JP2000037755A - 射出成形機の射出装置及び射出方法 - Google Patents

射出成形機の射出装置及び射出方法

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JP2000037755A
JP2000037755A JP10205598A JP20559898A JP2000037755A JP 2000037755 A JP2000037755 A JP 2000037755A JP 10205598 A JP10205598 A JP 10205598A JP 20559898 A JP20559898 A JP 20559898A JP 2000037755 A JP2000037755 A JP 2000037755A
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injection
pusher plate
hydraulic cylinder
molding machine
hydraulic
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Tatsuo Sekino
龍男 関野
Hiroshi Oya
博 大矢
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
    • B29C45/5008Drive means therefor

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 射出工程でのスクリュの立上りを速くする。 【解決手段】 計量の完了後、制御装置30は、指令信
号で電動機14を作動させ、また電磁切換弁26のソレ
ノイドaを励磁する。これによりボールねじ軸8が回転
してプッシャプレート2をスクリュ7と一緒に前進させ
るとともに、アキュムレータ27の作動油が油圧シリン
ダ20の油室20bに供給されて油圧シリンダ20が伸
長し、ピストンロッド20aでプッシャプレート2を前
方に押し動かす。したがって、プッシャプレート2は、
電動機14と油圧シリンダ20の協働作用で前進させら
れることとなり、短時間で所定の射出速度に立上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱筒内の溶融樹
脂を金型の成形キャビティに射出する射出成形機及び射
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電動式射出成形機の射出装置は、一般
に、回転運動を直線運動に変換するねじ機構をサーボモ
ータで作動させてプッシャプレートをスクリュと一緒に
前進させることにより加熱筒内の溶融樹脂を金型の成形
キャビティに射出する構造となっている。
【0003】ところで、プッシャプレートの射出駆動に
おいては、射出速度・圧力を所定の値に確保する必要が
あるが、射出速度Vは、次式(1)のように、ねじ機構
のボールねじ軸のリードLとサーボモータの回転数Nに
より決まり、射出圧力Pは、次式(2)のように、ボー
ルねじ軸のリードLとサーボモータの駆動トルクTから
決定される。 V=L・N/60 …… (1) V:射出速度〔cm/sec〕 N:回転数〔min-1〕 L:ボールねじ軸のリード〔cm〕 P=2π・η・T/(L・A) …… (2) P:射出圧力〔kgf/cm2〕 T:駆動トルク〔kgf・cm〕 η:効率 A:スクリュ断面積〔cm2〕 すなわち、射出速度・圧力の性能は、ボールねじ軸のリ
ードLとサーボモータの出力(回転数N、駆動トルク
T)により確定することになる。
【0004】ここで、射出速度の立上り応答時間tは、
次式(3)で表され、同様にサーボモータの出力(回転
数N、駆動トルクT)により決定される。 t=(GD2×N)/(T×37500) …… (3) t:応答時間〔sec〕 GD2:〔kgf・cm2
【0005】したがって、所定の射出速度・圧力の性能
を得るのに適切なサーボモータを使用した場合、当然の
ことながら応答時間は使用したサーボモータの出力に見
合った値にしかならない。このため、応答時間が短くな
るように立上り性能を向上させるためには、更に大きな
駆動トルクを必要とし、モータの容量を上げなければな
らない。
【0006】しかし、容量を上げたモータを使用するこ
とは、モータの大型化は勿論、駆動系(タイミングベル
ト、プーリ、ボールねじ軸等)の剛性アップも伴い、射
出装置全体の大型化になってしまう。また、駆動系の大
型化は慣性モーメント(GD 2 )の増大にも繋がること
から、応答性の大幅な性能向上を計ることは困難であ
る。
【0007】そこで、モータを大型にすることなく、応
答性を向上させるものとして、特開昭60−13272
2号公報と特開昭61−68219号公報において新し
い技術が開示されている。すなわち、前者の射出成形機
の射出装置は、ねじ機構を作動させるサーボモータの駆
動力に、フライホイールやガス式アキュムレータの第2
の駆動力を付加してプッシャプレートを前進させる構造
となっている。
【0008】また、後者の射出装置は、ねじ機構を作動
させるサーボモータの駆動力に、ねじ軸の進退によって
圧縮量を調節されるスプリングやガス式アキュムレータ
を第2の駆動力を付加してプッシャプレートを前進させ
る構造になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、第2の駆動力としてフライホイール、ガス式ア
キュムレータ、ばね力を使用して射出工程の立上り性能
を高めているが、射出時に設定した射出速度に立上がる
までの間プッシャプレートに作用させる力及び立上りま
でに必要なストロークを任意に設定することが困難であ
る上、速度を制御することは不可能である。
【0010】また、スクリュを押し動かすプッシャプレ
ートに第2の駆動力源を搭載しているため、プッシャプ
レートの慣性モーメントが大きくなり、その分第2の駆
動力を大きくしなければならない。また、後者の射出装
置にあたっては、成形のたびに、ねじ軸を進退させなけ
ればならず、制御装置の追加と成形工程の動作が増える
という問題点がある。
【0011】本発明は、設定射出速度に立上がるまでの
ストローク及び作用力を任意に設定することができる射
出成形機の射出装置及び射出方法を提供することを目的
とする。本発明の他の目的は、射出開始時の速度制御が
可能な射出成形機の射出装置及び射出方法を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、プッシャプレートの慣
性モーメントを増大させないで済む射出成形機の射出装
置及び射出方法を提供することである。本発明の更に他
の目的は、制御が容易で、しかも成形工程の動作を増や
さないで済む射出成形機の射出装置及び射出方法を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の少なくとも1つの
目的を達成するために、請求項1の発明は、サーボモー
タ等の電動機によってねじ機構を作動させてプッシャプ
レートをスクリュ等の射出部材と一緒に前進させること
により加熱筒内の溶融樹脂を金型の成形キャビティに射
出する射出成形機の射出装置において、上記プッシャプ
レートに、上記電動機とねじ機構による射出作動の開始
時のみに、油圧源から供給された作動油により作動させ
られて上記ねじ機構と協働してプッシャプレートを前進
させる油圧シリンダを付設した構成とした。
【0013】この手段では、油圧シリンダは、電動機と
ねじ機構による射出作動の開始時のみに、油圧源から作
動油を供給されて作動し、ねじ機構と協働してプッシャ
プレートを射出部材と一緒に前進させる。油圧シリンダ
の駆動力が電動機の駆動力に付加された分、射出の応答
時間が短くなる。
【0014】上記射出成形機の射出装置において、プッ
シャプレートの後方に配設された固定プレートに油圧シ
リンダを取り付け、プッシャプレートに、油圧シリンダ
の駆動力を受ける受部を設けた構成とすることが望まし
い(請求項2)。この構成では、プッシャプレートは油
圧シリンダの停止後に受部を油圧シリンダから離して前
進を継続する。またプッシャプレートの重量増加が最低
限度に抑えられる。
【0015】請求項2記載の射出成形機の射出装置にお
いて、受部の前後位置を調整可能とすることが好ましい
(請求項3)。このようにすると、射出部材の射出開始
位置が、樹脂の射出量(計量樹脂量)によって変えられ
たような場合、それに対応して受部の前後位置を調整す
る。
【0016】上記の射出装置において、油圧源にアキュ
ムレータを使用することができる(請求項4)。この場
合は、アキュムレータから直接供給された作動油によっ
て油圧シリンダが作動する。
【0017】上記の射出装置において、油圧シリンダに
ストローク調整部材を設けることが好ましい(請求項
5)。この構成では、油圧シリンダによるプッシャプレ
ートの駆動距離を変更するような場合、ストローク調整
部材によって油圧シリンダの作動ストロークを調整す
る。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項2又は3記
載の射出成形機の射出装置において、計量工程の後期に
受部に油圧シリンダを当接させたままプッシャプレート
で油圧シリンダを縮小させながらプッシャプレートの後
退を継続して加熱筒内に溶融樹脂を計量し、計量の終了
後に、電動機と油圧シリンダを作動させてプッシャプレ
ートと一緒に射出部材を前進させることにより加熱筒内
の溶融樹脂を金型の成形キャビティに射出する構成とし
た。この構成では、油圧シリンダが受部から離れずに必
ず受部に当接している状態で射出駆動が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す
もので、射出装置は、加熱筒保持部材1とプッシャプレ
ート2及び固定プレート3を有する。加熱筒保持部材1
と固定プレート3とは一対の平行なガイドロッド5で一
体結合され、プッシャプレート2は、ガイドロッド5,
5に前後(図1で左右)に摺動自在に支持されている。
加熱筒保持部材1とプッシャプレート2及び固定プレー
ト3は互いに平行である。
【0020】加熱筒保持部材1の中央部には加熱筒6が
水平に取り付けられ、またプッシャプレート2の中央部
にはスクリュ(射出部材)7が軸受け(図示せず)で回
転自在に支持されている。加熱筒保持部材1と固定プレ
ート3には、一対のボールねじ軸8が、軸受9,10に
より軸方向の移動を止められて周方向に回転自在に支持
され、またプッシャプレート2には、一対のボールナッ
ト12が固定されている。
【0021】ボールねじ軸8,8は、加熱筒6及びスク
リュ7の横にそれらと平行に、かつ加熱筒6及びスクリ
ュ7に対して左右対称に配設されている。各ボールねじ
軸8とボールナット12は互いに螺合され、回転運動を
直線運動に変換するねじ機構を構成している。
【0022】各ボールねじ軸8には、伝動プーリ13が
それぞれ取り付けられ、また固定プレート3には、サー
ボモータ等の電動機14がブラケット15で取り付けら
れている。そして、電動機14の駆動プーリ16と各ボ
ールねじ軸8の伝動プーリ13,13に無端状のタイミ
ングベルト17が巻き掛けられており、電動機14によ
りタイミングベルト17等を介してボールねじ軸8,8
を回転させると、その回転方向にしたがってプッシャプ
レート2が前後に進退するようになっている。
【0023】符号20は油圧シリンダである。油圧シリ
ンダ20はピストンロッド20aをプッシャプレート2
の受部2aに当接させてプッシャプレート2を前進させ
るものであり、左右一対、固定プレート3の両側部にそ
れぞれ取り付けられている。油圧シリンダ20,20は
スクリュ7の中心線に対して左右対称に配設されてお
り、そのボトム側油室20bには管路21を介して油圧
ポンプ22が接続され、またロッド側油室20cには油
タンク23が管路24で接続されている。
【0024】管路21の油圧シリンダ20側には電磁切
換弁26が設けられ、また油圧ポンプ22側にはアキュ
ムレータ27が接続されている。電磁切換弁26は、第
1位置で油圧ポンプ22と油圧シリンダ20,20の連
絡を断って油圧シリンダ20,20を油タンク23に連
絡し、ソレノイドaが励磁された第2位置で油圧ポンプ
22を油圧シリンダ20,20に接続するものである。
ボールねじ軸8,8を回転させる電動機14と、電磁切
換弁26のソレノイドa、及び油圧ポンプ22を作動さ
せる電動モータ28には、それらの作動をそれぞれ制御
する制御装置30が接続されている。
【0025】次に上記の構成とされた射出成形機の射出
装置の作用を説明する。樹脂の計量工程は、従来同様
に、図示されていない電動機でスクリュ7を回転させて
樹脂を加熱筒6内で可塑化しながら、所定の背圧でスク
リュ7をプッシャプレート2と一緒に図1で右に後退さ
せて行う。この際、プッシャプレート2の各受部2aに
各油圧シリンダ20のピストンロッド20aをそれぞれ
当接させたままプッシャプレート2と後退させると、各
油圧シリンダ20が縮小して自動的に射出開始状態にな
るので好都合である。
【0026】計量の完了後直ちに射出工程に入る。すな
わち、制御装置30は、指令信号を出力して電動機14
を作動させる一方、電磁切換弁26のソレノイドaを励
磁する。これによりボールねじ軸8,8が回転してプッ
シャプレート2をスクリュ7と一緒に図1で左に前進さ
せるとともに、アキュムレータ27の作動油が各油圧シ
リンダ20の油室20bに供給されて各油圧シリンダ2
0がそれぞれ伸長し、ピストンロッド20aでプッシャ
プレート2を前方に押し動かす。したがって、プッシャ
プレート2は、電動機14と油圧シリンダ20,20の
協働作用で前進させられることとなり、短時間で所定の
射出速度に立上がる。
【0027】油圧シリンダ20のストロークが、立上り
に必要なプッシャプレート2の移動距離に等しくされて
いる場合は、プッシャプレート2は所定速度に立上った
後は、ピストンロッド20aから離れて電動機14とね
じ機構によって前進を継続する。
【0028】また、油圧シリンダ2のストロークが立上
りに必要なプッシャプレート2の移動距離よりも大きい
場合は、油圧シリンダ20でプッシャプレート2を押し
続ける必要がないので、途中で電磁切換弁26のソレノ
イドaを消磁して油圧シリンダ20を停止させる。制御
装置30はアキュムレータ27の作動油圧力が所定の範
囲になるように電動モータ28の作動を制御する。
【0029】図2と図3は本発明の第2の実施の形態を
示す。この射出装置においては、油圧シリンダ20のボ
トム側にねじ構造のストローク調整部材32が油圧シリ
ンダ20に固定された固定ナット33に螺着して設けら
れ、またプッシャプレート2に、ねじ構造の受部35が
プッシャプレート2に固定された固定ナット36に螺着
して設けられている。
【0030】ストローク調整部材32は油圧シリンダ2
0の油室20b内に進退自在とされており、油室20b
内への突出量を調節して油圧シリンダ20の作動ストロ
ークを調整することができるようになっている。また、
受部35はピストンロッド20aの押圧を受けるもので
あり、プッシャプレート2に対する前後位置を調節する
ことができる。
【0031】この射出装置の他の構造は、図1の射出装
置と同一であるので、同一の符号を付してその説明を省
略する。なお、図2と図3では電動機14と駆動プーリ
及びタイミングベルト17の図示が省略されている。
【0032】この射出装置の場合は、ストローク調整部
材32を操作して油圧シリンダ20のストロークを、所
定の射出移動速度に立上るまでのプッシャプレート2の
移動距離に合わせる。また、計量を完了したプッシャプ
レート2の後退位置で縮小状態の油圧シリンダ20のピ
ストンロッド20aに受部35が接するように受部35
の前後位置を調整して射出装置を作動させる。
【0033】上記の調整状態では、油圧シリンダ20
は、プッシャプレート2及びスクリュ7が所定の射出速
度に立ち上るまで機能してプッシャプレート2の立上り
時間を短縮し、所定の射出速度に立上った後は、図3の
ようにピストンロッド20aをストロークエンドで停止
させてプッシャプレート2の射出移動を電動機14に任
せる。
【0034】また、プッシャプレート2は、計量工程の
後期に受部35でピストンロッド20aを押して後退を
継続し、油圧シリンダ20を縮小させて後退を止める
(図2参照)。このため、スクリュ7の計量後退精度が
油圧シリンダ20によって高められる。
【0035】管路21には、必要に応じて流量制御弁が
設けられる。この場合は、流量制御弁によって作動油の
流量を変えることにより、油圧シリンダ20の作動速度
を調整する。射出成形機の射出装置の中には、ボールね
じ軸8,8を回転させてボールナット12,12と一緒
にスクリュ7を移動させる図の射出装置の他に、一対の
ボールナットを所定位置で回転させて、それらに螺着さ
れたボールねじ軸と一緒にスクリュを移動させる射出装
置も使用されているが、本発明はそのような射出装置に
も適用することができる。また、油圧シリンダ20の設
備数は図のものに限らず、1個或いは3個以上とするこ
とができる。
【0036】また、図の油圧回路からアキュムレータ2
7を省き、油圧ポンプ22の作動油で油圧シリンダ20
を直接作動させる構成とすることができる。また、図の
射出装置は、油圧シリンダ20でプッシャプレート2を
押し動かす構造となっているが、プッシャプレートを油
圧シリンダで引き動かす構造とすることができる。更
に、プッシャプレート2に油圧シリンダ20を取り付
け、固定プレート3に受部を設けて実施することもでき
る。
【0037】制御装置30から電動機14と電磁切換弁
26に出される指令信号は、一般には同時に出される
が、電動機14や油圧シリンダ20の性能や、電磁切換
弁26或いは管路21の特性等によっては、電動機14
よりも電磁切換弁26に指令信号を僅かに早く出した
り、その逆にしたりする場合もあり得る。また図の油圧
シリンダ20は、プッシャプレート2によって縮小させ
る構造となっているが、ロッド側油室20cに作動油を
供給して縮小させる構造とすることができる。この構造
とした場合、プッシャプレートの前進駆動後、プッシャ
プレート2の後退とは無関係に油圧シリンダ20を縮小
させてプッシャプレート2の後退(背圧)に影響するの
を避けることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、油圧シリンダの駆動力が電動機の駆動力に
付加された分、射出の応答時間が短くなり、射出の立上
り性能が向上する。また、作動油によって伸縮作動する
油圧シリンダを用いているので、作動油の供給量や圧力
等を変えることにより、作動ストロークや作用力或いは
速度を自由に設定することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、プッシャプ
レートの重量増加を最低限度に抑えることが可能とな
り、プッシャプレートの慣性モーメントが小さくなって
射出作動が円滑になる効果がある。また請求項3記載の
発明によれば、樹脂の射出量に対応して受部の前後位置
を調整することができるようになり、射出量の精度を上
げて成形を良好に行うことができる。
【0040】また、請求項4記載の発明によれば、油圧
源の全体の構造が簡単になる上、作動油圧力を精度よく
制御して油圧シリンダ駆動力を所定値に設定することが
可能となる。また請求項5記載の発明によれば、油圧シ
リンダによるプッシャプレートの駆動距離を最適に調整
して射出工程の中期及び後期における油圧シリンダの影
響を回避することができる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、射出工程の
開始時に油圧シリンダが受部に必ず当接しているので、
油圧シリンダが作動ミスを生じるおそれがない。また、
準備動作として油圧シリンダを受部にわざわざ当接させ
る必要がないので、成形工程での動作を増加させないで
済み、制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機の射出装置の実施の
形態を示す一部破断の平面図である。
【図2】 本発明の他の実施の形態を示す一部破断の平
面図である。
【図3】 油圧シリンダのピストンロッドから受部が離
れた状態を示す一部破断の平面図である。
【符号の説明】
2 プッシャプレート 2a 受部 3 固定プレート 6 加熱筒 7 スクリュ(射出部材) 8 ボールねじ軸 12 ボールナット 14 電動機 20 油圧シリンダ 22 油圧ポンプ 27 アキュムレータ 32 ストローク
調整部材 35 受部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータ等の電動機によってねじ機
    構を作動させてプッシャプレートをスクリュ等の射出部
    材と一緒に前進させることにより加熱筒内の溶融樹脂を
    金型の成形キャビティに射出する射出成形機の射出装置
    において、 上記プッシャプレートに、上記電動機とねじ機構による
    射出作動の開始時のみに、油圧源から供給された作動油
    により作動させられて上記ねじ機構と協働してプッシャ
    プレートを前進させる油圧シリンダが付設されたことを
    特徴とする射出成形機の射出装置。
  2. 【請求項2】 プッシャプレートの後方に配設された固
    定プレートに油圧シリンダが取り付けられ、 プッシャプレートに、油圧シリンダの駆動力を受ける受
    部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の射出成
    形機の射出装置。
  3. 【請求項3】 受部が前後位置を調整可能とされたこと
    を特徴とする請求項2記載の射出成形機の射出装置。
  4. 【請求項4】 油圧源にアキュムレータが使用されたこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の射出成形機の射出装置。
  5. 【請求項5】 油圧シリンダにストローク調整部材が設
    けられたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    1つに記載の射出成形機の射出装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は3記載の射出成形機の射出
    装置において、計量工程の後期に受部に油圧シリンダを
    当接させたままプッシャプレートで油圧シリンダを縮小
    させながらプッシャプレートの後退を継続して加熱筒内
    に溶融樹脂を計量し、 計量の終了後に、電動機と油圧シリンダを作動させてプ
    ッシャプレートと一緒に射出部材を前進させることによ
    り加熱筒内の溶融樹脂を金型の成形キャビティに射出す
    ることを特徴とする射出成形機の射出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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