JPH081063Y2 - 電動射出成形機のノズル前後進装置 - Google Patents

電動射出成形機のノズル前後進装置

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JPH081063Y2
JPH081063Y2 JP1993032166U JP3216693U JPH081063Y2 JP H081063 Y2 JPH081063 Y2 JP H081063Y2 JP 1993032166 U JP1993032166 U JP 1993032166U JP 3216693 U JP3216693 U JP 3216693U JP H081063 Y2 JPH081063 Y2 JP H081063Y2
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JP
Japan
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nozzle
molding machine
injection molding
electric motor
electric
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JP1993032166U
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JPH072030U (ja
Inventor
亘 佐藤
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株式会社新潟鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、射出装置を金型装置に
対して動かしてノズルを金型に当接(ノズルタッチ)さ
せる電動射出成形機のノズル前後進装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動射出成形機のノズル前後進装置とし
て、図に示すものが知られている。これについて説明
すると、マシンボディ1の上に射出装置2と金型装置3
が設けられている。射出装置2は下部にスライドプレー
ト4(図2参照)が取り付けられ、ベース16上を金型
装置3に対して前後(図で左右)に移動することがで
きる。
【0003】射出装置2にはナット5が取り付けられ、
金型装置3の固定盤6には軸受け7がピン8で取り付け
られている。軸受け7にはねじ軸9の一端が嵌め込ま
れ、軸方向の動きを止められている。ねじ軸9はその他
端をナット5に螺入させており、周方向に回転自在であ
る。ねじ軸9にはスプロケット10が固定されている。
【0004】また、射出装置2と金型装置3の間にはブ
レーキ付きのギャードモータ(以下電動機)11がマシ
ンボディ1に固定して設けられている。電動機11はサ
ーボモータ等からなり、出力軸11aにスプロケット1
2を持つ。上記二つのスプロケット10,12は同一の
垂直面内に配設されており、それらには無端状のチェー
ン13が巻き掛けられている。14は金型である。
【0005】この電動射出成形機のノズル前後進装置に
おいて、ノズル15(図2参照)を金型14に当接させ
る場合には電動機11を作動させ、スプロケット10,
12とチェーン13を介してねじ軸9を正方向(前進方
向)に回転させる。ねじ軸9の回転でナット5と一緒に
射出装置2が金型装置3に向かって前進し、ノズル15
を金型14に当接させる。ノズル15が金型14に当接
すると、電動機11の出力軸11aの回転が阻止され、
その結果、電動機11に流れる電流値が上昇する。この
電流値を監視し、ある一定値を超えると、ノズル前進限
と判断して電動機11をオフにするとともにブレーキを
作動させてノズル15の当接状態を保持する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記の構成とされた従
来の電動射出成形機のノズル前後進装置においては、射
出装置2を前進させてノズル15を金型14に当接させ
る場合に、衝撃的な荷重が発生し、電動機11やこれに
付属された減速装置等を損傷させたり、機械の寿命や作
動の信頼性を低下させるという問題点がある。
【0007】そこで、ナットとノズルとの間にコイルば
ねを設け、そのコイルばねで衝撃を緩和するようにした
ものもあるが(例えば、特開昭62−207620号公
報)、ノズルの押付け力は小型機でも数トンあるため、
大きなコイルばねを使用しなければならず、機械が大型
化し、かつ機構が複雑になるという欠点がある。
【0008】本考案は、大きなコイルばねを必要とせ
ず、しかも電動機の出力軸やギャー等に過大な負荷が発
生するのを防ぐことができる、構造簡単で保守が容易
な、電動射出成形機のノズル前後進装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の電動射出成形機のノズル前後進装置
は、ナットに螺入されたねじ軸を電動機で上記ナットに
対して相対的に回転させて、ノズルを備えた射出装置を
金型装置に対して前後に移動させる電動射出成形機のノ
ズル前後進装置において、上記ねじ軸をナットに対して
相対的に回転させる回転駆動系に緩衝手段としてトーシ
ョンバーをその一端を回転駆動部材に連結しまた他端を
回転従動部材に連結して設けた構成とした。
【0010】また、請求項2の電動射出成形機のノズル
前後進装置は、請求項1の考案において、回転駆動部材
を電動機の出力軸とするとともに回転従動部材をスプロ
ケットとし、トーションバーの他端側を軸受け部材で支
た構成とした。
【0011】
【作用】電動機によるねじ軸のナットに対する相対的な
回転で射出装置が前進し、ノズルが金型に当接すると、
トーションバーが働いて衝撃を吸収する。したがって、
電動機の出力軸や減速装置のギヤー等に過大な負荷がか
かることがない。また、トーションバーによって過大な
負荷を防ぐ方式であるため、大きいばねを必要とせず、
構造が簡単になり、保守が容易になる。
【0012】
【実施例】図1ないし図3は本考案に係る電動射出成形
機のノズル前後進装置の一実施例を示す。なお、射出装
置2や金型装置3等の構成は図4の電動射出成形機のノ
ズル前後進装置と同一であるので、同一の符号を付して
その詳しい説明は省略する。
【0013】 これらの図において符号20はトーション
バー(緩衝手段)である。トーションバー20は、その
一端を電動機11の出力軸(回転駆動部材)11aに固
定され、他端を軸受け部材21で支えられている。スプ
ロケット(回転従動部材)12はトーションバー20の
自由端に固定されている。トーションバー20は出力軸
11aの回転をスプロケット12に弾性的に伝える。
【0014】 次に上記のように構成された本考案に係る
電動射出成形機のノズル前後進装置の作用を説明する。
電動機11の作動で出力軸11aを回転させると、その
回転は、トーションバー20、スプロケット12、チェ
ーン13、スプロケット10を経てねじ軸9に伝達さ
れ、ねじ軸9が回転する。
【0015】 射出装置2の前進でノズル15が金型14
に当接すると、トーションバー20が周方向に弾性的に
ねじれて衝撃を吸収する。このため、衝撃による過大な
負荷の発生が防止される。
【0016】 なお、トーションバー20の形状は図のも
のに限られるものではない。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る電動
射出成形機のノズル前後進装置は前記の構成とされてい
るので、金型に対するノズルの当接時に過大な荷重が衝
撃的に生じることがなく、電動機やこれに付属された減
速装置等の過負荷に起因する損傷を防止し、機械の寿命
を延ばして長期間にわたって的確に作動させることがで
きる。
【0018】 また、ねじ軸の相対回転力は、ノズルの押
付け力に比較してきわめて小さいので、トーションバー
は小さい物でよく、全体構造を小型、かつ簡単にでき
る。しかも、トーションバーは、多数の部品を組み合わ
せた緩衝手段と違って、すこぶる単純であるので、保守
が容易である。
【0019】回転駆動部材を電動機の出力軸とするとと
もに回転従動部材をスプロケットとし、トーションバー
の他端側を軸受け部材で支えた構成とした場合は、トー
ションバーの径方向の湾曲を抑え回転駆動部材の回転を
回転従動部材に円滑に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る電動射出成形機のノズル前後進
装置の一実施例を示すもので、一部分を断面にした平面
図である。
【図2】 同じく、正面図である。
【図3】 主要部の断面図である。
【図4】 従来のノズル前後進装置の一部分を断面にし
た平面図である。
【符号の説明】
2 射出装置 3 金型装置 5 ナット 9 ねじ軸 11 電動機(ギャードモータ)11a 出力軸(回転駆動部材) 12 スプロケット(回転従動部材) 15 ノズル 20 トーションバー(緩衝手段)21 軸受け部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナットに螺入されたねじ軸を電動機で上
    記ナットに対して相対的に回転させて、ノズルを備えた
    射出装置を金型装置に対して前後に移動させる電動射出
    成形機のノズル前後進装置において、上記ねじ軸をナッ
    トに対して相対的に回転させる回転駆動系に緩衝手段
    してトーションバーがその一端を回転駆動部材に連結し
    また他端を回転従動部材に連結して設けられたことを特
    徴とする電動射出成形機のノズル前後進装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動部材は電動機の出力軸とされる
    とともに回転従動部材はスプロケットとされ、トーショ
    ンバーの他端側は軸受け部材で支えられたことを特徴と
    する請求項1記載の電動射出成形機のノズル前後進装
    置。
JP1993032166U 1993-06-15 1993-06-15 電動射出成形機のノズル前後進装置 Expired - Lifetime JPH081063Y2 (ja)

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JP1993032166U JPH081063Y2 (ja) 1993-06-15 1993-06-15 電動射出成形機のノズル前後進装置

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Publication Number Publication Date
JPH072030U JPH072030U (ja) 1995-01-13
JPH081063Y2 true JPH081063Y2 (ja) 1996-01-17

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Cited By (1)

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WO2014092043A1 (ja) * 2012-12-13 2014-06-19 東洋機械金属株式会社 射出成形機

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Effective date: 19960702