JP2559179B2 - ブロック製造法 - Google Patents

ブロック製造法

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JP2559179B2
JP2559179B2 JP4003990A JP399092A JP2559179B2 JP 2559179 B2 JP2559179 B2 JP 2559179B2 JP 4003990 A JP4003990 A JP 4003990A JP 399092 A JP399092 A JP 399092A JP 2559179 B2 JP2559179 B2 JP 2559179B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明はブロック製造法に関す
るものであり、特に、ブロックの表面に自然石を現出さ
せるブロック製造法に関するものである。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
此種ブロックの製造法として、特開平3−49903号
に記載されたものが知られている。而して、該公報記載
のものは、上面開放の型の底面に石を並べ、且つ、該石
は該型内に充填されている砂内にその一部が突出するよ
うに該砂に埋設され、そして、速硬性のモルタルを該石
間の砂層表面に流し込み、該モルタルの硬化開始後に、
コンクリートを打設して養生後、脱型して製造するよう
にしたものである。 上記従来例は砂層にコンクリートを
直接に打設しないで、速硬性のモルタルを砂地に流し込
み、該速硬性のモルタルの硬化が始まってからコンクリ
ートを打設するのであるが、該速硬性モルタルの硬化開
始時間の測定及び流し込み量の監視等が困難であり、
又、速硬性モルタルは価格が高いのでブロックの生産コ
ストが大となる。 そこで、速硬性モルタルを用いず、且
つ、砂層を乱すことなく該砂層上に直接にコンクリート
を打設し、そして、コストダウンにも寄与することので
きるブロ ックを低廉に製造するために解決せらるべき技
術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案せられたものであり、上面開放の箱形の
型内に、石類の一部が突出するように該石類を該型内に
存在する砂内に埋め込んだ後、コンクリートを打設し、
該コンクリートの硬化後、脱型して生産するようにした
ブロック製造法に於て、前記型の底板に水が流出できる
程度の小孔を開穿して該底板上に大石を並設してその上
面に砂を入れ、その後、該砂の上面から水を注水して
砂を水しめして後、その上面に小石を敷設し、更に、該
小石の上面に再度砂を入れてその上面から再度注水して
該砂を前記砂と共に水しめた後、コンクリートを打設
し、該コンクリートの硬化後、脱型して生産することを
特徴とするブロック製造法を提供するものである。
【作用】上面開放の型の底に多数の石を並べて敷設
する。そして、その上から砂を入れ該砂の上から水を注
水する。水は前記砂を下方へ押し流し乍ら前記敷設され
ている石と石との間まで入り込ませ、更に、その一
部は型の底に到達して該砂を水しめし乍ら、余剰分の
水は型の底板の小孔より外部に流出する。次に、之等の
上面に小石を多数敷設し、そして、之等の小石の上面に
砂を再度入れ、その上面から水を再度注水する。然ると
きは、該水は上面の砂を下方へ押し流し乍ら、該砂の流
れに従って前記小石を下部の石と石との間に入り込
ませると共に、砂の一部は之等の石並びに小石間を通
過して型の底に推積し、そして、前記の砂と共に該水
によって水しめされて砂の表面が水平面となって砂層を
形成し、余剰分の水が底板の小孔より外部に流出して砂
の水しめが効果的に行われる。そこで、該型内にコンク
リートを打設すれば、該コンクリートは前記小石を混入
すると共に、その一部が下部の石と石との間まで流
下し、そして、前記砂層上面に到達して硬化する。その
後脱型すれば、型の底面に推積していた砂は綺麗に脱離
し、ブロックの表面は自然の石が凹凸状に現れ、且つ、
その背部は前記小石と共にコンクリートにて一体的に硬
化して表面の石がブロックより脱離するようなことは
ない。このとき、該砂層は水しめされているのでコンク
リートを 該砂層上に直接に打設しても、該砂層の表面が
乱されて下降することはなく、従って、該コンクリート
の硬化によって該コンクリートの表面に突出する石の突
出量が大となって、ブロックの強度が脆弱となることは
ない。
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に従って詳述す
る。図1乃至図8は夫々本発明の各製造工程を示す解説
図であり、図9は本発明の製造法によって製造したブロ
ックの斜面図、図10は同ブロックの縦断側面図であ
る。図1はブロック製造用の型1であり、概して木製で
あって底1aには水が外部に流れ出る程度の微細な小
孔等を有する。該型1には図2に示す如く、該型1の底
1a上に多数の石2,2…を並べて敷設され、該
石2,2…は自然石を用いるを可とする。次に図3に示
す如く、前記敷設された石2,2…の上面に砂3,3
…を入れ、そして、図4に示す如くこの砂3,3…の上
面より水Wを注水する。この水Wは前記砂3,3…を
方へ押し流して該砂3,3…を前記石2,2…の間を
通過させ乍ら該砂3,3…の一部型1の底1a上に
推積させる。そこで、該石2,2…の下方部は型1の
1aに推積した該砂層に埋設した状態となる。この
とき、該砂層は前記水Wの注水によって水しめされる。
そして、該水Wは底板1aに設けた微細な小孔より外部
へ流出するので、該水Wによる前記水しめの時間が短縮
される。次に、図5に示す如く該石2,2…の上面に
小石4,4…を敷設し、そして、図6に示す如く敷設さ
れた該小石4,4…上に再度砂3,3…を投入する。次
に図7に示す如く、上面の砂3,3…の上方から水Wを
再度注水する。然るときは、注水により上面の砂3,3
…は前記小石4,4…を前記下部の石2,2…間に押
し込め乍ら底1a上及びその直上の該石2,2…間
に推積する。そして、型内の水が前述せるように外部へ
排出し乍ら該型1内の砂3,3…を水しめして該砂3,
3によって形成される砂層がしまる。そこで、この時点
で図8に示す如く、該型1内にコンクリート5を打設す
る。該コンクリート5の下部は前記小石4,4…を包含
し乍ら下部の石2,2…間まで及んで硬化する。従っ
、該石2,2…は小石4,4…と共に該コンクリー
ト5によって一体化される。そこで、該型1を脱型すれ
ば、図9及び図10に示す如く、型1の底1a上に形
成されていた砂層は脱離し、表面に石2,2…が凹凸
状に現れたブロック6が製造できる。
【発明の効果】この発明は上記一実施例にて詳述せる如
く、型内に収納される砂はその上面から注水されて水し
めされるので、コンクリートを該砂の上面に直接に打設
しても該コンクリートによって砂の表面が乱されて下降
するようなことはないので、該コンクリートの硬化後、
該コンクリートから突出している石の突出量が増加して
ブロックの結合を脆弱にするようなことがない。又、前
記注水に用いる水は前記砂を水しめしたときは、余剰分
の水が型の底板に設けた微細な小孔より外部に流出する
ので、水しめ時間も早く、且つ、従来のように速硬性モ
ルタルを用いないので該速硬性モルタルの硬化開始時間
の測定や流し込み量の監視等も不要となって、作業性が
著しく向上し、且つ、コストダウンにも寄与することに
なるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】型の縦断面図。
【図2】型の底に石を敷設した状態を示す縦断面図。
【図3】図2の工程の石の上から砂を入れた状態を示す
縦断面図。
【図4】図3の工程を経て、上面より水を注水する状態
を示す縦断面図。
【図5】図4の工程を経てその上面に小石を敷設した状
態を示す縦断面図。
【図6】図5の工程を経て、その上面に砂を入れた状態
を示す縦断面図。
【図7】図6の工程を経て、その上面から水を注水する
状態を示す縦断面図。
【図8】図7の工程を経て型内にコンクリートを打設し
た状態を示す縦断面図。
【図9】本発明の製造法によって製造したブロックの斜
面図。
【図10】同ブロックの縦断側面図。
【符号の説明】
1 型 1a 底 2 石 3 砂 4 小石 5 コンクリート 6 ブロック W 水

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開放の箱形の型内に、石類の一部が
    突出するように該石類を該型内に存在する砂内に埋め込
    んだ後、コンクリートを打設し、該コンクリートの硬化
    後、脱型して生産するようにしたブロック製造法に於
    て、前記型の底板に水が流出できる程度の小孔を開穿し
    て該底板上に大石を並設してその上面に砂を入れ、その
    後、該砂の上面から水を注水して該砂を水しめして後
    その上面に小石を敷設し、更に、該小石の上面に再度砂
    を入れてその上面から再度注水して該砂を前記砂と共に
    水しめた後、コンクリートを打設し、該コンクリートの
    硬化後、脱型して生産することを特徴とするブロック製
    造法。
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