JP2006321227A - 竪型成形機及び竪型成形機の成形方法 - Google Patents

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辰彦 下川
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Abstract

【課題】駆動機構部が破損するのを防止することができるようにする。
【解決手段】フレームと、該フレームに固定され、上金型が取り付けられた上プラテンと、該上プラテンから下方に向けて延在させて配設された連結部材と、前記上プラテンより下方において、前記連結部材によって保持された下方基材と、前記連結部材に沿って進退自在に配設され、下金型が取り付けられた下プラテン35と、該下プラテン35を進退させ、下金型を上金型に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締用の駆動部と、型開き方向に下プラテン35が移動するのを規制する安全装置とを有する。下プラテン35が型開き方向に移動するのが規制されるので、駆動機構部が破損するのを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、竪型成形機及び竪型成形機の成形方法に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
そして、竪型の射出成形機、すなわち、竪型成形機は、金型装置、型締装置及び射出装置を有し、前記金型装置は固定された下金型、及び上下方向に移動自在に配設された上金型を備え、型締装置は、固定された下プラテン、及び上下方向に移動自在に配設された上プラテン、トグル機構及び型締用モータを備え、該型締用モータを駆動し、トグル機構を作動させ、上プラテンを進退させることによって型閉じ、型締め及び型開きを行う。その結果、型締めに伴い、下金型と上金型との間にキャビティ空間が形成される。
一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる前記加熱シリンダ、溶融させられた樹脂を射出する射出ノズル、計量用モータ、射出用モータ等を備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そして、計量用モータを駆動し、前記スクリューを回転させながら後退させることによって、スクリューの前方に樹脂を溜め、射出用モータを駆動し、前記スクリューを前進させることによって、射出ノズルから樹脂を射出し、前記キャビティ空間に充填する(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−103958号公報
しかしながら、前記従来の竪型成形機においては、上プラテンの上下方向における移動に伴って射出装置を上下方向に移動させる必要があり、そのための機構が複雑になり、竪型成形機のコストが高くなってしまう。
そこで、上プラテンを固定し、下プラテンを上下方向に移動させるようにした竪型成形機が考えられる。その場合、射出装置を移動させる必要がなくなるので、機構を簡素化することができ、竪型射出成形機のコストを低くすることができる。
ところが、下プラテンを移動させるようになっているので、何らかの理由で下プラテンが自重で下方に移動すると、下方に配設されたトグル機構等の駆動機構部を破損させてしまう。
本発明は、前記従来の竪型成形機の問題点を解決して、駆動機構部が破損するのを防止することができる竪型成形機及び竪型成形機の成形方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明の竪型成形機においては、フレームと、該フレームに固定され、上金型が取り付けられた上プラテンと、該上プラテンから下方に向けて延在させて配設された連結部材と、前記上プラテンより下方において、前記連結部材によって保持された下方基材と、前記連結部材に沿って進退自在に配設され、下金型が取り付けられた下プラテンと、該下プラテンを進退させ、下金型を上金型に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締用の駆動部と、型開き方向に下プラテンが移動するのを規制する安全装置とを有する。
本発明によれば、竪型成形機においては、フレームと、該フレームに固定され、上金型が取り付けられた上プラテンと、該上プラテンから下方に向けて延在させて配設された連結部材と、前記上プラテンより下方において、前記連結部材によって保持された下方基材と、前記連結部材に沿って進退自在に配設され、下金型が取り付けられた下プラテンと、該下プラテンを進退させ、下金型を上金型に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締用の駆動部と、型開き方向に下プラテンが移動するのを規制する安全装置とを有する。
この場合、下プラテンが型開き方向に移動するのが規制されるので、駆動機構部が破損するのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態における竪型成形機の平面図、図3は本発明の実施の形態における竪型成形機の正面図、図4は本発明の実施の形態における竪型成形機の側面図、図5は本発明の実施の形態における竪型成形機の要部を示す側面図である。
図において、11は竪型成形機を搭載するためのフレームであり、該フレーム11は、ベース12、該ベース12と所定の距離を置いて配設され、矩形の形状を有する第1の上部材としての上枠13、該上枠13より低い位置に、上枠13と隣接させて配設され、矩形の形状を有する第2の上部材としての載置板14、前記ベース12と上枠13との間に垂直方向に配設され、上枠13を支持する複数の第1の支柱15、及び前記ベース12と載置板14との間に垂直方向に配設され、載置板14を支持する複数の第2の支柱16を備える。
前記フレーム11には、射出装置21、該射出装置21の前方に配設された金型装置22、型締装置23、前記射出装置21を進退自在に支持する可塑化移動装置24、型厚調整装置25等が搭載される。そして、前記型締装置23は、上枠13に取り付けられ、フレーム11に固定された固定部材としての、かつ、固定プラテンとしての上プラテン31、該上プラテン31より下方に配設された下方基材としてのトグルサポート32、前記上プラテン31から下方に向けて延在させて配設され、前記上プラテン31とトグルサポート32とを連結し、かつ、トグルサポート32を保持する複数の連結部材としてのタイバー34、該タイバー34に沿って上下方向に進退自在に配設された可動部材としての、かつ、可動プラテンとしての下プラテン35、前記トグルサポート32と下プラテン35との間に配設されたトグル機構37、型締用の駆動部としての型締用モータ38、該型締用モータ38を駆動することによって発生させられた回転をトグル機構37に伝達するプーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ39a、及び駆動プーリと従動プーリ39aとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルト39bから成る。)39、該回転伝達系39と連結されたボールねじ(第1の変換要素としてのボールねじ軸125だけが示される。)、該ボールねじと連結され、ボールねじの回転に伴って進退させられるクロスヘッド102等を備える。なお、前記トグル機構37、ボールねじ、クロスヘッド102等によって駆動機構部が構成される。
前記ボールねじは、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能し、そのために、前記ボールねじ軸125、及び該ボールねじ軸125と螺合させられる第2の変換要素としての図示されないボールナットから成る。前記ボールねじ軸125は、トグルサポート32に対して回転自在に配設され、回転伝達系39と連結される。また、前記ボールナットはクロスヘッド102に取り付けられる。そして、トグルサポート32にガイドロッド121が上方に向けて、かつ、クロスヘッド102を貫通して延在させられる。したがって、ボールねじ軸125が回転すると、ボールナットが進退させられ、クロスヘッド102がガイドロッド121に沿って進退させられる。
そして、前記上プラテン31に、第1の金型としての、かつ、固定金型としての上金型41が取り付けられ、前記下プラテン35に、前記上金型41と対向させて、第2の金型としての、かつ、可動金型としての下金型43が取り付けられ、上金型41及び下金型43によって前記金型装置22が構成される。なお、前記上金型41にはホットランナ40が配設され、該ホットランナ40は、ホットランナ構造を有し、上金型41の側面に開口して水平に延びる第1のランナ部、及び該第1のランナ部の先端から下方に向けて延び、キャビティ空間に開口する第2のランナ部を備える。そのために、ホットランナ40内に「L」字状の形状を有するアダプタが配設される。この場合、上金型41から成形材料としての樹脂をパージすることができるので、パージを行う際に射出装置21を後退させる必要がなくなる。したがって、パージのための作業を簡素化することができる。
ところで、本実施の形態においては、上プラテン31が上枠13に取り付けられ、各タイバー34は、上端が上プラテン31に固定され、下方に延び、下方においてトグルサポート32、下プラテン35及びトグル機構37を垂下させて保持する。そのために、前記各タイバー34は、上端において型厚調整部材としての調整ナット61と螺合させられ、下プラテン35及びトグルサポート32を貫通して下方に延び、ナット111と螺合させられ、トグルサポート32をタイバー34の下端の近傍に固定する。
この場合、前記トグルサポート32、下プラテン35及びトグル機構37は、各上プラテン31の下方において垂下させて保持されるので、タイバー34の下端の位置が安定しないと、型閉じ、型締め及び型開きを円滑に行うことができない。そこで、前記ベース12に、上方に向けて突出させて振止部113が形成される。該振止部113には、前記タイバー34をナット111より下方に延在させて形成された被振止部34dを摺動自在に収容することができるように図示されない摺動穴が形成され、前記被振止部34dの下端が摺動穴内に嵌入される。したがって、タイバー34は、上端が上プラテン31を介して上枠13に固定され、下端が振止部113に嵌入されて保持されるので、上枠13とベース12との間に安定させて延在させることができる。その結果、各タイバー34に沿って下プラテン35を安定させて進退させることができるので、型閉じ、型締め及び型開きを円滑に行うことができる。
前記トグル機構37は、クロスヘッド102に対して揺動自在に支持されたトグルレバー105、トグルサポート32に対して揺動自在に支持されたトグルレバー106、及び下プラテン35に対して揺動自在に支持されたトグルアーム107を備え、トグルレバー105、106間、及びトグルレバー106とトグルアーム107との間がそれぞれリンク結合される。
前記型締用モータ38を駆動して、クロスヘッド102をトグルサポート32と下プラテン35との間で進退させると、前記トグル機構37が屈伸させられ、下プラテン35がタイバー34に沿って進退させられる。その結果、下金型43を上金型41に対して接離させて、型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。なお、型締め時に型締用モータ38によって発生させられる型締力により、タイバー34が伸び、それに伴って、前記トグルサポート32は下方に移動させられる。
また、前記射出装置21は、シリンダ部材としての加熱シリンダ45、該加熱シリンダ45内において、回転自在に、かつ、進退自在に配設された射出部材としての図示されないスクリュー、前記加熱シリンダ45の前端に取り付けられた射出ノズル46、前記加熱シリンダ45の後端の近傍に配設された図示されないホッパ、前記スクリューの後端に突出させて形成された図示されないスクリュー軸、進退自在に配設され、前記スクリューを回転自在に支持する加圧部材としてのプレッシャプレート51、該プレッシャプレート51に取り付けられ、プーリ・ベルト式の回転伝達系(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)52を介してスクリュー軸と連結された計量用の駆動部としての計量用モータ54、前記可塑化移動装置24のフレーム50に取り付けられ、プレッシャプレート51と連結された射出用の駆動部としての一対の射出用シリンダ56等を備える。該各射出用シリンダ56は、シリンダ部57、及び該シリンダ部57から後方に向けて延びるピストン58を備え、各ピストン58の先端がプレッシャプレート51と連結される。
そして、前記型厚調整装置25は、各タイバー34の上端と螺合させられる調整ナット61、型厚調整用の駆動部としての型厚モータ62、該型厚モータ62を駆動することによって発生させられた回転を各調整ナット61に伝達する伝動部材としてのギヤ機構等を備え、トグルサポート32を上プラテン31に対して進退させて型厚調整を行う。
型厚モータ62を駆動することによって発生させられた回転は、ギヤ機構を介して調整ナット61に伝達されて各調整ナット61を同じ回転角度だけ回転させる。前記各調整ナット61はタイバー34の上端と螺合させられているので、各調整ナット61の回転角度に対応する量だけ調整ナット61がタイバー34の軸方向に移動する。その結果、トグルサポート32を上プラテン31に対して進退させることができる。
次に、竪型成形機の動作について説明する。
前記構成の射出装置21において、計量工程時に、計量用モータ54を駆動すると、該計量用モータ54の回転は、回転伝達系52を介してスクリュー軸に伝達され、スクリューが回転させられる。そして、ホッパから供給された樹脂は、加熱シリンダ45内において加熱されて溶融させられ、前方に移動して、スクリューの前方に溜められる。これに伴って、スクリューは、所定の位置まで後退させられる。
次に、前記型締用モータ38を駆動すると、該型締用モータ38の回転は、回転伝達系39を介してボールねじ軸125に伝達され、ボールナットが進退させられ、クロスヘッド102も進退させられる。そして、該クロスヘッド102の上方への移動(前進)に伴って、トグル機構37が伸展させられ、下プラテン35が上方に移動させられて型閉じが行われ、上金型41に下金型43が当接させられる。続いて、型締用モータ38を更に駆動すると、トグル機構37において型締力が発生させられ、該型締力で上金型41に下金型43が押し付けられ、上金型41と下金型43との間にキャビティ空間が形成される。
そして、射出工程時に、射出ノズル46を上金型41に押し付けてノズルタッチを行い、射出用シリンダ56を駆動すると、スクリューが前進させられ、スクリューの前方に溜められた樹脂は、射出ノズル46から射出されて前記キャビティ空間に充填され、該キャビティ空間内において冷却されて固化され、成形品になる。
次に、クロスヘッド102の下方への移動(後退)に伴って、トグル機構37が屈曲させられると、下プラテン35が下方に移動させられ、型開きが行われる。
また、前記トグルサポート32には上方に向けて取付部141が形成され、該取付部141にエジェクロッド143が取り付けられる。したがって、型開きに伴って下プラテン35が下方に移動すると、エジェクロッド143が相対的に上方に移動させられ、下プラテン35内の穴に嵌入させられる。その結果、前記エジェクロッド143の上方に配設された図示されないエジェクタピンは、下金型43から上方に移動させられ、前記成形品を突き出す。なお、前記エジェクロッド143、エジェクタピン等によってエジェクタ装置が構成される。
本実施の形態においては、上プラテン31がフレーム11の上端において上枠13に固定され、上プラテン31に上金型41が取り付けられるとともに、上金型41の側面に射出ノズル46が押し付けられて樹脂が射出されるようになっているので、上金型41に隣接させて射出装置21を配設することができる。したがって、射出装置21を上下方向に移動させる必要がなくなるので、竪型成形機の機構を簡素化することができるとともに、竪型成形機のコストを低くすることができる。
また、上プラテン31上に射出装置21を配設する必要がないので、竪型成形機を小型化することができる。
ところで、前記構成の竪型成形機においては、正面から見て金型装置22及び型締装置23の手前に図示されない安全ドアが配設され、操作者が金型装置22を交換したり、型締装置23等の保守を行ったりしようとして、安全ドアを開くと、竪型成形機の運転が停止されるようになっている。そして、安全ドアが開かれている間に、下プラテン35及び下金型43が上方に移動することがないように、第1の安全装置が配設されるようになっている。
また、何らかの理由で、下プラテン35を保持することができない状態になると、下プラテン35が自重で下方に移動し、下方に配設されたトグル機構37、回転伝達系39等の駆動機構部、金型装置22等を破損させてしまう。そこで、本実施の形態においては、下プラテン35を保持することができない状態になって、下プラテン35が自重で下方に移動しても、駆動機構部を破損させることがないように、第2の安全装置が配設されるようになっている。
次に、前記第1、第2の安全装置について説明する。
図1は本発明の実施の形態における第1、第2の安全装置の配設状態を示す側面図、図6は本発明の実施の形態における第1の安全装置の配設状態を示す平面図である。
図において、15は第1の支柱、32はトグルサポート、34はタイバー、35は下プラテン、141は前記トグルサポート32にブラケットBrを介して取り付けられた取付部、143はエジェクタロッド、151は型閉じ方向に下プラテン35が移動するのを規制する第1の安全装置、152は型開き方向に下プラテン35が移動するのを規制する第2の安全装置である。
前記第1の安全装置151は、下プラテン35の左側面153の前端部において、左側方に向けて突出させて形成された突出部154、該突出部154に上端が取り付けられ、下方に向けて、かつ、タイバー34と平行に延在させられた第1の被規制部材としてのロッド155、該ロッド155の下方の所定の箇所に、前端をロッド155に臨ませて進退自在に配設された一対の規制部材としてのシャッタ156、157、該シャッタ156、157を進退自在に保持する保持部158等を備える。該保持部158はトグルサポート32に移動不能に固定される。前記ロッド155の下方の軸方向における所定の長さにわたって、規制部としての規制歯163が形成される。また、前記ロッド155の上端には、固定部としてのボルト165が固定され、該ボルト165と前記突出部154との間に、複数の板ばねから成る衝撃吸収部としての板ばね積層体167が配設される。
前記構成の第1の安全装置151において、安全ドアが開かれると、制御部の図示されない移動規制処理手段は、移動規制処理を行い、アクチュエータとしての図示されない第1のエアシリンダを駆動し、前記シャッタ156、157を前進させる。その結果、シャッタ156、157の前端と規制歯163とが係合させられ、トグルサポート32に対するロッド155の移動が規制され、下プラテン35及び下金型43の上方への移動、すなわち、型閉じ方向への移動が規制される。
なお、板ばね積層体167は、ロッド155の移動が規制される際に、ロッド155に衝撃が加わるのを防止する。
また、前記第2の安全装置152は、前記左側面153の後端部において、左側方に向けて突出させて形成された突出部174、該突出部174に上端が取り付けられ、下方に向けて、かつ、タイバー34と平行に延在させられた第2の被規制部材としてのロッド175、該ロッド175の下方の所定の箇所に、前端をロッド175側に向けて進退自在に配設された規制部材としてのシャッタ176、該シャッタ176を進退自在に保持する保持部178、下プラテン35があらかじめ設定された限界位置に到達したことを検出する位置検出部159等を備える。前記保持部178はトグルサポート32に移動不能に固定される。また、前記位置検出部159は、下プラテン35に、下方に延在させて取り付けられた被検出要素としてのカム161、及びトグルサポート32の所定の箇所に取り付けられた検出要素としての近接センサ162を備える。
前記ロッド175の上端には、ねじ部186が形成され、前記突出部174と当接させて、かつ、前記ねじ部186と螺合させて調整部としてのナット185が配設される。
前記構成の第2の安全装置152において、安全ドアが開かれて竪型成形機の運転が停止され、段取りが行われている間に、下プラテン35及び下金型43が下方に移動すると、それに伴って、カム161が下方に移動する。そして、下プラテン35があらかじめ設定された限界位置に達すると、近接センサ162がカム161を検出し、検出信号を制御部に送る。
次に、検出信号が制御部に送られると、前記移動規制処理手段は、アクチュエータとしての第2のエアシリンダ188を駆動し、前記シャッタ176を前進させる。その結果、シャッタ176の前端がロッド175の下方に置かれ、シャッタ176とロッド175の下端面とが当接させられ、トグルサポート32に対するロッド175の移動が規制され、下プラテン35及び下金型43の下方への移動、すなわち、型開き方向への移動が規制され、下プラテン35及び下金型43は停止させられる。なお、本実施の形態においては、シャッタ176とロッド175の下端面とが当接させられるようになっているが、ロッド175に規制歯を形成し、ロッド175とシャッタ176とを係合させることができる。
このように、本実施の形態においては、下プラテン35が型開き方向に移動するのが規制されるので、駆動機構部が破損するのを防止することができる。
本実施の形態においては、下プラテン35の前記限界位置において、エジェクタロッド143の上端より下プラテン35の上端が所定の値だけ上方に置かれる。したがって、下プラテン35が第2の安全装置152によってエジェクタ突出位置より手前で停止させられ、エジェクタロッド143が下プラテン35より上方に突出することがない。
このように、本実施の形態においては、下プラテン35を保持することができない状態になって、下プラテン35が自重で下方に移動しても、駆動機構部、金型装置22等を破損させることがないように、第2の安全装置152が配設されるようになっている。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における第1、第2の安全装置の配設状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態における竪型成形機の平面図である。 本発明の実施の形態における竪型成形機の正面図である。 本発明の実施の形態における竪型成形機の側面図である。 本発明の実施の形態における竪型成形機の要部を示す側面図である。 本発明の実施の形態における第1の安全装置の配設状態を示す平面図である。
符号の説明
11 フレーム
31 上プラテン
32 トグルサポート
34 タイバー
35 下プラテン
38 型締用モータ
41 上金型
43 下金型
152 第2の安全装置

Claims (5)

  1. (a)フレームと、
    (b)該フレームに固定され、上金型が取り付けられた上プラテンと、
    (c)該上プラテンから下方に向けて延在させて配設された連結部材と、
    (d)前記上プラテンより下方において、前記連結部材によって保持された下方基材と、
    (e)前記連結部材に沿って進退自在に配設され、下金型が取り付けられた下プラテンと、
    (f)該下プラテンを進退させ、下金型を上金型に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締用の駆動部と、
    (g)型開き方向に下プラテンが移動するのを規制する安全装置とを有することを特徴とする竪型成形機。
  2. 前記安全装置は段取りが行われている間に下プラテンの移動を規制する請求項1に記載の竪型成形機。
  3. 前記安全装置は、下プラテンをエジェクタ突出位置より手前で停止させる請求項1に記載の竪型成形機。
  4. 前記安全装置は、あらかじめ決定された限界位置に下プラテンが達すると、自動的に下プラテンを停止させる請求項1に記載の竪型成形機。
  5. フレーム、該フレームに固定され、上金型が取り付けられた上プラテン、該上プラテンから下方に向けて延在させて配設された連結部材、前記上プラテンより下方において、前記連結部材によって保持された下方基材、前記連結部材に沿って進退自在に配設され、下金型が取り付けられた下プラテン、及び該下プラテンを進退させ、下金型を上金型に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開きを行う型締用の駆動部を有する竪型成形機の成形方法において、
    (a)前記下プラテンを進退させ、下金型を上金型に対して接離させ、型閉じ、型締め及び型開きを行い、
    (b)型開き方向における下プラテンの移動を下限位置で規制することを特徴とする竪型成形機の成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8075032B2 (en) 2009-08-05 2011-12-13 The Goodyear Tire & Rubber Company Safety sling for a tire curing machine
JP2014144629A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機

Cited By (2)

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