JP2753999B2 - 建築用化粧パネルの製造方法 - Google Patents

建築用化粧パネルの製造方法

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JP2753999B2 JP62305576A JP30557687A JP2753999B2 JP 2753999 B2 JP2753999 B2 JP 2753999B2 JP 62305576 A JP62305576 A JP 62305576A JP 30557687 A JP30557687 A JP 30557687A JP 2753999 B2 JP2753999 B2 JP 2753999B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築用化粧パネルの製造方法に係わり、
更に詳しくは、建物の外壁面,内壁面,床面あるいは天
井面等に張設される建築用化粧パネルの製造方法に関す
るものである。 〔従来の技術〕 従来、建物の外壁面,内壁面,床面あるいは天井面等
に張設される建築用化粧パネルのうち、化粧板として天
然石を用いた従来の建築用化粧パネルの製造方法として
は、例えば特開昭61−102944号公報に開示されている方
法が行われている。 即ち、第4図(a)〜第4図(f)に示すように、ま
ず、型枠Kに所定枚数の天然石製化粧板30を、その表面
(図示下面)が型枠Kに接するように所定の間隔、即ち
目地部30aに相当する間隔をおいて載置させる(第4図
(a)参照)。 そして、上記目地部30a内において型枠Kに接するよ
うに発泡ポリエチレン製のバックアップ材50を挿入する
と共に、各天然石製化粧板30の裏面側(図示上面)に各
目地部30a付近を除いて処理材20を塗布させる(第4図
(b)参照)。次に、上記各化粧板30の目地部30a付
近、即ち前工程で処理材20が塗布されなかった部分、及
び目地部30aの内部にわたって板状基材10側から目地深
さの略中間部に達するように弾性を有する注入材Pを施
し(第4図(c)参照)、つづいて処理材20及び注入材
Pを覆うようコンクリート12を打ち込み、コンクリート
12の肉厚が板状基材10の所定寸法の約1/2に達した所で
鉄筋11を適宜間隔で入れ、さらに、肉厚が板状基材10の
所定寸法に達するまでコンクリート12を打ち込み、その
状態で打ち込んだコンクリート12が固まるまで養生する
(第4図(d)参照)。 そして、養生後に型枠Kから取り外すと共に、各目地
部30aの内部から前記(b)の工程で挿入したバックア
ップ材50を取り出し(第4図(e)参照)、しかる後、
前工程でバックアップ材50を取り出した後の空間内にシ
ーリング材40を充填することにより、第5図及び第6図
に示すような建築用化粧パネルEを製造するものであ
る。 ところで、上述した従来の建築用化粧パネルEの製造
方法の場合には、目地部30aの内部にわたって板状基材1
0側から目地深さの略中間部に達するよう弾性を有する
注入材Pを施し、バックアップ材50を取り出した後の空
間内にシーリング材40を充填する方法であるため、注入
材Pを充填後にシーリング材40を打設する時、空隙部X
に水分が残っていた場合には、工程的に水分が乾くまで
の養生期間が必要となり、また水分が残った状態では、
目地部30aへのシーリング材40の接着が難しく、従っ
て、工期が長引くと言う問題があった。 また、空隙部に雨水等水分が残留し、乾燥前にパネル
Eを建物の壁面等に敷設すると、経日後、上述した残留
水分が滲み出して目地部30aの周囲に水漏れ現象が発生
したり、あるいは残留水分が天然石製の化粧板30の内部
を通過して表面に滲み出してエフロレッセンス(白華現
象)が発生し、パネルEの外観を著しく阻害する等の問
題が生ずると言うのが現状である。 〔発明の目的〕 この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出され
たもので、その目的とするところは化粧パネルの化粧面
を構成する各化粧板の目地部の構造を改良する方法によ
り、使用中において化粧板の表面に水濡れ現象やエフロ
レッセンス(白華現象)が発生するのを確実に阻止し、
長期間にわたり美しい外観を保持できると共に、目地部
の裏面側より注入材を注入するようにして製造工程の短
縮化を図ることが出来る建築用化粧パネルの製造方法を
提供するものである。 〔発明の構成〕 この発明は上記目的を達成するため、型枠上に、目地
深さ(h)の30%以下の突起を有するスペーサーを介し
て所定枚数の化粧板を所定間隔の目地部を隔てて載置
し、前記目地部を除く化粧板の裏面側に処理材を塗布す
る一方、前記目地部に、目地深さ(h)の70%以上で化
粧板表面近傍まで弾性を有する注入材を充填し、前記処
理材及び注入材を覆うように板状基材を施工し、板状基
材の養生後、化粧板の表面側から型枠及びスペーサーを
取外すことを特徴とするものである。 このように型枠上に、目地深さ(h)の30%以下の突
起を有するスペーサーを介して化粧板を所定間隔の目地
部を隔てて載置し、目地部の裏側より注入材を注入する
ことにより、目地部に70%以上の高さの目地材を充填し
た化粧パネルを得ることができ、後でシーリング材等の
目地材を充填しなくてすむので、少ない工程数で製造す
ることができる。また、目地部の表面に水が残留しにく
くなり、水濡れ現象やエフロレッセンスの発生を有効に
防止することができる。また、スペーサーを使用するこ
とにより注入材が化粧板の表面に流れでることがなく、
また目地の間隔ならびに深さを一定としたものとするこ
とができるので、外観のきれいな化粧パネルを得ること
ができる。 〔発明の実施例〕 以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説明す
る。 第1図〜第3図はこの発明を実施した建築用化粧パネ
ルを示し、第1図は斜視説明図、第2図は第1図のII−
II矢視拡大断面図、第3図(a)〜(d)はそれぞれ本
建築用化粧パネルの製造過程を示す一部を切欠した説明
図である。 第1図及び第2図において、Eはこの発明を実施した
建築用化粧パネルで、板状基材1と、この板状基材1の
表面に処理材2を介して目地面部3aの間隔を隔てて一体
的に取り付けた複数の化粧板3と、この各化粧板3の目
地部3aに充填された注入材4とから構成されている。 そしてこの発明では、特に、前記各目地部3aに、板状
基材1側から目地深さの70%以上で化粧板表面近傍Qま
で弾性を有する上記注入材4が充填されている。 次に、本建築用化粧パネルEの具体的な構造及び製造
過程を、第3図(a)〜第3図(d)を参照しながら化
粧板3を天然石を用いた場合を例として説明する。 (a).まず、図示しない型枠に所定枚数の天然石製化
粧板3を、その表面(図示下面)が型枠に接するよう
に、所定の間隔、即ち目地部3aに相当する間隔をおいて
載置する一方、目地部3aの下部(図において下側)に、
断面凸状のスペーサ5を介在させる。 このスペーサ5の突部5aは、天然石製化粧板3の表面
(図示下面)側から、目地深さの30%以下の高さを有し
ている(第3図(a)参照)。 (b).次に、各天然石製化粧板3の裏面側(図示上
面)に各目地部3a付近を除いて処理材2を塗布する。 なお上記処理材2は、あらかじめ、化粧板3の裏面側
に各目地部3a付近を除いて塗布しておいても良い。また
この処理材2は、本実施例において裏面処理材2aと珪砂
2bとからなり、裏面処理材2aを塗布した後、その表面に
珪砂2bを均一に振り撒くものである。 なお、上記裏面処理材2aはエポキシ系,シリコン系の
樹脂等が用いられる。 次に、上記各化粧板3の目地部3a付近、即ち前工程で
処理材2が塗布されなかった部分、及び目地部3aの内部
にわたって板状基材1側から目地深さの70%以上で化粧
板表面近傍Qまで弾性を有する上記注入材4を充填する
(第3図(b)参照)。 なお上記注入材4は、弾性エポキシ樹脂,ウレタン樹
脂,ブチルゴムあるいは多硫化ゴム等を用いることが出
来、好ましくは、伸びが20%〜300%の二液型エポキシ
樹脂、更に好ましくは、伸びが20%〜300%の一液型エ
ポキシ樹脂を使用する。 伸びが20%〜300%の一液型エポキシ樹脂組成物の成
分としては、下記の(1)〜(5)の成分を含むもので
ある。 (1)エポキシ樹脂、 (2)式−1で示されるケチミン、 (式中、R1,R2,R3及びR4は水素、炭素数1〜6のアルキ
ル基またはフェニル基、Xは炭素数2〜6のアルキレン
基または炭素数6〜12の非隣位アリーレン基を示す)、 (3)変性シリコンーン樹脂、 (4)変性シリコンーン樹脂用触媒、 (5)シラン化合物、 そして、前記変性シリコンーン樹脂が、一般式2 (式中、RIは炭素数1〜12の1価の炭化水素基、RII
炭素数1〜6の1価の炭化水素基、nは0〜2の整数で
ある。) で示される加水分解性ケイ素官能基を末端に有するポリ
エーテル重合体である。 また、前記変性シリコンーン樹脂が、前記エポキシ樹
脂100重量部に対して10〜500重量部含まれている。 前記シラン化合物が、アミノアルキルアルコキシシラ
ン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メルカブトア
ルキルアルコキシシランまたはこれらの共重合体であっ
て、分子量が2000以下のアルコキシシラン誘導体であ
る。 また、前記シラン化合物が、前記エポキシ樹脂100重
量に対して0.1〜50重量部含まれている。 (c).上記(b)につづいて、処理材2及び注入材4
を覆うようコンクリート1bを打ち込み、コンクリート1b
の肉厚が板状基材1の所定寸法の約1/2に達した所で鉄
筋1aを適宜間隔で入れ、さらに、肉厚が板状基材1の所
定寸法に達するまでコンクリート1bを打ち込み、この状
態で打ち込んだコンクリート1bが固まるまで養生する。 (d)そして、コンクリート1bの養生後、型枠から建築
用化粧パネルEを取外すと共に、(a)で目地部3aに配
設したスペーサー5を取外し、裏返して各化粧板3が上
面となるようにすることで、本建築用化粧パネルEを得
ることができる(第3図(d)参照)。 〔発明の効果〕 この発明は、型枠上に、目地深さ30%以下の突起を有
するスペーサーを介して所定枚数の化粧板を所定間隔の
目地部を隔てて載置し、前記目地部を除く化粧板の裏面
側に処理材を塗布する一方、前記目地部に、目地深さの
70%以上で化粧板表面近傍まで弾性を有する注入材を充
填し、前記処理材及び注入材を覆うように板状基材を施
行し、板状基材の養生後、前記化粧板の表面側から型枠
とスペーサーを取外すことにより、目地部に70%以上の
高さの目地材を充填した化粧パネルを得ることができ、
後でシーリング材等の目地材を充填しなくてすむので、
少ない工程数で製造することができる。また、目地部の
表面に水が残留しにくくなり、水濡れ現象やエフロレッ
センスの発生を有効に防止することができる。また、ス
ペーサーを使用することにより注入材が化粧板の表面に
流れでることがなく、また目地の間隔ならびに深さを一
定としたものとすることができるので、外観のきれいな
化粧パネルを得ることができる。 更に、この発明では、化粧板に対して変色等の悪影響
を与えず、また化粧板の動きに対して追従性がある上
に、化粧板を破壊させずに耐久性を有する効果があり、
またコンクリートからの水分,アルカリ性溶液等を完全
に防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第3図はこの発明の実施例からなる建築用化粧
パネルを示し、第1図は全体斜視説明図、第2図は第1
図のII−II矢視拡大断面図、第3図(a)〜(d)はそ
れぞれ本建築用化粧パネルの製造過程を示す一部を切欠
した断面図、第4図〜第6図は従来の建築用化粧パネル
を示し、第4図(a)〜(f)は従来の建築用化粧パネ
ルの製造過程を示す一部を切欠した断面図、第5図は従
来の化粧パネルの全体斜視図、第6図は第5図のVI−VI
線に沿う拡大断面図である。 1……板状基材、2……処理材、3……化粧板、 3a……各化粧板3の目地部、4……注入材、 5……スペーサ、E……化粧板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−102944(JP,A) 特開 昭48−14713(JP,A) 特開 昭50−153026(JP,A) 実開 昭58−82210(JP,U) 特公 昭48−35336(JP,B1)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.型枠上に、目地深さ(h)の30%以下の突起を有す
    るスペーサーを介して所定枚数の化粧板を所定間隔の目
    地部を隔てて載置し、前記目地部を除く化粧板の裏面側
    に処理材を塗布する一方、前記目地部に、目地深さ
    (h)の70%以上で化粧板表面近傍まで弾性を有する注
    入材を充填し、前記処理材及び注入材を覆うように板状
    基材を施工し、板状基材の養生後、化粧板の表面側から
    型枠及びスペーサーを取外すことを特徴とする建築用化
    粧パネルの製造方法。
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