JP2749358B2 - ロール梱包物の端面部除去方法および装置 - Google Patents

ロール梱包物の端面部除去方法および装置

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JP2749358B2
JP2749358B2 JP1089118A JP8911889A JP2749358B2 JP 2749358 B2 JP2749358 B2 JP 2749358B2 JP 1089118 A JP1089118 A JP 1089118A JP 8911889 A JP8911889 A JP 8911889A JP 2749358 B2 JP2749358 B2 JP 2749358B2
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H19/00Changing the web roll
    • B65H19/10Changing the web roll in unwinding mechanisms or in connection with unwinding operations
    • B65H19/105Opening of web rolls; Removing damaged outer layers; Detecting the leading end of a closed web roll

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  • Milling, Broaching, Filing, Reaming, And Others (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ロール梱包物の端面部の除去方法および装
置に関する。ここでロールとは、特に輪転印刷機に使わ
れるロール紙等の印刷基材のロールである。また、ロー
ルの梱包材としては、クラフト紙、板紙、プラスチック
シート等の種々の梱包材が含まれる。
(従来の技術) 輪転印刷機に使われるロール紙は、クラフト紙、板
紙、塩化ビニル樹脂シート等の梱包材により周面および
側端面が覆われており、ロール紙の使用前に、その両側
端面の梱包材がまず除去され、次いで周面の梱包材が除
去される。
このようにロール紙から梱包材を除去する方法として
は、本出願人が特開昭61−178194号で提案した方法があ
る。この方法では、ロールの周面および側端面を覆うロ
ール梱包材を、各ロール側端面よりロール軸線方向に内
側へずれた位置でロール周面に沿ってリング状に切断し
た後、ロール梱包材側端部を取除くようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記方法は、梱包されたロールの側端面部の梱包状態
が不均一であってもそれに対し神経を使うことなくロー
ル梱包物の解梱を行なうことができる、という利点があ
るが、ロール側端面より内側で切込みを入れる関係上、
梱包されたロールに傷を与える可能性が皆無であるとは
言えない。
よって、本発明はロール等の被梱包物に傷を与える可
能性がなく、しかも切り込みが容易な、梱包物の端面部
除去方法および装置を得ることを目的とする。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明の梱包物の端面部除去方法では、円柱状をなす
印刷基材のロールとそれを梱包している梱包材とからな
るロール梱包物の梱包材端面部除去方法であって、梱包
材の軸方向端面部を吸着により軸方向外方へ引張って、
ロールの軸方向端面と梱包材端面部との間のロールの周
面近くの一部に隙間を形成し、その隙間に、梱包材周面
から内方に向かって細長い板形状の刃物を、ロール周面
の接線に対して刃が角度をなすように挿入して梱包材に
切り込ませるとともに、前記板形状の刃物をその面がロ
ール端面に接するように移動させ、次にロール梱包物
を、前記刃物の刃が向いている方向と逆の方向に回転さ
せて、ロール端面の周縁に沿って刃物で梱包材を切断
し、梱包材端面部を円盤状に切りとることを特徴とす
る。
また、本発明の梱包物の端面部除去装置は、円柱状を
なす印刷基材のロールとそれを梱包している梱包物とか
らなるロール梱包物を中心線まわりで回転自在に支持す
るロール梱包物支持装置と、ロール梱包物支持装置上に
支持されたロール梱包物の端面のロール周面に近い一部
の位置に対向する位置にあり、ロール梱包物の梱包材端
面に接近離隔可能に支持されて、梱包材端面を梱包材内
のロール端面から引き離して隙間を形成する吸着手段を
有する梱包材端面引張り装置と、細長い板形状で一側縁
に刃を有する刃物と、梱包ロール端面部に隣接するロー
ル梱包物周辺に向かって、刃がロール周面への接線に対
し角度をなすように、前記刃物を内方に切り込ませ前記
隙間に挿入しうるように、刃物を進退可能に支持する刃
物支持装置と、刃物の前記隙間への挿入後、刃物をその
面がロール端面に接するように移動させる移動装置と、
移動装置により刃の面がロール端面に接した後、ロール
梱包物をロール梱包物支持装置上で前記刃物の刃が向く
方向と逆の方向に回転させる装置とよりなる。
(作 用) 梱包材の端面を吸着により引張って内部のロール端面
から引き離してロール周面寄りに隙間を形成し、その隙
間の内部に細長い板形状の刃物を刃物の刃がロール周面
の接線に対し角度をなす方向に挿入し、刃物の面をロー
ル端面に接するようにし、刃物とロール梱包物を刃の向
きとロール梱包物回転方向が反対方向になるように相対
回動させると、刃物の刃は自然にロール梱包物端面近傍
の周面を切進んで梱包材端面部を切離す。
ロール梱包物支持装置は、ロール梱包物の回転装置と
協同してロール梱包物をその中心軸線まわりで刃物の刃
に向かって回動させて、梱包材端面近傍の梱包材周面を
前記隙間内に挿入した刃物の刃に対して移動させ、これ
により端面の分離を行なう。ロール梱包物の着脱時に
は、刃物および梱包材端面引張り装置はの吸着手段、ロ
ール梱包物との干渉を避けるようにロール梱包物から離
れる位置へ移動しており、ロール梱包物挿着後梱包材に
作用しうる位置へ前進する。
(実施例) 以下、図面について本発明の実施例を説明する。
本発明の方法または装置により端面部を除去されるロ
ール梱包物Rは、第4図に示すようにロール紙S(以下
「ロール」と呼ぶ)の外周面および軸方向両側端面を梱
包材で覆ったものである。第4図の例では、梱包材は、
2〜3枚のクラフト紙R1と、1周巻かれた塩化ビニル樹
脂シートR2と、側面保護用の板紙R3と、側端面を覆うク
ラフト紙R4とからなっている。
ロール梱包物Rの梱包材の端面部R4の除去のための本
発明方法の一実施例を次に説明すると、第3図におい
て、1は刃1aを有する細長い板形状の刃物であって、切
り込みのための前進時には除去すべきロール梱包物Rの
端面部R4に対して図示の向きをとるように位置決めされ
る。刃1aは刃物1の長手方向の側縁に設けられており、
刃物1の基端は支持部材2により支持されている。支持
部材2は後述のように矢印A方向に後退することができ
る。図示の例では、刃物1は斜め上方へ向けて支持され
ており、ロール梱包物Rの接線Tに対して鋭角αをなす
ような向きに位置決めされる。ロール梱包物Rは1対の
支持ローラ3a,3b上に支持され、矢印Bの方向に回転さ
れる。これにより、刃物1とロール梱包物Rは相対移動
する。刃物1の向きはその刃1aがロール回転方向Bと逆
の向きにあるようにするのが好ましい。
刃物1により梱包材端面部R4を除去するための原理は
第1図および第2図に示す通りである。第3図に示すよ
うに支持ローラ3a,3bに支持されているロール梱包物R
の端面部R4の周面寄りの一部の位置に対し、まず、梱包
材端面部引張り装置の吸着カップ(例えばバキュームカ
ップ)4を吸いつかせ、それを第1図に示すように矢印
D方向に外方へ移動させる。これによって、端面部R4の
一部は内部のロールSの端面Saおよび板紙R3から離れる
ように変位し、隙間Cが形成される。
引張り装置は図示の例では移動アーム5の先端に吸着
カップ4を支持したものによって構成されている。吸着
カップ4の基部の抜止めロッドはアーム5を摺動自在に
貫通し、ロッドのまわりの圧縮ばね6によって図におい
て右方へ付勢されている。図示の吸着カップ4の吸着は
アーム5を矢印D方向と逆の方向に移動させて行なう。
吸着カップ4を吸着させる位置は、端面部R4の半径方向
外端寄りが好ましく、これにより隙間Cはロール梱包物
Rの周面近くに形成される。
以上のようにして形成した隙間C内には端面部R4に隣
接するロール梱包材R1の周面からほぼ半径方向内方へ向
かって前記刃物1を矢印Eで示すように前進させる。こ
れにより、刃物1は梱包材R1を突き破って内部のロール
Sを損傷することなく隙間C内へさし込まれる。さし込
まれた刃物1の向きおよび位置は、第3図に示す通りで
あり、またそのロール軸線方向位置は、第2図に示すよ
うに板紙R3とロールSの端面Saとの間である。
続いて、刃物1はその面が端面Saに押しつけられるよ
うに第2図において右方へ移動させられる。刃物1の挿
入後は吸着カップの吸着作用は解除される。続いて、ロ
ール梱包物Rは支持ローラ3a,3b上で第3図に矢印Bで
示す方向に回転させられ、これにより梱包材R1は第2図
に示すように端面部R4に隣接する位置で刃物1により切
断され、端面部R4が円盤状に切り離される。
以上のようにして、内部のロールSに刃物が損傷を与
えることなく梱包材の切断が確実になされる。なお、場
合によっては、梱包材の切断中に支持部材2に前後方向
の往復動を与えて刃物1をも前後に往復動させることに
より切断を一層円滑にすることができる。
切り離された円盤状端面部R4は倒れてロールSから離
れる。切り離し後、刃物1は支持部材2と共に後退して
ロールSから離される。
以上述べた切断作業の際、前述のように刃物の刃先を
ロール梱包物Rの回転方向と逆の向きに向けることによ
り、梱包材R1の切断を最も円滑に行うことができる。
次に、前述の方法を実施するためのロール梱包物端面
部除去装置の一実施例につき説明する。
第5図において、Rは第3図の場合と同様にロール梱
包物を示す。このロール梱包物Rは第3図に示したと同
様に1対の支持ローラ3a,3bにより支持されている。こ
れらの支持ローラは梱包ロール支持装置を構成する。こ
れら支持ローラのうち、ローラ3bはモータM1により伝動
装置7を介して駆動される。第6図および第7図に示す
ように、ローラ3bの両端は軸受8、8により支承されて
いる。一方、支持ローラ3aは軸受9、9により支持さ
れ、支持ローラ3bより長い。ローラ3bはアイドラーロー
ラとして構成されている。モータM1の運転により支持ロ
ーラ3aが回転して、その上のロール梱包物Rを矢印B方
向に回転させる。よって、モータM1、伝動装置7、支持
ローラ3aはロール梱包物の回転装置を構成する。
ロール梱包物Rは第5図の矢印F方向に支持ローラ3
a,3b上へ送り込まれ、端面部R4の除去後矢印G方向に送
り出される。端面部除去後、ロール梱包物Rはプッシャ
10により持ち上げられてから矢印G方向に押される。プ
ッシャ10は流体圧シリンダ11により上下動させられるよ
うになっている。なお、ロール梱包物Rの搬入、搬出方
向は逆でもよい。
第6図に示すように、支持ローラ3bの長手方向の両側
にそれぞれ刃物1および梱包材端面部引張り装置Pを備
えた移動ユニットUが設定されている。2つの移動ユニ
ットUは均等な構成を有し、対称的に配置されており、
その一方が第7図に示されている。
第8図およびその一部の拡大図である第9図に示すよ
うに、刃物1は支持部材2に基端が固定されている。そ
して、支持部材2の両側縁2a、2aは支承体12にガイドロ
ーラ13により進退自在に支承されている。支承体12の後
端には軸14(第9図)が突設され、その端部はエアシリ
ンダCL1のピストンロッド先端(図示しない)に固定さ
れている。
第8図において、17は走行体で、案内ロッド18、18に
案内されて案内ロッドの長手方向に走行可能となってい
る。走行体17は送りねじ19に螺合している。案内ロッド
18、18と送りねじ19は、第6図に示すように、前記支持
ローラ3bが位置する領域を挾んでその両側に支持ローラ
3bの軸線と平行に配設されている。走行体17、案内ロッ
ド18、18、送りねじ19を含む1対の装置は対称的構造を
有している。
第8図に示すように、案内ロッド18および送りねじ19
はその両端が立上り状の支持板21、22により支持されて
おり、特に送りねじ19は回転駆動自在たされ、その一端
は、支持板22に取付けた可逆モータM2に連結されてい
る。したがって、モータM2のいずれかの方向への回転に
より、送りねじ19を介して走行体17は支持板21寄りの後
退位置と支持板22寄りの前進位置の間で走行する。
第8図に示すように、走行体17には1対の対向する立
上り板24、24が一体的に支持され、それらの間に案内レ
ール25が設けられており、案内レール25上にそれに案内
されるように架台26が装架されている。そして、架台26
に前記支承体12が第9図に示すように支持されている。
一方の立上がり板24にはエアシリンダCL2が支持され、
このエアシリンダCL2のピストンロッド27が架台26に連
結されている。したがって、エアシリンダCL2の伸縮作
動により、架台26、支承体12およびそれに支持された刃
物1は第9図において左右方向に変位する。
第8図および第9図に示すように、前記移動ユニット
Uの支承体12の背後にはアーム5が斜め上方へ突設さ
れ、そのアーム5の上端に、梱包材の端面部引張り装置
Pを構成する吸着カップ4が設けられている。吸着カッ
プ4は圧縮ばね4に抗して後退可能に支持されている。
第10図に示すように、アーム5の基端はピン28により
前記走行体17に枢着されており、その途中部分はピン29
によりエアシリンダCL3のピストンロッドに連結されて
いる。したがって、エアシリンダCL3の伸縮動作によ
り、アーム5は仮想線で示す前進位置と実線で示す後退
位置との間で回動変位可能である。
第6図に示すように、案内ロッド18、送りねじ19等は
蛇腹状カバー30により覆われて外部のほこり、異物等の
侵入を防止するようになっている。なお、前述の装置
は、第5図に示すように、床面31より低い凹所32内に設
置するのが好ましい。
第5図に矢印Fで示すようにロール梱包物Rを梱包ロ
ール支持ローラ3a,3b上に人手等により送り込むと、図
示を省略したロール梱包物検出装置が信号を発する。そ
れまでは、いずれの移動ユニットUもロール梱包物Rの
端面部R4から離れた位置に後退している。前記検出装置
からの信号によりモータM2の一方のものが運転されて、
片側の移動ユニットUがロール梱包物Rの端面へ向かっ
て走行を始める。そして、端面に接近した位置でセンサ
が信号を発し、モータM2が停止して移動ユニットUの前
進が止まる。一方、他方の側のモータM2の作動による移
動ユニットUの前進も個別にまたは同時に行われる。
以上のようにして移動ユニットUが前進した後、エア
シリンダCL3が伸張してアーム5が前進方向へ回動し、
引張り装置Pの吸着カップ4がロール梱包物Rの端面部
R4に接触してそれを吸着する。それをセンサが検出する
と、エアシリンダCL3が収縮し吸着カップ4が後退し、
吸着カップは端面部R4を第1図に示すように引張って、
隙間Cを形成する。
続いてエアシリンダCL2が伸張して、支承体12および
それに支持される刃物1を前進させ、梱包体R2を破いて
刃物が隙間Cに入る。その後、モータM2の作用により移
動ユニットUが、ロールSの端面へ向かって僅か移動
し、刃物1の面が第2図に示すようにロールSの端面に
押しつけられる。刃物1の押しつけがセンサにより検出
されると、モータM12は停止する。
モータモ2の停止後、エアシリンダCL1が刃物1を突
設させる方向に作動させ、一定時間の経過後タイマーの
作用でエアシリンダCL1が収縮して刃物1を後退させ、
これにより刃物の往復動が複数回行なわれる。
一方、タイマーにより時間遅れをもってモータM1が駆
動されて支持ローラ3aが回転し、ロール梱包物Rが第5
図に示す方向に回転を始める。この回転は1回転以上の
(360+θ)度だけ行なわれてモータM1が停止する。
このように梱包ロールRが(360+θ)度回転するこ
とによって、円盤状に既述の方法で両側の端面部R4が刃
物1によって切離される。そして、回転の完了によって
切断完了信号が出される。
切断完了信号が出ると、エアシリンダCL2が収縮方向
に作動して刃物1がロール梱包物Rから離されるととも
に、エアシリンダCL1の作動も停止し、続いて両方のモ
ータM2が逆転して走行体17が支持板21の方へ後退し、走
行体17の原点復帰によりモータM2が停止する。
原点復帰の検出後、プッシャ10がシリンダ11の作用で
上昇してロール梱包物Rを押上げるので、人手等により
第5図の矢印G方向に処理ずみロール梱包物Rを送り出
して1サイクルの作業を終る。プッシャ10はロール梱包
物の送り出し後降下する。
以上に述べた実施例では、ロール梱包物Rを1回転以
上回転させて切離しを行っているがロール梱包物の回転
を1回転より僅か少なくして、第11図に示すように端面
部R4を梱包材の周囲部につなげておき、この状態でクラ
ンプ35で端面部R4を引っぱって内部のロールSと梱包材
との間に小さい隙間37を形成し、そこに楔体36を矢印方
向に挿入して軸線に沿う方向に移動させることによっ
て、第12図に示すように梱包材の周面部を長手方向に破
断して、周面部を除去するようにしてもよい。また、刃
物1の往復動は必ずしも行わなくてもよい。また、以上
の装置をロール梱包物を送るコンベヤラインに設置して
解梱を連続的に行うようにすることもできる。
なお、ロール梱包物の回転は、その軸線を縦向きにし
て行ってもよく、また、ロール梱包物を固定し刃物を移
動させて切開を行ってもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ロール梱包物の端面部と内部のロー
ルの端面との間に、隙間を形成するように梱包材端面部
を引張った後、隙間に梱包材周面から刃物を挿入して切
開を行うようにしているので、周面から切開用刃物を挿
入するにもかかわらず、ロール周面に傷を付けることな
く容易かつ確実に円盤状の端面部を切り取ることができ
る。そして、本発明では、特に梱包材端面部をロール周
面部近くの局限された位置でロール端面から引き離して
隙間を形成するので、梱包材端面部全体をロール端面か
ら離すのに比し簡単であり、その局限された位置に形成
された隙間に細長い板形状の刃物を挿入するので、刃物
の挿入が確実になされ、また挿入後は刃物の面をロール
端面に接するようにするため、ロール端面に対する刃物
のロール軸線方向位置が所定位置に定められる。そし
て、この所定位置で、刃物の刃に対向する方向にロール
梱包物を回転させるので、刃物はロールに傷を付けるこ
となく、正確かつ確実に梱包材端面を切り離すことがで
きる。また、刃物の刃はロール周面への接線に対して角
度をなしているので、梱包材は刃に向かって移動しつつ
円滑に切断される。
また、本発明による梱包物端面部除去装置は、前記効
果が得られるとともに、その作用が確実で迅速なため、
ロール梱包物を運搬するコンベヤライン等に容易に組込
み可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の梱包物端面部除去方法および装置の基
本原理を示す断面図、第2図は切開時の状態を示す第1
図と同様な図、第3図は同じく端面側から見た説明図、
第4図はロール梱包物の構成の説明図、第5図は本発明
によるロール梱包物端面部除去装置の正面図、第6図は
同平面図、第7図はロール梱包物支持装置およびロール
梱包物回転装置の斜視図、第8図は刃物支持装置、端面
部引張り装置、および走行装置を示す斜視図、第9図
は、第8図の一部の拡大図、第10図は端面部引張り装置
のアームの回動装置の原理図、第11図および第12図は梱
包材の周面部の切開の仕方の一例を示す斜視図である。 R……ロール梱包物、S……ロール、Sa……ロールの端
面、R4……端面部、1……刃物、1a……刃、2……支持
部材、3a,3b……支持ローラ(ロール梱包物支持装
置)、P……端面部引張り装置、4……吸着カップ、5
……アーム、M1,M2……モータ、7……伝動装置、10…
…プッシャ、CL1、CL2、CL3……エアシリンダ、8,9……
軸受、12……支承体、13……ガイドローラ、17……走行
体、18……案内ロッド、19……送りねじ、25……案内レ
ール、C……隙間、26……架台、30……蛇腹状カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 和弘 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−153840(JP,A) 特開 昭48−101295(JP,A) 実開 昭63−97606(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状をなす印刷基材のロールとそれを梱
    包している梱包材とからなるロール梱包物の梱包材端面
    部除去方法であって、梱包材の軸方向端面部を吸着によ
    り軸方向外方へ引張って、ロールの軸方向端面と梱包材
    端面部との間のロールの周面近くの一部に隙間を形成
    し、その隙間に、梱包材周面から内方に向かって細長い
    板形状の刃物を、ロール周面の接線に対して刃が角度を
    なすように挿入して梱包材に切り込ませるとともに、前
    記板形状の刃物をその面がロール端面に接するように移
    動させ、次にロール梱包物を、前記刃物の刃が向いてい
    る方向と逆の方向に回転させて、ロール端面の周縁に沿
    って刃物で梱包材を切断し、梱包材端面部を円盤状に切
    りとることを特徴とするロール梱包物の端面部除去方
    法。
  2. 【請求項2】円柱状をなす印刷基材のロールとそれを梱
    包している梱包物とからなるロール梱包物を中心線まわ
    りで回転自在に支持するロール梱包物支持装置と、ロー
    ル梱包物支持装置上に支持されたロール梱包物の端面の
    ロール周面に近い一部の位置に対向する位置にあり、ロ
    ール梱包物の梱包材端面に接近離隔可能に支持されて、
    梱包材端面を梱包材内のロール端面から引き離して隙間
    を形成する吸着手段を有する梱包材端面引張り装置と、
    細長い板形状で一側縁に刃を有する刃物と、梱包ロール
    端面部に隣接するロール梱包物周辺に向かって、刃がロ
    ール周面への接線に対し角度をなすように、前記刃物を
    内方に切り込ませ前記隙間に挿入しうるように、刃物を
    進退可能に支持する刃物支持装置と、刃物の前記隙間へ
    の挿入後、刃物をその面がロール端面に接するように移
    動させる移動装置と、移動装置により刃の面がロール端
    面に接した後、ロール梱包物をロール梱包物支持装置上
    で前記刃物の刃が向く方向と逆の方向に回転させる装置
    とよりなるロール梱包物の端面部除去装置
  3. 【請求項3】刃物支持装置が刃物をその長手方向に前後
    に往復動させる装置を備えている請求項2記載のロール
    梱包物の端面部除去装置。
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