JPH0611722Y2 - 軸間距離の変更装置 - Google Patents
軸間距離の変更装置Info
- Publication number
- JPH0611722Y2 JPH0611722Y2 JP7396288U JP7396288U JPH0611722Y2 JP H0611722 Y2 JPH0611722 Y2 JP H0611722Y2 JP 7396288 U JP7396288 U JP 7396288U JP 7396288 U JP7396288 U JP 7396288U JP H0611722 Y2 JPH0611722 Y2 JP H0611722Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cam
- axial distance
- center
- change device
- distance change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はナットランナのような部材の軸間距離を変更で
きるようにした装置に関する。
きるようにした装置に関する。
(従来技術) 同心円上に配設された複数のボルトを同時に締付けるよ
うにしたナットランナのなかには、径を異にする円周上
に複数のナットランナ支持用の孔を設けた治具プレート
を幾つか用意しておいて、ボルトの軸間距離が異るもの
にも対応できるようにしたものがある。
うにしたナットランナのなかには、径を異にする円周上
に複数のナットランナ支持用の孔を設けた治具プレート
を幾つか用意しておいて、ボルトの軸間距離が異るもの
にも対応できるようにしたものがある。
ところがこの種の装置は、ナットランナ本体の位置まで
も変えるものではないため、モータ軸とソケットとをユ
ニバーサルジョイントを用いて結合する構成を採らなけ
ればならず、これがために、回転力のロスが大きくかつ
トルクが不安定になるといった問題を有していた。
も変えるものではないため、モータ軸とソケットとをユ
ニバーサルジョイントを用いて結合する構成を採らなけ
ればならず、これがために、回転力のロスが大きくかつ
トルクが不安定になるといった問題を有していた。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこのような問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ナットランナのような部材の軸間
距離を容易に変更することのできる新たな軸間距離の変
更装置を提供することにある。
目的とするところは、ナットランナのような部材の軸間
距離を容易に変更することのできる新たな軸間距離の変
更装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、本考案はかかる課題を達成するための装置と
して、複数の部材を中心からの距離が等しくかつ径方向
に変位自在に取付ける一方、中心に配設した回動自在な
操作軸に、一方が回動始端側において他方が回動終端側
においてそれぞれ径方向の変位量を大となした2つのカ
ムを軸方向に離隔させて固定し、部材上の2つのカムフ
ォロワをそれぞれこれら2つのカム面に摺接させ、この
ように構成することにより、複数の部材をそれぞれ一端
から他端へと順に変位させて操作軸に掛る負荷を平均化
するようにしたものである。
して、複数の部材を中心からの距離が等しくかつ径方向
に変位自在に取付ける一方、中心に配設した回動自在な
操作軸に、一方が回動始端側において他方が回動終端側
においてそれぞれ径方向の変位量を大となした2つのカ
ムを軸方向に離隔させて固定し、部材上の2つのカムフ
ォロワをそれぞれこれら2つのカム面に摺接させ、この
ように構成することにより、複数の部材をそれぞれ一端
から他端へと順に変位させて操作軸に掛る負荷を平均化
するようにしたものである。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
第2図において符号1はワイヤあるいはチェーン2によ
って吊下げ保持された装置本体で、この装置本体1は複
数のナットランナ15‥‥(この実施例においては4本
のナットランナ)を大径位置と小径位置へ移動可能に保
持する上下2枚の支持円板3、5と、これらのナットラ
ンナ15‥‥を大径位置と小径位置へ移動させる上下2
枚のカム板9、10とによって構成されている。
って吊下げ保持された装置本体で、この装置本体1は複
数のナットランナ15‥‥(この実施例においては4本
のナットランナ)を大径位置と小径位置へ移動可能に保
持する上下2枚の支持円板3、5と、これらのナットラ
ンナ15‥‥を大径位置と小径位置へ移動させる上下2
枚のカム板9、10とによって構成されている。
すなわち、胴板7とともにこの装置本体1の外殻をなす
上下2枚の支持円板3、5にはそれぞれ径方向に延びる
4本の摺動案内溝4‥‥、6‥‥が等間隔に設けられて
いて、ここには、エアモータ部16の上端と下端に固定
したカムフォロワ17、18を介して4本のナットラン
ナ15‥‥が中心からの距離を変え得るように取付けら
れている。
上下2枚の支持円板3、5にはそれぞれ径方向に延びる
4本の摺動案内溝4‥‥、6‥‥が等間隔に設けられて
いて、ここには、エアモータ部16の上端と下端に固定
したカムフォロワ17、18を介して4本のナットラン
ナ15‥‥が中心からの距離を変え得るように取付けら
れている。
8はこれらの支持円板3、5の中心に回動可能に取付け
られた操作軸で、この操作軸8には支持円板3、5の各
内面に接するようにして上下2枚のカム板9、10が固
定されており、またこの上端には、これらのカム板9、
10を回動操作するためのレバー11が一体的に取付け
られている。
られた操作軸で、この操作軸8には支持円板3、5の各
内面に接するようにして上下2枚のカム板9、10が固
定されており、またこの上端には、これらのカム板9、
10を回動操作するためのレバー11が一体的に取付け
られている。
これらのカム板9、10は本考案の特徴部分をなすもの
で、この周面に形成した各カム面9c、10c(第4
図)には、互いにスプリング19‥‥、20‥‥をもっ
て中心方向へ付勢された上下のカムフォロワ17、18
の先端部が当接し、カム板9、10の回動により4本の
ナットランナ15‥‥の上部と下部をそれぞれ相前後さ
せて順に外方もしくは内方へ変位させるように構成され
ている。このため、これらのカム板9、10には、第4
図に示したように、谷部9a、10aから頂部9b、1
0bにかけての径変化率が、上部カム板9においては、
回動の前半部において小さく終端近くにおいて大きくな
るような曲率のカム面9cが、また下部カム板10にお
いては、始端近くにおいて径変化率が大きく後半部にお
いて小さな曲率10cのカム面10cがそれぞれ90°
のピッチをおいて4個形成され、さらに下部カム板10
の頂部10bには、下部カムフォロワ18の先端部を係
止する凹部10dが形成されている。
で、この周面に形成した各カム面9c、10c(第4
図)には、互いにスプリング19‥‥、20‥‥をもっ
て中心方向へ付勢された上下のカムフォロワ17、18
の先端部が当接し、カム板9、10の回動により4本の
ナットランナ15‥‥の上部と下部をそれぞれ相前後さ
せて順に外方もしくは内方へ変位させるように構成され
ている。このため、これらのカム板9、10には、第4
図に示したように、谷部9a、10aから頂部9b、1
0bにかけての径変化率が、上部カム板9においては、
回動の前半部において小さく終端近くにおいて大きくな
るような曲率のカム面9cが、また下部カム板10にお
いては、始端近くにおいて径変化率が大きく後半部にお
いて小さな曲率10cのカム面10cがそれぞれ90°
のピッチをおいて4個形成され、さらに下部カム板10
の頂部10bには、下部カムフォロワ18の先端部を係
止する凹部10dが形成されている。
なお、図中符号22はナットランナ軸23とソケット2
4の間に介在させたユニバーサルジョイント、25はソ
ケット24部分を貫通させる長孔26‥‥と把手27を
設けた固定プレート、28はトルク検出器をそれぞれ示
している。
4の間に介在させたユニバーサルジョイント、25はソ
ケット24部分を貫通させる長孔26‥‥と把手27を
設けた固定プレート、28はトルク検出器をそれぞれ示
している。
このように構成された装置において、いまナットランナ
15が第1図の実線位置にある状態のもとでレバー11
を図中矢印方向へ90°回転させると、操作軸8と一体
の上下のカム板9、10はそれぞれのカム面9c、10
cによりカムフォロワ17、18を外方へ押圧するが、
上述したように、上部カム板9のカム面9cは回転方向
前半部において径方向の変化率が小さく終端近くにおい
て大きく形成され、また下部カム板10のカム面10c
は前半部において変化率が大きく終端近くにおいて小さ
く形成されているため、はじめに下部カム板10のカム
面10cに当接している下部カムフォロワ18が回動の
前半において大きく変位し、ついで上部カムフォロワ1
7が回動の後半に大きく変位して、操作レバー11に作
用するほぼ均一な力でもって4本のナットランナ15を
等しく下部から上部へと順に大径位置へ変位させ、最後
に下部カムフォロワ18が下部カム板10の係止凹部1
0dに係合することによってその位置に位置決め保持さ
れる。
15が第1図の実線位置にある状態のもとでレバー11
を図中矢印方向へ90°回転させると、操作軸8と一体
の上下のカム板9、10はそれぞれのカム面9c、10
cによりカムフォロワ17、18を外方へ押圧するが、
上述したように、上部カム板9のカム面9cは回転方向
前半部において径方向の変化率が小さく終端近くにおい
て大きく形成され、また下部カム板10のカム面10c
は前半部において変化率が大きく終端近くにおいて小さ
く形成されているため、はじめに下部カム板10のカム
面10cに当接している下部カムフォロワ18が回動の
前半において大きく変位し、ついで上部カムフォロワ1
7が回動の後半に大きく変位して、操作レバー11に作
用するほぼ均一な力でもって4本のナットランナ15を
等しく下部から上部へと順に大径位置へ変位させ、最後
に下部カムフォロワ18が下部カム板10の係止凹部1
0dに係合することによってその位置に位置決め保持さ
れる。
またこの大径位置から小径位置へとナットランナ15を
変位させるには、さきと逆向きに操作レバー11を回転
させる。これにより、下部カムフォロワ18が下部カム
板10の係合凹部10dから離脱するのをきっかけとし
て、はじめに上部カムフォロワ17がスプリング19に
付勢されて急速に内方へ変位し、ついで下部カムフォロ
ワ18が追従してナットランナ15を当初の位置へ復帰
させる。
変位させるには、さきと逆向きに操作レバー11を回転
させる。これにより、下部カムフォロワ18が下部カム
板10の係合凹部10dから離脱するのをきっかけとし
て、はじめに上部カムフォロワ17がスプリング19に
付勢されて急速に内方へ変位し、ついで下部カムフォロ
ワ18が追従してナットランナ15を当初の位置へ復帰
させる。
なお、以上はナットランナに適用した実施例についての
ものであるが、共通の円周上に配設した複数の工具ある
いは複数の杆等の軸間距離を同時に変更するような装置
にも本考案を適用することができる。
ものであるが、共通の円周上に配設した複数の工具ある
いは複数の杆等の軸間距離を同時に変更するような装置
にも本考案を適用することができる。
(効果) 以上述べたように本考案によれば、互いに離隔させて操
作軸上に固定した2つのカムに、一方が回動始端側にお
いて他方が回動終端側においてそれぞれ径方向の変位量
を大となした複数のカム面を設け、これらのカム面に変
更させるべき複数の部材の各カムフォロワを摺接させた
ので、カムの回動に伴う部材の径方向変位を軸方向両端
部で前後させることができ、その分変位に要する力を分
散させて操作者のわずかな力によって複数の部材を容易
かつ同時に変位させることができる。
作軸上に固定した2つのカムに、一方が回動始端側にお
いて他方が回動終端側においてそれぞれ径方向の変位量
を大となした複数のカム面を設け、これらのカム面に変
更させるべき複数の部材の各カムフォロワを摺接させた
ので、カムの回動に伴う部材の径方向変位を軸方向両端
部で前後させることができ、その分変位に要する力を分
散させて操作者のわずかな力によって複数の部材を容易
かつ同時に変位させることができる。
第1図(a)(b)は本考案の一実施例を示す装置につ
いての第2図A−A線、B−B線部分の断面図、第2図
は同上装置の側面図、第3図は同上平面図、第4図はカ
ムの形状を示した図である。 1……装置本体、3、5……支持円板 4、6……摺動案内孔、8……操作軸 9、10……カム 9c、10c……カム面 15……シリンダライナ 17、18……カムフォロワ
いての第2図A−A線、B−B線部分の断面図、第2図
は同上装置の側面図、第3図は同上平面図、第4図はカ
ムの形状を示した図である。 1……装置本体、3、5……支持円板 4、6……摺動案内孔、8……操作軸 9、10……カム 9c、10c……カム面 15……シリンダライナ 17、18……カムフォロワ
Claims (1)
- 【請求項1】複数の部材を中心からの距離が等しくかつ
径方向に変位自在に取付ける一方、中心に配設した回動
自在な操作軸に、一方が回動始端側において他方が回動
終端側においてそれぞれ径方向の変位量を大となした2
つのカムを軸方向に離隔させて固定し、上記部材上の2
つのカムフォロワをそれぞれ上記2つのカム面に摺接さ
せてなる軸間距離の変更装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7396288U JPH0611722Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 軸間距離の変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7396288U JPH0611722Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 軸間距離の変更装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0232U JPH0232U (ja) | 1990-01-05 |
JPH0611722Y2 true JPH0611722Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31299086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7396288U Expired - Lifetime JPH0611722Y2 (ja) | 1988-06-02 | 1988-06-02 | 軸間距離の変更装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611722Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2503719Y2 (ja) * | 1992-05-06 | 1996-07-03 | 関東自動車工業株式会社 | タイヤ自動増締め装置 |
JP2773548B2 (ja) * | 1992-05-15 | 1998-07-09 | 三菱自動車工業株式会社 | 多軸ナットランナ装置のピッチチェンジ機構 |
-
1988
- 1988-06-02 JP JP7396288U patent/JPH0611722Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0232U (ja) | 1990-01-05 |
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