JP3281962B2 - 大空間トラスの構築方法 - Google Patents

大空間トラスの構築方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ドーム状の建
築構造物等、大空間を覆う屋根を構成するトラス架構を
構築するのに好適な大空間トラスの構築方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、スタジアム、多目的ホールある
いは実験棟などの空間に架設される屋根としては、略同
一サイズの複数の小梁を組み合わせて単層のトラス架
構、あるいは上弦材,下弦材,およびラチス材からなる
複層のトラス架構としたドーム屋根が知られている。従
来、この種のドーム屋根を構築する方法としては、下部
の構造物の内側において、ドーム屋根の架設位置に複数
の支保工及び足場を仮設し、さらに、複数の小梁をクレ
ーン等によって吊り上げつつ対応する支保工間に架設
し、これら小梁同士をトラス状に接合してドーム屋根全
体を架設する工法等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の屋根の構築方法では、以下のような問題
が存在する。このドーム屋根を構築するには、多大な支
保工及び足場を仮設し、足場上の高所にて作業者が各小
梁の接合作業を行なわなければならず、支保工等の仮設
に多大な費用と時間がかかるとともに、作業者に対する
安全性の面でも問題があり、しかも、膨大な数量の小梁
の管理を行わなければならないという問題があった。こ
の発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、安全性に
優れ、かつ仮設費用を低減させるとともに工期の短縮化
を図ることのできる大空間トラスの構築方法を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
大空間を覆う屋根を構成するトラス架構の構築方法であ
って、前記屋根をその半径方向に分割してなる同一中心
を有する複数の分割体からなる構成とし、外側の分割体
を、組み立ての完了した内側の分割体の外周部にて、
外側の分割体の内周部を仮設構台上に支持させて地組し
た後、内側の分割体を上昇させて、当該内側の分割体の
外周部と前記外側の分割体の内周部とを接合する工程
を、前記屋根の中心部から外周部に向けて順次繰り返し
て前記屋根を組み立て、しかる後に、組み立てた屋根を
一体に上昇させて設置すべき位置に設置することを特徴
としている。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1記載の大
空間トラスの構築方法において、前記各分割体を、上弦
材と下弦材とを有する多角形状の枠体内に複数の梁部材
がトラス状に配設された屋根ユニットを複数配置して、
隣り合うこれら屋根ユニット間で対向する前記枠体の間
にラチス材をトラス状に架設して構成するとともに、前
記内側の分割体と外側の分割体とを接合するに際して、
前記内側の分割体の外周部と前記外側の分割体の内周部
との間にラチス材をトラス状に架設することを特徴とし
ている。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明では、組み立ての完了した
内側の分割体の外周部に位置する外側の分割体を地組し
た後に、内側の分割体を上昇させて、この外周部と外側
の分割体の内周部とを接合する工程を、屋根の中心部か
ら外周部に向けて順次施工して、構築すべき屋根を構築
する。すなわち、例えば構築すべき屋根を、半径方向に
3つの分割体で構成するときには、まず屋根の中心部に
位置する第1の分割体を地組し、この第1の分割体の外
周に位置する環状の第2の分割体をその内周部を仮設構
台上に支持させて地組する。そして、前記第1の分割体
を上昇させて、この外周部と前記環状の第2の分割体の
内周部とを接合する。次いで、接合された第1および第
2の分割体のさらに外周部に位置する環状の第3の分割
体をその内周部を仮設構台上に支持させて地組する。そ
して、接合された第1および第2の分割体を上昇させ
て、この外周部と前記環状の第3の分割体の内周部とを
接合する。このようにして組み立てられた屋根を所定の
高さまで上昇させて設置することにより、大空間を覆う
屋根が構築される。このとき、分割体同士を接合すると
き以外の作業は地上における地組作業となるので、高所
作業が大幅に低減される。
【0007】請求項2記載の発明では、予め多角形状に
組み立てられた屋根ユニットを複数配設して各分割体を
構成して屋根を構築するので、建築現場における屋根の
組立作業が大幅に低減される。さらには隣り合う屋根ユ
ニットの枠体間で、対向する枠体間にラチス材をトラス
状に架設するので、ここに断面視矩形のトラス梁が形成
され、屋根全体に所定間隔でこのトラス梁が構成される
ことになり、これにより、強度の高い屋根が施工され
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図9に示す実施例
を参照して説明する。ここでは、例えば、パラレルラメ
ラ構造を適用して平面視略円形のドーム状の建築構造物
を構築する場合の実施例を用いて説明する。図3は、本
発明に係る大空間トラスの構築方法を適用して構築すべ
き屋根1を有する建築物Aの一例を示すものである。建
築物Aは、平面視略円形で、地盤上に構築されてこの建
築物Aの外周部をなす例えばSRC造の下部躯体2と、
この下部躯体2に設けられた鉄骨造の屋根1とから構成
されている。
【0009】図4に示すように、屋根1には、頂部1a
から放射状に延びる複数の放射アーチ3と、頂部1aに
対して同心円状に配置されたテンションリング4,4,
…が配設されている。そして、隣り合う放射アーチ3,
3間には、一方の放射アーチ3に平行な梁部材5と、他
方の放射アーチ3に平行な梁部材6とが、それぞれ等間
隔で架設され、これにより、いわゆるパラレルラメラ構
造の屋根1が構成されている。
【0010】図5に示すように、放射アーチ3は、上下
に位置したH鋼からなる上弦材7と下弦材8の間に縦ラ
チス材9がトラス状に架設されてなる弦材10,10
が、一定間隔で対向配置され、これら弦材10,10間
に、横ラチス材(ラチス材)11がトラス状に架設され
た構造とされている。これにより放射アーチ3は、断面
視矩形のメガトラスMで構成されたことになる。前記テ
ンションリング4,梁部材5および6のうち、一定間隔
おきに配置されたテンションリング4a,梁部材5aお
よび6aは、放射アーチ3と同様に、弦材10,10間
に横ラチス材11が架設された断面視矩形のメガトラス
Mで構成されている。
【0011】図6に示すように、テンションリング4,
梁部材5および6のうち、メガトラスMからなる前記テ
ンションリング4a,梁部材5aおよび6a以外のもの
は、上弦材7と下弦材8との間に縦ラチス材9がトラス
状に架設された構成となっている。
【0012】上記構成において、放射アーチ3,テンシ
ョンリング4a,梁部材5a,6aを構成する弦材10
により、略三角形(多角形状)に接合された枠体12が
構成されている。この枠体12内には、テンションリン
グ4,梁部材5,6がトラス状に配設されて、屋根ユニ
ット13が構成されている。そして、屋根1には複数の
屋根ユニット13が規則的に配置されており、隣り合っ
て配置された屋根ユニット13の枠体12間で、対向配
置された弦材10間には横ラチス材11がトラス状に架
設されて、メガトラスMが構成された形態となってい
る。
【0013】屋根1を構成する前記放射アーチ3,テン
ションリング4,梁部材5,6の各部材は、複数の部材
が集合する節部において、以下のようにして接合されて
いる。ここでは、例えば屋根1の頂部1aに位置する節
部Nの例を用いて説明する(図7参照)。図8に示すよ
うに、各節部Nにおいては、隣り合う放射アーチ3,3
の弦材10,10と小梁14,14とが接合されてい
る。
【0014】図9に示すように、この節部Nにおいて、
弦材10の上弦材7と下弦材(図示なし)との間には束
材15が配設されている。この束材15の上端部には、
この束材15の軸線に直交する面からなる取付板16が
設けられている。この取付板16には、それぞれ同一円
周上に位置する取付穴17,17,…が形成されてい
る。一方、接合すべき弦材10の上弦材7,小梁14の
各端部には、取付板16に平行な取付面18aを有する
ブラケット18が予め溶接されて取り付けられている。
この取付面18aには、取付板16に形成された取付穴
17と同径の取付穴19が形成されている。
【0015】そして、取付板16の上面の所定の位置に
は、上弦材7,7、小梁14,14の端部の各ブラケッ
ト18が載置されている。さらに、このブラケット18
上には、取付板16と対をなし、取付穴17,17,…
に対応する位置に同径の取付穴20,20,…が形成さ
れた押さえ板21が載置されている。これら取付板1
6,上弦材7,小梁14,および押さえ板21は、取付
穴17,19,20を貫通して挿入された接合ピン22
により固定されている。この接合ピン22の下端部は、
取付板16の下面に溶接されている。また、接合ピン2
2の上端部には接合ピン22の保護を目的としたカバー
プレート23が取り付けられている。なお、取付板16
の下方にはガセットプレート24が設けられており、こ
のガセットプレート24には、放射アーチ3の上弦材7
と下弦材8との間に架設された縦ラチス材9の端部が高
張力ボルトで固定されている。このようにして、上弦材
7,小梁14は、その端部のブラケット18を取付板1
6と押さえ板21とで固定され、接合された構造となっ
ている。
【0016】また、束材15の下端部(図示なし)にお
いては、上端部と同様にして、ブラケットと押さえ板と
で下弦材8,8、小梁14,14が挟み込まれて接合さ
れている。
【0017】屋根1の各部に位置する節部において、上
記と同様にして、放射アーチ3,テンションリング4,
梁部材5,6等の各部材が接合され、屋根1が構成され
ている。
【0018】次に、上記の構成からなる屋根1の構築方
法について、図1ないし図9を参照して説明する。ま
ず、工場において予め、放射アーチ3,テンションリン
グ4a,梁部材5a,6aを構成する弦材10を略三角
形(多角形状)に接合した枠体12内に、テンションリ
ング4,梁部材5,6をトラス状に配設した屋根ユニッ
ト13を製作する。
【0019】構築現場においては、すでに構築した下部
躯体2の内方の床25上で、構築すべき屋根1を組み立
てるが、この組立に際しては、以下に示すようにして、
平面視略円形の屋根1を半径方向に、屋根1の中心部
(内側の分割体)B,この中心部Bの外周に位置する環
状の中間部(外側の分割体)C,および最外周に位置す
る環状の外周部(外側の分割体)Dに3分割して組み立
てる。
【0020】まず、図1に示すように、床25上で、ク
レーン26等で8個の屋根ユニット13をそれぞれ所定
の位置に配置する。そして、隣り合う屋根ユニット1
3,13間で、図5に示したように、対向する枠体1
2,12の弦材10,10間に横ラチス材11をトラス
状に架設して中心部Bを組み立てる。このとき隣り合う
屋根ユニット13,13間には、メガトラスMが形成さ
れる(図4)。
【0021】次に、図2に示すように、中心部Bの外周
縁部近傍の床25上の、放射アーチ3,3,…と交差す
る位置に、それぞれ仮設構台27を立設する。そして、
中心部Bと同様にして、屋根ユニット13において中間
部Cの内周縁部を構成する側の端部が仮設構台27によ
り支持されるようにして所定数の屋根ユニット13を配
置し、これらの屋根ユニット13を互いに接続して、中
間部Cを組み立てる。これにより、中心部Bと同様に、
隣り合う屋根ユニット13,13間にはメガトラスMが
構成される(図4)。次いで、前記中心部Bを複数のク
レーン26により、仮設構台27に沿って一体に上昇さ
せて、中心部Bの外周縁部とこれの外周部に位置する
設構台27に支持された中間部Cの内周縁部との高さを
一致させる。このとき、中心部Bの外周部に環状に配設
されたテンションリング4が、このテンションリング4
よりも内方に組み立てられた各部材の軸力を受けること
になる。そして、中心部Bの外周縁部の枠体12の弦材
10と、中間部Cの内周縁部の枠体12の弦材10との
間に横ラチス材11をトラス状に架設して、中心部Bと
中間部Cとを接合する。これにより、中心部Bと中間部
Cとの間には平面視環状のメガトラスMが構成されたこ
とになる。
【0022】次いで、接合された中心部Bと中間部Cを
内側の分割体となし、この外周縁部近傍の、放射アーチ
3,3,…と交差する位置には、それぞれ仮設構台27
を立設する。そして、中心部B,中間部Cと同様にし
て、所定数の屋根ユニット13を配置・接合して外周部
(外側の分割体)Dを組み立てる。そして、接合した中
心部Bと中間部Cとを、クレーン26により、仮設構台
27に沿って一体に上昇させて、中間部Cの外周縁部と
仮設構台27に支持された外周部Dの内周縁部とを、ト
ラス状に架設した横ラチス材11で接合する。これによ
り、中間部Cと外周部Dとの間に、平面視環状のメガト
ラスMが形成される。これにより、屋根10の放射リン
グ12a,テンションリング4a,梁部材5a,6aが
メガトラスMで構成されたことになる。
【0023】このようにして中心部B,中間部C,およ
び外周部Dを接合して、地上において屋根10を組み立
てる。そして、組み立てた屋根10を、クレーン26に
より、外周側に位置する下部躯体2に沿って上昇させ、
下層躯体2の上端部と接合させる。この後に、このよう
にして構築された屋根10に図示しない屋根板が配設さ
れて、構築すべき建築物Aの施工が完了する。
【0024】上述した屋根10の構築方法では、屋根1
0を、半径方向に3分割して、まず中心部(内側の分割
体)Bを地組し、この中心部Bの外周部で中間部(外側
の分割体)Cを仮設構台27により中間部Cの内周部を
支持して地組した後、中心部Bを上昇させて中間部Cと
接合した。次に、接合した中心部Bおよび中間部Cを内
側の分割体となし、この外周部で外周部(外側の分割
体)Dを仮設構台27により外周部Dの内周部を支持し
地組し、接合した中心部Bと中間部Cとを上昇させて
これと接合した。そして、接合したこれら中心部B,中
間部C,および外周部Dを一体に上昇させて、下層躯体
2に設置して屋根10を構築した。これにより、中心部
B,中間部C,および外周部Dを接合するとき以外の作
業は地上における地組作業となるので、高所作業が大幅
に低減され、作業の安全性を大幅に向上することができ
る。また、使用する仮設構台27の数量も大幅に削減す
ることができるので、工期の短縮化、コストの大幅な低
減を図ることが可能になる。また、予め略三角形に組み
立てられた屋根ユニット13を複数配設して屋根10を
構成したので、建築現場における部材の管理が容易にな
るとともに、建築現場における組立作業が大幅に削減さ
れ、この点からも工期の短縮化、施工コストの低減化を
図ることができる。さらには隣り合う屋根ユニット1
3,13の枠体12,12間で、対向する弦材10,1
0間に横ラチス材11をトラス状に架設するので、屋根
10の放射アーチ3,テンションリング4a,梁部材5
a,6aが断面視矩形のトラス梁であるメガトラスMで
構成され、強度の高い屋根が施工される。
【0025】なお、上記実施例において、屋根10を平
面視円形でパラレルラメラ構造を適用して形成したが、
これに限るものではなく、各屋根ユニットが例えば四角
形,六角形となる他の構造を適用する場合でも、屋根を
半径方向に分割して、上記と同様に、中心部から外方へ
向けて組み立てるのであれば、同様の効果を得ることが
可能になる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る大
空間トラスの構築方法によれば、組み立ての完了した内
側の分割体の外周部にて、該外側の分割体の内周部を仮
設構台上に支持させて環状の外側の分割体を地組した後
に、内側の分割体を上昇させて、この外周部と外側の分
割体の内周部とを接合する工程を、屋根の中心部から外
周部に向けて順次繰り返して施工して、構築すべき屋根
を構築する。このとき、分割体同士を接合するとき以外
の作業は地上における地組作業となるので、高所作業が
大幅に低減され、作業の安全性を大幅に向上することが
できる。また、使用する仮設構台の数量も大幅に削減す
ることができるので、工期の短縮化、コストの大幅な低
減を図ることが可能になる。
【0027】請求項2に係る大空間トラスの構築方法に
よれば、予め多角形状に組み立てられた屋根ユニットを
複数配設して各分割体を構成して屋根を構築するので、
建築現場における組立作業が大幅に削減され、工期の短
縮化、施工コストの低減化を図ることができる。さらに
は隣り合う屋根ユニットの枠体間で、対向する枠体間に
ラチス材をトラス状に架設するので、ここに断面視矩形
のトラス梁が形成され、屋根全体に所定間隔でこのトラ
ス梁が構成されることになり、これにより、強度の高い
屋根を施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る大空間トラスの構築方法を適用し
て構築中の建築構造物を示す概略図である。
【図2】同工法を適用して、建築構造物の屋根を構築す
る工程を示す概略図である。
【図3】同工法を適用して構築すべき建築構造物の一例
を示す斜視図である。
【図4】同建築構造物の屋根部を示す平面図である。
【図5】同屋根部を構成するトラス部材を示す斜視図で
ある。
【図6】同屋根部を構成する梁部材を示す斜視図であ
る。
【図7】同屋根部における部材の接合構造を示す平面概
略図である。
【図8】同屋根部における各部材の接合構造を示す平面
図である。
【図9】同接合構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 屋根 7 上弦材 8 下弦材 11 横ラチス材(ラチス材) 12 枠体 B 中心部(内側の分割体) C 中間部(外側の分割体) D 外周部(外側の分割体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西谷 隆之 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特公 昭49−18926(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/32 102 E04G 21/14 E04B 1/342 E04B 1/35 E04B 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大空間を覆う屋根を構成するトラス架構
    構築方法であって、前記屋根をその半径方向に分割して
    なる同一中心を有する複数の分割体からなる構成とし、 外側の分割体を、組み立ての完了した内側の分割体の外
    周部にて、該外側の分割体の内周部を仮設構台上に支持
    させて地組した後、内側の分割体を上昇させて、当該内
    側の分割体の外周部と前記外側の分割体の内周部とを接
    合する工程を、前記屋根の中心部から外周部に向けて順
    次繰り返して前記屋根を組み立て、 しかる後に、組み立てた屋根を一体に上昇させて設置す
    べき位置に設置することを特徴とする大空間トラスの構
    築方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の大空間トラスの構築方法
    において、前記各分割体を、上弦材と下弦材とを有する
    多角形状の枠体内に複数の梁部材がトラス状に配設され
    た屋根ユニットを複数配置して、隣り合うこれら屋根ユ
    ニット間で対向する前記枠体の間にラチス材をトラス状
    に架設して構成するとともに、前記内側の分割体と外側
    の分割体とを接合するに際して、前記一の分割体の外周
    部と前記他の分割体の内周部との間にラチス材をトラス
    状に架設して接合することを特徴とする大空間トラスの
    構築方法。
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