JP2760110B2 - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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JP2760110B2
JP2760110B2 JP1322869A JP32286989A JP2760110B2 JP 2760110 B2 JP2760110 B2 JP 2760110B2 JP 1322869 A JP1322869 A JP 1322869A JP 32286989 A JP32286989 A JP 32286989A JP 2760110 B2 JP2760110 B2 JP 2760110B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れたカユミ防止効果を有すると共に、低
温での配合安定性の良好なシャンプー組成物に関する。
〔従来の技術〕
近年、シャンプーに求められる機能は多種多様とな
り、頭髪を清潔に洗い上げるだけでなく、頭皮のカユミ
を抑えることも重要な機能の一つとして求められてい
る。この頭皮のカユミの発生原因としては、頭皮常在微
生物や各種刺激物質、例えば光、空気酸化により生成さ
れた脂肪酸や過酸化物質等の刺激物質、シャンプーに含
まれる界面活性剤やヘアメイクの際に頭髪、頭皮に残留
する物質、及び生活環境から生ずる種々の刺激物質が関
与していると考えられている。
従って、頭皮のカユミを防止するためには、洗髪を十
分に行ない、刺激物質をよく取り除くことが必要であ
り、更には使用するシャンプー等は低刺激であることも
必要である。
一方、カユミを防止するため、従来よりシャンプー組
成物中に種々の殺菌剤、抗酸化剤を配合することが行な
われている。この殺菌剤、抗酸化剤としては一般にピロ
クトンオラミン、ジンクピリチオン、イオウ、二硫化セ
レン等が知られており、これらの中でも特にピロクトン
オラミンは優れた殺菌剤、抗菌剤で、シャンプー中に配
合して抗フケ剤として用いられている(特開昭58−1984
12号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、ピロクトンオラミンをシャンプーに配
合した場合、シャンプーはすすぎが必要であるため、洗
髪後ピロクトンオラミンが頭皮及び毛髪に残存しにく
く、このためカユミ防止効果については未だ満足される
ものではないという問題があった。
この場合、リンスやコンディショナーのような組成物
にピロクトンオラミンを配合すると、すすぎ過程がある
もののピロクトンオラミンをよく頭皮や毛髪に残存させ
ることが可能である。これは、リンスやコンディショナ
ー中のカチオン性化合物やエステル油等の油分の頭皮及
び毛髪への吸着性が、シャンプー中のアニオン界面活性
剤等の吸着性よりも高いことに依存すると推測される。
しかし、ピロクトンオラミンの頭皮、毛髪への残存性
を高めるべく、これらリンス成分であるカチオン性化合
物や油分を単にシャンプー組成物に配合しても、安定配
合が達成されず、特に低温において分離が起きるなど、
外観の著しい変化が生じるため、低温での安定配合が難
しく、十分なシャンプー性能を得ることができないとい
う問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、優れたカユ
ミ防止効果を有すると共に、低温での安定性が良好なシ
ャンプー組成物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、下記一般式(I)で表される1−ヒドロキシ−2
−ピリドン系化合物、アニオン界面活性剤、第4級窒素
含有カチオン性化合物及び特定の水難溶性油分を併用す
ることにより、これらの相乗作用でカユミ防止効果が著
しく改善されると共に、−5℃程度の低温でも分離が生
じず、低温安定性が良好なシャンプー組成物を得ること
ができることを見い出し、本発明をなすに至ったもので
ある。
〔式中、R1は1〜17個の炭素原子を有するアルキル基、
2〜17個の炭素原子を有するアルケニル基、5〜8個の
炭素原子を有するシクロアルキル基、7〜9個の炭素原
子を有するビシクロアルキル基、シクロアルキル基が5
〜8個の炭素原子を有しかつアルキル基が1〜4個の炭
素原子を有するシクロアルキル−アルキル基(但しシク
ロアルキル基はその水素原子の1部が1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基によって置換されていてもよ
い)、6〜14個の炭素原子を有するアリール基、アリー
ル基が6〜14個の炭素原子を有しかつアルキル基が1〜
4個の炭素原子を有するアラルキル基、アリール基が6
〜14個の炭素原子を有しかつアルケニル基が2〜4個の
炭素原子を有するアリールアルケニル基、アリール基が
6〜14個の炭素原子を有しかつアルキル基がそれぞれ1
〜4個の炭素原子を有するアリールオキシアルキルもし
くはアリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル
基、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するフェニル
スルホニルアルキル基、フリル基、又はアルケニル基が
2〜4個の炭素原子を有するフリルアルケニル基を表わ
す。但し、上述のアリール基はその水素原子の1部が1
〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素
原子を有するアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基又はハ
ロゲンによって置換されていてもよい。R2は水素原子、
1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、2〜4個の炭
素原子を有するアルケニル基、2〜4個の炭素原子を有
するアルキニル基、ハロゲン原子、フェニル基、又はベ
ンジル基を表わす。Xは有機塩基、アルカリ金属イオ
ン、アンモニウムイオン、又は2〜4価の陽イオンを表
わす。〕 以下、本発明につき、更に詳しく説明する。
本発明の第1の必須成分は、下記一般式(I) で表わされる1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物で
ある。
ここで、式(I)中R1は1〜17個の炭素原子を有する
アルキル基、2〜17個の炭素原子を有するアルケニル
基、5〜8個の炭素原子を有するシクロアルキル基、7
〜9個の炭素原子を有するビシクロアルキル基、シクロ
アルキル基が5〜8個の炭素原子を有しかつアルキル基
が1〜4個の炭素原子を有するシクロアルキル−アルキ
ル基(但しシクロアルキル基はその水素原子の1部が1
〜4個の炭素原子を有するアルキル基によって置換され
ていてもよい)、6〜14個の炭素原子を有するアリール
基、アリール基が6〜14個の炭素原子を有しかつアルキ
ル基が1〜4個の炭素原子を有するアラルキル基、アリ
ール基が6〜14個の炭素原子を有しかつアルケニル基が
2〜4個の炭素原子を有するアリールアルケニル基、ア
リール基が6〜14個の炭素原子を有しかつアルキル基が
それぞれ1〜4個の炭素原子を有するアリールオキシア
ルキルもしくはアリールメルカプトアルキル基、ベンズ
ヒドリル基、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有する
フェニルスルホニルアルキル基、フリル基、又はアルケ
ニル基が2〜4個の炭素原子を有するフリルアルケニル
基である。なお、上述のアリール基はその水素原子の1
部が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個
の炭素原子を有するアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基
又はハロゲンによって置換されていてもよい。
また、R2は水素原子、1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基、
2〜4個の炭素原子を有するアルキニル基、ハロゲン原
子、フェニル基、又はベンジル基である。
更に、Xは有機塩基、アルカリ金属イオン、アンモニ
ウムイオン、又は2〜4価の陽イオンである。
上記式(I)で表わされる化合物の具体例として、下
記の化合物及びその塩を挙げることができる。
1−ヒドロキシ−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4
−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル
−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2
−ピリドン、1−ヒドロキ−4−メチル−6−ヘプチル
−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−
(1−エチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキ
シ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)
−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ウ
ンデシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル
−6−プロペニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4
−メチル−6−オクテニル−2−ピリドン、1−ヒドロ
キシ−4−メチル−6−(2,2−ジブチル−ビニル)−
2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(シ
クロヘキセニリデン−メチル)−2−ピリドン、1−ヒ
ドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリ
ドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シ
クロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−
メチル−6−(2−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル)−2
−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔2−
(ジメチルシクロヘキシル)−プロピル〕−2−ピリド
ン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチル−
フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチ
ル−6−(3−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1
−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第3ブチル−フ
ェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル
−6−(3−メチル−4−クロル−フェニル)−2−ピ
リドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3,5−ジ
クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−
4−メチル−6−(3−ブロム−4−クロル−フェニ
ル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6
−(4−メトキシスチリル)−2−ピリドン、1−ヒド
ロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−ニトロフェノキ
シ)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−
メチル−6−(4−シアノフェノキシメチル)−2−ピ
リドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニル
スルホニルメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−
4−メチル−6−〔1−(4−クロルフェニルスルホニ
ル)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−
メチル−6−ベンジル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ
−4−メチル−6−(2,4−ジメチルベンジル)−2−
ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(第3ブ
チル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4
−メチル−6−(2−クロル−ベンジル)−2−ピリド
ン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルベ
ンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル
−6−(2,5−ジクロル−ベンジル)−2−ピリドン、
1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロム−ベン
ジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−
6−(フェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロ
キシ−4−メチル−6−(3−メチルフェノキシ−メチ
ル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6
−(4−第2ブチルフェノキシ−メチル)−2−ピリド
ン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,5−トリ
クロルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒド
ロキシ−4−メチル−6−(4−ブロムフェノキシ−メ
チル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−
6−(4−クロルフェニルメルカプト−メチル)−2−
ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メ
チルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1
−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ナフチル)−2
−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンズ
ヒドリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル
−6−フリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メ
チル−6−(フリルビニル)−2−ピリドン、1−ヒド
ロキシ−4−メチル−6−スチリル−2−ピリドン、1
−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルブタジエニ
ル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−フェニル−
6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジ
フェニル−2−ピリドン等。
上記化合物の塩としては、例えば有機アミン塩を使用
することができる。具体的には、エタノールアミン、シ
エタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−
メチル−ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
ジエチルアミノ−エタノール、2−アミノ−2−メチル
−n−プロパノール、ジメチルアミノプロパノール、2
−アミノ−2−メチル−プロパンジオール、トリ−イソ
プロパノールアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレ
ンジアミン、モルホリン、ピペリジン、シクロヘキシル
アミン、トリブチルアミン、ドデシルアミン、N,N−ジ
メチル−ドデシルアミン、ステアリルアミン、オレイル
アミン、ベンジルアミン、ジベンジルアミン、N−エチ
ルベンジルアミン、ジメチルステアリルアミン、N−メ
チル−モルホリン、N−メチルピペラジン、4−メチル
シクロヘキシルアミン、N−ヒドロキシエチル−モルホ
リンが挙げられる。
また、本発明に用いられる1−ヒドロキシ−2−ピリ
ドン系化合物は無機塩であってもよい。例えばナトリウ
ム塩もしくはカリウム塩のようなアルカリ金属塩、アン
モニウム塩、又はマグネシウム塩やカルシウム塩のよう
なアルカリ土類金属塩を用いることができる。さらに、
亜鉛塩、アルミニウム塩、又はジルコニウム塩のような
2〜4価の陽イオンとの塩も用いることができる。
1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物の配合量は特
に制限されないが、これら化合物の1種を単独で又は2
種以上を併用してシャンプー組成物全体の0.01〜2%
(重量%、以下同じ)、特に0.5〜1%とすることが好
ましい。
本発明の第2の必須成分であるアニオン界面活性剤と
しては、通常シャンプー組成物で使用されているもので
あればいずれのものも使用できるが、下記(A)〜
(F)に示すアニオン界面活性剤を用いることが好まし
く、とりわけ(A)のパラフィンスルホネートが望まし
い。
(A) 下記式(II) PS−M1 …(II) (但し、PSは炭素数10〜18の直鎖又は分枝鎖アルキル基
スルホネートの酸基、M1はアルカリ金属又はアルカリ土
類金属イオンを示す。) で表わされるパラフィンスルホネート。
(B) 下記式(1) R3SO3M2 …(1) (式中、R3は炭素原子数12〜16のα−オレフィン、炭素
原子数12〜16のビニリテン型オレフィン、炭素原子数12
〜16のインナーオレフィン、炭素原子数12〜16のヒドロ
キシアルキル基又は炭素原子数10〜18の直鎖もしくは分
枝鎖のパラフィンであり、M2はアルカリ金属、アルキル
置換アンモニウム又はヒドロキシアルキル置換アンモニ
ウムである。) で表わされるスルホン酸塩。
上記(1)式の化合物として、具体的には、例えばα
−オレフィンスルホネート(AOS塩)などが挙げられ
る。
(C) 下記式(2) R4R5OmOSO3M3 …(2) 〔式中、R4は炭素原子数8〜18のアルキル基又は炭素原
子数5〜15のアルキル基を有するアルキルフェニル基、
R5は炭素原子数2〜3のアルキル基、mは平均値として
0〜6、M3はアルカリ金属,アルカリ土類金属,アルキ
ル置換アンモニウム又はヒドロキシアルキル置換アンモ
ニウムである。〕 で表わされる硫酸塩。
上記(2)式の化合物として、具体的には、例えば天
然ラウリルアルコールポリオキシエチレン(m=3)硫
酸エステル、C11〜C15脂肪族アルコールポリオキシエチ
レン(m=3)硫酸エステル、C12〜C13脂肪族アルコー
ルオキシエチレン硫酸エステル、C12〜C13脂肪族アルコ
ール硫酸エステル及びこれらの硫酸エステル部分が硫酸
のナトリウム、カリウム塩又はアルカノールアミン塩と
なったものなどを挙げることができる。これらの中で
は、ポリオキシエチレン(m=3)ラウリルエーテル硫
酸ナトリウムが特に好ましい。
(D) 下記式(3) (式中、R6は平均炭素原子数9〜17の非芳香族炭化水素
基、M4及びM5はそれぞれアンモニウムイオン、アルカノ
ールアミンイオン、低級アルキルアミンイオン、塩基性
アミノ酸の陽イオン、ナトリウム、カリウム、アルカリ
土類金属又は水素原子である。) で表わされるN−アシルグルタミン酸又はその誘導体。
上記(3)式の化合物又はその誘導体として具体的に
は、例えば、N−ラウロイルグルタミン酸;N−ミリスト
イルグルタミン酸;N−パルミトイルグルタミン酸;N−ア
シルグルタミン酸;及びこれらのN−アシルグルタミン
酸の混合物、並びにこれらのN−アシルグルタミン酸の
モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリ
エタノールアミン塩、ナトリウム塩及びカリウム塩など
を挙げることができる。これらは、光学活性体又はラセ
ミ体として使用できる。
(E) 下記式(4) (式中、R7は平均炭素原子数9〜17の非芳香族炭化水素
基、R8は水素原子、炭素原子数1〜4の直鎖又は分枝鎖
のアルキル基であり、M6はアンモニウムイオン、アルカ
ノールアミンイオン、低級アルキルアミンイオン、塩基
性アミノ酸の陽イオン、ナトリウム、カリウム、アルカ
リ土類金属又は水素であり、pは1又は2である。) で表わされるN−アシル−N−アルキルアミノ酸又はそ
の塩。
上記(4)式の化合物又はその塩として具体的に、例
えば、N−ラウロイル−N−エチルグリシン、N−ラウ
ロイル−N−イソプロピルグリシン、N−ラウロイルザ
ルコシン、N−ミリストイルザルコシン、N−パルミト
イルザルコシン、N−ラウロイル−N−メチル−β−ア
ラニン、N−ラウロイル−N−エチル−β−アラニン、
N−ミリストイル−β−アラニン、N−パルミトイル−
β−アラニン及びこれらの混合物、並びにこれらのモノ
エタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタ
ノールアミン塩、ナトリウム塩及びカリウム塩などを挙
げることができる。
(F) 下記式(5) 〔式中、R9は平均炭素原子数11〜18のアルキル基又はア
ルケニル基、M7はナトリウム、カリウムなどのアルカリ
金属、アルカリ土類金属、又はアンモニウムイオンであ
る。〕 で表わされるアシルメチルタウリン。
上記(5)式の化合物として具体的には、ナトリウム
N−ココイルメチルラウリンなどが挙げられる。
本発明においては、上記アニオン界面活性剤の1種又
は2種以上を使用することができるが、その配合量はシ
ャンプー組成物全体の5〜30%、特に10〜25%とするこ
とが好ましい。5%未満では良好な洗浄力を得ることが
できず、30%を超えると界面活性剤による可溶化力が強
すぎるため、洗浄時に流されてしまい、充分な仕上り効
果を発揮することができない場合がある。
本発明の第3の必須成分である第4級窒素含有カチオ
ン性化合物は、下記式(6) (但し、R10,R11,R12及びR13はいずれもアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、アルケニル基、ポリアルキレンオ
キシド基、又はベンジル基を示し、そのうちの1個又は
2個は炭素数10〜24の直鎖アルキル基、ヒドロキシアル
キル基又はアルケニル基であり、残りはメチル基、エチ
ル基、ベンジル基又は式−(C2H4O)−Hもしくは−
(C3H6O)−H(ただしn,lはそれぞれ1〜5の整数)
で表わされるポリアルキレンオキシド基であるが、これ
らは互いに同一であっても異ってもよい。また、Y-は陰
イオンを示す。) で示される第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤
が挙げられる。
この場合、第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性
剤の具体例としては、例えば、ステアリルトリメチルア
ンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウム
クロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジ
セチルジメチルアンモニウムクロライド、ジベヘニルジ
メチルアンモニウムクロライド等がある。
上記カチオン性化合物の配合量は、これらのカチオン
性化合物の1種を単独で又は2種以上を併用し、シャン
プー組成物全体の0.1〜10%、特に0.3〜5%とすること
が好ましい。0.1%より少ないと仕上りが不充分であ
り、10%を越えると泡立ちが劣化し、液安定性が悪くな
る場合がある。
また、第4級窒素含有カチオン性化合物として、第4
級窒素カチオン性水溶性ポリマーを使用することもでき
る。この第4級窒素含有カチオン性水溶性ポリマーとし
ては、第4級窒素含有セルロースエーテル、第4級窒素
含有スターチ、第4級窒素含有ポリトリアルキルアミノ
エチルメタクリレート、第4級窒素含有ポリビニルピロ
リドン、第4級窒素含有分解ケラチン、第4級窒素含有
キチン又はキトサンなどを挙げることができる。
これら第4級窒素含有カチオン性水溶性ポリマーの分
子量は2,000〜3,000,000が好ましく、また窒素含有率は
0.2〜5%が好ましい。
上記第4級窒素含有カチオン性水溶性ポリマーは、例
えば水溶性ポリマーと第4級窒素導入剤とを反応させる
ことにより得ることができる。ここで水溶性ポリマーと
してはセルロースエーテル、スターチ、ポリビニルピロ
リドン、トリアルキルアミノエチルメタクリレートポリ
マーなどを挙げることができる。また、第4級窒素導入
剤としては、グリシジルトリメチルアンモニウムハライ
ド、3−ハロ−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルア
ンモニウムハライドなどがある。
これら第4級窒素含有カチオン性水溶性ポリマーの配
合量は特に限定するものではないが、実用の面から上記
第4級窒素含有カチオン性水溶性ポリマーの1種を単独
で又は2種以上を併用し、シャンプー組成物全体の0.05
%以上、特に0.1〜2%配合することが好ましい。0.05
%より少ないときは効果が十分発揮されないことがあ
る。
本発明の第4の必須成分として使用される水難溶性油
分は、下記式(III)で表されるポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、下記式(IV)で表されるオクタン酸セチ
ル、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、イソステ
アリルアルコール、イソステアリン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸ヘキシルデシル、例えばホホバ油,ヒマシ
油,ミンク油等の動植物抽出油である。
これらの中でも、とりわけポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油、オクタン酸セチルが特に好適に用いられ、この
場合、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油のHLBは、3〜1
7、特に6〜17の範囲が好ましい。
これら水難溶性油分の配合量も特に限定されないが、
上記水難溶性油分の1種を単独で又は2種以上を併用
し、シャンプー組成物全体の0.01〜10%、特に0.1〜5
%とすることが好ましい。0.01%未満では配合による十
分な効果が得られず、一方10%を超えると、シャンプー
の基本性能である泡立ちを劣化させるだけでなく、安定
配合がなされない場合がある。
本発明のシャンプー組成物には、以上の4成分に加
え、必要によりその種類や使用目的等に応じた成分を適
宜添加することができる。例えば、ノニオン界面活性
剤、両性界面活性剤、上記第4級アンモニウム塩型以外
のカチオン界面活性剤を配合することができる。さらに
低温安定化剤、水溶性高分子化合物、粘度調節剤、pH調
整剤、酸化防止剤、乳濁剤、保湿剤、油分、可溶化剤、
香料、蛋白誘導体、動植物エキス、殺菌剤、色素等を添
加することができる。
〔発明の効果〕
本発明のシャンプー組成物は、優れたカユミ防止効果
を有すると共に、低温での安定性に優れたものである。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。
なお、各例に先立ち、各例において採用した評価方法
を下記に示す。
カユミ防止効果 下記標準試料で洗髪し、翌日再び標準試料6gを施して
洗髪した2日後及び6日後のそれぞれのカユミ防止効果
と、同様に標準試料で洗髪し、翌日第1表及び第2表に
示す試験試料6gを施して洗髪した2日後及び6日後のそ
れぞれのカユミ防止効果との比較を10名の被験者の申告
により行った。その際の評点は次の通りである。
標準試料 1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメ
チルペンチル)−2−ピリドン 0.5% ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(:3) 10 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3 無水硫酸ナトリウム 1 水 残 計 100% 評 点 +3点:標準試料に比較してカユミ防止効果が 非常にある。
+2点: 〃 ある +1点: 〃 ややある 0点: 〃 同等 −1点: 〃 やや悪い −2点:標準試料に比較してカユミ防止効果が 悪い −3点: 〃 非常に悪い 判定は被験者10名の評点の合計を算出し、以下の基準
により評価した。
配合組成の低温安定性評価 試験試料を50ml入りガラス容器に充填し、−5℃にお
いて1週間保存したものについて、外観を視覚により観
察し、下記標準により評価した。
○:配合直後と比較してほとんど変化が認められな
い。
△:微濁等外観に若干の変化が認められる。
×:分離等外観の著しい変化が認められる。
〔実施例1〜7、比較例1〜6〕 第1表に示す組成の13種のシャンプー組成物を調製
し、上記方法に従って各評価を行なった。結果を同表に
併記する。
第1表の結果より、式(I)で示される1−ヒドロキ
シ−2−ピリドン系化合物、アニオン界面活性剤、第4
級窒素含有化合物及び水難溶性油分としてポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油(HLB9),流動パラフィン又はオク
タン酸セチルを併用した本発明のシャンプー組成物は、
いずれもカユミ防止効果が著しく向上し、かつ上記水難
溶性油分の分散安定性が良好であることが認められた。
これに対し、比較例1、2は共に本発明の第1の必須
成分を含有していないためカユミ防止効果が劣り、比較
例3は本発明の第4の必須成分、比較例4は本発明の第
3の必須成分を配合していないためそれぞれ目的とする
性能を満足できないものであった。
〔実施例8〜10〕 第2表に示す組成の洗浄剤組成物を調製し、上記の方
法で評価を行なった。
結果を第2表に併記する。
第2表の結果より、本発明のシャンプー組成物は、他
の成分を必須成分と共に配合しても、カユミ防止効果、
低温安定性が損なわれず、良好な性能を保持するもので
あることが認められる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表わされる1−ヒドロ
    キシ−2−ピリドン系化合物、アニオン界面活性剤、第
    4級窒素含有カチオン性化合物及びポリオキシエチレン
    硬化ヒマシ油、オクタン酸セチル、流動パラフィン、ス
    クワラン、ワセリン、イソステアリルアルコール、イソ
    ステアリル酸イソプロピル、ミリスチン酸ヘキシルデシ
    ル及び動植物抽出油からなる群から選ばれる1種又は2
    種以上の水難溶性油分を含有することを特徴とするシャ
    ンプー組成物。 〔式中、R1は1〜17個の炭素原子を有するアルキル基、
    2〜17個の炭素原子を有するアルケニル基、5〜8個の
    炭素原子を有するシクロアルキル基、7〜9個の炭素原
    子を有するビシクロアルキル基、シクロアルキル基が5
    〜8個の炭素原子を有しかつアルキル基が1〜4個の炭
    素原子を有するシクロアルキル−アルキル基(但しシク
    ロアルキル基はその水素原子の1部が1〜4個の炭素原
    子を有するアルキル基によって置換されていてもよ
    い)、6〜14個の炭素原子を有するアリール基、アリー
    ル基が6〜14個の炭素原子を有しかつアルキル基が1〜
    4個の炭素原子を有するアラルキル基、アリール基が6
    〜14個の炭素原子を有しかつアルケニル基が2〜4個の
    炭素原子を有するアリールアルケニル基、アリール基が
    6〜14個の炭素原子を有しかつアルキル基がそれぞれ1
    〜4個の炭素原子を有するアリールオキシアルキルもし
    くはアリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル
    基、アルキル基が1〜4個の炭素原子を有するフェニル
    スルホニルアルキル基、フリル基、又はアルケニル基が
    2〜4個の炭素原子を有するフリルアルケニル基を表わ
    す。但し、上述のアリール基はその水素原子の一部が1
    〜4個の炭素原子を有するアルキル基、1〜4個の炭素
    原子を有するアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基又はハ
    ロゲンによって置換されていてもよい。R2は水素原子、
    1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、2〜4個の炭
    素原子を有するアルケニル基、2〜4個の炭素原子を有
    するアルキニル基、ハロゲン原子、フェニル基、又はベ
    ンジル基を表わす。Xは有機塩基、アルカリ金属イオ
    ン、アンモニウムイオン、又は2〜4価の陽イオンを表
    わす。〕
  2. 【請求項2】アニオン界面活性剤として、下記式(II)
    で表わされるパラフィンスルホネートを配合した請求項
    1記載のシャンプー組成物。 PS−M1 …(II) (但し、PSは炭素数10〜18の直鎖又は分枝鎖アルキル基
    スルホネートの酸基、M1はアルカリ金属又はアルカリ土
    類金属イオンを示す。)
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