JP4873547B2 - 土木構築物用ユニットの製造方法 - Google Patents
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アンカーが取付けられた複数の塊状部材と、コンクリートとを用意し、前記複数の塊状部材を区画壁として作業面上に並べることにより該作業面が底面をなす区画空間を形成すると共に、該区画空間内に該各塊状部材の各アンカーを配置させ、次に、前記区画空間内に前記コンクリートを充填して、コンクリート基盤を形成すると共に、該コンクリート基盤と前記各アンカーとを一体化して該コンクリート基盤の全周囲に前記複数の塊状部材が配置された状態とする土木構築物用ユニットの製造方法において、
前記作業面として、全体が略水平な面であるものを用い、
前記区画空間内の前記コンクリートが硬化して前記コンクリート基盤が形成された後、該コンクリート基盤及び前記複数の塊状部材を反転させて、それまで作業面側に臨んでいた側を、土木構築物での使用に際して該土木構築物の表面側を構成することになる表面側とする構成としてある。この構成により、反転されるまで、略水平な作業面上に接して揃えられていた各塊状部材の下面側端面を、表面側の端面として利用できることになる。その一方、反転されるまで、区々に上方に突出していた各塊状部材の上面側端面が、施工面上に載置される下面側端面となるが、その各塊状部材の区々な突出部分を、当該土木構築物用ユニットを施工面に設置するに際し、該施工面内に進入させてストッパとして利用できることになる。
複数の塊状部材と、複数のアンカーと、コンクリートとを用意し、前記複数の塊状部材を区画壁として作業面上に並べることにより該作業面が底面をなす区画空間を形成し、次に、前記各塊状部材に前記アンカーの一端部をそれぞれ取付けると共に、該各アンカーの他端側を前記区画空間内に配置させ、次に、前記区画空間内に前記コンクリートを充填して、コンクリート基盤を形成すると共に、該コンクリート基盤と前記各アンカーとを一体化して該コンクリート基盤の全周囲に前記複数の塊状部材が配置された状態とする土木構築物用ユニットの製造方法において、
前記作業面として、全体が略水平な面であるものを用い、
前記区画空間内の前記コンクリートが硬化して前記コンクリート基盤が形成された後、該コンクリート基盤及び前記複数の塊状部材を反転させて、それまで作業面側に臨んでいた側を、土木構築物での使用に際して該土木構築物の表面側を構成することになる表面側とする構成としてある。この構成により、前記請求項1の場合と同様の作用を生じさせることができるだけでなく、アンカーが取付けられていない塊状部材を用いて、区画空間を形成することから、アンカーが取付けられた塊状部材を用いる場合のように、塊状部材の配置の向きがアンカーによって制限されることはなくなり、塊状部材の向きを適宜調整して、好ましい区画空間(所定の形状、隙間を少なくできるもの等)を形成できる。
また、本発明(請求項2に係る発明)によれば、アンカーが取付けられていない塊状部材を用いて、区画空間を形成することから、塊状部材の向きを適宜調整して、好ましい区画空間(所定の形状、隙間を少なくできるもの等)を形成できることになり、作業性を向上させることができる。
図1〜図9は第1実施形態を示す。この第1実施形態において、符号5は、海岸護岸、河川護岸等の施工に用いられる実施形態に係る土木構築物用ユニットで、このような土木構築物用ユニット5は、その多数が施工面(土砂等により構成)2に敷き詰められる。
この場合、上記支柱42に換えて、自然石、プラスチック材、鋼材等を用い、それらをコンクリートベース7に取付けることにより、高さ調整を行ってもよい。
先ず、前記各実施形態同様、3個の自然石6を隙間44をあけつつ並べて区画空間10を形成し、その各自然石6にアンカー11の一端部を取付けると共に、その他端部を区画空間10内に配設されるようにする。次に、隣り合う自然石6間を間詰石14等により塞ぎ、コンクリートを充填する。一方、自然石6sとして、2本のアンカー11を取付けたものを予め用意しておく。この自然石6sは、各アンカー11の一端側が、自然石6sにおいて対向するようにして取付けられており、その各他端側は、互いに離れる方向に延ばされている。この自然石6sを前記未硬化状態のコンクリート(第1構造体部6E−1)上に載せ、その自然石6sにおける一方のアンカー11の他端側をコンクリート内に差し込み、そのコンクリートの硬化を待って、第1構造体部6E−1と自然石6sとを一体化する。次に、第2構造体部6E−2を、前記第1構造体部6E−1と同様の方法により製造し、その第2構造体部6E−2の未硬化状態のコンクリート上に、前記自然石6sと第1構造体部6E−1との一体化物を、自然石6sにおける他方のアンカー11を下側に向けつつ、第2構造体部6E−2における未硬化状態のコンクリート上に載せ、その他方のアンカー11をそのコンクリート内に差し込む。そして、そのコンクリートの硬化を待ち、自然石6sと第2構造体部6E−2とを一体化する。これにより、製造が完了し、当該実施形態に係る土木構築物用ユニット5を得ることになる。勿論この製造方法においては、自然石6として、予め、アンカー11を取付けたものを用いてもよい。
先ず、前記第15実施形態に係る第1構造体部6E−1と同様の製造方法(図47参照)により第1構造体部6G−1を製造する。次に、その第1構造体部6G−1における一対の自然石6g1,6g1を起立させた状態にしつつ、自然石6sと、他の一対の自然石6g2,6g2とを水平に並べて区画空間を形成し、その各自然石6s、6g2,6g2にアンカーの一端部をそれぞれ取付けると共にその各アンカー11の他端側を区画空間内に配設した上で、その区画空間内にコンクリートを注入する。このコンクリートの硬化により、第2構造体部6G−2が形成され、この結果、全体として、土木構築物用ユニット5が製造されたことになる。この第2構造体部6G−2を製造するに際しては、第1構造体部6G−1における自然石6sと、一対の自然石6g2,6g2とで、水平な配置状態をもって区画空間を区画する関係上、第1構造体部6G−1における一対の自然石6g1,6g1の一方が作業面下に埋められた状態とされる。また、第1,第2構造体部6G−1、6G−2を製造するためにコンクリートを注入するに際しては、勿論、隣り合う自然石6s、6間に間詰石等により隙間が塞がれる。
(1)作業面8aとして、作業台の上面等を利用すること。
(2)自然石6等に対してアンカー11を連結するために、取付け孔12内にアンカー式の取付け具(図示略)が取付け(例えばメタルヒットアンカー)、その取付け具により雌ねじ部を確保し、アンカーの一端部に、その雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を形成すること。
(3)塊状部材として、擬石を用いること。
6 自然石(塊状部材)
1 コンクリートベース(コンクリート基盤)
8a 作業面
9 隙間
10 区画空間
11 アンカー
Claims (5)
- アンカーが取付けられた複数の塊状部材と、コンクリートとを用意し、前記複数の塊状部材を区画壁として作業面上に並べることにより該作業面が底面をなす区画空間を形成すると共に、該区画空間内に該各塊状部材の各アンカーを配置させ、次に、前記区画空間内に前記コンクリートを充填して、コンクリート基盤を形成すると共に、該コンクリート基盤と前記各アンカーとを一体化して該コンクリート基盤の全周囲に前記複数の塊状部材が配置された状態とする土木構築物用ユニットの製造方法において、
前記作業面として、全体が略水平な面であるものを用い、
前記区画空間内の前記コンクリートが硬化して前記コンクリート基盤が形成された後、該コンクリート基盤及び前記複数の塊状部材を反転させて、それまで作業面側に臨んでいた側を、土木構築物での使用に際して該土木構築物の表面側を構成することになる表面側とする、
ことを特徴とする土木構築物用ユニットの製造方法。 - 複数の塊状部材と、複数のアンカーと、コンクリートとを用意し、前記複数の塊状部材を区画壁として作業面上に並べることにより該作業面が底面をなす区画空間を形成し、次に、前記各塊状部材に前記アンカーの一端部をそれぞれ取付けると共に、該各アンカーの他端側を前記区画空間内に配置させ、次に、前記区画空間内に前記コンクリートを充填して、コンクリート基盤を形成すると共に、該コンクリート基盤と前記各アンカーとを一体化して該コンクリート基盤の全周囲に前記複数の塊状部材が配置された状態とする土木構築物用ユニットの製造方法において、
前記作業面として、全体が略水平な面であるものを用い、
前記区画空間内の前記コンクリートが硬化して前記コンクリート基盤が形成された後、該コンクリート基盤及び前記複数の塊状部材を反転させて、それまで作業面側に臨んでいた側を、土木構築物での使用に際して該土木構築物の表面側を構成することになる表面側とする、
ことを特徴とする土木構築物用ユニットの製造方法。 - 請求項1又は2において、
前記コンクリートの充填前に、前記各塊状部材の周囲及び前記区画空間内に一定厚の砂層又はれき層を形成する、
ことを特徴とする土木構築物用ユニットの製造方法。 - 請求項1又は2において、
前記コンクリート基盤が形成された後であって、該コンクリート基盤及び前記複数の塊状部材を反転させる前に、該コンクリート基盤上に、該コンクリート基盤を支持するための支柱を上方に突出するように形成して、該支柱の突出端面の高さを、少なくとも、該複数の塊状部材のうち、最も突出している塊状部材の上面側端面の高さ以上にする、
ことを特徴とする土木構築物用ユニットの製造方法。 - 請求項4において、
前記支柱として、複数の支柱を形成する、
ことを特徴とする土木構築物用ユニットの製造方法。
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