JP2748159B2 - 鉄骨ドームの建方方法およびその装置 - Google Patents

鉄骨ドームの建方方法およびその装置

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JP2748159B2 JP1205012A JP20501289A JP2748159B2 JP 2748159 B2 JP2748159 B2 JP 2748159B2 JP 1205012 A JP1205012 A JP 1205012A JP 20501289 A JP20501289 A JP 20501289A JP 2748159 B2 JP2748159 B2 JP 2748159B2
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公彦 最上
実 落合
吉雄 丹野
弘道 山田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、野球場その他の大スパンの円形建築物に
おける鉄骨ドームの建方方法およびその装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、鉄骨ドーム20を構築するには、第3図および第
4図に示すように、鉄骨ドーム20の中央に固定中央構台
21を設け、その上部に鉄骨ドーム20の鉄骨の一部となる
コンプレッションリング22を支持し、また外周部に外周
スタンド23を設けるとともに鉄骨ドーム20の放射方向に
ほぼ扇形の移動構台24を設け、この移動構台24上で鉄骨
ドーム20の大トラス25を組立てた後、移動構台24を45度
の角度ずつ矢印のように鎖線の位置に回動させて全周の
大トラス25を鎖線で示すように架設し、さらに移動構台
24を回動させて屋根トラス26の構築および屋根下面の仕
上げ工事を行い鉄骨ドームを構築する方法が知られてい
る。(特開昭58−4042号公報参照) 〔発明が解決しようとする課題〕 前記従来の方法では、鉄骨ドーム20の中央に鉄骨トラ
スの中心端部を取付けて支持するための大径のコンプレ
ッションリング22と、これを支持する大径の固定中央構
台21を組立てる必要があり、そのための多量の資材と多
大の手間を要する問題点があり、またほぼ扇形の移動構
台24が1台であるため鉄骨ドーム全体を構築するために
は4回〜8回程度移動させる必要があり、大重量の移動
構台の移動を多数回行うことは、その作業が大変であり
多くの作業時間を要する問題点があった。
この発明はこれらの問題点を解消し、大径のコンプレ
ッションリング22および大径の固定中央構台21を組立て
る必要がなく、かつ移動構台24の移動回数を少なくして
工期を短縮する鉄骨ドームの建方方法およびその装置を
提供することを課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、前記の課題を解決するため、鉄骨ドーム
を偶数個に分割した鉄骨ドームより小径の扇形の構台を
放射方向に正対させ、その対向する先端部で一体に結合
した回動構台の上端部に設けたジャッキ上において放射
方向に対向する1対の扇形の鉄骨トラスを組立ててその
中心部分を接合して固着した後、ジャッキを下げて回動
構台をその形状分だけ回動させてその位置の回動構台上
で鉄骨トラスの組立てを行う工程で繰返して鉄骨ドーム
全体の組立てを行う鉄骨ドームの建方方法および鉄骨ド
ームを偶数個に等分した扇形の構台を放射方向に正対さ
せ、その対向する先端部で一体に結合した回転構台の上
端部にジャッキを設けた鉄骨ドームの建装置の手段を講
じるものである。
〔実施例および作用〕
この発明の実施例について図面を参照しその作用とと
もに説明する。
第1図および第2図は、この発明を野球場に実施した
場合を示すもので、グラウンド1上に鉄骨ドーム2を6
個に等分した扇形の構台3を放射方向に正対させ、その
対向する先端部4で一体に結合した回動構台5が組立て
られ、回動構台5の柱脚6の下端にはグラウンド1上を
走行する自走台車7が設けられ、回動構台5の水平方向
の端部8にはスタンド9の外周縁10上に接するローラー
等の摺動部材11が設けられ、回動構台5を円周方向(矢
印12)に回動させることができるようになっている。
なお、回動構台5は鉄骨ドームの1/6に限定されるも
のではなく1/4または1/8等適宜の偶数に分割することが
できる。
鉄骨ドーム2を構築するには、グラウンド1上に回動
構台5を組立てその上に鉄骨ドーム2を6個に等分した
扇形の鉄骨トラス14を1対組立ててジャッキ13で支持さ
せた後、扇形の鉄骨トラス14の中心部分15を接合し溶接
等によって固着する。
つぎに、回動構台5の柱脚6の上端および端部8上の
ジャッキ13を下げた後、回動構台5を自走台車7によっ
て第1回目の60度回動をさせる。この際、両側の扇形の
鉄骨トラス14,14の中心部分15が溶接等により一体に固
着されているのでジャッキ13を下げても両側の外周縁部
16が床面を反力として鉄骨トラスの湾曲形状を維持する
ことができ、回動構台5の回動作用に支障を生じること
がない。
つぎに、移動した回動構台5上に前記の1対の扇形の
鉄骨トラス14に隣接して同様に1対の扇形の鉄骨トラス
14を組立て両鉄骨トラス14,14の側端縁を溶接等により
固着した後、さらに回動構台5を第2回目の60度回動を
させて1対の扇形の鉄骨トラス14を組立てその両側端縁
を溶接等により固着することによって鉄骨ドーム2の建
方を完了する。
なお、回動構台5上で扇形の鉄骨トラス14を組立てた
後そのまま屋根部材の取付けおよび屋根下面の仕上げ工
事を行ってもよいし、鉄骨トラス14を組立てた後、回動
構台5を複数回旋回させてこれらの工事を行ってもよ
い。
また、回動構台5を60度回動させた後、回動後の扇形
鉄骨トラス14の下方でスタンド9の構築工事およびグラ
ウンド1の人工芝張工事やアンツーカー敷設工事等の仕
上げ工事を行うことによって屋根の鉄骨トラスの建方と
下部のスタンド9の構築工事やグラウンド1の仕上げ工
事との並行工事が可能であるとともに、鉄骨トラスの組
立てと屋根工事を同時に行う場合は、雨天時におけるス
タンド9の構築工事等の下部工事が可能である。
〔発明の効果〕
従来のように扇形の移動構台が1台のものは鉄骨ドー
ムを構築するためには移動構台を5〜7回移動させる必
要があるが、この発明における回動構台は扇形の構台を
正対させ一体に結合したものであるため、回動構台の移
動は1〜3回ですむので大重量の回動構台の回動に要す
る作業量および作業時間が大幅に少なくてすみ工期を短
縮できる利点があり、また回動構台を回動させる際に鉄
骨トラスを支持するジャッキを下げても鉄骨トラスの外
周縁が床面を反力として鉄骨トラスの湾曲形状を維持す
ることができるため、従来のようにコンプレッションリ
ングを必要しないので、コンプレッションリングを支持
する大径の固定中央構台を必要とせず、また多量の仮説
資材とこれらを組立てる手間を不用とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、この発明の実施例を示すもので
第1図は概略平面図、第2図はその正面図、第3図およ
び第4図は従来例を示すもので、第3図は概略平面図、
第4図はその正面図である。 2……鉄骨ドーム,3……構台,4……先端部,5……回動構
台,13……ジャッキ,14……鉄骨トラス,15……中心部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 弘道 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特公 昭61−13065(JP,B2) 特公 昭62−62217(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨ドーム(2)を偶数個に等分した扇形
    の構台(3)を放射方向に正対させ、その対向する先端
    部(4)で一体に結合した回動構台(5)上において放
    射方向に対向する1対の扇形の鉄骨トラス(14)を組立
    ててその中心部分(15)を接合して固着した後、回動構
    台(5)をその形状分だけ回動させてその位置の回動構
    台(5)上で鉄骨トラス(14)の組立てを行う工程を繰
    返して鉄骨ドーム全体の組立てを行う鉄骨ドームの建方
    方法。
  2. 【請求項2】回動構台(5)の上端部に設けたジャッキ
    (13)上に、組立てた鉄骨トラス(14)を支持して鉄骨
    トラス(14)の中心部分(15)を接合して固着した後、
    ジャッキ(13)を下げて回動構台(5)を回動させるよ
    うにした請求項1記載の鉄骨ドームの建方方法。
  3. 【請求項3】回動構台(5)を鉄骨ドーム(2)より小
    径の構台(3)を結合して構成し、鉄骨トラス(14)を
    鉄骨ドーム(2)の径と同一の径に組立てる請求項1記
    載の鉄骨ドームの建方方法。
  4. 【請求項4】鉄骨ドーム(2)を偶数個に等分した扇形
    の構台(3)を放射方向に正対させ、その対向する先端
    部(4)で一体に結合した回動構台(5)の上端部にジ
    ャッキ(13)を設けた鉄骨ドームの建方装置。
JP1205012A 1989-08-08 1989-08-08 鉄骨ドームの建方方法およびその装置 Expired - Fee Related JP2748159B2 (ja)

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