JP2560579B2 - 高透磁率を有する高珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

高透磁率を有する高珪素鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高透磁率を有する無
方向性高珪素鋼板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】珪素鋼板は優れた軟磁気特性を有するた
め、従来から電力用の磁心や回転機用の材料として大量
に使用されてきた。近年、省エネルギ−、省資源の観点
から変圧器、回転機などの電気機器の効率化、小型化が
強く要求され、これに伴いその鉄心用材料である珪素鋼
板にも、より優れた磁気特性が要求されるようになって
きた。この珪素鋼板の磁気特性はSi添加量とともに向
上し、特に6.5wt%付近で最高の透磁率を示し、さ
らに電気抵抗も高くなることから、鉄損も小さくなるこ
とが知られている。しかしながら、鋼中のSi含有量が
4.0wt%を超えると延性が急激に低下するため通常
の冷間圧延ができず、工業的規模での高珪素鋼板の製造
は困難になる。
【0003】近年、高珪素鉄合金をベ−スとした磁心材
料に関するいくつかの提案がなされている。これらのう
ち、例えば特開昭62−227078号は本出願人が提
案したもので、Siの拡散浸透処理による高珪素鋼板の
製造方法に関するものである。珪素−鉄合金では、Si
含有量が少ない程加工性が向上するため、上記製造法で
はSi含有量の少ない状態で冷間圧延し、その後、浸珪
処理によって鋼板中のSi含有量を増加させ、最終的に
Si含有量を4.0〜7.5wt%に調整し、高珪素鋼
板を得るものである。具体的には、鋼板をSiCl4
含有する無酸化ガス雰囲気中で蒸着処理を施して鋼板の
表面に珪素を蒸着させ、次いで、SiCl4を含有しな
い無酸化ガス雰囲気中で鋼板に対して拡散処理を施し、
蒸着させたSiを鋼板中に拡散させ、Siを均質に含有
させた高珪素鋼板を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高珪素鋼板の磁気特性
は、単結晶の6.5%Si−Feで透磁率μm=350
000という報告がなされており、このデ−タが最高値
と考えられる。しかし、上記特開昭62−227078
号では、Siの拡散浸透処理方法や製造装置などの薄板
製造に関する提案はなされているが、磁気特性に関して
は言及していない。すなわち、このような従来のSiの
拡散浸透処理法による高珪素鋼板の製造技術は、いかに
してSiを富化するかというプロセス面での提案が主で
あった。しかし、本発明者らのその後の研究により、単
にSiを富化させただけでは十分に高い透磁率特性を得
ることができないことが判明した。すなわち、このよう
なSiの拡散浸透処理法では、このSiの拡散浸透処理
過程で透磁率を支配する組織(結晶粒径、集合組織)が
決まってしまうために、透磁率を向上させるためにはS
iの拡散浸透処理条件の最適化だけでは限界があること
が判明した。
【0005】
【問題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
Siの拡散浸透処理の前段階での素材鋼板について以下
のような検討を行った。まず本発明者らは、高珪素鋼板
の透磁率とSi拡散浸透処理後の結晶粒径の関係を検討
し、その結果、高珪素鋼板の透磁率向上には最終製品の
結晶粒径の粗大化が有効であることを確認した。そこ
で、Siの拡散浸透処理後の高珪素鋼板の結晶粒径を粗
大化することを目的として、Siの拡散浸透処理前の素
材の製造方法を改良することで、Siの拡散浸透処理後
の結晶組織を制御することに着目した。
【0006】Siの拡散浸透処理により高珪素鋼板を製
造する場合、素材鋼板の製造まで含めた製造工程は図1
に示す通りである。この工程中、本発明者らはSiの拡
散浸透処理の前段階での素材鋼板の熱間圧延−冷間圧延
工程を見直し、特に、熱延板の結晶組織とSi拡散浸透
処理後の結晶組織との間に一定の相関関係があることを
見出した。
【0007】図2は、2〜3%Si鋼板(Si:2wt
%〜4wt%未満)を素材鋼板とするSi拡散浸透処理
材(6.5%Si鋼板、板厚:0.35mm)の冷間圧延
前の熱延板結晶粒径と拡散浸透処理後の結晶粒径との関
係を示している。また、図3は同じく2〜3%Si鋼板
をSi拡散浸透処理して得られた6.5%Si鋼板の透
磁率と熱延板の結晶粒径との関係を示している。これら
によれば、Si拡散浸透処理素材の熱延板の結晶粒径が
0.3mm以上の場合、Siの拡散浸透処理後の鋼板の
結晶組織が十分粗大化し、この結果、透磁率が向上して
いることが判る。また、特にこのような結晶粒の粗大化
とこれに伴う透磁率の向上は、熱延板結晶粒径が0.4
mm以上の場合に特に顕著である。このように、熱延板
結晶粒径を制御することにより、Si拡散浸透処理時の
2次再結晶による結晶粒成長により、高い透磁率が得ら
れることが判った。
【0008】このため本発明では、熱間圧延後に焼鈍を
施すことにより熱延板組織を平均結晶粒径0.3mm以
上、好ましくは0.4mm以上の粗大な再結晶組織と
し、この熱延板を冷間圧延した後、Siの拡散浸透処理
を施す。
【0009】このように熱延板の結晶粒径を大きくする
ことにより透磁率が向上する理由は、Siを富化する際
の拡散浸透処理時の熱処理において再結晶核の発生頻度
が少なくなり、Siの拡散浸透処理後の結晶粒径が大き
くなるためであると考えられる。Siの拡散浸透処理で
は1100〜1200℃という高温で処理を行うため、
この温度領域で2次再結晶が起る。この2次再結晶組織
の結晶粒径や集合組織は、熱処理雰囲気によって大きく
変化するため、透磁率は非常に敏感に変化してしまう。
Siの拡散浸透処理では、Si化合物を含むガス雰囲気
中での高温熱処理が必須であるために、特性の安定化や
向上には上述したような熱延板素材を用いることが有効
であると考えられる。
【0010】以下、本発明法により製造される鋼板およ
びその素材鋼板の化学組成の限定理由を説明する。 Si; Si濃度は、Siの拡散浸透処理によって最終
的に4.0〜7.5wt%の範囲に調整する。Siは、
電気抵抗を高めて渦電流損失を低減させる効果がある
が、4.0wt%未満ではその効果が十分に得られな
い。一方、7.5wt%を超えると飽和磁束密度が低下
し且つコスト高となる。したがって、Siは4.0〜
7.5wt%の範囲内に限定すべきであり、特に6.2
〜7.2wt%が好ましい。
【0011】本発明法における素材鋼板は、一般に、普
通鋼板または比較的低いSi含有量(通常、Si:4w
t%以下)の無方向性若しくは方向性珪素鋼板である。
このような素材鋼板の成分は特に限定されるものではな
いが、優れた磁気特性を得るために以下のように規定す
ることが好ましい。
【0012】まず、非金属元素について説明すると、 C:Cは初透磁率、最大透磁率を低下させ、保磁力を増
し、鉄損を増大させる。この影響は、0.01wt%を
超えると顕著になることが知られており、したがって、
Cは0.01wt%以下とすることが好ましい。C濃度
の調整は溶製段階で行ってもよく、また、脱炭焼鈍を実
施することにより行なってもよい。
【0013】O:Oは透磁率を低下させ、鋼中にSiO
2粒子として存在する場合には、磁気特性を著しく劣化
させることが知られている。したがって、上記C含有量
の適正範囲と同様に、O含有量も0.01wt%以下と
することが好ましい。 N、S:共に時効の原因となるため極力少なくすること
が好ましく、これらの成分もそれぞれ0.01wt%以
下とすることが好ましい。 P:Pは酸素による磁性劣化を軽減し、鉄損を減少させ
る作用がある。但し、多量に添加すると加工性が劣化す
るので、0.02wt%以下とすることが好ましい。 H:Hは鋼板を著しく脆くさせるため、高圧下でHを含
有させる等、積極的な含有は避けるべきである(通常p
pmレベル以下)。以上のように非金属元素について
は、C、O、N、S等を極力低く抑えことが好ましい。
【0014】次に金属元素について説明すると、 Mn:熱間圧延時の展延性の改善と、脱硫作用および規
則−不規則変態における磁性改善効果を考慮すると、M
nは0.005〜0.5wt%の範囲で添加することが
好ましい。 Ca:Caは多量に含有すると透磁率を低下させるた
め、0.3wt%以下とすることが好ましい。
【0015】Cu:0.7wt%程度までは、磁性を大
きく劣化させることはないが、0.7wt%を超えて含
有すると鉄損が増大する。このため、Cuは0.7wt
%以下、好ましくは0.1wt%以下とすることが望ま
しい。 Cr:透磁力を低下させる傾向があり、0.03wt%
以下とすることが好ましい。 Ni:磁気特性を著しく悪化させるため、極力低減させ
ることが好ましく、0.01wt%以下とすることが好
ましい。
【0016】Al:従来の珪素鋼板では、Alの電気抵
抗を高める効果と展延性の改善効果とを利用して、Si
の一部をAlで置き換える方法をとっている。例えば、
4wt%Siとするかわりに、Siを3wt%、Alを
1wt%とし加工性を維持させる配慮がなされている。
本発明では、平均Si含有量を4.0〜7.5wt%と
しているため、磁性改善のために新たにAlを添加する
必要はなく、したがってAlは、溶製段階における脱酸
促進および展延性の改善のために0.5wt%を上限と
して添加するのが好ましい。
【0017】Siの拡散浸透処理を、Ar、He、H2
などの無酸化雰囲気中で行う場合には、Alは上記含有
量程度含んでいても問題とはならない。しかしながら、
2を含んだ雰囲気中で処理を行う場合には、高温処理
のためAlが窒化し、その冷却過程において冷却条件が
適正でない場合にはAlNを析出する。AlNは磁性を
悪化させるため、極力その析出を防止する必要がある。
したがって、拡散浸透処理をN2が含まれる雰囲気で行
う場合には、実施例3に示すようにAlは80ppm以
下とすることが好ましい。
【0018】熱延板の組織調整の際の熱処理条件は熱間
圧延条件により左右されるが、本発明の特徴は熱延板の
再結晶組織の結晶粒径を0.3mm以上、好しくは0.
4mm以上とすることにあり、したがって熱延板焼鈍は
連続焼鈍、バッチ焼鈍のいずれでもよい。また、この焼
鈍雰囲気は、非酸化性であれば真空でもまた水素、窒
素、アルゴンなどの混合ガス雰囲気でもよい。この熱延
板焼鈍は、通常、800〜1100℃で2〜5分程度の
連続焼鈍、或いは800〜1100℃の箱焼鈍(均熱時
間1〜3時間程度)によってなされる。また、本発明で
は熱延条件は特に規定する必要はないが、通常、スラブ
加熱温度:1100〜1250℃、仕上温度:750℃
以上で熱延がなされる。また、コイル巻取温度は、酸洗
性との関係で550〜650℃程度とすることが望まし
い。
【0019】
【実施例】
〔実施例1〕表1に示す化学成分のFe−Si合金を熱
間圧延して板厚2.1mmのホット・コイルとした。こ
の時の熱延仕上げ温度は820℃、巻取温度は750℃
であった。この熱延板に900℃、1000℃、110
0℃で各5時間のバッチ焼鈍を施した。それぞれのコイ
ルに酸洗処理を施した後、冷間圧延して板厚0.35m
mとした。次いで、Si拡散浸透処理設備においてSi
Cl4を含む雰囲気中で1150℃の温度でSi拡散浸
透処理を行い、引き続きN2雰囲気中で拡散処理を行
い、板厚方向平均Si濃度が6.5wt%の鋼板を製造
した。また、比較のため焼鈍を施さない鋼板を同様の条
件で冷延、Si拡散浸透処理し、板厚方向平均Si濃度
が6.5wt%の鋼板を製造した。このようにして製造
された鋼板からリング状試料を作成し、その透磁率を測
定した。表2は、各試料の前記バッチ焼鈍後(非焼鈍材
については熱延後)の結晶粒径とSi拡散浸透処理後の
透磁率、保磁力を示したものである。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】〔実施例2〕実施例1のホット・コイル
に、900℃、1000℃、1100℃でそれぞれ5分
の連続焼鈍を施して再結晶させた後、酸洗処理を施し、
次いで、冷間圧延して板厚0.35mmとした。次い
で、Si拡散浸透処理設備においてSiCl4を含む雰
囲気中で1150℃の温度でSi拡散浸透処理を行い、
引き続きN2雰囲気中で拡散処理を行い、板厚方向平均
Si濃度が6.5wt%の鋼板を製造した。また、比較
のため焼鈍を施さない鋼板を同様の条件で冷延、Si拡
散浸透処理し、板厚方向平均Si濃度が6.5wt%の
鋼板を製造した。このようにして製造された鋼板からリ
ング状試料を作成し、その透磁率を測定した。表3は、
各試料の前記連続焼鈍後(非焼鈍材については熱延後)
の結晶粒径とSi拡散浸透処理後の透磁率、保磁力を示
したものである。
【0023】
【表3】
【0024】〔実施例3〕表4に示す化学成分のFe−
Si合金を熱間圧延して板厚2.0mmのホット・コイ
ルとした。この時の熱延仕上げ温度は850℃、巻取温
度は770℃であった。この熱延板に1100℃で各5
時間のバッチ焼鈍を施した後、それぞれのコイルに酸洗
処理を施し、さらに、冷間圧延して板厚0.35mmと
した。次いで、Si拡散浸透処理設備においてSiCl
4を含む雰囲気中で1150℃の温度でSi拡散浸透処
理を行い、引き続きN2雰囲気中で拡散処理を行い、板
厚方向平均Si濃度が6.5wt%の鋼板を製造した。
また、比較のため焼鈍を施さない鋼板を同様の条件で冷
延、Si拡散浸透処理し、板厚方向平均Si濃度が6.
5wt%の鋼板を製造した。このようにして製造された
鋼板からリング状試料を作成し、その透磁率を測定し
た。表5は、各試料の前記バッチ焼鈍後(非焼鈍材につ
いては熱延後)の結晶粒径とSi拡散浸透処理後の透磁
率を示したものである。
【0025】図4および図5は、本実施例の各試料に関
し、その透磁率をMn、Alの各含有量で整理して示し
たもので、特に本発明法においては、これら各元素の透
磁率に対する影響が明確に認められる。
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】〔実施例4〕表6に示す化学成分のFe−
Si合金を熱間圧延して板厚2.6mmのホット・コイ
ルとした。この時の熱延仕上げ温度は860℃、巻取温
度は670℃であった。この熱延板に900℃で3分の
連続焼鈍を施した後、酸洗処理し、次いで冷間圧延して
板厚0.35mmとした。この圧延温度は室温から40
0℃の範囲で行った。次いで、Si拡散浸透処理設備に
おいてSiCl4を含む雰囲気中で1150℃の温度で
Si拡散浸透処理を行い、板厚方向平均Si濃度が6.
0〜7.0wt%の鋼板を製造した。また、比較のため
焼鈍を施さない鋼板を同様の条件で冷延、Si拡散浸透
処理し、板厚方向平均Si濃度が6.0〜7.0wt%
の鋼板を製造した。このようにして製造された鋼板から
リング状試料を作成し、その透磁率を測定した。表7
は、各試料の前記連続焼鈍後(非焼鈍材については熱延
後)の結晶粒径とSi拡散浸透処理後の透磁率を示した
ものである。
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【図面の簡単な説明】
【図1】Si拡散浸透処理により高珪素鋼板を製造する
場合の、素材鋼板の製造段階まで含めた製造工程と加熱
サイクルを示す説明図
【図2】Si拡散浸透処理材の冷間圧延前の熱延板結晶
粒径と拡散浸透処理後の結晶粒径との関係を示すグラフ
【図3】Si拡散浸透処理後の6.5%Si鋼板の透磁
率と熱延板結晶粒径との関係を示すグラフ
【図4】実施例の各試料に関し、その透磁率をMn含有
量で整理して示したグラフ
【図5】実施例の各試料に関し、その透磁率をAl含有
量で整理して示したグラフ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si:4.0〜7.5wt%を含む高珪
    素鋼板をSiの拡散浸透処理により製造する方法におい
    て、熱間圧延後の素材鋼板に焼鈍処理を施して熱延板組
    織を平均結晶粒径0.3mm以上の粗大な再結晶組織と
    し、その後、冷間圧延により所定板厚とした後、Siの
    拡散浸透処理を施してSiを鋼板中に拡散させ、高珪素
    鋼板を得ることを特徴とする高透磁率を有する高珪素鋼
    板の製造方法。
  2. 【請求項2】 Si:4.0〜7.5wt%、Al:
    0.008wt%以下を含む高珪素鋼板をSiの拡散浸
    透処理により製造する方法において、熱間圧延後の素材
    鋼板に焼鈍処理を施して熱延板組織を平均結晶粒径0.
    3mm以上の粗大な再結晶組織とし、その後、冷間圧延
    により所定板厚とした後、Siの拡散浸透処理を施して
    Siを鋼板中に拡散させ、高珪素鋼板を得ることを特徴
    とする高透磁率を有する高珪素鋼板の製造方法。
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