JPS625899Y2 - - Google Patents

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JPS625899Y2
JPS625899Y2 JP13715282U JP13715282U JPS625899Y2 JP S625899 Y2 JPS625899 Y2 JP S625899Y2 JP 13715282 U JP13715282 U JP 13715282U JP 13715282 U JP13715282 U JP 13715282U JP S625899 Y2 JPS625899 Y2 JP S625899Y2
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JP
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cam
plate
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JP13715282U
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JPS5942883U (ja
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  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、作業台に関し、たとえば、一連の作
業工程を行うべく作業物を順次、次工程へ移動せ
しめるコンベヤーラインの途中に設置し、作業物
の移動及び定置を自在に制御しうるように構成し
た作業台に関する。
一連の流れ作業により加工および/または組立
て作業を行うラインにおいて、作業者は、コンベ
ヤーにより運ばれてきた作業対象物をコンベヤー
と別の作業台へ移し替え、しかるべき加工およ
び/または組み立て作業を終えた後、その作業終
了物を再び前記コンベヤー上に戻すという動作を
繰り返している場合が多い。
しかしながら、かかる作業法によれば、作業物
が大型かつ重量を有する場合には、前記の作業物
の移し替えに非常に大きな労力を要し、作業者の
疲労が激しいという問題があつた。
上記の問題点を解決するためには、前記コンベ
ヤーを作業中自動的に停止し、加工や組立てをコ
ンベヤー上で行うことが考えられるが、加工、組
立てラインが完全自動化されている場合は別とし
て、作業に人手を要する場合には、個々の作業者
の能力差、或いは作業自体の難易により全ての作
業物を一律にコンベヤー上で停止させるという方
法はかえつて合理性を欠く。
さらに、上記の問題点を解決するために、個々
の作業者の必要に応じてコンベヤーの一部分のみ
を停止することが考えられるが、かかる場合、作
業物の流れを制御するには莫大な費用がかかり、
手作業を含む小規模工業においては不適である。
また、最初に述べた一般的な流れ作業工程にお
いては、さらに、作業物の一側面に作業を加えた
後、続いてその作業物の他側面に作業を加える必
要のある場合、作業者は、作業台上でその作業の
方向転換をせねばならず、これにも非常に労力を
要し、且つ非能率であるという問題点があつた。
上記の場合、コンベヤーラインの一部を、作業
物に作業を加えるべく静止せしめること、作業物
を次工程に運ぶべく無抵抗に移動可能とするこ
と、および作業物を無抵抗に方向転換可能とする
ことを作業者の簡単な操作により自由自在にでき
るようにすれば、上記流れ作業の作業能率は飛躍
的に向上し、作業上の無駄や労力消費は減少す
る。
本出願人は先に、上板に穿設した複数個の透孔
より無方向回転車の回転頭部が出没しうるように
構成した作業台をコンベヤーラインの途中に設置
することにより上記のような問題を解決すること
を提案した(実願昭56−61084号)。
本考案は、上記の作業台における無方向回転車
を上下動させるための機構に改良を加え、動作の
安定性の向上、構造のコンパクト化およびコスト
ダウンを図ることを目的とする。
すなわち本考案は、上板に複数個の透孔を穿設
するとともに、この上板の下位に上下移動可能に
配した作動板上に、複数個の無方向回転車をその
それぞれが前記各透孔の直下に位置するように配
設して成る作業台において、前記作動板の下方に
設けた底板上に、軸を中心として回転可能なカム
基板を設ける一方、このカム基板に斜面状のカム
面を有する複数のカム部を等間隔かつ円周状に設
け、前記作動板の底面と前記各カム部との間隙
に、複数個の鋼球をその周方向の間隔を保持器を
用いて一定に保持しつつ介装したことを特徴とす
る。
本考案は、基本的に斜面状カムを利用した機構
により前記作動板を上下動させるのであるが、作
動板の下面にたとえばそれ自体が複雑な構造を有
し、しかも高さ方向の寸度の大きい回転車あるい
は車輪を取付けるのではなく、円周方向にのみこ
ろがり移動しうるようにその軌道を定めた鋼球そ
のものを直接的に前記作動板の底面と前記カム板
との間に挾圧状に介在させたから、カム基板を回
転させるための抵抗は極限まで低減され、操作が
さらに楽に行えるようになる。また、機構の上下
厚さ方向の寸度を短縮して作業台全体をコンパク
トにすることができ、これによりコストダウンを
図ることができるのである。
以下、本考案に係る作業台の好ましい実施例を
図面を参照しつつ具体的に説明する。
第1図は、テーブル状に形成した例を、その内
部機構を一部切欠いて示す全体斜視図である。
この実施例のテーブル面たる上板1には複数個
の透孔2,2…が穿設されている。この上板1の
下位には作動板3を上下方向移動可能に配し、か
つこの作動板3の板面に、複数個の無方向回転車
4,4…をそのそれぞれが前記上板1の各透孔
2,2…の直下に位置するように固着する。この
作動板3を上下方向移動可能とするためには、た
とえば前記上板1の四縁から下垂するスカート部
1aを設け、作動板3がそのスカート部1aの内
周部に遊嵌されるようにするとよい。さらに作動
板3の周縁にもスカート部3aを設け、かつこの
スカート部3aの外面に、回転球部が前記上板1
のスカート部1aの内面に当接して回転しうる無
方向回転車(図示略)を適宜個数設けることによ
り、作動板3が前記スカート部1aの内面に案内
され、かつ、無抵抗に上下動しうるようにするこ
とがより好ましい。
上記の作動板3が上下動すると、その板面に固
着した前記複数個の無方向回転車4,4…の回転
球部4a,4a…がそれぞれ前記透孔2,2…か
ら外部に突出し、あるいは透孔内に沈下する。こ
の作動板3を上下動させるため、本考案において
は以下に説明するような特殊なカム機構Aを該作
動板3の下位に構成する。
まず、前記上板1ないし作動板3より若干下方
に位置する部位に、前記上板1ないし作動板3に
対して平行な関係にあり、かつ前記上板1に対し
て固定関係にある底板5を設ける。図示例におい
ては前記上板1の四隅から下垂する4本の脚6,
6…に四辺形状の底板5の隅角部を溶着する等し
て固着して構成してある。
この底板5上にはその中心部に支軸7を突設す
るとともにこの支軸にカム基板8の中心孔9を嵌
合させつつ該カム基板8を載置し、このカム基板
8が前記支軸7を回転中心として水平面内におい
て回転しうるようにする。さらにこのカム基板8
の好ましくは周縁近傍に、斜面状のカム面10a
を有する複数のカム部10を等間隔かつ円周状に
設ける。図に示す例においては、外周および内周
がそれぞれ8角形状を呈する略ドーナツ状の板材
8aと、これの中心を通るように掛け渡し状にそ
の端部を前記板材8aに溶着した板材8bをもつ
て前記カム基板8を形成するとともに前記板材8
bに前記中心孔9を設けている。また、カム部1
0としては、第2図に示すように、同一形状を有
する略楔状の8個のカムブロツク10′,10′…
をそれぞれ前記カム基板8の周囲8角形の板材8
aに、その各辺に沿うように固着して構成すると
最も簡単である。なお前記カム基板8の外周適部
にはレバー状の操作ハンドル11を取付ける。
上記したように、前記カム基板8は、前記底板
5上において、前記支軸7を中心として回転する
ように構成するのであるが、図示例においては、
その回転抵抗を低減させるとともに、構造の薄形
化を達成しうる工夫がなされている。
すなわち、前記底板5上には第2図に示すよう
に、前記支軸7を中心とする同心円状の二重突条
12,12を設けるとともに、この二重突条1
2,12の間に形成される環状凹条13に多数個
の小径の鋼球14,14…を転動可能に充填し、
かつこの鋼球群14,14の上に前記カム基板8
を載置するのである。このようにすることによ
り、前記カム基板8を回転させると前記鋼球群1
4,14…はこれと同方向に無抵抗に転動するた
め、前記カム基板8の回転には殆んど抵抗力が作
用しない。また、底板5とカム基板8との間には
鋼球14,14…の直径に相当するすきましか生
じないため、カム機構Aの薄形化に大きく寄与す
る。なお前記環状凹条13としては、底板5上に
直接削設するようにすれば、材料、溶接費等が削
減されてさらにコストダウンにつながる。さらに
カム基板8は多数個の鋼球14,14…により広
範囲において支持されるので、その動きにはガタ
がなくかつ安定している。
次いで、前記カム基板8における各カム面10
a,10a…と前記作動板3の底面3bとの間
に、複数個の大径状の鋼球15,15…をその周
方向の間隔を保持器16を用いて一定に保持しつ
つ介装する。すなわち本考案においては回転運動
する駆動体たるカム部10と、駆動体の回転軸方
向に直線運動する従動体たる前記作動板3とを摺
動関係ではなく、鋼球のみを介在させた無摩擦な
関係としたのである。
保持器16は中心部から等間隔かつ放射状にの
びる8本の足16a,16aの先端部に、それぞ
れ前記鋼球15,15…がその内部において遊動
しうる保持環16b,16b…を固着して構成す
ると最も簡単である。この保持器16はその中心
孔17を前記底板5に突設した支軸7に嵌め込ま
れ、この支軸7を中心として自由に回転しうる。
前記保持器16としては図示するものに限らず、
要するに前記保持環16b,16b…が前記カム
部10,10…と上下に対向しうるように、円周
方向に等間隔に配されるようにすればよい。した
がつて前記基材としては中心孔を有する単なる円
板であつてもよい。なお、従動部材たる前記作動
板3における前記鋼球15,15…の頂部が当接
すべき底面3aには鋼球のころがり抵抗を低減す
るため、超硬鋼材等の硬質材で形成した当て板1
8…を取付けておくことが好ましい。
底板5の適部には、前記カム基板8ないし操作
ハンドル11を第1図矢印R方向およびL方向に
回動させた状態においてこれを係止するための適
宜の係止手段(図示略)を設けておく。
次に第3図および第4図を参照し、本考案に係
る作業台の作用について説明する。なお第3図は
第1図の−線断面、第4図は第1図の−
線断面を示す。
カム基板8に取着した操作ハンドル11を第1
図矢印R方向に回動させると、第3図に示すよう
にカム部10は第3図矢印R方向に移動する。鋼
球15はその頂部15aが作動板3の底面3bに
設けた当て板18に、底部15bは斜面状のカム
面10aに、それぞれ点接触している。第3図に
実線で示す状態からカム部10を矢印R方向にた
とえば距離だけ移動させると、前記鋼球15
は、カム面10aに対しては相対的に距離/2だ
け矢印a方向に転動しつつその斜面上を登る如く
なる一方、前記当て板18に対しては相対的に距
離/2だけ矢印R方向に転動しつつ移動して第3
図鎖線で示す状態となる。この結果前記鋼球15
が斜面を登つた高さhに相当する寸度、作業板3
ないし無方向回転車4…は持ち上げられ、この無
方向回転車4の回転球部4aが上板1の透孔2か
ら上方へ突出する。逆に、操作ハンドル11を第
1図矢印L方向に回動させると、前記鋼球15は
斜面状のカム面10aを転がり下りるごとくな
り、このようにして転がり下りた高さに相当する
寸度前記作動板3ないし無方向回転車4は沈下
し、回転球部4aは前記透孔2内に没入する。
かくしてハンドル11を第1図矢印RおよびL
方向に回動させることにより、作業台を、その上
板上に無方向回転車の頂部が一斉に突出したコン
ベヤー相と、上板の下位に無方向回転車を沈下さ
せた作業台相とに選択的に変更しうる。
しかも前記無方向回転車を上下移動させるため
の機構として、頂部15aが作動板3の底面3b
に直接的に点接触し、底部15bが斜状カム面1
0aに直接的に点接触する転動自在の鋼球15を
前記底面3bとカム面10aとの間に介在させて
成るカム機構Aを採用したから、たとえば作動板
3の下面に車輪等の既存の回転車を周設するのと
異なり、抵抗がさらに軽減されて操作が軽快かつ
スムーズとなることに加え、カム機構A自体の厚
さを極限まで低減してもカム機構A自体の機械的
強度が低下するというようなことはなく、このた
め作業台を従来より相当薄状に形成することがで
きる。さらに前記鋼球15を用いるにあたり、簡
単な保持器16を作成しさえすればよいのでコス
ト的にも非常に有利である。
なお、図示した実施例におけるカム基板8を底
板5に対して低摩擦回転させるための手段は底板
5上に環状凹条13を設けるとともにこれに小径
状の鋼球14,14…を充填させた構成に限定さ
れない。たとえば前記カム機構Aの鋼球15と同
様に、保持器(図示略)によつて互いに所定間隔
隔てられた鋼球(図示略)を前記底板5と前記カ
ム基板8との間に介在させるようにしても図示例
と同様の摩擦低減効果を実現することができる。
また、図面にはテーブル状に形成したものを例
示したがその脚を省略し薄状の筐状に形成すれば
その用途が大きく広がる。
以上述べたように、本考案に係る作業台は、非
常に軽い手動操作でその上板上を作業物等が抵抗
かつ無方向に移動しうるコンベヤー相と単なる作
業台相とを切換変更しうる一方、作業台自体を薄
形に形成しうるとともにコストが安い等の優れた
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部を
切欠いて内部構造を示した全体斜視図、第2図は
カム機構の構成部品を分解した状態で示す斜視
図、第3図は第1図の−賎断面図、第4図は
第1図の−線断面図である。 1……上板、2……透孔、3……作動板、A…
…無方向回転車、5……底板、8……カム基板、
10……カム部、15……鋼球、16……保持
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上板に複数個の透孔を穿設するとともに、この
    上板の下位に上下移動可能に配した作動板を設
    け、この作動板上に、複数個の無方向回転車をそ
    のそれぞれが前記各透孔の直下に位置するように
    配設して成る作業台において、前記作動板の下位
    に設けた底板上に、垂直軸を中心として回転可能
    なカム基板を設ける一方、このカム基板に斜面状
    のカム面を有する複数のカム部を設け、前記作動
    板の底面と前記カム面との間隙に、複数個の鋼球
    をその周方向の間隔を保持器を用いて一定に保持
    しつつ介装したことを特徴とする作業台。
JP13715282U 1982-09-09 1982-09-09 作業台 Granted JPS5942883U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13715282U JPS5942883U (ja) 1982-09-09 1982-09-09 作業台

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13715282U JPS5942883U (ja) 1982-09-09 1982-09-09 作業台

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Publication Number Publication Date
JPS5942883U JPS5942883U (ja) 1984-03-21
JPS625899Y2 true JPS625899Y2 (ja) 1987-02-10

Family

ID=30308152

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JP13715282U Granted JPS5942883U (ja) 1982-09-09 1982-09-09 作業台

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JPS5942883U (ja) 1984-03-21

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