JPS6056081B2 - 洗い出しコンクリ−ト平板の製法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に小石群をの部分を露出させる洗い出しコ
ンクリート平板の製法に関する。

従来の一般的製法は、型枠の底板にコンクリート硬化遅
延剤を敷桁し、その上から洗い出しする小石群ををその
各粒体の底部が硬化遅延剤の層にくい込む状態に数誌め
、その上からコンクリートを投入し、そのコンクリート
が養生硬化した段階て脱型し、最後に表面の硬化遅延剤
を払つて小石群を洗い出すようにしている。

しカルながらこの製法では、型枠内に流し込んだコンク
リートが硬化するのを待つて脱型するために製作の手間
がかゝるとともに量産にあたつては多数の型枠を用意し
なければならず、また硬化遅延剤の使用は製作の手間の
みならず、コストが嵩むという難点があつた。

本発明は従来のかゝる実情に鑑みてなされたもので、以
下実施例によつて説明すれは、図面第１図に示すように
平板成形のための型枠を用いることは従来製法と同様で
あるが、まずその型枠１内の底板１’に浅い砂層ａを形
成する。

そしてその上から洗い出しする小石群をを散布してバイ
ブレーションをかけることによりその各粒体の底部を砂
層ａにくい込ませる。そのくい込み状態は、各石の重量
、バイブレーションの付与度により様々である。そして
さらにその上からノースランプコンクリートｃを投入す
る。するとこのノースランプコンクリートｃは含水率が
極小で固さを保有しているから、砂層ａに浸透すること
なく従つて小石群をの表面（砂層ａにくい込んだ部分）
にセメントペーストが附着するおそれがなく、また即時
脱型が可能である。そこで第２図に示すようにこれを即
時脱型して初期養生に付する。これに要する時間は１時
間乃至２時間である。そして最後に表面の砂層ａを刷毛
乃至エアーて払い落として小石群をの表面部分を露出さ
せて洗い出しコンクリＪ−ト平板を完成する。本発明法
は以上のように、先の砂層への各小石の食い込み状態が
一様でない結果として、図面第３図に示すように、洗い
出し後の小石群は不揃いの凹凸面として形成され、目地
部の凹部と相俟つ７て、立体感を呈出することができる
。また平板主体の原料に普通コンクリートに替えてノー
スランプコンクリートを使用し、これを型枠内に投入後
直ちに脱型する方式としたから少数の型枠で量産が可能
となり、また小石群の洗い出し部分に硬化遅延剤を使う
必要がなく、これに替えて払い落し容易な砂層としたか
ら製作上の手間が省けるとともにコストダウンにつなが
り、全体として経済的且つ能率的大量生産が可能となつ
た。以上から本発明は所期の目的を達成する効果があり
、まことに有利なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明法による製作工程を示すもので、第１図は
型枠における成形状態を示す縦断側面図、第２図は脱型
状態を示す縦断側面図、第３図は完成した状態の縦断側
面図である。 １・・・・・型枠、１″・・・・・・その底板、ａ・・
・・・砂層、ｂ・・・・・・小石群、ｃ・・・・・・ノ
ースランプコンクリート。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １（イ）型枠１の底板１′に浅い砂層ａを形成し、（ロ
   ）その上から洗い出しする小石群ををその各粒体の底部
   が砂層ａにくい込む状態に敷詰め、（ハ）その上からノ
   ースランプコンクリートｃを投入した後、（ニ）即時脱
   型して初期養生を経、（ホ）最後に表面の砂層ａを払つ
   て小石群をを洗い出すようにしたことを特徴とする洗い
   出しコンクリート平板の製法。