JP2006321225A - 射出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出装置の寸法を小さくすることができ、成形機を小型化することができるようにする。
【解決手段】シリンダ部材と、シリンダ部材内において進退自在に配設された射出部材と、射出部材の後端と連結された加圧部材と、加圧部材と連結され、ピストンを内包する射出シリンダ56と、射出シリンダ56に射出部材を進退させるための媒体を供給する媒体供給部と、射出部材を回転させることによって計量を行う計量用の駆動部とを有する。そして、射出シリンダ56、媒体供給部及び計量用の駆動部が互いに平行に配設されるので、射出シリンダ56、媒体供給部及び計量用の駆動部をオーバラップさせることができる。射出装置21の寸法を小さくすることができ、成形機を小型化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出装置に関するものである。
従来、成形機、例えば、射出成形機においては、加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に充填し、該キャビティ空間内において冷却して固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
そのために、射出成形機は、金型装置、型締装置及び射出装置を有し、前記金型装置は固定金型、及び進退自在に配設された可動金型を備え、前記型締装置は、前記固定金型が取り付けられた固定プラテン、該固定プラテンと対向させて配設されたベースプレート、前記固定プラテンとベースプレートとの間において進退自在に配設され、前記可動金型が取り付けられた可動プラテン、該可動プラテンとベースプレートとの間に配設されたトグル機構、該トグル機構を作動させる型締用モータ等を備える。そして、該型締用モータを駆動し、トグル機構を作動させることによって、可動プラテンを進退させ、型閉じ、型締め及び型開きを行い、型締めに伴い、固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。
一方、前記射出装置は、ホッパから供給された樹脂を加熱して溶融させる前記加熱シリンダ、及び溶融させられた樹脂を射出する射出ノズルを備え、前記加熱シリンダ内にスクリューが回転自在に、かつ、進退自在に配設される。そして、計量用モータを駆動し、前記スクリューを回転させることによって、スクリューの前方に樹脂を溜め、それに伴ってスクリューを後退させ、射出用モータを駆動し、前記スクリューを前進させることによって、射出ノズルから樹脂を射出し、前記キャビティ空間に充填する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−90283号公報
しかしながら、前記従来の射出装置においては、スクリューの後端を回転自在に支持するプレッシャプレートに計量用モータが取り付けられるとともに、プレッシャプレートを進退させるために、プレッシャプレートの後方にボールねじ及び射出用モータが配設されるようになっているので、射出装置の寸法が大きくなり、その結果、射出成形機が大型化してしまう。
特に、竪型の射出成形機、すなわち、竪型成形機においては、固定された下プラテンに対して上下方向に移動自在に上プラテンが配設され、下プラテンに下金型が、上プラテンに上金型が取り付けられるようになっていて、前記上プラテンと射出装置とが対向させられるようになっているので、射出装置の寸法が大きくなると、竪型成形機が一層大型化してしまう。
本発明は、前記従来の射出装置の問題点を解決して、寸法を小さくすることができ、成形機を小型化することができる射出装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の射出装置においては、シリンダ部材と、該シリンダ部材内において進退自在に配設された射出部材と、該射出部材の後端と連結された加圧部材と、該加圧部材と連結され、ピストンを内包する射出シリンダと、該射出シリンダに前記射出部材を進退させるための媒体を供給する媒体供給部と、前記射出部材を回転させることによって計量を行う計量用の駆動部とを有する。
そして、前記射出シリンダ、媒体供給部及び計量用の駆動部が互いに平行に配設される。
本発明によれば、射出装置においては、シリンダ部材と、該シリンダ部材内において進退自在に配設された射出部材と、該射出部材の後端と連結された加圧部材と、該加圧部材と連結され、ピストンを内包する射出シリンダと、該射出シリンダに前記射出部材を進退させるための媒体を供給する媒体供給部と、前記射出部材を回転させることによって計量を行う計量用の駆動部とを有する。
そして、前記射出シリンダ、媒体供給部及び計量用の駆動部が互いに平行に配設される。
この場合、射出シリンダ、媒体供給部及び計量用の駆動部が互いに平行に配設されるので、計量用の駆動部、射出シリンダ及び媒体供給部をオーバラップさせることができる。したがって、射出装置の寸法を小さくすることができ、成形機を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、成形機としての竪型成形機に搭載される射出装置について説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態における竪型成形機の平面図、図3は本発明の第1の実施の形態における竪型成形機の正面図、図4は本発明の第1の実施の形態における竪型成形機の側面図である。
図において、11は竪型成形機を搭載するためのフレームであり、該フレーム11は、ベース12、該ベース12と所定の距離を置いて配設され、矩形の形状を有する第1の上部材としての上枠13、該上枠13より低い位置に、上枠13と隣接させて配設され、矩形の形状を有する第2の上部材としての載置板14、前記ベース12と上枠13との間に垂直方向に配設され、上枠13を支持する複数の第1の支柱15、及び前記ベース12と載置板14との間に垂直方向に配設され、載置板14を支持する複数の第2の支柱16を備える。
前記フレーム11には、機械装置としての射出装置21、該射出装置21の前方に配設された金型装置22、型締装置23、前記射出装置21を進退自在に支持する可塑化移動装置24、型厚調整装置25等が搭載される。そして、前記型締装置23は、上枠13に取り付けられ、フレーム11に対して固定された第1の固定部材としての、かつ、固定プラテンとしての上プラテン31、該上プラテン31より下方に配設された第2の固定部材としての、かつ、下方基材としてのトグルサポート32、前記上プラテン31から下方に向けて延在させて配設され、前記上プラテン31とトグルサポート32とを連結し、かつ、トグルサポート32を懸垂する複数の連結部材としてのタイバー34、該タイバー34に沿って上下方向に移動自在に配設された可動部材としての、かつ、可動プラテンとしての下プラテン35、前記トグルサポート32と下プラテン35との間に配設されたトグル機構37、型締用の駆動部としての型締用モータ38、該型締用モータ38を駆動することによって発生させられた回転をトグル機構37に伝達するプーリ・ベルト式の回転伝達機構(駆動要素としての駆動プーリ、従動要素としての従動プーリ、及び駆動プーリと従動プーリとの間に張設された伝動部材としてのタイミングベルトから成る。)39、該回転伝達機構39と連結された図示されないボールねじ、該ボールねじと連結され、ボールねじの回転に伴って進退させられる図示されないクロスヘッド等を備える。
前記ボールねじは、回転運動を直進運動に変換する運動方向変換部として機能し、そのために、回転伝達機構39と連結され、トグルサポート32に対して回転自在に配設された第1の変換要素としてのボールねじ軸、及びクロスヘッドに取り付けられ、前記ボールねじ軸と螺合させられる第2の変換要素としてのボールナットを備える。したがって、ボールねじ軸が回転すると、ボールナットが進退させられ、クロスヘッドが進退させられる。
そして、前記上プラテン31に、第1の金型としての、かつ、固定金型としての上金型41が取り付けられ、前記下プラテン35に、前記上金型41と対向させて、第2の金型としての、かつ、可動金型としての下金型43が取り付けられ、上金型41及び下金型43によって前記金型装置22が構成される。なお、前記上金型41にはホットランナ40が配設され、該ホットランナ40は、ホットランナ構造を有し、上金型41の側面に開口して水平に延びる第1のランナ部、及び該第1のランナ部の先端から下方に向けて延び、キャビティ空間に開口する第2のランナ部を備える。そのために、ホットランナ40内に「L」字状のアダプタが配設される。この場合、上金型41から成形材料としての樹脂をパージすることができるので、パージを行う際に射出装置21を後退させる必要がなくなる。したがって、パージのための作業を簡素化することができる。
ところで、本実施の形態においては、上プラテン31が上枠13に取り付けられ、各タイバー34は、上端が上プラテン31に固定され、下方に延び、下方においてトグルサポート32、下プラテン35及びトグル機構37を垂下させて保持する。
前記トグル機構37は、クロスヘッドに対して揺動自在に支持されたトグルレバー、トグルサポート32に対して揺動自在に支持されたトグルレバー、及び下プラテン35に対して揺動自在に支持されたトグルアームを備え、トグルレバー間、及びトグルレバーとトグルアームとの間がそれぞれリンク結合される。
前記型締用モータ38を駆動してクロスヘッドをトグルサポート32と下プラテン35との間で進退させると、前記トグル機構37が屈伸させられ、下プラテン35がタイバー34に沿って進退させられる。その結果、下金型43を上金型41に対して接離させて、型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。なお、型締め時に型締用モータ38によって発生させられる型締力により、タイバー34が伸び、それに伴って、前記トグルサポート32は下方に移動させられる。
また、前記射出装置21は、射出・計量部としての、かつ、シリンダ部材としての加熱シリンダ45、該加熱シリンダ45内において、回転自在に、かつ、進退自在に配設され、計量を行うための計量部材としての、かつ、可塑化部材としての、しかも、射出を行うための射出部材としての図示されないスクリュー、前記加熱シリンダ45の前端に取り付けられた射出ノズル46、前記加熱シリンダ45の後端の近傍に配設された図示されないホッパ、前記スクリューの後端に突出させて形成された図示されないスクリュー軸、進退自在に配設され、前記スクリューを回転自在に支持する加圧部材としてのプレッシャプレート51、該プレッシャプレート51に取り付けられ、プーリ・ベルト式の回転伝達機構52を介してスクリュー軸と連結された計量用の駆動部としての電気モータから成る計量用モータ54、前記可塑化移動装置24のフレーム50に取り付けられ、プレッシャプレート51と連結された射出用の駆動部としての一対の射出シリンダ56等を備える。該各射出シリンダ56は、固定部としてのシリンダ部57、及び該シリンダ部57から後方に向けて延びる可動部としてのピストン58を備え、シリンダ部57は図示されないフロントサポートに固定され、各ピストン58の先端がプレッシャプレート51と連結される。
そして、前記型厚調整装置25は、各タイバー34の上端に形成されたねじ部と螺合させられる調整ナット61、型厚調整用の駆動部としての型厚モータ62、該型厚モータ62を駆動することによって発生させられた回転を各調整ナット61に伝達する伝動部材としてのギヤ機構等を備え、トグルサポート32を上プラテン31に対して進退させて型厚調整を行う。
ところで、前記トグルサポート32、下プラテン35及びトグル機構37は各上プラテン31の下方において垂下させて保持されるので、タイバー34の下端の位置が安定しないと、型閉じ、型締め及び型開きを円滑に行うことができない。そこで、前記ベース12に図示されない振止部材が取り付けられる。したがって、タイバー34は、上端が上プラテン31を介して上枠13に固定され、下端が振止部材によって保持されるので、タイバー34を、上枠13とベース12との間に安定させて延在させることができる。その結果、各タイバー34に沿って下プラテン35を安定させて進退させることができるので、型閉じ、型締め及び型開きを円滑に行うことができる。
次に、竪型成形機の動作について説明する。
まず、前記構成の射出装置21において、計量工程時に、計量用モータ54を駆動し、回転伝達機構52を介してスクリュー軸に回転を伝達し、スクリューを回転させると、ホッパから供給された樹脂は、加熱シリンダ45内において加熱されて溶融させられ、前方に移動して、スクリューの前方に溜められる。これに伴って、スクリューは、所定の位置まで後退させられる。
次に、前記型締用モータ38を駆動すると、該型締用モータ38の回転は、回転伝達機構39を介してボールねじ軸に伝達され、ボールナットが進退させられ、クロスヘッドも進退させられる。そして、該クロスヘッドの前進に伴って、トグル機構37が伸展させられ、下プラテン35が前進させられて型閉じが行われ、上金型41に下金型43が当接させられる。続いて、型締用モータ38を更に駆動すると、トグル機構37において型締力が発生させられ、該型締力で上金型41に下金型43が押し付けられ、上金型41と下金型43との間にキャビティ空間が形成される。
そして、射出工程時に、射出ノズル46を上金型41に押し付けてノズルタッチを行い、射出シリンダ56を駆動し、スクリューを前進させると、スクリューの前方に溜められた樹脂は、射出ノズル46から射出されて前記キャビティ空間に充填され、該キャビティ空間内において冷却されて固化され、成形品になる。
次に、クロスヘッドの後退に伴って、トグル機構37が屈曲させられると、下プラテン35が後退させられ、型開きが行われる。
また、前記クロスヘッドには上方に向けて図示されないエジェクタロッドが取り付けられる。したがって、型開きに伴って下プラテン35が下方に移動すると、エジェクタロッドが相対的に上方に移動させられ、下プラテン35内の穴に嵌入させられる。その結果、前記エジェクタロッドの上方に配設された図示されないエジェクタピンは、下金型43から上方に移動させられ、前記成形品を突き出す。
ところで、本実施の形態においては、上プラテン31がフレーム11の上端において上枠13に固定され、上プラテン31に上金型41が取り付けられるとともに、上金型41の側面に射出ノズル46が押し付けられて樹脂が射出されるようになっているので、上金型41に隣接させて射出装置21を配設するようになっている。したがって、射出装置21を上下方向に移動させる必要がなくなるので、竪型成形機の機構を簡素化することができるとともに、竪型成形機のコストを低くすることができる。
また、上プラテン31上に射出装置21を配設する必要がないので、竪型成形機を小型化することができる。
次に、前記射出装置21の駆動機構部について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第1の斜視図、図5は本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第2の斜視図、図6は本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の断面図、図7は本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の左側面図、図8は本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の右端面図である。
前記射出装置21において、前記可塑化移動装置24は、載置板14(図3)上に、互いに平行に敷設させられた一対のレール71、72、該レール71、72に沿って走行させられ、かつ、進退させられるフレーム50、該フレーム50の下面の4箇所に配設され、前記レール71、72を摺動自在に挟持し、フレーム50を保持する支持ブロック73、前記フレーム50を進退させる可塑化移動用の駆動部としての図示されない可塑化移動用モータ等を備える。前記フレーム50は、前部材50a及び後部材50bから成る。
また、75は前部材50a上に取り付けられ、かつ、加熱シリンダ45の後端を支持する前支持部材としてのフロントサポート、76は後部材50b上に取り付けられた後支持部材としてのリヤサポートであり、フロントサポート75とリヤサポート76とは、平行に架設された二つの連結ロッド77によって連結される。そして、該連結ロッド77に沿って、プレッシャプレート51が進退させられる。また、図6に示されるように、前記加熱シリンダ45には、ホッパを取り付けるための供給部79が形成され、該供給部79に樹脂を供給するための供給口80が形成される。
前記プレッシャプレート51の上端の近傍には、プレッシャプレート51に対して移動自在に取付プレート82が取り付けられ、該取付プレート82に、計量用モータ54が出力軸83を後方に向けて、取付プレート82を貫通させて取り付けられ、計量用モータ54の回転を検出する図示されないエンコーダがスクリュー軸85側に向けて取り付けられる。また、前記プレッシャプレート51の中央部分には、スクリュー軸85がベアリングb1〜b3によって回転自在に支持され、スクリュー軸85の前端に、カップリング90を介してスクリューが連結される。
そして、前記計量用モータ54とスクリュー軸85との間に、前記回転伝達機構52が配設される。該回転伝達機構52は、出力軸83の先端に固定された駆動要素としての駆動プーリ87、従動要素としての従動プーリ88、及び駆動プーリ87と従動プーリ88との間に張設された伝動部材としてのタイミングベルト89から成る。前記スクリュー軸85の回転は、前記エンコーダによって検出される。
また、前記射出シリンダ56は、ピストン58を内包し、フレーム50上において、スクリュー軸85と同じ高さで、加熱シリンダ45を挟んで両側に配設される。前記ピストン58のピストンロッド92は、プレッシャプレート51に形成された穴を貫通して延び、先端にボルトbt1を螺合させることによってプレッシャプレート51に固定される。なお、前記ピストン58において、図示されないピストンヘッド側に図示されない第1の室が、ピストンロッド92側に図示されない第2の室が形成される。
そして、前記第1、第2の室に媒体としての油を選択的に供給し、スクリューを進退させるために、媒体供給部としての油供給部95が配設される。該油供給部95は、媒体供給源としてのポンプ96、油を収容するタンク97、第1の室に対する油の給排を行う切換弁98、第2の室に対する油の給排を行う切換弁99、前記ポンプ96を作動させる媒体供給用の駆動部としての媒体供給用モータ100、切換弁98と前記各第1の室とを連結する媒体流路L1〜L3、切換弁99と前記各第2の室とを連結する媒体流路L4〜L6等を備える。また、前記射出シリンダ56、油供給部95及び計量用モータ54が互いに平行に、かつ、隣接させて配設される。
したがって、前述されたように、計量工程時に、計量用モータ54を駆動し、回転伝達機構52を介してスクリュー軸85に回転を伝達し、スクリューを回転させると、溶融させられた樹脂が前方に移動して、スクリューの前方に溜められ、これに伴って、スクリューは後退させられる。このとき、プレッシャプレート51が後退させられるとともに、ピストン58も後退させられる。そのために、切換弁98、99が操作され、第2の室内の油はドレーンされ、第1の室にドレーンされた油の一部が供給されるが、スクリューに背圧を加えるために、ピストン58が後退させられる間、第2の室内において油の圧力が所定の値に保持される。
続いて、射出工程時に、切換弁98、99が操作され、第1の室内の油はドレーンされ、第2の室内に所定の圧力の油が供給され、前記ピストン58が前進させられる。これに伴って、プレッシャプレート51が前進させられ、スクリューも前進させられる。
なお、射出工程時における充填工程において、前記スクリュー軸85の位置は、媒体供給用モータ100の端部に取り付けられた図示されないエンコーダ、又はプレッシャプレート51の移動を検出する図示されない位置検出器によって検出され、媒体供給用モータ100の回転速度を制御することによって速度制御が行われる。また、保圧工程時において、前記射出シリンダ56内の図示されない圧力検出器によって樹脂の圧力が検出され、圧力制御が行われる。
このように、本実施の形態においては、プレッシャプレート51の上端の近傍に、出力軸83を後方に向けて計量用モータ54が配設され、加熱シリンダ45に隣接させてピストンロッド92を後方に向けて各射出シリンダ56が配設され、更に油供給部95が一方の射出シリンダ56に隣接させて配設されるので、加熱シリンダ45、計量用モータ54、各射出シリンダ56及び油供給部95を軸方向において互いにオーバラップさせることができる。しかも、油供給部95は、ポンプ96、タンク97及び媒体供給用モータ100が一体に組み付けることによって形成されるので、油供給部95の寸法を小さくすることができる。
したがって、射出装置21の寸法を小さくすることができ、竪型成形機を小型化することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図9は本発明の第2の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第1の斜視図、図10は本発明の第2の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第2の斜視図である。
この場合、前記第1の室に対する油の給排を行う図示されない第1の切換弁、第2の室に対する油の給排を行う図示されない第2の切換弁、第1の切換弁と各第1の室とを連結する図示されない媒体流路、第2の切換弁と各第2の室とを連結する図示されない媒体流路等を有する媒体給排ブロック103が配設され、該媒体給排ブロック103が媒体供給源としてのポンプ96と射出用の駆動部としての各射出シリンダ56とを接続する。
したがって、前記媒体流路を接続する作業を簡素化することができるとともに、射出装置21の部品点数を少なくすることができるので、油漏れを防止することができる。その結果、射出装置21の信頼性を向上させることができる。
前記各実施の形態においては、インライン型の射出装置について説明したが、プリプラ型の射出装置に本発明を適用することができる。
次に、プリプラ型の射出装置を備えた本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図11は本発明の第3の実施の形態における竪型成形機の正面図である。
この場合、射出・計量部としてのシリンダユニット105が配設され、該シリンダユニット105は、前端に射出ノズル46が取り付けられた第1のシリンダ部材としての射出部シリンダ106、該射出部シリンダ106内において進退自在に配設され、後端が加圧部材としてのプレッシャプレート51と連結され、射出を行うための射出部材としての図示されないプランジャ、前記射出部シリンダ106の前端部の所定の箇所に連結され、連結位置から斜め上方に向けて延在させられ、後端に計量用の駆動部としての計量用モータ108が配設された第2のシリンダ部材としての計量部シリンダ107、及び該計量部シリンダ107内において回転自在に配設され、計量を行うための計量部材としての、かつ、可塑化部材としての図示されないスクリューを備える。
前記構成の射出装置21において、計量工程時に、計量用モータ108を駆動し、計量部シリンダ107内のスクリューを回転させると、図示されないホッパから供給された成形材料としての樹脂は、計量部シリンダ107内において加熱されて溶融させられ、前方に移動して、計量部シリンダ107内に進入し、射出部シリンダ106内のプランジャの前方に溜められる。これに伴って、プランジャは、所定の位置まで後退させられる。
そして、射出工程時に、射出ノズル46を第1の金型としての、かつ、固定金型としての上金型41に押し付けてノズルタッチを行い、射出シリンダ56を駆動し、プレッシャプレート51を前進させ、プランジャを前進させると、プランジャの前方に溜められた樹脂は、射出ノズル46から射出される。
このように、本実施の形態においては、射出部シリンダ106に隣接させて各射出シリンダ56が配設され、更に媒体供給部としての油供給部95(図1)が一方の射出シリンダ56に隣接させて配設されるので、射出部シリンダ106、各射出シリンダ56及び油供給部95を軸方向において互いにオーバラップさせることができる。
したがって、射出装置21の寸法を小さくすることができ、竪型成形機を小型化することができる。
前記各実施の形態においては、射出シリンダ56を作動させるための媒体として油を使用するようになっているが、該油に代えて他の液体を使用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第1の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における竪型成形機の平面図である。 本発明の第1の実施の形態における竪型成形機の正面図である。 本発明の第1の実施の形態における竪型成形機の側面図である。 本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第2の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の左側面図である。 本発明の第1の実施の形態における射出装置の駆動機構部の右端面図である。 本発明の第2の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第1の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における射出装置の駆動機構部の第2の斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における竪型成形機の正面図である。
符号の説明
21 射出装置
45 加熱シリンダ
51 プレッシャプレート
54 計量用モータ
56 射出シリンダ
95 油供給部

Claims (7)

  1. (a)シリンダ部材と、
    (b)該シリンダ部材内において進退自在に配設された射出部材と、
    (c)該射出部材の後端と連結された加圧部材と、
    (d)該加圧部材と連結され、ピストンを内包する射出シリンダと、
    (e)該射出シリンダに前記射出部材を進退させるための媒体を供給する媒体供給部と、
    (f)前記射出部材を回転させることによって計量を行う計量用の駆動部とを有するとともに、
    (g)前記射出シリンダ、媒体供給部及び計量用の駆動部が互いに平行に配設されることを特徴とする射出装置。
  2. (a)シリンダ部材と、
    (b)該シリンダ部材内において進退自在に配設された射出部材と、
    (c)該射出部材の後端と連結された加圧部材と、
    (d)該加圧部材と連結され、ピストンを内包する射出シリンダと、
    (e)該射出シリンダに前記射出部材を進退させるための媒体を供給する媒体供給部と、
    (f)可塑化部材を回転させることによって計量を行う計量用の駆動部とを有するとともに、
    (g)前記射出シリンダ、媒体供給部及び計量用の駆動部が互いに平行に配設されることを特徴とする射出装置。
  3. 前記計量用の駆動部は、出力軸を後方に向けて前記加圧部材に取り付けられる請求項1又は2に記載の射出装置。
  4. (a)前記射出シリンダは前記シリンダ部材と隣接させて配設され、
    (b)前記媒体供給部は前記射出シリンダと隣接させて配設される請求項1又は2に記載の射出装置。
  5. 前記媒体供給部は、媒体を収容するタンク、媒体供給源、及び該媒体供給源を作動させるための媒体供給用の駆動部を一体に組み付けることによって形成される請求項1又は2に記載の射出装置。
  6. 前記射出シリンダと媒体供給部とは媒体給排ブロックによって連結される請求項4に記載の射出装置。
  7. (a)前記計量用の駆動部は前記加圧部材に取り付けられ、
    (b)該加圧部材の後方に配設され、前記計量用の駆動部の回転を前記射出部材に伝達する回転伝達機構を有する請求項1に記載の射出装置。
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