JP3559014B2 - 可塑化装置用支持装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可塑化装置用支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、射出成形機のような成形機においては、加熱シリンダ内で加熱され、溶融させられた樹脂を加熱シリンダの先端に取り付けられたノズルから射出して金型のキャビティに充填(てん)し、該キャビティ内で冷却し、固化させ、成形品を成形するようになっている。
【0003】
この場合、前記加熱シリンダは、金型に対して前進及び後退するように駆動される。そして、金型が型開されている状態では、後退させられ、金型の型閉、型締が行われると、前進させられ、前記ノズルが金型の背面に取り付けられたスプルーブッシュに押し付けられる。この状態で、前記加熱シリンダ内で加熱され、溶融させられた樹脂は、前記ノズルから射出され、スプルーを通過して、金型のキャビティに充填される。続いて、該キャビティ内の成形品がある程度冷却すると、前記加熱シリンダが後退させられ、型開が行われ、成形品が取り出される。
【0004】
ここで、成形機が大型化すると、前記加熱シリンダも、大型化して全長が長くなり、自重によって撓(たわ)んでしまう。そして、前記加熱シリンダが撓むと、内部に配設された回転スクリュの外周が前記加熱シリンダの内周面と接触し、前記回転スクリュの外周及び加熱シリンダの内周面が摩耗してしまう。
【0005】
そこで、加熱シリンダがある程度大型化した場合、自重による撓みを防止するための支持装置が前記加熱シリンダに取り付けられるようになっている。
【0006】
図2は従来の支持装置が取り付けられた可塑化装置を示す側面図である。
【0007】
図において、101は固定プラテン、102は加熱シリンダ、103は該加熱シリンダ102内に配設された回転スクリュ、105は前記加熱シリンダ102の先端(図における左端)に取り付けられたノズルである。また、前記加熱シリンダ102の外周における後方(図における右方)部分には、図示されないホッパが取り付けられ、ペレット状の樹脂原料が前記加熱シリンダ102内に供給される。さらに、前記加熱シリンダ102の後方には、前記回転スクリュ103を回転させる図示されないスクリュ回転装置、及び、前記回転スクリュ103を前後方向(図における左右方向)に進退させる図示されないスクリュ進退装置が配設される。
【0008】
そして、前記加熱シリンダ102は支持ブラケット108に取り付けられ、該支持ブラケット108は、ガイドロッド112に沿って前後方向にスライドするスライド部材111に固定される。また、該スライド部材111の後方には、図示されないスライド部材駆動装置が配設され、前記スライド部材111を前後方向にスライドさせるようになっている。なお、前記ガイドロッド112は射出装置支持台113上に固定されている。そのため、前記加熱シリンダ102、支持ブラケット108、スライド部材111、ガイドロッド112等の重量は、前記射出装置支持台113によって支えられる。
【0009】
また、前記加熱シリンダ102の下面には、中間支持装置115が取り付けられる。該中間支持装置115は、前記加熱シリンダ102の下面に高さ調整ねじ118を介して取り付けられる支持ロッド116、及び、該支持ロッド116の下端に回転可能に取り付けられるローラ117を備える。そして、該ローラ117は、前記射出装置支持台113上に配設されたレール114の上を転動する。なお、前記加熱シリンダ102の周囲には、加熱ヒータ、熱媒流路等から成る加熱装置を取り付けることもできる。
【0010】
一方、前記固定プラテン101は、型締装置支持台107上に固定され、さらに、前記固定プラテン101の図における左側の面には、図示されない固定金型が取り付けられている。そして、該固定金型の左側には図示されない型締装置の可動プラテンに取り付けられた可動金型が配設される。
【0011】
ここで、前記可塑化装置においては、前記加熱シリンダ102内において回転スクリュ103が回転させられると、ホッパから投入されたペレット状の樹脂原料が加熱され、溶融され、可塑化される、すなわち、流動性の溶融樹脂となる。そして、加熱シリンダ102内の先端部に溶融樹脂が徐々に蓄積される。
【0012】
また、前記型締装置が作動して、前記可動金型の合わせ面が固定金型の合わせ面に押し付けられて型閉が行われると、前記固定金型及び可動金型の合わせ面に成形品の形状を有するキャビティが形成される。
【0013】
そして、前記スライド部材駆動装置が作動し、スライド部材111が前方(図における左方)へ移動させられる。これにより、前記加熱シリンダ102が前進するので、ノズル105が固定プラテン101に形成された挿入孔106内に進入する。そして、前記ノズル105の先端は固定金型の背面に取り付けられたスプルーブッシュに押し付けられる。
【0014】
ここで、前記加熱シリンダ102の先端近傍の重量は、中間支持装置115によって支持されている。そのため、前記加熱シリンダ102が自重によって撓むことがないので、回転スクリュ103の外周が前記加熱シリンダ102の内周面と接触し、前記回転スクリュ103の外周及び加熱シリンダ102の内周面が摩耗してしまうことがない。
【0015】
しかも、該中間支持装置115は、ローラ117を備え、射出装置支持台113上に配設されたレール114の上を加熱シリンダ102と共に移動する。そのため、前記加熱シリンダ102が前進している間も、該加熱シリンダ102の先端に取り付けられたノズル105の高さ方向の位置は、変化することがない。したがって、前記ノズル105の先端がスプルーブッシュに押し付けられる時に、前記ノズル105の先端の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致しているので、前記ノズル105又はスプルーブッシュが損傷することがない。
【0016】
続いて、前記スクリュ進退装置が作動し、回転スクリュ103が前進させられると、加熱シリンダ102内の先端部に蓄積された溶融樹脂は、ノズル105から射出され、固定金型に形成されたスプルーを通過して、金型のキャビティに充填される。この時、前記ノズル105の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致し、前記ノズル105の先端の当接面とスプルーブッシュの当接面との間に隙(すき)間が生じることもないので、前記溶融樹脂は漏れ出すことがない。
【0017】
このように、中間支持装置115を備えることによって、加熱シリンダ102の自重による撓みを防止することができ、回転スクリュ103及び加熱シリンダ102の摩耗、ノズル105及びスプルーブッシュの損傷、溶融樹脂の漏出等を防止することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の支持装置においては、金型が交換されてスプルーブッシュの高さ位置が変化した場合のように加熱シリンダ102の高さ位置を調整する必要がある時、前記加熱シリンダ102の高さ位置を調整する作業が複雑であり、時間がかかってしまう。
【0019】
通常、金型が交換されるとスプルーブッシュの高さ位置が多少変化する。そして、前記高さ位置の変化量がわずかであっても、それに対応して加熱シリンダ102の高さ位置を調整しないと、ノズル105の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致しなくなるので、ノズル105又はスプルーブッシュが損傷したり、ノズル105の先端の当接面とスプルーブッシュの当接面との間に隙間が生じて溶融樹脂が漏れ出したりしてしまう。そのため、加熱シリンダ102の高さ位置を変更し、ノズル105の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とを一致させるように調整する必要がある。
【0020】
そして、加熱シリンダ102の後方部分の高さ位置は、調整ボルト119を回転させ、スライド部材111上に固定されている支持ブラケット108の高さ位置を調整することによって調整し、加熱シリンダ102の前方部分の高さ位置は、中間支持装置115の支持ロッド116の上端に配設されている高さ調整ねじ118を回転させることによって調整するようになっている。
【0021】
ここで、金型が交換されると、ノズル105の先端の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致するように、ノズル105の先端の高さ位置を調整し、その後、前記高さ調整ねじ118及び調整ナット119を回転させ、加熱シリンダ102の前方部分及び後方部分の高さ位置を調整する。
【0022】
しかし、加熱シリンダ102の先端に取り付けられたノズル105の先端を基準にして、加熱シリンダ102の前方部分及び後方部分の高さ位置を別々に調整することによって、長尺の加熱シリンダ102全体の高さ位置を適切に、かつ、均一に調整するためには、中間支持装置115の高さ調整ねじ118及び支持ブラケット108の高さ位置を調整する調整ボルト119を交互に回転させて繰り返して高さ位置の調整を行う必要があり、長時間かかってしまう。そして、このように長時間かかる加熱シリンダ102の高さ位置の調整を金型交換の度に行うと射出装置全体のスループットが低下してしまう。
【0023】
本発明は、前記従来の支持装置の問題点を解決して、簡素でコンパクトな構成で、加熱シリンダの前方部分の高さ位置を調整する必要がない可塑化装置用支持装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の可塑化装置用支持装置においては、樹脂を可塑化する可塑化装置と該可塑化装置を支持する支持台との間に配設されるレール部材と、該レール部材に接触する回転可能なローラ、該ローラを支持する上下方向に移動可能なローラ支持部材、及び、該ローラ支持部材を支持する弾性部材を備え、前記可塑化装置と支持台との間に配設されるローラ支持装置とを有する。
【0025】
本発明の他の可塑化装置用支持装置においては、さらに、前記レール部材は、前記可塑化装置に取り付けられ、前記ローラ支持装置は、前記支持台に取り付けられる。
【0026】
本発明の更に他の可塑化装置用支持装置においては、さらに、前記レール部材は、前記支持台に取り付けられ、前記ローラ支持装置は、前記可塑化装置に取り付けられる。
【0027】
本発明の更に他の可塑化装置用支持装置においては、さらに、前記ローラ支持部材は、ベース部材、及び、該ベース部材にガイドロッドを介して取り付けられ、前記ローラを回転可能に支持する支持ブラケットを備え、前記弾性部材は、前記支持ブラケットと前記ベース部材との間に介在する。
【0028】
本発明の更に他の可塑化装置用支持装置においては、さらに、記ガイドロッドは、前記支持ブラケットを軸方向に摺(しゅう)動自在に支持し、前記支持ブラケットをアジャストするアジャストボルトが螺(ら)入されている。
【0029】
本発明の更に他の可塑化装置用支持装置においては、さらに、前記弾性部材は、ばね部材である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明における支持装置は、押出成形装置の可塑化装置、ラミネータの可塑化装置、トランスファー成形装置の可塑化装置等の各種の装置や機械に適用することができるものであるが、本実施の形態においては、説明の都合上、射出装置における可塑化装置用の支持装置について説明する。
【0031】
図3は本発明の第1の実施の形態における射出装置を示す側面図である。
【0032】
図において、31は可塑化装置の一部としての加熱シリンダ、32は該加熱シリンダ31内に配設された可塑化装置の一部としての回転スクリュ、33は前記加熱シリンダ31の先端(図における左端)に取り付けられたノズル、34は固定プラテンである。また、前記加熱シリンダ31の外周における後方(図における右方)部分には、図示されないホッパが取り付けられ、ペレット状の樹脂原料が前記加熱シリンダ31内に供給される。さらに、前記加熱シリンダ31の後方には、前記回転スクリュ32を回転させる図示されないスクリュ回転装置、及び、前記回転スクリュ32を前後方向(図における左右方向)に進退させる図示されないスクリュ進退装置が配設される。
【0033】
ここで、前記可塑化装置においては、前記加熱シリンダ31内において回転スクリュ32が回転させられると、前記ホッパから投入されたペレット状の樹脂原料が加熱され、溶融され、可塑化される、すなわち、流動性の溶融樹脂となる。そして、加熱シリンダ31内の図における回転スクリュ32より左側の部分に溶融樹脂が徐々に蓄積されるようになっている。
【0034】
なお、該溶融樹脂は、例えば、熱可塑性樹脂であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリカーボネイト、ポリアミド、ポリアセタール等であるが、いかなるものであってもよく、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂であってもよい。また、前記成形品は、光学部品、ディスク基板等の精密部品であってもよく、例えば、自動車の内装部品やボンネットのような精密部品以外のものでもよい。
【0035】
そして、支持ブラケット38には加熱シリンダ31の後方(図における右方)部分が取り付けられ、該加熱シリンダ31の重量は、ほとんど前記支持ブラケット38によって支持される。また、該支持ブラケット38は、ガイドロッド42に沿って前後方向にスライドするスライド部材41に固定される。ここで、前記支持ブラケット38は、調整ボルト43を回転させることによって、スライド部材41に対する高さ位置を調整することができるようになっている。また、該スライド部材41の後方には、図示されないスライド部材駆動装置が配設され、前記スライド部材41を前後方向にスライドさせ、加熱シリンダ31を前後方向に移動させるようになっている。なお、前記ガイドロッド42は射出装置支持台36上に固定されている。そのため、前記加熱シリンダ31、支持ブラケット38、スライド部材41、ガイドロッド42等の重量は、前記射出装置支持台36によって支えられる。
【0036】
また、前記加熱シリンダ31の先端近傍における下面には、該加熱シリンダ31の中心軸と平行に延在するレール部材10が取り付けられる。さらに、前記加熱シリンダ31の下方に位置する射出装置支持台36の上面にはローラ支持装置20が取り付けられる。なお、前記加熱シリンダ31の周囲には、加熱ヒータ、オイルのような熱媒が流通する熱媒流路等から成る加熱装置を取り付けることもできる。
【0037】
一方、前記固定プラテン34は、型締装置支持台37上に固定され、さらに、前記固定プラテン34の図における左側の面には、図示されない固定金型が取り付けられている。また、該固定金型の左側には図示されない型締装置の可動プラテンに取り付けられた可動金型が配設される。そして、前記型締装置が作動して、前記可動金型の合わせ面が固定金型の合わせ面に押し付けられて型閉が行われると、前記固定金型及び可動金型の合わせ面に成形品の形状を有するキャビティが形成されるようになっている。
【0038】
そして、前記スライド部材駆動装置が作動し、スライド部材41が前方(図における左方)へ移動させられる。これにより、前記加熱シリンダ31が前進するので、ノズル33は固定プラテン34に形成された挿入孔35内に進入させられる。そして、前記ノズル33の先端は固定金型の背面に取り付けられたスプルーブッシュに押し付けられるようになっている。
【0039】
次に、本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置の詳細な構成を説明する。
【0040】
図1は本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置を示す側面図、図4は本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置を示す側面図であり図1のA−A矢視図、図5は本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置のローラ支持装置示す側面図であり図1のB部拡大部分断面図である。
【0041】
図1及び4に示されるように、レール部材10は、下側板11、上側板15及び前記下側板11と上側板15とを連結する連結板12を備える。そして、前記上側板15は、取付ボルト14によって加熱シリンダ31の下面に取り付けられる。なお、前記取付ボルト14の数は、任意であるが、複数であることが望ましい。また、前記取付ボルト14が上側板15の両端近傍だけでなく中間部分にも配設される場合、図1に示されるように、連結板12に作業窓13を開設し、取付ボルト14の締め付け等の作業を行うことができるようにする。
【0042】
ここで、前記下側板11の前後方向の長さ寸法は、通常の射出成形工程において加熱シリンダ31が前後方向に移動する距離よりも長いことが望ましい。また、前記下側板11の前端部分は、図1に示されるように上方に向けて傾斜し、下側板11の下面が傾斜面となることが望ましい。なお、該傾斜面の傾斜角度は、例えば、水平面に対して5〜30度であるが、適宜変更することができる。
【0043】
また、ローラ支持装置20は、図1に示されるように、ローラとしての回転ローラ23、該回転ローラ23を回転可能に支持するローラ支持部材としての上側支持ブラケット26、該上側支持ブラケット26が取り付けられるローラ支持部材としての下側支持ブラケット22、該下側支持ブラケット22を下方から弾性的に支持する弾性部材としてのばね部材28、及び、該ばね部材28を下方から支持し、射出装置支持台36の上面に取り付けられるベース部材29を備える。なお、前記上側支持ブラケット26及び下側支持ブラケット22は一体的に形成されていてもよい。また、前記回転ローラ23は、図5に示されるように、回転軸25を介して、前記上側支持ブラケット26に取り付けられる。
【0044】
ここで、前記ばね部材28は、例えば、中心部が空洞になったコイルばねであることが望ましいが、いかなる種類のものであってもよい。そして、図5に示されるように、ばね部材28の中心部には、ガイドロッド27が配設される。該ガイドロッド27の下端には、ねじ部が形成され、ベース部材29に穿(せん)設されたねじ孔に螺入されて、固定されている。また、下側支持ブラケット22には、段付孔16が穿設され、該段付孔16の小径部に前記ガイドロッド27の上端部が上下動可能に挿入されている。これにより、前記下側支持ブラケット22は、上下方向に移動可能であるが、横方向には、前記ガイドロッド27によって規制され、移動不能となる。
【0045】
また、該ガイドロッド27の上端には、ねじ孔が穿設され、アジャストボルト17が螺入される。そして、該アジャストボルト17のボルトヘッドの下面と前記ガイドロッド27の上端面との間には、穴あき円盤状のワッシャ18が配設される。該ワッシャ18は、外径が段付孔16の大径部の内径より小さく、かつ、小径部の内径より大きいので、下面が前記段付孔16の段部の面に接触する。
【0046】
ここで、ばね部材28の自由長は、図5に示される状態よりも長い。つまり、図5に示される状態において、前記ばね部材28はいくらか圧縮された状態、すなわち、予圧(プリロード)がかけられた状態となっている。なお、図5に示される状態において、ワッシャ18は下面がガイドロッド27の上端面に接触しているので、これ以上、下がることがない。すなわち、図5に示される状態は、予圧を最大にかけた状態である。
【0047】
そして、この状態からアジャストボルト17を緩めるとボルトヘッドの下面が上昇する。すると、前記ばね部材28の上向きのばね力によって下側支持ブラケット22が上昇し、ワッシャ18も上昇する。これにより、ばね部材28にかけられている予圧が減少する。このように、前記アジャストボルト17を緩めたり締め付けたりして、前記ばね部材28にかける予圧を調整することができる。
【0048】
また、回転ローラ23に下向きの外力が加えられた場合、該外力が下側支持ブラケット22に伝達されるので、該下側支持ブラケット22は下方に移動させられる。この場合の移動距離Sは、ばね部材28のばね力と前記外力によって決定される。なお、前記ばね部材28、ガイドロッド27等は、図5に示されるように、複数配設されることが望ましい。また、前記ばね部材28の上向きのばね力は、前記加熱シリンダ31の先端近傍の重量を弱く支持する程度の力であることが望ましい。
【0049】
これにより、前記回転ローラ23は、所定のストロークの範囲内で上下方向に移動し、下側板11を下方から弾性的に支持することができる。
【0050】
次に、前記構成の可塑化装置用支持装置の動作について説明する。
【0051】
まず、加熱シリンダ31内において回転スクリュ32が回転させられると、ホッパから投入されたペレット状の樹脂原料が加熱され、溶融され、可塑化され、流動性の溶融樹脂となる。そして、加熱シリンダ31内の図3における回転スクリュ32より左側の部分に溶融樹脂が蓄積される。そして、型締装置が作動して、可動金型の合わせ面が固定金型の合わせ面に押し付けられて型閉が行われ、前記固定金型及び可動金型の合わせ面に成形品の形状を有するキャビティが形成される。
【0052】
続いて、スライド部材駆動装置が作動し、スライド部材41が前方へ移動させられる。これにより、前記加熱シリンダ31が前進するので、ノズル33が固定プラテン34に形成された挿入孔35内に進入する。そして、前記ノズル33の先端は固定金型の背面に取り付けられたスプルーブッシュに押し付けられる。
【0053】
ここで、前記加熱シリンダ31が図3において右方に位置する時は、レール部材10の下側板11の下面と、ローラ支持装置20の回転ローラ23の上面とは、接触しておらず、離れている。なお、前記回転ローラ23の上面の高さ位置は、図1に示されるように、下側板11の下面の高さ位置よりもわずかに高くなっている。そして、前記加熱シリンダ31とともに前記レール部材10が前進すると、まず、下側板11の先端部の下面に形成された傾斜面が前記回転ローラ23に接触する。すると、該回転ローラ23は、下側支持ブラケット22、ばね部材28等を介して、上下方向に移動可能に下方から弾性的に支持されているので、徐々に下方に移動させられる。
【0054】
そして、下側板11の下面の水平な部分が回転ローラ23上に来ると、該回転ローラ23は、それ以上、下方に移動することがなく、前記下側板11の下面とのトラクションによって回転させられる。ここで、前記回転ローラ23にはばね部材28による上向きの力が伝達されているので、前記レール部材10の下側板11は、上向きの力を受ける、すなわち、下方から支えられる。
【0055】
このように、加熱シリンダ31が前進している間、前記加熱シリンダ31の先端近傍の重量は、前記レール部材10及びローラ支持装置20によって支持されている。そのため、前記加熱シリンダ31が自重によって撓むことがないので、前記回転スクリュ32の外周が前記加熱シリンダ31の内周面と接触し、前記回転スクリュ32の外周及び加熱シリンダ31の内周面が摩耗してしまうことがない。
【0056】
また、前記加熱シリンダ31の先端に取り付けられたノズル33の高さ方向の位置は、変化することがない。したがって、前記ノズル33の先端がスプルーブッシュに押し付けられる時に、前記ノズル33の先端の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致しているので、前記ノズル33又はスプルーブッシュが損傷することがない。
【0057】
なお、前記レール部材10とローラ支持装置20との相対的位置関係は、適宜変更することができる。例えば、前記ローラ支持装置20を図3に示される位置よりも右方に配設すると、前述されたように前記加熱シリンダ31が前進を開始した時には、レール部材10の下側板11の下面とローラ支持装置20の回転ローラ23の上面とが接触した状態となる。また、前記レール部材10をより長くすると、同様に、レール部材10の下側板11の下面とローラ支持装置20の回転ローラ23の上面とが接触している区間が長くなる。
【0058】
次に、金型が交換されると、スプルーブッシュの高さ位置がわずかではあるが変化する。そのため、ノズル33の先端の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致するように、調整ボルト43を回転させ、加熱シリンダ31の後方部分の高さ位置を調整する。この場合、該加熱シリンダ31の先端近傍は、前記レール部材10及びローラ支持装置20によって、上下方向に移動可能に下方から弾性的に支持されているので、前記加熱シリンダ31の後方部分に追随して、上下方向に移動する。すなわち、前記高さ位置の変化量がわずかであって、回転ローラ23が上下方向に移動可能な範囲内であれば、調整ボルト43を回転させて、加熱シリンダ31の後方部分の高さ位置を調整することによって、該加熱シリンダ31は、水平な状態を維持しながら上下方向に移動する。
【0059】
そのため、金型が交換されてスプルーブッシュの高さ位置が変化した場合でも、調整ボルト43を回転させるだけで、ノズル33の先端の中心軸とスプルーブッシュの中心軸とが一致するように、加熱シリンダ31全体の高さ位置を適切に調整する。したがって、前記加熱シリンダ31全体の高さ位置の調整を容易に短時間で行うことができる。
【0060】
また、加熱シリンダ31の高さ位置の調整を行った後も、前述されたように、前記加熱シリンダ31の先端近傍の重量は、レール部材10及びローラ支持装置20によって支持されているので、前記加熱シリンダ31が自重によって撓むことがない。
【0061】
このように、本実施の形態においては、加熱シリンダ31の先端近傍における下面にレール部材10が取り付けられ、該レール部材10の下側板11の下面を回転ローラ23によって下方から支持するようになっている。しかも、該回転ローラ23を支持する上側支持ブラケット26及び下側支持ブラケット22は、ばね部材28によって上下方向に移動可能に下方から弾性的に支持されている。
【0062】
そのため、加熱シリンダ31は、先端近傍が下方から支持されるので、自重によって撓むことがない。また、加熱シリンダ31の高さ位置を調整する時も、回転ローラ23の高さは、自動的に変化するので、調整する必要がない。したがって、加熱シリンダ31全体の高さ位置も、調整ボルト43を回転させるだけで、容易に短時間で行うことができる。さらに、回転ローラ23の高さ調整が不要なので、調整ミスが発生することもない。
【0063】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同一符号を付与し、その説明を省略する。
【0064】
図6は本発明の第2の実施の形態における射出装置を示す側面図である。
【0065】
本発明の第2の実施の形態においては、レール部材10が射出装置支持台36の上面に取り付けられ、ローラ支持装置20が加熱シリンダ31の下面に取り付けられている。
【0066】
なお、前記レール部材10とローラ支持装置20との相対的位置関係は、適宜変更することができる。例えば、前記レール部材10を図6に示される位置よりも右方に配設すると、前述されたように前記加熱シリンダ31が前進を開始した時には、レール部材10の上側板11’ の上面とローラ支持装置20の回転ローラ23の下面とが接触した状態となる。また、前記レール部材10をより長くすると、同様に、レール部材10の上側板11’ の下面とローラ支持装置20の回転ローラ23の上面とが接触している区間が長くなる。
【0067】
このように、本実施の形態においては、レール部材10が射出装置支持台36の上面に取り付けられ、ローラ支持装置20が加熱シリンダ31の下面に取り付けられている。
【0068】
この場合、ローラ支持装置20のほうがレール部材10よりも軽量なので、加熱シリンダ31に加えられる重量が前記第1の実施の形態の場合よりも低減される。そのため、前記加熱シリンダ31の撓みをより効果的に防止することができる。
【0069】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0070】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、可塑化装置用支持装置においては、樹脂を可塑化する可塑化装置と該可塑化装置を支持する支持台との間に配設されるレール部材と、該レール部材に接触する回転可能なローラ、該ローラを支持する上下方向に移動可能なローラ支持部材、及び、該ローラ支持部材を支持する弾性部材を備え、前記可塑化装置と支持台との間に配設されるローラ支持装置とを有する。
【0071】
この場合、可塑化装置は、下方から支持されるので、自重によって撓むことがない。また、可塑化装置の高さ位置を調整する時、ローラの高さは、自動的に変化するので、調整する必要がない。さらに、ローラの高さ調整が不要なので、調整ミスが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置を示す側面図である。
【図2】従来の支持装置が取り付けられた可塑化装置を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における射出装置を示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置を示す側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における可塑化装置用支持装置のローラ支持装置示す側面図であり図1のB部拡大部分断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における射出装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 レール部材
20 ローラ支持装置
22 下側支持ブラケット
23 回転ローラ
26 上側支持ブラケット
28 ばね部材
31 加熱シリンダ
32 回転スクリュ
33 ノズル

Claims (6)

  1. (a)樹脂を可塑化する可塑化装置と該可塑化装置を支持する支持台との間に配設されるレール部材と、
    (b)該レール部材に接触する回転可能なローラ、該ローラを支持する上下方向に移動可能なローラ支持部材、及び、該ローラ支持部材を支持する弾性部材を備え、前記可塑化装置と支持台との間に配設されるローラ支持装置とを有することを特徴とする可塑化装置用支持装置。
  2. 前記レール部材は、前記可塑化装置に取り付けられ、前記ローラ支持装置は、前記支持台に取り付けられる請求項1に記載の可塑化装置用支持装置。
  3. 前記レール部材は、前記支持台に取り付けられ、前記ローラ支持装置は、前記可塑化装置に取り付けられる請求項1に記載の可塑化装置用支持装置。
  4. 前記ローラ支持部材は、ベース部材、及び、該ベース部材にガイドロッドを介して取り付けられ、前記ローラを回転可能に支持する支持ブラケットを備え、前記弾性部材は、前記支持ブラケットと前記ベース部材との間に介在する請求項1に記載の可塑化装置用支持装置。
  5. 前記ガイドロッドは、前記支持ブラケットを軸方向に摺動自在に支持し、前記支持ブラケットをアジャストするアジャストボルトが螺入されている請求項4に記載の可塑化装置用支持装置。
  6. 前記弾性部材は、ばね部材である請求項1〜5のいずれか1項に記載の可塑化装置用支持装置。
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