JP2014117817A - 射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルタッチ力により金型の取り付けられた固定ダイプレートが傾くことを抑制する。
【解決手段】ボールネジ軸15とボールネジ軸15の回転に伴い進退されるナット体16とからなるボールネジ機構17、ナット体16と共に進退される加熱シリンダ取付ブラケット13、加熱シリンダ取付ブラケット13に加熱シリンダ10を介して取り付けられた射出ノズル11、ボールネジ軸15を回転するノズルタッチ用モータ22、加熱シリンダ取付ブラケット13を進退自在に支持するユニットベース20を備え、ユニットベース20にボールネジ機構17を収容する。ボールネジ軸15が回転されナット体16を前進させることで、射出ノズル11が固定金型6の樹脂注入口6aに密着されたとき、そのときに発生するボールネジ軸15に対する反力を緩和できるよう、ボールネジ軸15の後端を後退可能に支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、型閉された金型のキャビティに加熱シリンダで溶融された熱可塑性樹脂を、射出ノズルから射出する射出成形機に関し、特に射出ノズルを樹脂注入口に密着させたり離間させたりするためのノズルタッチ機構を備えた射出成形機に関する。
従来から用いられている一般的な射出成形機においては、射出ノズルから金型のキャビティへ溶融樹脂を供給するため、固定ダイプレートに装着された金型には、射出ノズルの先端が密着される樹脂注入口が形成されており、当該樹脂注入口に対して射出ノズルを密着させたり離間させたりするときには、射出ノズルがノズルタッチ機構により進退されるようになっており、射出成形機を稼動して成形体を製造する稼動中には、射出ノズル先端は樹脂注入口に押し付けられる。
ノズルタッチ機構を備えた電動式射出成形機においては、ノズルタッチ機構として、ボールネジ軸とナット体からなる回転運動を直線運度に変換するボールネジ機構等が用いられ、モータの駆動によりボールネジ軸が回転されると、それに伴いナット体が前進又は後退され、ナット体の進退動作に従って射出ユニットが移動されることにより、射出ユニットに設けた射出ノズルは、前述したように、樹脂注入口に対し密着されたり離間される。そして、こうした技術に係るものとして、本願出願人から出願されている特許文献1には、射出ユニットに、電動モータの回転運動を直線運動に変換するメカニズムを一対配設し、当該メカニズムに構成される一対のボールネジ軸のその先端部が、金型が装着されている固定ダイプレートに対し連結された射出成形機が開示されている。
図7は従来のノズルタッチ機構を備えた電動式射出成形機の概略構成を示す説明図であり、同図に(a)、(b)として2つの例を示している。同図に示すような電動式射出成形機100においては、先端に射出ノズル101が取り付けられた加熱シリンダ102、加熱シリンダ102の後端側を保持する加熱シリンダ取付ブラケット103、加熱シリンダ102内で進退可能であって回転可能に設けられた図示しないスクリュー、固定ダイプレート105に装着された固定金型104の樹脂注入口106へ射出ノズル101の先端を密着させたり離間させるノズルタッチ機構107を備え、(a)では、ノズルタッチ機構107に構成されるボールネジ機構のボールネジ軸110の先端と固定ダイプレート105とが、バネ111を介在して連結されており、また、(b)では、ノズルタッチ機構107にバネ111を備え、ノズルタッチ機構107に構成されるボールネジ機構のボールネジ軸110の先端と固定ダイプレート105とがロッド112を介在して連結され、ノズルタッチ用モータ113が駆動されることにより、ボールネジ軸110に螺合されたナット体114が樹脂注入口106側へ前進されることで、射出ノズル101は、加熱シリンダ取付ブラケット103と共に前進され、樹脂注入口106に密着される。
特開平9−277306号公報
ところで、特許文献1や図7の(a)、(b)で示した従来の射出成形機においては、射出ノズル等のメンテナンス(射出ノズル先端の掃除等)を行う際、固定ダイプレート105と射出ユニット側のノズルタッチ機構107に構成されるバネ110やロッド112等の部材とが一体に連結されているため、こうした部材が邪魔になるといった不具合が生じることがある。すなわち、一般的に射出成形機は、射出ノズル先端の掃除を容易に行えるようにする観点から、射出ユニットの後方側を支点として、射出ノズル先端が固定ダイプレート側に臨まない方向へ向くよう、加熱シリンダに設けられた射出ノズルを水平方向に旋回する構造を備えているのだが、固定ダイプレートとノズルタッチ機構に構成される部材とが一体に連結されている場合には、加熱シリンダに設けられた射出ノズルを旋回させる際、これらを連結しているボルトやナット等からなる取付手段をいちいち取り外さなければならず、煩雑な作業をせざるを得ないという不具合があり、特許文献1のように、固定ダイプレートに連結されたネジ軸が複数ある場合には、ネジ軸の取り外しや組み付け作業に時間を費やしてしまうことから作業性に劣るといった実情があった。
また、図7の(a)、(b)で示したボールネジ軸110等からなるボールネジ機構が射出ノズル101の下側に配設された射出成形機においては、射出ノズル101を固定金型104の樹脂注入口106にノズルタッチすると、固定金型104が取付けられた固定ダイプレート105には、ボールネジ軸110による引張力(反力)F1と、射出ノズル101による押付力F2とが作用する。そのため、型開時には固定ダイプレート105には、矢印Mで示すモーメントが作用し、固定ダイプレート105は、下端側を支点として上側がおじぎするようにして、傾いてしまうことから、このような状態で型閉(型締)を行うと、移動ダイプレート115に固定された可動金型116と固定ダイプレート105に固定された固定金型104とのPL面の平行度に狂いが生じてしまい金型が損傷したり、成形される成形品の樹脂に偏りが生じてしまい、良質な成形体が得られなくなる。
また、型閉(型締)時に可動金型116と固定金型104との平行度を良好に保つため、ノズルタッチ力を弱くすることも考えが及ばないわけではないが、ノズルタッチ力が弱い場合には、射出ノズル101の先端から樹脂漏れが発生するといった問題も生じてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ノズルタッチ力により金型の取り付けられた固定ダイプレートが傾くことを抑制し、金型の平行度を良好に保つことで高品質な成形体を得ることを可能とした射出成形機を提供することを目的とする。
請求項1に係る射出成形機の発明は、
回転自在に設けられたボールネジ軸と該ボールネジ軸に螺合され該ボールネジ軸の回転に伴い進退されるナット体とからなるボールネジ機構と、
前記ナット体に一体に設けられ該ナット体と共に進退される加熱シリンダ取付ブラケットと、該加熱シリンダ取付ブラケットに取り付けられ内部にスクリューを備えた加熱シリンダと、該加熱シリンダの先端に設けられた射出ノズルと、前記ボールネジ軸を回転するノズルタッチ用モータと、を備えた射出成形機であって、
前記加熱シリンダ取付ブラケットの下部に該加熱シリンダ取付ブラケットを進退自在に支持するユニットベースを設け、
該ユニットベースに単独の前記ボールネジ軸と単独の前記ナット体とからなるボールネジ機構を収容すると共に前記ノズルタッチ用モータを設け、
前記ノズルタッチ用モータの駆動により前記ボールネジ軸を回転させ、前記ナット体を前進させることで、前記加熱シリンダ取付ブラケットと共に前記加熱シリンダの先端に設けた射出ノズルを、固定ダイプレートに装着された金型の樹脂注入口に密着させたとき、そのときに発生する前記ボールネジ軸に対する反力を緩和できるよう、前記ボールネジ軸の後端を後退可能に支持したことを特徴とする。
請求項2に係る射出成形機の発明は、請求項1において、
前記金型を型開しているときには前記射出ノズルを前記樹脂注入口に弱い力で密着させる一方で、前記金型を型締しているときには、前記弱い力よりも強い力で前記射出ノズルを前記樹脂注入口に密着するよう、前記ノズルタッチ用モータの駆動制御を行う制御手段を備えることを特徴とする。
請求項3に係る射出成形機の発明は、請求項1又は2において、
前記加熱シリンダ取付ブラケットを前記ユニットベースの上部に設けたガイドレールに係合し進退自在に支持したことを特徴とする。
請求項4に係る射出成形機の発明は、請求項3において、
前記ユニットベースの後方側に、該ユニットベースを水平方向に旋回させる旋回軸を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、射出成形機の稼動を行っているとき、ボールネジ軸の回転によるナット体の前進に伴う射出ノズルの前進動作により、射出ノズルが金型に形成した樹脂注入口に対して密着されることから、射出ノズルの押圧力によって金型の装着された固定ダイプレートが傾こうとするが、そのときに生じるボールネジ軸に対する反力を、ボールネジ軸の後端が後退されることで減衰することができる。よって、型締中や型開中に射出ノズルの押圧力により固定ダイプレートが傾いてしまうことを抑制することが可能となり、金型の平行度を良好に保つことが可能になることで高品質な成形体を得ることができる。
さらに、型開中には、型締中よりも弱い力で射出ノズルが樹脂注入口に密着されることから、型開中に固定ダイプレートが傾いてしまうことを、より抑制することが可能となり、金型の平行度をより良好に保つことができる。
さらに、ボールネジ軸とナット体とからなるボールネジ機構を収容したユニットベースを、旋回軸を中心として水平方向に旋回させ、メンテナンスの行い易い位置などに配置することができることから、ボールネジ機構のメンテナンスのほか、ユニットベースと共に旋回される射出ノズルや加熱シリンダのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。しかも、射出ノズルのノズルタッチ機構として構成されボールネジ機構が、ユニットベースに収納されていることから、従来の射出成形機のように、ノズルタッチ機構に構成される、ボールネジ軸や、ボールネジ軸に一体に連結されたバネやロッドが、固定ダイプレートに対して連結されるような構造を採用していないので、これらを固定ダイプレートから脱着する煩雑な作業を行わなくても、射出ノズル、加熱シリンダ、及びボールネジ機構を簡単に旋回でき、これらのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
本発明の一例の射出成形機を示す概略構成図である。 射出成形機に構成された射出ユニットを示す断面図である。 射出成形機に構成される射出ユニットを示す平面図である。 射出ユニットに構成されるユニットベースを示す断面図である。 射出ユニットに構成されるユニットベースを示す平面図である。 射出成形機を稼動し、樹脂注入口に射出ノズルが当接されたときのノズルタッチ力についての波形を実線で、可動金型の型開閉速度についての波形を点線で示したグラフであり、縦軸には、ノズルタッチ力のトルク値を表し、横軸には時間の経過を表している。 従来の射出成形機を示す概略構成図であり、(a)では、ノズルタッチ機構に構成されるボールネジ機構のボールネジ軸先端と固定ダイプレートとがバネを介在して連結されたものを示し、(b)では、ノズルタッチ機構に構成されるボールネジ機構のボールネジ軸先端と固定ダイプレートとがロッドを介在して連結されものを示している。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6により以下に説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反しない範囲で、実施形態において説明した以外の構成のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
図1に示す本発明の一例の電動式の射出成形機1は、粒状の熱可塑性樹脂としてのペレットを原料として成形体を製造するものであり、射出成形機1には機台2を備え、機台2上には、射出ユニット3、型締ユニット4が配設されている。
型締ユニット4には、固定ダイプレート5に装着された固定金型6に対し可動ダイプレート7に装着された可動金型8を前進後退させ型締(型閉)及び型開を行う型開閉機構を備えており、本実施形態における型開閉機構としては、モータの駆動力を駆動源としてトグルリンク機構9を屈曲作動することで、固定金型6に対して可動金型8を繰り返し型開閉する。なお、固定金型6には、金型のキャビティに溶融樹脂を供給するための樹脂注入口6aが形成されており、樹脂注入口6aには、後述する射出ノズル11が密着される。
また、射出ユニット3には、筒型の加熱シリンダ10、加熱シリンダ10の先端に設けた射出ノズル11、加熱シリンダ10内に設けられ当該加熱シリンダ10内に供給された熱可塑性樹脂を混練するスクリュー12、加熱シリンダ10を片持ち状に保持する加熱シリンダ取付ブラケット13、スクリュー12を回転自在に支持すると共に前記加熱シリンダ取付ブラケット13に対して進退移動する移動体18、熱可塑性樹脂であるペレットが投入されるホッパ14、回転自在に支持された単独のボールネジ軸15と該ボールネジ軸15に螺合されボールネジ軸15の回転に伴い進退される単独のナット体16とからなるボールネジ機構17、加熱シリンダ取付ブラケット13と移動体18の下方に配設され、ボールネジ機構17を収容したユニットベース20、ボールネジ軸15をベルト等の駆動伝達手段21を介して回転駆動するノズルタッチ用モータ22、加熱シリンダ10内で加熱溶融された熱可塑性樹脂の計量を行うときにスクリュー12を回転させる計量用モータ23、計量された樹脂を金型のキャビティに射出するときに移動体18と共にスクリュー12を前進させる射出用モータ24、射出成形機全体の各種制御を司る制御手段25等が構成されており、ボールネジ機構17のナット体16には加熱シリンダ取付ブラケット13が一体に設けられている。なお、ノズルタッチ用モータ22はユニットベース20に一体に設けられ、計量用モータ23及び射出用モータ24は移動体18に一体に設けられている。
また、ユニットベース20の上部には、ボールネジ軸15と平行なガイドレール26が設けられ、加熱シリンダ取付ブラケット13と移動体18の下部に構成されているスライダー27がガイドレール26に係合されている。ユニットベース20の後方側の下部には、下方に突出した旋回軸28が設けられており、機台2に設けられた孔部29に対し、図示しない軸受を介在して旋回軸28が嵌合され、ユニットベース20は水平方向に旋回可能に構成されている。
ユニットベース20内に収容されたボールネジ軸15は、その前後に配設された2つの軸受30,31により回転自在に軸支され、前側の軸受30では、ボールネジ軸15の先端側が前後に進退しないようにして支持されている一方で、後側の軸受31では、ボールネジ軸15の後端が後退可能に支持されていることから、型締時等にボールネジ軸15が伸長されたときには、ボールネジ軸15の後端が後退されることにより、当該ボールネジ軸15に対する反力を吸収する(より具体的には、例えば、型締時におけるボールネジ軸15の伸びに伴う衝撃を減衰する)。
また、制御手段25は、ノズルタッチ用モータ22の駆動を制御して、図6に示すように、金型の型開中(固定金型に対し可動金型が離間)のときには射出ノズル11を樹脂注入口6aに2.4kNの弱い力で密着させる一方で、金型の型締中のときには、前記2.4kNの弱い力よりも強い37.0kNの力で射出ノズル11を樹脂注入口6aに強い力で密着させる。そして、図6のグラフから明らかなように、型開中初期では、ノズルタッチ力の波形に僅かな乱れが生じているものの、繰り返し行われる、型締中、型開中の何れにおいても、ノズルタッチ力の波形に大幅な乱れは生じておらず、このグラフから、固定ダイプレート5が傾くといった不具合が抑制されていることが分かる。
以上のような射出成型機1によれば、射出成形機1の稼動行っているとき、ボールネジ軸15の回転によるナット体16の前進に伴う、加熱シリンダ取付ブラケット13、加熱シリンダ10、を介しての射出ノズル11の前進動作により、射出ノズル11の先端側が固定金型6に形成した樹脂注入口6aに対して密着されることから、射出ノズル11の押圧力(ノズルタッチ力)によって固定ダイプレート5が傾こうとするが、そのときに生じるボールネジ軸15に対する反力を、ボールネジ軸15の後端が後退されることで減衰することができる。よって、従来の射出成形機のように、このような衝撃を減衰することを目的に設けられたバネも不要となり低コスト化を図ることができ、さらには、型締中や型開中に射出ノズル11の押圧力により固定ダイプレート5が傾いてしまうことを抑制することが可能となり、金型の平行度を良好に保つことが可能になることで高品質な成形体を得ることができる。
さらに、型開中には、型締中よりも弱い力で射出ノズル11が樹脂注入口6aに密着されることから、型開中(特に、型締直後の型開中)に固定ダイプレート5が傾いてしまうことを、より抑制することが可能となり、金型の平行度をより良好に保つことができる。
さらに、ボールネジ軸15とナット体16とからなるボールネジ機構17を収容したユニットベース20を、旋回軸28を中心として水平方向に旋回させ、メンテナンスの行い易い位置などに配置することができることから、ボールネジ機構17のボールネジ軸15やナット16のメンテナンスのほか、ユニットベース20と共に旋回される射出ノズル11、加熱シリンダ10、各種モータ22,23,24等のメンテナンスや故障に伴う部品交換等を容易に行うことが可能となる。しかも、射出ノズル11のノズルタッチ機構として構成されボールネジ機構17が、ユニットベース20に収納されていることから、従来の射出成形機のように、ノズルタッチ機構に構成される、ボールネジ軸や、ボールネジ軸に一体に連結されたバネやロッドが、固定ダイプレートに対して連結されるような構造を採用していないので、これらを固定ダイプレート5から脱着する煩雑な作業を行わなくても、射出ノズル11、加熱シリンダ10、及びボールネジ機構17等を簡単に旋回でき、これらのメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
さらに従来の射出成形機のように、ノズルタッチのときに動作されるボールネジ軸が複数ではなく、1つしか構成されてないので、部品点数を少なくすることができるから低コスト化を図ることができる。
以上、詳述したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施形態においては、ユニットベース20の後方側に旋回軸28を設け、該旋回軸28が嵌合される孔部29を機台2に設けた例を示したが、機台2に旋回軸28を設け、該旋回軸28が嵌合される孔部29をユニットベース20の下面に形成するようにしてもよい。
1 射出成形機
5 固定ダイプレート
6 固定金型
6a 樹脂注入口
10 加熱シリンダ
11 射出ノズル
12 スクリュー
13 加熱シリンダ取付ブラケット
15 ボールネジ軸
16 ナット体
17 ボールネジ機構
20 ユニットベース
22 ノズルタッチ用モータ
25 制御手段
26 ガイドレール
28 旋回軸

Claims (4)

  1. 回転自在に設けられたボールネジ軸と該ボールネジ軸に螺合され該ボールネジ軸の回転に伴い進退されるナット体とからなるボールネジ機構と、
    前記ナット体に一体に設けられ該ナット体と共に進退される加熱シリンダ取付ブラケットと、該加熱シリンダ取付ブラケットに取り付けられ内部にスクリューを備えた加熱シリンダと、該加熱シリンダの先端に設けられた射出ノズルと、前記ボールネジ軸を回転するノズルタッチ用モータと、を備えた射出成形機であって、
    前記加熱シリンダ取付ブラケットの下部に該加熱シリンダ取付ブラケットを進退自在に支持するユニットベースを設け、
    該ユニットベースに単独の前記ボールネジ軸と単独の前記ナット体とからなるボールネジ機構を収容すると共に前記ノズルタッチ用モータを設け、
    前記ノズルタッチ用モータの駆動により前記ボールネジ軸を回転させ、前記ナット体を前進させることで、前記加熱シリンダ取付ブラケットと共に前記加熱シリンダの先端に設けた射出ノズルを、固定ダイプレートに装着された金型の樹脂注入口に密着させたとき、そのときに発生する前記ボールネジ軸に対する反力を緩和できるよう、前記ボールネジ軸の後端を後退可能に支持したことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記金型を型開しているときには前記射出ノズルを前記樹脂注入口に弱い力で密着させる一方で、前記金型を型締しているときには、前記弱い力よりも強い力で前記射出ノズルを前記樹脂注入口に密着するよう、前記ノズルタッチ用モータの駆動制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記加熱シリンダ取付ブラケットを前記ユニットベースの上部に設けたガイドレールに係合し進退自在に支持したことを特徴とする請求項1又は2に記載の射出成形機。
  4. 前記ユニットベースの後方側に、該ユニットベースを水平方向に旋回させる旋回軸を設けたことを特徴とする請求項3に記載の射出成形機。
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