JPH0417952Y2 - - Google Patents

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JPH0417952Y2
JPH0417952Y2 JP1983127498U JP12749883U JPH0417952Y2 JP H0417952 Y2 JPH0417952 Y2 JP H0417952Y2 JP 1983127498 U JP1983127498 U JP 1983127498U JP 12749883 U JP12749883 U JP 12749883U JP H0417952 Y2 JPH0417952 Y2 JP H0417952Y2
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JP
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cam
roller
rollers
shaft
pair
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JP1983127498U
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JPS6036669U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、複写機、プリンタ等の画像記録装
置に用いられているローラ対の圧着、解除機構に
関するものである。
〔従来技術〕
従来、複写機に用いられているローラ対にあつ
ては不作動時に離隔し、また、作動時に当接して
両ローラで用紙等を搬送するようになつており、
これに係わる機構については、実開昭55−79350
号公報、実開昭56−75761号公報、特開昭55−
115071号公報、特開昭57−161877号公報および実
開昭50−51667号公報等で知られている。
この圧着、解除を行う機構は、駆動源によつて
回転されるカムと、付勢部材によつて前記カムに
当接されて前記カムの回転に従動するカムフオロ
ワーで揺動される揺動レバーとを有し、前記カム
によりカムフオロワーを介して前記揺動レバーが
一方に回転したとき、前記ローラ対の一方のロー
ラを他方のローラに圧着し、また、前記揺動レバ
ーが他方に回動したとき、前記ローラ対の一方の
ローラを他方のローラから離隔するようになつて
いる。
しかし、前記のように構成されているものにあ
つては駆動源によつて回転されるカムと、前記ロ
ーラ対の一方のローラと連結機構を介して連結さ
れているレバーを揺動させるために前記カムに従
動するカムフオロワーとの接触はすべり接触、ま
たは、ころがり接触のうちのいずれか一方で行つ
ている。このため、すべり接触のみで行う方式の
場合には、ローラ対の一方のローラを他方のロー
ラに圧着する際、駆動源には大きな負荷が作用す
るので駆動源が損傷する危険性があるとともに、
カムとカムフオロワーとが摩耗する恐れがあり耐
久性に問題があつた。また、ころがり接触のみで
行う方式の場合には、既述のように付勢部材によ
つてレバーはそれに設けられたカムフオロワーが
カムと当接するように付勢されているので、ロー
ラ対の圧着の解除時に前記付勢部材による衝撃力
が駆動源に作用するので駆動源の耐久性に問題が
あるとともに、衝撃力が作用したときに騒音が発
生するという欠点を有していた。
〔考案の目的〕
この考案は、前述のような従来のものの持つ欠
点を排除して駆動源に大きな負荷が作用したり、
あるいは付勢部材の衝撃力が作用するのを防止し
て駆動源の耐久性を向上させることができるとと
もに、カムとカムフオロワーとが摩耗する恐れも
防止することのできるローラ対の圧着、解除機構
を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、軸固定のローラ8aと、軸移動可
能なローラ8bとからなり、軸移動可能なローラ
8bを移動させることにより、前記軸固定のロー
ラ8aに圧着したり、解除したりするローラ対の
圧着、解除機構において、 前記軸移動可能なローラ8bを移動させるため
の揺動杆9と、 前記揺動杆9を付勢部材6を介して揺動させる
揺動レバー5と、 前記揺動レバー5に回転可能に設けられたカム
フオロワー7と、 前記カムフオロワー7ところがり接触する第1
の偏心カム2と、 前記揺動レバー5にすべり接触する第2の偏心
カム3と、 前記第1の偏心カム2と前記第2の偏心カム3
とを同時に回転させる駆動軸1と、を有し、 前記ローラ対の圧着動作を、前記第1の偏心カ
ム2と前記カムフオロワー7とのころがり接触で
行い、 前記ローラ対の解除動作を、前記第2の偏心カ
ム3と前記揺動レバー5とのすべり接触で行うよ
うにした構成により達成される。
〔考案の実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図において、駆動源(図示せず)によつて
回転される駆動軸1はローラ対ユニツト側壁に固
定されており、前記駆動軸1には、偏心カムであ
る第1カム2と第2カム3とが一体的に設けられ
ている。この第1、第2カム2,3の近傍には軸
4を中心に揺動可能な可動体、例えば揺動レバー
5が配設されている。そして、この揺動レバー5
の中央部には軸10によつてカムフオロワー7が
回転可能に設けられ、該カムフオロワー7は前記
第1カム2と当接しうるようになつている。さら
に、揺動レバー5の端部5aと揺動杆9との間に
引張りばね6があり、また、前記揺動杆9はロー
ラ8bを保持するとともに軸11によつて軸支さ
れている。
このことから、揺動レバー5の動きによりロー
ラ対8a,8bの圧着と離隔とが行われるように
構成されていることが理解される。
上記のように構成されたローラ対8a,8bの
圧着、解除機構において、第5図はローラ8aと
ローラ8bが離隔しており、用紙が搬送されない
状態、すなわち、駆動軸1が静止した状態に対応
する第1カム2とカムフオロワー7、および、揺
動レバー5の位置関係を示す図である。この位置
関係では、第1カム2とカムフオロワー7が接触
し、揺動レバー5は時計方向に最も回動した位置
にあり、ばね6はまだ伸びておらず(張力0)、
揺動杆9(第1図参照)も軸11を支点として時
計方向最大位置にある。ここで、用紙搬送のため
に、ローラ8aとローラ8bを圧着させるための
動作が開始されると、まず駆動源により駆動軸1
が反時計方向に回転を始める。それは同時に偏心
カム2(第1カム)も反時計方向に回転し、カム
フオロワー7を従動回転させ、揺動レバー5を軸
4を中心にして反時計方向に回動させ、張力0の
ばね6を介して揺動杆9を反時計方向に回動さ
せ、結果として、ローラ8bを持ち上げる。
更に第1カム2が反時計方向に回転を続ける
と、揺動レバー5が反時計方向に回動し、まだ伸
びていないばね6を介して揺動杆9も反時計方向
に回動して、ローラ8bがローラ8aに当接する
ようになる。
更に、第1カム2の回転が継続すると、ローラ
8bがローラ8aに圧着したままでばね6が伸び
るので前記両ローラの圧着力が強くなつていく。
第1カム2の回転により、カムフオロワー7が
第1カム2の最大偏心位置に達して、カムフオロ
ワー7と駆動軸1との距離が最大となつた状態
が、第2図、および、第3図に示される。この状
態が圧着動作の完了であり、この状態で前記駆動
軸1と第1カム2とを停止状態に保つと、ばね6
は伸びた状態となつているのでローラ8aとロー
ラ8bとの圧着力は強くなつており、この状態で
両ローラ8a,8b間を用紙は搬送されることに
なる。
用紙搬送が終了すると、第2図の状態から、前
記駆動軸1、第1カム2が反時計方向に回転し、
カムフオロワー7を介して前記揺動レバー5は時
計方向に回動する。その際、ばね6は縮むが、両
ローラ8a,8bの圧着力は依然として強い状態
にある。
更に、駆動軸1が反時計方向に回転すると、揺
動レバー5の下面5bと第2カム3とが当接し、
第1カム2とカムフオロワー7とが離隔するよう
になる。この後、駆動軸1の回転により第2カム
3の突部3aと前記揺動レバー5の下面5bとが
当接して第4図の状態まで揺動レバー5が反時計
方向に回転し、ばね6は再び伸ばされる。
更に、駆動軸1の回転が継続されると第2カム
3が反時計方向に回転し、揺動レバー5の下面5
bが第2カム3の周辺部を摺動し、揺動レバー5
は反時計方向から時計方向に回動する。それに伴
つて、ばね6は徐々に縮み、張力0となり、ロー
ラ8aとローラ8bとの圧着力も0となる。これ
以後、揺動杆9は時計方向に回動し、ローラ8a
と8bとは接触から離隔に移る。
すなわち、更に、駆動軸1および第2カム3が
反時計方向に回動すると、揺動レバー5は時計方
向に回動し、張力0のばね6を介して揺動杆9も
時計方向に回動するので、ローラ8bは徐々に下
降する。
この後、前記カムフオロワー7と第1カム2が
再び当接して解除動作を完了し、第5図の状態に
戻る。
この状態で駆動軸1、第1カム2、および第2
カム3は停止し、揺動レバー5と揺動杆9はそれ
ぞれ軸4および11を支点として時計方向に最も
回動した位置にあり、ばね6は伸びず(張力0)、
前記両ローラ8a,8bは離隔状態である。
以上述べた動作は、第1カム2と第2カム3と
が共に偏心カムであり、偏心の位相がずれている
ために可能となる動作である。
すなわち、ローラ対8a,8bが圧着状態から
解除状態になる場合には、第2カム3と揺動レバ
ー5の下面5bとがすべり接触しつつ揺動レバー
5を時計方向に揺動するので引張りばね6によつ
て軸1を介して駆動源に作用する衝撃力はすべり
摩擦抵抗によつて軽減することができ、また、ロ
ーラ対8a,8bが解除状態から圧着状態になる
場合には、第1カム2とカムフオロワー7とがこ
ろがり接触しつつ揺動レバー5を反時計方向に揺
動するので駆動源に作用する負荷が軽減される。
上記のようにしてローラ対8a,8bの圧着、
解除が確実に行われるとともに、圧着時には第1
カム2とカムフオロワー7とがころがり接触して
おり、また、解除時には第2カム3と揺動レバー
5の下面5bとがすべり接触しているのでカムお
よびカムフオロワーの寿命が延び、従つて故障の
発生率が低下する。
なお、前記実施例においては、ころがり接触す
る第1カムと、すべり接触する第2カムとを別体
のものとして構成したが、これに限定することな
く一体に構成してもよいことは勿論であり、さら
に、揺動レバーに換えて平行運動を行う揺動レバ
ーに置換してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
圧着時の駆動源への負荷が軽減されるとともに、
解除時に作用する付勢部材の衝撃力も緩和するこ
とができるので、駆動源の耐久性の向上や衝撃に
よる騒音の発生も防止でき、さらにカムおよびカ
ムフオロワーの耐久性が向上するので故障の発生
を著しく低下させることができるなどのすぐれた
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はローラ対が圧着、解除する部分にこの
考案によるものを取り付けた状態を示す概略図、
第2図は圧着状態を示す概略図、第3図は第2図
の側面図、第4図は解除動作を開始した状態を示
す概略図、第5図は解除状態を示す概略図であ
る。 1……駆動軸、2……第1カム、3……第2カ
ム、3a……第2カムの突部、4……軸、5……
揺動レバー、5a……端部、5b……下面、6…
…引張りばね、7……カムフオロワー、8a,8
b……ローラ対、9……揺動杆、10,11……
軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸固定のローラ8aと、軸移動可能なローラ8
    bとからなり、軸移動可能なローラ8bを移動さ
    せることにより、前記軸固定のローラ8aに圧着
    したり、解除したりするローラ対の圧着、解除機
    構において、 前記軸移動可能なローラ8bを移動させるため
    の揺動杆9と、 前記揺動杆9を付勢部材6を介して揺動させる
    揺動レバー5と、 前記揺動レバー5に回転可能に設けられたカム
    フオロワー7と、 前記カムフオロワー7ところがり接触する第1
    の偏心カム2と、 前記揺動レバー5にすべり接触する第2の偏心
    カム3と、 前記第1の偏心カム2と前記第2の偏心カム3
    とを同時に回転させる駆動軸1と、 を有し、 前記ローラ対の圧着動作を、前記第1の偏心カ
    ム2と前記カムフオロワー7とのころがり接触で
    行い、 前記ローラ対の解除動作を、前記第2の偏心カ
    ム3と前記揺動レバー5とのすべり接触で行うよ
    うに構成したことを特徴とするローラ対の圧着、
    解除機構。
JP12749883U 1983-08-18 1983-08-18 ロ−ラ対の圧着、解除機構 Granted JPS6036669U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12749883U JPS6036669U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 ロ−ラ対の圧着、解除機構

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JP12749883U JPS6036669U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 ロ−ラ対の圧着、解除機構

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Publication Number Publication Date
JPS6036669U JPS6036669U (ja) 1985-03-13
JPH0417952Y2 true JPH0417952Y2 (ja) 1992-04-22

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JP12749883U Granted JPS6036669U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 ロ−ラ対の圧着、解除機構

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6153063B2 (ja) * 2013-03-15 2017-06-28 株式会社リコー 加圧力可変機構、定着装置及び画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5051667U (ja) * 1973-09-07 1975-05-19

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JPS6036669U (ja) 1985-03-13

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