JP4996370B2 - 架構組立方法および建物の架構 - Google Patents
架構組立方法および建物の架構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4996370B2 JP4996370B2 JP2007173337A JP2007173337A JP4996370B2 JP 4996370 B2 JP4996370 B2 JP 4996370B2 JP 2007173337 A JP2007173337 A JP 2007173337A JP 2007173337 A JP2007173337 A JP 2007173337A JP 4996370 B2 JP4996370 B2 JP 4996370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- steel
- frame
- building
- sheath tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 31
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 62
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 62
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 claims description 19
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 15
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 31
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000010626 work up procedure Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
建て逃げ工法では、まず、建物の架構を平面視で複数の工区に分割する。そして、工区ごとに、揚重機を用いて鉄骨柱および鉄骨梁を揚重し、最上階までの建方を行う。
この建方作業を、揚重機の動線の奥側から手前側に向かって揚重機を移動しながら繰り返すことで、動線確保のための後施工部分が生じるのを防止する。
よって、柱が鉄筋コンクリート造の建物であっても、建て逃げ工法を採用できるから、工期を短縮できる。また、仮設柱に用いられる鉄骨量は、鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造の柱に用いられる鉄骨量よりも少なくなるため、コストの上昇を抑えることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る架構組立方法が適用された建物1の架構の一部を示す側面図である。
建物1の1階から3階までの鉄骨は、梁継手14が設けられた柱ユニット10と、この柱ユニット10の梁継手14に接合される鉄骨の梁部材20と、を含んで構成される。
ここで、柱ユニット10は、図2に示すように、1階床レベルから2階立ち上がりまでの1層分の高さを有する第1節柱ユニット10Aと、2階立ち上がりから4階立ち上がりまでの2層分の高さを有する第2節柱ユニット10Bと、から構成される。
また、この建物1の4階および5階の鉄骨は、4階立ち上がりからR階床レベルまでの鉄骨の柱部材30と、この柱部材30に接合される鉄骨の梁部材40と、を含んで構成される。
柱ユニット10は、上下方向に延びる鉄骨柱としての仮設柱11と、水平方向に延びる4つの梁継手14と、この仮設柱11に支持される柱筋12と、仮設柱11に設けられて梁継手14が接合されかつ柱筋12が挿通される筒状の鞘管13と、を備える。
柱主筋121は、建物1の柱の角部に3本ずつ配置される。
柱ユニット製作ヤードには、一対の架台6が設けられている。
仮設柱11、鞘管13、梁継手14は、鉄骨製作工場で柱ピース7として組み立てられ、この柱ピース7は、トレーラなどで建築現場に搬入される。柱ピース7は、架台6の上に寝かせた状態で載置され、この状態で柱筋12を配筋し、さらに、溶接またはボルト締めを行うための溶接足場8を取り付ける。また、柱筋12の柱主筋121の下端には、柱主筋121を接続するための鉄筋スリーブ9を取り付ける。
まず、建物の架構を平面視で複数の工区に分割する。ここでは、3スパンずつ、A工区、B工区、C工区に分割する。
まず、図7に示すように、A工区について、柱ユニット10を地組みし、揚重機としてのクローラークレーン50を用いて柱ユニット10、柱部材30、梁部材20、40を揚重して、最上階まで建方作業を行う。
この建方作業を、クローラークレーン50の動線の奥側のA工区から、手前側のC工区に向かって、隣接する工区ごとに繰り返す。
まず、図8(a)に示すように、第1節柱ユニット10Aの建方を行う。具体的には、クローラークレーンで第1節柱ユニット10Aを吊り上げて、この第1節柱ユニット10Aを図示しないアンカーボルトで1階床に固定し、控えワイヤを張る。
(1)仮設柱11を用意し、この仮設柱11に柱筋12を支持させる。さらに、仮設柱11に筒状の鞘管13を設け、この鞘管13に、柱主筋121を挿通するとともに梁継手14を接合して、柱ユニット10とする。そして、建て逃げ工法により、この柱ユニット10および梁部材20の建方を行う。
よって、柱2が鉄筋コンクリート造の建物1であっても、建て逃げ工法を採用できるから、工期を短縮できる。また、仮設柱11に用いられる鉄骨量は、鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造の柱に用いられる鉄骨量よりも少なくなるため、コストの上昇を抑えることができる。
例えば、本実施形態では、柱ユニット10として、1層分の高さを有する第1節柱ユニット10Aや、2層分の高さを有する第2節柱ユニット10Bを設けたが、これに限らない。例えば、柱ユニットを3層分の高さとすれば、工期をさらに短縮できるうえに、鉄筋の柱主筋のジョイント箇所数を削減でき、コストを低減できる。
また、1階から3階までを施工した後、R階、5階、4階の順に施工してもよい。このように、最上階の床スラブまたは屋根を先攻して施工すれば、天候に左右されずに下階を施工でき、施工能率を向上できる。
また、建物1の床5を現場打ちコンクリートにより形成したが、これに限らず、床5をハーフプレキャストコンクリート(ハーフPC)またはフルプレキャストコンクリート(フルPC)としてもよい。このようにすれば、さらに工期を短縮できる。
また、建物1の4、5階にブレースを設けていないが、これに限らず、ブレースを設けてもよい。
また、梁継手14をH鋼としたが、これに限らず、梁継手をガセットプレートのみとしてもよい。
また、仮設柱11をH鋼としたが、これに限らず、2本のCチャンネル材を背中合わせに溶接して、仮設柱としてもよい。
また、本実施形態では、仮設柱11を1階から3階までの柱2に設けたが、これに限らず、2階から3階までのように途中階の柱に仮設柱を設けてもよい。
2 柱
4 梁
10 柱ユニット
11 仮設柱
12 柱筋
13 鞘管
14 梁継手
20 梁部材
50 クローラークレーン(揚重機)
Claims (2)
- 鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨造の梁とを有する建物の架構を組み立てる架構組立方法であって、
前記架構を、梁継手が設けられた柱ユニットと、当該柱ユニットの梁継手に接合される梁部材と、を含んで構成し、
前記柱ユニットを、鉄骨柱と、当該鉄骨柱に支持される柱筋と、前記鉄骨柱に設けられて前記梁継手が接合されかつ前記柱筋が挿通される筒状の鞘管と、を含んで構成し、
前記鉄骨柱、前記梁継手及び前記鞘管を鉄骨製作工場で柱ピースとして組み立て、組み立てた前記柱ピースを建築現場に搬入し、搬入した前記柱ピースを寝かせた状態で載置し、この状態で前記柱筋を前記鞘管に挿通させて配筋して、前記柱ユニットを地組みし、
揚重機を用いて、地組みした前記柱ユニットおよび前記梁部材を揚重して最上階まで建方を行い、当該建方作業を隣接する工区ごとに順次繰り返しながら、前記架構を組み立てることを特徴とする架構組立方法。 - 鉄筋コンクリート造の柱と鉄骨造の梁とを有する建物の架構であって、
前記架構は、梁継手が設けられた柱ユニットと、当該柱ユニットの梁継手に接合される梁部材と、を有し、
前記柱ユニットは、鉄骨柱と、当該鉄骨柱に支持される柱筋と、前記鉄骨柱に設けられて前記梁継手が接合されかつ前記柱筋が挿通される筒状の鞘管と、を有し、
前記鞘管は、上下方向に延びる略四角筒状の筒部と、この筒部の上下端面を塞ぐ下ダイアフラムおよび上ダイアフラムと、を備え、
前記下ダイアフラムおよび前記上ダイアフラムの中央には、コンクリート充填孔が形成され、前記鉄骨柱は、前記コンクリート充填孔に挿通され、前記鞘管の上下に露出しており、
前記下ダイアフラムおよび前記上ダイアフラムの4隅には、前記柱筋が前記鞘管の前記筒部の内側を通るような位置に、前記柱筋が挿通される柱筋貫通孔が形成され、
前記鞘管は、プレートを介して前記鉄骨柱に支持されることを特徴とする建物の架構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173337A JP4996370B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 架構組立方法および建物の架構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007173337A JP4996370B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 架構組立方法および建物の架構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009013592A JP2009013592A (ja) | 2009-01-22 |
JP4996370B2 true JP4996370B2 (ja) | 2012-08-08 |
Family
ID=40354821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007173337A Active JP4996370B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 架構組立方法および建物の架構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4996370B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102352655A (zh) * | 2011-07-28 | 2012-02-15 | 华南理工大学 | 分楼层式矩形钢管混凝土柱与楼盖梁连接节点及制造方法 |
JP2015101890A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 大成建設株式会社 | 支持構造及び施工方法 |
JP6339923B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2018-06-06 | 株式会社安藤・間 | 建築物躯体の構築方法 |
KR102190622B1 (ko) * | 2020-07-02 | 2020-12-14 | 이형훈 | 구조물 연결용 멀티강박스 및 이를 이용한 시공방법 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59829U (ja) * | 1982-06-25 | 1984-01-06 | 鹿島建設株式会社 | 柱梁接合部の補強構造 |
JPH08270066A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Ando Corp | プレキャスト鉄筋コンクリートユニット及び積層建築物 |
JPH10231559A (ja) * | 1997-02-18 | 1998-09-02 | Tokyu Constr Co Ltd | 梁鉄骨付き芯柱およびそれによる混合構造物の構築方法 |
JP3375296B2 (ja) * | 1999-03-15 | 2003-02-10 | 戸田建設株式会社 | 鉄筋コンクリート柱と柱梁接合部材の組み付け方法およびその組み付け構造 |
JP3809799B2 (ja) * | 2001-12-27 | 2006-08-16 | 鹿島建設株式会社 | 柱・梁構造躯体、その構築工法および仕口金物 |
-
2007
- 2007-06-29 JP JP2007173337A patent/JP4996370B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009013592A (ja) | 2009-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4823790B2 (ja) | 柱ユニットおよび柱ユニットを用いた建物の施工方法 | |
KR101658648B1 (ko) | 보 관통형 기둥접합부 및 이를 이용한 건축물 상하부 병행 구축 공법 | |
JP2010242390A (ja) | 鉄骨ブレースを有する柱・梁の接合部の接合方法とその構造 | |
JP4996370B2 (ja) | 架構組立方法および建物の架構 | |
JP2020037775A (ja) | ノンブレース鉄骨造建物その構築方法および柱脚ユニット | |
CN108951862B (zh) | 一种用于轧制钢梁与钢柱刚性连接的节点结构及制作方法、住宅结构体系 | |
KR200414349Y1 (ko) | 프리캐스트 콘크리트 구조물의 연결구조 | |
JP6339923B2 (ja) | 建築物躯体の構築方法 | |
JP2010261270A (ja) | 複合構造および複合構造建築物の施工方法 | |
KR100856723B1 (ko) | 캔틸레버형 지지거더를 이용한 철골조 역타설 시스템 및방법 | |
JP2013133662A (ja) | 吊り形式の鉄骨屋根架構および鉄骨屋根を構築する方法 | |
KR101050166B1 (ko) | 슬래브 모듈 및 이를 이용한 녹-다운형 모듈러 건축구조물 | |
JP6736226B2 (ja) | 塔状建築物上部に建設される構造物の構造体および施工法 | |
KR100578641B1 (ko) | 스틸 콘크리트 합성 기둥, 이를 이용한 복합 구조 시스템및, 이의 시공방법 | |
JPH10159344A (ja) | 複数層のスーパービームを備えた多層構造物の建方工法 | |
JP7169765B2 (ja) | 構造物の構築方法 | |
KR102247787B1 (ko) | 직물섬유 보강 콘크리트 영구거푸집 및 이를 이용한 시공방법 | |
JP7186655B2 (ja) | 柱梁接合構造の構築方法 | |
JP2004019306A (ja) | 塔状建造物及びその構築方法 | |
JP5259638B2 (ja) | 高架橋の門型ラーメン構造の施工方法 | |
JP3586121B2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁の混合構造およびその施工方法 | |
JP6752006B2 (ja) | 建物ユニットの固定構造及びユニット建物 | |
JP2020066910A (ja) | ピット構造及びそれの構築方法 | |
JP7548869B2 (ja) | 構造物の構築方法 | |
JP5322216B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート造の躯体施工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120424 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120511 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20180518 Year of fee payment: 6 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4996370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |