JPH01300180A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、冷蔵庫の冷蔵室内の温度分布の改善に関す
るものである。

〔従来の技術］ 第８図、第９図及び第１０図は、例えば、実開昭６２−
１９８４８４号公報に示された従来の冷Ｒ庫を示すもの
で、第８図は従来の冷蔵庫を示す縦断面図、第９図は従
来の冷蔵庫の上部の斜視図、第１０図は棚（１２）の取
付は状態を示す要部拡大断面図である。

図において、（１）は冷蔵庫本体、（２）は断熱仕切壁
で、冷蔵庫本体（１）は、断熱仕切壁（２）によって、
冷凍至（３）と冷蔵室（４）に区劃されている。（５）
は冷却器、（６）は冷却器（５）を内蔵した冷却器室で
ある。（７）は断熱仕切壁（２）内に設置ノられた冷気
吸込通風路、（８）はダンパーサーモで、冷却器（５）
からの冷気量をコントロールしている。（９）はダンパ
ーサーモ（８）を覆う化粧カバーで、内側に背面下方に
延びるダクト（１０）が配設されている。

（１１）はダクト（１０）の吹出口、（１２〉は食品等
を載置する棚で、前記吹出口（１１）は前記棚（１２）
で仕切られた区劃毎に設けられている。（１３）はレー
ル、（１４）は冷蔵庫本体（１）の内箱で、前記レール
（１３）は内箱（１４〉の両側面の奥行方向に設けられ
た内箱（１４）と一体に形成されている。前記レール（
１３）の上面には棚（１２）の左右フランジ（１５）を
載置して、前記棚（１２）を支持している。

上記のように構成された従来の冷蔵庫は、次のように動
作するものである。

まず、冷凍室（３）の背部に設けた冷却器室（６）内に
取り付けた冷却器（５）で冷却された冷気の一部は、ダ
ンパーサーモ（８）の開閉によってダクＩ〜（１０）側
に供給する冷気量をコントロールしている。ダクト（１
０）内へ供給された冷気はダクト（１０）に設けられた
吹出口（１１）から冷蔵室（４）内に供給される。冷蔵
室（４）へ吹出された冷気は、棚（１２）上の食品を冷
却し、棚（１２）の前方で上昇して断熱仕切壁（２）内
の冷気通風路（７）に吸い込まれて、冷却器室（６）に
戻り、再度、冷却器室（６）内に取り付けた冷却器（５
）で冷却される。

［発明が解決しようとする課題］ 一方、近年の大形化、多罪化が進むなかで、食品の温度
管理が重視されるようになってきた。勿論、家庭用冷蔵
庫にもそのニーズが高まってきており、特に、容量が大
きくなるほど貯蔵室内の温度分布が悪くなるため、より
精密な温度管理が求められている。

しかしながら、従来の冷蔵庫は上記のように構成されて
おり、背面に設けられたダクトの吹出口からのみ冷気を
吹出す構造のため、棚の上の奥に置かれた食品は充分冷
やされるが、手前に置かれた食品は冷やされ難く、食品
の保存状態が悪くなる可能性があった。加えて、扉が碩
繁に開閉された場合には、棚の上の手前に置かれた食品
は、扉の開閉に伴ない冷蔵室内に流れ込んだ暖気で温度
が上昇し、扉を閉じてもなかなか冷ヤされない可能性も
有していた。

そこで、この発明は、冷蔵室内の温度ムラをなくし、冷
蔵室内の温度を均一化できる冷蔵庫の提供を課題とする
。

［課題を解決するための手段］ この発明にかかる冷蔵庫は、冷蔵室の内側に突出し、冷
蔵室を区劃する棚を載置する棚支持用レールに吹出口を
複数設け、この吹出口と冷蔵室の背面に延びる冷気供給
用のダクトとを連結したものである。

［作用］ この発明においては、冷蔵室に冷気を供給する冷蔵室の
背面下方に延びるダクトと、冷蔵室の内側に突出し、冷
蔵室を区劃する棚を載置する棚支持用レールに設けた吹
出口とを連結したものであるから、冷気が棚支持用レー
ルの吹出口から吹出されて棚の上の食品等を両側面から
冷やすので、冷蔵室の手前と奥での温度分布の差がなく
なり、手前の食品も充分に冷やされる。

［実施例］ 以下、この発明の詳細な説明する。

第１図はこの発明の一実施例の冷蔵庫の縦断面図、第２
図は第１図の一実施例の要部斜視図である。また、第３
図は第１図の一実施例の冷蔵庫の棚（１２）の取付は状
態を示す要部拡大断面図、第４図は第１図の一実施例の
冷蔵庫のダクト兼用棚支持用レール（１７）及び左右方
向ダクト（１６）の配設状態を示す垂直切断による要部
拡大図、第５図は第１図の一実施例の冷蔵庫のダクト兼
用棚支持用レール（１７）及び左右方向ダクト（１６）
の配設状態を示す水平切断による要部拡大図である。な
お、図中、従来例の冷蔵庫と同−符号及び記号は、この
実施例の構成部分と同一または相当する構成部分を示す
ものであるから、ここではその説明を省略する。

図において、（１６）はダクト（１０）の吹出口（１１
）に接続する背面の左右方向から扉方向に略し字状に延
びるダク１−で、（１７）はこの左右方向ダクト（１６
）に接続するダクト兼用棚支持用レール、（１８）はこ
のダクト兼用棚支持用レール（１７）に複数設けた吹出
口である。前記左右方向ダクト（１６）及びダクト兼用
棚支持用レール（１７）は、ダクト（１０）に接続する
背面の左右方向から解方向に略り字状に延びるダクトと
して機能する。

上記のように構成された本実施例の冷蔵庫は、次のよう
に動作するものである。

冷凍室（３）に設けた冷却器室（６）内に取り付けた冷
却器（５）によって冷却された冷気の一部は、ダンパー
ザーモ（８）の開閉によってダクト（１０）への冷気量
をコントロールされる。ダクト（１０）内に供給された
冷気は、ダクト（１０）の吹出口（１１）から背面の左
右方向に延びる左右方向ダクト（１６）内に供給される
。左右方向ダクト（１６）内に供給された冷気は、内箱
両側面に配設されたダクト兼用棚支持用レール（１７）
内に送られ、ダクト兼用棚支持用レール（１７）の複数
の吹出口（１８）から冷蔵室（４）内へ吹出される。冷
蔵室（４）内に吹出された冷気は、棚（１２）の上の食
品を左右前後から冷やし、棚（１２）より前方で上昇し
て断熱仕切壁（２）内の冷気吸込通風路（７）に吸い込
まれて、冷却器室（６）に戻る。このため、冷蔵室（４
）内の温度ムラはほとんど生ずることなく、はぼ均一温
度に保持される。したがって、棚（１２）の上に載置し
た食品の保存性が良くなる。

また、ダグ１〜兼用棚支持用レール（１７）自体をダク
トにしているため、はぼ従来通りの形状を保持しており
、外観や食品の収納性は従来と変わることはない。

なお、上記実施例では、棚（１２）で仕切られた区劃内
に配設された内部にダクト機能と複数の吹出口（１８）
を有するダクト兼用棚支持用レール（１７）を示したが
、第６図、第７図のように冷気の吹出量をコントロール
することができる。

第６図はこの発明の他の実施例の冷蔵庫のダクト兼用棚
支持用レール（１９）及び左右方向ダクト（１６）の配
設状態を示す垂直切断面で形成した要部拡大図、また、
第７図はこの発明の他の実施例の冷蔵庫のダクト兼用棚
支持用レール（１９）及び左右方向ダクト（１６）の配
設状態を示す水平切断面で形成した要部拡大図である。

なお、本実施例では上記実施例との相違点のみ説明する
。

図において、（１９）は左右方向ダクト（１６）に接続
するダクト兼用棚支持用レール、（２０）は前記ダクト
兼用棚支持用レール（１９）の吹出口（１８）の前面に
配設したシャッターで、前記シャッター（２０）は前記
ダグ１〜兼用棚支持用レール（１９）の吹出口（１８）
側の上下端に形成したガイド溝（２１）に摺動自在に配
設したものである。（２２）は前記シャッター（２０）
の吹出口（１８）に対応する吹出口である。

このように構成したこの実施例の冷蔵庫は、次のように
動作するものである。

まず、ダクト兼用棚支持用レール（１９）の吹出口（１
８）から吹出す冷気の吹出量は、シャッター（２０）に
形成した吹出口（２２）とで形成する開口によってコン
トロールされる。したがって、シャッター（２０）に形
成した吹出口（２２）で、棚（１２）の上に吹出す冷気
量をコントロールできるから、区劃毎に独立して棚（１
２）の上の食品温度コントロールできるという効果が１
ｑられる。

ところで、上記実施例の冷蔵庫は、冷却器（５）を配設
した冷却器室（６）から冷蔵室（４）に冷気を供給する
冷蔵室（４）の背面下方に延びるダクト（１０）と、そ
のダクト（１０）に接続された冷蔵室（４）の背面の左
右方向に延びた左右方向ダクト（１６）との接続を、ダ
クト（１ｏ）の吹出口（１１）で行なっているが、本発
明を実施する場合には、ダクト（１０）と左右方向に延
びる左右方向ダクト（１６）を直接接続することができ
る。しかし、本実施例のように、ダクト（１０）の吹出
口（１１）で接続を行なえば、従来がらある冷蔵庫の改
良が容易となる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明の冷蔵庫によれば、冷却器を配
設した冷却器室から冷蔵室に冷気を供給する冷蔵室の背
面下方に延びるダクトと、冷蔵室の内側に突出し、冷蔵
室を区劃する棚を載置する棚支持用レールに設けた吹出
口とを連結するようにしたので、冷気がダクト兼用棚支
持用レールの吹出口から吹出されて棚の上の食品等を両
側面から冷やすことができ、冷蔵室の手前と奥での温度
分布の差がなくなり、冷蔵室内の温度をムラなく均一に
冷やし、譬え、扉が開閉されて棚上の手前に置かれた食
品の温度が上昇しても急冷できるから、手前の食品も充
分に冷やすことができる。また、冷気が吹出されるダク
トを冷蔵室を区劃する棚を載置する棚支持用レールにダ
クト作用を兼ねそなえさせたものであるから、冷蔵室内
の上下の空気の流れを阻害しないし、至内の温度分イ「
を良くするための構造を附加する必要もないので、冷蔵
室内の上下間の温度ムラも少なく、庫内上下前後左右い
ずれも均一な温度にすることができるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の冷蔵庫の縦断面図、第２
図は第１図の一実施例の要部斜視図、第３図は第１図の
一実施例の冷蔵庫の棚の取付は状態を示ず要部拡大断面
図、第４図は第１図の一実施例の冷蔵庫のダグ１〜兼用
棚支持用レール及び左右方向ダク１への配設状態を示す
垂直切断による要部拡大図、第５図は第１図の一実施例
の冷蔵庫のダクト兼用棚支持用レール及び左右方向ダク
１〜の配設状態を示す水平切断による要部拡大図、第６
図はこの発明の他の実施例の冷蔵庫のダクト兼用棚支持
用レール及び左右方向ダクトの配設状態を示す垂直切断
による要部拡大図、第７図はこの発明の他の実施例の冷
蔵庫のダクト兼用棚支持用レール及び左右方向ダクトの
配設状態を示す水平切断による要部拡大図、第８図は従
来の冷蔵庫を示す縦断面図、第９図は従来の冷蔵庫の上
部の斜視図、第１０図は第８図の従来の冷蔵庫の棚の取
付は状態を示す要部拡大断面図でおる。 図において、 ４：冷蔵室、　　　　　　５：冷却器、６：冷却器室、
　　　　　１０：ダク１〜．１２：ｌ、　　　　　　　
１６：左右方向ダクト、１８：冷気吹出口、 １７．１９：ダクト兼用棚支持用レール、である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　冷却器を配設した冷却器室から冷蔵室に冷気を供給す
   る冷蔵室の背面下方に延びるダクトと、前記冷蔵室の内
   側に突出した冷蔵室を区劃する棚を載置する棚支持用レ
   ールとを具備をした冷蔵庫において、前記レールに複数
   の吹出口を設け、その吹出口と前記ダクトを連結したこ
   とを特徴とする冷蔵庫。