以下の加熱速度で徐加熱焼鈍し、次
いで、Siの拡散浸透処理を施し、Siを鋼板中に拡散
させることを特徴とする高い磁束密度を有する珪素鋼板
の製造方法。 - 【請求項4】 Si:3.0〜7.0wt%、残部Fe
および不可避的不純物からなる珪素鋼板をSiの拡散浸
透処理により製造する方法において、素材を熱間圧延
し、その後の冷間圧延において圧下率を85〜92%と
して所定板厚とし、その後、無酸化性ガス雰囲気中にお
いて500〜800℃の温度で0.5時間以上の箱焼鈍
を行い、次いで、Siの拡散浸透処理を施し、Siを鋼
板中に拡散させることを特徴とする高い磁束密度を有す
る珪素鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4105538A JP2760208B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4105538A JP2760208B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05279742A JPH05279742A (ja) | 1993-10-26 |
JP2760208B2 true JP2760208B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=14410368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4105538A Expired - Fee Related JP2760208B2 (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2760208B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001100455A (ja) * | 1999-09-28 | 2001-04-13 | Toshiba Tec Corp | 画像形成装置及び画像形成方法 |
KR101505300B1 (ko) * | 2013-06-27 | 2015-03-23 | 현대제철 주식회사 | 방향성 전기강판 제조 방법 |
JP6819646B2 (ja) * | 2018-04-11 | 2021-01-27 | Jfeスチール株式会社 | 電磁鋼板およびその製造方法 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4105538A patent/JP2760208B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05279742A (ja) | 1993-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2983128B2 (ja) | 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
KR101980940B1 (ko) | 방향성 전기 강판의 제조 방법 및 방향성 전기 강판 제조용의 1 차 재결정 강판 | |
JP3359449B2 (ja) | 超高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPWO2019131853A1 (ja) | 低鉄損方向性電磁鋼板とその製造方法 | |
JP6079580B2 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP4385960B2 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3921806B2 (ja) | 方向性珪素鋼板の製造方法 | |
JP2760208B2 (ja) | 高い磁束密度を有する珪素鋼板の製造方法 | |
JPH055126A (ja) | 無方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2560579B2 (ja) | 高透磁率を有する高珪素鋼板の製造方法 | |
JP4205816B2 (ja) | 磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3392579B2 (ja) | 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3483265B2 (ja) | 磁束密度が高くかつ鉄損が低い無方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP6056675B2 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP3357602B2 (ja) | 磁気特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2983129B2 (ja) | 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP2005146295A (ja) | 磁気特性に優れた方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JP5904151B2 (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH11241120A (ja) | 均質なフォルステライト質被膜を有する方向性けい素鋼板の製造方法 | |
JP3890790B2 (ja) | 高珪素鋼板 | |
JP2014156620A (ja) | 方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPH06256847A (ja) | 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
JPS6333518A (ja) | 鉄損が低くかつ磁束密度がすぐれた無方向性電磁鋼板およびその製造法 | |
JPH11350032A (ja) | 電磁鋼板の製造方法 | |
JP2501219B2 (ja) | 無方向性電磁鋼板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |