JP2757746B2 - 布地等の被加工物のためのカッティング方法及び装置 - Google Patents

布地等の被加工物のためのカッティング方法及び装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布地等の被加工物を、
静電吸着板を設置した加工台上に載置するとともにカッ
ティングツールによってカッティング処理するカッティ
ング方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカッティング装置においてカッ
ティング処理を行なう場合に、加工台の静電吸着板上に
被加工物を静電吸着させて固定し、この固定された被加
工物上をX−Yプロッタの態様でカッターヘッドを走行
させて切り出すべき文字等の輪郭に沿って該ヘッド上の
カッターで被加工物をカッティングするようになってい
る。被加工物として、所定形状のカットシートを用いる
場合には、該シートを静電吸着板上にそのまま載置する
が、ロール紙を用いる場合には、加工台の一側に設けた
ロール台よりシートを引出して順次使用する方法が採ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】被加工物が薄手の用紙
の場合には静電吸着性が良好なため、加工台に対して安
定した状態で吸着固定されるが、布地や、型紙等の厚紙
の場合には静電吸着力が弱く、特に布地ではその吸着力
が殆ど働かない問題がある。このため、加工台上での被
加工物の固定が十分でないので、正確なカッティング処
理に支障をきたしていた。特に布地の場合には、カッテ
ィングツールのカッターの刃が布地面に引掛かり易いた
めに、布地が加工台で位置ずれを起こす不具合が大き
い。従って、従来においては、カッターの刃が布地を引
張らないように円盤状のカッターを別途用意する必要が
あった。しかし、該円盤状のカッターでは細かな動きが
できないために精細なカッティング処理を成し得ない問
題があった。
【0004】そこで、静電吸着性の弱い布地等の被加工
物の場合に、該被加工物を別途のクランプなどで加工台
上に固定する方法も考えられるが、該クランプなどを準
備する必要があるとともに被加工物の交換や移動時に、
その取付け、取外しの作業が面倒となるといった問題が
ある。
【0005】従って、本発明は上記諸問題に鑑みなされ
たもので、その目的は、布地や厚紙等の静電吸着性の弱
い被加工物のカッティング処理においても、これら被加
工物を加工台上に安定した状態で配置し得るとともに被
加工物の交換や移動も容易に行なえるようにしたカッテ
ィング方法及び装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、布地等の被加工物を静電吸着板を設置し
た加工台上に載置するとともにカッティングツールによ
ってカッティング処理する場合において、前記加工台の
静電吸着板上に、該静電吸着板に対応する下面が静電吸
着性を有するとともに上面が布地等の被加工物を再剥離
可能に貼付ける貼付け面をなす再剥離シートを配置して
該静電吸着板上に吸着固定し、該固定された再剥離シー
ト上に布地等の被加工物を重ね合わせて配置して該再剥
離シートに貼付け固定し、前記カッティングツールによ
って該固定された被加工物のカッティング処理を行なう
ことを特徴とするカッティング方法を提案するものであ
る。
【0007】又、本発明は、布地等の被加工物を静電吸
着板を設置した加工台に載置するとともにカッティング
ツールによってカッティング処理するカッティング装置
を前提として、前記静電吸着板に対応する一方の面が静
電吸着性を有するとともに他方の面が前記被加工物を再
剥離可能に貼付ける貼付け面をなす再剥離シートのロー
ル体を加工台の一側に設けたロール台上に配置し、該ロ
ール台上のロール体より引出した再剥離シートが加工台
の静電吸着板上に吸着固定されるとともに該再剥離シー
ト上に被加工物が貼付け固定され、前記カッティングツ
ールによって該固定された被加工物のカッティング処理
を行なう構成のカッティング装置を提案するものであ
る。
【0008】又、上記構成において、布地等の被加工物
としてロール状のものを用いる場合に、該ロール体を再
剥離シートのロール体と併置したカッティング装置も提
案するものである。
【0009】
【作用】上記本発明のカッティング方法及び装置によれ
ば、再剥離シートを介在させることにより、布地等の静
電吸着性の弱い被加工物でも加工台上に安定状態で固定
される。そして、被加工物の交換や移動に際しては、再
剥離シートより該被加工物を剥離させれば良く、カッテ
ィング作業が容易である。又、再剥離シートが介在する
ため、カッティング作業時にカッターの刃が静電吸着板
を傷める度合いも少なく、このシートが該吸着板の保護
の役目も果たしている。更に、被加工物としてロール状
のものを用いる場合には該ロール体を再剥離シートのロ
ール体と併置してロール台上に配置し、カッティング処
理時には、該再剥離シート及び被加工物をロール体より
引出して加工台の静電吸着板上に重ね合わせの状態で配
置すれば、カッティング処理の準備が完了する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のカッティング
方法及びそれを具体化したカッティング装置の実施例を
説明する。図1において、1はカッティング装置本体、
2はその本体1の上面に設けられた加工台、3はその加
工台2に設置された静電吸着板、4はカッティングツー
ルをなすカッターである。該カッター4は加工台2上で
移動するガイドバー5及びカッターヘッド6によりX−
Yプロッタの態様で走行し、該加工台2上に置かれる被
加工物にカッティング処理を施す。
【0011】7は上部開放の箱状をなすロール台で装置
本体1の一側に取付部材8を介して取付けられており、
内部に2組の対をなす回転ロール9a,9bが回転自在
に支持されている。この一方の組の回転ロール9aには
図において2点鎖線で示す再剥離シートのロール体10
が転動自在に載置され、他方の組の回転ロール9b上に
は、同じく2点鎖線で示す布地等の被加工物のロール体
11が転動自在に該再剥離シートのロール体10と併置
状態で載置されている。
【0012】図2に略示するように、カッティング処理
に当っては、まず、装置本体1の加工台2に近接した側
に配置された再剥離シートのロール体10より再剥離シ
ート10a加工台2の静電吸着板3上に引出される。該
再剥離シート10aは静電吸着板3に対応する下面が気
密性のある静電吸着性に富む面となっているとともに上
面が再剥離可能な貼付け面に構成されている。従って、
該再剥離シート10aは静電吸着板3上に安定した状態
で吸着固定される。
【0013】次に、再剥離シートのロール体10の後
方、すなわち、装置本体1より遠い側に配置された布地
等の被加工物のロール体11より被加工物11aが加工
台2上に引出されて再剥離シート10a上に重ね合わさ
れる。これにより、被加工物11aが再剥離シート10
a上に貼付けられ、これによって被加工物11aが再剥
離シートを介して加工台2の静電吸着板3に固定され
る。
【0014】上述のようにして、布地等の被加工物11
aが加工台2上に設置された状態で、カッティングツー
ルをなすカッター4によりカッティング処理が施され
る。この場合、カッター4の刃の出量は再剥離シート1
0aに若干キズを付ける程度に設定され、被加工物11
aのカッティングが確実に行なわれる。又、この再剥離
シート10aが介在するため、カッター4の刃が静電吸
着板3を傷める度合いも少なく、このシート10aが該
吸着板3の保護の役目も果している。なお、再剥離シー
ト10a及び被加工物11aをそれぞれのロール体1
0,11より引出す際に、最初から重ね合わせた状態で
一緒に引出してもよい。
【0015】又、再剥離シート10aの上面側が粘着性
のある貼付け面となっているためロール体10の外周に
その貼付け面が現れる。従って、ロール体10に接する
回転ロール9aは剥離性に富んだフッ素樹脂で形成する
が、その外周をフッ素加工したものが望ましい。更に、
これら回転ロール9a,9bを用いるのに代えて、各ロ
ール体10,11に支軸を通してロール台7上で回転自
在とする構成も可能である。
【0016】以上のように、再剥離シート10aを介在
させることにより、静電吸着性の布地等の被加工物11
aを加工台2の静電吸着板3上に安定した状態で固定す
ることができ、スムーズなカッティング処理が可能であ
る。又、被加工物の交換や移動に際しては被加工物11
aのみを際剥離シート10aより引き剥がせばよく、そ
の作業を容易に行ない得る。
【0017】以上、本発明を図面に示す実施例について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、被加工物11aはロール状のものに限らず、型
紙等の厚紙のように所定サイズのカット紙を用いる場合
も含まれる。又、再剥離シート10aは実施例のごとく
ロール状のものが、使用に便利であるが、別途、所定サ
イズのものを用意し、これを被加工物と重ね合わせて加
工台上に配置する構成でもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、再剥離シ
ートを介在させることによって、静電吸着性の弱い布地
等の被加工物でも加工台の静電吸着板上に安定した状態
で固定することができるので、カッティング処理時に被
加工物が移動してしまう等の不具合が発生せず、確実な
カッティング処理を遂行できるとともに、カッティング
をなすカッターも布地等のための特別のカッターを用意
する必要がなく、しかも、加工台上での布地等の交換や
移動は再剥離シートより引き剥すことにより容易に作業
し得、又、再剥離シートが介在するため、カッティング
作業時にカッターの刃が静電吸着板を傷める度合いも少
なく、このシートが該吸着板の保護の役目を果たし得る
等、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカッティング装置の実施例の斜視
図である。
【図2】図1に示すカッティング装置におけるカッティ
ング処理の態様を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 カッティング装置本体 2 加工台 3 静電吸着板 4 カッター 7 ロール台 10 再剥離シートのロール体 11 布地等の被加工物のロール体 10a 再剥離シート 11a 布地等の被加工物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布地等の被加工物を静電吸着板を設置した
    加工台上に載置するとともにカッティングツールによっ
    てカッティング処理するカッティング方法において、前
    記加工台の静電吸着板上に、該静電吸着板に対応する下
    面が静電吸着性を有するとともに上面が布地等の被加工
    物を再剥離可能に貼付ける貼付け面をなす再剥離シート
    を配置して該静電吸着板上に吸着固定し、該固定された
    再剥離シート上に布地等の被加工物を重ね合わせて配置
    して該再剥離シートに貼付け固定し、前記カッティング
    ツールによって該固定された被加工物のカッティング処
    理を行なうことを特徴とするカッティング方法。
  2. 【請求項2】布地等の被加工物を静電吸着板を設置した
    加工台上に載置するとともにカッティングツールによっ
    てカッティング処理するカッティング装置において、前
    記静電吸着板に対応する一方の面が静電吸着性を有する
    とともに他方の面が前記被加工物を再剥離可能に貼付け
    る貼付け面をなす再剥離シートのロール体を加工台の一
    側に設けたロール台上に配置し、該ロール台上のロール
    体より引出した再剥離シートが加工台の静電吸着板上に
    吸着固定されるとともに該再剥離シート上に被加工物が
    貼付け固定され、前記カッティングツールによって該固
    定された被加工物のカッティング処理を行なうことを特
    徴とするカッティング装置。
  3. 【請求項3】布地等の被加工物のロール体を前記ロール
    台上において再剥離シートのロール体と併置してなる請
    求項2記載のカッティング装置。
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