JP2958619B2 - 即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法 - Google Patents
即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法Info
- Publication number
- JP2958619B2 JP2958619B2 JP5376596A JP5376596A JP2958619B2 JP 2958619 B2 JP2958619 B2 JP 2958619B2 JP 5376596 A JP5376596 A JP 5376596A JP 5376596 A JP5376596 A JP 5376596A JP 2958619 B2 JP2958619 B2 JP 2958619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete block
- concrete
- color concrete
- color
- sidewalk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
Description
ーコンクリートブロックとして設置したときに目にふれ
る表層部分のみを高価なカラーコンクリートで形成し、
目にふれない残りの大部分を安価な普通コンクリートで
形成するようにした即時脱型法による歩車道境界カラー
コンクリートブロックの製造方法に関するものである。
車道境界コンクリートブロックとして、道路の美観を高
めるために、コンクリートブロックに色がついているカ
ラーコンクリートブロックが一部で使用されている。
の製造にあたっては、即時脱型法を用いると硬化後のコ
ンクリートブロックの製品寸法に誤差が生じ易く高度の
製造ノウハウが要求されるので、高度の製造ノウハウを
必要とすることなく硬化後のコンクリートブロックの寸
法精度が得られる軟らかい原料を型に流し込んで製造し
ている。
コンクリートブロックの材料は、色がついていない普通
コンクリートブロックの材料となるセメントや骨材の価
格に比べて非常に高く、その結果、その高い材料を使っ
て製造されたカラーコンクリートブロックの値段も10
〜20倍程に非常に高くなるという欠点があった。
ートブロックの製造にあたっては、軟らかい原料を型に
流し込んで製造しているため、カラーコンクリートブロ
ックの硬化に時間がかかり、ひとつの型で1日当たり2
個程度が限度であり、カラーコンクリートブロックを短
い時間で数多く製造しようとする場合には多数の型枠が
必要となり、その分、コスト高になるという課題があっ
た。
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、歩車道境界カラーコンクリートブロッ
クとして設置したときに目にふれる表層部分のみを高価
なカラーコンクリートで形成し、目にふれない残りの大
部分を安価な普通コンクリートで形成することによっ
て、全体のコストを下げ、しかも、即時脱型法を用いて
硬めの原料を流し込んで製造することによって少ない型
枠を用いてその製造能力を飛躍的に高めることのできる
即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロッ
クの製造方法を提供することにある。
めに、この発明は、歩車道境界カラーコンクリートブロ
ックとして設置したときに目にふれる表層部分となる型
枠の内部底面及び片側面に、硬めに練り上げたカラーコ
ンクリートの材料を入れて所定の厚さにならして付着
し、型枠の内部片側面に付着したカラーコンクリートの
材料が崩れるのを防ぐために仕切り板を入れてこれを支
え、型枠内の残りの大部分の空間に硬めに練り上げた普
通コンクリートの材料を入れ、型枠内から上記仕切り板
を抜き取った後、加圧振動プレスを加えて締め固め、即
時脱型した手段よりなるものである。
面を形成する樹脂がカラーコンクリートの材料には混入
されているのがよい。
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は歩車道境界カラーコンクリートブロックの
全体斜視図、図2〜図7は歩車道境界カラーコンクリー
トブロックの即時脱型法による製造工程図である。
ートブロック1は、歩道と車道の境界に設置されたとき
目にふれる表層部分のみが高価なカラーコンクリート1
aで形成され、目にふれない残りの大部分が安価な普通
コンクリート1bで形成されている。
ーコンクリートブロック1の上面及び少し傾斜する片側
の側面の各表面を一体的に被覆するように形成されてい
る。この上面及び少し傾斜する片側の側面は歩道と車道
の境界に設置されたとき目にふれる箇所となる部分であ
る。歩車道境界カラーコンクリートブロック1の上面及
び少し傾斜する片側の側面の各表面を被覆形成するカラ
ーコンクリート1aの所定の厚みは例えば30mm程度で
ある。
トブロック1は、図2〜図7に示すような即時脱型方法
を用いて製造される。
及びカラー骨材、水を図示しないモルタルミキサーに入
れて練り混ぜる。この場合、水分を少なめにして硬めに
練り上げる。また、セメントには例えば白色セメントが
使用され、カラー骨材には例えば塞水石、黒ダイヤ等が
使用される。
は、上記のカラーセメント及びカラー骨材以外に、必要
に応じて、滑面性の表面を形成する樹脂が混入されるこ
とがある。滑面性の表面を形成する樹脂には、例えばア
クリル、エポキシ反応エマルジョン等が使用される。
いる場合には、歩車道境界カラーコンクリートブロック
1のカラーコンクリート1aの表面は滑面性を有するこ
とになって、汚れが付着しにくくなり、目にふれる歩車
道境界カラーコンクリートブロック1のカラーコンクリ
ート1aの表面が汚れて醜くなるのを防ぐことができ、
歩車道境界部分の美観が損なわれるのを回避することが
できる。
通セメント及び普通骨材、水を図示しないモルタルミキ
サーに入れて練り混ぜる。この場合、水分を少なめにし
て硬めに練り上げる。普通セメントは一般に使用されて
いるポルトランドセメントが使用される。また、普通骨
材には砂、砂利などが使用される。
の製造用の型枠2は、上面が開放され、これ以外の側面
及び底面が閉塞された形状からなっており、製品時の歩
車道境界カラーコンクリートブロック1を逆さまにした
状態になっている。この型枠2の内部表面には、製造後
に歩車道境界カラーコンクリートブロック1が簡単に離
型できるように、予め離型剤が塗られている。
クリート1aの材料には混入されている場合には離型が
良好となり、型枠2の内面への離型剤の塗布の使用量を
少なくできたり、又はその省略をすることも可能とな
る。
ック1の製造用の型枠2に、硬めに練り上げたカラーコ
ンクリート1aの材料を入れ、その後、硬めに練り上げ
た普通コンクリート1bの材料を入れ、加圧振動プレス
をかけて製造する。その製造は次のような方法で行われ
る。
として設置したときに目にふれる表層部分となる型枠2
の内部底面及び内部の片側面に、硬めに練り上げたカラ
ーコンクリート1aの材料を入れながら、内部に空洞が
できないようにして、製品時の所定厚さが例えば30mm
程度になるように平坦に調整しながら型枠2の内部底面
及び片側面に付着させる。この作業は手作業で行われる
(図2参照)。
長さの寸法を有する平板状の仕切り板3を上下向きに立
て掛けて入れて、型枠2の片側面に付着したカラーコン
クリート1aの材料が崩れないように側面側に押し付け
ながら支える。仕切り板3は型枠2の少し上向きに傾斜
する片側の側面から製品時の所定厚さが例えば30mm程
度になるように離れた位置に傾斜する側面に平行になる
ように少し傾けて押し付ける(図3参照)。
リートブロック1の表層部分となる箇所に、硬めに練り
上げたカラーコンクリート1aの材料を入れた後、型枠
2内の残り大部分の空間部分に、硬めに練り上げた普通
コンクリート1bの材料を入れながら、テーブルバイブ
レーターで内部に空洞ができないように調整する(図4
参照)。
り上げたカラーコンクリート1aの材料を入れ、その
後、硬めに練り上げた普通コンクリート1bの材料を入
れた後、仕切り板3を型枠2内から抜き取る(図5参
照)。
かけて、型枠2内の硬めに練り上げたカラーコンクリー
ト1aの材料及び硬めに練り上げた普通コンクリート1
bの材料を瞬時に締め固める。このプレス機械4による
型枠2内の材料の加圧振動プレスは30秒程度行われる
(図6参照)。
の開放面を下向きにして、型枠2を上方に持ち上げて脱
型すると、型枠2内から歩車道境界カラーコンクリート
ブロック1は抜け出て、歩車道境界カラーコンクリート
ブロック1が製造される(図7参照)。
と、7分間に1個の割合で歩車道境界カラーコンクリー
トブロック1を製造することができ、1つの型枠2を使
って、1日当たり60個〜70個の歩車道境界カラーコ
ンクリートブロック1を3人の作業員で製造することが
できる。
ブロック1は24時間養生させて、完全に硬化させた後
に、カラーコンクリート1aの表面をブラスト仕上げし
て骨材を表面に出して人造御影石を造り上げて、歩車道
境界カラーコンクリートブロック1の製造は完了する。
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
明に係る即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリー
トブロックの製造方法によれば、歩車道境界カラーコン
クリートブロックとして設置したときに目にふれる表層
部分のみを高価なカラーコンクリートで形成し、目にふ
れない残りの大部分を安価な普通コンクリートで形成す
ることができ、従来のように全体をカラーコンクリート
で造る場合に比べて、製品コストを十分の一以下に大幅
に下げることができる。
で、1つの型枠を使って例えば7分程度の短い時間で1
個の歩車道境界カラーコンクリートブロックを製造する
ことができ、従来のように、即時脱型法を用いない場合
に比べて、その生産能力を飛躍的に高めることができ
る。
表面を形成する樹脂がカラーコンクリートの材料には混
入されている場合には、歩車道境界カラーコンクリート
ブロックのカラーコンクリートの表面は滑面性を有する
ことになって、汚れが付着しにくくなり、目にふれる歩
車道境界カラーコンクリートブロックのカラーコンクリ
ートの表面が汚れて醜くなるのを防ぐことができ、歩車
道境界部分の美観が損なわれるのを回避することができ
る等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
コンクリートブロックの全体斜視図である。
び片側面にカラーコンクリートの材料を入れて付着させ
る製造工程図である。
のカラーコンクリートの材料を仕切り板で支える製造工
程図である。
コンクリートの材料を入れた製造工程図である。
板を抜き取る製造工程図である。
加えて締め固める製造工程図である。
程図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 歩車道境界カラーコンクリートブロック
として設置したときに目にふれる表層部分となる型枠の
内部底面及び片側面に、硬めに練り上げたカラーコンク
リートの材料を入れて所定の厚さにならして付着し、型
枠の内部片側面に付着したカラーコンクリートの材料が
崩れるのを防ぐために仕切り板を入れてこれを支え、型
枠内の残りの大部分の空間に硬めに練り上げた普通コン
クリートの材料を入れ、型枠内から上記仕切り板を抜き
取った後、加圧振動プレスを加えて締め固め、即時脱型
したことを特徴とする即時脱型法による歩車道境界カラ
ーコンクリートブロックの製造方法。 - 【請求項2】 滑面性の表面を形成する樹脂がカラーコ
ンクリートの材料には混入されている請求項1記載の即
時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロック
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5376596A JP2958619B2 (ja) | 1996-02-17 | 1996-02-17 | 即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5376596A JP2958619B2 (ja) | 1996-02-17 | 1996-02-17 | 即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09220711A JPH09220711A (ja) | 1997-08-26 |
JP2958619B2 true JP2958619B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=12951921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5376596A Expired - Fee Related JP2958619B2 (ja) | 1996-02-17 | 1996-02-17 | 即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958619B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100233991B1 (ko) * | 1997-10-07 | 1999-12-15 | 박병도 | 도로경계석 및 그 제조방법 |
KR100372346B1 (ko) * | 2000-09-02 | 2003-02-19 | 주식회사 신흥콘크리트 | 탈색 방지용 에폭시 피막이 형성된 유색 인터로킹 블록의 제조방법 |
CN101994287A (zh) * | 2009-08-20 | 2011-03-30 | 安徽奥来新能源有限公司 | 彩色多功能环保路侧石的制作方法 |
JP5980869B2 (ja) * | 2014-10-10 | 2016-08-31 | 株式会社ケイピーネット | コンクリート成形品の製造方法及びその方法に使用する内型枠 |
CN107856173B (zh) * | 2017-10-20 | 2019-05-14 | 内江市恒世达建材有限公司 | 一种双面路缘石生产工艺 |
CN113106807A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-13 | 鄂尔多斯市路泰新材料科技发展有限公司 | 一种复合材料彩色路缘石及制备方法 |
-
1996
- 1996-02-17 JP JP5376596A patent/JP2958619B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09220711A (ja) | 1997-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2958619B2 (ja) | 即時脱型法による歩車道境界カラーコンクリートブロックの製造方法 | |
JP2581317B2 (ja) | コンクリートブロックの製造方法 | |
JP4521646B2 (ja) | 模造レンガの製造方法 | |
JPH0222006A (ja) | 石質材およびその成形方法 | |
ZA200604023B (en) | Manufacture of moulded paving elements | |
JPS59134204A (ja) | タイル貼コンクリ−ト平板ブロツク及びその製造方法 | |
JP3565523B2 (ja) | コンクリート製化粧板の製造方法 | |
JPH0343042B2 (ja) | ||
JP3044414B2 (ja) | 模様入り人造石成形体の製造方法 | |
JPH01275482A (ja) | 天然石コンクリートブロックの製造方法 | |
JP4405751B2 (ja) | コンクリートブロック及びその製造方法 | |
JP2559179B2 (ja) | ブロック製造法 | |
JPH11277511A (ja) | コンクリート製品の打ち込み面の仕上げ方法 | |
JPS61254302A (ja) | タイル埋込みコンクリ−ト板の製造法 | |
JP2821726B2 (ja) | 表面に砂粒混合の化粧材を表出するコンクリートブロックおよびそのの製造方法 | |
JPH0538708A (ja) | 模様入り人造石成形体の製造方法 | |
JPH06238627A (ja) | コンクリートブロックの製造法 | |
JP2982025B2 (ja) | 模様入りコンクリート成形体の製造方法 | |
JPH04118425A (ja) | 石型枠およびその製造方法ならびに石型枠を使用した壁面施工法 | |
US20050212177A1 (en) | Table and method of manufacturing table | |
JPH068221A (ja) | コンクリート製品の表面仕上げ方法 | |
JPS58166006A (ja) | コンクリ−ト洗い出し平板の製造方法及び型枠 | |
KR960000830A (ko) | 인조석층이 구비된 보도블록 및 이의 제조방법 | |
JPH03221406A (ja) | 模様付コンクリート板の製造方法 | |
JPS6129846B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090730 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100730 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110730 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120730 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |