JPS59827Y2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JPS59827Y2
JPS59827Y2 JP16469577U JP16469577U JPS59827Y2 JP S59827 Y2 JPS59827 Y2 JP S59827Y2 JP 16469577 U JP16469577 U JP 16469577U JP 16469577 U JP16469577 U JP 16469577U JP S59827 Y2 JPS59827 Y2 JP S59827Y2
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JP
Japan
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output
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voltage
comparator
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JP16469577U
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JPS5489259U (ja
Inventor
晃 金子
Original Assignee
日本電気株式会社
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は位相同期ループ(以下PLLという)回路に関
するものである。
PLL回路に含まれる2つの入力および゛出力端を持っ
たデジタル形位相比較器は2つの信号〔1方は入力信号
、他方は電圧制御発振器(以下VCOという)の出力信
号〕の位相差に応じて所定のパルス幅を出力する。
この時、入力信号の位相に対してVCO出力の位相が進
相の場合と、遅相の場合とによって位相比較器の出力は
その2つの出力端のどちらかを選択して出力される。
すなわち、2つの入力信号の位相差が正の場合と負の場
合とでは比較器の出力端子が異なるのである。
従来のPLL回路は、この位相差ゼロ近傍(出力端切換
点近傍)において、比較器内のトランジスタの増幅率の
違い、スイッチング速度の遅れなどによって比較器の出
力パルス幅が線形に変化しないという欠点を有していた
このため、変調器、復調器、シンセサイザー等にこのP
LL回路を利用した場合、PLL回路のループゲインが
非線形に変化してPLL回路の出力に悪影響を与えてい
た。
本考案はこれらの欠点を除去したPLL回路を提供する
ことにある。
本考案によれば、VCOと、VCOの出力と入力信号と
を位相比較する第1および第2の出力端を有するテ゛ジ
タル形位相比較器と、この第1の出力端に設けた電圧分
割回路と、第2の出力端に設けた交流電圧分割回路と、
この2つの電圧分割回路の分割出力を加算あるいは減算
し濾波する第1の手段と、この第1の手段の出力をVC
Oに発振周波数制御電圧として供給する第2の手段とを
含む位相同期ループ回路が得られる。
以下図面について詳細に説明する。
第1図はPLL回路の基本的なブロック図である。
参照数字1は2つの入出力端を有するデジタル形位相比
較器、2は濾波および加算(減算)をする回路、3は電
圧制御発振器(vCO)、11は入力信号(周波数f!
、位相θI) 、12はVCO出力信号(周波数f。
、位相θ。)、13.14は位相比較器1の出力である
第2図は位相差(θ「θ。)がゼロ近傍の位相比較器1
の出力電圧の特性図である。
位相比較器1は入力信号11とVCO3からの出力信号
12を位相比較しその位相差をパルス増に変換して濾波
及び加算回路2を通してVCO3を制御する。
2人力(11,12)、2出力(13,14)を有する
テ゛ジタル形位相比較器1はθIとθ。
の位相を比較しその位相差をパルス幅として出力する。
そしてθlがθ。に対して進相の場合は位相比較器1の
出力13に位相差分だけの幅を持ったパルスを出力し、
逆に遅相の場合は出力14に位相差分だけの幅を持った
パルスを出力する。
この時、位相比較器1の出力パルスは出力13から14
へ、または出力14から13へ移行する。
この変移点において、第2図に示すように位相比較器1
の出力電圧が非線形となる(11C44PHASE/F
REQUENCY DETECTOR11C00SER
IES、1975.3、FAIRCHILD社発行、(
F、g11参照)〕。
第3図は本考案の実施例である。
参照数字21はオペアンプ、22〜25および26.2
7は抵抗器およびコンデンサ、101〜104および1
05は本考案で追加した抵抗器および直流阻止用コンテ
゛ンサである。
オペアンプ21と抵抗器22〜25とコンテ゛ンサ26
゜27とで濾波および加算(あるいは減算)回路を構成
している。
抵抗器102と104で電圧分割回路を、抵抗器101
,103とコンテ゛ンサ105で交流電圧分割回路を構
成している。
15.16はこの各電圧分割回路の分割出力点である。
位相比較器1の入力11゜12にそれぞれ位相θI、θ
を有する信号を入力すると、出力13.14に01.θ
の位相差に応じた幅を持つパルスが出力される。
ここで゛出力14においては抵抗102を介して、抵抗
104によって接地されているためにPLLの直流ルー
プゲインが減少してしまう。
この直流ループゲインの減少を償うために、PLL回路
のフィードバックか゛かかり常に出力14にパルスが出
力される。
この時、イ立相θ。はθ1に対してそのパルス幅だけ進
相となる(出力14の電圧分割回路と出力18の交流電
圧分割回路とを交換して接続すれば当然位相θ。
はθ1に対して遅相となる)。
一方、出力13は抵抗101を介して抵抗103と直流
阻止用コンデンサ105によって接地されている。
この時、抵抗]01は抵抗102に、抵抗103は抵抗
104にそれぞれ等しい値を用いれば、第3図の15と
16の分割出力点での交流ルーブゲ゛インを等しくで゛
きる。
したか゛つて、VCO出力周波数f。
は入力信号周波数f1に同期し、その位相θ。
はθ、に直流ループゲインの減衰によるパルス幅だけ進
相(または遅相)した点で同期する。
この状態で第3図のPLL回路はロックされる。
PLL回路の交流ループゲインを変化させずに、位相比
較器の位相比較を行なう点を第2図のA点からB点にず
らす亀ができ、比較器の出力電圧の直線性が改善できる
なお、図中2の加算(あるいは減算)回路と濾波回路を
分離してもよい。
また、必要に応じVCO3と位相比較1との間(あるい
はVCO3と一体)に分周器を設けてPLL回路を構成
してもよい。
以上説明したように、デジタル形位相比較器の位相比較
を行なう点をずらす事により位相差と出力電圧の関係が
直線性をもち、PLL回路を復調器として使用した場合
に波形ひずみの改善ができる。
また変調器、シンセサイザーとして使用した場合PLL
回路のゲインが一定となるためにループの特性が改善で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPLL回路の基本的ブロック図、第2図はデジ
タル形位相比較器の位相差と出力電圧の関係を表わすグ
ラフ、第3図は本考案の実施例を示している。 なお図において 1・・・・・・デジタル形位相比較器
、2・・・・・・濾波および加算回路、3・・・・・・
電圧制御発振器、21・・・・・・オペアンプである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 位相同期回路において、電圧制御発振器と、前記発振器
    の出力と前記位相同期回路への入力信号とを位相比較し
    かつ第1および第2の出力端を有するデジタル形位相比
    較器と、前記第1の出力端に設けた電圧分割回路と、前
    記第2の出力端に設けた交流電圧分割回路と、前記電圧
    分割回路の出力と前記交流電圧分割回路の出力とを加算
    あるいは減算し濾波する第1の手段と、前記第1の手段
    の出力を前記発振器に発振周波数制御電圧として供給す
    る第2の手段とを含むことを特徴とする位相同期回路。
JP16469577U 1977-12-07 1977-12-07 位相同期回路 Expired JPS59827Y2 (ja)

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JP16469577U JPS59827Y2 (ja) 1977-12-07 1977-12-07 位相同期回路

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Publication Number Publication Date
JPS5489259U JPS5489259U (ja) 1979-06-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101314U (ja) * 1981-12-28 1983-07-09 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 クロツクパルス発生回路
JP2007274081A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Mitsubishi Electric Corp 位相同期ループ形周波数シンセサイザ

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JPS5489259U (ja) 1979-06-23

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