JP2757080B2 - 長スパンプレキャストコンクリート梁 - Google Patents

長スパンプレキャストコンクリート梁

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JP2757080B2
JP2757080B2 JP3086746A JP8674691A JP2757080B2 JP 2757080 B2 JP2757080 B2 JP 2757080B2 JP 3086746 A JP3086746 A JP 3086746A JP 8674691 A JP8674691 A JP 8674691A JP 2757080 B2 JP2757080 B2 JP 2757080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は長大スパンのプレキャス
トコンクリート梁に係るものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、プレキャストコンク
リート梁部材の長手方向両端部を残してスパン中央部
に、上端面が開口し且つ長手方向両端部が閉じた中空の
U字状鉄骨部材を一体に埋設した長スパンプレキャスト
コンクリート梁を既に提案した(特公平8−26615
号公報(特願平2−122898号明細書)参照)。
【0003】この長スパンプレキャストコンクリート梁
では、前記U字状鉄骨部材によりプレキャストコンクリ
ート梁部材のスパン中央部に中空部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記プレキャストコン
クリート梁に埋設される鉄骨部材は、上端部の開口した
U字状に形成されているので、鉄骨部材の曲げ許容応力
が十分でなくて、プレキャストコンクリート梁の断面が
増大するという問題があった。本発明は前記問題点に鑑
み提案されたもので、その目的とする処は、プレキャ
ストコンクリート梁の断面を小さくすることができ、
プレキャストコンクリート梁上に施工されるスラブの強
度剛性を増大できる長スパンプレキャストコンクリート
梁を提供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、コンクリート止め板により長手方向両
端部を閉じたU字状鉄骨部材を、プレキャストコンクリ
ート梁部材の長手方向両端部を残してスパン中央部に一
体に埋設して、同U字状鉄骨部材によりプレキャストコ
ンクリート梁部材のスパン中央部に中空部を形成した長
スパンプレキャストコンクリート梁において、前記U字
状鉄骨部材の両側垂直部片の上端面のそれぞれに上部水
平フランジを同各垂直部片と直交するように設けてい
る。
【0006】
【作用】本発明は前記のようにコンクリート止め板によ
り長手方向両端部を閉じたU字状鉄骨部材を、プレキャ
ストコンクリート梁部材の長手方向両端部を残してスパ
ン中央部に一体に埋設して、同U字状鉄骨部材によりプ
レキャストコンクリート梁部材のスパン中央部に中空部
を形成した長スパンプレキャストコンクリート梁におい
て、前記U字状鉄骨部材の両側垂直部片の上端面のそれ
ぞれに上部水平フランジを同各垂直部片と直交するよう
に設けているので、上部水平フランジのない前記従来の
プレキャストコンクリート梁のU字型鉄骨材に比べると
U字状鉄骨部材の曲げ許容応力が増大する。
【0007】またU字状鉄骨部材の両側垂直部片の上端
面のそれぞれに設けた上部水平フランジを利用して、同
上部水平フランジにスタッドジベルを植立し、同スタッ
ドジベルにより、プレキャストコンクリート梁と同プレ
キャストコンクリート梁上に施工されるスラブとを一体
化させることが可能で、同スラブの強度剛性が増大す
る。
【0008】
【実施例】次に本発明の長スパンプレキャストコンクリ
ート梁を図示の実施例により説明する。1は相隣る柱間
に亘る長さを有し且つスラブ断面が欠損された断面形状
のプレキャストコンクリート梁部材で、長手方向両端面
から外方に梁下端主筋2の定着端部2aが突設し、スラ
ブ断面欠損部上に肋筋3の上端が突設している。
【0009】4はU字状鉄骨部材で、同U字状鉄骨部材
4は、両側垂直部片4aと、同両側垂直部片4aの上端
面に同垂直部片4aと直交するように設けた上部水平フ
ランジ4bと、U字状鉄骨部材4の長手方向両端面に取
付けたコンクリート止め板(メタルラスのような有孔板
よりなるコンクリート止め板)7とにより構成されてい
る。そしてこのU字状鉄骨部材4が前記プレキャストコ
ンクリート梁部材1の長手方向両端部を残してスパン中
央部に一体に埋設されて、同U字状鉄骨部材4により、
プレキャストコンクリート梁部材1のスパン中央部に上
端の開口した中空部1aが形成される。
【0010】またU字状鉄骨部材4の中空部1aを挟ん
で対向する両側垂直部片4aの対向面には、スタッドジ
ベル5が溶接により植立され、上部水平フランジ4b上
には、スタッドジベル6または鉄筋が溶接により植立さ
れている。施工に当っては、プレキャストコンクリート
梁部材1を梁断面が欠損された柱間に架構し、相隣るプ
レキャストコンクリート梁部材1の間に半プレキャスト
コンクリート床板を架構し、柱頭部補強筋、梁上端主
筋、スラブ補強筋を配筋し、スラブ及び柱頭部コンクリ
ートを打設する。
【0011】その際、後打ちコンクリートはスタッドジ
ベル5介してU字状鉄骨部材4と一体化され、またスラ
ブはスタッドジベル6を介して梁と一体化される。この
ようにU字状鉄骨部材4と一体化された梁では、同U字
状鉄骨部材4が鉄骨材と同様の働きをする。しかもU字
状鉄骨部材4は、その両側垂直部片4aの上端部に同垂
直部片4aと直交するように上部水平フランジ4bが設
けられているので、U字状鉄骨部材4の曲げ許容応力が
上部水平フランジ4bを欠くU字型鉄骨部材に比べると
増大し、プレキャストコンクリート梁1の断面がより小
さくなり、これに伴って階高の下げも可能になる。
【0012】また上部水平フランジ4bを利用して、同
フランジ4b上面にスタッドジベル6を植立し、同スタ
ッドジベル6により、プレキャストコンクリート梁1と
同プレキャストコンクリート梁1上に施工されるスラブ
とを一体化させることが可能で、同スラブの強度剛性が
増大する。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記のようにコンクリート止め
板により長手方向両端部を閉じたU字状鉄骨部材を、プ
レキャストコンクリート梁部材の長手方向両端部を残し
てスパン中央部に一体に埋設して、同U字状鉄骨部材に
よりプレキャストコンクリート梁部材のスパン中央部に
中空部を形成した長スパンプレキャストコンクリート梁
において、前記U字状鉄骨部材の両側垂直部片の上端面
のそれぞれに上部水平フランジを同各垂直部片と直交す
るように設けているので、上部水平フランジのない前記
従来のプレキャストコンクリート梁のU字型鉄骨材に比
べるとU字状鉄骨部材の曲げ許容応力を増大できて、プ
レキャストコンクリート梁の断面を小さくすることがで
きる。
【0014】またU字状鉄骨部材の両側垂直部片の上端
面のそれぞれに設けた上部水平フランジを利用して、同
上部水平フランジにスタッドジベルを植立し、同スタッ
ドジベルにより、プレキャストコンクリート梁と同プレ
キャストコンクリート梁上に施工されるスラブとを一体
化させることができて、同スラブの強度剛性を増大でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長スパンプレキャストコンクリート梁
の一実施例を示す斜視図である。
【図2】前記プレキャストコンクリート梁の側面図であ
る。
【図3】前記プレキャストコンクリート梁の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 プレキャストコンクリート梁部材 1a スパン中空部 4 U字状鉄骨部材 4a 両側垂直部片 4b 上部水平フランジ 6 スタッドジベル 7 コンクリート止め板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート止め板により長手方向両端
    部を閉じたU字状鉄骨部材を、プレキャストコンクリー
    ト梁部材の長手方向両端部を残してスパン中央部に一体
    に埋設して、同U字状鉄骨部材によりプレキャストコン
    クリート梁部材のスパン中央部に中空部を形成した長ス
    パンプレキャストコンクリート梁において、前記U字状
    鉄骨部材の両側垂直部片の上端面のそれぞれに上部水平
    フランジを同各垂直部片と直交するように設けたことを
    特徴とする長スパンプレキャストコンクリート梁。
JP3086746A 1991-04-18 1991-04-18 長スパンプレキャストコンクリート梁 Expired - Fee Related JP2757080B2 (ja)

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CN105946099B (zh) * 2016-05-19 2018-08-17 中铁建设集团有限公司 灌芯装配式混凝土梁的建造方法

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JPS60230457A (ja) * 1984-04-28 1985-11-15 三井プレコン株式会社 プレキヤスト鉄骨・鉄筋コンクリ−ト梁及び梁付壁

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