JP2752813B2 - ステレオ復調装置 - Google Patents
ステレオ復調装置Info
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- JP2752813B2 JP2752813B2 JP23526691A JP23526691A JP2752813B2 JP 2752813 B2 JP2752813 B2 JP 2752813B2 JP 23526691 A JP23526691 A JP 23526691A JP 23526691 A JP23526691 A JP 23526691A JP 2752813 B2 JP2752813 B2 JP 2752813B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステレオ復調装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ステレオ復調装置においては、パ
イロット信号を使用する位相同期系が用いられており、
ステレオ別となるパイロット信号の有無の判定には、前
記位相同期系に含まれる同期検波回路が使用されてい
る。
イロット信号を使用する位相同期系が用いられており、
ステレオ別となるパイロット信号の有無の判定には、前
記位相同期系に含まれる同期検波回路が使用されてい
る。
【0003】図4に示されるのは、前記ステレオ復調器
を示すブロック図である。入力端子77より入力される
パイロット信号は、位相比較器41において分周回路4
5の出力信号との位相比較が行われ、位相差信号が出力
されて、ループフィルタ42を経由してVCO(電圧制
御発振器)43に入力され、その発振周波数を制御す
る。VCO43の発振出力信号は分周回路44および4
5により分周されて、分周回路44の出力信号は復調回
路49に入力され、分周回路45の出力は前述のように
位相比較回路41に送られるとともに、同期検波回路4
6に入力される。なお、本例においては、一例として、
VCO43の発振周波数は、入力端子77より入力され
るパイロット信号の周波数の6倍の周波数にとられてお
り、分周回路44および45の分周数は、それぞれ1/
3および1/2であるものとする。
を示すブロック図である。入力端子77より入力される
パイロット信号は、位相比較器41において分周回路4
5の出力信号との位相比較が行われ、位相差信号が出力
されて、ループフィルタ42を経由してVCO(電圧制
御発振器)43に入力され、その発振周波数を制御す
る。VCO43の発振出力信号は分周回路44および4
5により分周されて、分周回路44の出力信号は復調回
路49に入力され、分周回路45の出力は前述のように
位相比較回路41に送られるとともに、同期検波回路4
6に入力される。なお、本例においては、一例として、
VCO43の発振周波数は、入力端子77より入力され
るパイロット信号の周波数の6倍の周波数にとられてお
り、分周回路44および45の分周数は、それぞれ1/
3および1/2であるものとする。
【0004】よく知られているように、位相比較器4
1、ループフィルタ42、VCO43、分周回路44お
よび45は位相同期系を形成しており、定常状態におい
ては、分周回路45から出力されて位相検波器41に入
力される出力信号は、入力端子77から入力されるパイ
ロット信号と同一の周波数で、位相差がπ/2ずれた位
相の信号となっており、また、分周回路45から出力さ
れて同期検波回路46に送られる信号は、パイロット信
号と同位相の信号として出力される。従って、同期検波
回路46からは同期検波された信号が出力され、LPF
(低域フィルタ)47を経由してコンパレータ48に入
力される。また、分周回路44から出力される出力信号
は復調回路49に入力され、復調回路49においては、
入力端子77から入力されるパイロット信号が復調され
て端子78より出力される。
1、ループフィルタ42、VCO43、分周回路44お
よび45は位相同期系を形成しており、定常状態におい
ては、分周回路45から出力されて位相検波器41に入
力される出力信号は、入力端子77から入力されるパイ
ロット信号と同一の周波数で、位相差がπ/2ずれた位
相の信号となっており、また、分周回路45から出力さ
れて同期検波回路46に送られる信号は、パイロット信
号と同位相の信号として出力される。従って、同期検波
回路46からは同期検波された信号が出力され、LPF
(低域フィルタ)47を経由してコンパレータ48に入
力される。また、分周回路44から出力される出力信号
は復調回路49に入力され、復調回路49においては、
入力端子77から入力されるパイロット信号が復調され
て端子78より出力される。
【0005】図5には、前記同期検波回路46の従来例
を示す。この回路はアナログマルチプライヤと呼ばれて
いる回路である。図5において、図4における分周回路
45の出力信号は入力端子79に入力され、同じく図4
の入力端子77より入力されるパイロット信号は、入力
端子80に入力される。入力端子79より入力される分
周回路45の出力信号により、NPNトランジスタ50
〜53においてはスイッチング動作が行われ、これによ
り、入力端子80に入力されるパイロット信号は同期検
波されて出力端子81に出力され、図4に示されるLP
F47を経由してコンパレータ48に入力される。
を示す。この回路はアナログマルチプライヤと呼ばれて
いる回路である。図5において、図4における分周回路
45の出力信号は入力端子79に入力され、同じく図4
の入力端子77より入力されるパイロット信号は、入力
端子80に入力される。入力端子79より入力される分
周回路45の出力信号により、NPNトランジスタ50
〜53においてはスイッチング動作が行われ、これによ
り、入力端子80に入力されるパイロット信号は同期検
波されて出力端子81に出力され、図4に示されるLP
F47を経由してコンパレータ48に入力される。
【0006】なお、図6(a)、(b)、(c)、
(d)および(e)に示されるのは、図5において、そ
れぞれ、入力端子80に入力されるパイロット信号、入
力端子79に入力される分周回路45の出力信号、出力
端子81における出力信号、入力端子80に入力される
3次高調波信号、および当該3次高調波信号の入力に対
応する出力端子81における高調波出力信号の波形図で
ある。図6(d)および(e)に示されるように、入力
端子80にパイロット信号の3次高調波信号が入力され
ると、出力端子81からは、パイロット信号の1周期ご
とに位相反転された形の高調波信号が出力される。
(d)および(e)に示されるのは、図5において、そ
れぞれ、入力端子80に入力されるパイロット信号、入
力端子79に入力される分周回路45の出力信号、出力
端子81における出力信号、入力端子80に入力される
3次高調波信号、および当該3次高調波信号の入力に対
応する出力端子81における高調波出力信号の波形図で
ある。図6(d)および(e)に示されるように、入力
端子80にパイロット信号の3次高調波信号が入力され
ると、出力端子81からは、パイロット信号の1周期ご
とに位相反転された形の高調波信号が出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のステレ
オ復調装置においては、上述にように、同期検波回路4
6における、入力端子80よりパイロット信号の奇数次
の高調波信号が入力される場合には、図6(e)に示さ
れるように、パイロット信号の1周期ごとに位相反転さ
れた形で出力端子81より高調波信号が出力されるた
め、この高調波信号が図4におけるLPF(低域フィル
タ)47において直流成分が抽出されると、図6(e)
に示される3次の高調波信号波形を参照して明らかなよ
うに、プラス側の直流成分の方がマイナス側の直流成分
よりも1.5倍大きくなるために、同期検波回路出力と
して直流成分が生成されて出力され、同期検波作用にお
ける誤判定につながるという欠点がある。
オ復調装置においては、上述にように、同期検波回路4
6における、入力端子80よりパイロット信号の奇数次
の高調波信号が入力される場合には、図6(e)に示さ
れるように、パイロット信号の1周期ごとに位相反転さ
れた形で出力端子81より高調波信号が出力されるた
め、この高調波信号が図4におけるLPF(低域フィル
タ)47において直流成分が抽出されると、図6(e)
に示される3次の高調波信号波形を参照して明らかなよ
うに、プラス側の直流成分の方がマイナス側の直流成分
よりも1.5倍大きくなるために、同期検波回路出力と
して直流成分が生成されて出力され、同期検波作用にお
ける誤判定につながるという欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のステレオ復調装
置は、所定のパイロット信号入力に対応して形成される
位相同期系を含むステレオ復調装置において、前記位相
同期系に含まれる電圧制御発振器(VCO)の出力信号
を入力して、当該出力信号の周波数をN1 分周する第1
の分周回路と、前記位相同期系の1構成要素として包含
され、且つ前記電圧制御発振器の出力信号を入力して、
当該出力信号の周波数をN2 分周する第2の分周回路
と、前記位相同期系の1構成要素として包含され、且つ
前記第2の分周回路の出力信号を入力して、当該出力信
号の周波数をN3 分周する第3の分周回路と、前記第1
の分周回路の出力信号と、前記第3の分周回路の出力信
号との排他的論理和をとって出力するEXOR回路と、
前記第3の分周回路の出力信号と前記EXOR回路の出
力信号とを介して、前記パイロット信号の有無を判定出
力する同期検波回路と、前記第2の分周回路の出力信号
を介して、前記パイロット信号を復調する復調回路とを
少なくとも備え、且つ、前記同期検波回路において、前
記パイロット信号の入力に対応するアナログマルチプラ
イヤとして、当該パイロット信号が直接入力される第1
のアナログマルチプライヤと、当該パイロット信号が所
定の増幅器を経由して入力される第2のアナログマルチ
プライヤとを備え、前記第1および第2のアナログマル
チプライヤを切替えるための切替制御信号として、前記
EXOR回路の出力信号を用いることを特徴としてい
る。
置は、所定のパイロット信号入力に対応して形成される
位相同期系を含むステレオ復調装置において、前記位相
同期系に含まれる電圧制御発振器(VCO)の出力信号
を入力して、当該出力信号の周波数をN1 分周する第1
の分周回路と、前記位相同期系の1構成要素として包含
され、且つ前記電圧制御発振器の出力信号を入力して、
当該出力信号の周波数をN2 分周する第2の分周回路
と、前記位相同期系の1構成要素として包含され、且つ
前記第2の分周回路の出力信号を入力して、当該出力信
号の周波数をN3 分周する第3の分周回路と、前記第1
の分周回路の出力信号と、前記第3の分周回路の出力信
号との排他的論理和をとって出力するEXOR回路と、
前記第3の分周回路の出力信号と前記EXOR回路の出
力信号とを介して、前記パイロット信号の有無を判定出
力する同期検波回路と、前記第2の分周回路の出力信号
を介して、前記パイロット信号を復調する復調回路とを
少なくとも備え、且つ、前記同期検波回路において、前
記パイロット信号の入力に対応するアナログマルチプラ
イヤとして、当該パイロット信号が直接入力される第1
のアナログマルチプライヤと、当該パイロット信号が所
定の増幅器を経由して入力される第2のアナログマルチ
プライヤとを備え、前記第1および第2のアナログマル
チプライヤを切替えるための切替制御信号として、前記
EXOR回路の出力信号を用いることを特徴としてい
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。図1に示されるように、本実施例は、パイロッ
ト信号の入力端子71および復調信号の出力端子72に
対応して、位相比較器1と、ループフィルタ2と、VC
O3と、分周回路4、5および6と、EXOR回路7
と、同期検波回路8と、LPF(低域フィルタ)9と、
コンパレータ10と、復調回路11とを備えて構成され
る。また、図2に示されるのは、本実施例における同期
検波回路8の内部構成を示す回路図であり、NPNトラ
ンジスタ12〜25と、PNPトランジスタ26および
27と、増幅器28と、抵抗29〜33と、定電流源3
4および35と、電圧源36〜40とを備えて構成され
ている。
である。図1に示されるように、本実施例は、パイロッ
ト信号の入力端子71および復調信号の出力端子72に
対応して、位相比較器1と、ループフィルタ2と、VC
O3と、分周回路4、5および6と、EXOR回路7
と、同期検波回路8と、LPF(低域フィルタ)9と、
コンパレータ10と、復調回路11とを備えて構成され
る。また、図2に示されるのは、本実施例における同期
検波回路8の内部構成を示す回路図であり、NPNトラ
ンジスタ12〜25と、PNPトランジスタ26および
27と、増幅器28と、抵抗29〜33と、定電流源3
4および35と、電圧源36〜40とを備えて構成され
ている。
【0011】図1において、入力端子71より入力され
るパイロット信号は、位相比較器1において分周回路6
の出力信号と位相比較され、位相差信号が出力されて、
ループフィルタ2を経由してVCO(電圧制御発振器)
3に入力される。VCO3の発振出力信号は分周回路4
および5により分周されて、分周回路4の出力信号はE
XOR回路7に入力される。分周回路5の出力信号は分
周回路6に入力されるとともに復調回路11に送られ
る。分周回路6においては、分周回路5の出力信号が更
に分周されて出力され、前述のように位相比較器1に送
られるとともに、EXOR回路7および同期検波回路8
にも送出される。なお、本例においては、従来例の場合
と同様に、一例として、VCO3の発振周波数は、入力
端子61より入力されるパイロット信号の周波数の6倍
の周波数にとられており、分周回路4、5および6の分
周数は、それぞれ1/2、1/3および1/2であるも
のとする。従来例の場合と同様に、位相比較器1、ルー
プフィルタ2、VCO3、分周回路5および6により形
成される位相同期系を介して、同期検波回路8からは同
期検波された信号が出力され、LPF(低域フィルタ)
9を経由してコンパレータ10に入力される。また、分
周回路5から出力されて復調回路11に入力される信号
により、復調回路11においては、入力端子71から入
力されるパイロット信号が復調されて端子72より出力
される。
るパイロット信号は、位相比較器1において分周回路6
の出力信号と位相比較され、位相差信号が出力されて、
ループフィルタ2を経由してVCO(電圧制御発振器)
3に入力される。VCO3の発振出力信号は分周回路4
および5により分周されて、分周回路4の出力信号はE
XOR回路7に入力される。分周回路5の出力信号は分
周回路6に入力されるとともに復調回路11に送られ
る。分周回路6においては、分周回路5の出力信号が更
に分周されて出力され、前述のように位相比較器1に送
られるとともに、EXOR回路7および同期検波回路8
にも送出される。なお、本例においては、従来例の場合
と同様に、一例として、VCO3の発振周波数は、入力
端子61より入力されるパイロット信号の周波数の6倍
の周波数にとられており、分周回路4、5および6の分
周数は、それぞれ1/2、1/3および1/2であるも
のとする。従来例の場合と同様に、位相比較器1、ルー
プフィルタ2、VCO3、分周回路5および6により形
成される位相同期系を介して、同期検波回路8からは同
期検波された信号が出力され、LPF(低域フィルタ)
9を経由してコンパレータ10に入力される。また、分
周回路5から出力されて復調回路11に入力される信号
により、復調回路11においては、入力端子71から入
力されるパイロット信号が復調されて端子72より出力
される。
【0012】本発明の従来例との相違点は、図1に示さ
れるブロック図において明らかなように、新たに分周回
路4とEXOR回路7とが付加されたことであり、ま
た、これに伴なって、同期検波回路8の内部構成を改善
したことである。
れるブロック図において明らかなように、新たに分周回
路4とEXOR回路7とが付加されたことであり、ま
た、これに伴なって、同期検波回路8の内部構成を改善
したことである。
【0013】図2に示される同期検波回路と、図5に示
される従来例における同期検波回路との対比により明ら
かなように、本発明の従来例との相違点は、入力端子7
3および74に対応して、NPNトランジスタ12〜1
7を含む第1のアナログマルチプライヤと、NPNトラ
ンジスタ19〜32を含む第2のアナログマルチプライ
ヤの2組のアナログマルチプライヤが設けられており、
この2組のアナログマルチプライヤを切替えるために、
入力端子75より入力される切替制御信号に対応して、
NPNトランジスタ18を含む切替回路が付加されてい
ることである。それ以外の基本的な回路動作について
は、従来例の場合と同様である。
される従来例における同期検波回路との対比により明ら
かなように、本発明の従来例との相違点は、入力端子7
3および74に対応して、NPNトランジスタ12〜1
7を含む第1のアナログマルチプライヤと、NPNトラ
ンジスタ19〜32を含む第2のアナログマルチプライ
ヤの2組のアナログマルチプライヤが設けられており、
この2組のアナログマルチプライヤを切替えるために、
入力端子75より入力される切替制御信号に対応して、
NPNトランジスタ18を含む切替回路が付加されてい
ることである。それ以外の基本的な回路動作について
は、従来例の場合と同様である。
【0014】また、図3(a)、(b)、(c)、
(d)および(e)は、それぞれ、本実施例の同期検波
回路における、入力端子74におけるパイロット信号の
3次高調波信号の入力波形、増幅器28の出力における
3次高調波信号波形、前記切替回路に対する切替制御信
号、入力端子73における分周回路6の出力信号の入力
波形、および出力端子76における前記3次高調波信号
に対応する出力信号の波形を示す図である。
(d)および(e)は、それぞれ、本実施例の同期検波
回路における、入力端子74におけるパイロット信号の
3次高調波信号の入力波形、増幅器28の出力における
3次高調波信号波形、前記切替回路に対する切替制御信
号、入力端子73における分周回路6の出力信号の入力
波形、および出力端子76における前記3次高調波信号
に対応する出力信号の波形を示す図である。
【0015】図2において、入力端子74より入力され
るパイロット信号は、一方は、NPNトランジスタ12
〜17により構成される第1のアナログマルチプライヤ
に入力され、他方は、増幅器28を経由して、NPNト
ランジスタ19〜24により構成される第2のアナログ
マルチプライヤに入力される。ここで、一例として、増
幅器28の利得を2倍とし、入力端子75よりスイッチ
回路を形成するNPNトランジスタ18のゲートに入力
される切替制御信号を、上述の図3(c)に示されるよ
うなタイミング関係において切替作用が行われるように
設定する。なお、この切替制御信号は、図1において、
分周回路4の出力信号および分周回路6の出力信号をE
XOR回路7に入力して、これらの両信号の排他的論理
和をとることにより生成される。
るパイロット信号は、一方は、NPNトランジスタ12
〜17により構成される第1のアナログマルチプライヤ
に入力され、他方は、増幅器28を経由して、NPNト
ランジスタ19〜24により構成される第2のアナログ
マルチプライヤに入力される。ここで、一例として、増
幅器28の利得を2倍とし、入力端子75よりスイッチ
回路を形成するNPNトランジスタ18のゲートに入力
される切替制御信号を、上述の図3(c)に示されるよ
うなタイミング関係において切替作用が行われるように
設定する。なお、この切替制御信号は、図1において、
分周回路4の出力信号および分周回路6の出力信号をE
XOR回路7に入力して、これらの両信号の排他的論理
和をとることにより生成される。
【0016】このように、NPNトランジスタ18のゲ
ートに入力される切替制御信号を介して、図3(c)に
示されるタイミングにおいてNPNトランジスタ18を
オン・オフ制御することにより、切替制御信号がハイレ
ベルの時には、主として、入力端子74より直接入力さ
れるパイロット信号に対応する第1のアナログマルチプ
ライヤが作動し、また切替制御信号がロウレベルの時に
は、入力端子74より、増幅器28を経由して増幅され
て入力されるパイロット信号に対応する第2のアナログ
マルチプライヤが作動する状態となり、出力端子76か
ら出力される高調波信号は、図3(e)に示されるよう
に、プラス側の直流成分とマイナス側の直流成分とは等
しくなる。この結果、図1における同期検波回路8の出
力として直流成分が排除され、同期検波作用における誤
判定が防止される。
ートに入力される切替制御信号を介して、図3(c)に
示されるタイミングにおいてNPNトランジスタ18を
オン・オフ制御することにより、切替制御信号がハイレ
ベルの時には、主として、入力端子74より直接入力さ
れるパイロット信号に対応する第1のアナログマルチプ
ライヤが作動し、また切替制御信号がロウレベルの時に
は、入力端子74より、増幅器28を経由して増幅され
て入力されるパイロット信号に対応する第2のアナログ
マルチプライヤが作動する状態となり、出力端子76か
ら出力される高調波信号は、図3(e)に示されるよう
に、プラス側の直流成分とマイナス側の直流成分とは等
しくなる。この結果、図1における同期検波回路8の出
力として直流成分が排除され、同期検波作用における誤
判定が防止される。
【0017】なお、本実施例における同期検波回路とし
ての動作については、第1および第2のアナログマルチ
プライヤそれぞれの動作を含めて、従来例の場合と同様
であるため、その動作説明を省略している。
ての動作については、第1および第2のアナログマルチ
プライヤそれぞれの動作を含めて、従来例の場合と同様
であるため、その動作説明を省略している。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、パイロ
ット信号の奇数次の高調波信号が入力された状況におい
ても、出力端子における直流成分を排除することによ
り、同期検波における誤判定を防止することができると
いう効果がある。
ット信号の奇数次の高調波信号が入力された状況におい
ても、出力端子における直流成分を排除することによ
り、同期検波における誤判定を防止することができると
いう効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例における同期検波回路の一実施例を示
す回路図である。
す回路図である。
【図3】前記同期検波回路の一実施例おける動作波形を
示す図である。
示す図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】従来例における同期検波回路を示す回路図であ
る。
る。
【図6】従来例の同期検波回路における動作波形を示す
図である。
図である。
1、41 位相比較器 2、42 ループフィルタ 3、43 VCO 4、5、6、44、45 分周回路 7 EXOR回路 8、46 同期検波回路 9、47 LPF 10、48 コンパレータ 11、49 復調回路 12〜25、50〜55 NPNトランジスタ 26、27、56、57 PNPトランジスタ 28 増幅器 29〜33、58〜60 抵抗 34、35、61、62 定電流源 36〜40、63〜66 電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04H 5/00 - 5/00 303 H03D 3/00 - 3/34
Claims (1)
- 【請求項1】 所定のパイロット信号入力に対応して形
成される位相同期系を含むステレオ復調装置において、 前記位相同期系に含まれる電圧制御発振器(VCO)の
出力信号を入力して、当該出力信号の周波数をN1 分周
する第1の分周回路と、 前記位相同期系の1構成要素として包含され、且つ前記
電圧制御発振器の出力信号を入力して、当該出力信号の
周波数をN2 分周する第2の分周回路と、 前記位相同期系の1構成要素として包含され、且つ前記
第2の分周回路の出力信号を入力して、当該出力信号の
周波数をN3 分周する第3の分周回路と、 前記第1の分周回路の出力信号と、前記第3の分周回路
の出力信号との排他的論理和をとって出力するEXOR
回路と、 前記第3の分周回路の出力信号と前記EXOR回路の出
力信号とを介して、前記パイロット信号の有無を判定出
力する同期検波回路と、 前記第2の分周回路の出力信号を介して、前記パイロッ
ト信号を復調する復調回路と、 を少なくとも備え、 且つ、前記同期検波回路において、前記パイロット信号
の入力に対応するアナログマルチプライヤとして、当該
パイロット信号が直接入力される第1のアナログマルチ
プライヤと、当該パイロット信号が所定の増幅器を経由
して入力される第2のアナログマルチプライヤとを備
え、前記第1および第2のアナログマルチプライヤを切
替えるための切替制御信号として、前記EXOR回路の
出力信号を用いることを特徴とするステレオ復調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23526691A JP2752813B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ステレオ復調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23526691A JP2752813B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | ステレオ復調装置 |
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- 1991-09-17 JP JP23526691A patent/JP2752813B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0575557A (ja) | 1993-03-26 |
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