JPH0914827A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
冷却貯蔵庫Info
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- JPH0914827A JPH0914827A JP18862995A JP18862995A JPH0914827A JP H0914827 A JPH0914827 A JP H0914827A JP 18862995 A JP18862995 A JP 18862995A JP 18862995 A JP18862995 A JP 18862995A JP H0914827 A JPH0914827 A JP H0914827A
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- cooling
- cooler
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D2317/00—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
- F25D2317/06—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
- F25D2317/065—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air return
- F25D2317/0655—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air return through the top
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F25D2317/06—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
- F25D2317/066—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air supply
- F25D2317/0665—Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the air supply from the top
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 棚引き出し式の冷却貯蔵庫において、貯蔵室
内容積を有効に活用すると共に、冷却性能も改善する。 【構成】 冷却貯蔵庫1は、前面に開口する断熱箱体3
内に貯蔵室4を構成し、この貯蔵室4内上部に設けた冷
却器18からの冷気を送風機24によって貯蔵室4内に
循環する。開口2を開閉自在に閉塞する扉7、8と、貯
蔵室4内の両側前後にそれぞれ設けられた支柱31、3
2と、これら前後の支柱31、32に渡ってそれぞれ設
けられた一対のレール33と、これら一対のレール33
上に引き出し自在に支持された棚41と、前後の支柱3
1、32間における貯蔵室4内両側部に形成された空間
36と、送風機24によって貯蔵室4内後部に吐出され
た冷気を両空間36に案内するダクト部材42、43と
を備える。
内容積を有効に活用すると共に、冷却性能も改善する。 【構成】 冷却貯蔵庫1は、前面に開口する断熱箱体3
内に貯蔵室4を構成し、この貯蔵室4内上部に設けた冷
却器18からの冷気を送風機24によって貯蔵室4内に
循環する。開口2を開閉自在に閉塞する扉7、8と、貯
蔵室4内の両側前後にそれぞれ設けられた支柱31、3
2と、これら前後の支柱31、32に渡ってそれぞれ設
けられた一対のレール33と、これら一対のレール33
上に引き出し自在に支持された棚41と、前後の支柱3
1、32間における貯蔵室4内両側部に形成された空間
36と、送風機24によって貯蔵室4内後部に吐出され
た冷気を両空間36に案内するダクト部材42、43と
を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却器からの冷気を送
風機によって貯蔵室内に循環して成る冷却貯蔵庫であっ
て、特に、貯蔵室内に架設した棚を引き出し自在とした
ものに関するものである。
風機によって貯蔵室内に循環して成る冷却貯蔵庫であっ
て、特に、貯蔵室内に架設した棚を引き出し自在とした
ものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種冷却貯蔵庫は、例えば特公平
6−1143号公報(F25D17/06)に示される
如く、貯蔵室内に冷凍装置の冷却器を設けて送風機によ
り冷気を循環していた。また、貯蔵室内への物品(冷凍
食品など)の納出を円滑化する目的で、貯蔵室内にレー
ルを取り付け、このレールに棚を引き出し自在に設けた
ものも開発されている。
6−1143号公報(F25D17/06)に示される
如く、貯蔵室内に冷凍装置の冷却器を設けて送風機によ
り冷気を循環していた。また、貯蔵室内への物品(冷凍
食品など)の納出を円滑化する目的で、貯蔵室内にレー
ルを取り付け、このレールに棚を引き出し自在に設けた
ものも開発されている。
【0003】以下、図10乃至図13を参照しながら係
る棚引き出し式の従来の冷却貯蔵庫101の構造を説明
する。冷却貯蔵庫101は前面に開口2を備えた断熱箱
体3から成り、この断熱箱体3内に貯蔵室4が構成され
ている。断熱箱体3の前部には開口2を上下に仕切る中
仕切6が左右に渡って取り付けられ、この中仕切6によ
って仕切られた上下の開口は断熱性の扉7、8によって
開閉自在に閉塞されている。
る棚引き出し式の従来の冷却貯蔵庫101の構造を説明
する。冷却貯蔵庫101は前面に開口2を備えた断熱箱
体3から成り、この断熱箱体3内に貯蔵室4が構成され
ている。断熱箱体3の前部には開口2を上下に仕切る中
仕切6が左右に渡って取り付けられ、この中仕切6によ
って仕切られた上下の開口は断熱性の扉7、8によって
開閉自在に閉塞されている。
【0004】また、前記断熱箱体3の天壁3A後部には
矩形状の開口部9が形成されており、この開口部9を閉
塞するかたちで断熱板11が上方から取り付けられてい
る。この断熱板11の上面には冷凍装置Rの圧縮機1
2、凝縮器13及び凝縮器用送風機14が設置され、そ
の前方はパネル16にて隠蔽されている。
矩形状の開口部9が形成されており、この開口部9を閉
塞するかたちで断熱板11が上方から取り付けられてい
る。この断熱板11の上面には冷凍装置Rの圧縮機1
2、凝縮器13及び凝縮器用送風機14が設置され、そ
の前方はパネル16にて隠蔽されている。
【0005】また、断熱板11の下側には、貯蔵室4の
上部に位置して前記冷凍装置Rの冷却器18が配設さ
れ、その下方は冷却器カバー19にて隠蔽されている。
この冷却器カバー19の下面前部には吸込口21が形成
され、この吸込口21の外側には吸込口カバー22が取
り付けられると共に、吸込口21の上側には前記冷却器
18の前方に位置した吸込型の送風機24が取り付けら
れている。更に、冷却器カバー19の後縁部には左右に
吐出口26、26が切欠形成されている。尚、27は冷
却器カバー19にて受容された冷却器18からの除霜水
を排出するためのドレンホースである。
上部に位置して前記冷凍装置Rの冷却器18が配設さ
れ、その下方は冷却器カバー19にて隠蔽されている。
この冷却器カバー19の下面前部には吸込口21が形成
され、この吸込口21の外側には吸込口カバー22が取
り付けられると共に、吸込口21の上側には前記冷却器
18の前方に位置した吸込型の送風機24が取り付けら
れている。更に、冷却器カバー19の後縁部には左右に
吐出口26、26が切欠形成されている。尚、27は冷
却器カバー19にて受容された冷却器18からの除霜水
を排出するためのドレンホースである。
【0006】この断熱箱体3の左右側壁3B、3Cの内
面前部には、前記中仕切6の上下に位置して前支柱31
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
前支柱31・・・は何れも後方に開放した断面略コ字状
を呈している。また、各前支柱31・・・の後方に対応
する位置の断熱箱体3の背壁3D左右には、後支柱32
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
後支柱32・・・は何れも断面略L字状を呈しており、
断熱箱体3の左右側壁3B、3Cより内側に離間して取
り付けられている。
面前部には、前記中仕切6の上下に位置して前支柱31
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
前支柱31・・・は何れも後方に開放した断面略コ字状
を呈している。また、各前支柱31・・・の後方に対応
する位置の断熱箱体3の背壁3D左右には、後支柱32
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
後支柱32・・・は何れも断面略L字状を呈しており、
断熱箱体3の左右側壁3B、3Cより内側に離間して取
り付けられている。
【0007】更に、前支柱31の内側壁31Aと後支柱
32の外側壁32Aは前後において略面一となる関係に
配置されると共に、これら内側壁31A、外側壁32A
間に渡り、左右一対のレール33、33がそれぞれ前後
に渡り、且つ、上下に複数段ネジ止めされる。これによ
って、前後支柱31、32間にはレール33と断熱箱体
3の左側壁3B或いは右側壁3C間に上下に渡る空間3
6(貯蔵室4内の両側部に位置する)がそれぞれ形成さ
れる。
32の外側壁32Aは前後において略面一となる関係に
配置されると共に、これら内側壁31A、外側壁32A
間に渡り、左右一対のレール33、33がそれぞれ前後
に渡り、且つ、上下に複数段ネジ止めされる。これによ
って、前後支柱31、32間にはレール33と断熱箱体
3の左側壁3B或いは右側壁3C間に上下に渡る空間3
6(貯蔵室4内の両側部に位置する)がそれぞれ形成さ
れる。
【0008】そして、各レール33、33上にはトレー
状の棚102が、両側を前後方向に摺動自在に載置さ
れ、引き出し自在に架設される。このとき、後支柱32
には断熱箱体3の背壁3Dと少許離間した位置にストッ
パー103が取り付けられており、棚102がレール3
3、33上に挿入されて行くと、その後端はこのストッ
パー103に当接してそれ以上は押し込めなくなる。こ
れによって、棚102と背壁3D間にも上下に渡る空間
104が形成される。
状の棚102が、両側を前後方向に摺動自在に載置さ
れ、引き出し自在に架設される。このとき、後支柱32
には断熱箱体3の背壁3Dと少許離間した位置にストッ
パー103が取り付けられており、棚102がレール3
3、33上に挿入されて行くと、その後端はこのストッ
パー103に当接してそれ以上は押し込めなくなる。こ
れによって、棚102と背壁3D間にも上下に渡る空間
104が形成される。
【0009】以上の構成で、棚102上には物品(冷凍
食品)Sが載置される。そして、冷凍装置Rの圧縮機1
2及び送風機24が運転されると、冷却器18が冷却作
用を発揮する。また、送風機24によって吸込口21か
らは貯蔵室4内の冷気が吸引され、冷却器18に送られ
てそれと熱交換した後、後縁の吐出口26から棚102
より奥方の空間104上部に吐出される。この空間10
4に流入した冷気は各図中白抜き矢印で示す如く空間1
04内を降下して行く。
食品)Sが載置される。そして、冷凍装置Rの圧縮機1
2及び送風機24が運転されると、冷却器18が冷却作
用を発揮する。また、送風機24によって吸込口21か
らは貯蔵室4内の冷気が吸引され、冷却器18に送られ
てそれと熱交換した後、後縁の吐出口26から棚102
より奥方の空間104上部に吐出される。この空間10
4に流入した冷気は各図中白抜き矢印で示す如く空間1
04内を降下して行く。
【0010】このとき、中仕切6に隣接する棚102の
前端は、中仕切6の直後に対応している。従って、最終
的に貯蔵室4下部に至って冷気は、特に棚102に透孔
などが穿設されていない場合、最も抵抗の少ない前後支
柱31、32間の空間36内を各図中黒矢印の如く上昇
して吸込口21より送風機24に吸引される循環が行わ
れていた。
前端は、中仕切6の直後に対応している。従って、最終
的に貯蔵室4下部に至って冷気は、特に棚102に透孔
などが穿設されていない場合、最も抵抗の少ない前後支
柱31、32間の空間36内を各図中黒矢印の如く上昇
して吸込口21より送風機24に吸引される循環が行わ
れていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来では
ストッパー103によって棚102より奥方の断熱箱体
3の背壁3D前側に空間104を構成し、この空間10
4内を経て冷気を貯蔵室4内に吐出する構造であったた
め、貯蔵室4の奥行きに比して棚102の奥行き寸法が
縮小され、貯蔵室4の有効内容積が狭められてしまう欠
点があった。
ストッパー103によって棚102より奥方の断熱箱体
3の背壁3D前側に空間104を構成し、この空間10
4内を経て冷気を貯蔵室4内に吐出する構造であったた
め、貯蔵室4の奥行きに比して棚102の奥行き寸法が
縮小され、貯蔵室4の有効内容積が狭められてしまう欠
点があった。
【0012】また、棚102より奥方の空間104を降
下した冷気は、最も抵抗の小さい棚102側方の空間3
6内を上昇して帰還してしまうため、特に棚102中央
部に載置された物品S周囲への冷気循環量が少なくなっ
て冷却不良が発生する。更に、貯蔵室4内は扉7、8近
傍の前部が最も熱侵入が多く、温度が上昇し勝ちとなる
が、この貯蔵室4内前部への冷気循環も少ないため、棚
102前部の物品Sの冷却も悪化する問題があった。
下した冷気は、最も抵抗の小さい棚102側方の空間3
6内を上昇して帰還してしまうため、特に棚102中央
部に載置された物品S周囲への冷気循環量が少なくなっ
て冷却不良が発生する。更に、貯蔵室4内は扉7、8近
傍の前部が最も熱侵入が多く、温度が上昇し勝ちとなる
が、この貯蔵室4内前部への冷気循環も少ないため、棚
102前部の物品Sの冷却も悪化する問題があった。
【0013】本発明は、棚引き出し式の冷却貯蔵庫にお
いて、貯蔵室内容積を有効に活用すると共に、冷却性能
も改善することを目的とする。
いて、貯蔵室内容積を有効に活用すると共に、冷却性能
も改善することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却貯蔵庫は、
前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を構成し、この貯蔵
室内上部に設けた冷凍装置の冷却器からの冷気を送風機
によって貯蔵室内に循環して成るものであって、前記開
口を開閉自在に閉塞する扉と、貯蔵室内の両側前後にそ
れぞれ設けられた支柱と、これら前後の支柱に渡ってそ
れぞれ設けられた一対のレールと、これら一対のレール
上に引き出し自在に支持された棚と、前後の支柱間にお
ける貯蔵室内両側部に形成された空間と、送風機によっ
て貯蔵室内後部に吐出された冷気を両空間に案内するダ
クト部材とを備えているものである。
前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を構成し、この貯蔵
室内上部に設けた冷凍装置の冷却器からの冷気を送風機
によって貯蔵室内に循環して成るものであって、前記開
口を開閉自在に閉塞する扉と、貯蔵室内の両側前後にそ
れぞれ設けられた支柱と、これら前後の支柱に渡ってそ
れぞれ設けられた一対のレールと、これら一対のレール
上に引き出し自在に支持された棚と、前後の支柱間にお
ける貯蔵室内両側部に形成された空間と、送風機によっ
て貯蔵室内後部に吐出された冷気を両空間に案内するダ
クト部材とを備えているものである。
【0015】請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、上記にお
いて冷却器の下側に設けられた冷却器カバーと、この冷
却器カバーの後部に形成された吐出口とを備えており、
冷却器と熱交換した冷気はこの吐出口からダクト部材内
に流入すると共に、このダクト部材の冷気吐出側の開口
面積を、吐出口よりも大きくしたものである。
いて冷却器の下側に設けられた冷却器カバーと、この冷
却器カバーの後部に形成された吐出口とを備えており、
冷却器と熱交換した冷気はこの吐出口からダクト部材内
に流入すると共に、このダクト部材の冷気吐出側の開口
面積を、吐出口よりも大きくしたものである。
【0016】請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1
において棚に通風孔を形成したものである。
において棚に通風孔を形成したものである。
【0017】請求項4の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1
において貯蔵室内の温度に基づいて冷凍装置の運転を制
御する制御装置を設け、設置後の初期運転時、この制御
装置は貯蔵室内温度が設定温度に達するまで冷凍装置を
連続運転するものである。
において貯蔵室内の温度に基づいて冷凍装置の運転を制
御する制御装置を設け、設置後の初期運転時、この制御
装置は貯蔵室内温度が設定温度に達するまで冷凍装置を
連続運転するものである。
【0018】
【作用】本発明の冷却貯蔵庫によれば、送風機によって
貯蔵室内後部に吐出された冷気を、前後の支柱間におけ
る貯蔵室内両側部に形成された空間に案内するダクト部
材を設けたので、冷気はこの貯蔵室内両側部の空間内を
降下して循環されるようになる。従って、前後支柱間の
レール上に引き出し自在に支持された棚の奥行き寸法を
貯蔵室内最奥部まで拡張しても、冷気の供給に支障が生
じることが無くなり、貯蔵室内容積の有効利用を図るこ
とが可能となる。
貯蔵室内後部に吐出された冷気を、前後の支柱間におけ
る貯蔵室内両側部に形成された空間に案内するダクト部
材を設けたので、冷気はこの貯蔵室内両側部の空間内を
降下して循環されるようになる。従って、前後支柱間の
レール上に引き出し自在に支持された棚の奥行き寸法を
貯蔵室内最奥部まで拡張しても、冷気の供給に支障が生
じることが無くなり、貯蔵室内容積の有効利用を図るこ
とが可能となる。
【0019】そして、貯蔵室内両側部の空間を降下する
冷気は徐々に各棚上にも流入すると共に、貯蔵室下部ま
で降下した冷気は棚の前方、即ち、扉の内側を通って上
昇し、送風機に吸い込まれるようになるので、貯蔵室内
前部の冷却も良好に行われるようになり、総じて棚上の
全物品を略均一に冷却することが可能となるものであ
る。
冷気は徐々に各棚上にも流入すると共に、貯蔵室下部ま
で降下した冷気は棚の前方、即ち、扉の内側を通って上
昇し、送風機に吸い込まれるようになるので、貯蔵室内
前部の冷却も良好に行われるようになり、総じて棚上の
全物品を略均一に冷却することが可能となるものであ
る。
【0020】また、請求項2の発明の冷却貯蔵庫によれ
ば、上記に加えて冷却器の下側に設けられた冷却器カバ
ーの後部に形成した吐出口よりも、ダクト部材の冷気吐
出側の開口面積を大きくしたので、ダクト部材内におけ
る圧力損失を抑制することができるようになると共に、
ダクト部材からは広い面積より冷気が吐出されるように
なるので、ダクト部材近傍の貯蔵室内における冷却温度
のばらつきも改善される。
ば、上記に加えて冷却器の下側に設けられた冷却器カバ
ーの後部に形成した吐出口よりも、ダクト部材の冷気吐
出側の開口面積を大きくしたので、ダクト部材内におけ
る圧力損失を抑制することができるようになると共に、
ダクト部材からは広い面積より冷気が吐出されるように
なるので、ダクト部材近傍の貯蔵室内における冷却温度
のばらつきも改善される。
【0021】更に、請求項3の発明の冷却貯蔵庫によれ
ば、請求項1に加えて棚に通風孔を形成したので、貯蔵
室内両側部を降下した冷気は、この通風孔を通って上昇
し、帰還するようになる。従って、棚上の物品の冷却能
力が更に改善されるようになると共に、棚前部が扉に近
接するように拡張しても、冷気循環には支障が生じなく
なる。特に、棚の引き出し方向に対して直角に帰還冷気
が流れることになるので、冷気風速が低下せず、冷却速
度を一層改善することが可能となる。
ば、請求項1に加えて棚に通風孔を形成したので、貯蔵
室内両側部を降下した冷気は、この通風孔を通って上昇
し、帰還するようになる。従って、棚上の物品の冷却能
力が更に改善されるようになると共に、棚前部が扉に近
接するように拡張しても、冷気循環には支障が生じなく
なる。特に、棚の引き出し方向に対して直角に帰還冷気
が流れることになるので、冷気風速が低下せず、冷却速
度を一層改善することが可能となる。
【0022】また、請求項4の発明の冷却貯蔵庫によれ
ば、請求項1に加えて設置後の初期運転時、制御装置は
貯蔵室内温度が設定温度に達するまで冷凍装置を連続運
転するようにしたので、冷却貯蔵庫を設置した後の所謂
プルダウン時の冷却速度を上げ、物品の保存性能を更に
改善することができるようになるものである。
ば、請求項1に加えて設置後の初期運転時、制御装置は
貯蔵室内温度が設定温度に達するまで冷凍装置を連続運
転するようにしたので、冷却貯蔵庫を設置した後の所謂
プルダウン時の冷却速度を上げ、物品の保存性能を更に
改善することができるようになるものである。
【0023】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の冷却貯蔵庫1の正面図、図2は冷却
貯蔵庫1の縦断側面図、図3は図2のA−A線断面図、
図4は図2のB−B線断面図、図5は図2のC−C線断
面図をそれぞれ示している。尚、各図において図10乃
至図13と同一符号で示すものは同一とする。
る。図1は本発明の冷却貯蔵庫1の正面図、図2は冷却
貯蔵庫1の縦断側面図、図3は図2のA−A線断面図、
図4は図2のB−B線断面図、図5は図2のC−C線断
面図をそれぞれ示している。尚、各図において図10乃
至図13と同一符号で示すものは同一とする。
【0024】本発明の冷却貯蔵庫1は、例えばレストラ
ンなどの厨房において冷凍食品の凍結保存のために使用
される冷凍庫で、前面に開口2を備えた断熱箱体3から
成り、この断熱箱体3内に貯蔵室4が構成されている。
断熱箱体3の前部には開口2を上下に仕切る中仕切6が
左右に渡って取り付けられ、この中仕切6によって仕切
られた上下の開口は断熱性の扉7、8によって開閉自在
に閉塞されている。
ンなどの厨房において冷凍食品の凍結保存のために使用
される冷凍庫で、前面に開口2を備えた断熱箱体3から
成り、この断熱箱体3内に貯蔵室4が構成されている。
断熱箱体3の前部には開口2を上下に仕切る中仕切6が
左右に渡って取り付けられ、この中仕切6によって仕切
られた上下の開口は断熱性の扉7、8によって開閉自在
に閉塞されている。
【0025】また、前記断熱箱体3の天壁3A後部には
矩形状の開口部9が形成されており、この開口部9を閉
塞するかたちで断熱板11が上方から取り付けられてい
る。この断熱板11の上面には冷凍装置Rの圧縮機1
2、凝縮器13及び凝縮器用送風機14が設置され、そ
の前方はパネル16にて隠蔽されている。
矩形状の開口部9が形成されており、この開口部9を閉
塞するかたちで断熱板11が上方から取り付けられてい
る。この断熱板11の上面には冷凍装置Rの圧縮機1
2、凝縮器13及び凝縮器用送風機14が設置され、そ
の前方はパネル16にて隠蔽されている。
【0026】また、断熱板11の下側には、貯蔵室4の
上部に位置して前記冷凍装置Rの冷却器18が配設さ
れ、その下方は冷却器カバー19にて隠蔽されている。
この冷却器カバー19の下面前部には吸込口21が形成
され、この吸込口21の外側には吸込口カバー22が取
り付けられると共に、吸込口21の上側には前記冷却器
18の前方に位置した吸込型の送風機24が取り付けら
れている。更に、冷却器カバー19の後縁部には左右に
吐出口26、26が切欠形成されている。尚、27は冷
却器カバー19にて受容された冷却器18からの除霜水
を排出するためのドレンホースである。
上部に位置して前記冷凍装置Rの冷却器18が配設さ
れ、その下方は冷却器カバー19にて隠蔽されている。
この冷却器カバー19の下面前部には吸込口21が形成
され、この吸込口21の外側には吸込口カバー22が取
り付けられると共に、吸込口21の上側には前記冷却器
18の前方に位置した吸込型の送風機24が取り付けら
れている。更に、冷却器カバー19の後縁部には左右に
吐出口26、26が切欠形成されている。尚、27は冷
却器カバー19にて受容された冷却器18からの除霜水
を排出するためのドレンホースである。
【0027】この断熱箱体3の左右側壁3B、3Cの内
面前部には、前記中仕切6の上下に位置して前支柱31
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
前支柱31・・・は何れも後方に開放した断面略コ字状
を呈している。また、各前支柱31・・・の後方に対応
する位置の断熱箱体3の背壁3D左右には、後支柱32
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
後支柱32・・・は何れも断面略L字状を呈しており、
断熱箱体3の左右側壁3B、3Cより内側に離間して取
り付けられている。
面前部には、前記中仕切6の上下に位置して前支柱31
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
前支柱31・・・は何れも後方に開放した断面略コ字状
を呈している。また、各前支柱31・・・の後方に対応
する位置の断熱箱体3の背壁3D左右には、後支柱32
・・・がそれぞれ上下に渡って取り付けられている。各
後支柱32・・・は何れも断面略L字状を呈しており、
断熱箱体3の左右側壁3B、3Cより内側に離間して取
り付けられている。
【0028】更に、前支柱31の内側壁31Aと後支柱
32の外側壁32Aは前後において略面一となる関係に
配置されると共に、これら内側壁31A、外側壁32A
間に渡り、左右一対のレール33、33がそれぞれ前後
に渡り、且つ、上下に複数段ネジ止めされる。これによ
って、前後支柱31、32間にはレール33と断熱箱体
3の左側壁3B或いは右側壁3C間に上下に渡る空間3
6(貯蔵室4内の両側部に位置する)がそれぞれ形成さ
れる。
32の外側壁32Aは前後において略面一となる関係に
配置されると共に、これら内側壁31A、外側壁32A
間に渡り、左右一対のレール33、33がそれぞれ前後
に渡り、且つ、上下に複数段ネジ止めされる。これによ
って、前後支柱31、32間にはレール33と断熱箱体
3の左側壁3B或いは右側壁3C間に上下に渡る空間3
6(貯蔵室4内の両側部に位置する)がそれぞれ形成さ
れる。
【0029】そして、各レール33、33上にはトレー
状の棚41が、両側を前後方向に摺動自在に載置され、
引き出し自在に架設される。この棚41がレール33、
33上に挿入されて行くと、その後端はやがて断熱箱体
3の背壁3D内面に当接する。
状の棚41が、両側を前後方向に摺動自在に載置され、
引き出し自在に架設される。この棚41がレール33、
33上に挿入されて行くと、その後端はやがて断熱箱体
3の背壁3D内面に当接する。
【0030】一方、冷却器カバー19の下側後部には図
6に示す如き後ダクト部材42が、また、この後ダクト
部材42の両側には左右ダクト部材43、44が取り付
けられている。後ダクト部材42は断面略コ字状を呈し
ており、このコの字を後方に指向させた状態で背壁3D
に左右に渡り取り付けられ、内部中空状とされている。
また、後ダクト部材42の上面42Aには前記吐出口2
6、26に対応した導入口46が形成されており、更
に、左右端には開口47、48が形成されている。
6に示す如き後ダクト部材42が、また、この後ダクト
部材42の両側には左右ダクト部材43、44が取り付
けられている。後ダクト部材42は断面略コ字状を呈し
ており、このコの字を後方に指向させた状態で背壁3D
に左右に渡り取り付けられ、内部中空状とされている。
また、後ダクト部材42の上面42Aには前記吐出口2
6、26に対応した導入口46が形成されており、更
に、左右端には開口47、48が形成されている。
【0031】左右ダクト部材43、44も断面略コ字状
を呈しており、このコの字を下方に指向させた状態で左
右側壁3B、3Cに前後に渡り取り付けられている。こ
の左右ダクト部材43、44の内側壁後端には開口5
1、52が形成されており、この開口51、52は前記
後ダクト部材42の左右端の開口47、48に連結され
ている。また、左右ダクト部材43、44の下縁開口5
3、54は前記空間36、36の上方に対応しており、
更に、下縁開口53、54の開口面積は前記吐出口2
6、26の開口面積よりも十分大きい寸法とされてい
る。
を呈しており、このコの字を下方に指向させた状態で左
右側壁3B、3Cに前後に渡り取り付けられている。こ
の左右ダクト部材43、44の内側壁後端には開口5
1、52が形成されており、この開口51、52は前記
後ダクト部材42の左右端の開口47、48に連結され
ている。また、左右ダクト部材43、44の下縁開口5
3、54は前記空間36、36の上方に対応しており、
更に、下縁開口53、54の開口面積は前記吐出口2
6、26の開口面積よりも十分大きい寸法とされてい
る。
【0032】次に、61は冷凍装置Rの圧縮機12(送
風機14も含む)及び送風機24の運転を制御する制御
装置であり、この制御装置61には吸込口21近傍に設
けられた温度センサー62の出力が入力されている。
風機14も含む)及び送風機24の運転を制御する制御
装置であり、この制御装置61には吸込口21近傍に設
けられた温度センサー62の出力が入力されている。
【0033】以上の構成で、次に本発明の冷却貯蔵庫1
の動作を説明する。冷却貯蔵庫1は厨房内の所定位置に
設置され、棚41上には物品(冷凍食品)Sが載置され
て棚41はレール33、33上に挿入されたものとす
る。また、貯蔵室4の設定温度は例えば−20℃とされ
ているものとする。
の動作を説明する。冷却貯蔵庫1は厨房内の所定位置に
設置され、棚41上には物品(冷凍食品)Sが載置され
て棚41はレール33、33上に挿入されたものとす
る。また、貯蔵室4の設定温度は例えば−20℃とされ
ているものとする。
【0034】今、貯蔵室4内の温度が高いから、制御装
置61は温度センサー62の出力に基づき、制御装置6
1は冷凍装置Rの圧縮機12及び送風機24を起動す
る。圧縮機12及び送風機24が運転されると、冷却器
18が冷却作用を発揮する。また、送風機24によって
吸込口21からは貯蔵室4内の冷気が吸引され、冷却器
18に送られてそれと熱交換した後、後縁の吐出口26
から吐出され、導入口46から後ダクト部材42内に流
入する。
置61は温度センサー62の出力に基づき、制御装置6
1は冷凍装置Rの圧縮機12及び送風機24を起動す
る。圧縮機12及び送風機24が運転されると、冷却器
18が冷却作用を発揮する。また、送風機24によって
吸込口21からは貯蔵室4内の冷気が吸引され、冷却器
18に送られてそれと熱交換した後、後縁の吐出口26
から吐出され、導入口46から後ダクト部材42内に流
入する。
【0035】後ダクト部材42内に流入した冷気は左右
に分流され、次に左右端から左右ダクト部材43、44
内に流入して前方に向かい、それらの下縁開口53、5
4より前方に向かいながら流出して降下する。そして、
下縁開口53、54より吐出された冷気は前後支柱3
1、32間の空間36、36内を各図中白抜きやじるし
で示す如く降下して行く。
に分流され、次に左右端から左右ダクト部材43、44
内に流入して前方に向かい、それらの下縁開口53、5
4より前方に向かいながら流出して降下する。そして、
下縁開口53、54より吐出された冷気は前後支柱3
1、32間の空間36、36内を各図中白抜きやじるし
で示す如く降下して行く。
【0036】このとき、下縁開口53、54の開口面積
は、吐出口26、26よりも大きくされているので、ダ
クト部材42〜44内における圧力損失を抑制すること
ができるようになると共に、左右ダクト部材43、44
からは広い面積より冷気が吐出されるようになるので、
左右ダクト部材43、44近傍の貯蔵室4内における冷
却温度のばらつきも改善されるようになる。
は、吐出口26、26よりも大きくされているので、ダ
クト部材42〜44内における圧力損失を抑制すること
ができるようになると共に、左右ダクト部材43、44
からは広い面積より冷気が吐出されるようになるので、
左右ダクト部材43、44近傍の貯蔵室4内における冷
却温度のばらつきも改善されるようになる。
【0037】また、貯蔵室4内両側部の空間36、36
内を経て冷気を降下させるようにしたので、棚41の奥
行き寸法を前述の如く貯蔵室4内最奥部まで拡張して
も、冷気の供給に支障が生じることが無い。従って、貯
蔵室4内容積の有効利用を図ることができるようにな
る。
内を経て冷気を降下させるようにしたので、棚41の奥
行き寸法を前述の如く貯蔵室4内最奥部まで拡張して
も、冷気の供給に支障が生じることが無い。従って、貯
蔵室4内容積の有効利用を図ることができるようにな
る。
【0038】そして、空間36、36内を降下する冷気
は徐々に各棚41・・上にも流入すると共に、貯蔵室4
下部まで降下した冷気は棚41の前方、即ち、扉7、8
の内側を通って各図中黒矢印の如く上昇し、吸込口21
から送風機24に吸い込まれるようになるので、扉7、
8近傍で温度が上昇し易い貯蔵室4内前部の冷却も良好
に行われるようになり、総じて棚41上の全物品Sを略
均一に冷却することが可能となる。
は徐々に各棚41・・上にも流入すると共に、貯蔵室4
下部まで降下した冷気は棚41の前方、即ち、扉7、8
の内側を通って各図中黒矢印の如く上昇し、吸込口21
から送風機24に吸い込まれるようになるので、扉7、
8近傍で温度が上昇し易い貯蔵室4内前部の冷却も良好
に行われるようになり、総じて棚41上の全物品Sを略
均一に冷却することが可能となる。
【0039】係る冷却運転の間、制御装置61は貯蔵室
4内の温度が前記設定温度−20℃に到達するまで圧縮
機12及び送風機24を連続運転する。そして、貯蔵室
4内の温度が−20℃に達すると、温度センサー62の
出力に基づき制御装置61は圧縮機12と送風機24を
停止させる(尚、送風機24は常時運転としても良
い)。
4内の温度が前記設定温度−20℃に到達するまで圧縮
機12及び送風機24を連続運転する。そして、貯蔵室
4内の温度が−20℃に達すると、温度センサー62の
出力に基づき制御装置61は圧縮機12と送風機24を
停止させる(尚、送風機24は常時運転としても良
い)。
【0040】このように制御装置61は、設置後の初期
運転時、貯蔵室4内の温度が設定温度に達するまで圧縮
機12を連続運転するので、冷却貯蔵庫1を設置した後
の所謂プルダウン時の冷却速度を上げ、物品の保存性能
を更に改善することができるようになる。
運転時、貯蔵室4内の温度が設定温度に達するまで圧縮
機12を連続運転するので、冷却貯蔵庫1を設置した後
の所謂プルダウン時の冷却速度を上げ、物品の保存性能
を更に改善することができるようになる。
【0041】次に、図7〜図9はもう一つの棚71を用
いた冷却貯蔵庫1の構造を示している。この場合、矩形
皿状の棚71にはその底面及び周囲側面に図7に示す如
く複数の通風孔72・・が形成されている。係る棚71
を用いれば、前述の如く貯蔵室4内両側部の空間36、
36を降下した冷気は、棚71上の物品S周囲の通風孔
72・・を通って図8中黒矢印の如く上昇し、吸込口2
1に帰還するようになる。
いた冷却貯蔵庫1の構造を示している。この場合、矩形
皿状の棚71にはその底面及び周囲側面に図7に示す如
く複数の通風孔72・・が形成されている。係る棚71
を用いれば、前述の如く貯蔵室4内両側部の空間36、
36を降下した冷気は、棚71上の物品S周囲の通風孔
72・・を通って図8中黒矢印の如く上昇し、吸込口2
1に帰還するようになる。
【0042】従って、棚71上の物品Sの冷却能力が更
に改善されるようになると共に、棚71の前部が扉7、
8に近接し、図8に示す如く中仕切6後面よりも前方に
張り出すように更に拡張しても、冷気循環には支障が生
じなくなる。特に、棚71の引き出し方向に対して直角
に帰還冷気が流れることになるので、冷気風速が低下せ
ず、冷却速度を一層改善することが可能となる。
に改善されるようになると共に、棚71の前部が扉7、
8に近接し、図8に示す如く中仕切6後面よりも前方に
張り出すように更に拡張しても、冷気循環には支障が生
じなくなる。特に、棚71の引き出し方向に対して直角
に帰還冷気が流れることになるので、冷気風速が低下せ
ず、冷却速度を一層改善することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、送風
機によって貯蔵室内後部に吐出された冷気を、前後の支
柱間における貯蔵室内両側部に形成された空間に案内す
るダクト部材を設けたので、冷気はこの貯蔵室内両側部
の空間内を降下して循環されるようになる。従って、前
後支柱間のレール上に引き出し自在に支持された棚の奥
行き寸法を貯蔵室内最奥部まで拡張しても、冷気の供給
に支障が生じることが無くなり、貯蔵室内容積の有効利
用を図ることが可能となる。
機によって貯蔵室内後部に吐出された冷気を、前後の支
柱間における貯蔵室内両側部に形成された空間に案内す
るダクト部材を設けたので、冷気はこの貯蔵室内両側部
の空間内を降下して循環されるようになる。従って、前
後支柱間のレール上に引き出し自在に支持された棚の奥
行き寸法を貯蔵室内最奥部まで拡張しても、冷気の供給
に支障が生じることが無くなり、貯蔵室内容積の有効利
用を図ることが可能となる。
【0044】そして、貯蔵室内両側部の空間を降下する
冷気は徐々に各棚上にも流入すると共に、貯蔵室下部ま
で降下した冷気は棚の前方、即ち、扉の内側を通って上
昇し、送風機に吸い込まれるようになるので、貯蔵室内
前部の冷却も良好に行われるようになり、総じて棚上の
全物品を略均一に冷却することが可能となるものであ
る。
冷気は徐々に各棚上にも流入すると共に、貯蔵室下部ま
で降下した冷気は棚の前方、即ち、扉の内側を通って上
昇し、送風機に吸い込まれるようになるので、貯蔵室内
前部の冷却も良好に行われるようになり、総じて棚上の
全物品を略均一に冷却することが可能となるものであ
る。
【0045】また、請求項2の発明によれば、上記に加
えて冷却器の下側に設けられた冷却器カバーの後部に形
成した吐出口よりも、ダクト部材の冷気吐出側の開口面
積を大きくしたので、ダクト部材内における圧力損失を
抑制することができるようになると共に、ダクト部材か
らは広い面積より冷気が吐出されるようになるので、ダ
クト部材近傍の貯蔵室内における冷却温度のばらつきも
改善される。
えて冷却器の下側に設けられた冷却器カバーの後部に形
成した吐出口よりも、ダクト部材の冷気吐出側の開口面
積を大きくしたので、ダクト部材内における圧力損失を
抑制することができるようになると共に、ダクト部材か
らは広い面積より冷気が吐出されるようになるので、ダ
クト部材近傍の貯蔵室内における冷却温度のばらつきも
改善される。
【0046】更に、請求項3の発明によれば、請求項1
に加えて棚に通風孔を形成したので、貯蔵室内両側部を
降下した冷気は、この通風孔を通って上昇し、帰還する
ようになる。従って、棚上の物品の冷却能力が更に改善
されるようになると共に、棚前部が扉に近接するように
更に拡張しても、冷気循環には支障が生じなくなる。特
に、棚の引き出し方向に対して直角に帰還冷気が流れる
ことになるので、冷気風速が低下せず、冷却速度を一層
改善することが可能となる。
に加えて棚に通風孔を形成したので、貯蔵室内両側部を
降下した冷気は、この通風孔を通って上昇し、帰還する
ようになる。従って、棚上の物品の冷却能力が更に改善
されるようになると共に、棚前部が扉に近接するように
更に拡張しても、冷気循環には支障が生じなくなる。特
に、棚の引き出し方向に対して直角に帰還冷気が流れる
ことになるので、冷気風速が低下せず、冷却速度を一層
改善することが可能となる。
【0047】また、請求項4の発明によれば、請求項1
に加えて設置後の初期運転時、制御装置は貯蔵室内温度
が設定温度に達するまで冷凍装置を連続運転するように
したので、冷却貯蔵庫を設置した後の所謂プルダウン時
の冷却速度を上げ、物品の保存性能を更に改善すること
ができるようになるものである。
に加えて設置後の初期運転時、制御装置は貯蔵室内温度
が設定温度に達するまで冷凍装置を連続運転するように
したので、冷却貯蔵庫を設置した後の所謂プルダウン時
の冷却速度を上げ、物品の保存性能を更に改善すること
ができるようになるものである。
【図1】本発明の冷却貯蔵庫の正面図である。
【図2】本発明の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】後ダクト部材及び左右ダクト部材の分解斜視図
である。
である。
【図7】もう一つの棚の斜視図である。
【図8】図7の棚を用いた冷却貯蔵庫の縦断側面図であ
る。
る。
【図9】図8のD−D線断面図である。
【図10】従来の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。
【図11】図10のE−E線断面図である。
【図12】図10のF−F線断面図である。
【図13】図10のG−G線断面図である。
【符号の説明】 1 冷却貯蔵庫 2 開口 3 断熱箱体 4 貯蔵室 7、8 扉 18 冷却器 24 送風機 26 吐出口 31 前支柱 32 後支柱 33 レール 36 空間 41、71 棚 42 後ダクト部材 43 左ダクト部材 44 右ダクト部材 53 下縁開口
Claims (4)
- 【請求項1】 前面に開口する断熱箱体内に貯蔵室を構
成し、この貯蔵室内上部に設けた冷凍装置の冷却器から
の冷気を送風機によって貯蔵室内に循環して成る冷却貯
蔵庫において、 前記開口を開閉自在に閉塞する扉と、前記貯蔵室内の両
側前後にそれぞれ設けられた支柱と、これら前後の支柱
に渡ってそれぞれ設けられた一対のレールと、これら一
対のレール上に引き出し自在に支持された棚と、前記前
後の支柱間における貯蔵室内両側部に形成された空間
と、前記送風機によって貯蔵室内後部に吐出された冷気
を前記両空間に案内するダクト部材とを備えたことを特
徴とする冷却貯蔵庫。 - 【請求項2】 冷却器の下側に設けられた冷却器カバー
と、この冷却器カバーの後部に形成された吐出口とを備
え、前記冷却器と熱交換した冷気はこの吐出口からダク
ト部材内に流入すると共に、このダクト部材の冷気吐出
側の開口面積を、前記吐出口よりも大きくしたことを特
徴とする請求項1の冷却貯蔵庫。 - 【請求項3】 棚には通風孔を形成したことを特徴とす
る請求項1の冷却貯蔵庫。 - 【請求項4】 貯蔵室内の温度に基づいて冷凍装置の運
転を制御する制御装置を設け、設置後の初期運転時、こ
の制御装置は前記貯蔵室内温度が設定温度に達するまで
前記冷凍装置を連続運転することを特徴とする請求項1
の冷却貯蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18862995A JPH0914827A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 冷却貯蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18862995A JPH0914827A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 冷却貯蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0914827A true JPH0914827A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=16227049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18862995A Pending JPH0914827A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 冷却貯蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0914827A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105020972A (zh) * | 2015-07-28 | 2015-11-04 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 一种抽屉与内胆安装结构及具有该结构的冰箱 |
CN107792587A (zh) * | 2016-08-31 | 2018-03-13 | 天津市津冠润滑脂有限公司 | 装润滑脂罐移动货架 |
JP2020148388A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | フクシマガリレイ株式会社 | 食材熱処理庫 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP18862995A patent/JPH0914827A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105020972A (zh) * | 2015-07-28 | 2015-11-04 | 合肥美的电冰箱有限公司 | 一种抽屉与内胆安装结构及具有该结构的冰箱 |
CN107792587A (zh) * | 2016-08-31 | 2018-03-13 | 天津市津冠润滑脂有限公司 | 装润滑脂罐移动货架 |
JP2020148388A (ja) * | 2019-03-13 | 2020-09-17 | フクシマガリレイ株式会社 | 食材熱処理庫 |
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