JP2750095B2 - 遮音床構造 - Google Patents

遮音床構造

Info

Publication number
JP2750095B2
JP2750095B2 JP7105794A JP10579495A JP2750095B2 JP 2750095 B2 JP2750095 B2 JP 2750095B2 JP 7105794 A JP7105794 A JP 7105794A JP 10579495 A JP10579495 A JP 10579495A JP 2750095 B2 JP2750095 B2 JP 2750095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound insulation
floor
sound insulating
plate
insulating plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7105794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08302880A (ja
Inventor
昇平 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP7105794A priority Critical patent/JP2750095B2/ja
Publication of JPH08302880A publication Critical patent/JPH08302880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2750095B2 publication Critical patent/JP2750095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮音性能を有する遮音
床構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2階のような上階の床は高い遮音
性能を有するものが望まれている。特に子供が走った
り、飛び跳ねたりした場合に生じる重量衝撃音対策を施
したものとして、図7に示されるような構造のものが提
供されている。このものは、大引やラチス梁のような構
造用横架材3上に載設されるものであり、支持材2の上
面側にALCパネルや石膏ボード等のパネル20を積層
し、支持材2の下面側の全面にわたるように遮音板21
からなる遮音層を設けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある程
度の剛性を有すると共に遮音性能を有するALCパネル
や石膏ボード等のパネル20を支持材2の上面側に積層
し、支持材2の下面側の全面にわたるように遮音板21
を設ける上記した従来のような構造は各部材を上下に順
次積層配置するだけであるために高い遮音性能を確保す
るにあたって床部の高さ寸法が大きくなってしまうとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、床部の高さ寸法が大きくなるのを防止しなが
ら高い遮音性能を有する遮音床構造を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、所定間隔を隔てて隣合うように配置さ
れた複数の構造用横架材3上に構造用横架材3と直交す
るように支持材2を載置固定し、所定間隔を隔てて隣合
う複数の支持材2の上に床板1を載置固定し、支持材2
の下面に第1の遮音板4を固着して第1の遮音板4を隣
合う構造用横架材3の間に構造用横架材3を避けて配設
するとともに、上記第1の遮音板4の上面に第2の遮音
板5を固着して第2の遮音板5を隣合う支持材2の間に
支持材を避けて配設し、第2の遮音板5上面と床板1
下面との間には空間6を形成したことを特徴とするもの
である。
【0006】床板1は下地材7とこの下地材7上に積層
されたALCパネル8とを備えたものとすることも好ま
しい。また、床板1の下面と支持材2の上面との固着部
及び支持材2の下面と第1の遮音板4の上面との固着部
のうちの少なくとも一方防振接着剤9を介した接着固
定部となっていることも好ましい。
【0007】
【作用】しかして、床板1の下面全面に遮音材を設けた
場合に比べて遮音材を複層に配置しながら床の高さ寸法
が大きくなるようなことなく床板1下面側に空間6を形
成して遮音性能の向上を図ることができる。また、床板
1は下地材7とこの下地材7上に積層されたALCパネ
ル8とを備えたものとすると、床板1として厚み寸法の
大きいALCパネルのみを使用するものと比べて、厚み
寸法の小さいALCパネル8を用いながら同等の遮音性
能を確保することができる。
【0008】また、床板1の下面と支持材2の上面との
固着部及び支持材2の下面と第1の遮音板4の上面との
固着部のうちの少なくとも一方防振接着剤9を介した
接着固定部となっていると、各部材の持つ遮音性能に加
えて防振接着剤9による遮音性能の効果を得ることがで
き、各部材を相互に接着固定しながら遮音性能をさらに
向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。図1に示されるように所定間隔を隔てて隣合
うように配置された根太のような支持材2の上に床板1
を載設して床パネルが構成されている。ここで、上記の
ような床パネルの構成としては現場で作製してもよく、
また、工場で予め作製したものを現場で大引あるいはラ
チス梁のような構造用横架材3上に設置するようにして
もよい。
【0010】支持材2の下面側にはパーティクルボード
からなる第1の遮音板4が配置されており、この第1の
遮音板4は各支持材2の下面に固着するようにして隣合
う支持材2間にわたって連続して配置されている。各支
持材2は支持材2と直交するように配置された大引ある
いはラチス梁のような構造用横架材3の上に載置固定さ
れるものであり、上記第1の遮音板4は隣合う構造用横
架材3間にそれぞれ独立して設置されている。隣合う支
持材2の間には支持材2の長手方向に沿って連続するよ
うに石膏ボードからなる第2の遮音板5が配置されてお
り、この第2の遮音板5は上記第1の遮音板4の上面に
固着するようにして隣合う支持材2間に設置されてい
る。つまり、第1の遮音板4は隣合う構造用横架材3の
間に構造用横架材3を避けて配設され、第2の遮音板5
は隣合う支持材2の間に支持材2を避けて配設されてお
り、このために図6に示されるように第1の遮音板4と
第2の遮音板5とは直交するようにして上下で隣合うよ
うに配置されている。ここで、図示された実施例のもの
にあっては、第2の遮音板5は帯板状に形成されたもの
を上下に積み重ねて二重構造として配置してある。第2
の遮音板5の上面と床板1下面との間には空間6が形成
されている。
【0011】床板1はパーティクルボードからなる下地
材7の上にALCパネル8を積層して構成されており、
このように下地材7の上にALCパネル8を積層して床
板1を構成するようにしてあると、床板1として厚み寸
法の大きいALCパネルのみを使用するものと比べて、
厚み寸法の小さいALCパネル8を用いながら同等の遮
音性能を床板1に持たせることができるものである。
【0012】床板1を構成する下地材7とALCパネル
8とはALC用接着剤及びスクリューネイル等の固着具
10によって相互に接着一体化されている。床板1を構
成する下地材7と支持材2とはゴム系接着剤からなる防
振接着剤9及びスクリューネイル等の固着具10によっ
て相互に接着一体化されており、また、支持材2と第1
の遮音板4もゴム系接着剤からなる防振接着剤9及びス
クリューネイル等の固着具10によって相互に接着一体
化されている。
【0013】ここで、床板1と支持材2及び支持材2と
第1の遮音板4とを防振接着剤9を介して相互に接着固
定するようにしてあると、各部材の持つ遮音性能に加え
て防振接着剤9による遮音性能の効果を得ることがで
き、各部材を相互に接着固定しながら遮音性能をさらに
向上させることができるものである。しかして、第1の
遮音板4を構造用横架材3間に設けると共に第2の遮音
板5を支持材2間に設けるようにしてあることで床板1
の下面全面に遮音材を設けた場合に比べて床の高さ寸法
が大きくなるようなことなく遮音材を複層に配置しなが
ら床板1下面側に空間6を形成して遮音性能の向上を図
ることができるようになっている。つまり、第1の遮音
板4と第2の遮音板5とは床板1の下面側において直交
するように上下で隣合うように配置されるものである
が、第2の遮音板5は隣合う隣合う支持材2間に配置さ
れると共に第1の遮音板4は隣合う構造用横架材3間に
配置され、床板1の下面に固定された支持材2は構造用
横架材3の上面に直接載置して固定されるので、遮音板
を上下で隣合うように複層で設けるようにしたといえど
も、床の高さ寸法を抑えながら遮音板を複層に配置して
遮音性能を向上させることができるようになっている。
【0014】
【発明の効果】本発明は、第1の遮音板と第2の遮音
板、さらに第2の遮音板と床板との間に形成された空間
によって遮音性能の向上を図ることができるものであ
り、しかも第2の遮音板は支持板の間に支持板を避けて
配置し、第1の遮音板は構造用横架材の間に構造用横架
材を避けて配置していることから、構造用横架材と床板
との間には支持材が位置するだけで上記両遮音板が構造
用横架材と支持材との間や支持材と床板との間に位置し
ないために、床の高さ寸法が大きくなるようなことがな
ものである。
【0015】また、床板が下地材とこの下地材上に積層
されたALCパネルとを備えていると、床板として厚み
寸法の大きいALCパネルのみを使用するものと比べ
て、厚み寸法の小さいALCパネルを用いながら同等の
遮音性能を確保することができるものである。また、床
板の下面と支持材の上面との固着部及び支持材の下面と
第1の遮音板の上面との固着部のうちの少なくとも一方
防振接着剤を介した接着固定部となっていると、各部
材の持つ遮音性能に加えて防振接着剤による遮音性能の
効果を得ることができるものであり、各部材を相互に接
着固定しながら遮音性能をさらに向上させることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部省略した斜視図で
ある。
【図2】(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】図2(a)におけるA−A線断面図である。
【図4】図2(a)におけるB−B線断面図である。
【図5】ALCパネルの配置状態を示す平面図である。
【図6】各遮音板の配置状態を示す平面図である。
【図7】従来例を示す一部省略した斜視図である。
【符号の説明】
1 床板 2 支持材 3 構造用横架材 4 第1の遮音板 5 第2の遮音板 6 空間 7 下地材 8 ALCパネル 9 防振接着剤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 5/43 E04B 1/98 E04B 5/02 E04F 15/02 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を隔てて隣合うように配置され
    た複数の構造用横架材上に構造用横架材と直交するよう
    に支持材を載置固定し、所定間隔を隔てて隣合う複数の
    支持材の上に床板を載置固定し、支持材の下面に第1の
    遮音板を固着して第1の遮音板を隣合う構造用横架材の
    間に構造用横架材を避けて配設するとともに、上記第1
    の遮音板の上面に第2の遮音板を固着して第2の遮音板
    を隣合う支持材の間に支持材を避けて配設し、第2の遮
    音板上面と床板下面との間には空間を形成していること
    を特徴とする遮音床構造。
  2. 【請求項2】 床板は下地材とこの下地材上に積層され
    ALCパネルとを備えていることを特徴とする請求項
    1記載の遮音床構造。
  3. 【請求項3】 床板の下面と支持材の上面との固着部
    び支持材の下面と第1の遮音板の上面との固着部のうち
    少なくとも一方防振接着剤を介した接着固定部とな
    っていることを特徴とする請求項1記載の遮音床構造。
JP7105794A 1995-04-28 1995-04-28 遮音床構造 Expired - Fee Related JP2750095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7105794A JP2750095B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 遮音床構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7105794A JP2750095B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 遮音床構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08302880A JPH08302880A (ja) 1996-11-19
JP2750095B2 true JP2750095B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=14417042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7105794A Expired - Fee Related JP2750095B2 (ja) 1995-04-28 1995-04-28 遮音床構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2750095B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020050276A1 (ja) * 2018-09-03 2020-03-12 旭化成ホームズ株式会社 床構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078675Y2 (ja) * 1988-06-22 1995-03-06 コロナ技建株式会社 プレハブ建物における床部の防振兼遮音装置
JPH03189133A (ja) * 1989-12-19 1991-08-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 積層パネル
JPH0688416A (ja) * 1992-09-07 1994-03-29 Dantani Plywood Co Ltd 遮音用床下地材
JP2763994B2 (ja) * 1993-02-10 1998-06-11 クボタハウス株式会社 建物の床部遮音構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08302880A (ja) 1996-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2750095B2 (ja) 遮音床構造
JP3227330B2 (ja) 防音二重床の設置方法
JP2763994B2 (ja) 建物の床部遮音構造
JPH048166Y2 (ja)
JP3217643B2 (ja) 床施工法
JP3015115B2 (ja) 防音床材
JP3967824B2 (ja) 建物の床衝撃音遮断構造
JP2001159208A (ja) 集合住宅等における二重床構造
JP2003293571A (ja) 木造建物用遮音床構造
JPS59102036A (ja) 建築構造
JPH08254001A (ja) 床 材
JP2000054544A (ja) 建物の床構造
JP2840197B2 (ja) 床パネル
JPH0816368B2 (ja) 床構造体
JP4159416B2 (ja) 耐火面材の取付け構造
JPH11200544A (ja) 床パネル及び床構造
JP4457749B2 (ja) 防音二重床
JP2812976B2 (ja) 床 材
JPH051861B2 (ja)
JP2618163B2 (ja) 床・天井部の構造
JP2549331B2 (ja) 遮音性床下地積層物
JPS63272857A (ja) 床構造
JPH035622Y2 (ja)
JP2004132055A (ja) 防音床構造
JPH07150748A (ja) 床 材

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980210

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees