JP2759979B2 - シンセサイザ方式のラジオ受信機 - Google Patents

シンセサイザ方式のラジオ受信機

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JP2759979B2
JP2759979B2 JP63229480A JP22948088A JP2759979B2 JP 2759979 B2 JP2759979 B2 JP 2759979B2 JP 63229480 A JP63229480 A JP 63229480A JP 22948088 A JP22948088 A JP 22948088A JP 2759979 B2 JP2759979 B2 JP 2759979B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例 G1第1の実施例(第1図〜第6図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 この発明は、シンセサイザ方式のラジオ受信機に関す
る。
B 発明の概要 この発明は、シンセサイザ方式のラジオ受信機におい
て、放送局の周波数データを、自分で定めたプリセット
地域毎、或いは地域別に分割して記憶しておくことによ
り、選局時、周波数を知らなくてもワンタッチで目的と
する放送局を選局できるようにしたものである。
C 従来の技術 シンセサイザ方式のラジオ受信機には、一般に、プリ
セット機能があり、例えば、 I 周波数「549」kHzをマニュアル操作により選局す
る。
II 「メモリキー」を押しながら、数字キーの「1」
キーを押す。
という操作を行えば、以後、「1」キーを押すだけで、
周波数594kHzが選局される。
D 発明が解決しようとする課題 ところが、I,II項のようにして周波数のプリセットを
行うには、ユーザーが放送局の局名及びその周波数を正
しく知っている必要がある。しかし、一般のユーザー
が、自分の住んでいる地域で受信できる放送局の局名を
知っていても、その周波数まで、しかも、すべての放送
局についてその周波数まで知っていることは、まれであ
る。
また、新聞のラジオ欄などを見れば、周波数を知るこ
とができるが、上述したI,II項のプリセットの操作を、
すべての放送局について行わなければならないので、わ
ずらわしくもある。
この発明は、これらの問題点を解決しようとするもの
である。
E 課題を解決するための手段 このため、この発明においては、PLLの発振信号に基
づいて周波数変換を行って放送の受信を行うシンセサイ
ザ方式の受信系と、自在プリセット領域と、複数の地域
に分割したときのその地域名及びその地域で受信できる
放送局の局名の一覧表を、上記地域単位で表示する表示
手段と、プリセット領域を得る周波数データ及び上記一
覧表に示されている放送局を受信するために必要な周波
数データを有するメモリと、上記表示手段に連動し、こ
の表示手段が表示している自在プリセット領域又は複数
の地域のうちの所定の地域を示す信号を形成する形成手
段と、複数の選局用スイッチとを有し、選局時、上記形
成手段及び上記選局スイッチの出力信号に基づいて上記
ROMから上記周波数データを取り出し、この取り出され
た周波数データに基づいて上記PLLにおける可変分周回
路の分周比をセットして上記表示手段が表示しているプ
リセット領域又は地域において上記選局用スイッチが対
応している放送局を選局するようにしたシンセサイザ方
式のラジオ受信機とするものである。
F 作用 放送局の周波数を知らなくても、ワンタッチで目的と
する放送局が選局される。
G 実施例 G1第1の実施例 第1図において、(1)はアンテナ、(2)は電子同
調式のアンテナ同調回路を示し、この同調回路(2)に
より目的とする周波数frのAM放送波信号Srが取り出され
る。
そして、この信号Srが、高周波アンプ(3)を通じて
ミキサ回路(4)に供給されるとともに、VCO(11)か
ら周波数foが、 fo=fr+450〔kHz〕 ‥‥(i) の発振信号Soが取り出され、この信号Soがミキサ回路
(4)に局部発振信号として供給されて信号Srは中間周
波信号Si(中間周波数は450kHz)に周波数変換される。
そして、この信号Siが、中間周波アンプ(5)を通じAM
検波回路(6)に供給されてオーディオ信号が取り出さ
れ、この信号が低周波アンプ(7)を通じてスピーカ
(8)に供給される。
そして、このとき、VCO(11)は、回路(12)〜(1
5)とともにPLL(10)を構成している。すなわち、VCO
(11)からの信号Soが、可変分周回路(12)に供給され
て1/Nの周波数に分周され、その分周信号が位相比較回
路(13)に供給されるとともに、発振回路(14)から基
準となる周波数9kHzの発振信号Spが取り出され、この信
号Spが比較回路(13)に供給され、その比較出力がロー
パスフィルタ(15)を通じてVCO(11)にその制御電圧
として供給される。またフィルタ(15)の出力は、同調
回路(2)に選局電圧としても供給される。
したがって、定常状態においては、分周回路(12)か
らの分周信号と、発振信号Soとは周波数が等しいので、
このときの発振信号Soの周波数foは、 fo=9〔kHz〕×N ‥‥(ii) となる。また、このとき、(i)式が成立している。
したがって、第4図の第3行に示すように分周比N
を、109〜229の間において、「1」ずつ変化させれば、
同図の第2行に示すように、局発周波数foが、981kHz〜
2061kHzの間を9kHz間隔で変化するので、同図の第1行
に示すように、受信周波数frは、531kHz〜1611kHzの間
を9kHz間隔で、かつ、分周比Nに対応して変化すること
になる。
そして、この分周比Nは、システムコントロール用の
マイクロコンピュータ(20)により分周回路(12)にセ
ットされる。
すなわち、マイコン(20)において、(21)は例えば
4ビットのCPU、(22)は第2図に示すプログラムが書
き込まれているROM、(23)はワークエリア用のRAM、
(24)は第3図Aに示すデータテーブルが書き込まれて
いるメモリであるROM、(25)はラストチャンネル(電
源をオフにしたとき受信していた周波数)と、ユーザー
が選択した8局分の周波数データとを記憶するRAM、(3
1)〜(34)は入出力用のポート、(35)はLCDドライ
バ、(39)は受信周波数frをデジタル表示するLCDを示
し、これら回路(22)〜(25)、(31)〜(35)はシス
テムバス(26)を通じてCPU(21)に接続されている。
ここで、ROM(24)に書き込まれているデータテーブ
ル(第3図A)は、次のような内容である。ただし、こ
の例においては、説明の都合上、ROM(24)のアドレス
を簡略化している。
すなわち、各放送局のサービスエリアを考慮して全国
が「北海道」,‥‥,「関東・南部」,‥‥,「沖縄」
のように13の地域に分割されるとともに、ROM(24)の
アドレスは、11〜138番地が割り当てられる。そして、R
OM(24)の11番地には、第1番目の地域「北海道」にお
いて受信できる第1番目の放送局「NHK札幌第1放送」
の周波数567kHzを示す周波数データ「3FH」(サフィッ
クス“H"は16進数であることを示す)が書き込まれ、12
番地には、第2番目の放送局「NHK釧路第1放送」の周
波数585kHzを示す周波数データ「41H」が書き込まれ、
‥‥というように、ROM(24)のH×10+L番地(Hは
1〜13のいずれか、Lは1〜8のいずれか)には、その
H番目の地域で受信できる第L番目の放送局の周波数fr
を示す周波数データnが書き込まれている。なお、この
とき、 N=n+50 ‥‥(iii) fo=9〔kHz〕×N ‥‥(ii) fr=fo−450〔kHz〕 ‥‥(i) である。
また、RAM(25)は、図示はしないが例えば電池によ
りバックアップされて不揮発性とされている。そして、
同図Bに示すように、RAM(25)のアドレスは、0〜8
番地が割り当てられ、その0番地にラストチャンネルの
周波数データnoがアクセスされ、残る1〜8番地に、ユ
ーザーの選択した第1〜第8番目の放送局の各周波数fr
を示す周波数データn1〜n8がそれぞれアクセスされる。
なお、以下の説明においては、このRAM(25)の1〜8
番地が、第0番目の地域「フリー」に対応するものと
し、したがって、地域番号Hは、0〜13のいずれかとす
る(H=0は「フリー」、H=1〜13は「北海道」〜
「沖縄」)。
さらに、ポート(31)には、地域番号Hを指定するノ
ンロックタイプのスイッチS3〜S0が接続され、ポート
(32)にはノンロックタイプの選局キー(スイッチ)K1
〜K8が接続され、ポート(33)には受信周波frを9kHz単
位で上昇及び下降させるためのノンロックタイプのアッ
プキー(スイッチ)Ku及びダウンキー(スイッチ)Kd
と、ユーザーが「フリー」(H=0)に任意の受信周波
数frの周波数データn1〜n8を入力するためのノンロック
タイプのメモリキー(スイッチ)Kmとが接続されてい
る。また、ポート(34)からは分周比Nが取り出されて
分周回路(12)にロードされる。
一方、第5図は、この発明によるラジオ受信機の外観
の一例の斜視図であり、そのキャビネット(70)は全体
として長方体とされるとともに、その前面の上方に、長
辺が左右方向となるように長方形の局名窓(71)が形成
される。また、キャビネット(70)の前面において局名
窓(71)の下方には、選局キーKL(=K1〜K8)が左右方
向に一列に配列され、その下方の左側にスピーカ(8)
が配置されるとともに、その右側に、LCD(39)が配置
され、その下方にキーKm,Kd,Kuが一列に配列される。な
お、キーKLには「1」〜「8」のキー番号がつけられて
いる。
そして、キャビネット(70)の内部には、局名窓(7
1)に対向して、プラスチック材よりなる局名ドラム(8
1)が設けられている。この場合、ドラム(81)は、全
体が円柱状とされ、その中心軸が左右方向となり、か
つ、その周面か窓(71)に望むように設けられている。
また、このとき、ドラム(81)は、その中心軸を回転中
心として回転自在に軸支されるとともに、その回転位置
が、クリック機構(図示せず)により、ターレット式の
テレビチューナのように14ステップに規正される。さら
に、ドラム(81)の回転軸の右端に、キャビネット(7
0)の右外側に位置するつまみ(89)が設けられる。
そして、ドラム(81)の周面には、第6図に示すよう
な周波数表が印刷などにより形成されている。すなわ
ち、同図はドラム(81)の周面を展開して示し、この周
面は、右側を除いて円周方向に14等分されて14の長方形
の領域A1〜A13,A0とされる。そして、第1番目の領域A1
には、地域番号「1」と、第1番目の地域を示す「北海
道」の文字とが印刷されるとともに、「1」〜「8」の
放送局番号Lと、ROM(24)の11〜18番地に書き込まれ
ている周波数データ「3FH」〜「AOH」に対応する放送局
の局名「NHK札幌第1放送」〜「札幌テレビ放送」との
一覧表が印刷されるというように、第H番目の領域AH
は、地域番号「0」〜「13」(=H)と、第H番目の地
域名を示す文字とが、印刷されるとともに、放送局番号
「1」〜「8」(=L)と、ROM(24)のH×10+1〜
H×10+8番地に書き込まれている第1〜第8番目の周
波数データn〜nに対応する第1番目〜第8番目の放送
局の局名との一覧表が印刷されている。すなわち、領域
AHには、第H番目の地域番号H及び地域名と、その地域
で受信できる放送局の放送局番号L及びその局名の一覧
表とが印刷されている。また、このとき、各地域におい
て、放送局番号Lと、ROM(24)のH×10+L番地の周
波数データnとは、対応している。ただし、H=0の
「フリー」については、放送局名は印刷されていない。
したがって、局名窓(71)には、領域AHに印刷してあ
る地域名と、「1」〜「8」の放送局番号L及びその地
域で受信できる放送局の局名の一覧表とが、つまみ(8
9)を1ステップ分(=360゜/14)まわすごとに地域単
位で表示されることになる。
さらに、ドラム(81)の周面の残る右側の部分(ここ
は、窓(71)に表示されない)も、円周方向に14等分さ
れて領域B1〜B13,B0とされるとともに、各領域BHは、ド
ラム(81)の中心軸方向に4つの区域b3〜b0に等分され
ている。そして、この場合、領域BHも第H番目の地域に
対応するものであるが、第1番目の領域B1の区域b3〜b0
のうちの区域b3〜b1は、径方向の凸部(82)(斜線図
示)とされるというように、符号b3〜b0が地域番号Hを
4ビットの2進値で表した場合の各ビットであると考え
たとき、第H番目の地域に対応する領域BHの区域(ビッ
ト)b3〜b0のうち、“0"のビットに対応する区域は、凸
部(82)とされる。
そして、局名窓(71)に第H番目の地域名及び局名表
示が行われているとき、その第H番目の領域BHの区域b3
〜b0に対向するように、上述のスイッチS3〜S0が設けら
れるとともに、スイッチS3〜S0に凸部(82)が対向した
ときには、その対向されたスイッチはオンとなるよう
に、スイッチS3〜S0が設けられる。なお、スイッチS3
S0はオンのとき、そのスイッチ出力は“0"になるものと
する。
したがって、局名窓(71)に、ドラム(81)の第H番
目の地域名及びその放送局名の一覧表が表示されている
とき、スイッチS3〜S0の出力は、その地域番号Hを4ビ
ットの2進値で示していることになる。
そして、放送の受信は、第2図に示すルーチン(40)
にしたがって、次のように行われる。
すなわち、電源スイッチ(図示せず)をオンにする
と、CPU(21)の処理は、ルーチン(40)のステップ(4
1)からスタートし、ステップ(42)においてRAM(25)
の0番地からラストチャンネルの周波数データn0が読み
出され、次にステップ(43)においてn=n0とされる。
そして、処理はステップ(43)からステップ(56)に
進み、このステップ(56)において、データnが(ii
i)式にしたがって分周比Nに変換され、続いてステッ
プ(57)においてその分周比Nがポート(34)を通じて
分周回路(12)にロードされ、さらに、ステップ(58)
において(i)〜(iii)式にしたがってデータnから
受信周波数frを示すデータが形成され、このデータがLC
Dドライバ(35)にラッチされるとともに、LCD(39)に
供給される。
したがって、電源スイッチをオンにすると、受信用周
波数frがラストチャンネルの周波数となってそのラスト
チャンネルの受信状態になるとともに、LCD(39)には
そのラストチャンネルの周波数がデジタル表示される。
そして、CPU(21)の処理は、ステップ(58)からス
テップ(51)に進む。このステップ(51)においては、
スイッチS3〜S0の出力がチェックされ、そのスイッチ出
力が、H=1〜13を示しているとき、すなわち、局名
(71)に、第1〜第13番目の地域の地域名及び放送局名
の一覧表が表示されているときには、処理はステップ
(51)からステップ(52)に進み、このステップ(52)
において選局キーKLが押されているかどうかがチェック
され、押されていないときには、処理はステップ(52)
からステップ(51)に戻る。
したがって、局名窓(71)に「北海道」〜「沖縄」の
いずれかの放送局の一覧表が表示されているときには、
ステップ(51),(52)が繰り返され、それまで受信し
ていた周波数の受信状態及びその周波数の表示状態が保
持される。
そして、このような状態にあるとき、選局キーKLのい
ずれかが押されると、これがステップ(52)において検
出され、処理はステップ(52)からステップ(53)に進
み、このステップ(53)において、局名窓(71)に表示
されている地域及びステップ(52)で検出されたキーKL
にしたがって、アドレス「H×10+L番地」が形成され
る。例えば、局名窓(71)に表示されている地域名が
「北海道」(H=1)であり、かつ、ステップ(52)で
検出されたキーKLが、「NHK釧路第1放送」を示す放送
局番号「2」に対応する第2番目のキーK2(L=2)で
あるとすれば、アドレスとして「12番地」が形成され
る。
続いて、処理はステップ(54)に進み、このステップ
(54)において、ステップ(53)で形成されたアドレス
にしたがってROM(24)(またはRAM(25))の「H×10
+L番地」からここに書き込まれている周波数データ
n、今の場合には、ROM(24)の12番地に書き込まれて
いる周波数データ「41H」が読み出され、次にステップ
(55)においてステップ(54)で読み出したデータn
(=41H)がRAM(25)にラストチャンネルの周波数デー
タn0として書き込まれ、続いて処理はステップ(56)に
進む。
したがって、以後、電源オン時と同様にして、ステッ
プ(56)〜(58)によりステップ(54)で読み出した周
波数データnの示す周波数frの受信状態となるととも
に、その周波数frの表示状態となり、その後、ステップ
(51)に戻る。今の場合であれば、n=41Hであるか
ら、fr=585kHzの受信状態及び表示状態となり、この状
態を保ちつつステップ(51),(52)により待機状態と
なる。
そして、このとき、585kHzは「NHK釧路第1放送」の
周波数である。
すなわち、局名窓(71)に第H番目の地域の放送局の
一覧表が表示されている場合に、その第L番目の放送局
を聴きたいときには、選局キーK1〜K8のうちの、第L番
目のキーKLを押せば、ROM(24)(またはRAM(25))の
H×10+L番地からその聴きたい放送局の周波数データ
nが読み出され、このデータnが分周比N及び周波数fr
に変換され、その放送局が選局されるとともに、その周
波数frが表示される。
したがって、ある地域の放送局を受信したい場合に
は、つまみ(89)により該当する地域名を局名窓(71)
に表示し、その放送局名につけられている放送局番号L
に等しい番号の選局キーKLを押せば、その局を受信でき
ることになる。
また、ステップ(51),(52)により待機状態にある
とき、つまみ(89)により局名窓(71)に地域として
「フリー」を表示すると、このとき、H=0になるの
で、CPU(21)は、次のキー入力があるまで、ステップ
(51),(61)〜(63)を繰り返す。
すなわち、H=0なので、CPU(21)の処理は、ステ
ップ(21)からステップ(61)に進み、このステップ
(61)においてアップキーKuまたはダウンキーKdが押さ
れているかどうかがチェックされ、押されていないとき
には、処理はステップ(61)からステップ(62)に進
み、このステップ(62)においてメモリーKmと、選局キ
ーKLのいずれかとが同時に押されているかどうかチェッ
クされ、同時に押されていないときには、処理はステッ
プ(62)からステップ(63)に進み、このステップ(6
3)において選局キーKLのいずれかが押されているかど
うかがチェックされ、どれも押されていないときには、
処理はステップ(51)に戻る。
したがって、局名窓(71)に「フリー」が表示されて
いるときには、キー入力があるまで、あるいは、局名窓
(71)の表示が「フリー」以外の地域とされるまで、ス
テップ(51),(61)〜(63)が繰り返される。なお、
このときの受信周波数frは、「フリー」が表示される前
の、最後にステップ(56)〜(58)が実行されたときの
周波数である。
そして、このステップ(51),(61)〜(63)が繰り
返されているとき、例えばアップキーKuまたはダウンキ
ーKdが押されると、これがステップ(61)により検出さ
れて処理はステップ(61)からステップ(64)に進み、
このステップ(64)において、値nは、押されたキーが
アップキーKuであれば、それまでの値から「1」だけイ
ンクリメントされ、押されたキーがダウンキーKdであれ
ばそれまでの値から「1」だけディクリメントされ、次
にステップ(55)に進む。
したがって、ステップ(55)〜(58)により、今まで
値に対して「1」だけインクリメントあるいはディクリ
メントされた値nが、RAM(25)の0番地にラストチャ
ンネルの周波数データn0として書き込まれるとともに、
値nの変化に対応してそれまでの受信周波数frが1ステ
ップ分、すなわち、9kHzだけ上昇または下降されるとと
もに、LCD(39)の表示も対応して変更される。そし
て、処理はステップ(51)に戻る。
したがって、局名窓(71)の表示を「フリー」にした
状態で、アップキーKuまたはダウンキーKdを押せば、受
信周波数fr及びその表示を9kHzステップで変更できる。
また、ステップ(51),(61)〜(63)が繰り返され
ているとき、メモリキーKmと、KLいずれか、例えば第2
番目のキーK2とを同時に押すと、これがステップ(62)
において検出され、処理はステップ(62)からステップ
(65)に進み、このステップ(65)において、RAM(2
5)の2番地、すなわち、キーKLのうち、キーKmと同時
に押したキー番号(=2)に対応するアドレス(=2番
地)に、その時点における値nが周波数データとして書
き込まれ、その後、処理はステップ(51)に戻る。
したがって、メモリーキーKmと、キーKLの1つとを同
時に押すことにより、全部で8局分の周波数データn
を、RAM(25)の1〜8番地に登録できる。
さらに、ステップ(51),(61)〜(63)が繰り返さ
れているとき、キーKLのいずれか、例えば第2番目のキ
ーK2を押すと、処理はステップ(63)からステップ(5
3)に進み、このステップ(53)において、上述のよう
にアドレス「H×10+L」番地、今の場合は、H=0、
L=2なので2番地が形成され、以後、ステップ(54)
〜(58)によりRAM(25)の2番地に登録されている周
波数データnが読み出され、対応する受信周波数frの受
信状態とされるとともに、その周波数がLCD(39)にデ
ジタル表示されて処理はステップ(51)に戻る。
したがって、この場合には、選局キーKLを押すと、RA
M(25)の対応するアドレスに登録されている周波数デ
ータnの放送を受信できる。
以上のようにして、選局及び登録が行われるが、この
場合、特にこの発明によれば、全国を複数の地域に分割
してその地域ごとに受信できる放送局の一覧表を表示
し、その放送局を選局キーKLにより指定すると、対応す
るROM(24)のアドレス「H×10+L」番地からその放
送局の周波数データnを取り出し、このデータnに基づ
いて選局及び周波数frの表示を行うようにしたので、各
放送局の周波数を知らなくても、目的とする放送局を選
局できる。
しかも、そのために、受信周波数frのプリセットを行
っておく必要もなく、この種の機器について知識が乏し
い者でも、間違えることなく簡単にワンタッチで選局が
できる。
また、放送局の大出力化、受信機の性能の向上などに
より、夜間になると、例えば東京において大阪の放送を
充分に実用になる状態で受信することができるが、その
ような場合にも、つまみ(89)により「近畿」を選択
し、選局キーKLを押せば、やはり簡単に希望する放送を
選局できる。すなわち、夜間になると、遠距離の放送局
を多く受信できるようになるので、特定の遠距離局を間
違えることなく選局するのは、めんどうであるが、これ
をワンタッチで行うことができる。
さらに、「フリー」を利用することにより、選局キー
KLに対して、ユーザーが自由に放送局を登録でき、か
つ、それをワンタッチで選局できる。
G2他の実施例 なお、上述においては、AM放送だけを受信する場合で
あるが、FM放送なども受信する場合には、(i)〜(ii
i)式を例えば、 N=n+107 ‥‥(iii) fo=100〔kHz〕×N ‥‥(ii) fr=fo−10.7〔MHz〕 ‥‥(i) ただし、発振信号Spの周波数は100kHz。
中間周波数は10.7MHz とすればよい。
また、上述においては、ドラム(81)の周面に凸部
(82)を設け、これにスイッチS3〜S0を対向させて局名
窓(71)に表示されている地域の地域番号Hを得るよう
にしたが、ドラム(81)の底面に凸部(82)を設け、こ
れにスイッチS3〜S0を対向させて、あるいは凸部(82)
の代わりに接地された導電層を設け、これにスイッチS3
〜S0のホット側の接点を対接させて地域番号Hを得るよ
うにすることもできる。
あるいは、フォトカプラないしフォトインタラプタに
より、局名窓(71)に表示されている地域を検出するこ
ともできる。また、局名ドラム(81)に変えて例えばエ
ンドレスのベルトとし、その周囲をドラム(81)の場合
と同様にすることもできる。
さらに、各地域(H=1〜13)に例えばL=9の放送
局番号を設け、これをRAM(25)に割り当ててユーザー
が各地域ごとに周波数データnを登録できるようにして
もよい。
H 発明の効果 この発明によれば、全国を複数の地域に分割してその
地域ごとに受信できる放送局の一覧表を表示し、その放
送局を選局キーKLにより指定すると、対応するROM(2
4)のアドレス「H×10+L」番地からその放送局の周
波数データnを取り出し、このデータnに基づいて選局
及び周波数frの表示を行うようにしたので、各放送局の
周波数を知らなくても、目的とする放送局を選局でき
る。
しかも、そのために、受信周波数frのプリセットを行
っておく必要もなく、この種の機器について知識が乏し
い者でも、間違えることなく簡単にワンタッチで選局が
できる。
また、放送局の大出力化、受信機の性能の向上などに
より、夜間になると、例えば東京において大阪の放送を
充分に実用になる状態で受信することができるが、その
ような場合にも、つまみ(89)により「近畿」を選択
し、選局キーKLを押せば、やはり簡単に希望する放送を
選局できる。すなわち、夜間になると、遠距離の放送局
を多く受信できるようになるので、特定の遠距離局を間
違えることなく選局するのは、めんどうであるが、これ
をワンタッチで行うことができる。
さらに、「フリー」を利用することにより、選局キー
KLに対して、ユーザーが自由に放送局を登録でき、か
つ、それをワンタッチで選局できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の系統図、第2図〜第6図はそ
の説明のための図である。 (1)〜(8)は受信系、(10)はPLL、(20)はマイ
クロコンピュータ、(71)は局名窓、(81)は局名ドラ
ムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03J 5/00 - 5/32 H03J 7/18 - 7/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PLLの発振信号に基づいて周波数変換を行
    って放送の受信を行うシンセサイザ方式の受信系と、 自在プリセット領域と複数の地域に分割したときのその
    地域名及びその地域で受信できる放送局の局名の一覧表
    を、上記地域単位で表示する表示手段と、 上記プリセット領域を得る周波数データ及び上記一覧表
    に示されている放送局を受信するために必要な周波数デ
    ータを有するメモリと、 上記表示手段に連動し、この表示手段が表示している自
    在プリセット領域又は複数の地域のうちの所定の地域を
    示す信号を形成する形成手段と、 複数の選局用スイッチとを有し、 選局時、上記形成手段及び上記選局スイッチの出力信号
    に基づいて上記メモリから上記周波数データを取り出
    し、 この取り出された周波数データに基づいて上記PLLにお
    ける可変分周回路の分周比をセットして上記表示手段が
    表示しているプリセット領域又は地域において上記選局
    用スイッチが対応している放送局を選局するようにした
    シンセサイザ方式のラジオ受信機。
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DE68914555T DE68914555T3 (de) 1988-09-13 1989-09-07 Synthesizer für Funkempfänger.
US07/406,057 US5001775A (en) 1988-09-13 1989-09-12 AM/FM receiver with insertable memory card and display of frequencies and respective geographic regions

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JPS60242719A (ja) * 1984-05-16 1985-12-02 Mitsubishi Electric Corp カ−ラジオ
JPS62196915A (ja) * 1986-02-25 1987-08-31 Sony Corp 車載用テレビジヨン選局装置
JPS62178618U (ja) * 1986-05-01 1987-11-13
JPS637816U (ja) * 1986-06-30 1988-01-19

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