JP2747975B2 - 遊技機枠の成形方法 - Google Patents

遊技機枠の成形方法

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JP2747975B2 JP6138147A JP13814794A JP2747975B2 JP 2747975 B2 JP2747975 B2 JP 2747975B2 JP 6138147 A JP6138147 A JP 6138147A JP 13814794 A JP13814794 A JP 13814794A JP 2747975 B2 JP2747975 B2 JP 2747975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機枠の成形方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機、回動式
遊技機等の各種遊技機は、矩形状の外枠と、この外枠の
前側に開閉自在に枢着された前枠とを備え、前枠に形成
された窓孔に対応して、前枠に遊技盤等の遊技手段を着
脱自在に装着している。
【0003】この種の遊技機において、外枠、前枠等の
枠は、従来、ベニヤ合板やラワン材等の木材を使用して
製作していたが、近年の木材資材の高騰、或いは森林資
源の保護等から、合成樹脂材料を使用して金型により一
体成形する合成樹脂化する傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】外枠、前枠等の枠を合
成樹脂材料により一体成形する場合、最も一般的な成形
方法として射出成形法を採用することが考えられ、現に
射出成形により成形した製品もある。しかし、外枠、前
枠等の枠の合成樹脂化を図る場合、合成樹脂材料の使用
量を極力少なくしつつ、十分な剛性、強度を確保するた
めには、枠の各部にリブ等の補強部を複雑に設ける必要
があって、金型の構造が非常に複雑になり、製作コスト
がアップする欠点がある。
【0005】また枠の各部にリブ等の補強部を複雑に設
けた場合、その部分の肉厚が他の部分に比較して非常に
大になって団塊構造状となるため、成形時の冷却過程で
の合成樹脂材料の収縮速度の違い等によって、団塊構造
部に所謂ヒケが発生したり、団塊構造部又は他の部分に
反りが発生する等の問題もある。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、合成
樹脂材料の使用量を少なくできると共に、成形時の冷却
過程での所謂ヒケや反りの発生を防止して容易に製作で
き、しかも補強部等の団塊構造部の構造を簡単にしなが
らも十分な剛性、強度を確保できる遊技機枠の成形方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型23,24 ・
36,37 の成形キャビティ27,28 ・39,40 内に合成樹脂材
料25を注入して遊技機枠1,2 を成形するに際し、合成樹
脂材料25内に加圧流体を注入して、この加圧流体により
合成樹脂材料25を成形キャビティ27,28 ・39,40 の内面
に沿って加圧する。
【0008】また金型23,24 ・36,37 に、その枠1,2 成
形用の成形キャビティ27,39 に連続して、枠1,2 を補強
する補強部16等の団塊構造部16,18 を成形する団塊構造
部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 を設けておき、
この団塊構造部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 内
の合成樹脂材料25内に加圧流体を注入する。
【0009】加圧流体として空気、窒素ガス等のガスを
使用し、また成形キャビティ27,28・39,40 内の合成樹
脂材料25内に加圧流体を注入する際には、この合成樹脂
材料25の体積の大きい側から注入する。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】本発明では、金型23,24 ・36,37 の成形キャビ
ティ27,28 ・39,40 内に合成樹脂材料25を注入して遊技
機枠1,2 を成形するに際し、合成樹脂材料25内に加圧流
体を注入して、この加圧流体により合成樹脂材料25を成
形キャビティ27,28 ・39,40 の内面に沿って加圧する。
このため、中空状の遊技機枠1,2 を容易に製作でき、ヒ
ケや反りも防止できる。
【0013】また金型23,24 ・36,37 に、その枠1,2 成
形用の成形キャビティ27,39 に連続して、枠1,2 を補強
する補強部16等の団塊構造部16,18 を成形する団塊構造
部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 を設けておき、
この団塊構造部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 内
の合成樹脂材料25内に加圧流体を注入する。このため、
中空状の団塊構造部16,18 を有する枠1,2 を容易に製作
でき、ヒケや反りも防止できる。また団塊構造部16,18
成形用の成形キャビティ28,40 側から合成樹脂材料25内
に加圧流体を注入するため、圧力流体の合成樹脂材料25
内への注入が容易である。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図11は本発明の第1実施例を示す。図
11はパチンコ機の斜視図である。図11において、1
は矩形状に構成された外枠、2 は矩形板状の前枠2 であ
る。前枠2 は外枠1 の前側に上下一対のヒンジ3 により
開閉自在に枢着され、且つ上部側に窓孔4 が形成されて
いる。
【0018】5 はガラス扉、6 は前面板で、これらは前
枠2 の窓孔4 に対応して上下に配置され且つ開閉自在に
枢着されている。7 は遊技手段を構成する遊技盤で、ガ
ラス扉5 に対応して前枠2 の窓孔4 に後側から着脱自在
に装着されている。8 は上部装飾体である。なお、遊技
盤7 の前面には、遊技球を案内するガイドレール、多数
の障害釘、或いは変動図柄表示装置、入賞装置等の各種
遊技部品(図示省略)が装着されている。
【0019】前面板6 は金属板製であって、左側の端部
のヒンジを介して前枠2 に開閉自在に枢着されている。
この前枠2 には、発射装置(図示省略)に供給するため
の遊技球を入れる上皿9 が設けられている。前枠2 の下
部には、上皿9 から溢流する遊技球を受ける下皿10と、
発射装置を操作する操作ハンドル11とが配置されてい
る。
【0020】外枠1 及び前枠2 は、ABS樹脂、その他
の適当な合成樹脂材料により一体成形した合成樹脂製で
ある。外枠1 は、図1乃至図4に示すように、横方向に
配置された上下一対の上枠部12及び下枠部13と、この上
・下枠部12,13 の両端部を上下に連結する左右一対の縦
方向の側枠部14と、左右一対の側枠部14の下端部及び下
枠部13の前端部を連結する下前枠部15とを一体に備えて
いる。そして、上・下枠部12,13 と側枠部14と下前枠部
15との各角部には、各枠部12〜15を互いに補強する補強
部(団塊構造部)16が、その各枠部12〜15に跨がって斜
めに傾斜するように一体に形成され、この各補強部16は
内部に空間17を有する中空状に構成されている。
【0021】前枠2 は、図1、図5及び図6に示すよう
に、中央部分に矩形状の窓孔4 を有する矩形板状であっ
て、この前枠2 の後側には窓孔4 を取り囲むように装着
枠部(団塊構造部)18が一体に設けられている。装着枠
部18は下側が開放する門形であって、この装着枠部18の
内周側には遊技盤7 を着脱自在に装着するための段部18
a が形成されている。そして、この前枠2 側は、その装
着枠部18の内部から前枠2 の内部に跨がる空間19を有す
る中空状に構成されている。
【0022】なお、前枠2 には下皿10に対応する開口部
20、操作ハンドル11用の開口部21等の孔が形成されてい
る。装着枠部18を一体に備えた前枠2 を成形する場合に
は、例えば図7に示すような構造の前枠成形金型装置22
を使用して、射出成形法とブロー成形法とを併用した成
形方法によって一体に成形する。
【0023】即ち、前枠成形金型装置22は、ベッド34上
に固定された下金型23と、この下金型23の上方の昇降枠
に装着された上金型24と、合成樹脂材料25を射出するた
めの射出ノズル26とを備えている。下金型23と上金型24
との間には、前枠2 成形用の成形キャビティ27と装着枠
部18成形用の成形キャビティ28とが連通状に設けられ、
この成形キャビティ27,28 内に射出ノズル26からランナ
ー29を介して溶融状態の合成樹脂材料25を射出するよう
になっている。
【0024】下金型23には、装着枠部18成形用の成形キ
ャビティ28に対応して圧力流体注入用の注入ノズル30が
設けられている。注入ノズル30は先端にノズル孔を有
し、先端部側が装着枠部18用の成形キャビティ28に対し
て出退自在するように、ベッド34側のシリンダ31により
上下方向に駆動可能になっている。注入ノズル30は配管
32を介して圧力流体の加圧供給装置33に接続され、空
気、窒素ガス等の圧力流体を成形キャビティ27,28 の合
成樹脂材料25内に注入するようになっている。
【0025】そこで、成形に際しては、先ず下金型23上
に上金型24を降ろして型締めを行い、その後、上・下金
型23,24 間の成形キャビティ27,28 内に射出ノズル26か
ら溶融状態の合成樹脂材料25を所定量だけ射出する。そ
して、この合成樹脂材料25の射出と同時又は射出後に、
シリンダ31により注入ノズル30を成形キャビティ28側に
突出させて、注入ノズル30の少なくとも先端部を合成樹
脂材料25内に挿入し、その状態で加圧供給装置33側から
配管32、注入ノズル30を介して合成樹脂材料25内に窒素
ガス等の圧力流体を注入し、合成樹脂材料25を内側から
所定の圧力で加圧する。
【0026】すると、図8に示すように、圧力流体によ
って合成樹脂材料25が内側から均等に加圧されて成形キ
ャビティ27,28 内で膨らみ、成形キャビティ27,28 の内
面形状に沿って略均等な厚さになるように押し付けられ
るので、合成樹脂材料25の内部にその全周にわたる空間
19が形成され、全体が中空状となる。
【0027】この加圧状態を一定時間保持しておけば、
溶融状態の合成樹脂材料25が次第に冷却し硬化するの
で、その硬化後、シリンダ31により注入ノズル30を後退
させて、成形キャビティ27,28 内の成形品から抜き取
り、成形品内の空間の圧力流体を外部に放出させる。そ
して、次に上金型24を上昇させて型開きを行い、下金型
23側に残った成形品を取り出せば、図2に示すように、
装着枠部18を一体に備えた中空状の前枠2 が得られる。
【0028】このように装着枠部18を一体に備えた前枠
2 を中空状に成形することにより、全体を中実構造に成
形する場合に比較して、合成樹脂材料25の使用料を大幅
に削減でき、安価に製造できると共に、重量を軽減でき
る利点がある。しかも、前枠2 の窓孔4 の周縁部を装着
枠部18で補強できるため、前枠2 の剛性、強度を十分に
確保できると共に、前枠2 及び装着枠部18を中空状にし
て剛性、強度を確保しているため、下金型23及び上金型
24の構造も比較的簡単なものにでき、装着枠部18付きの
前枠2 を安価に製作できる。
【0029】また成形キャビティ27,28 内に合成樹脂材
料25を射出して成形する過程で、その合成樹脂材料25内
に圧力流体を注入して中空状に成形するため、熱溶失形
の中子等を使用する場合に比べて成形が非常に容易であ
る。
【0030】更に、成形キャビティ27,28 の合成樹脂材
料25内に圧力流体を注入して中空状に成形するため、前
枠2 と装着枠部18との連続部分の近辺は、外側から見た
場合、言わば体積の大きい団塊構造部となっているが、
この団塊構造部の内部を含む全体を中空状に成形するた
め、合成樹脂材料25を略均等に冷却させることができ
る。従って、団塊構造部で従来発生していたヒケや、団
塊構造部又は他の部分で発生していた反りの問題も解消
でき、装着枠部18付きの前枠2 を美麗に仕上げることが
できる。
【0031】また圧力流体は装着枠部18成形用の成形キ
ャビティ28側から注入するので、合成樹脂材料25の体積
の大きい側から圧力流体を注入することになり、体積の
小さい部分から注入する場合に比較して、合成樹脂材料
25内への圧力流体の注入が容易であり、しかも合成樹脂
材料25の一部が破れる等による圧力流体の洩れを防止で
きる。
【0032】各角の補強部16を中空状に構成した外枠1
を成形する場合には、例えば図9に示すような構造の外
枠成形金型装置35を使用して、前枠2 の成形時と同様
に、射出成形法とブロー成形法とを併用した成形方法に
よって成形する。即ち、外枠成形金型装置35は、ベッド
上に固定された下金型36と、この下金型36の上方の昇降
枠に装着された上金型37と、合成樹脂材料25を射出する
ための射出ノズル38とを備えている。下金型36と上金型
37との間には、外枠1 成形用の成形キャビティ39と補強
部16成形用の成形キャビティ40とが連通状に設けられ、
この成形キャビティ39,40 内に射出ノズル38からランナ
ー41を介して溶融状態の合成樹脂材料25を射出するよう
になっている。
【0033】下金型36には、四箇所の補強部16成形用の
成形キャビティ40に対応して4個の圧力流体注入用の注
入ノズル42が設けられている。なお、注入ノズル42はシ
リンダで出退自在にしても良いが、この実施例では下金
型36に固定されている。また各注入ノズル42は配管を介
して圧力流体の加圧供給装置33に接続されている。
【0034】そこで、外枠1 の成形に際しては、下金型
36上と上金型37との型締め後、上・下金型36,37 間の成
形キャビティ39,40 内に射出ノズル38から溶融状態の合
成樹脂材料25を所定量だけ射出する。すると、合成樹脂
材料25が各注入ノズル42の突出部を覆い、各注入ノズル
42の先端部が合成樹脂材料25内に突き刺さるので、次に
各注入ノズル42から四箇所に圧力流体を注入して、所定
の圧力で加圧する。
【0035】この時の合成樹脂材料25の射出量は、成形
キャビティ39,40 の容積よりも僅かに少ない程度に設定
しておく。すると、圧力流体を注入し加圧しても、その
加圧状態を適宜制御することによって、図10に示すよ
うに、各補強部16又はその近傍のみに空間17を形成する
ことが可能である。そして、中空状の各補強部16の肉厚
が、外枠1 の他の各枠部12〜15と同程度の厚さか、又は
他の各枠部12〜15よりも若干薄くなる程度の厚さとなる
ように成形する。
【0036】なお、合成樹脂材料25を射出し、圧力流体
を注入した後は、前枠2 の成形時と同様である。この場
合にも、各補強部16は外から見れば団塊構造部となって
いるが、その内部に空間がある中空状であるため、前枠
2 の場合と同様の効果を得ることが可能である。
【0037】図12は本発明の第2実施例を例示し、外
枠1 の下枠部13と下前枠部15との内部にL字状の空間17
を形成して、これら下枠部13と下前枠部15とを中空状に
構成したものである。このように、外枠1 を構成する各
枠部12〜15の全体を中空状に構成しても良い。
【0038】図13及び図14は本発明の第3実施例を
例示し、外枠1 を構成する各上下、左右の枠部12〜14の
内周に、その各枠部12〜14に沿って連続状に凸状の補強
部16を設け、この補強部16の内部に連続的に空間17を形
成して中空状に構成したものである。なお、この実施例
では、下前枠部15を省略して、下枠部13に側枠部14の前
端から前方に突出する突出部13a を設け、この突出部13
a で前枠2 の下端を受けるようになっている。
【0039】この実施例の場合にも、前述の各実施例と
略同様の効果を得ることが可能である。以上、本発明の
各実施例について説明したが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。例えば、第1実施例では、装着枠部
18から前枠2 の略全体にわたって空間19を設けている
が、この空間19は装着枠部18のみでも良いし、装着枠部
18から前枠2側の一部にわたって設けても良い。
【0040】また外枠1 、前枠2 に使用する合成樹脂材
料25は、単一材料でも良いが、色が異なる同種又は異種
の複数の合成樹脂材料25を組み合わせて使用しても良い
し、同一色で強度の異なる合成樹脂材料25を使用して、
外枠1 等に要求される強度の差に応じて各合成樹脂材料
25を使い分けても良い。
【0041】更に、外枠1 、前枠2 の構造は、実施例以
外のものでも良い。その他、アレンジボール機、回転式
遊技機等の各種遊技機の外枠1 、前枠2 についても同様
に実施可能であることは言うまでもない。また各実施例
では、団塊構造部として補強部16、装着枠部18を例示し
ているが、この団塊構造部は厚さ方向の寸法が大である
等、外部から見て団塊状の構造部分を意味し、従って、
補強部16等に限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】本発明では、金型23,24 ・36,37 の成形
キャビティ27,28 ・39,40 内に合成樹脂材料25を注入し
て遊技機枠1,2 を成形するに際し、合成樹脂材料25内に
加圧流体を注入して、この加圧流体により合成樹脂材料
25を成形キャビティ27,28 ・39,40 の内面に沿って加圧
するので、内部に空間17,19 を有する遊技機枠1,2 を容
易且つ安価に成形でき、また冷却過程でのヒケや反りの
発生も防止できる。
【0043】また金型23,24 ・36,37 に、その枠1,2 成
形用の成形キャビティ27,39 に連続して、枠1,2 を補強
する補強部16等の団塊構造部16,18 を成形する団塊構造
部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 を設けておき、
この団塊構造部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 内
の合成樹脂材料25内に加圧流体を注入するので、中空状
の団塊構造部16,18 を有する枠1,2 を容易且つ安価に成
形でき、同時にヒケや反りの発生も防止できる。また特
に団塊構造部16,18 成形用の成形キャビティ28,40 側か
ら合成樹脂材料25内に加圧流体を注入するため、圧力流
体の合成樹脂材料25内への注入が容易である。
【0044】
【0045】
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパチンコ機の外枠と
前枠との断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す外枠の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す外枠の平面断面図で
ある。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す前枠の斜視図であ
る。
【図6】本発明の第1実施例を示す前枠の平面断面図で
ある。
【図7】本発明の第1実施例を示す前枠成形金型装置の
断面図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す前枠成形時の断面図
である。
【図9】本発明の第1実施例を示す外枠成形金型装置の
断面図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す外枠成形時の断面
図である。
【図11】本発明の第1実施例を示すパチンコ機の斜視
図である。
【図12】本発明の第2実施例を示す外枠の下部の断面
図である。
【図13】本発明の第3実施例を示す外枠の正面図であ
る。
【図14】本発明の第3実施例を示す一部切り欠き斜視
図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前枠 4 窓孔 16 補強部(団塊構造部) 17,19 空間 18 装着枠部(団塊構造部) 22 前枠成形金型装置 23,36 下金型 24,37 上金型 25 合成樹脂材料 26,38 射出ノズル 27,28,39,40 成形キャビティ 31,42 注入ノズル 33 加圧供給装置 35 外枠成形金型装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型(23)(24)・(36)(37)の成形キャビテ
    ィ(27)(28)・(39)(40)内に合成樹脂材料(25)を注入して
    遊技機枠(1)(2)を成形するに際し、合成樹脂材料(25)内
    に加圧流体を注入して、この加圧流体により合成樹脂材
    料(25)を成形キャビティ(27)(28)・(39)(40)の内面に沿
    って加圧することを特徴とする遊技機枠の成形方法。
  2. 【請求項2】 金型(23)(24)・(36)(37)に、その枠(1)
    (2)成形用の成形キャビティ(27)(39)に連続して、枠(1)
    (2)を補強する補強部(16)等の団塊構造部(16)(18)を成
    形する団塊構造部(16)(18)成形用の成形キャビティ(28)
    (40)を設けておき、この団塊構造部(16)(18)成形用の成
    形キャビティ(28)(40)内の合成樹脂材料(25)内に加圧流
    体を注入することを特徴とする請求項1に記載の遊技機
    枠の成形方法。
  3. 【請求項3】 加圧流体として空気、窒素ガス等のガス
    を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊
    技機枠の成形方法。
  4. 【請求項4】 成形キャビティ(27)(28)・(39)(40)内の
    合成樹脂材料(25)内に加圧流体を注入する際に、この合
    成樹脂材料(25)の体積の大きい側から注入することを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機枠の成形
    方法。
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