JP2751363B2 - ビデオディスクプレーヤ - Google Patents

ビデオディスクプレーヤ

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JP2751363B2
JP2751363B2 JP1093383A JP9338389A JP2751363B2 JP 2751363 B2 JP2751363 B2 JP 2751363B2 JP 1093383 A JP1093383 A JP 1093383A JP 9338389 A JP9338389 A JP 9338389A JP 2751363 B2 JP2751363 B2 JP 2751363B2
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    • H04N9/85Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded brightness signal occupying a frequency band totally overlapping the frequency band of the recorded chrominance signal, e.g. frequency interleaving

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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段(第1図) F 作用 G 実施例(第1図〜第6図) H 発明の効果 A産業上の利用分野 この発明はビデオディスクプレーヤに関する。
B発明の概要 この発明は、ビデオディスクプレーヤにおいて、スキ
ャン再生時、スキャン再生用のトラックジャンプに続い
て所定のトラックジャンプ及び信号処理を行うことによ
り、TBCに誤動作を生じないようにしたものである。
C従来の技術 まず、光学式ビデオディスクプレーヤの一例を第7図
により説明しよう。
同図において、(70)はこのプレーヤ全体の動作を制
御するマイクロコンピュータを示す。
また、(10)は光学式のビデオディスクを示し、これ
には、カラーコンポジットビデオ信号によりFM変調され
た信号がCLVフォーマットで記録されている。そして、
このディスク(10)は、スピンドルモータ(51)により
回転させられるとともに、スピンドルサーボ回路(50)
により、線速度が一定となるように、その回転がサーボ
制御されている。
また、(20)は再生回路を示し、(21)はその光学ピ
ックアップ(光学ヘッド)で、これは、図示はしない
が、レーザー光の発光素子,その受光素子,対物レンズ
及びその光軸をディスクの半径方向に制御するトラッキ
ングコイルなどを有するとともに、スレッドモータ(4
4)によりディスク(10)の半径方向に移動制御され
る。
さらに、(30)はトラッキングサーボ回路を示し、ピ
ックアップ(21)の出力信号の一部が検出回路(31)に
供給されてトラッキングエラー電圧Vtが取り出され、こ
の電圧Vtがアンプ(32)を通じてピックアップ(21)の
トラッキングコイルに供給されて対物レンズのトラッキ
ングサーボが行われる。
また、(40)はスレッドサーボ回路を示し、検出回路
(31)からのエラー電圧Vtがローパスフィルタ(41)に
供給されて電圧Vtの直流分が取り出され、この直流分
が、スイッチ回路(42)及びアンプ(43)を通じてスレ
ッドモータ(44)に供給されてスレッドサーボが行われ
る。
したがって、通常の再生時には、トラッキングサーボ
回路(30)及びスレッドサーボ回路(40)により、ピッ
クアップ(21)は、ディスク(10)のトラックを正しく
追跡し、ピックアップ(21)から再生信号が得られる。
そして、この再生信号が、再生アンプ(22)及びリミ
ッタ(23)を通じてFM復調回路(24)に供給されてカラ
ーコンポジットビデオ信号Scが復調され、このビデオ信
号Scが時間軸補正用のTBC(25)に供給されてジッタが
除去される。
すなわち、復調回路(24)からの信号Scが、CCD(25
1)に供給され、このCCD(251)からの信号Scが同期分
離回路(252)に供給されて水平同期パルスPBH2が取り
出され、このパルスPBH2が位相比較回路(253)に供給
されるとともに、マスタ形成回路(61)から基準となる
水平周波数の同期パルスREFHが取り出され、このパルス
REFHが比較回路(253)に供給される。
そして、比較回路(253)からパルスPBH2とREFHとの
位相比較出力が取り出され、この比較出力がローパスフ
ィルタ(254)に供給されてパルスPBH2とREFHとの位相
差にしたがってレベルの変化するタイムベースエラー電
圧TBCEが取り出され、このエラー電圧TBCEがVCO(255)
にその制御信号として供給されるとともに、このVCO(2
55)の発振信号がCCD(251)にそのクロック信号として
供給される。
したがって、パルスPBH2は、基準パルスREHFに同期し
た一定位相の信号となるので、このとき、CCD(251)か
らのビデオ信号Scはジッタの除去された信号となってい
る。
そして、この信号Scが、スイッチ回路(28)を通じて
出力端子(29)に取り出される。
また、このとき、同期分離回路(252)において、ビ
デオ信号Scから垂直同期パルスPBVも取り出され、この
パルスPBVがサーボ回路(50)に供給されるとともに、
形成回路(61)から基準となる垂直周波数の同期パルス
REFVが取り出されてサーボ回路(50)に供給され、パル
スPBVがパルスREFVに同期するようにモータ(51)の回
転が制御されて第1のスピンドルサーボが行われる。
さらに、復調回路(24)からのビデオ信号Scが同期分
離回路(52)に供給されて水平同期パルスPBH1が取り出
され、このパルスPBH1がサーボ回路(50)に供給される
とともに、形成回路(61)からのパルスREFHがサーボ回
路(50)に供給され、パルスPBH1がパルスREFHに同期す
るようにモータ(51)の回転が制御されて第2のスピン
ドルサーボが行われる。
こうして、通常の再生時には、再生同期パルスPBV,PB
H1が、基準同期パルスREFV,REFHを基準としてこれらに
同期するように、スピンドルサーボが行われる。
以上が、ビデオディスクプレーヤの通常の再生時にお
ける動作である。
ところで、上述のようなビデオディスクプレーヤにお
いて、ピックアップ(21)内の対物レンズにトラッキン
グサーボをかけたままピックアップ(21)を、通常の再
生時よりも高速でディスク(10)の半径方向に移動させ
ると、対物レンズは、ピックアップ(21)の移動に逆ら
いながら、もとのトラックにとどまろうとする。
そして、ピックアップ(21)がトラッキングサーボの
限界まで移動すると、対物レンズはトラックジャンプを
し(実際には、トラッキングサーボをオフにしてトラッ
クジャンプを強制的に実行する)、そのジャンプ先のト
ラックを再びトラッキングするようになる。
したがって、ピックアップ(21)を通常の再生時より
も高速に移動させても正常なビデオ信号Scを間欠的に得
ることができるので、この正常に再生されたビデオ信号
Scを使用して早送りあるいは早戻しの再生画面を得るこ
とができる(以下、このような動作モードを、「スキャ
ンモード」、「スキャン再生」などと呼ぶ)。
すなわち、スキャン再生時には、マイコン(70)によ
りスイッチ回路(42)が図とは逆の状態に切り換えられ
るとともに、形成回路(61)において、例えば4フィー
ルド期間ごとのスレッドパルスSLDPが形成され、このパ
ルスSLDPがスイッチ回路(42)を通じ、さらにアンプ
(43)を通じてモータ(44)に供給されてピックアップ
(21)はディスク(10)の内周方向あるいは外周方向に
通常の再生時よりも高速で移動させられる。また、マイ
コン(70)から検出回路(31)にトラックジャンプパル
スTJMPが供給されてピックアップ(21)の対物レンズの
トラックジャンプが行われる。
したがって、あるトラックジャンプから次のトラック
ジャンプまでの間、正常なビデオ信号Scが得られるの
で、この正常なビデオ信号Scが、通常の再生時と同様、
端子(29)に取り出される。
また、トラックジャンプ中には、正常なビデオ信号Sc
は得られないので、このトラックジャンプ中には、マイ
コン(70)によりスイッチ回路(28)が図とは逆の状態
に切り換えられるとともに、形成回路(61)から基準同
期パルスREFH,REFVが形成回路(62)に供給されて例え
ば灰色の画面として再生される擬似ビデオ信号Sqが形成
され、この信号Sqがスイッチ回路(28)を通じて端子
(29)に取り出される。
したがって、スキャン再生時には、正常なビデオ信号
Scによる再生画面と、擬似ビデオ信号Sqによる灰色画面
とが交互に表示されることになり、すなわち、早送りあ
るいは早戻しをしながらその途中の画面を見ることがで
きる。
文献:特願平1−25556号の明細書及びその図面 D発明が解決しようとする課題 ところが、上述のようにスキャン再生を行うと、TBC
(25)が誤動作をしてしまう。
すなわち、第8図A〜Cの時点t1以前に示すように、
通常の再生時には、基準の同期パルスREFHと、再生同期
パルスPBH1,PBH2とはほぼ同相であり、したがって、同
図Eの時点t1以前に示すように、タイムベースエラー電
圧TBCEは、その中央値Ecを中心としジッタに対応して多
少上下している状態にある。
そして、スキャン再生のため、時点t1から時点t2にか
けてトラックジャンプを行うと、この期間t1〜t2には、
パルスPBH1,PBH2はノイズとなる(実際には、CCD(25
1)においてジッタ補償が行われるので、パルスPBH2は
パルスPBH1に対してほぼ1水平期間遅れるが、この点に
ついては無視する)。また、同図Fに示すように、マイ
コン(70)からの制御信号HOLDにより例えばフィルタ
(254)が制御されてエラー電圧TBCEは時点t1から中央
値Ecにホールドされる。
そして、時点t2にトラックジャンプが終了し、トラッ
キングが安定すると、続く時点t3からパルスPBH1,PHB2
が得られるようになる。
しかし、パルスPBH1の得られる時点t3は、パルスREFH
の得られる時点に対してランダムであり、同図A,Bに示
すように一般には、一致しない。そして、両パルスPBH
1,PBFHの時点が一致しないと、以後、TBC(25)は、こ
のパルスPBH1とREFHとの位相差を常に吸収しながらジッ
タ補償を行わなければならず、TBC(25)に広い補償範
囲が必要とされてしまう。
このため、この例においては、時点t3にパルスPBH1が
得られると、マイコン(70)により形成回路(61)に制
御信号HRESが供給されて同図Dに示すように、パルスRE
FHは時点t3にリセットされてパルスPBH1と同相とされ、
以後、それまでどおり1水平期間ごとに出力される。ま
た、信号HOLDにより時点t3からTBC(25)のホールドも
解除される。
したがって、時点t3から次のトラックジャンプまでの
間、上述のように正常なビデオ信号Scが得られるはずで
ある。
ところが、実際には、時点t3はトラックジャンプの直
後なので、スピンドルサーボ回路(50)の応答が間に合
わず、例えば早戻し方向のトラックジャンプの直後であ
れば、ディスク(10)の回転速度は、そのトラックジャ
ンプ先で必要とされる回転速度よりも遅く、時間が経過
するにつれて必要とする回転速度に達する。
したがって、例えば早戻し方向のトラックジャンプを
行った場合、同図Bに示すように、同期パルスPBH1の周
期は、時点t3の直後では基準値よりも長く、時間が経過
するにつれて基準値に達していくことになる。
そして、このようなパルスPBH1を有するビデオ信号Sc
に対してTBC(25)は、時点t3からパルスPBH2の周期が
基準値となるように補償動作を行うので、パルスPBH1,P
BH2,REFHの位相関係がTBC(25)の補償範囲を超えてし
まい、このとき、エラー電圧TBCEが同図Eの時点t4以後
に示すように、最大値Euや最小値Edにはりついてしま
い、TBC(25)は正常な動作ができなくなってしまう。
そして、このようにTBC(25)が誤動作していると、
当然のことながら正常な再生画面を得ることができな
い。
また、上述のようにスキャン再生を行うと、ビデオデ
ィスク(10)がCLVフォーマットの場合、ディスク(1
0)が1回転するごとに、垂直同期パルスPBVの記録され
ている角位置が少しずつずれていくので、垂直同期の乱
れたスキャン再生画面となってしまう。
すなわち、 P:トラックピッチ =1.67×10-6〔m〕 R:トラックの最内周の半径 =55×10-3〔m〕 N:トラック番号 =1〜54000 とすると、第N番目のトラックの長さLは、 L=2π(R+P(N−1))〔m〕…… (i) となる。そして、CLVフォーマットのビデオディスク(1
0)の最内周のトラックには、2フィールドのビデオ信
号Scが記録されているので、第N番目のトラックに含ま
れるフィールドの数Fは、 F=L/(πR) =2+(2P/R)(N−1) =2+k(N−1)〔フィールド〕…… (ii) k≡2P/R ≒60.73〔ppm〕 となる。なお、 N=1のとき F=2フィールド N=54000のとき F≒5.28フィールド である。
そして、(ii)式の値kは、1トラックのジャンプを
したとき垂直同期パルスPBVの記録されている角位置の
変化率であり、すなわち、再生された垂直同期パルスPB
Vの位相の変化率である。
したがって、F=2,3,4,5となるトラックの近くでト
ラックジャンプを行っても、そのジャンプトラック数が
少なければ、トラックジャンプ後の垂直同期パルスPBV
の位相変化は小さい。
しかし、F=2,3,4,5となるトラックの近くであって
も、ジャンプトラック数が多ければ、トラックジャンプ
後の垂直同期パルスの位相変化は大きい。
また、F=2.5,3.5,4.5,……などとなるトラックの近
くでトラックジャンプを行うと、そのジャンプトラック
数が少なくても、トラックジャンプ後の垂直同期パルス
PBVの位相変化は大きい(以下、トラックジャンプ後の
垂直同期パルスPBVの位相変化の大きいトラック番号N
の領域を、「デッドゾーン」と呼ぶ)。
したがって、CLVフォーマットのビデオディスク(1
0)に対してスキャン再生を行うと、垂直同期の乱れた
再生画面となってしまう。
このため、スキャン再生時、再生されたビデオ信号Sc
の垂直同期パルスPBVの位相変化が大きいときには、そ
の垂直同期パルスPBVを削除するとともに、時系列の連
続する位置に新しい垂直同期パルスREFVを挿入するなど
の方法も考えられている。
しかし、この方法では、垂直同期は乱れないが、再生
画面の中に削除された垂直同期パルスPBVに対応する黒
い帯が現れたり、再生画面の上半分と下半分とが上下逆
の位置に表示されたりしてしまう。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとする
ものである。
E課題を解決するための手段 このため、この発明においては、スキャン再生時、3
種類のトラックジャンプを行うようにしたものである。
F作用 スキャン再生時、適切なビデオ信号Scが取り出され
る。
G実施例 第1図において、(26)はスライス回路で、これは、
マイコン(70)から指示されると、TBC(25)の同期分
離回路(252)から得られる再生垂直同期パルスPBVに基
づいてTBC(25)からのビデオ信号Scに含まれる垂直同
期パルスPBVを除去して例えば黒レベルとするものであ
る。また、(27)は付加回路で、これは、マイコン(7
0)から指示されると、スライス回路(26)からのビデ
オ信号Scに基準垂直同期パルスREFVを付加するものであ
る。
さらに、TBC(25)からの再生垂直同期パルスPBVがマ
イコン(70)に供給されるとともに、サーボ回路(50)
から、そのスピンドルサーボがロックしたとき、これを
示す信号SPLKが取り出されてマイコン(70)に供給され
る。また、ビデオ信号Scがデコーダ(53)に供給されて
タイムコードが取り出され、このタイムコードがマイコ
ン(70)に供給される。
そして、マイコン(70)には、例えば第2図に示すル
ーチン(100)が設けられるとともに、これがスキャン
再生時にマイコン(70)により実行されてそのスキャン
再生が行われるものであるが、このルーチン(100)の
理解のため、まず、第5図及び第6図として示す波形図
によりスキャン再生時の動作のアウトラインを説明しよ
う。
すなわち、第5図は再生開始から1分後付近で早戻し
方向のスキャン再生を行った場合を示し、同図Aに示す
ように、時点t11から擬似信号Sqが出力されて再生画面
が灰色にミューティングされるとともに、同図Bに示す
ように、時点t11にトラックジャンプパルスTJMPが出力
されて例えば200トラックのトラックジャンプが行われ
る。
さらに、同図Cに示すように、期間t11〜t12にはホー
ルド信号HOLDが“H"となり、同図Dに示すように、期間
t11〜t12にはエラー電圧TBCEは中央値Ecにホールドされ
る。なお、時点t12に信号HRESにより、基準パルスREFH
はリセットされて再生パルスPBH2と同相とされる。
続いて、スピンドルサーボ回路(50)が安定するのを
待つため、時点t12から時点t13まで30m秒にわたって時
間待ちが行われ、時点t13になると、パルスTJMPにより
1トラックのトラックジャンプが行われる。なお、この
トラックジャンプ時も、エラー電圧TBCEのホールド及び
基準パルスREFHのリセットが行われる。また、このホー
ルド及びリセットにより、TBC(25)は安定する。
続いて、時点t14からパルスTJMPにより追い込み用の
トラックジャンプが行われる。このトラックジャンプの
ジャンプトラック数は0〜20トラックのいずれかであ
り、このトラックジャンプにより、再生同期パルスPBV
が、基準同期パルスREFVに同期させられる。
そして、時点t15から擬似ビデオ信号Sqによるミュー
ティングが解除され、再生ビデオ信号Scが出力される。
そして、時点t16になると、時点t11以後の動作が繰り
返される。ただし、図の場合には、時点t16,t17に200
トラック及び1トラックのトラックジャンプは行われて
いるが、追い込み用のトラックジャンプは行われていな
い。
また、第6図は、再生開始から3分後付近で早戻し方
向のスキャン再生を行った場合を示し、前半(図の左
側)では、第5図の場合と同様にトラックジャンプが行
われているが、後半では、時点t21に200トラックのトラ
ックジャンプが行われたとき、デッドゾーンに入ったた
め、時点t22,t24,t26の1トラックのトラックジャン
プと、時点t23,t25,t27の追い込み用のトラックジャ
ンプとが交互に繰り返され、時点t28にビデオ信号Scが
出力されている。
次に、第2図により全体の動作について説明しよう。
スキャン再生用の早送りキーあるいは早戻しキー(い
ずれも図示せず)が押されると、マイコン(70)の処理
がルーチン(100)のステップ(101)からスタートし、
次にステップ(102)において、ソフトウエアによるカ
ウンタTFWC,SFWCが例えば、 TFWC=12,SFWC=5 にセットされる。この場合、カウンタTFWCは、あるトラ
ックジャンプから次のトラックジャンプまでのフィール
ド期間数に対応し、カウンタSWFCは、1回のトラックジ
ャンプにおいて、擬似ビデオ信号Sqが端子(29)に出力
されるフィールド期間数に対応するものである。ただ
し、これらの値は標準値であり、画面上において、これ
らの値が満足されるとは限らない。
次に、マイコン(70)の処理はステップ(103)に進
み、このステップ(103)において、ソフトウエアによ
るデッドゾーン判定用カウンタNGCTが「0」にリセット
され、続いてステップ(111)において、ステップ回路
(42)が図とは逆の状態に切り換えられてパルスSLDPが
モータ(44)に供給され、したがって、スキャンが開始
される。
続いて、処理はステップ(112)に進み、このステッ
プ(112)において、スライス回路(26)における垂直
同期パルスPBVの除去及び付加回路(27)における垂直
同期パルスREFVの付加が許可され、以後、ビデオ信号Sc
の垂直同期パルスは、パルスREFVとされる。なお、この
時点では、それまでの通常の再生時に、パルスPBVがパ
ルスREFVに同期するようにスピンドルサーボが行われて
いたので、信号Scに付加されたパルスREFVは、もとのパ
ルスPBVの時間位置に位置することになる。
そして、次に処理はステップ(113)に進み、このス
テップ(113)において、 RVWT=TFWC−SFWC で示される値RVWTが求められる。この場合、カウンタTF
WCは、あるトラックジャンプから次のトラックジャンプ
までのフィールド期間数であり、カウンタSFWCは、1回
のトラックジャンプにおいて擬似ビデオ信号Sqが出力さ
れるフィールド期間数であるから、値RVWTは、トラック
ジャンプごとに正常に再生されるビデオ信号Scのフィー
ルド期間数である。
続いて、ステップ(114)において、ステップ(113)
で求めた値RVWTの数だけ基準垂直同期パルスREFVが待た
れ、すなわち、RVWTフィールド期間の時間待ちが行われ
る。したがって、このステップ(114)により、RVWTフ
ィールド期間にわたって正常なビデオ信号Scが端子(2
9)に取り出される。
次に、処理はステップ(115)に進み、このステップ
(115)において、スイッチ回路(28)が図とは逆の状
態に切り換えられ、したがって、ステップ(115)の時
点から擬似ビデオ信号Sqが端子(29)に取り出される。
なお、通常の再生時、及びステップ(114),(115)
は、いずれも基準同期パルスREFVが垂直同期の基準とな
っているので、これまで処理において画面の垂直同期が
乱れることはない。
そして、次に、ステップ(116)において、パルスTJM
Pにより例えば200トラックのトラックジャンプが行われ
る。なお、このトラックジャンプ中、TBC(25)のエラ
ー電圧TBCEは、その中央値Ecにホールドされるととも
に、トラックジャンプ後、信号HRESにより基準パルスHR
EFが、再生パルスPBH2と同相となるようにパルスHREFは
リセットされる。
続いて、ステップ(117)において、ステップ(116)
のトラックジャンプにより生じたスピンドルサーボ回路
(50)の乱れが安定するまでの期間、例えば30m秒の時
間待ちが行われ、続いて、処理は追い込みルーチン(20
0)に進む。
このルーチン(200)の詳細については後述するが、
基準同期パルスREFVに同期したビデオ信号Scが得られ、
かつ、スキャン再生用のキーが押されている場合には、
スイッチ回路(28)が図の状態に切り換えられ、そのビ
デオ信号Scが端子(29)に出力される状態とされてから
処理はラインOK1を通じてステップ(111)に戻る。
したがって、この場合には、スキャン再生が続行され
る。
また、ルーチン(200)において、基準同期パルスREF
Vに同期したビデオ信号Scが得られるが、スキャン再生
用のキーが押されていない場合には、スイッチ回路(2
8)が図の状態に切り換えられ、そのビデオ信号Scが端
子(29)に出力される状態とされるとともに、回路(2
6),(27)におけるパルスPVBの除去及びパルスREFVの
付加を禁止する状態とされてから処理はラインOK2を通
じてステップ(121)に進み、このルーチン(100)を終
了する。
したがって、この場合には、スキャン再生を終了して
例えば通常の再生モードとなる。
さらに、ステップ(200)において、スキャン再生が
デッドゾーンに入った場合には、処理はラインNG1を通
じてルーチン(200)にとどまる。
また、ルーチン(200)において、スピンドルサーボ
回路(50)のロックが異常に遅い場合には、処理はライ
ンNG2を通じてステップ(116)に戻る。
そして、ルーチン(200)は、具体的には例えば第3
図に示すように構成されて実行される。
すなわち、ルーチン(200)はステップ(201)からス
タートし、ステップ(202)において、再生同期パルスP
BVの有無がチェックされ、パルスPBVが得られるまでス
テップ(202)が繰り返され、パルスPBVが得られると、
処理はステップ(203)に進み、このステップ(203)に
おいて、パルスREFVに対するパルスPBVの位相差TH2が求
められる。この場合、第4図A,Bに示すように、パルスR
EFVに対して対象とするパルスPBVが同相のときにはTH2
=0%、同図A,Cに示すように対象とするパルスPBVが0.
5フィールド期間進んでいるときにはTH2=50%、同図A,
Dに示すように、対象とするパルスPBVが1フィールド期
間進んでいるときにはTH2=100%のように示すものとす
る(他の位相差についても同様)。
続いて、処理はステップ(204)に進み、このステッ
プ(204)において、パルスTJMPにより1トラックのト
ラックジャンプが行われる。なお、このトラックジャン
プ中、信号HOLDによりエラー電圧TBCEはホールドされる
とともに、トラックジャンプの終了時、信号HRESにより
パルスREFHはパルスPBH2の位相にリセットされる。
次に、処理はステップ(205)に進み、このステップ
(205)において、再びパルスPBVの有無がチェックさ
れ、次のパルスPBVの得られるまでステップ(205)が繰
り返され、パルスPBVが得られると、処理はステップ(2
06)に進み、このステップ(206)において、パルスREF
Vに対するパルスPBVの位相差TH3が求められ、次にステ
ップ(211)において、位相差TH3が例えば 3%<TH3<97%…… (i) であるかどうかがチェックされ、(i)式が成立しない
とき、すなわち、位相差TH3が±3%以内のときには、
処理はステップ(211)からステップ(212)に進み、こ
のステップ(212)において、ソフトウエアによるトラ
ックジャンプカウンタTJCTが「0」にリセットされる。
そして、処理はステップ(212)からステップ(213)
に進み、このステップ(213)において、ソフトウエア
による基準垂直同期カウンタRVCTが「0」にリセットさ
れ、次にステップ(214)において、パルスREFVの有無
がチェックされ、パルスREFVが得られるまでステップ
(214)が繰り返され、パルスREFVが得られると、処理
はステップ(214)からステップ(221)に進み、このス
テップ(221)において、信号SPLKによりスピンドルサ
ーボがロックしているかどうかがチェックされる。
そして、スピンドルサーボがロックしているときに
は、処理はステップ(221)からステップ(222)に進
み、このステップ(222)において、再びパルスREFVの
有無がチェックされ、次のパルスREFVが得られるまでス
テップ(222)が繰り返され、パルスREFVが得られる
と、処理はステップ(222)からステップ(223)に進
み、このステップ(223)において、スイッチ回路(2
8)が図の状態に切り換えられる。したがって、このス
テップ(223)の時点からスキャン再生されている信号S
cが端子(29)に取り出される。
続いて、処理はステップ(224)に進み、カウンタNGC
Tが「0」にリセットされ、さらに処理はステップ(23
1)に進み、このステップ(231)において、スキャン再
生用のキーが押されているかどうかがチェックされ、押
されているときには、処理はステップ(231)からステ
ップ(232)に進み、このステップ(232)において、 SWFC=RVCT+1 の演算が行われ、次のステップ(233)によりこのルー
チン(200)を終了してラインOK1に戻る。
したがって、スキャン再生用のキーが押されている場
合、再生垂直同期パルスPBVの位相差TH3が±3%以内で
あるかぎり上述の処理が繰り返される。すなわち、ステ
ップ(117)により200トラックのトラックジャンプが行
われてからステップ(204)により1トラックのトラッ
クジャンプが行われるとともに、そのトラックジャンプ
中は、擬似ビデオ信号Sqが出力されて画面のミューティ
ングが行われ、あるトラックジャンプと次のトラックジ
ャンプとの間の期間には、ステップ(114)によりRVWT
フィールド期間にわたって再生ビデオ信号Scが出力され
てスキャン再生が行われる。
また、信号Scが出力されているとき、基準垂直同期パ
ルスREFVに対して、信号Scの垂直同期パルスPBVの位相
差TH3は、±3%以内であり(ただし、信号ScのパルスP
BVは、ステップ(112)により除去されているととも
に、パルスREFVが付加されている)、垂直同期が乱れる
ことはない。
さらに、トラックジャンプごとに、エラー電圧TBCEの
ホールドに及びパルスREFHのリセットが行われるので、
TBC(25)は、信号Scが再生されている期間、正常に動
作する。
また、ステップ(231)において、スキャン再生用の
キーが押されていないときには、処理はステップ(23
1)からステップ(241)に進み、スライス回路(26)及
び付加回路(27)によるビデオ信号Scの垂直同期パルス
PBVの除去及び同期パルスREFVの付加が禁止され、次に
ステップ(242)において、スイッチ回路(42)が図の
状態に切り換えられてピックアップ(21)の高速送りが
中止されるとともに、通常のスレッドサーボの状態とさ
れ、その後、ステップ(243)によりこのルーチン(20
0)を終了してラインOK2に戻る。
したがって、スキャン再生中に、スキャン再生用のキ
ーを押すことをやめれば、スキャン再生が終了される。
さらに、ステップ(221)において、サーボ回路(5
0)のスピンドルがロックしていないときには、処理は
ステップ(221)からステップ(251)に進み、このステ
ップ(251)において、カウンタRVCTが「1」だけイン
クリメントされ、次にステップ(252)において、RVCT
<TVWCであるかどうかがチェックされ、RVCT<TVWCのと
きには処理はステップ(252)からステップ(214)に戻
る。したがって、ステップ(241),(251)により基準
パルスREFVごとにカウンタRVCTはインクリメントされる
が、RVCT<TVWCであるかぎり、ステップ(214),(22
1),(251),(252)が繰り返されてサーボ回路(5
0)のスピンドルサーボのロックを待つことになり、ロ
ックすれば、上述のように処理はステップ(221)から
ステップ(222)に進み、以後、ステップ(233)または
(243)に至ることになる。
しかし、RVCT<TVWCが成立しなくなると、すなわち、
スピンドルサーボのロックが異常に遅いときには、処理
はステップ(252)からステップ(253)に進んでこのル
ーチン(200)を終了し、ラインNG2を通じてステップ
(116)に戻る。
したがって、トラックジャンプ後のスピンドルサーボ
のロックが異常に遅いときには、ステップ(117)によ
る200トラックジャンプなどが再び行われてルーチン(2
00)が再び実行される。
一方、ステップ(211)において、(i)式が成立す
るとき、すなわち、再生同期パルスPBVの位相差TH3が±
3%の範囲からはずれているときには、処理はステップ
(211)からステップ(261)に進み、このステップ(26
1)において、値TH2,TH3の大小比較が行われ、TH3≧TH
2のときには処理はステップ(262)に進んで TH1=TH3−TH2 が求められ、TH3<TH2のときには処理はステップ(26
3)に進んで TH1=100%−TH2+TH3 が求められる。この場合、値TH2は、ステップ(203)で
求めた1トラックジャンプ前の、基準パルスREFVに対す
る再生パルスPBVの位相差であり、値TH3は、ステップ
(206)で求めた1トラックジャンプ後の同様の位相差
であるから、値TH1は、1トラックジャンプによって生
じる再生パルスPBVの位相の変化量を示していることに
なる。
そして、処理は、ステップ(262)または(263)に続
いてステップ(264)に進んで値THminが50%にセットさ
れ、次にステップ(265)において、ソフトウエアによ
る追い込みトラックジャンプカウンタn、すなわち、追
い込み用のトラックジャンプを行うときの、そのジャン
プトラック数を示すカウンタが「4」にセットされてか
らステップ(271)に進み、このステップ(271)におい
て、カウンタnが所定値以下、例えばn≦22であるかど
うかがチェックされる。
そして、今の場合、n≦22なので、処理はステップ
(271)からステップ(272)に進み、このステップ(27
2)において、 THn=THn-1+TH1 が求められる。この場合、値THnは、(n−3)トラッ
クのトラックジャンプを行ったときの、基準パルスREFV
に対する再生パルスRBVの位相差を示す。また、上式に
おいて、値THnが100%を越えるときには、その値THn
ら100%を減じた値が値THnとされる。
そして、次にステップ(273)において、値THnの絶対
値が値TXにセットされ、さらに、ステップ(274)にお
いて、値TX,THminの大小比較が行われ、TX<THmilのと
きには処理はステップ(275)に進んで値THminが値TXに
セットされてからステップ(281)に進み、TX≧THmin
ときには処理は直接ステップ(281)に進む。そして、
ステップ(281)においては、 3%<THn<97%…… (ii) であるかどうかがチェックされ、(ii)式が成立すると
きには、処理はステップ(281)からステップ(282)に
進んでカウンタnが「1」だけインクリメントされ、次
にステップ(261)に戻る。
したがって、n≦22で、かつ(ii)式が成立している
ときには、ステップ(271)〜(282)が繰り返されるこ
とになる。
そして、この繰り返しにより、(ii)式が成立しなく
なったときには、値THnは±3%以内であり、すなわ
ち、(n−3)トラックのトラックジャンプを行ったと
き、再生パルスPBVの位相差が±3%以内であることを
示している。
そこで、(ii)式が成立しなくなると、処理はステッ
プ(281)からステップ(283)に進んで、値(n−3)
がカウンタTJCTにセットされ、次にステップ(284)に
おいて、信号TJMPにより1トラックジャンプがTJCT(=
n−3)回だけ行われる。なお、このトラックジャンプ
中、信号HOLDによりエラー電圧TBCEはホールドされると
ともに、トラックジャンプの終了時、信号HRESによりパ
ルスREFHはパルスPRB2の位相にセットされる。
そして、次に処理はステップ(213)に進み、したが
って、ステップ(233),(243),(253)のいずれか
を通じてルーチン(200)を終了する。
また、ステップ(271)〜(282)が繰り返されている
とき、n≦22が成立しなくなると、処理はステップ(27
1)からステップ(291)に進み、このステップ(291)
において、THmin≦6%であるかどうかがチェックさ
れ、THmin≦6%のときには、処理はステップ(291)か
らステップ(283)に進む。
したがって、20トラック(=n−3)のトラックジャ
ンプを行ったとき、再生パルスPBVの位相差が±6%以
内であれば、ステップ(284)によりその20トラックの
トラックジャンプが行われ、ステップ(233),(24
3),(253)のいずれかによりこのルーチン(200)を
終了する。
さらに、ステップ(291)において、THmin<6%が成
立しないときには、処理はステップ(291)からステッ
プ(292)に進み、このステップ(292)においてカウン
タNGCTが「1」だけインクリメントされてからステップ
(293)に進み、このステップ(293)において、現在の
トラック位置がディスク(10)のタイムコードの3分以
内の位置であり、かつ、NGCT>4であるかどうかがチェ
ックされる。
すなわち、ディスク(10)がCLVフォーマットであっ
ても、トラック開始点から3分位までのトラック範囲で
は、CAVフォーマットのように、ディスク(10)上にお
ける垂直同期パルスPBVの位置が、ディスク(10)の半
径上にほぼ並び、したがって、トラックジャンプを行っ
ても、垂直同期パルスPBVの位相はほとんど変化しな
い。また、ルーチン(200)がラインNG1,NG2を通じて繰
り返されたときには、その繰り返し回数がステップ(29
2)のカウンタNGCTによりカウントされる。
そこで、タイムコード及びカウンタNGCTがステップ
(293)においてチェックされ、不成立のときにはトラ
ック位置がデッドゾーンとみなされ、処理はステップ
(293)からステップ(294)に進み、マイコン(43)か
らアンプ(43)に強制スレット送りパルスが供給されて
パルスSLDPによるスレッド送り(ピックアップ(21)の
送り)に加えて追加のスレッド送りが行われるととも
に、パルスTJMPにより例えば200トラックのトラックジ
ャンプが行われ、次にステップ(295)において、トラ
ッキングの安定を考慮して例えば12m秒の時間待ち行わ
れる。なお、このステップ(294),(295)の期間中、
信号HOLDによりエラー電圧TBCEはホールドされるととも
に、ステップ(295)の終了時、信号HRESによりパルスR
EFHはパルスPBH2の位相にリセットされる。
そして、ステップ(295)が終了すると、処理はステ
ップ(296)に進んでこのルーチン(200)を終了し、ラ
インNG1を通じて再びルーチン(200)が実行される。
したがって、デッドゾーンのときには、ルーチン(20
0)が繰り返される。
また、ステップ(293)において、タイムコードない
しカウンタNGCTについて条件が成立したときには、処理
はステップ(293)からステップ(301)に進み、このス
テップ(301)において、マイコン(70)により形成回
路(61)が制御されて基準パルスREFVの周波数が、例え
ば2.5%だけ高くされ、次にステップ(302)において、
再生パルスPBVと基準パルスREFVとの位相差がチェック
され、その位相差が例えば±3%を越えているときに
は、ステップ(302)が繰り返される。
そして、パルスPBVとREFVとの位相差が±3%以内に
なると、これがステップ(302)において判別されて処
理はステップ(302)からステップ(303)に進み、この
ステップ(303)において基準パルスREFVは正規の垂直
周波数に戻され、続いて処理はステップ(223)に進
み、以後、ステップ(233),(243)のいずれかにより
このルーチン(200)を終了する。
H発明の効果 こうして、この発明によれば、スキャン再生時、 I.スキャン再生用に200トラックのトラックジャンプを
行う(ステップ(116))。
II.スピンドルサーボの安定を待つ(ステップ(11
7))。
III.1トラックのトラックジャンプを行う(ステップ(2
04))。
IV.このとき、TBC(25)のエラー電圧TBCEのホールド及
び基準水平同期パルスREFHの位相制御を行う(ステップ
(204))。
V.再生垂直同期パルスPBVの位相が、基準垂直同期パル
スREFVに対して、所定の許容誤差内となるように、追い
込み用のトラックジャンプを行う(ステップ(28
4))。
VI.V項の許容値は、2段階に切り換ええる(ステップ
(291))。
ようにしている。
したがって、スキャン再生時、スピンドルサーボの追
従が遅れても、II〜IV項により、TBC(25)のエラー電
圧TBCEが最大値Euあるいは最少値Edにはりつくことがな
く、TBC(25)は正常に動作する。
また、I〜IV項に続いてV項を実行しているので、ス
キャン再生時、本来のビデオ信号Scによる再生画面の垂
直同期が乱れたり、画面の上半分と下半分とが上下逆の
位置に表示されることもない。
さらに、VI項により、追い込み用のトラックジャンプ
後の再生同期パルスPBVの位相誤差の許容値を切り換え
るようにしているので、擬似ビデオ信号Sqによる灰色画
面の割り合いを少なくしてビデオ信号Scによる再生画面
を多くでき、スキャン再生している内容や位置などをよ
り確実に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの発明の一例の系統図及び流れ図、
第4〜第8図はその説明のための図である。 (10)はCLVフォーマットのディスク、(20)は再生回
路、(30)はトラッキングサーボ回路、(40)はスレッ
ドサーボ回路、(50)はスピンドルサーボ回路、(70)
はマイコンである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CLVフォーマットのビデオディスクを再生
    するプレーヤにおいて、 上記ビデオディスクからビデオ信号を再生する光学ヘッ
    ドと、 この光学ヘッドのトラッキングサーボを行うトラッキン
    グサーボ回路と、 上記ビデオディスクの線速度を一定に制御するスピンド
    ルサーボ回路と、 上記再生されたビデオ信号の時間軸補正を行うTBCとを
    有し、 スキャン再生時、上記ビデオディスクに対して上記光学
    ヘッドの比較的大きなトラックジャンプを行い、 このトラックジャンプののち、所定の期間の時間待ちを
    行い、 この時間待ちに続いて1トラックのトラックジャンプを
    行うとともに、 この1トラックのトラックジャンプ中は上記TBCのエラ
    ー電圧をホールドし、かつ、 この1トラックのトラックジャンプ後に、上記TBCの時
    間軸の基準となる水平周期のパルスを、上記TBCから得
    られるビデオ信号の水平同期パルスの位相に同期させ、 この同期後、上記TBCから得られビデオ信号の垂直同期
    パルスが、基準となる垂直周期のパルスの位相に同期す
    るように、トラックジャンプを行う ようにしたビデオディスクプレーヤ。
  2. 【請求項2】CLVフォーマットのビデオディスクを再生
    するプレーヤにおいて、 上記ビデオディスクからビデオ信号を再生する光学ヘッ
    ドと、 この光学ヘッドのトラッキングサーボを行うトラッキン
    グサーボ回路と、 上記ビデオディスクの線速度を一定に制御するスピンド
    ルサーボ回路と、 上記再生されたビデオ信号の時間軸補正を行うTBCとを
    有し、 スキャン再生時、上記ビデオディスクに対して上記光学
    ヘッドの比較的大きなトラックジャンプを行い、 このトラックジャンプののち、所定の期間の時間待ちを
    行い、 この時間待ちに続いて1トラックのトラックジャンプを
    行うとともに、 この1トラックのトラックジャンプ中は上記TBCのエラ
    ー電圧をホールドし、かつ、 この1トラックのトラックジャンプ後に、上記TBCの時
    間軸の基準となる水平周期のパルスを、上記TBCから得
    られるビデオ信号の水平同期パルスの位相に同期させ、 この同期後、上記TBCから得られビデオ信号の垂直同期
    パルスが、トラックジャンプにより基準となる垂直周期
    のパルスに対して第1の許容位相差内となるときには、
    そのためのトラックジャンプを行い、 上記第1の許容位相差内とならないときには、上記第1
    の許容位相差よりも大きな第2の許容位相差内であるか
    どうかをチェックし、 この第2の許容位相差内のときには、そのためのトラッ
    クジャンプを行う ようにしたビデオディスクプレーヤ。
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