JP2745159B2 - シート状蓋材殺菌装置 - Google Patents

シート状蓋材殺菌装置

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JP2745159B2 JP2094634A JP9463490A JP2745159B2 JP 2745159 B2 JP2745159 B2 JP 2745159B2 JP 2094634 A JP2094634 A JP 2094634A JP 9463490 A JP9463490 A JP 9463490A JP 2745159 B2 JP2745159 B2 JP 2745159B2
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龍夫 田中
晴敬 山本
克之 茂木
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Snow Brand Milk Products Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,食品,飲料,医薬品,酒類,ゲル化物,気
体含有液等の主として液体物を容器に無菌充填する無菌
充填包装機の一構成装置であるシート状蓋材殺菌装置に
関するものである。
〔従来の技術〕 食品等の内容物を可能な限り無菌下で処理して新鮮さ
を長期間維持しようとする包装技術に対して,内容物を
充填する直前に殺菌した後容器内に充填して密封し,二
次的な殺菌を施さないいわゆる無菌充填包装技術が,内
容物の風味や品質を常温で良好に維持出来る等の理由で
優れていることが認められている。
本出願人は,先に,こうした無菌充填包装技術を具現
化した機械の一構成装置であるシート状蓋材を殺菌する
装置を発明し出願した(特願昭63−71310号)。
これは,第10図に示すように,シート状の蓋材Sを回
転体2に形成した室4に収納し,回転体2を間歇回転さ
せながら各密閉された室4内でそれぞれの処理を施すも
のである。すなわち,まず蓋材供給装置11によって蓋材
Sを室4内に供給し,その後の回転体2の間歇回転によ
って,殺菌剤供給ダクト12から供給する殺菌剤による殺
菌処理,紫外線照射装置13からの紫外線による殺菌処
理,そして熱風送入ダクト14から送入し熱風排出ダクト
15から排出する熱風による乾燥処理を順に施した後,蓋
材Sで容器を密封するものである。
蓋材Sは,カム16によって揺動する第一吸盤17および
不動に固定された第二吸盤18によって交互に保持される
仕組みとし,これによって蓋材Sの全域を均等に処理す
るものとしている。
各処理行程における各室4は他の室4あるいは外気か
ら密閉されており,この密閉は,室4を形成する回転体
2と,その回転体2の外周壁と内周壁が密に摺接する外
筒体3とによって達成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
すなわち,この滅菌装置にあっては,外筒体3内周壁
と回転体2外周壁(室4の部分を除く)とが,隙間5な
くかつ回転に支障のない程度に密に組付くことが必要で
ある。これは,殺菌剤が隙間5を通って外部あるいは他
の室4へ漏洩したり,外部空気が無菌である室4へ流入
したり,さらには乾燥無菌空気が外部等へ漏洩して無駄
にならないようにするためである。
しかし,外筒体3内周壁と回転体2外周壁との嵌合組
付きを,殺菌剤が漏洩しない程度の密なものとするに
は,例えば,外筒体3および回転体2を複数の部材の組
合せによって構成するのではなく,一単品として成形す
る必要がある。精密な加工精度が要求されるからであ
る。そのためには高度な技術をもつ熟練技術者が長時間
をかけて製作する必要があり,よって装置自体が極めて
高価なものとなってしまう。
又,外筒体3および回転体2をそれぞれ一単品として
成形するには,その加工機械の問題からおのずからその
大きさが制限されてしまい,そのため,例えば,室4の
大きさも制限されてしまう。室4を大きく設定出来れ
ば,一室4内に複数の蓋材を一度に収納して処理するこ
とも可能であるが,室4の大きさが制限されてしまうと
こうした複数処理を行うことが不可能で,その結果,滅
菌処理能力も必然的に制限されてしまう。
本発明は,こうした問題に鑑み創案されたもので,容
易かつ安価に製作出来,大型化が可能で処理能力が制限
されない滅菌装置を提供することをその課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する本発明の手段は、 シート状蓋材を、外筒体3を間歇回転する回転体2に形
成した複数の室4内に保持し、該間歇回転中に殺菌処理
する装置であること、 室4内を周方向に沿って等間隔に陥没設した回転体2の
外周壁と、この回転体2の外周壁に対向する外筒体3の
内周壁との間に隙間5を形成すること、 この隙間5を塞いで、隣り合った室4間を気密に遮断す
る遮断体1を、回転体2の外周壁の隣り合った室4間部
分に、外筒体3の内周壁に弾接状に密摺接させて設けた
こと、 にある。
遮断体1は、外筒体3の内周壁の、少なくとも殺菌処
理位置の前後箇所に、回転体2の外周壁に弾接状に密摺
接させて設けても良い。
〔作用〕
本発明の作用を以下説明する。
まず,蓋材供給装置11によって室4内に蓋材Sが供給
され,回転体2が間歇移動することによってこの蓋材S
は殺菌剤供給ダクト12からの殺菌剤および紫外線照射装
置13からの紫外線によって殺菌された後,熱風送入ダク
ト14から送入され熱風排出ダクト15から排出される熱風
によって乾燥される。この間の処理行程において,これ
らの処理が行われる室4は,遮断体1によって確実に他
の室4との干渉(通気)が防止されているので,室4内
を気密に保つことが出来,その結果,殺菌剤が隙間5を
通って他の室4あるいは外部へ漏洩したり,外部空気が
無菌である室4へ流入したり,さらには乾燥無菌空気が
外部へ漏洩して無駄になるといった弊害を確実に防止す
ることが出来る。
又,回転体2あるいは外筒体3に遮断体1を設ける構
成とし,両者間に適当な幅の隙間5を形成することとし
た。このことは,すなわち回転体2あるいは外筒体3の
加工に必ずしも熟練技術者を必要とせず,よって装置を
安価に提供出来ることに通じる。
又,従来のように高い加工精度が要求されないので,
回転体2あるいは外筒体3等のそれぞれを単品としてで
はなく,複数の部材に分けて加工しそれらを組付けるこ
とによって組合せ物とすることが可能である。それら加
工あるいは組合せにおいて多少の寸法誤差が生じても,
遮断体1によって各室4の気密性が確実に維持されるか
らである。このように回転体2あるいは外筒体3を複数
の部材に分けて加工すると共にそれらを組付けることに
よって成形することによって,従来のように,施盤等の
加工する装置の大きさが制限されず,その結果,滅菌処
理能力が制限されることもない。
〔実施例〕
第1図から第5図に,本発明の一実施例を示す。
これは遮断体1を回転体2に組付けたものである。す
なわち回転体2外周壁の室4と室との間部分に溝6を形
成し,その溝6内に弾材7と共に遮断体1を装着したも
のである。この遮断体1は弾材7のはたらきによって常
に外筒体3内周壁に弾接状に密摺接し室4の気密性を保
つものである。尚,この遮断体1の下端部に突片8を設
けると共に溝6の上端部に係止片9を突設し,この両者
の係合によって遮断体1の突出限位置を設定している。
尚,本実施例においては殺菌剤等が溝6内に滞留する
可能性もあるが,そうした場合,溝6と室4とを連通す
る連通孔10を形成し,殺菌剤等を排出し易くすると良
い。
室4の気密性を維持するために,回転体2側壁と外筒
体3側壁とをその全面にわたって密に摺接することが考
えられるが,この密摺接は,第4図に示すように,回転
体2側壁の上端部に摺接部19を突設することによって部
分的に達成するとより良い。
熱風送入14ダクトから熱風排出ダクト15間である蓋材
乾燥区域では,遮断体1が熱風の流れを阻止することが
ないよう,第5図に示す如く,外筒体3の両端部に凸部
21を形成することによって通孔22を形成している。
第6図から第8図に他の実施例を示す。
これは遮断体1を外筒体3に設けたものである。すな
わち外筒体3に収納部20を形成し,この収納部20内に弾
材7と共に遮断体1を抜け出し不能に装着している。本
実施例において遮断体1は,蓋材S,殺菌剤および紫外線
を受ける室4を密閉すべく,蓋材供給装置11,殺菌剤供
給ダクト12および紫外線照射装置13の前後箇所に設けて
いる。
尚,遮断体1と外筒体3あるいは回転体2との密摺接
をより円滑なものとするために遮断体1上端部にコロ等
の滑動自在な部材を設けてもよい。
又,上記両実施例において遮断体1は弾材7の弾力に
よって外筒体3あるいは回転体2に弾接状に密摺接する
ものとしているが,弾材7に代えて磁力,空気圧あるい
は油圧等を利用することも可能であるし,又,遮断体1
自体を弾性材で形成することも可能である。
第9図は,本願発明のシート状蓋材殺菌装置23を組付
けた無菌充填包装機を示すものである。この装置は容器
供給体24,殺菌剤挿入口25,紫外線照射装置26,熱風供給
ダクト27,熱風吸出ダクト28,内容物充填装置29,および
本願発明に係る蓋材殺菌装置23等から構成している。容
器はこの包装機内を搬送され各装置等によって殺菌,内
容物の充填,蓋材Sの密封組付け等が行われ排出される
ものである。
〔発明の効果〕
このように本発明にあっては,回転体あるいは外筒体
に室を気密に維持する遮断体を設けたので,殺菌剤が隙
間を通って他の室あるいは外部へ漏洩したり,外部空気
が無菌である室へ流入したり,さらには乾燥無菌空気が
外部へ漏洩して無駄になるといったことがない。
又,回転体あるいは外筒体の加工精度を従来と比較し
て低くすることが出来るので,装置を容易かつ安価に製
作することが出来る。
さらに,回転体等を複数の部材に分けて成形すること
が可能となったので,装置の大型化が図れ,室を大きく
形成して複数の蓋材を同時に処理することによって滅菌
処理能力を向上させることが出来る等,多くの優れた効
果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面部分断面図,第2
図は該一実施例の側面断面図,第3図は遮断体の拡大斜
視図,第4図は回転体側壁と外筒体側壁との一摺接手段
を示す側面部分断面図,第5図は蓋材乾燥区域における
遮断体と外筒体との当接を示す側面部分断面図である。 第6図は本発明の他の実施例を示す正面部分断面図,第
7図は遮断の拡大斜視図,第8図は遮断体の設置場所を
示す正面構成図である。 第9図は本願発明に係るシート状蓋材殺菌装置を組付け
た無菌充填包装機を示す構成図,第10図は従来技術を示
す正面断面図である。 符号の説明 1:遮断体,2:回転体,3:外筒体, 4:室,5:隙間,6:溝,7:弾材, 8:突片,9:係止片,10:連通孔, 11:蓋材供給装置,12:殺菌剤供給ダクト, 13:紫外線照射装置,14:熱風送入ダクト, 15:熱風排出ダクト,16:カム, 17:第一吸盤,18:第二吸盤,19:摺接部, 20:収納部,21:凸部,22:通孔, 23:蓋材殺菌装置,24:容器供給体, 25:殺菌剤挿入口,26:紫外線照射装置, 27:熱風供給ダクト,28:熱風吸出ダクト, 29:充填装置,S:シート状蓋材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂木 克之 神奈川県伊勢原市三ノ宮380 株式会社 吉野工業所神奈川工場内 (72)発明者 花田 正 神奈川県伊勢原市三ノ宮380 株式会社 吉野工業所神奈川工場内 (56)参考文献 特開 平1−254522(JP,A) 特開 昭58−90029(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状蓋材(S)を、外筒体(3)内を
    間歇回転する回転体(2)に形成した複数の室(4)内
    に保持し、該間歇回転中に殺菌処理する装置において、
    前記室(4)を周方向に沿って等間隔に陥没設した前記
    回転体(2)の外周壁と、該回転体(2)の外周壁に対
    向する前記外筒体(3)の内周壁との間に形成される隙
    間(5)を塞いで、前記隣り合った室(4)間を気密に
    遮断する遮断体(1)を、前記回転体(2)の外周壁の
    隣り合った室(4)間部分に、前記外筒体(3)の内周
    壁に弾接状に密摺接させて設けて成るシート状蓋材殺菌
    装置。
  2. 【請求項2】シート状蓋材(S)を、外筒体(3)内を
    間歇回転する回転体(2)に形成した複数の室(4)内
    に保持し、該間歇回転中に殺菌処理する装置において、
    前記室(4)を周方向に沿って等間隔に陥没設した前記
    回転体(2)の外周壁と、該回転体(2)の外周壁に対
    向する前記外筒体(3)の内周壁との間に形成される隙
    間(5)を塞いで、前記隣り合った室(4)間を気密に
    遮断する遮断体(1)を、前記外筒体(3)の内周壁
    の、少なくとも殺菌処理位置の前後箇所に、前記回転体
    (2)の外周壁に弾接状に密摺接させて設けて成るシー
    状蓋材殺菌装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5890029A (ja) * 1981-11-17 1983-05-28 光洋自動機株式会社 台紙から剥離したラベルの貼付装置
JPH01254522A (ja) * 1988-03-25 1989-10-11 Snow Brand Milk Prod Co Ltd シート状蓋体の滅菌処理方法と装置

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