JP2741019B2 - カラー現像方法 - Google Patents
カラー現像方法Info
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- JP2741019B2 JP2741019B2 JP61123252A JP12325286A JP2741019B2 JP 2741019 B2 JP2741019 B2 JP 2741019B2 JP 61123252 A JP61123252 A JP 61123252A JP 12325286 A JP12325286 A JP 12325286A JP 2741019 B2 JP2741019 B2 JP 2741019B2
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は電子写真、静電記録等における現像剤及びそ
れを用いた現像方法に関し、更に詳しくは、キャリア粒
子を含む必要のないカラー現像剤を用いたカラー現像方
法に関する。 従来の技術 静電潜像を現像する方法にはトナー粒子とキャリアを
混合して用いる二成分現像方法とトナー粒子単独の一成
分現像方法がよく知られている。前者は、例えば、米国
特許第2874063号明細書中に記載されている磁気ブラシ
法、同2618552号明細書中のカスケード法の他液体現像
法等が代表的である。一方、後者は、例えば、米国特許
第3909258号明細書中の誘電現像法、米国特許第3166432
号明細書中のタッチダウン法の他充電現像法、ジャンピ
ング法インプレッション法、パウダークラウド法、ファ
ーブラシ法等、多数の方法が提起されている。 これ等の現像方法は、何れも黒色画像を得る方法とし
てだけでなく、レッド、グリーン、ブルー等のフラット
カラー画像を得る為の現像方法としても知られている。 カラー現像方法は、一般に減色彩色法等の3色合成方
式を基礎とし、米国特許第2962374号明細書中に記載さ
れるように、少なくとも3枚の静電潜像を形成後、異な
る3色のトナーによって現像し、複写紙上で合成する方
法が一般的である。 発明が解決しようとする問題点 この場合、使用するトナー及び現像方法・装置に要求
される性能は、黒色画像を得る場合に較べ、厳しいもの
となる。すなわち、トナーとしては衝撃や湿度等の外的
要因に対する機械的、電気的安定性に加え、適正な色彩
の発現及び維持が必要であるし、一方、現像方法・装置
にあっても、各色毎に前記トナーの諸特性が最大限に発
揮されることはもちろん、コスト、スペース、メインテ
ナンス等を十分考慮する事が必要となる。 これらの要求性能に対し、前記現像方法は種々の欠点
を有している。二成分現像法は、キャリアの劣化、トナ
ーとキャリアの混合比の変動による電気的特性の不安定
さが基本的に存在する。また現像機も重量、スペース、
コスト等を大幅に低下させることが難しい。従ってカラ
ー現像方法に適用した場合、機械装置の小型化、低コス
ト化が困難であると同時に各色の濃度維持に要する労力
が極めて大きくなることは避けられない。更にキャリア
として鉄粉等を用いた場合には、サビによる色彩の劣化
という問題点がこれに加わることになる。 一方、一成分現像法は、簡略な現像装置構成である反
面、静電潜像面へのトナー供給に係わる均一トナー層形
成、及び搬送の難しさ、良好な現像性、転写性、及び定
着性の発現・維持の難しさ等が存在する。更にカラー現
像の場合に於いては、発色性、混色性が重要となる為、
現像方法及び現像剤に要求される特性は、極めて厳しい
ものとなり、現在の所、上記特性を十分満し得るような
現像剤及びそれを用いた現像方法は提起されていない。 ところで、良好なカラー画像を得るには、現像あるい
は、更に、転写、定着されるトナー層は出来る限り薄層
であることが望まれる。特に、多色フルカラー画像再現
を目的とする場合は、トナー層は出来る限り薄く、更に
各色トナー層の厚さが均一、もしくは、充分制御できな
ければ、各色トナーの混色が満足に行なわれず、原画に
忠実な色再現及び解像度を得ることは出来ない。又、薄
層トナーで充分な発色濃度を確保するためには、分光特
性、発色性の極めて良好な色材と、比較的分子量の低い
結着樹脂成分を含むトナーを用いなければならない。更
に、多くの場合、色材は、トナーの分光特性を支配する
だけでなく、帯電性や、トナーの経時、環境安定性に多
大の影響を及ぼす。本発明者は、鋭意検討の結果、特定
の有機顔料を着色剤成分としたカラートナーを用い、所
定の現像法によって、はじめて鮮明なカラー画像が安定
に得られることを見出した。 したがって、本発明の目的は、高品質印刷並の優れた
色彩再現性を有するカラートナーを用いたカラー現像方
法を提供することにある。 本発明の他の目的は、画像再現の繰り返し安定性に優
れるカラートナーを用いたカラー現像方法を提供するこ
とにある。 問題点を解決するための手段及び作用 本発明の上記目的を達成する為のカラー現像方法は、
静電潜像を表面に保持した潜像保持体と、層規制部材に
より、所定厚み、及び所定電荷量を付与せしめたトナー
層を担持したトナー担持体とを現像部に於いて接触、又
は一定の間隔を設けて非接触状態で対向させ、トナーを
潜像保持体に移動させることにより可視化するものであ
って、カラートナーとして結着樹脂中にカラーインデッ
クス(以下C.I.と略記する。)ピグメント ブルー 1
5:3を1〜20重量%含むシアントナー、C.I.ピグメント
レッド 57:1を1〜20重量%含むマゼンタトナー、及
び、結着樹脂中にC.I.ピグメント イエロー 12又はC.
I.ピグメント イエロー 13を1〜20重量%含むイエロ
ートナーの3つのカラートナー及びブラックトナーを用
いて、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロート
ナー像及びブラックトナー像を形成し可視像化してフル
カラー画像を形成することを特徴とする。 次に、本発明のカラー現像方法及び、それに用いるカ
ラートナーについて説明する。 第1図は、本発明で用いる現像装置の一実施例の断面
図である。説明を簡略にする為、カラー再現に必要な特
定色のトナーを含む1つの現像機を例にあげて説明する
が、本発明の目的であるカラー画像再現の場合には、こ
の現像機と同構成及び同機能を有する。必要色分の現像
機が他に存在し、例えば、それらが色再現順序を考慮し
た形で第1図に示される現像機と交換し得るようにされ
たり、或いは静電潜像保持体に対向して固定配置される
ものである。 第1図に於いて、静電潜像保持体1の近傍に設置され
た現像機本体2は、静電潜像保持体1側に開口部を有す
るホッパー3を有しており、このホッパー3内に特定色
のカラートナー4が収容されていると共に、ホッパー3
の下部には、一部が開口部より静電潜像保持体1側へ突
出するトナー担持体5が収容されている。トナー担持体
5は、表面平滑もしくは適度な凹凸を有するロール、ベ
ルト等から成り、図示しない駆動系により、例えば矢印
方向へ回転される。必要に応じ、バイアス電源6により
直流及び/もしくは交流バイアス電圧が印加されてい
る。また、トナー担持体5には、トナー粒子を一層もし
くは二層の超薄層状態に均一に塗布制御する為に機械的
層規制部材7が設定される。層規制部材7は、ブレー
ド、ロール、ブラシ等から成り、層規制と共に、カラー
トナー4との接触、摩擦等による帯電電荷付与を行うこ
とができる。この場合、層規制部材7の材料は、カラー
トナー4と、帯電列上適度に離れた位置にあるものを用
いることが好ましい。層規制部材7には必要に応じ、直
流及び/もしくは交流電源8が接続され、トナー担持体
5と層規制部材7の間に電界が発生するようにされてい
る。この電界は、トナー担持体5と層規制部材7の間に
はさまれたカラートナー4に微小な振動を伝えることに
よりトナーの流動性低下を防止し、トナー担持体上の均
一な超薄層トナー層形成に有利である他、上記接触、摩
擦による帯電電荷付与時の増幅作用もしくは電荷注入作
用を及ぼし得る点で有利である。層規制部材7により超
薄層に層形成が成されたカラートナー4は、トナー担持
体5に鏡像力、分極力等の静電引力、及びもしくはフア
ンデルワールス力で担持、搬送され、現像領域に達し、
静電潜像保持体1と接触もしくは微小間隔を有して非接
触で対向される。そして、カラートナー4は静電潜像9
及び必要に応じて印加される直流及び、もしくは交流バ
イアス電圧によって静電潜像保持体1とトナー担持体5
間に形成される電界によって静電潜像パターンに応じ、
一層もしくは二層の均一な超薄層に制御された状態で付
着、現像される。 次に、本発明のカラートナーの組成について説明す
る。 一般にトナーは、樹脂成分、顔料もしくは染料からな
る着色剤成分、及び電荷制御剤を主成分とし、トナーの
物理特性、現像特性等を調整しながら、組成の最適化が
行われる。 本発明に用いるカラートナーのうち、シアントナー
は、上記成分の中で、着色剤成分としてC.I.ピグメント
・ブルー 15:3のプロセス顔料をトナー中に1〜20%重
量%好ましくは2〜15重量%含有する。 更に本発明のマゼンタトナーは、上記成分の中で着色
剤成分としてC.I.ピグメント レッド 57:1のプロセス
顔料をトナー中に1〜20%重量%好ましくは2〜15重量
%含有することを特徴とする。 更に本発明のイエロートナーは、上記成分の中で着色
剤成分としてC.I.ピグメント イエロー 12又はC.I.ピ
グメントイエロー 13のプロセス顔料をトナー中に1〜
20%重量%好ましくは2〜15重量%含有することを特徴
とする。 ここで用いられるこれ等プロセス顔料は、他の有機或
いは無機顔料もしくは染料に較べ、画像再現時の単一色
としての発色性、及び多色のカラートナーとの混色性に
極めて優れると共に、耐候性、安全性の点でも問題がな
いという利点を有する。 本発明において用いられる上記プロセス顔料として
は、例えば次のものがあげられる。 C.I.ピグメント・ブルー 15:3としては、一般に市販
されているものとして、リオノール ブルー(Lionol B
lue)GLA、KXFI(東洋インキ)、スミカプリント シア
ニン ブルー(Sumikaprint Cyanine Blue)GN−O、GN
R−O(住友化学)、クロモファイン ブルー(Chromof
ine Blue)4920、同4927(大日精化)等があげられる。 又、C.I.ピグメント・レッド 57:1としては、一般に
市販されているものとして、スミカプリント カーミン
(Sumikaprint Carmine)6BC、6B−0、6BY−0、6BY−
O、6BN−OA(住友化学)ブリリアント カーミン(Bri
lliant Carmine) 6BA、6BG、8BED(東洋インキ)、等
があげられる。 又、C.I.ピグメント・イエロー 12としては、一般に
市販されているものとして、リオノール イエロー(Li
onol Yellow) GRT、同GRO、No.1201 リオノール イ
エロー(Lionol Yellow)、ファイネスイエロー(Fines
s Yellow)G−20、同S−2(東洋インキ)、スミカプ
リント イエロー(Sumikaprint Yellow)ST−O、同3A
−O、同ATR−O(住友化学)等があげられる。又、C.
I.ピグメント・イエロー 13としては、一般に市販され
ているものとして、No.1301 リオノール イエロー(L
ionol Yellow)、1077 リオノール イエロー(Lionol
Yellow)、リオノール イエロー(Lionol Yellow)SG
R(東洋インキ)、セイカファスト イエロー(Seikafa
st Yellow)2600(大日精化)、ホスタシン イエロー
(Hostasin Yellow)GR、ノボフィル イエロー(Novof
il Yellow)GR30(ファルブウエルケ ヘキスト A.G.
(Farbwerke Hoechst A.G.)等があげられる。 なお、上記のプロセス顔料と共に、他の顔料、染料を
補助的に併用してもよいが、その場合、補助的に用いる
染、顔料はトナー中5重量%以下の濃度で用いるのが望
ましい。 これ等の顔料は、トナー中で約0.2μm以下、より好
ましくは0.1μm以下の分散単位で、均一に分散させる
ことが望ましい。 特に前述の現像プロセスを用いた場合、一層もしくは
二層の均一な超薄層に制御された状態で現像、転写、定
着が行われるが、この場合、転写像トナー層厚がほぼ均
一であり、定着像表面の平滑さは優れたものとなる。
又、一層又は二層よりなる超薄の層であるため、定着像
中への空気の混入を防止し、定着トナー像の透明性も向
上する。したがって単一色としての発色性、各色トナー
の多層定着時の混色性も極めて優れたものとなる。 トナー中の顔料濃度は、トナー結着樹脂、顔料等のト
ナー構成材料の比重、トナー粒子の粒度分布等に依存
し、また、現像トナー量、トナー粒子層厚の影響も受け
る。 本発明の現像方法では、現像トナー粒子の層厚をほぼ
一層に制御しうるので、例えば、平均粒度d50が約10μ
mのトナーの場合の顔料含有量は、2重量%から8重量
%程度が適当となる。トナーの平均粒度がより大きな場
合には、当然、顔料濃度はより低く、逆にトナーの平均
粒度が小さい場合には、顔料濃度は、より高く調整され
る。本発明の現像方法においては、トナーの粒度は、d5
0=1μm程度の微粒トナーから、トナーの粒度d50>30
μmの粗粒トナーまで基本的には、現像可能であるが、
解像性、発色性などの画像形成システムの観点及び、ト
ナー粒子の取扱い性、定着性等の画像形成システム適性
の観点から、トナーの平均粒度d50が約5μmから、約2
0μm程度の粒子を採用するのが望ましい。又、粒度分
布をd90/d10で表示した場合、粒度分布は、d90/d10=5.
0以下、好ましくは3.0以下のトナーが使用しやすい。な
おここで用いた粒度は、重量平均径に基づくもので、累
積重量分布が90%と10%の粒度の比d90/d10で表現した
ものである。 本発明の現像方法においては、上記の3つのカラート
ナー及びブッラックトナーを用い、順次に現像処理する
ことにより、極めて高品質の印刷同等の多色画像が得ら
れる。 本発明で使用するブラックトナー用顔料としては、フ
ァーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラッ
ク、オイルブラック等のカーボンブラックやマグネタイ
ト等を主として用いることができる。カーボンブラック
を用いる場合には、トナー中に於ける分散単位が0.01〜
0.1μmの状態で1〜20%好ましくは2〜10重量%とす
ることが望ましい。また、マグネタイトを用いる場合
は、トナー中に於ける分散単位が0.05〜2μmの状態
で、5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%とすること
が望ましい。なお、上記主顔料と共に、他の染料或いは
顔料を補助的に使用してもよい。 本発明におけるカラートナーで用いる結着樹脂成分と
しては、従来、電子写真用トナーの結着樹脂として知ら
れる各種材料樹脂があげられる。 例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチ
レン、クロルスチレン、アミノスチレン等のスチレン及
びその誘導体、置換体の単独重合体や共重合体、メタク
リル酸及びメチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル
類、アクリル酸及びメチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等のアクリル酸エステル類、ブタジエン、イソ
プレン等のジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテ
ル類、マレイン酸及びマレイン酸エステル類、無水マレ
イン酸、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単量体の
単独或いは、他の単量体との共重合体、エチレン、プロ
ピレン等のオレフィン系単独もしくは共重合体、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネート、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、フ
ェノール樹脂、石油樹脂、ロジン及び誘導体、合成及び
天然のワックス状物質等単独もしくは混合した形で用い
ることが出来る。 良好なカラー再現を得るためには、結着樹脂として、
数平均分子量(Mn)が約10,000以下の結着樹脂成分を含
有することが望ましい。重量平均分子量(Mw)は、画像
形成システムとして採用される定着方式や現像剤を繰返
し使用する際の安定性等の観点から決められる。トナー
の力学強度を強くしたり、ヒートロール定着時の定着温
度許容幅を広げたりすることが望まれる場合は、重量平
均分子量(Mw)が約100,000以上の高分子量樹脂成分や
架橋樹脂成分をトナー結着樹脂成分として、含有させる
ことがよい。なお、前記架橋樹脂の架橋結合は、必ずし
も共有結合ではなく、イオン結合やその他の二次結合に
よってもよい。 共重合体を、結着樹脂として用いる場合、その共重合
体は、ランダム共重合体のほか、要求用途に合わせて、
交互共重合体、グラフト共重合体、ブロック共重合体、
相互貫入型共重合体等の共重合様式を適宜選択して用い
る。又、2種以上の結着樹脂成分を混合して用いる場合
には、溶融混合、溶液混合、エマルジョン混合等の機械
的混合のほか、結着樹脂成分の製造時に、共存重合、多
段重合法等で混合してもよい。特に、2種以上の成分を
均質に混合する場合は、後者が望ましい。 なお、結着樹脂としてその透明性が強く要求されるの
は、良好なカラー再現上、当然のことである。帯電制御
は主にプロセス顔料及び結着樹脂によりなされるが、必
要に応じ、色再現上問題の生じないような帯電制御剤を
併用してもよい。 正帯電性制御剤の場合は、四級アンモニウム塩、その
他、塩基性、電子供与性の有機物質、負帯電性制御剤の
場合は、含金染料等の金属キレート類、酸性もしくは電
子吸引性の有機物質等を用いることが出来る。このほ
か、金属酸化物等の無機粒子や前記有機物質で表面を処
理した無機物質を用いてもよい。これら帯電制御剤は、
トナー結着樹脂中に混合添加して用いてもトナー粒子表
面に付着させた形で用いてもよい。 結着樹脂成分自体で帯電制御を行う場合、正帯電性を
付与する際は、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
ジエチルアミノエチルメタクリレート、2−ビニルピリ
ジン、4−ビニルピリジン等の電子供与性単量体成分を
含む結着樹脂を用いることが出来る。前述の単量体成分
を用いる場合、アミンの部分を四級アンモニウム塩化し
てもよい。又、負帯電性を結着樹脂成分に付与する場合
は、メタクリル酸、アクリル酸、ケイ皮酸、無水マレイ
ン酸、ビニルスルホン酸や含弗素アクリレート、含弗素
メタクリレート等の電子吸引性単量体成分を含む結着樹
脂を用いればよい。酸系の単量体を用いる場合も対カチ
オンを付与し、塩構造を取らせてもよい。 一般に、着色剤として用いる染、顔料は、トナーの帯
電性に大きな影響を及ぼす。したがって、本発明におけ
る前述の有機顔料も、顔料粒子表面を結着樹脂成分ある
いは、上述の帯電制御剤等で予め処理してから、トナー
中に添加してもよい。さらにまた、固体電解質、高分子
電解質、電荷移動錯体、酸化スズ等の金属酸化物等の導
電体、半導体、或いは強誘電体、磁性体等を添加しトナ
ーの電気的性質を制御することが出来る。またトナーの
流動性を高めるための添加剤として、コロイダルシリカ
等の流動性改質剤を適量加えることも可能である。粉体
流動性の指標としては、粉体圧縮率、安息角などが知ら
れている。 現像剤の粉体流動制も含め、上記電気特性及び保存安
定性等をより向上させることを目的として、或いは、感
光体へのトナーフィルミングを防止したり、トナーのク
リーニング性を向上させる事を目的として外部添加剤を
用いても良い。外部添加剤としては、ステアリン酸等の
長鎖脂肪酸及びそのエステル、アミド、金属塩、更に
は、酸化スズ、フッ化黒鉛、炭化ケイ素、シリカ、酸化
アルミニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の微粉末、フ
ッ素系樹脂、アクリル系樹脂等の微粉末、多環芳香族化
合物、ワックス状物質、架橋又は非架橋樹脂微粉末等を
用いることが出来る。臨界表面張力30dyn/cm以下の低表
面エネルギーを有するか、累積係数が0.1以下の平滑な
表面を有する固体微粒子、或いは非粘着性、若干の研磨
性を有する微粒子は、流動性改善、フィルミング防止の
ためには、特に望ましい。 なお、更に必要がある場合には、これらの外部添加剤
を熱風等によりトナー粒子表面に固着させる処理等によ
り、トナー粒子表面に固着させる処理等を施してもよ
い。 上記組成のトナー製造方法としては、従来から知られ
るバンブリーミキサー、ロールミル、エクストルーダー
等により溶融混練、冷却した後、ジェット気流等の利用
にて粉砕し、風圧等により分級して希望粒径のトナーを
得る方法の他に、結着樹脂溶液中に、着色剤帯電制御剤
等の材料を混合分散した後、噴霧乾燥することにより得
られるスプレードライ法、或いは結着樹脂を構成すべき
単量体と着色材等の所定材料を適当溶媒中に分散し、こ
の懸濁液を重合させる事によりトナーを得る懸濁重合法
等が適用可能である。 また、必要に応じて、得られたトナーを熱風等にて処
理し球状トナーとしてもよい。 実施例 以下に本発明の実施例を述べるが、勿論、本発明は、
これら実施例のみに限定されるものではない。 なお、本発明は、静電潜像のカラー現像方法に関する
が、必要に応じて、入力電気信号に直接応答し、非静電
潜像を現像する方法として用いることも可能である。 まず、本願発明において用いるカラートナーの製造例
を示す。 例1 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.リオノール ブルー(C.I.Lionol Bl
ue)GLA(東洋インキ)、5重量部を混合し、ロールミ
ルによる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、エアー
ジェット方式による微粉砕を実施し、更に分級後、平均
粒径13μmのトナーを得た。このトナーに対し、疎水性
シリカ(R−972、日本アエロジル社製)を1.0重量%加
え、高速混合機で撹拌し、粉体流動性指標の1つである
安息角35度のシアントナーを得た。 例2 例1に於ける、C.I.リオノール ブルー(C.I.Lionol
Blue)GLA(東洋インキ)の代りに、スミカプリント
カーミン(Sumikaprint Carmine)6BA(住友化学)、
リオノール イエロー(Lionol Yellow)GRT(東洋イン
キ)を用いてマゼンタトナー及び、イエロートナーを製
造した。 例3 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント・ブル
ー 15:3のクロモファイン ブルー(Chromofine Blu
e)4920(大日精化)4重量部を用いる以外は、例1と
同様に処理して、平均粒径12μmのトナーを製造した。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌してトナーを
得た。 例4 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.スミカプリント カーミン(Sumikap
rint Carmine)6BC(住友化学)5重量部を混合し、ロ
ールミルによる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、
エアージェット方式による微粉砕を実施し、更に分級
後、平均粒径13μmのマゼンタトナーを得た。このトナ
ーに対し、疎水性シリカ(R−972、日本アエロジル社
製)を1.0重量%加え、高速混合機で撹拌し、粉体流動
性指標の1つである安息角35度のトナーを得た。 例5 例4に於ける、C.I.スミカプリント カーミン(Sumi
kaprint Carmine)6BC(住友化学)の代りに、スミカプ
リント シアニン ブルー(Sumikaprint Cyanine Blu
e)GN−O(住友化学)、リオノール イエロー(Liono
l Yellow)GRT(東洋インキ)を用いてシアントナー及
びイエロートナーを製造した。 例6 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント レッ
ド57:1 プリリアント カーミン(Brilliant Carmin
e)、6BA(東洋インキ)4重量部を用いる以外は、例4
と同様に処理して、平均粒径12μmのトナーを製造し
た。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌した。 例7 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.スミカプリント イエロー(Sumikap
rint Yellow)ST−O(住友化学)5重量部を混合し、
ロールミルによる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉
砕、エアージェット方式による微粉砕を実施し、更に分
級後、平均粒径13μmのイエロートナーを得た。このト
ナーに対し、疎水性シリカ(R−972、日本アエロジル
社製)を1.0重量%加え、高速混合機で撹拌し、安息角3
5度のトナーを得た。 例8 例7におけるC.I.スミカプリント イエロー(Sumika
print Yellow)ST−Oの代わりにリオノール ブルー
(C.I.Lionol Blue)GLA(東洋インキ)、スミカプリン
ト カーミン(Sumikaprint Carmine)6B−0(住友化
学)を用いてシアントナー及びマゼンタトナーを製造し
た。 例9 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント・イエ
ロー12のファイネスイエロー(Finess Yellow)G−20
(東洋インキ)4重量部を用いる以外は、例4と同様に
処理して、平均粒径12μmのトナーを製造した。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌した。 例10 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.リオノール イエロー(Lionol Yell
ow)SGR(東洋インキ)5重量部を混合し、ロールミル
による溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、エアージ
ェット方式による微粉砕を実施し、更に分級後、平均粒
径13μmのトナーを得た。このトナーに対し、疎水性シ
リカ(R−972、日本アエロジル社製)を1.0重量%加
え、高速混合機で撹拌し、安息角35度のトナーを得た。 例11 例10におけるC.I.リオノール イエロー(Lionol Yel
low)SGR(東洋インキ)の代わりにクロモファイン ブ
ルー(Chromofine Blue)4920(大日精化)、ブリリア
ント カーミン(Brilliant Carmine)6BA、(東洋イン
キ)を用いてシアントナー及びマゼンタトナーを製造し
た。 例12 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント・イエ
ロー13のセイカファスト イエロー(Seikafast Yello
w)2600(大日精化)4重量部を用いる以外は、例10と
同様に処理して、平均粒径12μmのトナーを製造した。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌した。 実施例1 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、クロモファイン ブルー(Chromofine Bl
ue)4920(大日精化)5重量部を混合し、ロールミルに
よる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、エアージェ
ット方式による微粉砕を実施し、更に分級後、平均粒径
13μmのトナーを得た。また、上記組成における顔料を
それぞれスミカプリント カーミン(Sumikaprint Carm
ine)6BA(住友化学)、リオノール イエロー(Lionol
Yellow)GRT(東洋インキ)に代える以外は同一組成、
及び、同一条件にて、平均粒径13μmのマゼンタトナー
及びイエロートナーを得た。 これらのトナーに対し、疎水性シリカ(R−972、日
本アエロジル社製)を1.0重量%加え、高速混合機で撹
拌し、安息角35度のシアン、マゼンタ、イエロー各トナ
ーを得た。 又、上記組成において、顔料をカーボンブラックある
いはスペシャルブラック(デグッサ社)を用い、トナー
中の含有量8重量部とし、同一条件で平均粒径13μmの
ブラックトナーを製造した。 これらシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナ
ー、及びブラックトナーの各色毎に、第1図に示す現像
装置を用いて下記条件で現像を実施した。すなわち、第
1図に示す現像装置に於いて、担持体5としては、フェ
ノール樹脂にカーボンブラックを分散させ、半導電性に
制御したものを使用し、また層規制部材7としては、ス
テンレス製の厚さ0.1mmのものを使用した。層規制部材
7は上記担持体5に約1kg/cm2の圧力で接触させた。 このように設定した現像装置を富士ゼロックス社製FX
−2300改造マシンに配置してウイズモードで近接現像を
実施した。 その結果、印刷並みの優れた単一色画像が得られた。 得られた画像をJ.I.S.Z−8722の色彩の評価方法に準
じて評価したところ、シアントナーでは、視感反射率28
%で相対刺激純度は78%であった。また、マンセルHUE
は、7.8Bであった。同じく、マゼンタトナーでの上記評
価結果は、それぞれ20%、78%、及び7.5R.P.であり、
また、イエロートナーでは、それぞれ80%、88%及び8.
5Yであった。また、ブラックトナーの場合に於いても均
一且つ十分な濃度を有する純黒画像が得られた。 次いで、シアントナーの単一色画像上に、マゼンタト
ナーによる現像を施し、重ね合わせによる合成画像を
得、更にその上に、イエロートナーによる現像を施し、
三色からなる合成カラー画像を得たところ、濁りのない
極めて良好な分光反射特性を有するカラー画像が得られ
た。 更に、上記合成画像上に、原稿像に沿ったブラックト
ナーによる現像を行ったところ、極めて高品質な印刷同
等の多色画像が得られた。この特性は、環境変化を含む
約10,000枚の画像再現の繰り返し実施をした場合に於い
ても安定して得られた。 また、トライボ値(東芝ブローオフトライボ装置によ
る測定)はこのランニング操作に於いてほとんど変化が
なく、また、逆極性トナーの発生もなく、かぶりのない
良好な画像を得ることができた。 実施例2 実施例1の結着剤をポリエステル樹脂96重量部とし、
シアン、マゼンタ、イエロー各色顔料をそれぞれリオノ
ール ブルー(C.I.Lionol Blue)GLA(東洋インキ)、
ブリリアント カーミン(Brilliant Carmine)6BA(東
洋インキ)、スミカプリント イエロー(Sumikaprint
Yellow)ST−O(住友化学)とし、各色顔料量を4重量
部とする以外は、実施例1と全く同一条件にて各色トナ
ーを製造した。 これらのトナーを用い、実施例1と同様に現像処理
し、得られた画像の評価を実施したところ、その画像
は、色彩再現性、電気的特性共に極めて優れた特性を示
した。 比較例1 実施例1に於いて、シアン、マゼンタ、イエロー各顔
料として、下記顔料を用いた。シアン用として、C.I.ピ
グメント ブルー 60に属するスミカコート ファスト
ブルー(Sumikacoat Fast Blue)BS(住友化学)、マ
ゼンタ用として、C.I.ピグメント レッド81に属するシ
ムレックス ローズ(Symulex Rose)F(大日本イン
キ)、イエロー用として、C.I.ピグメント イエロー97
に属するパーマネント イエロー(Parmanent Yellow)
FGL(ファブウエルケ ヘキストA.G.(Farbwerke Hoech
st A.G.))を使用する以外は実施例1と同様に処理し
て各色トナーを製造し、同様な条件で色彩の評価を実施
した。 上記カラートナーの単一色に於ける分光反射特性は、
シアンの場合、視感反射率28%、相対刺激純度60%、マ
ンセルHUEは、4.0Bと、実施例1に較べ、かなり劣って
いた。同様に、マゼンタの場合は、80%、75%、および
0.2GYと、やはり本発明の顔料使用時の特性に較べ不良
であった。また、これらのトナーを用いた三色の合成画
像は、何れも濁りの程度が激しいものであった。 比較例2 実施例1に於いてシアン、マゼンタ、イエロー各色ト
ナー用着色剤として、下記染料を用いた。シアン用とし
て、C.I.ソルベント ブルー70に属する染料ネオザポン
ブルー(Neozapon Blue)FLE(BASF)、マゼンタ用と
して、C.I.ソルベント レッド1に属する染料オイル
ピンク(Oil Pink)(山本化学合成)、イエロー用とし
て、C.I.ソルベント イエロー104に属する染料ジオレ
シンイエロー(Dioresin Yellow)F(三菱化成)を使
用する以外は実施例1と同様にして各色トナーを製造
し、実施例1と同様に現像し、得られた画像を評価した
ところ、約1,000枚の連続コピーで画像に荒れが生じ
た。この時のトナーの電荷分布を測定したところ、逆極
性トナーが多く発生していた。 発明の効果 本発明の現像方法は、上記の特定の顔料を含有するシ
アントナー、マゼンタトナー及びイエロートナーの3つ
のカラートナーとブラックトナーを用い、これらのトナ
ーを、層規制部材によりトナー担持体に層状に担持さ
せ、このトナー担持体を、静電潜像を表面に保持した潜
像保持体と接触させ、又は一定の間隔を設けて非接触状
態で対向させることによりトナーを潜像保持体に移動さ
せるものであるから、それにより静電潜像は可視化され
て、発色性、混色性が良好で、色彩再現性に優れた極め
て高品質の印刷同様のフルカラー画像が得られる。
れを用いた現像方法に関し、更に詳しくは、キャリア粒
子を含む必要のないカラー現像剤を用いたカラー現像方
法に関する。 従来の技術 静電潜像を現像する方法にはトナー粒子とキャリアを
混合して用いる二成分現像方法とトナー粒子単独の一成
分現像方法がよく知られている。前者は、例えば、米国
特許第2874063号明細書中に記載されている磁気ブラシ
法、同2618552号明細書中のカスケード法の他液体現像
法等が代表的である。一方、後者は、例えば、米国特許
第3909258号明細書中の誘電現像法、米国特許第3166432
号明細書中のタッチダウン法の他充電現像法、ジャンピ
ング法インプレッション法、パウダークラウド法、ファ
ーブラシ法等、多数の方法が提起されている。 これ等の現像方法は、何れも黒色画像を得る方法とし
てだけでなく、レッド、グリーン、ブルー等のフラット
カラー画像を得る為の現像方法としても知られている。 カラー現像方法は、一般に減色彩色法等の3色合成方
式を基礎とし、米国特許第2962374号明細書中に記載さ
れるように、少なくとも3枚の静電潜像を形成後、異な
る3色のトナーによって現像し、複写紙上で合成する方
法が一般的である。 発明が解決しようとする問題点 この場合、使用するトナー及び現像方法・装置に要求
される性能は、黒色画像を得る場合に較べ、厳しいもの
となる。すなわち、トナーとしては衝撃や湿度等の外的
要因に対する機械的、電気的安定性に加え、適正な色彩
の発現及び維持が必要であるし、一方、現像方法・装置
にあっても、各色毎に前記トナーの諸特性が最大限に発
揮されることはもちろん、コスト、スペース、メインテ
ナンス等を十分考慮する事が必要となる。 これらの要求性能に対し、前記現像方法は種々の欠点
を有している。二成分現像法は、キャリアの劣化、トナ
ーとキャリアの混合比の変動による電気的特性の不安定
さが基本的に存在する。また現像機も重量、スペース、
コスト等を大幅に低下させることが難しい。従ってカラ
ー現像方法に適用した場合、機械装置の小型化、低コス
ト化が困難であると同時に各色の濃度維持に要する労力
が極めて大きくなることは避けられない。更にキャリア
として鉄粉等を用いた場合には、サビによる色彩の劣化
という問題点がこれに加わることになる。 一方、一成分現像法は、簡略な現像装置構成である反
面、静電潜像面へのトナー供給に係わる均一トナー層形
成、及び搬送の難しさ、良好な現像性、転写性、及び定
着性の発現・維持の難しさ等が存在する。更にカラー現
像の場合に於いては、発色性、混色性が重要となる為、
現像方法及び現像剤に要求される特性は、極めて厳しい
ものとなり、現在の所、上記特性を十分満し得るような
現像剤及びそれを用いた現像方法は提起されていない。 ところで、良好なカラー画像を得るには、現像あるい
は、更に、転写、定着されるトナー層は出来る限り薄層
であることが望まれる。特に、多色フルカラー画像再現
を目的とする場合は、トナー層は出来る限り薄く、更に
各色トナー層の厚さが均一、もしくは、充分制御できな
ければ、各色トナーの混色が満足に行なわれず、原画に
忠実な色再現及び解像度を得ることは出来ない。又、薄
層トナーで充分な発色濃度を確保するためには、分光特
性、発色性の極めて良好な色材と、比較的分子量の低い
結着樹脂成分を含むトナーを用いなければならない。更
に、多くの場合、色材は、トナーの分光特性を支配する
だけでなく、帯電性や、トナーの経時、環境安定性に多
大の影響を及ぼす。本発明者は、鋭意検討の結果、特定
の有機顔料を着色剤成分としたカラートナーを用い、所
定の現像法によって、はじめて鮮明なカラー画像が安定
に得られることを見出した。 したがって、本発明の目的は、高品質印刷並の優れた
色彩再現性を有するカラートナーを用いたカラー現像方
法を提供することにある。 本発明の他の目的は、画像再現の繰り返し安定性に優
れるカラートナーを用いたカラー現像方法を提供するこ
とにある。 問題点を解決するための手段及び作用 本発明の上記目的を達成する為のカラー現像方法は、
静電潜像を表面に保持した潜像保持体と、層規制部材に
より、所定厚み、及び所定電荷量を付与せしめたトナー
層を担持したトナー担持体とを現像部に於いて接触、又
は一定の間隔を設けて非接触状態で対向させ、トナーを
潜像保持体に移動させることにより可視化するものであ
って、カラートナーとして結着樹脂中にカラーインデッ
クス(以下C.I.と略記する。)ピグメント ブルー 1
5:3を1〜20重量%含むシアントナー、C.I.ピグメント
レッド 57:1を1〜20重量%含むマゼンタトナー、及
び、結着樹脂中にC.I.ピグメント イエロー 12又はC.
I.ピグメント イエロー 13を1〜20重量%含むイエロ
ートナーの3つのカラートナー及びブラックトナーを用
いて、シアントナー像、マゼンタトナー像、イエロート
ナー像及びブラックトナー像を形成し可視像化してフル
カラー画像を形成することを特徴とする。 次に、本発明のカラー現像方法及び、それに用いるカ
ラートナーについて説明する。 第1図は、本発明で用いる現像装置の一実施例の断面
図である。説明を簡略にする為、カラー再現に必要な特
定色のトナーを含む1つの現像機を例にあげて説明する
が、本発明の目的であるカラー画像再現の場合には、こ
の現像機と同構成及び同機能を有する。必要色分の現像
機が他に存在し、例えば、それらが色再現順序を考慮し
た形で第1図に示される現像機と交換し得るようにされ
たり、或いは静電潜像保持体に対向して固定配置される
ものである。 第1図に於いて、静電潜像保持体1の近傍に設置され
た現像機本体2は、静電潜像保持体1側に開口部を有す
るホッパー3を有しており、このホッパー3内に特定色
のカラートナー4が収容されていると共に、ホッパー3
の下部には、一部が開口部より静電潜像保持体1側へ突
出するトナー担持体5が収容されている。トナー担持体
5は、表面平滑もしくは適度な凹凸を有するロール、ベ
ルト等から成り、図示しない駆動系により、例えば矢印
方向へ回転される。必要に応じ、バイアス電源6により
直流及び/もしくは交流バイアス電圧が印加されてい
る。また、トナー担持体5には、トナー粒子を一層もし
くは二層の超薄層状態に均一に塗布制御する為に機械的
層規制部材7が設定される。層規制部材7は、ブレー
ド、ロール、ブラシ等から成り、層規制と共に、カラー
トナー4との接触、摩擦等による帯電電荷付与を行うこ
とができる。この場合、層規制部材7の材料は、カラー
トナー4と、帯電列上適度に離れた位置にあるものを用
いることが好ましい。層規制部材7には必要に応じ、直
流及び/もしくは交流電源8が接続され、トナー担持体
5と層規制部材7の間に電界が発生するようにされてい
る。この電界は、トナー担持体5と層規制部材7の間に
はさまれたカラートナー4に微小な振動を伝えることに
よりトナーの流動性低下を防止し、トナー担持体上の均
一な超薄層トナー層形成に有利である他、上記接触、摩
擦による帯電電荷付与時の増幅作用もしくは電荷注入作
用を及ぼし得る点で有利である。層規制部材7により超
薄層に層形成が成されたカラートナー4は、トナー担持
体5に鏡像力、分極力等の静電引力、及びもしくはフア
ンデルワールス力で担持、搬送され、現像領域に達し、
静電潜像保持体1と接触もしくは微小間隔を有して非接
触で対向される。そして、カラートナー4は静電潜像9
及び必要に応じて印加される直流及び、もしくは交流バ
イアス電圧によって静電潜像保持体1とトナー担持体5
間に形成される電界によって静電潜像パターンに応じ、
一層もしくは二層の均一な超薄層に制御された状態で付
着、現像される。 次に、本発明のカラートナーの組成について説明す
る。 一般にトナーは、樹脂成分、顔料もしくは染料からな
る着色剤成分、及び電荷制御剤を主成分とし、トナーの
物理特性、現像特性等を調整しながら、組成の最適化が
行われる。 本発明に用いるカラートナーのうち、シアントナー
は、上記成分の中で、着色剤成分としてC.I.ピグメント
・ブルー 15:3のプロセス顔料をトナー中に1〜20%重
量%好ましくは2〜15重量%含有する。 更に本発明のマゼンタトナーは、上記成分の中で着色
剤成分としてC.I.ピグメント レッド 57:1のプロセス
顔料をトナー中に1〜20%重量%好ましくは2〜15重量
%含有することを特徴とする。 更に本発明のイエロートナーは、上記成分の中で着色
剤成分としてC.I.ピグメント イエロー 12又はC.I.ピ
グメントイエロー 13のプロセス顔料をトナー中に1〜
20%重量%好ましくは2〜15重量%含有することを特徴
とする。 ここで用いられるこれ等プロセス顔料は、他の有機或
いは無機顔料もしくは染料に較べ、画像再現時の単一色
としての発色性、及び多色のカラートナーとの混色性に
極めて優れると共に、耐候性、安全性の点でも問題がな
いという利点を有する。 本発明において用いられる上記プロセス顔料として
は、例えば次のものがあげられる。 C.I.ピグメント・ブルー 15:3としては、一般に市販
されているものとして、リオノール ブルー(Lionol B
lue)GLA、KXFI(東洋インキ)、スミカプリント シア
ニン ブルー(Sumikaprint Cyanine Blue)GN−O、GN
R−O(住友化学)、クロモファイン ブルー(Chromof
ine Blue)4920、同4927(大日精化)等があげられる。 又、C.I.ピグメント・レッド 57:1としては、一般に
市販されているものとして、スミカプリント カーミン
(Sumikaprint Carmine)6BC、6B−0、6BY−0、6BY−
O、6BN−OA(住友化学)ブリリアント カーミン(Bri
lliant Carmine) 6BA、6BG、8BED(東洋インキ)、等
があげられる。 又、C.I.ピグメント・イエロー 12としては、一般に
市販されているものとして、リオノール イエロー(Li
onol Yellow) GRT、同GRO、No.1201 リオノール イ
エロー(Lionol Yellow)、ファイネスイエロー(Fines
s Yellow)G−20、同S−2(東洋インキ)、スミカプ
リント イエロー(Sumikaprint Yellow)ST−O、同3A
−O、同ATR−O(住友化学)等があげられる。又、C.
I.ピグメント・イエロー 13としては、一般に市販され
ているものとして、No.1301 リオノール イエロー(L
ionol Yellow)、1077 リオノール イエロー(Lionol
Yellow)、リオノール イエロー(Lionol Yellow)SG
R(東洋インキ)、セイカファスト イエロー(Seikafa
st Yellow)2600(大日精化)、ホスタシン イエロー
(Hostasin Yellow)GR、ノボフィル イエロー(Novof
il Yellow)GR30(ファルブウエルケ ヘキスト A.G.
(Farbwerke Hoechst A.G.)等があげられる。 なお、上記のプロセス顔料と共に、他の顔料、染料を
補助的に併用してもよいが、その場合、補助的に用いる
染、顔料はトナー中5重量%以下の濃度で用いるのが望
ましい。 これ等の顔料は、トナー中で約0.2μm以下、より好
ましくは0.1μm以下の分散単位で、均一に分散させる
ことが望ましい。 特に前述の現像プロセスを用いた場合、一層もしくは
二層の均一な超薄層に制御された状態で現像、転写、定
着が行われるが、この場合、転写像トナー層厚がほぼ均
一であり、定着像表面の平滑さは優れたものとなる。
又、一層又は二層よりなる超薄の層であるため、定着像
中への空気の混入を防止し、定着トナー像の透明性も向
上する。したがって単一色としての発色性、各色トナー
の多層定着時の混色性も極めて優れたものとなる。 トナー中の顔料濃度は、トナー結着樹脂、顔料等のト
ナー構成材料の比重、トナー粒子の粒度分布等に依存
し、また、現像トナー量、トナー粒子層厚の影響も受け
る。 本発明の現像方法では、現像トナー粒子の層厚をほぼ
一層に制御しうるので、例えば、平均粒度d50が約10μ
mのトナーの場合の顔料含有量は、2重量%から8重量
%程度が適当となる。トナーの平均粒度がより大きな場
合には、当然、顔料濃度はより低く、逆にトナーの平均
粒度が小さい場合には、顔料濃度は、より高く調整され
る。本発明の現像方法においては、トナーの粒度は、d5
0=1μm程度の微粒トナーから、トナーの粒度d50>30
μmの粗粒トナーまで基本的には、現像可能であるが、
解像性、発色性などの画像形成システムの観点及び、ト
ナー粒子の取扱い性、定着性等の画像形成システム適性
の観点から、トナーの平均粒度d50が約5μmから、約2
0μm程度の粒子を採用するのが望ましい。又、粒度分
布をd90/d10で表示した場合、粒度分布は、d90/d10=5.
0以下、好ましくは3.0以下のトナーが使用しやすい。な
おここで用いた粒度は、重量平均径に基づくもので、累
積重量分布が90%と10%の粒度の比d90/d10で表現した
ものである。 本発明の現像方法においては、上記の3つのカラート
ナー及びブッラックトナーを用い、順次に現像処理する
ことにより、極めて高品質の印刷同等の多色画像が得ら
れる。 本発明で使用するブラックトナー用顔料としては、フ
ァーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラッ
ク、オイルブラック等のカーボンブラックやマグネタイ
ト等を主として用いることができる。カーボンブラック
を用いる場合には、トナー中に於ける分散単位が0.01〜
0.1μmの状態で1〜20%好ましくは2〜10重量%とす
ることが望ましい。また、マグネタイトを用いる場合
は、トナー中に於ける分散単位が0.05〜2μmの状態
で、5〜70重量%、好ましくは10〜60重量%とすること
が望ましい。なお、上記主顔料と共に、他の染料或いは
顔料を補助的に使用してもよい。 本発明におけるカラートナーで用いる結着樹脂成分と
しては、従来、電子写真用トナーの結着樹脂として知ら
れる各種材料樹脂があげられる。 例えば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチ
レン、クロルスチレン、アミノスチレン等のスチレン及
びその誘導体、置換体の単独重合体や共重合体、メタク
リル酸及びメチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート等のメタクリル酸エステル
類、アクリル酸及びメチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等のアクリル酸エステル類、ブタジエン、イソ
プレン等のジエン類、アクリロニトリル、ビニルエーテ
ル類、マレイン酸及びマレイン酸エステル類、無水マレ
イン酸、塩化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系単量体の
単独或いは、他の単量体との共重合体、エチレン、プロ
ピレン等のオレフィン系単独もしくは共重合体、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタン、エポキシ樹脂、ポ
リカーボネート、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、フ
ェノール樹脂、石油樹脂、ロジン及び誘導体、合成及び
天然のワックス状物質等単独もしくは混合した形で用い
ることが出来る。 良好なカラー再現を得るためには、結着樹脂として、
数平均分子量(Mn)が約10,000以下の結着樹脂成分を含
有することが望ましい。重量平均分子量(Mw)は、画像
形成システムとして採用される定着方式や現像剤を繰返
し使用する際の安定性等の観点から決められる。トナー
の力学強度を強くしたり、ヒートロール定着時の定着温
度許容幅を広げたりすることが望まれる場合は、重量平
均分子量(Mw)が約100,000以上の高分子量樹脂成分や
架橋樹脂成分をトナー結着樹脂成分として、含有させる
ことがよい。なお、前記架橋樹脂の架橋結合は、必ずし
も共有結合ではなく、イオン結合やその他の二次結合に
よってもよい。 共重合体を、結着樹脂として用いる場合、その共重合
体は、ランダム共重合体のほか、要求用途に合わせて、
交互共重合体、グラフト共重合体、ブロック共重合体、
相互貫入型共重合体等の共重合様式を適宜選択して用い
る。又、2種以上の結着樹脂成分を混合して用いる場合
には、溶融混合、溶液混合、エマルジョン混合等の機械
的混合のほか、結着樹脂成分の製造時に、共存重合、多
段重合法等で混合してもよい。特に、2種以上の成分を
均質に混合する場合は、後者が望ましい。 なお、結着樹脂としてその透明性が強く要求されるの
は、良好なカラー再現上、当然のことである。帯電制御
は主にプロセス顔料及び結着樹脂によりなされるが、必
要に応じ、色再現上問題の生じないような帯電制御剤を
併用してもよい。 正帯電性制御剤の場合は、四級アンモニウム塩、その
他、塩基性、電子供与性の有機物質、負帯電性制御剤の
場合は、含金染料等の金属キレート類、酸性もしくは電
子吸引性の有機物質等を用いることが出来る。このほ
か、金属酸化物等の無機粒子や前記有機物質で表面を処
理した無機物質を用いてもよい。これら帯電制御剤は、
トナー結着樹脂中に混合添加して用いてもトナー粒子表
面に付着させた形で用いてもよい。 結着樹脂成分自体で帯電制御を行う場合、正帯電性を
付与する際は、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
ジエチルアミノエチルメタクリレート、2−ビニルピリ
ジン、4−ビニルピリジン等の電子供与性単量体成分を
含む結着樹脂を用いることが出来る。前述の単量体成分
を用いる場合、アミンの部分を四級アンモニウム塩化し
てもよい。又、負帯電性を結着樹脂成分に付与する場合
は、メタクリル酸、アクリル酸、ケイ皮酸、無水マレイ
ン酸、ビニルスルホン酸や含弗素アクリレート、含弗素
メタクリレート等の電子吸引性単量体成分を含む結着樹
脂を用いればよい。酸系の単量体を用いる場合も対カチ
オンを付与し、塩構造を取らせてもよい。 一般に、着色剤として用いる染、顔料は、トナーの帯
電性に大きな影響を及ぼす。したがって、本発明におけ
る前述の有機顔料も、顔料粒子表面を結着樹脂成分ある
いは、上述の帯電制御剤等で予め処理してから、トナー
中に添加してもよい。さらにまた、固体電解質、高分子
電解質、電荷移動錯体、酸化スズ等の金属酸化物等の導
電体、半導体、或いは強誘電体、磁性体等を添加しトナ
ーの電気的性質を制御することが出来る。またトナーの
流動性を高めるための添加剤として、コロイダルシリカ
等の流動性改質剤を適量加えることも可能である。粉体
流動性の指標としては、粉体圧縮率、安息角などが知ら
れている。 現像剤の粉体流動制も含め、上記電気特性及び保存安
定性等をより向上させることを目的として、或いは、感
光体へのトナーフィルミングを防止したり、トナーのク
リーニング性を向上させる事を目的として外部添加剤を
用いても良い。外部添加剤としては、ステアリン酸等の
長鎖脂肪酸及びそのエステル、アミド、金属塩、更に
は、酸化スズ、フッ化黒鉛、炭化ケイ素、シリカ、酸化
アルミニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛等の微粉末、フ
ッ素系樹脂、アクリル系樹脂等の微粉末、多環芳香族化
合物、ワックス状物質、架橋又は非架橋樹脂微粉末等を
用いることが出来る。臨界表面張力30dyn/cm以下の低表
面エネルギーを有するか、累積係数が0.1以下の平滑な
表面を有する固体微粒子、或いは非粘着性、若干の研磨
性を有する微粒子は、流動性改善、フィルミング防止の
ためには、特に望ましい。 なお、更に必要がある場合には、これらの外部添加剤
を熱風等によりトナー粒子表面に固着させる処理等によ
り、トナー粒子表面に固着させる処理等を施してもよ
い。 上記組成のトナー製造方法としては、従来から知られ
るバンブリーミキサー、ロールミル、エクストルーダー
等により溶融混練、冷却した後、ジェット気流等の利用
にて粉砕し、風圧等により分級して希望粒径のトナーを
得る方法の他に、結着樹脂溶液中に、着色剤帯電制御剤
等の材料を混合分散した後、噴霧乾燥することにより得
られるスプレードライ法、或いは結着樹脂を構成すべき
単量体と着色材等の所定材料を適当溶媒中に分散し、こ
の懸濁液を重合させる事によりトナーを得る懸濁重合法
等が適用可能である。 また、必要に応じて、得られたトナーを熱風等にて処
理し球状トナーとしてもよい。 実施例 以下に本発明の実施例を述べるが、勿論、本発明は、
これら実施例のみに限定されるものではない。 なお、本発明は、静電潜像のカラー現像方法に関する
が、必要に応じて、入力電気信号に直接応答し、非静電
潜像を現像する方法として用いることも可能である。 まず、本願発明において用いるカラートナーの製造例
を示す。 例1 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.リオノール ブルー(C.I.Lionol Bl
ue)GLA(東洋インキ)、5重量部を混合し、ロールミ
ルによる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、エアー
ジェット方式による微粉砕を実施し、更に分級後、平均
粒径13μmのトナーを得た。このトナーに対し、疎水性
シリカ(R−972、日本アエロジル社製)を1.0重量%加
え、高速混合機で撹拌し、粉体流動性指標の1つである
安息角35度のシアントナーを得た。 例2 例1に於ける、C.I.リオノール ブルー(C.I.Lionol
Blue)GLA(東洋インキ)の代りに、スミカプリント
カーミン(Sumikaprint Carmine)6BA(住友化学)、
リオノール イエロー(Lionol Yellow)GRT(東洋イン
キ)を用いてマゼンタトナー及び、イエロートナーを製
造した。 例3 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント・ブル
ー 15:3のクロモファイン ブルー(Chromofine Blu
e)4920(大日精化)4重量部を用いる以外は、例1と
同様に処理して、平均粒径12μmのトナーを製造した。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌してトナーを
得た。 例4 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.スミカプリント カーミン(Sumikap
rint Carmine)6BC(住友化学)5重量部を混合し、ロ
ールミルによる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、
エアージェット方式による微粉砕を実施し、更に分級
後、平均粒径13μmのマゼンタトナーを得た。このトナ
ーに対し、疎水性シリカ(R−972、日本アエロジル社
製)を1.0重量%加え、高速混合機で撹拌し、粉体流動
性指標の1つである安息角35度のトナーを得た。 例5 例4に於ける、C.I.スミカプリント カーミン(Sumi
kaprint Carmine)6BC(住友化学)の代りに、スミカプ
リント シアニン ブルー(Sumikaprint Cyanine Blu
e)GN−O(住友化学)、リオノール イエロー(Liono
l Yellow)GRT(東洋インキ)を用いてシアントナー及
びイエロートナーを製造した。 例6 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント レッ
ド57:1 プリリアント カーミン(Brilliant Carmin
e)、6BA(東洋インキ)4重量部を用いる以外は、例4
と同様に処理して、平均粒径12μmのトナーを製造し
た。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌した。 例7 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.スミカプリント イエロー(Sumikap
rint Yellow)ST−O(住友化学)5重量部を混合し、
ロールミルによる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉
砕、エアージェット方式による微粉砕を実施し、更に分
級後、平均粒径13μmのイエロートナーを得た。このト
ナーに対し、疎水性シリカ(R−972、日本アエロジル
社製)を1.0重量%加え、高速混合機で撹拌し、安息角3
5度のトナーを得た。 例8 例7におけるC.I.スミカプリント イエロー(Sumika
print Yellow)ST−Oの代わりにリオノール ブルー
(C.I.Lionol Blue)GLA(東洋インキ)、スミカプリン
ト カーミン(Sumikaprint Carmine)6B−0(住友化
学)を用いてシアントナー及びマゼンタトナーを製造し
た。 例9 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント・イエ
ロー12のファイネスイエロー(Finess Yellow)G−20
(東洋インキ)4重量部を用いる以外は、例4と同様に
処理して、平均粒径12μmのトナーを製造した。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌した。 例10 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、C.I.リオノール イエロー(Lionol Yell
ow)SGR(東洋インキ)5重量部を混合し、ロールミル
による溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、エアージ
ェット方式による微粉砕を実施し、更に分級後、平均粒
径13μmのトナーを得た。このトナーに対し、疎水性シ
リカ(R−972、日本アエロジル社製)を1.0重量%加
え、高速混合機で撹拌し、安息角35度のトナーを得た。 例11 例10におけるC.I.リオノール イエロー(Lionol Yel
low)SGR(東洋インキ)の代わりにクロモファイン ブ
ルー(Chromofine Blue)4920(大日精化)、ブリリア
ント カーミン(Brilliant Carmine)6BA、(東洋イン
キ)を用いてシアントナー及びマゼンタトナーを製造し
た。 例12 ポリエステル樹脂100重量部、C.I.ピグメント・イエ
ロー13のセイカファスト イエロー(Seikafast Yello
w)2600(大日精化)4重量部を用いる以外は、例10と
同様に処理して、平均粒径12μmのトナーを製造した。 このトナーに対し、疎水性シリカ0.7%、ステアリン
酸亜鉛0.3%を加え、高速混合機にて撹拌した。 実施例1 数平均分子量約4,000、重量平均分子量約12,000、酸
価約25のスチレン/アクリル酸共重合体40重量部、数平
均分子量約15,000、重量平均分子量約40,000のスチレン
/n−ブチルメタクリレート共重合体(組成重量比70/3
0)55重量部、クロモファイン ブルー(Chromofine Bl
ue)4920(大日精化)5重量部を混合し、ロールミルに
よる溶融混練、ハンマーミルによる粗粉砕、エアージェ
ット方式による微粉砕を実施し、更に分級後、平均粒径
13μmのトナーを得た。また、上記組成における顔料を
それぞれスミカプリント カーミン(Sumikaprint Carm
ine)6BA(住友化学)、リオノール イエロー(Lionol
Yellow)GRT(東洋インキ)に代える以外は同一組成、
及び、同一条件にて、平均粒径13μmのマゼンタトナー
及びイエロートナーを得た。 これらのトナーに対し、疎水性シリカ(R−972、日
本アエロジル社製)を1.0重量%加え、高速混合機で撹
拌し、安息角35度のシアン、マゼンタ、イエロー各トナ
ーを得た。 又、上記組成において、顔料をカーボンブラックある
いはスペシャルブラック(デグッサ社)を用い、トナー
中の含有量8重量部とし、同一条件で平均粒径13μmの
ブラックトナーを製造した。 これらシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナ
ー、及びブラックトナーの各色毎に、第1図に示す現像
装置を用いて下記条件で現像を実施した。すなわち、第
1図に示す現像装置に於いて、担持体5としては、フェ
ノール樹脂にカーボンブラックを分散させ、半導電性に
制御したものを使用し、また層規制部材7としては、ス
テンレス製の厚さ0.1mmのものを使用した。層規制部材
7は上記担持体5に約1kg/cm2の圧力で接触させた。 このように設定した現像装置を富士ゼロックス社製FX
−2300改造マシンに配置してウイズモードで近接現像を
実施した。 その結果、印刷並みの優れた単一色画像が得られた。 得られた画像をJ.I.S.Z−8722の色彩の評価方法に準
じて評価したところ、シアントナーでは、視感反射率28
%で相対刺激純度は78%であった。また、マンセルHUE
は、7.8Bであった。同じく、マゼンタトナーでの上記評
価結果は、それぞれ20%、78%、及び7.5R.P.であり、
また、イエロートナーでは、それぞれ80%、88%及び8.
5Yであった。また、ブラックトナーの場合に於いても均
一且つ十分な濃度を有する純黒画像が得られた。 次いで、シアントナーの単一色画像上に、マゼンタト
ナーによる現像を施し、重ね合わせによる合成画像を
得、更にその上に、イエロートナーによる現像を施し、
三色からなる合成カラー画像を得たところ、濁りのない
極めて良好な分光反射特性を有するカラー画像が得られ
た。 更に、上記合成画像上に、原稿像に沿ったブラックト
ナーによる現像を行ったところ、極めて高品質な印刷同
等の多色画像が得られた。この特性は、環境変化を含む
約10,000枚の画像再現の繰り返し実施をした場合に於い
ても安定して得られた。 また、トライボ値(東芝ブローオフトライボ装置によ
る測定)はこのランニング操作に於いてほとんど変化が
なく、また、逆極性トナーの発生もなく、かぶりのない
良好な画像を得ることができた。 実施例2 実施例1の結着剤をポリエステル樹脂96重量部とし、
シアン、マゼンタ、イエロー各色顔料をそれぞれリオノ
ール ブルー(C.I.Lionol Blue)GLA(東洋インキ)、
ブリリアント カーミン(Brilliant Carmine)6BA(東
洋インキ)、スミカプリント イエロー(Sumikaprint
Yellow)ST−O(住友化学)とし、各色顔料量を4重量
部とする以外は、実施例1と全く同一条件にて各色トナ
ーを製造した。 これらのトナーを用い、実施例1と同様に現像処理
し、得られた画像の評価を実施したところ、その画像
は、色彩再現性、電気的特性共に極めて優れた特性を示
した。 比較例1 実施例1に於いて、シアン、マゼンタ、イエロー各顔
料として、下記顔料を用いた。シアン用として、C.I.ピ
グメント ブルー 60に属するスミカコート ファスト
ブルー(Sumikacoat Fast Blue)BS(住友化学)、マ
ゼンタ用として、C.I.ピグメント レッド81に属するシ
ムレックス ローズ(Symulex Rose)F(大日本イン
キ)、イエロー用として、C.I.ピグメント イエロー97
に属するパーマネント イエロー(Parmanent Yellow)
FGL(ファブウエルケ ヘキストA.G.(Farbwerke Hoech
st A.G.))を使用する以外は実施例1と同様に処理し
て各色トナーを製造し、同様な条件で色彩の評価を実施
した。 上記カラートナーの単一色に於ける分光反射特性は、
シアンの場合、視感反射率28%、相対刺激純度60%、マ
ンセルHUEは、4.0Bと、実施例1に較べ、かなり劣って
いた。同様に、マゼンタの場合は、80%、75%、および
0.2GYと、やはり本発明の顔料使用時の特性に較べ不良
であった。また、これらのトナーを用いた三色の合成画
像は、何れも濁りの程度が激しいものであった。 比較例2 実施例1に於いてシアン、マゼンタ、イエロー各色ト
ナー用着色剤として、下記染料を用いた。シアン用とし
て、C.I.ソルベント ブルー70に属する染料ネオザポン
ブルー(Neozapon Blue)FLE(BASF)、マゼンタ用と
して、C.I.ソルベント レッド1に属する染料オイル
ピンク(Oil Pink)(山本化学合成)、イエロー用とし
て、C.I.ソルベント イエロー104に属する染料ジオレ
シンイエロー(Dioresin Yellow)F(三菱化成)を使
用する以外は実施例1と同様にして各色トナーを製造
し、実施例1と同様に現像し、得られた画像を評価した
ところ、約1,000枚の連続コピーで画像に荒れが生じ
た。この時のトナーの電荷分布を測定したところ、逆極
性トナーが多く発生していた。 発明の効果 本発明の現像方法は、上記の特定の顔料を含有するシ
アントナー、マゼンタトナー及びイエロートナーの3つ
のカラートナーとブラックトナーを用い、これらのトナ
ーを、層規制部材によりトナー担持体に層状に担持さ
せ、このトナー担持体を、静電潜像を表面に保持した潜
像保持体と接触させ、又は一定の間隔を設けて非接触状
態で対向させることによりトナーを潜像保持体に移動さ
せるものであるから、それにより静電潜像は可視化され
て、発色性、混色性が良好で、色彩再現性に優れた極め
て高品質の印刷同様のフルカラー画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いる現像装置の一実施例の概略断
面図である。 1……静電潜像保持体、2……現像機、3……ホッパ
ー、4……カラートナー、5……トナー担持体、6……
バイアス用電源、7……層規制部材、8……電源、9…
…静電潜像。
面図である。 1……静電潜像保持体、2……現像機、3……ホッパ
ー、4……カラートナー、5……トナー担持体、6……
バイアス用電源、7……層規制部材、8……電源、9…
…静電潜像。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 橋本 健
南足柄市竹松1600番地 富士ゼロックス
株式会社竹松事業所内
(72)発明者 今井 孝史
南足柄市竹松1600番地 富士ゼロックス
株式会社竹松事業所内
(72)発明者 小木 健嗣
南足柄市竹松1600番地 富士ゼロックス
株式会社竹松事業所内
(72)発明者 寺尾 和男
南足柄市竹松1600番地 富士ゼロックス
株式会社竹松事業所内
(72)発明者 久保 勉
南足柄市竹松1600番地 富士ゼロックス
株式会社竹松事業所内
(56)参考文献 特開 昭50−34240(JP,A)
特開 昭50−99148(JP,A)
特開 昭49−109040(JP,A)
特開 昭50−62442(JP,A)
特開 昭51−144627(JP,A)
特開 昭61−77863(JP,A)
特開 昭61−126563(JP,A)
特開 昭62−157051(JP,A)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.静電潜像を表面に保持した潜像保持体と、層規制部
材により所定厚み及び所定電荷量を付与せしめた、結着
樹脂中にC.I.ピグメント ブルー 15:3を1〜20重量%
含むシアントナーからなるトナー層を担持したトナー担
持体とを現像部に於いて接触、又は一定の間隔を設けて
非接触状態で対向させ、トナーを潜像保持体に移動させ
ることにより可視像化する工程、 層規制部材により所定厚み及び所定電荷量を付与せしめ
た、結着樹脂中にC.I.ピグメント レッド 57:1を1〜
20重量%含むマゼンタトナーからなるトナー層を担持し
たトナー担持体とを現像部に於いて接触、又は一定の間
隔を設けて非接触状態で対向させ、トナーを潜像保持体
に移動させることにより可視像化する工程、 層規制部材により所定厚み及び所定電荷量を付与せしめ
た、結着樹脂中にC.I.ピグメント イエロー 12又はC.
I.ピグメント イエロー 13を1〜20重量%含むイエロ
ートナーからなるトナー層を担持したトナー担持体とを
現像部に於いて接触、又は一定の間隔を設けて非接触状
態で対向させ、トナーを潜像保持体に移動させることに
より可視像化する工程、及び、 層規制部材により所定厚み及び所定電荷量を付与せしめ
た、ブラックトナーからなるトナー層を担持したトナー
担持体とを現像部に於いて接触、又は一定の間隔を設け
て非接触状態で対向させ、トナーを潜像保持体に移動さ
せることにより可視像化する工程を有することを特徴と
する多色画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61123252A JP2741019B2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | カラー現像方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61123252A JP2741019B2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | カラー現像方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62280778A JPS62280778A (ja) | 1987-12-05 |
JP2741019B2 true JP2741019B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14855970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61123252A Expired - Lifetime JP2741019B2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 | カラー現像方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741019B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3322104B2 (ja) | 1995-12-25 | 2002-09-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 電子写真用マゼンタトナー、電子写真用マゼンタ現像剤および画像形成方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49109040A (ja) * | 1972-11-11 | 1974-10-17 | ||
JPS5842462B2 (ja) * | 1973-10-02 | 1983-09-20 | キヤノン株式会社 | カラ−デンシシヤシンヨウトナ− |
JPS51144627A (en) * | 1975-06-06 | 1976-12-11 | Canon Inc | Toner for color electro-photography |
JPS6177863A (ja) * | 1984-09-26 | 1986-04-21 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 静電荷像現像用カラ−現像剤 |
JPS61126563A (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-14 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 静電荷像現像用カラ−トナ− |
JPS62157051A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-13 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用乾式カラ−トナ− |
-
1986
- 1986-05-30 JP JP61123252A patent/JP2741019B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62280778A (ja) | 1987-12-05 |
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