JP2745913B2 - めっき配線の製造方法 - Google Patents

めっき配線の製造方法

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JP2745913B2 JP33099391A JP33099391A JP2745913B2 JP 2745913 B2 JP2745913 B2 JP 2745913B2 JP 33099391 A JP33099391 A JP 33099391A JP 33099391 A JP33099391 A JP 33099391A JP 2745913 B2 JP2745913 B2 JP 2745913B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に用いられる
めっき配線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、特に高集積化された半導体
装置(集積回路)では、寸法の異なる多数の配線が、互
いに並行に、または交差して微細且つ密集して設けられ
ている。
【0003】この様な集積回路の配線として必要な条件
は、電気抵抗が小さい良導体であること、熱的化学的に
安定なこと、加工性が良いこと等が必要である。このた
め従来から金(Au)による配線が広く用いられてき
た。
【0004】従来、Au配線の製造方法として、電解め
っきによりAuが析出しないホトレジスト膜をマスクに
用いて、配線領域にAuを電解めっき方法により厚く設
けるAuめっき配線方法と、蒸着法やスパッタ法により
Au膜を厚く設けた後、これを所望の寸法に加工形成し
て得るAu配線方法等が用いられている。
【0005】次にAu配線を電解めっき方法により得る
従来の製造方法について、めっき配線断面の模式図によ
り製造工程順に説明する。
【0006】まず図14(a)において、半導体基板1
上の全面に金(Au)めっきの通電のための、めっき用
導体膜21を設ける。例えばスパッタ法により、基板1
と密着性の良いチタン(Ti)金属膜を、続いて配線金
属として優れている金を薄く設ける。次にホトリソグラ
フイ法により、めっき導体膜21上に配線を設ける所定
の領域34を開口したホトレジスト膜3を厚く設ける。
【0007】次に図14(b)において、電解めっき法
により、めっき用導体膜21に電流を通せば、ホトレジ
スト膜3で覆われた以外のめっき用導体膜21表面に金
が析出堆積して、金属(Au)めっき層5が形成され
る。
【0008】次に図14(c)において、ホトレジスト
膜3を除去してめっき用導体膜21を露出し、次にイオ
ンミリング法により、基板に向けて全面にArイオンを
照射して、露出されためっき用導体膜21をエッチング
し、さらにその基板表面をも薄くエッチングし、めっき
用導体膜21、さらにAuめっき層50からなるAuめ
っき配線が得られる。
【0009】一方、Au層を厚く設けた後、所望の配線
寸法に加工形成して得るAu配線の製造方法について図
15に示す配線断面の模式図を用いて製造工程順に説明
する。
【0010】まず始めに図15(a)において、基板1
上に基板1と密着性のよい金属膜、例えばチタン(T
i)膜2を薄く設け、その上にAu膜5を全面に所望の
厚さに蒸着法またはスパッタ法等により設け、さらに配
線領域として開口部34が設けられたホトレジスト膜3
を設ける。
【0011】図15(b)において、イオンミリング法
によりホトレジスト膜3をマスクにしてAu膜5とTi
膜2さらに基板1の表面10を含めてミリング除去す
る。このときAu膜側面にはAuの再付着層53が形成
される。
【0012】図15(c)において、ホトレジスト膜3
を溶剤で除去して、Au膜52と金属2からなるAu配
線が得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述に示
した従来例では、次のような問題点があった。
【0014】従来のAuめっき配線方法によれば、ホト
レジスト膜3(図14(a))の断面形状がその膜厚が
厚いためにホトレジスト膜のベークにより不均一な台形
状となり、このため得られるAuめっき層断面形状5は
逆台形となる。その結果、めっき用導体膜の一部8(
14(c))が段差となって残ること。またイオンミリ
ングによりめっき層50側面はその上部からエッチング
され、そのため後退(図14(c)に7で示す)し、さ
らにめっき用導体膜に用いているTiとめっき層5に用
いられた金とのエッチングレイトが著しく異なるため
に、めっき用導体膜が裾9(図14(c))を引くよう
に残されてしまい、分離距離(図14(c)に11で示
す)は当初のホトレジスト膜寸法より小さくなる。また
さらに、Auめっき層50が直接イオンミリングに晒さ
れてしまうため一度堆積したAuめっき層50の膜厚が
減少(図14(c)に6で示す)し、その表面は荒れて
しまい光沢を失う等の問題があった。
【0015】一方、Au膜を設けた後、所望の配線寸法
に加工形成して得るAu配線の製造方法では、厚いAu
膜をイオンミリングによりエッチング加工するために、
その特性としてAu膜の側面に、Auの再付着層53
(図15(b))が形成され、それがホトレジスト膜を
除去すると、微細なバリ54,55(図15(c))と
なり、配線間のショートの原因となる。また再付着層の
ために配線寸法56がその上辺よりも拡大してしまう問
題があった。
【0016】以上詳細に述べたように従来は何れの方法
でも問題があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、一基板上に設
けられた素子間の接続に用いられるめっき配線の製造方
法において、(a)基板上の全面にめっき析出される導
体膜を設ける工程と、(b)前記導体膜の表面に絶縁膜
を設ける工程と、(c)前記絶縁膜の表面にめっき配線
領域を開口したホトレジスト膜を設ける工程と、(d)
前記ホトレジスト膜の開口部の前記絶縁膜と導体膜を順
次除去して、めっき領域の基板表面を露出する工程と、
(e)全面にめっき用導体膜を設ける工程と、(f)前
記ホトレジスト膜を除去して前記絶縁膜を露出する工程
と、(g)前記めっき用導体膜の表面にAuめっき層を
設ける工程と、(h)前記絶縁膜と導体膜を順次除去す
る工程とからなることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、一基板上に設けられた素
子間の接続に用いられるめっき配線の製造方法におい
て、 (a)基板上の全面にめっき析出されない導体膜を設け
る工程と、 (b)前記導体膜の表面にめっき配線領域を開口したホ
トレジスト膜を設ける工程と、 (c)前記ホトレジスト膜の開口部の前記導体膜を除去
して、めっき領域の基板表面を露出する工程と、 (d)全面にめっき用導体膜を設ける工程と、 (e)前記ホトレジスト膜を除去して前記導体膜を露出
する工程と、 (f)前記めっき用導体膜の表面にAuめっき層を設け
る工程と、 (g)前記めっき析出されない導体膜を除去する工程と
からなることを特徴とするめっき配線の製造方法。
【0019】また、本発明は、一基板上に設けられた素
子間の接続に用いられるめっき配線の製造方法におい
て、(a)基板上の全面にめっき析出されない第1の絶
縁膜を設ける工程と、(b)前記第1の絶縁膜の表面に
導体膜を設ける工程と、(c)前記導体膜の表面に第2
の絶縁膜を設ける工程と、(d)めっき配線領域を開口
したホトレジスト膜を設ける工程と、(e)前記ホトレ
ジスト膜の開口部の前記第2の絶縁膜と導体膜さらに前
記第1の絶縁膜を順次除去して、めっき領域の基板表面
を露出する工程と、(f)全面にめっき用導体膜を設け
る工程と、(g)前記ホトレジスト膜を除去して前記第
2の絶縁膜を露出する工程と、(h)前記めっき用導体
膜表面にAuめっき層を設ける工程と、(i)前記第2
の絶縁膜と導体膜さらに前記第1の絶縁膜を順次除去す
る工程とからなることを特徴とする。
【0020】また、本発明は、一基板上に設けられた素
子間の接続に用いられるめっき配線の製造方法におい
て、(a)基板上の全面にめっき析出されない第1の絶
縁膜を設ける工程と、(b)前記第1の絶縁膜表面に導
体膜を設ける工程と、(c)前記導体膜の表面に第2の
絶縁膜を設ける工程と、(d)めっき配線領域を開口し
たホトレジスト膜を設ける工程と、(e)前記ホトレジ
スト膜の開口部の前記第2の絶縁膜と導体膜さらに前記
第1の絶縁膜を順次除去して、めっき領域の基板表面を
露出する工程と、(f)全面にめっき用導体膜を設ける
工程と、(g)異方性RIE法により前記めっき用導体
膜を前記第2の絶縁膜と導体膜および前記第1の絶縁膜
の側面に残置し同時に基板上の前記めっき用導体膜を除
去し、次に前記ホトレジスト膜を除去して前記絶縁膜の
表面を露出する工程と、(h)前記めっき用導体膜の表
面にAuめっき層を設ける工程と、(i)前記第2の絶
縁膜と導体膜および前記第1の絶縁膜を順次除去する工
程とからなることを特徴とする。
【0021】
【作用】本発明は、従来のめっき配線形成においてめっ
き用導体膜上にマスクとして設けていたホトレジスト膜
の代わりに、熱的に安定で且つ断面形状の良好な絶縁膜
または金属膜を用いたこと、加工においてイオンミリン
グ方法を用いず、エッチング選択性の大きいリアクテイ
ブイオンエッチング(RIE)法及びウエットエッチン
グ法を用いているため、めっき配線の寸法変動が無い、
高精度且つ高密度で集積回路に適したAuめっき配線が
得られる。
【0022】
【実施例】以下に図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0023】図1及び図2は本発明によるめっき配線の
製造方法の第1の実施例を説明するためのめっき配線の
模式的断面図で製造工程順に示したものである。
【0024】まず図1(a)において、基板1上に通電
のための導体20を、例えばニッケル(Ni)金属膜を
3μmの厚さに真空蒸着法あるいはスパッタ法等により
設け、その表面に絶縁膜40を、例えばSiO2 膜を気
相成長法(CVD)またはスパッタ法により100nm
の膜厚に設ける。次に通常用いられているホトリソグラ
フィ法により、めっき領域34が開口されたホトレジス
ト膜30を設ける。
【0025】図1(b)において、ホトレジスト膜30
をマスクにして、めっき領域34の露出しているSiO
2 膜40を、CF4 ガスを用いたリアクテイブイオンエ
ッチング(RIE)法により除去し、Ni導体20の表
面を露出する。続いてCF4 系ガスを用いたRIE法に
よりNi導体20を垂直にエッチング開口し、基板1の
表面11を露出する。
【0026】図1(c)において、めっき用導体膜21
を、例えば基板と密着性のよいTi金属膜を30nmの
厚さにスパッタ法により設け、さらにその表面にAu金
属膜を100nmの厚さに前記同様にスパッタ法により
設ける。
【0027】図2(d)において、ホトレジスト膜30
を溶剤で除去し、ホトレジスト膜30に付着しているめ
っき用導体を除去し、導体20上に設けられたSiO2
膜40を露出する。即ちめっき用導体膜21を導体20
の表面には形成せず、導体20の側面と基板表面にのみ
形成する。
【0028】図2(e)において、通常のAu電解浴を
用いた電解めっき法により、めっき用導体膜21に負の
電界をかけてAuめっきすれば、SiO2 40上にはめ
っきされずに、めっき導体膜21上にのみAuが析出堆
積して、Auめっき層51が形成される。
【0029】図2(f)において、RIE法によりまず
始めに、SiO2 膜をエッチング除去し、次にNi導体
20を前記同様RIE法で除去するか、または硫酸+過
酸化水素+水溶液によるウエットエッチング法で除去す
ればAuめっき層はエッチングされずに、めっき用導体
膜21とAuめっき層51からなるAuめっき配線が得
られる。
【0030】尚、この製造方法は実施例において、導体
20としてニッケル(Ni)金属を、また絶縁膜40に
SiO2 を用いた場合について述べたが、他の導体金属
で例えばモリブデン(Mo),鉄(Fe),パラジウム
(Pa)等のめっきされ易い金属に適しており、また他
の絶縁膜として、シリコン窒化膜等他の絶縁膜でもよ
い。
【0031】また絶縁膜にめっき層が析出しない、めっ
き液であれば無電解めっき法を用いることもできる。
【0032】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。
【0033】図3及び図4は本発明による第2の実施例
を説明するためのめっき配線の模式的断面図で製造工程
順に示したものである。
【0034】まず始めに図3(a)において、基板1の
表面に導体膜22を、例えばアルミニウム(Al)膜3
μmの厚さに、真空蒸着法あるいはスパッタ法等により
設け、さらにめっき配線領域34が開口されたホトレジ
スト膜30を設ける。図3(b)において、ホトレジス
ト膜30をマスクにして、開口34のAl導体膜22を
CCL4 系ガスを用いたリアクテイブイオンエッチング
(RIE)法、あるいはホット燐酸によるウェットエッ
チング法により除去して、基板表面11を露出する。
【0035】図3(c)において、露出された基板1、
Al導体膜22、ホトレジスト膜30の表面にめっき用
導体膜21を、例えば始めにTi金属膜30nmを次に
Au金属膜を100nmをスパッタ法により設ける。
【0036】図4(d)において、ホトレジスト膜30
を溶剤で除去して、ホトレジスト膜とともにホトレジス
ト膜上のめっき用導体膜21を除去する。
【0037】図4(e)において、通常のAu電解浴を
用いた電解めっき法により、めっき用導体21に負の電
界をかけてAuめっきすれば、めっき導体膜21上にA
uが析出し堆積して、Auめっき層51が形成される。
【0038】図4(f)において、ホット燐酸による
エットエッチング法によりAl導体膜22を除去すれば
Auめっき層はエッチングされずに、めっき用導体膜2
1とAuめっき層51からなるAuめっき配線が得られ
る。
【0039】尚、この製造方法の実施例において、導体
膜22としてAl金属膜を用いた場合について述べた
が、めっきされない金属あるいは導体表面が酸化されて
電解めっきされない金属に適用される。例えばTi,
W,Ta,Hf等が挙げられる。
【0040】また、無電解めっき法を用いても導体膜に
めっき析出しない、めっき液であればこの製造方法が適
用できる。
【0041】次に本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0042】図5及び図6は本発明による第3の実施例
を説明するためのめっき配線の模式的断面図で製造工程
順に示したものである。
【0043】まず始めに図5(a)において、基板1上
に第1の絶縁膜41を、例えば気相成長法あるいはスパ
ッタ法等によりSiO2 膜を3μmの膜厚に設け、さら
第1の絶縁膜41上に導体膜25として例えば金属パラ
ジウム(Pa)をスパッタ法あるいは真空蒸着法により
150nmの膜厚に設け、第2の絶縁膜42としてSi
2 を100nmの膜厚に設け、その表面にめっき領域
34が開口されたホトレジスト膜30を設ける。
【0044】図5(b)において、CF4 ガス系を用い
たRIE法により、開口部34の第2の絶縁膜のSiO
2 膜42、次に導体膜25のPa膜及び第1の絶縁膜S
iO2 膜41を順次エッチングして開口し、基板1の表
面11を露出する。
【0045】図5(c)において、開口した全面にめっ
き用導体膜21を設ける。例えば基板1と絶縁膜41に
密着性のよいチタン金属膜を30nmとさらにAu金属
膜を100nmをスパッタ法により設ける。
【0046】図6(d)において、有機溶剤を用いて、
ホトレジスト膜30を除去する。同時にホトレジスト膜
上のめっき用導体膜21が除去され、第2の絶縁膜であ
るSiO2 膜42が露出される。
【0047】図6(e)において、通常のAu電解浴を
用いた電解めっき法により、めっき用導体膜21に負の
電界をかけてAuめっきすれば、めっき用導体膜21上
にAuが析出堆積して、Auめっき層51が形成され
る。
【0048】図6(f)において、CF系ガスを用いた
RIE法により表面から第2の絶縁膜のSiO2 膜4
2,導体膜25のPa膜および第1の絶縁膜のSiO2
膜41を順次エッチング除去して、めっき用導体膜21
およびめっき層51からなるAuめっき配線が得られ
る。
【0049】尚、本実施例において、第1及び第2の絶
縁膜41,42としてSiO2 を用い、導体膜25とし
てPa膜を用いた場合について述べたが、これらに限定
されるものではない。
【0050】また本実施例において、導体膜25は図7
に示すように第1の絶縁膜41と第2の絶縁膜42のど
の位置にあってもよいし、図8に示すように基板1上に
第1の絶縁体を設けずに、直接に導体膜25を設けた方
法でもよい。
【0051】さらに本実施例において、第1の絶縁膜4
1は図9に示すように、必要に応じて残置してもよい。
【0052】次に本発明の第4の実施例について説明す
る。
【0053】図10及び図11は本発明による第4の実
施例を説明するためのめっき配線の模式的断面図で製造
工程順に示したものである。
【0054】まず始めに図10(a)において、基板1
上に第1の絶縁膜41を、例えば気相成長法あるいはス
パッタ法等によりSiO2 膜を3μmの膜厚に設け、さ
らに第1の絶縁膜41上に導体膜25として例えば金属
パラジウム(Pa)をスパッタ法あるいは真空蒸着法に
より150nmの膜厚に設け、第2の絶縁膜42として
SiO2 を100nmの膜厚に設け、その表面にめっき
領域34が開口されたホトレジスト膜30を設ける。
【0055】図10(b)において、CF4 ガス系を用
いたRIE法により、開口部34の第2の絶縁膜のSi
2 膜42、次に導体膜25のPa膜及び第1の絶縁膜
SiO2 膜41を順次エッチングして開口し、基板1の
表面11を露出する。
【0056】図10(c)において、開口した全面にめ
っき用導体膜21を設ける。例えば基板1と絶縁膜41
に密着性のよいチタン金属膜を30nmとさらにAu金
属膜を100nmをスパッタ法により設ける。
【0057】図11(d)において、CF4 系ガスを用
いた異方性RIE法により導体膜25と絶縁膜41の側
面にめっき用導体膜21を残して、一方、基板上のめっ
き用導体膜を除去し、次にホトレジスト膜30を溶剤で
除去して、絶縁膜42表面11を露出する。
【0058】図11(e)において、通常の電解めっき
法により、めっき用導体膜21に負の電界を印加して、
めっき用導体膜21にAuめっき層51が析出堆積す
る。
【0059】図11(f)において、RIE法により第
2の絶縁膜42のSiO2 膜及び導体膜25さらに第1
の絶縁膜41のSiO2 膜を除去して、めっき用導体膜
21とAuめっき層51からなるAuめっき配線が得ら
れる。
【0060】なお、実施例に示したようにこの製造方法
によれば、めっきAu析出が、従来の基板表面11から
垂直方向に堆積していくのに対して、絶縁膜41に支持
されためっき用導体膜21面から堆積するため、基板に
対して厚いAuめっき層が容易に得られ得る。
【0061】また図12(a)に示すように、めっき用
導体膜211,212,213が絶縁膜41ばかりでな
く基板1上にも設けられ、且つ図12(b)に示すよう
に、その接触面積を任意に選んで、基板1との密着力を
強化したAuめっき層511,512,513を得るこ
とが可能である。
【0062】さらに図13に示すように、絶縁膜41の
任意の深さに領域42を開口し、めっき用導体膜214
を設けめっき層514を形成することを、基板1表面の
一部を含めて領域15を除去し、その部分も含めてめっ
き用導体膜215を設けて、Auめっき層の面積を拡大
して得ることが可能であり、めっき表面高さが平準化し
て得ることもできる。
【0063】この製造方法においても無電解めっき法が
可能であり、その場合には導体膜25を省略することが
できる。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、配線加工における配線の変形や膜べり、短絡の原因
となるバリの発生などを防止した高精度,高密度なめっ
き配線の製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図2】本発明の第1の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図3】本発明の第2の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図4】本発明の第2の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図5】本発明の第3の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図7】本発明の第3の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図8】本発明の第3の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図9】本発明の第3の実施例を説明するための、めっ
き配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図10】本発明の第4の実施例を説明するための、め
っき配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図11】本発明の第4の実施例を説明するための、め
っき配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図12】本発明の第4の実施例を説明するための、め
っき配線の膜式的断面図で製造工程順に示したものであ
る。
【図13】本発明の第4の実施例を説明するための、め
っき配線の工程を示す膜式的断面図である。
【図14】従来の配線の膜式的断面図で製造方法を工程
順に示したものである。
【図15】従来の配線の膜式的断面図で製造方法を工程
順に示したものである。
【符号の説明】
1 基板 2 金属膜(Ti) 20,22,25 導体膜 21 めっき用導体膜 3,30 ホトレジスト膜 34 ホトレジスト膜開口部 40,41,42 絶縁膜 5,50,51 Auめっき層 52 Au膜 53 再付着層 8 段差 9 裾引き

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一基板上に設けられた素子間の接続に用い
    られるめっき配線の製造方法において、 (a)基板上の全面にめっき析出される導体膜を設ける
    工程と、 (b)前記導体膜の表面に絶縁膜を設ける工程と、 (c)前記絶縁膜の表面にめっき配線領域を開口したホ
    トレジスト膜を設ける工程と、 (d)前記ホトレジスト膜の開口部の前記絶縁膜と導体
    膜を順次除去して、めっき領域の基板表面を露出する工
    程と、 (e)全面にめっき用導体膜を設ける工程と、 (f)前記ホトレジスト膜を除去して前記絶縁膜を露出
    する工程と、 (g)前記めっき用導体膜の表面にAuめっき層を設け
    る工程と、 (h)前記絶縁膜と導体膜を順次除去する工程とからな
    ることを特徴とするめっき配線の製造方法。
  2. 【請求項2】一基板上に設けられた素子間の接続に用い
    られるめっき配線の製造方法において、 (a)基板上の全面にめっき析出されない導体膜を設け
    る工程と、 (b)前記導体膜の表面にめっき配線領域を開口したホ
    トレジスト膜を設ける工程と、 (c)前記ホトレジスト膜の開口部の前記導体膜を除去
    して、めっき領域の基板表面を露出する工程と、 (d)全面にめっき用導体膜を設ける工程と、 (e)前記ホトレジスト膜を除去して前記導体膜を露出
    する工程と、 (f)前記めっき用導体膜の表面にAuめっき層を設け
    る工程と、 (g)前記めっき析出されない導体膜を除去する工程と
    からなることを特徴とするめっき配線の製造方法。
  3. 【請求項3】一基板上に設けられた素子間の接続に用い
    られるめっき配線の製造方法において、 (a)基板上の全面にめっき析出されない第1の絶縁膜
    を設ける工程と、 (b)前記第1の絶縁膜の表面に導体膜を設ける工程
    と、 (c)前記導体膜の表面に第2の絶縁膜を設ける工程
    と、 (d)めっき配線領域を開口したホトレジスト膜を設け
    る工程と、 (e)前記ホトレジスト膜の開口部の前記第2の絶縁膜
    と導体膜さらに前記第1の絶縁膜を順次除去して、めっ
    き領域の基板表面を露出する工程と、 (f)全面にめっき用導体膜を設ける工程と、 (g)前記ホトレジスト膜を除去して前記第2の絶縁膜
    を露出する工程と、 (h)前記めっき用導体膜表面にAuめっき層を設ける
    工程と、 (i)前記第2の絶縁膜と導体膜さらに前記第1の絶縁
    膜を順次除去する工程とからなることを特徴とするめっ
    き配線の製造方法。
  4. 【請求項4】一基板上に設けられた素子間の接続に用い
    られるめっき配線の製造方法において、 (a)基板上の全面にめっき析出されない第1の絶縁膜
    を設ける工程と、 (b)前記第1の絶縁膜表面に導体膜を設ける工程と、 (c)前記導体膜の表面に第2の絶縁膜を設ける工程
    と、 (d)めっき配線領域を開口したホトレジスト膜を設け
    る工程と、 (e)前記ホトレジスト膜の開口部の前記第2の絶縁膜
    と導体膜さらに前記第1の絶縁膜を順次除去して、めっ
    き領域の基板表面を露出する工程と、 (f)全面にめっき用導体膜を設ける工程と、 (g)異方性RIE法により前記めっき用導体膜を前記
    第2の絶縁膜と導体膜および前記第1の絶縁膜の側面に
    残置し同時に基板上の前記めっき用導体膜を除去し、次
    に前記ホトレジスト膜を除去して前記絶縁膜の表面を露
    出する工程と、 (h)前記めっき用導体膜の表面にAuめっき層を設け
    る工程と、 (i)前記第2の絶縁膜と導体膜および前記第1の絶縁
    膜を順次除去する工程とからなることを特徴とするめっ
    き配線の製造方法。
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