JP2751547B2 - 原稿面照明装置 - Google Patents
原稿面照明装置Info
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- JP2751547B2 JP2751547B2 JP2082435A JP8243590A JP2751547B2 JP 2751547 B2 JP2751547 B2 JP 2751547B2 JP 2082435 A JP2082435 A JP 2082435A JP 8243590 A JP8243590 A JP 8243590A JP 2751547 B2 JP2751547 B2 JP 2751547B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複写機,ファクシミリ,スキャナ等の原稿読
み取り用光源として使用する原稿面照明装置に関するも
のである。
み取り用光源として使用する原稿面照明装置に関するも
のである。
従来の技術 従来、この種の原稿面照明装置は、第4図に示すよう
に、両端に口金6を取付けた蛍光ランプ1を複写機、フ
ァクシミリ等の本体に設置されているソケット7に挿入
したものが一般的に用いられている。
に、両端に口金6を取付けた蛍光ランプ1を複写機、フ
ァクシミリ等の本体に設置されているソケット7に挿入
したものが一般的に用いられている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のものでは蛍光ランプ
1の口金6の近傍の光出力が中央付近に比較して小さい
ために、原稿面を均一に照明するための手段として原稿
幅よりかなり長い蛍光ランプを使用していた。このた
め、複写機,ファクシミリ、スキャナ等の本体をコンパ
クトにすることが難しいという問題点があった。
1の口金6の近傍の光出力が中央付近に比較して小さい
ために、原稿面を均一に照明するための手段として原稿
幅よりかなり長い蛍光ランプを使用していた。このた
め、複写機,ファクシミリ、スキャナ等の本体をコンパ
クトにすることが難しいという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされた
もので、より短い長さで均一な原稿面照度が得られる原
稿面照明装置を提供することを目的とする。
もので、より短い長さで均一な原稿面照度が得られる原
稿面照明装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の原稿面照明装置は、スリット穴を有する取付
板と、前記スリット穴をはさんで平行に設けられた2本
の蛍光ランプと、前記蛍光ランプの両端部を前記取付板
に固定している絶縁ホルダと、前記スリット穴の両短辺
に隣接して、それぞれの蛍光ランプからの光を前記2本
の蛍光ランプの間を通して原稿面方向に反射する角度で
設けられた反射体とを有している。
板と、前記スリット穴をはさんで平行に設けられた2本
の蛍光ランプと、前記蛍光ランプの両端部を前記取付板
に固定している絶縁ホルダと、前記スリット穴の両短辺
に隣接して、それぞれの蛍光ランプからの光を前記2本
の蛍光ランプの間を通して原稿面方向に反射する角度で
設けられた反射体とを有している。
作用 この構成によって、2本の蛍光ランプからでた光は反
射体で反射され、後述する入射角の余弦法則の効果と前
記2本の蛍光ランプ間の相互反射の有効利用とにより、
蛍光ランプの両端部近傍の原稿面照度の増加が図れるこ
ととなる。
射体で反射され、後述する入射角の余弦法則の効果と前
記2本の蛍光ランプ間の相互反射の有効利用とにより、
蛍光ランプの両端部近傍の原稿面照度の増加が図れるこ
ととなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
第1図は本発明の一実施例である原稿面照明装置の斜
視図である。第1図に示すように、原稿面からの反射光
をレンズ系に導くために、取付板5に形成したスリット
穴3の両短辺に隣接して、蛍光ランプ1からの光を2本
の蛍光ランプ1の間を通して原稿面方向に反射する角度
で溶融アルミメッキ鋼板をω形に成形加工した反射体4
が取付板5に固着されている。
視図である。第1図に示すように、原稿面からの反射光
をレンズ系に導くために、取付板5に形成したスリット
穴3の両短辺に隣接して、蛍光ランプ1からの光を2本
の蛍光ランプ1の間を通して原稿面方向に反射する角度
で溶融アルミメッキ鋼板をω形に成形加工した反射体4
が取付板5に固着されている。
第2図は、かかる原稿面照明装置の反射体4部分の拡
大断面図である。第2図において、実線矢印で示すよう
に一定の強さの光が角度θで原稿9面を照射した場合、
原稿面照度と前記入射角θとの間には次に示す関係式が
成立する。
大断面図である。第2図において、実線矢印で示すよう
に一定の強さの光が角度θで原稿9面を照射した場合、
原稿面照度と前記入射角θとの間には次に示す関係式が
成立する。
E=En*cosθ(入射角の余弦法則) E:原稿面照度 En:太い矢印に垂直な面の照度 したがって、角度θが小さいほど原稿面照度が増加す
る。さらに、第2図中の実線矢印で示す原稿ガラス10の
表面での反射による光の損失は、前記入射角θが小さく
なるほど少なくなる。本発明実施例では、第2図に示す
ように、光軸A−Aとα=70゜の角度をもって反射体4
を設けている。これにより、2本の蛍光ランプ1からの
光が反射体4で反射され、光軸に近い方向(θが小さ
い)から原稿面を照射するので、原稿面照度の増加が実
現できる。また、2本の蛍光ランプ1間の相互反射によ
る光のうち、下方に向かうものは第3図中に破線矢印で
示すように反射体4で反射され、原稿面照度の増加に寄
与する。
る。さらに、第2図中の実線矢印で示す原稿ガラス10の
表面での反射による光の損失は、前記入射角θが小さく
なるほど少なくなる。本発明実施例では、第2図に示す
ように、光軸A−Aとα=70゜の角度をもって反射体4
を設けている。これにより、2本の蛍光ランプ1からの
光が反射体4で反射され、光軸に近い方向(θが小さ
い)から原稿面を照射するので、原稿面照度の増加が実
現できる。また、2本の蛍光ランプ1間の相互反射によ
る光のうち、下方に向かうものは第3図中に破線矢印で
示すように反射体4で反射され、原稿面照度の増加に寄
与する。
さらに、反射体4を蛍光ランプ1の円周方向に沿って
ω形に配置することにより、蛍光ランプ1から外側に向
かってでる光を反射させて、蛍光ランプ1の方向にもど
し、蛍光ランプ1の内部と反射体4との間での相互反射
効果で蛍光ランプ1の輝度を高め、原稿面照度の増加に
有効に寄与させることができる。
ω形に配置することにより、蛍光ランプ1から外側に向
かってでる光を反射させて、蛍光ランプ1の方向にもど
し、蛍光ランプ1の内部と反射体4との間での相互反射
効果で蛍光ランプ1の輝度を高め、原稿面照度の増加に
有効に寄与させることができる。
以上の作用によって原稿面両端部の照度の増加が図れ
原稿面を均一に照明できる。したがって、同一の原稿幅
を均一に照明するために必要な原稿面照明装置の全長を
より短くでき、複写機,ファクシミリ,スキャナ等の本
体をコンパクトにすることができる。
原稿面を均一に照明できる。したがって、同一の原稿幅
を均一に照明するために必要な原稿面照明装置の全長を
より短くでき、複写機,ファクシミリ,スキャナ等の本
体をコンパクトにすることができる。
ここに、本発明の一実施例の原稿面照明装置および従
来例の原稿面照度分布をそれぞれ第3図の曲線Iおよび
曲線IIに示す。第3図に示すように、A3の原稿幅l(29
6mm)を有する原稿を照明した場合、従来例では原稿中
心から±148mmの位置では中心照度に対して約94%の照
度値であったのに対し、本発明実施例では約100%の照
度値が得られた。さらに、このときの従来の原稿面照明
装置の全長l1は、従来例では、ソケット7を含めて411m
mであったのに対し、第1図に示す実施例の原稿面照明
装置の幅l2は390mmとなり、21mmの全長短縮が実現でき
た。
来例の原稿面照度分布をそれぞれ第3図の曲線Iおよび
曲線IIに示す。第3図に示すように、A3の原稿幅l(29
6mm)を有する原稿を照明した場合、従来例では原稿中
心から±148mmの位置では中心照度に対して約94%の照
度値であったのに対し、本発明実施例では約100%の照
度値が得られた。さらに、このときの従来の原稿面照明
装置の全長l1は、従来例では、ソケット7を含めて411m
mであったのに対し、第1図に示す実施例の原稿面照明
装置の幅l2は390mmとなり、21mmの全長短縮が実現でき
た。
なお、上記実施例では反射体4の材料として反射率が
約80%の溶融アルミメッキ鋼板を用いているが、原稿面
照明装置の全長,照明範囲等によって反射率の違う材料
を用いてもよい。また、第2図に示す光軸上の反射面と
光軸との角度αも同様の理由にり必要に応じて設定でき
る。ここで、反射体に用いる材料としては150℃以上の
耐熱性を有し、熱による経時変化の少ない材料を選定す
る必要がある。
約80%の溶融アルミメッキ鋼板を用いているが、原稿面
照明装置の全長,照明範囲等によって反射率の違う材料
を用いてもよい。また、第2図に示す光軸上の反射面と
光軸との角度αも同様の理由にり必要に応じて設定でき
る。ここで、反射体に用いる材料としては150℃以上の
耐熱性を有し、熱による経時変化の少ない材料を選定す
る必要がある。
発明の効果 以上説明したように、本発明はスリット穴の両短辺上
面の原稿面照度の増加が図れ、これによって原稿幅に相
当するスリット穴の上面を従来より全長の短い原稿面照
明装置で均一に照明でき、さらに原稿面照明装置の全長
を短くしたことによって複写機,ファクシミリ,スキャ
ナ等の本体をコンパクトにし軽量化できるというすぐれ
た効果を有する原稿面照明装置を提供することができる
ものである。
面の原稿面照度の増加が図れ、これによって原稿幅に相
当するスリット穴の上面を従来より全長の短い原稿面照
明装置で均一に照明でき、さらに原稿面照明装置の全長
を短くしたことによって複写機,ファクシミリ,スキャ
ナ等の本体をコンパクトにし軽量化できるというすぐれ
た効果を有する原稿面照明装置を提供することができる
ものである。
第1図は本発明の一実施例である原稿面照明装置の斜視
図、第2図は第1図の反射体部分の断面図、第3図は原
稿面照度分布特性の比較図、第4図は従来の原稿面照明
装置の分解斜視図である。 1……蛍光ランプ、2……絶縁ホルダー、3……スリッ
ト穴、4……反射体。
図、第2図は第1図の反射体部分の断面図、第3図は原
稿面照度分布特性の比較図、第4図は従来の原稿面照明
装置の分解斜視図である。 1……蛍光ランプ、2……絶縁ホルダー、3……スリッ
ト穴、4……反射体。
Claims (2)
- 【請求項1】スリット穴を有する取付板と、前記スリッ
ト穴をはさんで平行に設けられた2本の蛍光ランプと、
前記蛍光ランプの両端部を前記取付板に固定している絶
縁ホルダと、前記スリット穴の両短辺に隣接して、それ
ぞれの蛍光ランプからの光を前記2本の蛍光ランプの間
を通して原稿面方向に反射する角度で設けられた反射体
とを有することを特徴とする原稿面照明装置。 - 【請求項2】反射体を2本の蛍光ランプの円周方向に沿
ってω形に配置したことを特徴とする請求項1記載の原
稿面照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2082435A JP2751547B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 原稿面照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2082435A JP2751547B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 原稿面照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03280033A JPH03280033A (ja) | 1991-12-11 |
JP2751547B2 true JP2751547B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=13774480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2082435A Expired - Fee Related JP2751547B2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | 原稿面照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2751547B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0792577A (ja) * | 1993-09-21 | 1995-04-07 | Mita Ind Co Ltd | 光学系用導電体 |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP2082435A patent/JP2751547B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03280033A (ja) | 1991-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |