JP2925972B2 - 貯蔵庫の排水装置 - Google Patents

貯蔵庫の排水装置

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JP2925972B2
JP2925972B2 JP7014315A JP1431595A JP2925972B2 JP 2925972 B2 JP2925972 B2 JP 2925972B2 JP 7014315 A JP7014315 A JP 7014315A JP 1431595 A JP1431595 A JP 1431595A JP 2925972 B2 JP2925972 B2 JP 2925972B2
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昌洋 酒井
善一 柿沼
秀樹 山口
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面に開口した貯蔵室
内に冷却器と露受皿を設けた貯蔵庫の排水装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より低温ショーケースなどの貯蔵庫
においては、例えば特公平4−51751号公報(F2
5D21/14)の第5図に示される如く、前面に開口
した貯蔵室内上部に冷却器と露受皿を備え、冷却器から
滴下する除霜水などの排水をこの露受皿にて受け、排水
ホースによって庫外に排出している。
【0003】この場合、排水ホースは実際には図6に示
す如く配設されていた。即ち、図6は従来の小型低温シ
ョーケース100を示しており、断熱箱体101の庫内
には前面に開口した貯蔵室102が形成され、この貯蔵
室102の前面開口は引き戸式のガラス扉103、10
3によって開閉自在に閉塞されている。この貯蔵室10
2内上部には図示しない冷却器と露受皿が取り付けられ
ており、冷却器から滴下する除霜水などの排水はこの露
受皿にて受容され、それに接続された排水ホース104
に流入する。
【0004】この場合、排水ホース104は貯蔵室10
2の側壁102A内面後部を底壁102Bまで一端降下
し、その後、前方の開口方向に屈曲して底壁102B上
面を前進し、開口縁に形成した図示しない排水孔付近に
て開放している。そして、露受皿からの排水は排水ホー
ス104を通り、前記排水孔から庫外に排出されるもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
排水ホース104が貯蔵室102の側壁102A内面及
び底壁102B上面に渡って引き回される構造であった
ため、貯蔵室102の幅方向の容積が狭められると共
に、底壁102Bの排水ホース104上側に網棚状の底
敷107を取り付けて、貯蔵室102の底面を平坦化し
なければならなくなるため、貯蔵室102の上下方向の
容積も狭められる結果となっていた。
【0006】また、排水ホース104の寸法が長くな
り、内部における目詰まりが発生し易くなると共に、外
観も悪化し、配設作業も面倒なものとなる。更に、底敷
107を設ける分、コスト的にも不利となる問題もあっ
た。本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために
成されたものであり、貯蔵室内容積の縮小を最小限に抑
えつつ、冷却器からの除霜水などの排水を円滑に排出す
ることができる貯蔵庫の排水装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の排水装
置は、前面に開口した貯蔵室内に冷却器と露受皿を設け
て成る貯蔵庫に適用され、少なくとも前記開口下縁及び
一側縁に形成された一連の溝と、開口下縁の溝内に形成
された排水孔と、露受皿に接続された排水ホースとを備
えており、この排水ホースを前記開口一側縁の溝内に連
通させたものである。
【0008】請求項2の発明の排水装置は、前面に開口
した貯蔵室内に冷却器と露受皿を設けて成る貯蔵庫に適
用され、少なくとも前記開口下縁及び一側縁に形成され
た一連の溝と、開口下縁の溝内に形成された排水孔と、
一端を露受皿に接続された排水ホースと、この排水ホー
スの他端に取り付けられたガイド部材とを備えており、
排水ホースは貯蔵室の一側壁内面に沿って配設されると
共に、ガイド部材は前記開口一側縁の溝内に進入して取
り付けられ、排水ホースから流出する排水を当該溝の内
面に案内するものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の貯蔵庫の排水装置によれば、
貯蔵室の少なくとも開口下縁及び一側縁に一連の溝を形
成し、開口下縁の溝内には排水孔を形成すると共に、露
受皿に接続された排水ホースを開口一側縁の溝内に連通
させたので、排水ホースから流出した排水は、開口一側
縁の溝内を流下し、開口下縁の溝に流入してそこに形成
した排水孔より排出されるようになる。従って、従来の
如く排水ホースを貯蔵室底部まで引き回す必要が無くな
るので、貯蔵室内容積の縮小を最小限に抑えることがで
きるようになる。また、排水ホース自体の寸法も短縮で
き、目詰まりの発生を抑制して、コストの低減も図るこ
とが可能となるものである。
【0010】請求項2の発明の貯蔵庫の排水装置によれ
ば、上記に加えて一端を露受皿に接続された排水ホース
を貯蔵室の一側壁内面に沿って設けたので、貯蔵室内容
積をより有効に使用できるようになると共に、排水ホー
スの他端にガイド部材を取り付け、このガイド部材を貯
蔵室の開口一側縁の溝内に進入して取り付けることによ
り、排水ホースから流出する排水を当該溝の内面に案内
するようにしたので、排水は一側縁の溝内面を伝って開
口下縁の溝内に流下するようになる。従って、排水が円
滑に溝内に流入するようになると共に、貯蔵室内に飛散
するなどの不都合も解消若しくは低減させることができ
るようになるものである。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明を適用する貯蔵庫の実施例としての低
温ショーケース1の斜視図、図2は低温ショーケース1
前端部の平縦面図、図3は低温ショーケース1前端部の
一部切欠斜視図である。低温ショーケース1は前面に開
口した断熱箱体2より本体を構成されており、この断熱
箱体2は前面に開口する鋼板製の外箱3と、この外箱3
内に間隔を存して組み込まれた前面に開口する鋼板若し
くは硬質樹脂製の内箱4と、これら外箱3及び内箱4の
開口縁を接続するブレーカとしての硬質合成樹脂製の上
下、左右扉フレーム6〜9と、外箱3、内箱4及び各扉
フレーム6〜9とで囲繞された空間に現場発泡方式にて
充填された発泡ポリウレタンから成る断熱材5とから構
成されている。
【0012】そして、上記内箱4内に貯蔵室10が構成
されると共に、貯蔵室10の前面開口は前記扉フレーム
6〜9に嵌め込まれた引き戸式の扉11、11にて開閉
自在に閉塞されている。また、貯蔵室10内上部には、
冷却装置の冷却器12と図示しない送風機、及び、冷却
器12の下側に露受皿15が設置されており、この冷却
器12からの冷気を前記送風機にて強制循環することに
よって貯蔵室10内は所定の温度に冷却される。
【0013】一方、前記各扉フレーム6〜9は、硬質合
成樹脂の押出成形にて構成されており、何れも基体13
と、前端において外箱3が係合する前壁14と、後端に
おいて内箱4が係合する後壁16と、これらの間に立設
された区画壁17、18とを備え、これら前後壁14、
16及び区画壁17、18間に、前方から順次溝21、
22、23が何れも内方に開口して形成されている。
【0014】各溝21、22、23は貯蔵室10の開口
縁に位置して各扉フレーム6〜9に渡って連通してお
り、開口下縁の扉フレーム7の溝23内には排水孔26
が形成され、その周囲は排水孔26に向けて徐々に低く
なると共に、排水孔26は庫外に連通している。また、
前記扉11、11は前側の溝21、22にそれぞれ摺動
自在に嵌め込まれる。
【0015】他方、貯蔵室10を構成する内箱4の左側
壁4Aの内面側には、前記露受皿15に一端が接続され
た排水ホース27が配設されている。この排水ホース2
7は、露受皿15から左側壁4Aの内面側を所定の傾斜
角度で前方に降下しており、その他端(先端)は扉フレ
ーム9の溝23上部(中央よりも上方)近傍に位置して
いる。
【0016】更に、係る排水ホース27の他端にはガイ
ド部材31が取り付けられている。このガイド部材31
は硬質合成樹脂にて成形されており、図4及び図5に示
す如く排水ホース27の他端が差し込まれる後面の入口
32と、この入口32に連通して直角に側方に突出した
前面の案内部33と、左側から上方に延在した取付辺3
4と、入口32部分から下方に延在した連結辺36とか
ら成る。
【0017】前記案内部33は前壁33Aと底壁33B
とから成り、底壁33Bの形状は扉フレーム9の溝23
後部の平断面形状に略合致している。また、前記取付辺
34及び連結辺36にはそれぞれ透孔37、38が穿設
されている。係るガイド部材31の入口32に排水ホー
ス27の他端を挿入すると共に、図示しないクリップに
よって連結辺36の透孔38に排水ホース27を結びつ
ける。次に、ガイド部材31の案内部33を扉フレーム
9の溝23内(上下方向の中央よりも上方)に進入さ
せ、底壁33Bの先端を溝23の後面23Aの内面に少
許間隔を存して沿わせる(図2)。これによって、排水
ホース27は溝23内に連通する。そして、前記取付辺
34を左側壁4A内面に宛い、透孔37にネジ41を通
して螺着し、固定する。
【0018】以上の構成で冷却器12から滴下した除霜
水などの排水は、その下側の露受皿15に受容され、排
水ホース27に流入する。排水ホース27に流入した排
水はその傾斜によって前方に流れ、やがて他端からガイ
ド部材31内に流出して案内部33より扉フレーム9の
溝23内に流入する。扉フレーム9の溝23内に流入し
た排水は、そこを流下して開口下縁の扉フレーム7の溝
23に流入し、排水孔26より庫外に排出される。これ
によって、従来の如く排水ホース27を貯蔵室10の底
部まで引き回す必要が無くなるので、貯蔵室10内の容
積の縮小を最小限に抑えることができるようになる。特
に、ビール瓶などのくびれ部分より上方に排水ホース2
7を配置すれば、貯蔵室10内にビール瓶を立てて収納
する場合に、排水ホース27は全く邪魔にならなくな
る。また、排水ホース27自体の寸法も短縮できるの
で、内部における目詰まりの発生も抑制され、コストの
低減も図ることができる。
【0019】更に、排水ホース27から流出した排水は
ガイド部材31のガイド部33によって溝23の内面に
案内されるので、排水は扉フレーム9の溝23内面を伝
って扉フレーム7の溝23内に流下するようになる。従
って、排水が円滑に溝23内に流入するようになると共
に、貯蔵室10内に排水が飛散して汚損してしまう不都
合も解消される。
【0020】尚、実施例では低温ショーケースに本発明
を適用したが、それに限らず、家庭用・業務用冷蔵庫等
にも本発明は有効である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、貯蔵室の少なくとも開口下縁及び一側縁に一連の溝
を形成し、開口下縁の溝内には排水孔を形成すると共
に、露受皿に接続された排水ホースを開口一側縁の溝内
に連通させたので、排水ホースから流出した排水は、開
口一側縁の溝内を流下し、開口下縁の溝に流入してそこ
に形成した排水孔より排出されるようになる。従って、
従来の如く排水ホースを貯蔵室底部まで引き回す必要が
無くなるので、貯蔵室内容積の縮小を最小限に抑えるこ
とができるようになる。また、排水ホース自体の寸法も
短縮でき、目詰まりの発生を抑制して、コストの低減も
図ることが可能となるものである。
【0022】請求項2の発明によれば、上記に加えて一
端を露受皿に接続された排水ホースを貯蔵室の一側壁内
面に沿って設けたので、貯蔵室内容積をより有効に使用
できるようになると共に、排水ホースの他端にガイド部
材を取り付け、このガイド部材を貯蔵室の開口一側縁の
溝内に進入して取り付けることにより、排水ホースから
流出する排水を当該溝の内面に案内するようにしたの
で、排水は一側縁の溝内面を伝って開口下縁の溝内に流
下するようになる。従って、排水が円滑に溝内に流入す
るようになると共に、貯蔵室内に飛散するなどの不都合
も解消若しくは低減させることができるようになるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての低温ショーケ
ースの斜視図である。
【図2】図1の低温ショーケース前端部の平断面図であ
る。
【図3】図1の低温ショーケース前端部の一部切欠斜視
図である。
【図4】ガイド部材の後方斜視図である。
【図5】ガイド部材の前方斜視図である。
【図6】従来の低温ショーケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2 断熱箱体 4 内箱 6〜9 扉フレーム 10 貯蔵室 23 溝 26 排水孔 27 排水ホース 31 ガイド部材 33 案内部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−24971(JP,U) 実公 昭45−5718(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 21/14 A47F 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口した貯蔵室内に冷却器と露受
    皿を設けて成る貯蔵庫において、 少なくとも前記開口下縁及び一側縁に形成された一連の
    溝と、開口下縁の前記溝内に形成された排水孔と、前記
    露受皿に接続された排水ホースとを備え、この排水ホー
    スを前記開口一側縁の溝内に連通させたことを特徴とす
    る貯蔵庫の排水装置。
  2. 【請求項2】 前面に開口した貯蔵室内に冷却器と露受
    皿を設けて成る貯蔵庫において、 少なくとも前記開口下縁及び一側縁に形成された一連の
    溝と、開口下縁の前記溝内に形成された排水孔と、一端
    を前記露受皿に接続された排水ホースと、この排水ホー
    スの他端に取り付けられたガイド部材とを備え、前記排
    水ホースは前記貯蔵室の一側壁内面に沿って配設される
    と共に、前記ガイド部材は前記開口一側縁の溝内に進入
    して取り付けられ、前記排水ホースから流出する排水を
    当該溝の内面に案内することを特徴とする貯蔵庫の排水
    装置。
JP7014315A 1995-01-31 1995-01-31 貯蔵庫の排水装置 Expired - Lifetime JP2925972B2 (ja)

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