JP4244724B2 - 板紙端部切削装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、板紙を主体とする液体包装用の紙容器製函用ブランクシートの端部を折り返して、エッジプロテクト加工するためのブランクシート端部の切削加工をはじめとする各種用途の板紙の端部を切削するための板紙端部切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体包装用紙容器の製函に用いる板紙など、各種用途の板紙の端部を切削加工するための従来の板紙端部切削装置は、図4の正面図、図5のL−L側断面図に示すように、円筒ベル状筒体1の開口先端部2に沿ってリング状に刃部3が設けられ、円筒回転軸5を中心に駆動回転するベル状ナイフ4と、該ベル状ナイフ4の開口先端部2内面に沿った曲率半径を有し且つ該内面に離間対向して、前記円筒回転軸5と直交する方向のブラケット13に軸支された回転軸12を中心に駆動回転する紡錘状ロール11と、ベル状ナイフ4の開口先端部2を挟んで前記紡錘状ロール11と対向し且つ該ベル状ナイフ4の開口先端部2の外面に離間対向して昇降手段32にて上昇・下降駆動可能な水平押板31とを備えている。
【0003】
上記切削装置は、図5に示すように、板紙Pを板紙搬送手段(板紙ニップ圧を備えた上下に重なる一対のエンドレスベルト又は押送爪を備えたエンドレスチェーン、図示せず)にて矢印方向に搬送し、前記紡錘状ロール11と押板31との間に該板紙Pの送り込み幅方向の一端部P1 (図5の図面手前側の端部)を送り込む。
【0004】
そして、図6に示すように、押板31を下降動作させて、板紙Pの浮き上がりを押さえながら継続して送り込み、送り込んだ板紙Pの一端部P1 (板紙Pの一端部P1 を含む角隅部)を、駆動回転するベル状ナイフ4の刃部3に押し当てながら、該刃部3にて、板紙Pの一端部P1 を刃部3の当接幅wに相当する幅に切削加工する。これにより、図示するように板紙Pには、その一端部P1 に沿って、切削して紙厚の薄くなった薄化端部40と切削部41が得られ、切削除去紙P2 はベル状ナイフ4の円筒内面に沿って下方に落下して排除される。
【0005】
図7(a)は、切削加工した板紙Pの一端部P1 の側面図であり、紙厚tの板紙Pの切削後の一端部P1 は、例えば紙厚tの略半分の紙厚t1 に切削される。
そして、図7(b)に示すように切削加工した板紙Pの一端部P1 は、その薄化端部40を二つ折りして接着固定されることにより、板紙Pの一端部P1 の端面は外側に露呈されずにエッジプロテクトされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような切削装置においては、図5に示すように板紙Pを板紙搬送手段にて矢印方向に搬送して、切削装置の紡錘状ロール11と押板31との間に送り込む際に、図6に示すように、固定位置にて昇降動作可能な押板31を下降動作させて板紙Pの浮き上がりを押さえながら送り込む方式であり、送り込まれる板紙P上面と押板31下面との境界面の滑性が悪いために、板紙Pが押板31に引っ掛かったり、押板31による押さえが不完全なために安定した厚さの切削が得られなかったり、場合によっては切削された端部にピンホールが発生したりする。
【0007】
本発明は、上記不都合を解消することを課題とし、板紙を板紙搬送手段にて搬送しながら切削装置内に送り込む際に、板紙の端部を安定して切削装置内に送り込むことができるようにして、安定した厚さの端部切削を得ることができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、円筒ベル状筒体1の開口先端部2に沿ってリング状に刃部3が設けられ円筒回転軸5を中心に駆動回転するベル状ナイフ4と、該ベル状ナイフ4の開口先端部2内面に沿った曲率半径を有し且つ該内面に離間対向して前記円筒回転軸5と直交する方向の回転軸12を中心に駆動回転する紡錘状ロール11と、ベル状ナイフ4の開口先端部2を挟んで前記紡錘状ロール11と対向し且つ該ベル状ナイフ4の開口先端部2の外面に沿った曲率半径を有し且つ該外面に離間対向して前記回転軸12と平行な回転軸22を中心に駆動回転可能な鼓状ロール21とを備え、駆動回転する前記鼓状ロール21と紡錘状ロール11との間に板紙Pの端部P1 を送り込み、駆動回転するベル状ナイフ4の刃部3により端部P1 を所定幅に切削して、端部P1 に沿って所定幅の切削部を形成することを特徴とする板紙端部切削装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の板紙端部切削装置の実施の形態を、図面に基づいて以下に詳細に説明する。
【0010】
本発明の板紙端部切削装置は、図1の正面図、図2の側断面図に示すように、円筒ベル状筒体1の開口先端部2に沿ってリング状に刃部3が設けられ、円筒回転軸5を中心に駆動回転するベル状ナイフ4を備えている。
【0011】
該ベル状ナイフ4の開口先端部2内面には、該内面に沿った曲率半径を有し、且つ該内面に離間対向して、前記円筒回転軸5と直交する方向のブラケット13に軸支した回転軸12を中心に駆動回転する紡錘状ロール11を備えている。
【0012】
また、前記ベル状ナイフ4の開口先端部2を挟んで、前記紡錘状ロール11と対向し、該ベル状ナイフ4の開口先端部2の外面に沿った曲率半径を有し、且つ該外面に離間対向して、前記回転軸12と平行な昇降動作可能なブラケット23に軸支した回転軸22を中心に駆動回転可能な鼓状ロール21を備えている。
【0013】
前記鼓状ロール21は、回転軸22にスプロケット24(又はタイミングベルト用プーリ)を備え、図2に示すように該スプロケット24と、タイミングベルト25(Vベルト)と、電動モータにて駆動回転する駆動スプロケット26とにより連結して駆動回転するようになっている。
【0014】
本発明の切削装置は、図1、図2に示すように、ブラケット23に軸支した駆動回転する鼓状ロール21を下降動作させ、図2に示すように、板紙Pを板紙搬送手段(板紙挟持圧を備えた上下に重なる一対の対向するエンドレスベルト又は押送爪を備えたエンドレスチェーン、図示せず)にて矢印方向に搬送し、鼓状ロール21と紡錘状ロール11との間に、該板紙Pの送り込み幅方向の一端部P1 (図5の図面手前側の端部)を送り込む。
【0015】
なお、被切削シートとしての板紙Pは、その板紙Pの用途に応じて、単層構成の板紙であってもよいし、複層の積層構成の板紙であってもよし、また、例えば液体包装容器の製函用ブランクシートの用途などの場合のように、その板紙Pの片面若しくは両面に合成樹脂層(フィルム層、コーティング層)が形成された板紙であってもよい。
【0016】
そして、図1に示すように、駆動回転する鼓状ロール21にて板紙Pの浮き上がりを押さえながら継続して送り込み、図2、及び図3(a)〜(c)に示すように、送り込んだ板紙Pの一端部P1 (板紙Pの一端部P1 を含む角隅部)を、駆動回転するベル状ナイフ4の刃部3に押し当てながら、該刃部3にて、板紙Pの一端部P1 を刃部3の当接幅wに相当する幅に切削加工する。
【0017】
これにより、図2、図3(c)に示すように、板紙Pには、その一端部P1 に沿って、切削して紙厚の薄くなった薄化端部40と切削部41が得られ、切削紙P2 はベル状ナイフ4の円筒内面に沿って下方に落下して排除される。
【0018】
このようにして切削した板紙Pは、図7(a)の切削加工した板紙Pの一端部P1 の側面図に示すように、紙厚tの板紙Pの切削後の一端部P1 が、例えば紙厚tの略半分の紙厚t1 に切削される。
【0019】
そして、図7(b)に示すように、切削加工した板紙Pの一端部P1 は、その薄化端部40を二つ折りして接着固定されることにより、板紙Pの一端部P1 の端面は外側に露呈されずにエッジプロテクトされる。
【0020】
【発明の効果】
本発明の板紙端部切削装置は、装置内に送り込まれる板紙の押さえ動作を、板紙の送り込み速度と等しい速度にて駆動回転する鼓状ロールにて行うため、ベル状ナイフ4の刃部3(刃先)に向かって板紙端部の送り込み動作が円滑にできるようになって安定した切削加工ができ、切削厚さの不均一やピンホール、不規則な毛羽立ちや切削傷などの発生を防止でき、良好な品質の端部切削が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の板紙端部切削装置の正面図。
【図2】本発明の板紙端部切削装置の側断面図。
【図3】(a)〜(c)は本発明の板紙端部切削装置による切削動作を説明する側断面図。
【図4】従来の板紙端部切削装置の正面図。
【図5】従来の板紙端部切削装置の側断面図。
【図6】従来の板紙端部切削装置による切削動作を説明する側断面図。
【図7】(a)〜(b)は切削後の板紙端部の側面図。
【符号の説明】
P…板紙 P1 …端部 P2 …切削除去紙
1…円筒ベル状筒体 2…開口先端部 3…刃部 4…ベル状ナイフ
5…円筒回転軸
11…紡錘状ロール 12…回転軸 13…ブラケット
21…鼓状ロール 22…駆動回転軸 23…ブラケット
31…押板 32…ブラケット 33…昇降手段
40…薄化端部 41…切削部
Claims (1)
- 円筒ベル状筒体1の開口先端部2に沿ってリング状に刃部3が設けられ円筒回転軸5を中心に駆動回転するベル状ナイフ4と、該ベル状ナイフ4の開口先端部2内面に沿った曲率半径を有し且つ該内面に離間対向して前記円筒回転軸5と直交する方向の回転軸12を中心に駆動回転する紡錘状ロール11と、ベル状ナイフ4の開口先端部2を挟んで前記紡錘状ロール11と対向し且つ該ベル状ナイフ4の開口先端部2の外面に沿った曲率半径を有し且つ該外面に離間対向して前記回転軸12と平行な回転軸22を中心に駆動回転可能な鼓状ロール21とを備え、駆動回転する前記鼓状ロール21と紡錘状ロール11との間に板紙Pの端部P1 を送り込み、駆動回転するベル状ナイフ4の刃部3により端部P1 を所定幅に切削して、端部P1 に沿って所定幅の切削部を形成することを特徴とする板紙端部切削装置。
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JP2003184362A JP4244724B2 (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 板紙端部切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003184362A JP4244724B2 (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 板紙端部切削装置 |
Publications (2)
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JP2005014484A JP2005014484A (ja) | 2005-01-20 |
JP4244724B2 true JP4244724B2 (ja) | 2009-03-25 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003184362A Expired - Fee Related JP4244724B2 (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 板紙端部切削装置 |
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2003
- 2003-06-27 JP JP2003184362A patent/JP4244724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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