JPH04932Y2 - - Google Patents

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JPH04932Y2
JPH04932Y2 JP1986115297U JP11529786U JPH04932Y2 JP H04932 Y2 JPH04932 Y2 JP H04932Y2 JP 1986115297 U JP1986115297 U JP 1986115297U JP 11529786 U JP11529786 U JP 11529786U JP H04932 Y2 JPH04932 Y2 JP H04932Y2
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JP
Japan
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shaft
workpiece
spray gun
swings
work
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JP1986115297U
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JPS6325172U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は立体的なワークを塗装するスプレー式
の塗装機に関する。本考案の塗装機は、例えばオ
イルシールの環状部品を塗装の対象(ワーク)と
する塗装作業に用いられる。
〔従来の技術〕
オイルシール部品はその軸方向端面または周面
に凹凸を備えていることが多く、このようなワー
クを塗装する際には一度のスプレーで凹凸を含め
た全面を塗装し得ることが望ましい。
従来の塗装機は、特開昭50−154341号公報に示
されるように、垂直な軸によつて支持したワーク
を定位置で間欠回転させ、ワークの斜め上方にス
プレーガンを配置し、スプレーガンを水平方向に
二次元的に移動させ、スプレーガンからワークへ
塗料を吹き付けている。スプレーガンの移動には
前後移動および左右移動のそれぞれに別個のモー
タが使われている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術には次の問題がある。
A スプレーガンが常に一定の高さ位置からワー
クへ塗料を吹き付けるために、ワークに備えら
れる凹凸の形状によつては該凹凸に塗装の陰と
なる部分が生じて全面を一度に塗装し得ない場
合がある。例えば、第4図に示すようにワーク
wの周面に環状の凹部bが形成されている場
合、c方向からの吹き付けだけでは、塗料がス
プレーガンから放射状に拡散することを考慮し
てもなおd面およびe面の一部を塗装すること
ができない。
B スプレーガンを移動させるために二個のモー
タが必要とされるために機械全体が大掛かりで
ある。しかも二個のモータによつて得られるス
プレーガンの動きは二組の直線運動を組み合わ
せた単純なものに過ぎない。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみら
れる問題を解決するために案出されたものであつ
て、この目的を達成するため、垂直な軸、および
前記軸を回転させる駆動源を備え、前記軸によつ
て支持したワークを定位置でスピンドル回転させ
るワーク回転駆動部と、水平な軸、前記軸を所定
の揺動角度をもつて揺動させる駆動源、前記軸に
一端を接続して円弧状に揺動する揺動棒、および
前記揺動棒の他端に前記軸と平行に接続された取
付棒を備え、前記取付棒に取り付けた塗装用のス
プレーガンを前記円弧の外周縁に沿つて揺動させ
るガン揺動駆動部と、を有し、前記円弧の略中心
に前記ワークを配置したことを特徴とする塗装機
を提供する。
〔作用〕
ワーク回転駆動部においてワークを定位置でス
ピンドル回転させる一方で、ガン揺動駆動部にお
いてスプレーガンをワークの上方から側方へかけ
て揺動させ、この揺動に伴つて、異なる高さ位置
からワークへ塗料を吹き付ける。スプレーガンは
揺動時、円弧形の外周縁に沿つて移動する。した
がつて、第5図に示すようにワークwの周面に環
状の凹部bが形成されている場合でも高低様々な
位置から塗料を吹き付けることとなるために凹部
bの内面をすべて塗装することが可能である(同
図における塗料の噴射方向を示す矢印は塗料がス
プレーガンから放射状に拡散することを前提とし
てこれを描いている)。スプレーガンの揺動は唯
一の駆動源の作動によつて行なわれる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面にしたがつて説明す
る。
フレーム1の高さ方向の略中央にベースプレー
ト2が架設され、該プレート2にワークwを支持
してこれをスピンドル回転させるワーク回転駆動
部3が設けられている。4はエアモータ、5は該
モータ4を駆動させるエアユニツトであつて、該
モータ4の駆動によつて垂直な軸6がその軸心を
中心として回転する。7は軸受、8はモータ4を
操作するためのON・OFFスイツチである。
ベースプレート2の上方においてフレーム1の
側部にサイドプレート9が架設され、該プレート
9にスプレーガン(図示せず)を取り付けてこれ
を揺動させるガン揺動駆動部10が設けられてい
る。13は水平な軸、14は軸受、16は揺動モ
ータであつて、該モータ16に取り付けたタイミ
ングプーリ17と軸13に取り付けたプーリ15
とに無端ベルト18が掛け渡され、モータ16の
駆動によつて軸13がその軸心を中心としてかつ
所定の揺動角度をもつて揺動する。19はテンシ
ヨンプーリである。軸13は揺動棒12の一端が
接続され、軸13の揺動にしたがつて円弧状に揺
動するこの揺動棒12の揺動端にガン取付棒11
が軸13と平行に接続され、ガン取付棒11にス
プレーガンが取り付けられる。これによりスプレ
ーガンは前記円弧の外周縁に沿つて揺動すること
となり、この円弧の略中心にワーク回転駆動部3
に支持されてスピンドル回転するワークwを配置
する。スプレーガンはワークwに向ける。スプレ
ーガンの揺動角度はワークwの斜め上方(第1図
においてワークwの斜め左上)から斜め下方(同
図においてワークwの斜め右下)へかけての略
180度とする。
20は揺動制御機構であつて、この制御機構2
0は、モータ16に従動する回転盤(センサ検知
ボルト取付板)21とプレート9に取り付けられ
て回転盤21と組み合わされる揺動角度検出用の
センサ22とを備えており、モータ16およびス
プレーガンの作動を制御する。第3図は回転盤2
1とセンサ22の詳細を示すものである。制御パ
ターンはワークwの仕様や塗装材の性質によつて
異なることが考えられるが、例えば、一回の揺動
中に塗布のON・OFFを最大三回まで繰返す第1
のパターンと、揺動を途中で停止して停止中に塗
布をONとしこれを繰返す第2のパターンと、こ
の第1のパターンと第2のパターンを混合した第
3のパターンの3種とする。23は操作スイツ
チ、24はマニホールド、25はエアユニツトで
ある。
上記構成を備える塗装機は、ワーク回転駆動部
3においてワークwを定位置でスピンドル回転さ
せる一方で、ガン揺動駆動部10においてスプレ
ーガンをワークwの上方から側方へかけて円弧の
外周縁に沿つて揺動させ、この揺動に伴つて、異
なる高さ位置からワークwへ塗料を吹き付けるも
のであつて、次の効果を奏する。
A ワークwの端面または周面に凹凸が形成され
ており、従来技術では塗装に陰の部分が生じて
一度の吹き付けで塗装し得なかつたような場合
でも、スプレーガンを揺動させることとしたた
めに一度の吹き付けで塗装することができる。
B スプレーガンを只一個のモータ16で移動さ
せることができる。
なお、当該塗装機は、ワークwの外径寸法を
最大200mmとすると、幅440mm、高さ800mm、奥
行650mmの塗装室26があれば良く、小型でコ
ンパクトである。
〔考案の効果〕
本考案の塗装機は次の効果を奏する。
A ワークの端面または周面に凹凸が形成されて
おり、従来技術では塗装に陰の部分が生じて一
度の吹き付けで塗装し得なかつたような場合で
も、スプレーガンを揺動させることとしたため
に一度の吹き付けで塗装することができる。す
なわち本考案の塗装機はスプレーガンをワーク
を中心として揺動させるものであつて、立体的
なワークを塗装するのに適している。
B スプレーガンを只一個のモータで移動させる
ことができ、これに伴つて機械全体を小型のも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る塗装機の概略的
な正面図、第2図は同左側面図、第3図は回転盤
とセンサの拡大図、第4図は従来技術による塗装
状態を示す説明図、第5図は本考案による塗装状
態を示す説明図である。 1……フレーム、2……ベースプレート、3…
…ワーク回転駆動部、4……エアモータ、5,2
5……エアユニツト、6,13……軸、7,14
……軸受、8,23……スイツチ、9……サイド
プレート、10……ガン揺動駆動部、11……取
付棒、12……揺動棒、15……プーリ、16…
…揺動モータ、17……タイミングプーリ、18
……無端ベルト、19……テンシヨンプーリ、2
0……揺動制御機構、21……回転盤、22……
センサ、24……マニホールド、26……塗装
室、w……ワーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 垂直な軸6、および前記軸6を回転させる駆動
    源4を備え、前記軸6によつて支持したワークw
    を定位置でスピンドル回転させるワーク回転駆動
    部3と、 水平な軸13、前記軸13を所定の揺動角度を
    もつて揺動させる駆動源16、前記軸13に一端
    を接続して円弧状に揺動する揺動棒12、および
    前記揺動棒12の他端に前記軸13と平行に接続
    された取付棒11を備え、前記取付棒11に取り
    付けた塗装用のスプレーガンを前記円弧の外周縁
    に沿つて揺動させるガン揺動駆動部10と、 を有し、前記円弧の略中心に前記ワークwを配置
    したことを特徴とする塗装機。
JP1986115297U 1986-07-29 1986-07-29 Expired JPH04932Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986115297U JPH04932Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

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JP1986115297U JPH04932Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6325172U JPS6325172U (ja) 1988-02-19
JPH04932Y2 true JPH04932Y2 (ja) 1992-01-13

Family

ID=30998813

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JP1986115297U Expired JPH04932Y2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2762146B2 (ja) * 1990-02-14 1998-06-04 自動車機器株式会社 ブレーキ倍力装置の剪断かしめ部の塗装方法およびその装置
KR100366371B1 (ko) * 2002-03-04 2002-12-31 주식회사 로보텍 도료 분사 시스템

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50154341A (ja) * 1974-06-03 1975-12-12

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JPS6325172U (ja) 1988-02-19

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