JP2753665B2 - 冷蔵装置の除霜水排出構造 - Google Patents

冷蔵装置の除霜水排出構造

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JP2753665B2
JP2753665B2 JP4113392A JP11339292A JP2753665B2 JP 2753665 B2 JP2753665 B2 JP 2753665B2 JP 4113392 A JP4113392 A JP 4113392A JP 11339292 A JP11339292 A JP 11339292A JP 2753665 B2 JP2753665 B2 JP 2753665B2
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明義 吉田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵ショーケースや冷
蔵庫のような冷蔵装置に関し、特にその除霜水の排出構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵装置においては、冷蔵品を収納する
空間内の空気又はその周囲の空気を冷却するのである
が、冷却の結果として霜が発生するので、加熱による除
霜が行われる。加熱に伴って生ずる除霜水や湿分の排水
部には、通常トラップが設けられる。排出管の構造とし
ては、まず、U字状部を有する一体成形パイプ方式があ
る(実開平1−123183号、同1−112384号
公報)。この方式は、U字状部に除霜排水を貯めてトラ
ップとしている。
【0003】また、別の例としては、オーバーフロー管
を有する排水もしくはドレンタンクに、除霜排水降管の
下端部を挿入した方式のものがある(実開平1−123
184号公報)。この方式では、ドレンタンクには、溢
流面まで除霜排水が貯められ、排水降管の下端が貯留排
水中に挿入されていて、トラップを形成する。
【0004】いずれにしても、トラップを形成するに
は、ある程度の高さを必要とするので、一般に“ネタケ
ース”と呼ばれている横長の冷蔵ショーケースにおいて
は、スペース上の制約から冷蔵装置本体の中には、円筒
又は角筒形のドレンタンクのみを設け、トラップを外部
に設置することも行われている。
【0005】図9は、上述したネタケースの代表的な例
の横断面を示したもので、下部の機械室1の中に冷却器
室2があり、その底面の排水口3の下部に除霜水を受け
る排水タンク4がある。内側フロントガラス5a及び外
側の複層ガラス5bで前面が仕切られた陳列室6には、
生鮮食品である被陳列物が収容される。冷却器7によ
り、冷却器室2及冷気循環通路内の空気を冷却するが、
霜が発生し、除霜水は排水口3を通り、排水タンク4に
流入し、排水パイプ8から外部排水系に流出する。符号
9は凝縮器である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
おいて、U字状部を有する一体成形パイプを使用するも
のでは、構造が複雑なため製作が難しいだけでなく、ブ
ロー成形法を使用しなければならずコストが高くなると
共に、U字状部に溜まった水の排出が難しく、溜まった
水が腐敗して悪臭の原因となりやすい。
【0007】オーバーフロータンクを有する別の従来装
置においても、製作性の問題はかなり改善されるが、ト
ラップ中の排水の排出や内部清掃が非常に困難であり、
腐敗、悪臭発生の問題も残っている。
【0008】更に、トラップを冷蔵装置本体に設けない
ものにおいては、トラップの設置場所を別に設けるた
め、現実に冷蔵装置を使用場所に設置するに際し種々の
制約が生じ、コストが増大しやすく、タンクの清掃にも
手数を要する。
【0009】図9に示した従来の排水タンクは、円筒形
であり、底面も広いので、多量の水が入らないとトラッ
プ効果も発生せず、また、多量の水が溜まるまでには時
間を要し、水の腐敗等が生じ易く、悪臭の原因となり易
かった。しかも、排水タンクの断面と排水パイプの断面
が急変するので、排水パイプ側から、排水タンクの底の
掃除ができず、更に排水タンク内の水の排出に時間を要
するなど、内部清掃が困難であった。更に、機械室の内
部は、冷却器室を除いて高温になり易いので、その影響
を受け、冷却効率の低下及び排水タンク外側への露付き
などの問題があった。
【0010】従って、本発明の第1の目的は、構造が単
純で製作が容易であり、トラップに溜まった水の排出を
含め内部清掃が容易にできる冷蔵装置の除霜水排出構造
を提供することである。
【0011】また、本発明の第2の目的は、構造が簡単
で製作が容易であり、トラップの貯留排水を除去し易く
内部清掃が容易であることに加えて、設置に際し、外部
排水系との接続が容易な除霜水排出部を有する冷蔵装置
を提供することである。
【0012】更に、本発明の第3の目的は、構造が簡単
で製作が容易であると共に、内部水の排出及び内部清掃
が容易であり、しかも、外部からの熱影響を受けにく
く、更に、水量が少なくてもトラップ効果が生じ易い形
状の除霜水排水構造を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1及び2
の発明 上述の第1の目的を達成するために、請求項1及び2に
記載の発明においては、冷却器を内蔵する冷却器室を機
械室内部に備えた冷蔵装置の除霜水排出構造は、前記冷
却器室の底面の排水口の下方に設けた排水タンクと、同
排水タンクの下部から水平方向に突出した分割パイプと
を備え、同分割パイプは、内面天井に突設された第1の
遮蔽壁を第1端に備えたほぼ直管状の結合パイプと、該
結合パイプの第2端に嵌合すると共に、内面底面に突設
された第2の遮蔽壁を前記結合パイプの第2端近くに備
えた嵌合パイプとから構成され、前記結合パイプの前記
第1端及び前記第2端に関してそれぞれ実質的に並置さ
れた前記第1、第2の遮蔽壁が協働してトラップを形成
している。
【0014】冷却器室で発生した除霜水は、排水タンク
で受けられ、分割パイプに流入して所要量がトラップに
貯えられる。嵌合パイプを軸方向に引き抜けば両パイプ
は分割され、トラップ中の排水は、流出可能となる。こ
の排水は適当な容器で受けられ、結合パイプ及び嵌合パ
イプの内部は、外部に露出し、洗浄水や清掃工具が挿入
されて洗浄、清掃が行われる。
【0015】請求項3の発明 上述した第1の目的は、本発明によれば、機械室に冷却
器室を有する冷蔵装置において、冷却室底面の排水口の
出口に臨んで排水タンクが設けられ、その下部から若干
上方に傾斜して水平方向に結合パイプが延出し、この結
合パイプの先端に嵌合パイプが着脱自在に嵌合して除霜
水排出構造を構成することによっても達成される。結合
パイプの基端部の内面天井には上部遮蔽壁が形成される
一方、嵌合パイプの内部底面には下部遮蔽壁が形成さ
れ、全体としてトラップを形成する。
【0016】冷却器室で生じた除霜水は、排水口から流
出して排水タンクへ入り、結合パイプと嵌合パイプを経
て排出される。除霜水の一定量は、両パイプの中に形成
されたトラップに貯えられ、冷却器室と外部との冷気、
その他の流通を阻止する。嵌合パイプを引き抜けば、両
パイプの内部及び排水タンクの内部は、外部に露出さ
れ、通常の清掃用具で清掃される。
【0017】請求項4及び5の発明 上述の第2の目的を達成するため、本発明によれば、機
械室に冷却器室を有する冷蔵装置において、冷却器室底
面の排水口の出口に臨んで排出タンクが設けられ、この
排水タンクの下部から結合パイプがほぼ水平方向に延出
し、更にこの結合パイプの先端に着脱自在にかつ回動自
在に接続エルボが嵌合して除霜水排出部が構成されてい
る。結合パイプの基端部内面に上部遮蔽壁、接続エルボ
の水平部終端部に下部遮蔽堰壁がそれぞれ突出形成され
て、分割自在のトラップを形成し、その下部遮蔽堰壁は
U字状の開口を画成している。
【0018】冷却器室の除霜水は、排水タンクへ入り、
そこから結合パイプ及び接続エルボを経て外部排水系例
えば排水ホースへ排出される。一定量の排水は、結合パ
イプと接続エルボの中に形成されたトラップに貯えら
れ、冷気の漏れや外気、虫等の侵入を遮断する。接続エ
ルボが結合パイプに嵌合した水平部の回りに回動して
も、U字形開口を有する下部遮蔽堰壁の作用により常に
トラップの下部遮蔽壁となってトラップを維持する。
【0019】請求項6の発明 上述した第3の目的を達成するため、本発明によれば、
機械室を下部に、収納室を上部にそれぞれ備えた冷蔵装
置において、除霜水を受ける排水タンクは、機械室の底
部に冷却室の排水口の出口に臨んで設けられる。そし
て、排水タンクの下部には、スカート部が形成され、こ
れに囲まれた底面が部分的に漏斗状に傾斜して、中央の
樋状部へ連なり、そこから連続的に、トラップを具備し
排水パイプが水平方向に延びている。
【0020】冷却器室の除霜水は、排水口を経て排水タ
ンクに流入する。その除霜水は、底の傾斜面に案内され
て樋状部に集められ、更に排水パイプから外部排水系へ
流出する。外部の熱は、スカート部と該スカート部及び
底面の間の空気層とにより遮蔽され、排水タンク内の水
への伝熱は阻止される。
【0021】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。
【0022】図1及び図2は、それぞれ本実施例に係る
冷蔵ショーケース(冷蔵装置)10の前方斜視図及び後
方斜視図である。図示の冷蔵ショーケース10は、横長
で比較的に高さが低く、例えば寿司店等で寿司ネタ等の
生鮮食品の陳列に供されるもので、ネタケースとも呼ば
れている。
【0023】図において、冷蔵ショーケース10は、前
部がガラスで構成された陳列室20と、その下方に位置
する機械室40とからなっている。陳列室20の後面
は、2組の引戸21を備え、他方機械室40は、前カバ
ー41及び後カバー42を備えるが、これ等の詳細につ
いては後述する。また、陳列室20の被陳列物の収容空
間(図示せず)から延びた排水パイプ43の先端が、後
カバー42から突出している。
【0024】図1のIII−III線に沿った垂直縦断面を示
す図3に明暸に示されるように、陳列室20は、二重構
造になっている。即ち、底板23、一対の側板25、及
び天板27を有する内箱28は、外箱31で囲まれ、両
箱の間に冷気循環通路33を画成している。外箱31の
底板は、機械室40との境界となる平板状断熱構造体3
5で形成されており、断熱部材29が添設された内箱2
8の底板23と協働して底部往路33aを画成してい
る。また、断熱構造体35は、図3の左方において、断
熱部材29が添設されていない底板23との間に、底部
復路33bを画成している。底部往路33a及び底部復
路33bは、前述の冷気循環通路33の一部をなしてい
る。
【0025】次に、図3とそのIV−IV線に沿う水平断面
を示す図4とを参照して機械室40の構造を説明する。
断熱構造体35の開口部に整合した開口を有する一体成
形の断熱ブロック45が、冷却器室47を画成してい
る。冷却器室47内において、底部復路33の側に冷却
ファン49が設けられ、他方底部往路33a側には、冷
却器51が設けられ、冷却ファン49の支持フレーム4
9aの両側から冷却器51のエンドプレート51aへ風
向ガイド53a、53bが延びている。底部往路33a
に面した冷却器51の出口側にも、別の冷気ガイド55
a、55bが設けられている。
【0026】底板23の下面に添設された断熱部材29
は、冷却器51の直上まで延び、その下面と冷却器51
の間に、良熱伝導材の冷却板57が挟設されている。こ
の冷却板57は、底部復路33bの直上まで延びて底板
23の下面に添設され、底部復路33bの直上の水平区
画板59と協働して補助冷気循環通路61を画成する。
【0027】以上のような冷気循環通路33と冷却器室
47との連絡によって、冷却ファン49は、空気を循環
する。冷却ファン49は、空気を冷却器51に通し、こ
こで冷却された空気即ち冷気は、冷気ガイド55a、5
5bに案内されて、底部往路33aに入り、冷気循環通
路33を流れる。この際、内箱28及びその内部を冷却
する。外箱31は、外部からの熱の侵入を防止する。若
干昇温した冷気は、底部復路33bから冷却器室47に
戻るが、この近傍の内箱28は、補助冷気循環通路61
内の冷気及び冷却板57によって冷却される。
【0028】図3及び図4において、冷媒圧縮機63
は、冷却器室47の外側に設けられ、凝縮ファン65
が、圧縮機63に並んで鉛直軸まわりに回転自在に設け
られている。図5は、図4のV−V線に沿う冷蔵ショー
ケース10の垂直横断面を示しているが、この図で明ら
かなように冷却器室47の下方に凝縮器67が配設され
ている。凝縮ファン65は、圧縮機63の周りの空気を
取り込み、冷却用空気を下方の凝縮器67に送給する。
【0029】図5は、陳列室20の横断面も示してい
る。フロントガラス37は内箱28の一部をなし、複層
フロントガラス39は外箱31の一部をなし、これ等の
フロントガラス37、39間には、前面通路33cが画
成されている。内箱28の底板23は、後面側が高位に
なるように傾斜しており、支持部材23a、23bを介
して、断熱構造体35の上面に固定されている。
【0030】機械室40の底板69の下面に弾性パッド
71が装着されて設置に便ならしめており、また、凝縮
器67の上側の水平板73に断熱パッド75を介して断
熱ブロック45が固定されている。冷却器51を内蔵し
た断熱ブロック45の内側上面(冷却器室の底面)45
aは、底板23とは反対に後面側が低位になるように傾
斜しており、その最下端部近傍に貫通口45bが穿設さ
れている。この貫通口45bは、空気を冷却器51で冷
却する際に生ずる霜の除霜水及びその他の湿分を集めて
排出する排水口である。
【0031】貫通口45bを取り囲んで、断熱ブロック
45下面に環状凹所が形成され、シール部材77がこれ
に嵌装されている。底板69の上面に固定された排水タ
ンク即ちドレンタンク80の上端面81bがシール部材
77の下面に密着している。ドレンタンク80の下端部
から、分割パイプを構成する結合パイプ81が後カバー
42の下方を通って延出している。図示のようにほぼ直
管状の結合パイプ81は、ドレンタンク80と一体的に
成形されており、先端にいくほど高くなるように緩やか
に傾斜しているが、ドレンタンク80に対する接続部の
内面上方から第1の遮蔽壁81aが下方へ突出し、その
下方に図示のように開口が形成されて、ドレンタンク8
0の内部と結合パイプ81の内部が連通している。第1
の遮蔽壁81aは結合パイプ81の第1端にある
【0032】結合パイプ81の先端(第2端)には、2
条の環状突起が一体的に形成されているが、これに嵌合
パイプ即ち接続エルボ83の大径端83aが着脱自在に
嵌合している。接続エルボ83は、結合パイプ81と共
に分割パイプを構成する。接続エルボ83の他端は、2
条の環状突起が形成された小径端83bとなっており、
これに排出ホース85が嵌合している。大径端83aの
開口に対向して、接続エルボ83の折曲部の内面底面か
ら第2の遮蔽壁83cが立って形成され、更に、同遮蔽
壁83cの上方部位に開口83dが形成されている。第
2の遮蔽壁83cは結合パイプ81の第2端近くにあ
り、また、図6及び図7から了解されるように、第1、
第2の遮蔽壁81a,83cは結合パイプ81の両端に
関してそれぞれ実質的に並置されている
【0033】矢印VIの方向からみた形状が図6に示され
ているが、開口83dは略U字形をなし、開口83dの
内側端が遮蔽壁81aの下端より高位になるように寸法
が決められ、両者の間にトラップが形成されていること
が分かる。図7は図5の中の矢印VII の方向からみた形
状を示している。前述のように、開口83dは、略U字
形であり内端が円弧となっているから、接続エルボ83
を図示の垂直位置から90度回転して水平位置にして
も、開口83dの下端は常に遮蔽壁81aの下端よりも
高位にある。
【0034】図5のVIII−VIII線に沿う部分断面を示す
図8において、ドレンタンク80の底面には、結合パイ
プ81に通じる形で樋状部80aが形成され、その上端
から一対のテーパ面80bがドレンタンク80の胴部に
向かって延びている。テーパ面80bより下方の胴部
は、スカート部80cとなり、スカート部80cとテー
パ面80b及び樋状部80aとの間に凹状部80dが形
成されている。更に、樋状部80aの中には、突起80
eが形成されていて、断熱ブロック45の組付時の目安
となる。突起80eは、目印であるので、凹所として形
成されていてもよい。
【0035】以上の構成において、冷却器51で空気を
冷却するときに生ずる霜の加熱により生ずる除霜水は、
断熱ブロック45により画成された冷却器室47の底面
45a上に落ち、ここを流下して貫通口45bからドレ
ンタンク80に落下する。遮蔽壁81a、83cの作用
により、結合パイプ81の中にトラップが形成され、排
水ホース85側からの虫の侵入や冷気の漏出は阻止され
る。冷蔵ショーケース10の設置箇所の都合で、排水ホ
ース85を鉛直下方へ延ばせない場合は、接続エルボ8
3を結合パイプ81の軸回りに回転して、排水ホース8
5を横方向へ傾斜させればよい。
【0036】接続エルボ83を後方(図5において右
方)へ引き抜けば、トラップが解消される。結合パイプ
81の先端から清掃ブラシ(図示せず)を挿入すれば、
ドレンタンク80の樋状部80aに達するので、容易に
ドレンタンク80の内部を清掃できる。
【0037】
【発明の効果】請求項1及び2の発明 本発明によれば、分割自在の結合パイプと嵌合パイプで
トラップが構成されているだけでなく、トラップを形成
する第1、第2の遮蔽壁が直管状の結合パイプの両端に
関してそれぞれ実質的に並置されているので、結合パイ
プ及び嵌合パイプを分割すれば、トラップに溜まった水
の排出や内部の清掃を容易に実施できる。更に、結合パ
イプや嵌合パイプは、別体として製作でき、形状も単純
なので製作が容易で、コストも小さい。特に結合パイプ
や嵌合パイプには、アンダーカットの部分が全くないの
で、これ等の成形製作は極めて容易である。
【0038】請求項3の発明 本発明によれば、排水タンクから延出した結合パイプ
は、嵌合パイプと協働して分割自在のトラップを形成
し、また、結合パイプは、緩く上方に傾斜しているた
め、嵌合パイプの下部遮蔽壁を小さくして流路を大きく
構成できるので、製作が容易になると共に、貯留排水の
排出を含む内部清掃も容易に可能となる。更に、結合パ
イプは上述のように傾斜しているので、排水タンクの底
面よりは上位になり、嵌合パイプへの排水ホースの取り
付けも容易にできる。
【0039】請求項4及び5の発明 本発明によれば、結合パイプと接続エルボは、分割自在
に嵌合してトラップを形成しているので、貯留排水の除
去及び内部清掃を容易に行うことができると共に、それ
ぞれ別体として製作できるので、製作も極めて容易であ
る。更に、接続エルボは、垂直下方から水平位置へ回動
しても、トラップを維持できるので、外部排水系の排水
ホース等と容易に接続でき、冷蔵装置の設置上の制約も
ない。
【0040】請求項6の発明 本発明によれば、排水タンクの底面中央には、樋状部が
形成され、トラップを具備した排水パイプに連なってい
るので、排水パイプ側から、清掃ブラシ等の用具を入れ
れば内部清掃が容易にできる。更に、樋状部の周囲の底
面は、漏斗状に傾斜しているので、除霜水が樋状部へ流
れ易く少量の除霜水でも容易にトラップを形成できる。
更に、スカート部が、底面を離れて囲んでいるので、外
部熱の伝熱を効果的に防止して、冷却効率低下等を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施例された冷蔵ショーケースの前方
斜視図。
【図2】図1の冷蔵ショーケースの後方斜視図。
【図3】図1のIII−III線に沿う垂直縦断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う水平断面図。
【図5】図4のV−V線に沿うほぼ上半部を省略した垂直
横断面図。
【図6】図5の矢印VI方向からみた部分拡大図。
【図7】図5のVII方向からみた部分拡大図。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う部分断面図。
【図9】従来の冷蔵装置の機械室内部を示す立断面図。
【符号の説明】
10 冷蔵ショーケース(冷蔵装置) 20 陳列室(収納室) 40 機械室 45 断熱ブロック 45a 冷却器室の底面(断熱ブロックの上面) 45b 排水口(貫通口) 47 冷却器室 51 冷却器 69 機械室の底部(底板) 80 排水タンク(ドレンタンク) 80a 樋状部 80b 傾斜面 80c スカート面 81 結合パイプ(排水パイプ) 81a 第1の遮蔽壁(上部遮蔽壁) 81b 開口 83 嵌合パイプ(接続エルボ) 83c 第2の遮蔽壁(下部遮蔽壁、下部遮蔽堰
壁) 83d 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 実願平3−31019 (32)優先日 平3(1991)5月7日 (33)優先権主張国 日本(JP)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却器を内蔵する冷却器室を機械室内部に
    備えた冷蔵装置において、前記冷却器室の底面の排水口
    の下方に設けた排水タンクと、同排水タンクの下部から
    水平方向に突出した分割パイプとを備え、同分割パイプ
    は、内面天井に突設された第1の遮蔽壁を第1端に備え
    たほぼ直管状の結合パイプと、該結合パイプの第2端に
    嵌合すると共に、内面底面に突設された第2の遮蔽壁を
    前記結合パイプの第2端近くに備えた嵌合パイプとから
    構成され、前記結合パイプの前記第1端及び前記第2端
    に関してそれぞれ実質的に並置された前記第1、第2の
    遮蔽壁が協働してトラップを形成することを特徴とする
    冷蔵装置の除霜水排出構造。
  2. 【請求項2】前記排水タンクの前記下部を画成する壁体
    を前記結合パイプ内まで下方に延長して前記第1の遮蔽
    壁を形成してなることを特徴とする請求項1に記載の冷
    蔵装置の除霜水排出構造。
  3. 【請求項3】冷却器を内蔵する冷却器室を機械室内部に
    備えた冷蔵装置において、前記冷却器室の底面にある排
    水口に臨んで設けた排水タンクと、同排水タンクの下部
    から上方に傾斜して水平方向に延出した結合パイプと、
    同結合パイプに嵌合する嵌合パイプとから構成され、前
    記結合パイプの内面天井に設けた上部遮蔽壁と、前記嵌
    合パイプの内面底面に設けた下部遮蔽壁とが協働して分
    割自在のトラップを形成してなることを特徴とする冷蔵
    装置の除霜水排出構造。
  4. 【請求項4】冷却器を内蔵する冷却器室を機械室内部に
    備えた冷蔵装置において、前記冷却器室底面の排水口の
    下方に設けた排水タンクと、同排水タンクの下部から実
    質的に水平方向に延出した結合パイプと、同結合パイプ
    の先端に着脱自在に嵌合した回動自在の接続エルボとか
    ら除霜水排出部が構成され、前記排水タンク寄りの結合
    パイプの内面に設けた上部遮蔽壁と、前記接続エルボの
    水平部内に設けられU字形の開口を画成した下部遮蔽堰
    壁とが協働してトラップを形成することを特徴とする冷
    蔵装置。
  5. 【請求項5】前記下部遮蔽堰壁が前記接続エルボの垂直
    部管壁の延長部として形成されたことを特徴とする請求
    項4に記載の冷蔵装置。
  6. 【請求項6】冷却器室を含む機械室を下部に、被収納物
    を収納する収納室を上部にそれぞれ備えた冷蔵装置にお
    いて、前記冷却器室の排水口の出口に臨む排水タンクを
    前記機械室の底部に設け、前記排水タンクの下部から、
    トラップを具備した排水パイプを水平方向に延出して設
    け、前記排水タンクの底面に前記排水パイプの入口に連
    なる樋状部と同樋状部から前記排水タンクの側壁に向か
    う傾斜面とを形成し、前記底面を外側から取り囲むスカ
    ート部を前記排水タンクの下部に形成してなることを特
    徴とする冷蔵装置の除霜水排出構造。
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