JP2749440B2 - 圧延機のロール駆動用スピンドル支持装置 - Google Patents

圧延機のロール駆動用スピンドル支持装置

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JP2749440B2
JP2749440B2 JP2270027A JP27002790A JP2749440B2 JP 2749440 B2 JP2749440 B2 JP 2749440B2 JP 2270027 A JP2270027 A JP 2270027A JP 27002790 A JP27002790 A JP 27002790A JP 2749440 B2 JP2749440 B2 JP 2749440B2
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    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B35/00Drives for metal-rolling mills, e.g. hydraulic drives
    • B21B35/14Couplings, driving spindles, or spindle carriers specially adapted for, or specially arranged in, metal-rolling mills
    • B21B35/148Spindle carriers or balancers

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧延機のロール駆動用スピンドルをロール組
替時に適切な位置で支持するロール駆動用スピンドル支
持装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のロール駆動用スピンドル支持装置は、特開昭54
−4854号公報に記載のように、圧延時にロール駆動用ス
ピンドルから離れた非作動位置にあり、ロール組替時に
ロール駆動用スピンドルに接触する作動位置に上昇して
該スピンドルを支持するスピンドル支持部材と、スピン
ドル支持部材を非作動位置と作動位置との間で昇降させ
るアクチュエータとを備えた構成となっている。この構
成によれば、圧延時にはスピンドル支持部材は非作動位
置に下降してるので、ロール駆動用スピンドルはスピン
ドル支持部材に接触しない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術は、アクチュエータの誤
動作について配慮がされておらず、圧延中、アクチュエ
ータの誤動作によりスピンドル支持部材が上昇した場合
には、高速回転中のスピンドルとスピンドル支持部材と
が接触し、スピンドル及びスピンドル支持部材が発熱し
て不具合が生じるという問題があった。
本発明の目的は、アクチュエータの誤動作によるスピ
ンドルとスピンドル支持部材との接触を防止し、信頼性
の優れた圧延機のロール駆動用スピンドル支持装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、圧延時にロール
駆動用スピンドルから離れた非作動位置にあり、ロール
組替時にロール駆動用スピンドルに接触する作動位置に
移動して該スピンドルを支持するスピンドル支持部材
と、前記スピンドル支持部材を前記非作動位置と作動位
置との間で駆動するアクチュエータとを備えた圧延機の
ロール駆動用スピンドル支持装置において、圧延時に前
記スピンドル支持部材と前記ロール駆動用スピンドルと
の接触を阻止するメカニカルストッパ手段を設けたもの
である。
好ましくは、前記メカニカルストッパ手段はロールを
回転可能に支持する駆動側メタルチョックに設けられ、
前記スピンドル支持部材と一体の部分が当接可能なスト
ッパを有し、前記ストッパの位置は、圧延中に誤動作に
より前記アクチュエータが駆動されたときには、前記一
体の部分が該ストッパに当接して該スピンドル支持部材
と前記ロール駆動用スピンドルとの接触を阻止し、ロー
ル組替時には前記一体の部分が前記ストッパに当接せ
ず、前記スピンドル支持部材が前記ロール駆動用スピン
ドルと接触することが可能なように設定されている。
代わりに、前記メカニカルストッパ手段はロールを回
転可能に支持する駆動側メタルチョックに設けられ、前
記スピンドル支持部材と一体の部分が当接可能な傾斜カ
ム面を有するストライカーを有していてもよく、この場
合、前記ストライカーの位置は、圧延時には前記一体の
部分が前記ストライカーの傾斜カム面に当接して前記ス
ピンドル支持部材と前記ロール駆動用スピンドルとの接
触を阻止し、ロール組替時には前記ストライカーの傾斜
カム面が前記一体の部分から離れ、前記スピンドル支持
部材が前記ロール駆動用スピンドルに接触することが可
能なように設定される。
〔作用〕
圧延時にスピンドル支持部材とロール駆動用スピンド
ルとの接触を阻止するメカニカルストッパ手段を設ける
ことにより、アクチュエータの誤動作によりスピンドル
支持部材が作動位置に向けて駆動されても、スピンドル
支持部材はメカニカルストッパ手段に接触し、ロール駆
動用スピンドルとの接触は阻止される。このため、スピ
ンドル支持部材が高速回転中のスピンドルに接触するこ
とによる発熱は防止される。また、スピンドル支持部材
及びメカニカルストッパ手段は共に非回転部材なので、
両者が接触しても発熱することはない。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第3図により説明
する。
まず、第1図において、符号1は圧延機の駆動側ハウ
ジングであり、ロール2が駆動側ハウジング1に保持さ
れた駆動側メタルチョック3及び図示しない操作側メタ
ルチョックにより回転可能に支持されている。ロール2
の駆動側には連結用の端部2Aが設けられ、端部2Aをロー
ル駆動用スピンドル4の端部4Aの対応する連結用の穴4B
に挿入することによりロール2とスピンドル4が連結さ
れ、スピンドル4を図示しないモータで駆動することに
よりロール2が駆動される。
駆動側ハウジング1には本実施例のロール駆動用スピ
ンドル支持装置5が設けられている。スピンドル支持装
置5はスピンドル4を挾んでその両側に位置する対称構
造の2つの組立体からなり、各組立体は、駆動側ハウジ
ング1に突設されたベース6と、ベース6に固定された
ブラケット7にピン8により旋回可能に支持されたアー
ム9と、アーム9の先端に取り付けられ、ロール組替時
にスピンドル4の端部4Aを支持する2つのローラ10Aを
有するスピンドル支持部材10と、ベース6に固定された
ブラケット11に取り付けられたアクチュエータ、例えば
油圧駆動のシリンダ12とを有し、アーム9の後端はシリ
ンダ12のロッド端部12Aに枢動可動に連結され、シリン
ダ11の伸縮によりアーム9がピン8のまわりを旋回し、
支持部材10を昇降する構造となっている。支持部材10の
上昇方向の限界位置はシリンダ12の収縮方向aのストロ
ークエンドで決まり、ロール2、駆動側メタルチョック
3及びスピンドル4が圧延時より高い位置にあるロール
組替時には、シリンダ11がこのストロークエンドにある
ことにより支持部材10は第2図右半分に示すようにスピ
ンドル4の端部4Aに接触してこれを支持する作動位置に
位置決めされる。圧延中にはシリンダ11は伸長方向bに
ストロークされ、支持部材10は第2図左半分に示すよう
にスピンドル4の端部4Aから離れた非作動位置に位置決
めされる。
また、アーム9の駆動ハウジング1側には突出部分9A
が設けられ、駆動側メタルチョック3にはこのアーム9
の突出部分9Aの上方に突出するストッパ13が設けられて
いる。ストッパ13の高さ位置は、第2図右半分に示すロ
ール組替時の状態ではアーム9の突出部分9Aとの間に僅
かな隙間G0が形成され、圧延中に誤操作でシリンダ11が
収縮方向aに駆動された場合には、第3図に示すように
突出部分9Aがストッパ13に接触し、スピンドル支持部材
10とスピンドル4の端部4Aの接触が阻止されるように設
定されている。これによりストッパ13とアーム9の突出
部分9Aとは、圧延時にスピンドル支持部材10とスピンド
ル4との接触を阻止するメカニカルストッパ手段を構成
する。
以上のように構成した本実施例においては、第2図の
右半分に示すように、ロール組替時には、シリンダ12を
収縮方向aに駆動することによりアーム9がピン8のま
わりをc方向に旋回し、スピンドル支持部材10を上昇さ
せ、シリンダ12の収縮方向aのストロークエンドで決ま
る位置にスピンドル支持部材10を位置決めする。これに
よりスピンドル支持部材10は作動位置に移動し、スピン
ドル4の端部4Aに接触してスピンドル4を支持する。こ
のとき、ロール2及びメタルチョック3が取り出される
前、ストッパ13とアーム9Aとの間には上述した僅かな隙
間G0が形成される。
ロール組替後、新たなロール2及びメタルチョック3
をハウジング1内へ挿入し、さらにロール2の端部2Aを
スピンドル端部4Aの穴4Bに挿入した後、シリンダ12を伸
長方向bにストロークしてアーム9を矢印d方向に旋回
させ、スピンドル支持部材10を、ロール2がこのロール
2の下側へ配置したロール14と当接する圧延位置へ下降
した位置で、スピンドル4の端部4Aと接触しない位置へ
下降させる。
ロール2、駆動側メタルチョック3及びスピンドル4
がロール組替時の位置より低い位置にある圧延中に、油
圧機器の誤動作又はオペレータの誤操作によりシリンダ
12を収縮方向aにストロークして、スピンドル支持部材
10を矢印c方向に上昇させた場合には、第3図に示すよ
うに、アーム9の突出部分9Aは駆動メタルチョック3に
突設されたストッパ13に当接し、スピンドル支持部材10
がスピンドル4の端部4Aに接触するのが阻止される。従
って、スピンドル支持部材10が高速回転中のスピンドル
4の端部4Aに接触することによる発熱は防止される。ま
た、ストッパ13及びアーム9の突出部分9Aは共に非回転
部材なので、両者の接触による発熱は生じない。
本発明の他の実施例を第4図〜第6図により説明す
る。図中、第1図〜第3図に示す部材と同等の部材には
同じ符号を付している。本実施例は先の実施例とはメカ
ニカルストッパ手段の構成を変えたものである。
第4図において、アーム9の突出部分9Aの先端にはロ
ーラ14が設けられ、駆動側メタルチョック3にはローラ
14の上方を延在し、ローラ14が当接可能な傾斜カム面15
A(第5図及び第6図参照)を有するストライカー15が
突設されている。ストライカー15の高さ位置は、ロール
組替時、ロール2の端部2Aがスピンドル端部4Aの穴4Bか
らある程度引き抜かれた状態では、第5図(B)に示す
ように傾斜カム面15Aがローラ14から離れ、第5図
(A)に示すようにスピンドル支持部材10のスピンドル
端部4Aとの接触を可能とし、圧延時、ロール2の端部2A
がスピンドル端部4Aの穴4Bに完全に挿入された状態で
は、第6図(B)に示すように傾斜カム面15Aがローラ1
4に当接してこれを押し下げ、第6図(A)に示すよう
にスピンドル支持部材10とスピンドル端部4Aの接触が阻
止されるように設定されている。これによりローラ14と
ストライカー15とは、圧延時にスピンドル支持部材10と
スピンドル4との接触を阻止するメカニカルストッパ手
段を構成する。
このように構成した本実施例においては、まずロール
組替時、ロール2及び駆動側メタルチョック3が駆動側
ハウジング1内へ挿入される前は、第5図(A)に示す
ようにスピンドル4の端部4Aはスピンドル支持部材10に
より支持されている。次いで、第5図(B)に示すよう
にロール2が矢印A方向に挿入され、ロール2の端部2A
がスピンドル4の端部4Aの穴4Bに部分的に滑合され、ス
ピンドル4はロール2に支持されるようになる。さらに
第6図(B)に示すように、ロール2が矢印B方向へ進
行すると、メタルチョック3に設けたストライカー15の
傾斜カム面15Aがローラ14を介しアーム9及びスピンド
ル支持部材10を押し下げ、第6図(A)に示すようにス
ピンドル支持部材10とスピンドル端部4Aとの間に隙間を
形成する。
ロール圧延時は第6図(A)及び(B)に示す状態で
圧延が行われる。従って、本実施例においても先の実施
例と同様に、圧延中のシリンダ12の誤動作が生じても、
スピンドル支持部材10がスピンドル4の端部4Aに接触す
るのが阻止されるので、スピンドル支持部材10とスピン
ドル端部4Aとが接触することによる発熱は防止される。
〔発明の効果〕 本発明によれば、圧延中にスピンドル支持部材を駆動
するアクチュエータが誤動作しても、スピンドル支持部
材とスピンドルとが接触しないので、スピンドル支持部
材と高速回転中のスピンドルとの接触による発熱を確実
に防止でき、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるロール駆動用スピンド
ル支持装置及び圧延機の関連する部分の平面図であり、
第2図は第1図のII−II線断面図であり、左半分が圧延
時の状態を、右半分がロール組替時の状態をそれぞれ示
しており、第3図は誤動作時の状態を示す第2図と同様
な断面図であり、第4図は本発明の他の実施例によるロ
ール駆動用スピンドル支持装置及び圧延機の関連する部
分の平面図であり、第5図(A)は第4図VA−VA線断面
図、第5図(B)は第4図VB−VB線断面図であり、それ
ぞれ、ロール組替時の状態を示し、第6図(A)及び
(B)はそれぞれロール組替完了後及び圧延中の状態を
示す、第5図と同様な断面図である。 符号の説明 2……ロール 3……駆動側メタルチョック 4……ロール駆動用スピンドル 5……ロール駆動用スピンドル支持装置 9……アーム 9A……突出部分(一体の部分) 10……スピンドル支持部材 12……シリンダ(アクチュエータ) 13……ストッパ(メカニカルストッパ手段) 14……ローラ(一体の部分) 15……ストライカー(メカニカルストッパ手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷地 英治 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社日立製作所日立工場内 (72)発明者 藤井 岱輔 福岡県北九州市八幡東区枝光1丁目1番 1号 新日本製鐵株式會社八幡製鐵所内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延時にロール駆動用スピンドルから離れ
    た非作動位置にあり、ロール組替時にロール駆動用スピ
    ンドルに接触する作動位置に移動して該スピンドルを支
    持するスピンドル支持部材と、前記スピンドル支持部材
    を前記非作動位置と作動位置との間で駆動するアクチュ
    エータとを備えた圧延機のロール駆動用スピンドル支持
    装置において、 圧延時に前記スピンドル支持部材と前記ロール駆動用ス
    ピンドルとの接触を阻止するメカニカルストッパ手段を
    設けたことを特徴とするロール駆動用スピンドル支持装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の圧延機のロール駆動用スピ
    ンドル支持装置において、前記メカニカルストッパ手段
    はロールを回転可能に支持する駆動側メタルチョックに
    設けられ、前記スピンドル支持部材と一体の部分が当接
    可能なストッパを有し、前記ストッパの位置を、圧延中
    に誤動作により前記アクチュエータが駆動されたときに
    は、前記一体の部分が該ストッパに当接して該スピンド
    ル支持部材と前記ロール駆動用スピンドルとの接触を阻
    止し、ロール組替時には前記一体の部分が前記ストッパ
    に当接せず、前記スピンドル支持部材が前記ロール駆動
    用スピンドルと接触することが可能なように設定したこ
    とを特徴とするロール駆動用スピンドル支持装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の圧延機のロール駆動用スピ
    ンドル支持装置において、前記メカニカルストッパ手段
    はロールを回転可能に支持する駆動側メタルチョックに
    設けられ、前記スピンドル支持部材と一体の部分が当接
    可能な傾斜カム面を有するストライカーを有し、前記ス
    トライカーの位置を、圧延時には前記一体の部分が前記
    ストライカーの傾斜カム面に当接して前記スピンドル支
    持部材と前記ロール駆動用スピンドルとの接触を阻止
    し、ロール組替時には前記ストライカーの傾斜カム面が
    前記一体の部分から離れ、前記スピンドル支持部材が前
    記ロール駆動用スピンドルに接触することが可能なよう
    に設定したことを特徴とするロール駆動用スピンドル支
    持装置。
JP2270027A 1990-10-08 1990-10-08 圧延機のロール駆動用スピンドル支持装置 Expired - Lifetime JP2749440B2 (ja)

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