JP2714960B2 - 天然石コンクリート製品の製造方法 - Google Patents

天然石コンクリート製品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート製品の製造方法、さらに詳し
くは、特に流し込み法に利用される、様々な表面化粧コ
ンクリート製品の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、表面に天然石を露わし仕上したコンクリー
ト製品を製造する方法としては、コンクリートの硬化前
に表面に天然石を埋め込む方法、自然石等をパレット上
で氷で固定したのちコンクリート、モルタル等を打設す
る方法(実開昭60−191405号公報)、化粧用骨材の上か
らコンクリートを投入し加圧・振動後、養成した後、断
層分離して積層状態が化粧面に表出されるコンクリート
製品の製造方法(特開昭53−136028号公報)が、またコ
ンクリートブロツクの表面に化粧を施したものとして、
形枠内にコンクリートを投入し、この上に化粧砂利を散
らせて振動、加圧し表面に化粧砂利をもつコンクリート
ブロツクの製造方法等がある(特開昭58−158206号公
報)。
また、流し込み法における優れた表面化粧コンクリー
ト製品及びその製造方法が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、コンクリート硬化前に天然石を埋め込む方法
や、氷で天然石を固定する方法では、付設後天然石が剥
がれやすい。
また特開昭53−136028号公報や、特開昭58−158206号
公報の方法を用いても、天然石等の大きめの骨材を表面
化粧材として用いるときには、天然石のコンクリートが
うまく結合せず天然石が剥がれやすいという欠点があ
り、また、大小さまざまな化粧骨材を同時に結合するこ
とも不可能であった。
また、従来の方法ではいずれも、比較的小さい、型の
一定した化粧用骨材にしか利用できず、大きめの化粧用
骨材や、大小様々な大きさの化粧用骨材には利用するこ
とができず、また化粧骨材の凹凸の突出もほんの極わず
かに限られていた。
さらに、従来の方法では目地の部分等にどうしてもコ
ンクリートの地肌が露出し、製品に人工的な雰囲気を与
えることは免れなかった。
そこで、本出願らは先に骨材の露わし仕上により表面
化粧したコンクリート製品の製造方法を出願した(特開
昭60−142813号)。
しかし、本出願人らが出願した方法は、天然石を表面
に露わし仕上したコンクリート製品を製造することを可
能にしたが、天然石コンクリート製品の機械的、かつ大
量生産を可能とするコンクリート製品の製造方法及びそ
の製造装置の開発が望まれ、本出願人は、天然石の露わ
しコンクリートブロツクを機械的に、かつ大量生産する
コンクリート製品製造方法及びその装置を出願した(特
願昭62−315822号)。
さらに、本出願人は、これら表面化粧コンクリート製
品の製造にさいし、従来の面板は目止用骨材の投入を予
想した構造でないため、目止用骨材の投入の量、化粧骨
材の大きさやモルタル投入量等に限界があつた。
また、従来の面板の形状では目止用骨材、化粧用骨材
等をそれぞれ投入する毎に振動を加える必要があり、振
動装置が複数必要となり不経済であつた。
さらに、化粧用骨材の種類によっては目止用骨材と化
粧用骨材の投入の順を代える必要があり、一度ライン上
に組み込まれたこれらの順を組み替えるのは容易ではな
かった。
また、ライン上で化粧骨材や目止用骨材を投入したと
きには、化粧用骨材の表面を洗浄することが困難であつ
た。
また、流し込み法においては、やわらかいコンクリー
トを用いるので、目止用骨材の量の調整が必要になつて
くるが、これらの調整が従来の目止用骨材を予測しない
面板では困難であった。
さらに、目止用骨材、化粧用骨材を投入した後に振動
をかけると、化粧用骨材の種類によっては化粧用骨材が
大きく踊り、また締め固めは時間をかければかけるほど
密なものとなるが、振動によって目止用骨材が上がって
きてコンクリートの気泡の中に目止用骨材が入りこむこ
とがある。
また、従来の製造方法においては、大型製品や様々な
コンクリート製品に十分に対応できないものもあった。
本発明は、化粧用骨材、目止用骨材やモルタルの量を
自在に調整でき、かつライン上においては振動器の数を
減らし、さらに化粧骨材を適切に位置させ、また流し込
み法においても、かつ様々なコンクリート製品の製造に
おいても経済的にかつ有効に利用できる表面化粧骨材の
成形方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明者は、特に流し込み法において、天然
石を表面化粧することができるコンクリートブロツクの
製造方法を提供するよう鋭意研究した結果、型枠の底部
に設置する面板または型枠底部の形状を従来の皿型か
ら、底部に箱体を設け、上面がテーパー状の張り出し面
を有する形状とし、また必要に応じて、底面に複数個の
水抜きの孔を設け、所要形状の型枠底部又は面板に、目
止用骨材及び化粧用骨材を投入した後、振動をかけ、そ
の後上部より水をシャワー状にかけ、その後コンクリー
トを投入、養生脱型するれば、平板、縁石ブロツク、U
形用蓋、歩車道境界ブロツク、大型積みブロツク、コン
クリート擁壁、積みブロツク、はりブロツク等において
も、流し込み法や、これを用いたライン上においても、
また、手動法においても従来にない優れた表面化粧コン
クリート製品が得られるとの知見を得て本発明を完成し
た。
以下、図面について詳述するが本発明はこれらに限定
されるものではない。
第1図A,B,C,D,E,Fは、本発明の製造工程を示す図で
あり、は、面板または任意の型枠の底部を示し、1の
底部は箱体2を有し、上面がテーパー状の張り出し面を
有している。
また、このの側部には、任意の形状の型枠が設けら
れる。
この型枠は、製品の目的に応じて、例えば、平板、縁
石ブロツク、U形用蓋、U形用蓋、歩車道境界ブロツ
ク、大型積みブロツク、コンクリート擁壁、積みブロツ
ク、はりブロツク等のものが利用される。
箱体の深さは化粧骨材の材質、材料等によって適宜決
められる。
なお、のような形状の型枠底部または面板を用いな
くとも、通常の形状の面板または上下が開放された型枠
の底部に目止用骨材、化粧用骨材を投入後、振動を加
え、次いで、コンクリートを打設する方法でも表面化粧
コンクリートブロックを製造することもできる。
しかし、第2図のように底部に水切り用の孔3を設け
ることが好ましい。
型枠内に目止用骨材及び化粧用骨材を投入するが、こ
の順序は同時に投入、または目止用骨材、化粧用骨材の
順、あるいは化粧用骨材、目止用骨材の順等ラインや作
業手順によつて適宜選択できるが、型枠底部または面板
の形状をのような形状にすれば、同時に投入やこれら
適宜の投入方法を選んでも容易に優れたコンクリート製
品を得ることができる。
面板又は型枠底部に投入された化粧骨材、目止用骨材
は振動を加えることにより、化粧用骨材が底部に整列す
る。
ついで、上部より水をシャワー状に放射すると水は面
板底部の孔3より抜けるが、化粧用骨材より、上部にあ
った目止用骨材は水によって下に沈み、かつ化粧用骨材
の上部のコンクリートとの結合面は水によって洗浄さ
れ、コンクリートとの結合が確実になる。
このとき、水と共に水溶性接着剤を添加すれば、目止
用骨材の結合がより確実になり、また化粧用骨材も作業
中に移動しずらくなる。
その後、コンクリートを投入し、養生後脱型すること
によって製品を得る。
これらの作業はライン上でおこなうこともできる。
本発明に用いられる目止用骨材としては、砂、土、ス
ラグ、鉱石、または天然石の削りかす或いは合成樹脂等
を用いてもよく、使用される表面化粧用骨材のサイズよ
り小さいものが用いられ、表面化粧用骨材の種類によっ
て適宜決められるが、粘土質となつた目止用骨材が好ま
しい。
また、目止用骨材は化粧用骨材との調和を考えて、多
彩な色彩のものを選ぶことができ、例えば、みかげ石に
はみかげ石の削りかすを用いたり、または全く逆の色彩
のものを用いてもよく、コンクリート製品の使用するそ
の場所柄、設置目的等によって適宜選択できる。
目止用骨材の量によって完成後の表面化粧用骨材の突
設の程度が調整できるので、その目的に応じて供給量を
調整すればよい。
コンクリートは目的に応じて、適宜選ばれるが、流し
込み法を用いるときはやわらかいコンクリートを用いる
のが好ましく、また脱型式の場合には硬練りコンクリー
トを用いるのが好ましい。
〔効果〕
本発明によれば、従来の生産ラインに簡単な改良を施
すだけで、即時脱型式、流し込成型等の様々な成型機に
採用することができる。
目止骨材の利用により、大小さまざまな骨材にも均一
に加圧され、大粒の骨材のかげに隠れた小粒の化粧骨材
もコンクリート表面に確実に結合することができ、従来
のように、小粒の表面化粧材だけ脱落するということが
なく、突出の程度も十分に調整することができる。
また、成型品が養生完了までの間、目止用骨材によっ
て化粧用骨材がズレることがなく、さらに搬送時の化粧
面の保護をすることにもなる。
さらに、目地の部分においてもコンクリートの地肌が
露出することがなく、適宜選ばれた目止用骨材が付着す
るので、全体として自然的な製品である天然石の露わし
コンクリート製品を得ることができ、自然石を利用した
コンクリート製品を廉価に製造することができる。
また、従来は自然石を用いたものは、現場での施工と
いう方法が多く採られていたが、本発明により工場サイ
ドで任意の形状の型枠を用いて、コンクリート製品の製
造ができるので、作業が容易になる。
さらに、第1図のような形状の型枠底部または面板を
用いることにより、化粧用骨材と目止用骨材を同時に投
入することができるので、振動の回数やライン上に制約
も受けない。
また、ライン上においては振動器の数を減らし機械コ
ストを下げることができ、また振動も適切な振動を加え
ることができるので、化粧骨材を適切に位置させること
ができ、化粧用骨材と目止用骨材の投入順序も自由に設
定することができ、またこれらを同時に投入することが
できるのでコストを軽減できる。
さらにまた、従来はコンクリートと結合する化粧用骨
材はゴミがつくと結合が悪くなるが、結合面をシャワー
状の水で放水するため、結合が確実となる。
また、型枠の底部に突起、出っ張り、凹凸があるよう
な型枠においても、目止用骨材を用いることにより、化
粧用骨材とコンクリートの結合に際して圧力が均等にか
かり、どのようなコンクリート製品でも優れた表面化粧
天然石コンクリート製品を得ることができる。
さらに、表面に様々な表面化粧等を用いることができ
るので、組合せにより様々な意匠を施すことができるの
でこれを宅地造成や、石垣、造園工事に用いた場合天然
の質感と個性を見事に再現した美しい風格を導くことが
でき、さらに国立公園その他公園内の築堤土留、河川
敷、トンネルの出入り口等の土木工事に用いた場合も自
然環境との調和がなされ、環境保護に貢献することがで
きる。
養生後は面パレツトの脱型と同時にコンクリートに付
着した以外の目止用骨材がとれるが、これを水やエアー
で表面を処理し本発明のコンクリート製品を得る。
このとき、従来においては研き出したり、削ったりし
て表面を処理していたが、本発明では軽くエアーや水を
かけるだけで極めてきれいな完成品が得られ、従来のよ
うな廃棄物による公害を起こすこともない。
[実施例] 製造例1(大型積みブロックの製造) 縦800mm×横1250mmの大型積みブロツクの型枠底部に
目止用骨材として粘土質の砂を底部に厚さ50mm位になる
ように投入し、ついで表面化粧骨材として50〜450mmの
甲斐石を投入した後、甲斐石が目止用骨材中に沈み込む
まで振動を加えた。
次いで型枠上部より、水151kg/m3、セメント320kg/
m3、細骨材776kg/m3、粗骨材1084kg/m3、混和材3.2%、
水セメント比45.8%、スランプ7.8cmのコンクリートを
投入し、棒バイブレーターで、化粧用骨材に触れないよ
うにまんべんなく振動を加え、その後仕上げとして全体
より振動を加えた。
その後コンクリートの硬化前に鉄筋を挿入し、養生、
脱型後第3図に示すような表面化粧コンクリート大型積
みブロツクを得た。
14日経過後、水平に保持した表面化粧骨材の突出部の
表面に500gのおもりを高さ30cmのところより落下させ、
表面化粧骨材の剥がれ、結合面のひび割れ、膨れ、しわ
等を目視により観測したが剥離、ひび等の異常は認めら
れなかった。
製造例2(車歩道ブロックの製造) 縦横300mmの平板の型枠底部に、底部に箱体を設け、
上面がテーパー状の張り出し面を有する形状とし、底面
に3cm間隔で直径5mmの水抜きの孔を設けた型枠底部に、
粘土質にした花岡岩の砂と、60〜100mmの花岡岩を同時
に投入し、振動によつて化粧用骨材を箱体底部に沈め
た。
その後上部より、シャワー状にした水を化粧用骨材の
上部が目止用骨材から露出し、目止用骨材が箱体底部に
沈むまで放水した。
次いで、製造例1に準じたコンクリートを投入し、振
動をかけ締め固、養生、脱型して天然石表面化粧コンク
リート平板を得た。
その後、製造例1に準じた衝撃性試験を行なったが、
異常は認められなかった。
製造例3(コンクリート境界ブロツクの製造) 縦250mm×横600mm×幅180mmのコンクリート境界ブロ
ツクの作成において、露出面となる面を下にした型枠の
底部に、1〜100mmの御影石の削りとしての目止用骨
材、さらに、50〜300mmの御影石を投入し、御影石が目
止用骨材中に沈み込むまで振動を加えた。
次いで型枠上部より、水161kg/m3、セメント324kg/
m3、細骨材798kg/m3、粗骨材1060kg/m3、水セメント比5
0.0%、スランプ15cmのコンクリートを投入し、棒バイ
ブレーターで、化粧用骨材に触れないようにまんべんな
く振動を加え、その後仕上げとして全体より振動を加
え、締め固、養生、脱型して第4図に示す天然石表面化
粧コンクリート境界ブロツクを得た。
その後、製造例1に準じた衝撃性試験を行なったが、
異常は認められなかった。
製造例4(護岸用張りブロックの製造) 縦350mm×横350mmの護岸用張りブロツクの型枠底部
に、底部に箱体を設け、上面がテーパー状の張り出し面
を有する形状とし、底面に2cm間隔で直径3.5mmの水抜き
の孔を設け、該型枠底部に、表面化粧骨材として100〜5
00mmの鉄平石を投入し、ついで目止用骨材として粘土質
とした花岡岩の削り粕を底部に厚さ30mm位になるように
投入した後、上部より、シャワー状にした水を化粧用骨
材の上部が目止用骨材から露出し、目止用骨材が箱体底
部に沈むまで放水した。
次いで型枠上部より、水179kg/m3、セメント320kg/
m3、細骨材840kg/m3、粗骨材971kg/m3、水セメント比56
%、スランプ21cmのコンクリートを投入し、棒バイブレ
ーターで、化粧用骨材に触れないようにまんべんなく振
動を加え、その後仕上げとして全体より振動を加えた。
その後養生、脱型後、護岸用張りブロックを得た。
14日経過後、製造例1に準じた衝撃試験を行なったと
が異常は認められなかった。
製造例5(L型ブロツクの製造) 表面化粧骨材が露出する面を下面としたL型ブロツク
型枠に、目止用骨材として粘土質の砂を底部に厚さ50mm
位になるように投入し、ついで表面化粧骨材として150
〜700mmの蛇門石を投入した後、蛇門石が目止用骨材中
に沈み込むまで振動を加えた。
次いで型枠上部より、製造例4に準じてコンクリート
を投入し、棒バイブレーターで、化粧用骨材に触れない
ようにまんべんなく振動を加え、その後仕上げとして全
体より振動を加えた。
その後養生、脱型後、表面化粧L型コンクリートブロ
ツクを得た。
14日経過後、製造例1に準じて衝撃試験を行なった
が、剥離、ひび等の異常は認められなかった。
製造例6(鉄筋コンクリートU型用蓋の製造) JIS・A5334の鉄筋コンクリートU型用蓋の製造におい
て、所要形状の型枠の型枠底部に、底部に箱体を設け、
上面がテーパー状の張り出し面を有する形状とし、底面
に5cm間隔で直径10mmの水抜きの孔を設けた型枠底部
に、粘土質にした花岡岩の砂と、60〜100mmの花岡岩を
同時に投入し、振動によつて化粧用骨材を箱体底部に沈
めた。
その後上部より、シャワー状にした水を化粧用骨材の
上部が目止用骨材から露出し、目止用骨材が箱体底部に
沈むまで放水した。
次いで型枠上部より、水121kg/m3、セメント288kg/
m3、細骨材697kg/m3、粗骨材1243kg/m3、水セメント比4
2%、スランプ2cmのコンクリートを投入し、棒バイブレ
ーターで、化粧用骨材に触れないようにまんべんなく振
動を加え、その後仕上げとして全体より振動を加え、締
め固、養生、脱型して鉄筋コンクリートU型用天然石表
面化粧蓋を得た。
その後、製造例1に準じた衝撃性試験を行なったが、
異常は認められなかった。
製造例7(特殊コンクリート製品の製造) 縦1300mm×横1000mm×厚み250mmの大型ブロツク製品
の型枠底部に、底部に箱体を設け、上面がテーパー状の
張り出し面を有する形状とし、底面に1cm間隔で直径10m
mの水抜きの孔を設け、かつ、型枠の側部の一面には型
枠に複数個の鉄平石を適当間隔で並べた模様を施し、該
型枠底部に、表面化粧骨材として100〜500mmの鉄平石を
投入し、ついで目止用骨材として粘土質とした鉄平石の
削り粕を底部に厚さ30mm位になるように投入した後、上
部より、シャワー状にした水を化粧用骨材の上部が目止
用骨材から露出し、目止用骨材が箱体底部に沈むまで放
水した。
次いで型枠上部より、水179kg/m3、セメント320kg/
m3、細骨材840kg/m3、粗骨材971kg/m3、水セメント比56
%、スランプ21cmのコンクリートを投入し、棒バイブレ
ーターで、化粧用骨材に触れないようにまんべんなく振
動を加え、その後仕上げとして全体より振動を加えた。
その後養生、脱型後、上面は鉄平石で表面化粧され、
側面の一部には、鉄平石の模様を施した第5図に示すよ
うな大型コンクリート製品を得た。
14日経過後、製造例1に準じた衝撃試験を行なったと
が異常は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B,C,D,E,Fは、本発明の製造工程の一実施態様
を示す図、第2図は面板の一実施態様を示す平面図、第
3図A,Bは表面化粧コンクリート大型積みブロックの一
実施態様を示す図、第4図は天然石表面化粧コンクリー
ト境界ブロックの一実施態様を示す図、及び第5図は大
型コンクリート製品の一実施態様を示す図である。 :面板、2:箱体 3:孔、4:表面化粧骨材 5:目止用骨材、6:側部型枠 7:模様面、8:鉄筋

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天然石コンクリート製品の製造方法におい
    て、所要形状の型枠に、砂状の細材からなる目止用骨材
    及び化粧用骨材を投入し、振動をかけ砂を下方に移動さ
    せ、その後コンクリートを打設することを特徴とする天
    然石コンクリート製品の製造方法。
  2. 【請求項2】天然石コンクリート製品の製造方法におい
    て、所要形状の型枠に、砂状の細材からなる目止用骨材
    及び化粧用骨材を投入し、ついで上部より水をかけて砂
    を下方に流し落とし、その後コンクリートを打設するこ
    とを特徴とする天然石コンクリート製品の製造方法。
  3. 【請求項3】天然石コンクリート製品の製造方法におい
    て、所要形状の型枠に、砂状の細材からなる目止用骨材
    及び化粧用骨材を投入し、振動及び上部よりシャワー状
    に水をかけて砂部を下方部に移動させ、その後コンクリ
    ートを投入、養生脱型することを特徴とする天然石コン
    クリート製品の製造方法。
  4. 【請求項4】底面に複数個の孔を有した型枠を用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の天然石
    コンクリート製品の製造方法。
  5. 【請求項5】箱体上面がテーパー状の張り出し面を有
    し、かつ底面に複数個の孔を設けた面板を型枠底部に用
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    天然石コンクリート製品の製造方法。
  6. 【請求項6】目止用骨材が粘土質であることを特徴とす
    る請求項1〜5項のいずれかに記載の天然石コンクリー
    ト製品の製造方法。
  7. 【請求項7】型枠が、平板、縁石ブロック、U形用蓋、
    歩車道境界ブロック、大型積みブロック、コンクリート
    擁壁、積みブロック、または、はりブロックであること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の天然石コ
    ンクリート製品の製造方法。
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