JPH0826615B2 - スパン中央部に中空部を有する長スパンプレキャストコンクリート梁 - Google Patents

スパン中央部に中空部を有する長スパンプレキャストコンクリート梁

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JPH0826615B2
JPH0826615B2 JP12289890A JP12289890A JPH0826615B2 JP H0826615 B2 JPH0826615 B2 JP H0826615B2 JP 12289890 A JP12289890 A JP 12289890A JP 12289890 A JP12289890 A JP 12289890A JP H0826615 B2 JPH0826615 B2 JP H0826615B2
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光大實 村田
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Fujita Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は大スパン(10〜12m)のプレキヤスト鉄筋コ
ンクリート梁に係るものである。
(従来の技術) 従来、軸組コンクリート構造における長スパンのプレ
キヤスト鉄筋コンクリート梁は、長スパンに亘る床面積
の自重と、積載荷重を受けるため、 (i)鉄筋コンクリート造の梁では、梁成を大きくす
る。
(ii)鉄筋コンクリートに鉄骨を埋設した鉄骨鉄筋コン
クリートとする。
(iii)鉄筋コンクリート造にプレストレスを導入す
る。
等の構造が採用されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記(i)の構造では梁成が大きくなって階高が高く
なり、建築計画上の制約をうけ、またプレキヤストコン
クリート梁部材の工場製作、現場組立に要する揚重機が
大型化し、不経済である。
前記(ii)(iii)の構成では、梁断面は若干小さく
なるが、部材の製作が煩雑で、鉄骨工事並みの施工管理
や、プレストレス導入工事等で工程が遅延する要因とも
なる。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、部材の製造が簡略化
され、部材重量が軽減され、構造上合理的な長スパンプ
レキヤストコンクリート梁を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る長スパンプ
レキヤストコンクリート梁は、プレキヤストコンクリー
ト梁部材の長手方向両端部を残して中央部に、上端面が
開口したU字型鉄骨材を一体に埋設して構成されてい
る。
なお前記U字型鉄骨材の長手方向両端部にはコンクリ
ート堰止め板が配設するとともに、外周面に梁コンクリ
ートに対する定着部材が突設されるものである。
(作用) 本発明に係るスパン中央に中空部を有する長スパンプ
レキャストコンクリート梁は、梁部材の長手方向両端部
を残して中央部を残して中央部において中空で且つ上端
面が開口した中空のU字型鉄骨材を梁コンクリートに埋
設したことによって、強度剛性の大きい鉄骨材によっ
て、通常梁のスパン中央部に作用する最も大きい応力が
負担され、梁の部材断面が節減され、梁成が減少され、
この結果、梁部材の断面が小さくなり、階高を下げるこ
とができ、且つ中空のU字型鉄骨材が梁部材に埋設され
たことによって梁重量が軽減され、搬送、取扱いが容易
になる。また前記中空のU字型鉄骨材が、プレキャスト
コンクリート梁部材の中央に配設されたことによって、
同梁部はその全長に亘って重量にかたよりがなく、同梁
部材を吊上げ、吊下す場合、同部材は左右に大きく傾く
ことなく、ほぼ水平に円滑に吊上げ、吊下される。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)は相隣る柱管に亘る長さを有し、スラブ断面が
欠損した断面形状のプレキヤストコンクリート梁部材
で、長手方向両端部より梁下端主筋(1)の定着端部
(1a)が突設され、肋筋(2)の上部がスラブ断面欠損
部上に突設されている。
更に前記梁(A)の長手方向両端部を残して中央部に
上面が開口したU字型鉄骨材(3)が埋設されている。
同鉄骨材(3)の外周面には梁コンクリートとの一体
化を図るためスタツドジベル(4)鉄筋等の剪断抵抗部
材が溶接されている。
また前記鉄骨材(3)の内周面にも、後打ちコンクリ
ートとの一体化を図るため、スタツドジベル(4′)が
溶着されている。
更に前記鉄骨材(3)の長手方向両端面はメタルラス
の如き通孔板よりなるコンクリート止め板(図示せず)
が配設される。
而して施工に当っては前記プレキヤストコンクリート
梁部材(A)を、梁断面が欠損された柱(B)間に架構
する。この際、前記梁部材(A)はU字型鉄骨材(3)
によって梁中央部に中空部が形成されていて軽量化され
ているので、取扱いが容易である。
次いで前記梁部材(A)間に半プレキヤストコンクリ
ート床板(C)を架構し、柱頭部(B′)補強筋、梁上
端主筋(1′)、スラブ補強筋(5)を配筋し、スラブ
及び柱頭部にコンクリート(6)を打設する。
この際、後打ちコンクリート(6)はスタツドジベル
(4′)を介してU字型鉄骨材(3)と一体化され、か
くして構成された梁は、同U字型鉄骨材(3)が鉄骨材
と同様の働きをすることにより、梁の曲げモーメントを
負担し、長スパンの架構を可能ならしめるとともに、部
材断面が小さくなり、階高を下げることができる。
(発明の効果) 本発明に係るプレキヤストコンクリート梁は、部材の
長手方向両端を残して中央部に、上端面が開口した中空
のU字型鉄骨材を一体に埋設して構成されているので、
前記中空のU字型鉄骨材が梁中央部における応力を負担
することによって、部材断面が小さくなり、また前記プ
レキャストコンクリート梁のスパン中央に埋設される鉄
骨はU字型で相当の幅と高さとを有し、上端面が開口し
た中空部材に形成されているので、梁コンクリート中に
占める体積が大であり、プレキャストコンクリート梁に
おける中空部の体積が大となり、同梁の軽量化が図ら
れ、長スパン梁の架構を可能ならしめ、階高を下げるこ
とができる。
また前記したように梁断面が小さくなることと、U字
型鉄骨材によって梁中央に中空部が形成されたことによ
って、部材重量が軽減され、梁の製作時及び建方時に大
型の揚重機を必要とせず、経済的である。
請求項2の発明は前記U字型鉄骨材の長手方向両端部
にコンクリート堰止め板を設け、梁コンクリートの進入
を防止し、梁中央部に確実に中空部が形成されるように
し、またU字型鉄骨材の内外側面及び底面に梁コンクリ
ートに対する、スタッドジベルの如き定着部材を突設し
たことによって、同定着部材を介して前記中空のU字型
鉄骨材と梁コンクリート及び後打ちコンクリートとが一
体化されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る長スパンプレキヤストコンクリー
ト梁の一実施例を示す斜視図、第2図はその正面図、第
3図はその縦断側面図、第4図はその施工状況を示す一
部縦断正面図、第5図はその部分拡大図である。 (A)…プレキヤストコンクリート梁部材、(3)…U
字型鉄骨材、(4)(4′)…スタツドジベル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレキャストコンクリート梁部材の長手方
    向両端部を残して梁部材中央部において、上端面が開口
    し、且つ長手方向両端部が閉塞された中空のU字型鉄骨
    材を梁コンクリート内に一体に埋設してなることを特徴
    とするスパン中央部に中空部を有する長スパンプレキャ
    ストコンクリート梁。
  2. 【請求項2】前記U字型鉄骨材の長手方向両端部はコン
    クリート流入防止用のコンクリート堰止板で閉塞され、
    前記U字型鉄骨材の外側面及び内側面並に底面には梁コ
    ンクリートに対する定着部材を突設してなる請求項1記
    載のスパン中央部に中空部を有する長スパンプレキャス
    トコンクリート梁。
JP12289890A 1990-05-15 1990-05-15 スパン中央部に中空部を有する長スパンプレキャストコンクリート梁 Expired - Lifetime JPH0826615B2 (ja)

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