JPH0619186A - トナー - Google Patents
トナーInfo
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- JPH0619186A JPH0619186A JP4192674A JP19267492A JPH0619186A JP H0619186 A JPH0619186 A JP H0619186A JP 4192674 A JP4192674 A JP 4192674A JP 19267492 A JP19267492 A JP 19267492A JP H0619186 A JPH0619186 A JP H0619186A
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Abstract
のジメチルシリコーンオイルを水系中に分散させて表面
処理した酸化チタンを1.0%含むトナー。 【効果】 長期間帯電性及び流動性の安定したトナーに
より、長期に渡って高品質画像を提供できる。
Description
静電印刷等における静電荷像を現像するための乾式電子
写真用カラートナーに関する。
を形成し現像することは従来周知である。
書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43−2
4748号公報等、多数の方法が知られているが、一般
には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上
に電気的潜像を形成し、次いで該潜像上にトナーと呼ば
れる極く微細に粉砕された検電材料を付着させることに
よって静電潜像に相当するトナー像を形成する。
面にトナーを転写した後、加熱、加圧或いは溶剤蒸気な
どにより定着し複写物を得るものである。またトナー画
像を転写する工程を有する場合には、通常残余のトナー
を除去するための工程が設けられる。
像方法は、例えば、米国特許第2,221,776号明
細書に記載されている粉末雲法、同第2,618,55
2号明細書に記載されているカスケード現像法、同第
2,874,063号明細書に記載されている磁気ブラ
シ法、及び同第3,909,258号明細書に記載され
ている導電性磁性トナーを用いる方法などが知られてい
る。
は一般には熱可塑性樹脂に着色剤を混合分散後、微粉化
したものが用いられる。熱可塑性樹脂としては、ポリス
チレン系樹脂が最も一般的であるが、ポリエステル系樹
脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂
等も用いられる。着色剤としてはカーボンブラックが最
も広く使用され、また磁性トナーの場合は、酸化鉄系の
黒色の磁性粉が多く用いられる。いわゆる二成分系現像
剤を用いる方式の場合には、トナーは通常ガラスビー
ズ、鉄粉などのキャリア粒子と混合されて用いられる。
像は、熱,圧力等により支持体上に永久的に定着され
る。従来より、この定着工程は熱によるものが多く採用
されている。
合には、通常、感光体上の残余のトナーを除去するため
の工程が設けられる。
らフルカラー複写への展開が急速に進みつつあり、2色
カラー複写機やフルカラー複写機の検討及び実用化も大
きくなされている。例えば「電子写真学会誌」Vol
22,No.1(1983)や「電子写真学会誌」Vo
l 25,No.1,P52(1986)のごとく色再
現性、階調再現性の報告もある。
に実物と直ちに対比されることはなく、また、実物より
も美しく加工されたカラー画像を見なれた人々にとって
は、現在実用化されているフルカラー電子写真画像は必
ずしも満足しうるものとはなっていない。
成は一般に3原色であるイエロー、マゼンタ、シアンの
3色のカラートナーを用いて全ての色の再現を行うもの
である。
色と補色の関係にある色分解光透過フィルターを通して
光導電層上に静電潜像を形成させ、次いで現像、転写工
程を経てトナーを支持体に保持させる。この工程を順次
複数回行い、レジストレーションを合わせつつ、同一支
持体上にトナーを重ね合わせた後、一回の定着によって
最終のフルカラー画像を得る。
るいわゆる二成分系の現像方式の場合において現像剤
は、キャリアとの摩擦によってトナーを所要の帯電量及
び帯電極性に帯電せしめ、静電引力を利用して静電像を
現像するものであり、従って良好な可視画像を得るため
には、主としてキャリアとの関係によって定まるトナー
の摩擦帯電性が良好であることが必要である。
剤、キャリアコート剤の探索やコート量の最適化、或い
はトナーに加える電荷制御剤、流動性付与剤の検討、更
には母体となるバインダーの改良などいずれも現像剤を
構成するあらゆる材料において優れた摩擦帯電性を達成
すべく多くの研究がなされている。
トナーに添加する技術として、特公昭52−32256
号公報、特開昭56−64352号公報には、トナーと
逆極性の樹脂微粉末を、また特開昭61−160760
号公報にはフッ素含有化合物をそれぞれ現像剤に添加
し、安定した摩擦帯電性を得るという技術が提案されて
おり今日でも多くの帯電補助剤の開発が行なわれてい
る。
法としては色々工夫されている。例えばトナー粒子と帯
電補助剤との静電力或いは、ファンデルワールス力等に
よりトナー粒子表面に付着せしめる手法が一般的であ
り、撹拌、混合機等が用いられる。しかしながら該手法
においては均一に添加剤をトナー粒子表面に分散させる
ことは容易ではなく、又トナー粒子に未付着で添加剤同
士が凝集物となって、いわゆる遊離状態となった添加剤
の存在を避けることは困難である。この傾向は、帯電補
助剤の比電気抵抗が大きいほど、粒径が細かいほど顕著
となってくる。この様な場合、トナーの性能に影響が出
て来る。例えば、摩擦帯電量が不安定となり画像濃度が
一定せず、又カブリの多い画像となる。
含有量が変化し初期時の画像品質を保持することが出来
ない、などの欠点を有していた。
結着樹脂や着色剤と共に、あらかじめ帯電補助剤を添加
する手法がある。しかしながら、荷電制御剤の均一化が
容易でないこと、また実質的に帯電性に寄与するのは、
トナー粒子表面近傍のものであり、粒子内部に存在する
帯電補助剤や荷電制御剤は帯電性に寄与しないため、帯
電補助剤の添加量や表面への分散量等のコントロールが
容易ではない。またこの様な手法で得られたトナーにお
いてもトナーの摩擦帯電量が不安定であり前述のごとく
現像剤特性を満足するものを容易に得ることは出来ない
など、帯電補助剤を使用するだけでは十分満足な品質の
ものが得られていないのが実情である。
求が市場では高まっており、当該技術分野では、トナー
の粒径を細かくして高画質カラー化を達成しようという
試みがなされているが、粒径が細かくなると単位重量当
りの表面積が増え、トナーの帯電気量が大きくなる傾向
にあり、画像濃度薄や、耐久劣化が懸念されるところで
ある。加えてトナーの帯電気量が大きいために、トナー
同士の付着力が強く、流動性が低下し、トナー補給の安
定性や補給トナーへのトリボ付与に問題が生じてくる。
カーボンブラック等の導電性物質を含まないので、帯電
をリークする部分がなく一般に帯電気量が大きくなる傾
向にある。この傾向は、特に帯電性能の高いポリエステ
ル系バインダーを使用した時により顕著である。
ような特性が強く望まれている。 (1)定着したトナーは、光に対して乱反射して、色再
現を妨げることのないように、トナー粒子の形が判別出
来ないほどのほぼ完全溶融に近い状態となることが必要
である。 (2)そのトナー層の下にある異なった色調のトナー層
を妨げない透明性を有する着色トナーでなければならな
い。 (3)構成する各トナーはバランスのとれた色相及び分
光反射特性と十分な彩度を有しなければならない。
る検討がなされているが未だ上記の特性を全て満足する
トナーは開発されていない。今日当該技術分野において
はポリエステル系の樹脂がカラー用結着樹脂として多く
用いられているが、ポリエステル系樹脂からなるトナー
は一般に温湿度の影響を受け易く、低湿下での帯電量過
大、高湿下での帯電量不足といった問題が起こり、広範
な環境においても安定した帯電量を有するカラートナー
の開発が急務とされている。
一つにトナーに種々の化学物質を添加する方法がある。
などの種々の画像特性を改良するのを目的として、トナ
ーの帯電性および流動性の向上のために種々の微粉体を
添加することが広く行なわれている。
れる微粉体として汎用されているものの一つとして酸化
チタン微粒子が挙げられ、特にシリコーンオイル或いは
シリコーンワニスで表面処理されたものは高い疎水化度
を持ち、好ましく用いられている。
含有する例として、特開昭59−52255号公報にア
ルキルトリアルコキシシランで処理した酸化チタンを含
有するトナーが提案されているが、酸化チタンの添加に
より、確かに電子写真諸特性は向上しているものの、酸
化チタンの表面活性は元来小さく処理の段階で合一粒子
が生じたり、疎水化が不均一或いは不十分であったり
で、必ずしもフルカラートナーに適用した場合満足のい
くものではなかった。
の如き問題点を解決した静電荷現像用トナーを提供する
ことにある。
されにくく、常に安定した摩擦帯電性を有する静電荷現
像用トナーを提供することにある。
な画像特性を有し、且つ耐久安定性に優れた静電荷現像
用トナーを提供することにある。
子の製造法としては、水溶液中で四塩化チタンを加水分
解して作る湿式法が安全性、製造工程の簡易さ、材料コ
ストの点で好ましい。
式酸化チタンをそのまま水系中から取り出す場合、2次
凝集などにより合一粒子が生じ乾燥後に均一な微粉体と
して得られず、トナーに外添した場合望ましい特性が得
られない。
で、水系中で特定のシラン化合物により処理することが
好ましい。
ついて鋭意検討した結果、特定の物性値を有するシラン
化合物で表面処理した酸化チタンを含有せしめることに
より、トナーの帯電性の安定化、流動性の付与及び耐久
性の向上を図ることを見出したのである。
における粘度が1000cs以上のシラン化合物で表面
処理した酸化チタンを含有することを特徴とするトナー
であり、第2は、100℃以上の加熱処理前の25℃に
おける粘度が1000cs未満で、上記加熱処理後の2
5℃における粘度が1000cs以上のシラン化合物で
表面処理、及び100℃以上の加熱処理を行った酸化チ
タンを含有することを特徴とするトナーである。
が1000cs以下のシラン化合物では、酸化チタンの
耐摩擦性が低く、トナーに添加しても耐久性の低いもの
となってしまう。
5℃での粘度が1000cs以上のシラン化合物を用い
ると酸化チタン表面の均一な処理が難しく、加えて処理
後酸化チタンの凝集物が出来やすく好ましくない。
℃で1000cs未満のシラン化合物を用いても耐摩擦
性が低く、トナーに添加した場合耐久性が低いものとな
り、本発明に見られるような効果が維持できない。
ては (1)水系中で酸化チタンを機械的に一次粒子径となる
ように分散しながらシラン化合物で処理する方法。 (2)上記(1)の方法により得られた酸化チタンを水
系或いは有機系いずれかの溶剤中シラン化合物の存在下
或いは非存在下、再処理する方法などが挙げられる。
ては、シランカップリング剤、シリコーンオイルなどが
使用できる。
ジクロロシラン又はアルキルトリクロロシランタイプ及
びアルキルジアルコキシシラン又はアルキルトリアルコ
キシシランタイプなどが使用できる。
ける粘度が1000cs以上のジメチルポリシロキサン
タイプ 一般式
のメチルフェニルポリシロキサンタイプ、或いは必要に
応じてアルキル変性、アミノ変性、エポキシ変性、エポ
キシ・ポリエーテル変性、カルボキシ変性、メルカプト
変性、アルコール変性、フッ素変性等を行なったものが
使用できる。
物としてはシランカップリング剤、シリコーンオイルな
どが使用できる。
ジクロロシラン又はアルキルトリクロロシランタイプお
よびアルキルジアルコキシシラン又はアルキルトリアル
コキシシランタイプなどが使用できる。シリコーンオイ
ルとしては、ノニオン性又はイオン性の反応性シリコー
ンオイルを単独あるいは2種以上混合して用いることが
できる。
とカルボキシ変性ポリシロキサン又はアルコール変性ポ
リシロキサンの組み合せ、アミノ変性ポリシロキサンと
カルボキシ変性ポリシロキサンの組み合せなどを選択す
れば、加熱後分子量の増大によりオイルの粘度が増大し
本発明に用いることができるが、疎水性という点では以
下(I)式に示すポリシロキサン化合物が特に好まし
い。即ち、
加熱処理による高粘度化後の撥水性が非常に高く、本発
明においてより顕著な効果が得られる。
1の発明においても好ましく用いられる。
も、シラン化合物の処理量は、酸化チタン100重量部
に対して0.1〜40重量部、好ましくは1〜40重量
部とするのが良い。
化チタンの疎水化度を50〜80%、好ましくは60〜
80%とすれば良い。
下での長期放置による帯電量低下が大きく、ハード側で
の帯電促進の機構が必要となり、装置の複雑化となり、
また疎水化度が80%を超えると酸化チタン自身の帯電
コントロールが難しくなり、結果として低湿下でトナー
がチャージアップしてしまう。
径は流動性付与の点から0.02〜0.3μmが良い。
粒径が0.3μmより大きいと流動性不良によるトナー
帯電が不均一となり、結果としてトナー飛散、カブリが
生じてしまう。また0.02μmより小さいとトナー表
面に埋め込まれやすくなり、トナー劣化が早く生じてし
まい、耐久性が逆に低下してしまう。この傾向は、シャ
ープメルト性のカラートナーにおいてより顕著である。
チタンが固型分濃度0.1%でエタノール溶媒に分散さ
せた際の400nmの光長における光透過率が40%以
上であることが望ましい。
として使用した場合、可視光における透過性が悪いと、
OHPの投影像にかげりが生じ、鮮明なものが得られな
い。
所製UV2200で行った。
と小粒径化した場合にも本発明の酸化チタンは好適であ
る。トナーを小粒径化すると重量当りの表面積が増大
し、摺擦による過剰帯電を生じ易くなる。これに対して
帯電を制御し、流動性を付与できる酸化チタン微粒子の
効果は大きい。
るために荷電制御剤を配合しても良い。その際トナーの
色調に影響を与えない無色又は淡色の荷電制御剤が好ま
しい。その際の負荷電制御剤としては例えばアルキル置
換サリチル酸の金属錯体(例えばジ−tert−ブチル
サリチル酸のクロム錯体又は亜鉛錯体)の如き有機金属
錯体が挙げられる。負荷電制御剤をトナーに配合する場
合には結着樹脂100重量部に対して0.1〜10重量
部、好ましくは0.5〜8重量部添加するのが良い。
調製する場合、その混合比率は現像剤中のトナー濃度と
して、2〜12重量%、好ましくは3〜9重量%にする
と通常良好な結果が得られる。トナー濃度が2重量%以
下では画像濃度が低く実用不可となり、10重量%を越
えるとカブリや機内飛散を増加せしめ、現像剤の耐用寿
命を短める。
の染顔料、例えばフタロシアニンブルー、インダスレン
ブルー、ピーコックブルー、パーマネントレッド、レー
キレッド、ローダミンレーキ、ハンザイエロー、パーマ
ネントイエロー、ベンジジンイエロー等広く使用するこ
とができる。その含有量としては、OHPフィルムの透
過性に対し敏感に反映するよう結着樹脂100重量部に
対して12重量部以下であり、好ましくは0.5〜9重
量部である。
特性を損ねない範囲で添加剤を混合しても良いが、その
ような添加剤としては、例えばテフロン、ステアリン酸
亜鉛、ポリフッ化ビニリデンの如き滑剤、或いは定着助
剤(例えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピ
レンなど)、有機樹脂粒子等がある。
ール、ニーダー、エクストルーダー等の熱混練機によっ
て構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級によ
って得る方法、或いは結着樹脂溶液中に着色剤等の材料
を分散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、又
は、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合した
後、この乳化懸濁液を重合させることによりトナーを得
る重合トナー製造法等それぞれの方法が応用できる。
着物質としては、従来電子写真用トナー結着樹脂として
知られる各種の材料樹脂が用いられる。
エン共重合体、スチレン・アクリル共重合体等のスチレ
ン系共重合体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体のような
エチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ系樹
脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、マレイン酸系樹脂等である。また、いずれ
の樹脂もその製造方法等は特に制約されるものではな
い。
ポリエステル系樹脂を用いた場合に本発明の効果は絶大
である。すなわち、ポリエステル系樹脂は、定着性に優
れ、カラートナーに適している反面、負帯電能が強く帯
電が過大になり易いが、本発明の構成にポリエステル樹
脂を用いると弊害は改善され、優れたトナーが得られ
る。
それぞれ1以上の整数であり、且つx+yの平均値は2
〜10である。)で代表されるビスフェノール誘導体も
しくは置換体をジオール成分とし、2価以上のカルボン
酸又はその酸無水物又はその低級アルキルエステルとか
らなるカルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、
無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸など)とを共縮重合したポリエス
テル樹脂がシャープな溶融特性を有するのでより好まし
い。
る二成分現像剤とする場合には、キャリア表面の被覆樹
脂として電気絶縁性樹脂を用いるが、トナー材料、キャ
リア芯材材料により適宜選択される。本発明において
は、キャリア芯材表面との接着性を向上するために、少
なくともアクリル酸(又はそのエステル)単量体及びメ
タクリル酸(又はそのエステル)単量体から選ばれる少
なくとも一種の単量体を含有することが必要である。特
にトナー材料として、負帯電能の高いポリエステル樹脂
粒子を用いた場合帯電を安定する目的でさらにスチレン
系単量体との共重合体とすることが好ましく、スチレン
系単量体の共重合重量比を5〜70重量%とすることが
好ましい。
脂用モノマーとしては、スチレン系モノマーとしては、
例えばスチレンモノマー、クロロスチレンモノマー、α
−メチルスチレンモノマー、スチレン−クロロスチレン
モノマーなどがあり、アクリル系モノマーとしては、例
えばアクリル酸エステルモノマー(アクリル酸メチルモ
ノマー、アクリル酸エチルモノマー、アクリル酸ブチル
モノマー、アクリル酸オクチルモノマー、アクリル酸フ
ェニルモノマー、アクリル酸2エチルヘキシルモノマ
ー)などがあり、メタクリル酸エステルモノマー(メタ
クリル酸メチルモノマー、メタクリル酸エチルモノマ
ー、メタクリル酸ブチルモノマー、メタクリル酸フェニ
ルモノマー)などがある。
子)としては、例えば表面酸化又は未酸化の鉄、ニッケ
ル、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロム、希土類等
の金属及びそれらの合金又は酸化物などが使用できる。
また、その製造方法として特別な制約はない。
分現像を行なう場合の画像形成装置の一例を説明する
が、必ずしもこれに限定されるものではない。図1に、
潜像保持体上に形成された静電像を現像する装置を示
す。1は潜像保持体であり、潜像形成は図示しない電子
写真プロセス手段又は静電記録手段によりなされる。2
は現像剤担持体であり、アルミニウム或いはステンレス
等からなる非磁性スリーブからなる。非磁性一成分カラ
ートナーはホッパー3に貯蔵されており、供給ローラー
4により現像剤担持体上へ供給される。尚供給ローラー
4は現像後の現像剤担持体上のトナーのはぎ取りも行っ
ている。現像剤担持体上に供給されたトナーは現像剤塗
付ブレード5によって均一且つ薄層に塗付される。現像
剤塗付ブレードと現像剤担持体との当接圧力は、スリー
ブ母線方向の線圧として、3〜250g/cm、好まし
くは10〜120g/cmが有効である。当接圧力が3
g/cmより小さい場合、トナーの均一塗付が困難にな
り、トナーの帯電量分布がブロードになり、カブリや飛
散の原因となる。また当接圧力が250g/cmを超え
ると、トナーに大きな圧力がかかるため、トナー同士が
凝集したり、或いは粉砕されてしまうため好ましくな
い。当接圧力を3〜250g/cmに調整することで小
粒径トナー特有の凝集をほぐすことが可能になり、また
トナーの帯電量を瞬時に立ち上げることが可能になる。
現像剤塗付ブレードは、所望の極性にトナーを帯電する
に適した摩擦帯電系列の材質のものを用いることが好ま
しい。
ンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等が好適である。さ
らにポリアミド樹脂等でコートしても良い。また導電性
ゴム等を使用すれば、トナーが過剰に帯電するのを防ぐ
ことができて好ましい。
像剤担持体上にトナーを薄層コートする系においては、
充分な画像濃度を得るために、現像剤担持体上のトナー
層の厚さを現像剤担持体と潜像保持体との対向空隙長よ
りも小さくし、この空隙に交番電場を印加することが必
要である。即ち、図1に示すバイアス電源6により、現
像剤担持体と潜像保持体間に交番電場又は交番電場に直
流電場を重畳した現像バイアスを印加することにより、
現像剤担持体上から潜像保持体上へのトナーの移動を容
易にし、さらに良質の画像を得ることができる。
て測定できるが、本発明においてはコールターカウンタ
ーを用いて行った。
ターTA−II型(コールター社製)を用い、個数平均
分布,体積分布を出力するインターフェイス(日科機
製)及びCX−1パーソナルコンピュータ(キヤノン
製)を接続し、電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1
%NaCl水溶液を調製する。測定法としては前記電解
水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性
剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1
〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型
により、アパチャーとして100μmアパチャーを用い
て、トナーの体積,個数を測定して2〜40μmの体積
分布と個数分布とを算出した。それから本発明に係ると
ころの、体積分布から求めた重量基準の重量平均径(D
4)(各チャンネルの中央値をチャンネルごとの代表値
とする)、体積分布から求めた重量基準の粗粉量(1
6.0μm以上)、個数分布から求めた個数基準の微粉
個数(5.04μm以下)を求めた。 (2)疎水化度測定:メタノール滴定試験は、疎水化さ
れた表面を有する酸化チタン微粉体の疎水化度を確認す
る実験的試験である。
評価するために本明細書において規定される「メタノー
ル滴定試験」は次の如く行う。供試酸化チタン微粉体
0.2gを容量250mlの三角フラスコ中の水50m
lに添加する。メタノールをビューレットから酸化チタ
ンの全量が湿潤されるまで滴定する。この際フラスコ内
の溶液はマグネチックスターラーで常時撹拌する。その
終点は酸化チタン微粉体の全量が液体中に懸濁されるこ
とによって観察され、疎水化度は終点に達した際のメタ
ノール及び水の液状混合物中のメタノールの百分率とし
て表わされる。 (3)粘度測定:本発明におけるチタン微粒子表面のシ
ラン化合物の粘度測定は、ビスコテスターVT500
(ハーケ社製)を用いて行なった。
一つを選び(任意)、そのセンサー用の測定セルに測定
試料を入れて測定する。
(センチストークス)に換算した。
子表面のシラン化合物、及び第2の発明に係る加熱処理
後のシラン化合物の粘度は、処理酸化チタンを温度70
℃以上の油浴中にてクロロホルムにより86R円筒濾紙
を用いてソックスレー抽出を12時間行ない、抽出液を
エバポレーターで脱クロロホルムした後残った粘性試料
をVT500用測定セルに移し、粘度測定を行なった。
る。
た親水性酸化チタン微粒子を混合攪拌しながら、処理剤
として25℃における粘度が1000csのジメチルシ
リコーンオイルを水系中に分散させエマルジョンとした
ものを、固型分換算で酸化チタン微粒子の20%となる
ように粒子が合一しないよう添加混合した後、乾燥、解
砕し、平均粒径0.07μm、400nmにおける透過
率50%の酸化チタンAを得た。
て、25℃における粘度が3000csのジメチルシリ
コーンオイルを用いる以外は同様にして、平均粒径0.
10μm、400nmにおける透過率が50%の酸化チ
タンBを得た。
て、25℃における粘度が1000csのメチルフェニ
ルシリコーンオイルを用いる以外は同様にして、平均粒
径0.06μm、400nmにおける透過率55%の酸
化チタンCを得た。
て、ジメチルシリコーンオイルの量を5部とする以外は
同様にして、平均粒径0.15μm、40nmにおける
透過率40%の酸化チタンDを得た。
た親水性酸化チタン微粒子を混合攪拌しながら、処理剤
として25℃における粘度が約20csのメチルハイド
ロジエンシリコーンオイルを水系中に分散させエマルジ
ョンとしたものを、固型分換算で酸化チタン微粒子の2
0%となるように、粒子が合一しないよう添加混合した
後、150℃の温度で30分乾燥、解砕し、疎水化度6
5%、平均粒径0.06μm、400nmにおける透過
率が55%の酸化チタン微粒子Eを得た。
て、メチルハイドロジエンシリコーンオイルのかわりに
メチルメトキシシリコーンオイルを用いる以外は同様に
して、疎水化度60%、平均粒径0.05μm、400
nmにおける透過率60%の酸化チタンFを得た。
て得られた酸化チタンVIをキシレン系溶剤中に混合粒
子が合一しないように攪拌し、乾燥、解砕して疎水化度
70%、平均粒径0.07μm、400nmにおける透
過率50%の酸化チタンGを得た。
て、乾燥時間を短く(約3分)する以外同様にして、疎
水化度65%、平均粒径0.06μm、400nmにお
ける透過率が55%の酸化チタンHを得た。
て、メチルハイドロジエンシリコーンオイルのかわりに
n−ブチルトリメトキシシランを用いる以外は同様にし
て、疎水化度60%、平均粒径0.07μm、400n
mにおける透過率50%の酸化チタンIを得た。
いてメチルメトキシシリコーンオイルの量を10部とす
る以外は同様にして酸化チタン微粒子を得、得られた酸
化チタン微粒子をキシレン系溶剤中に混合攪拌し、メチ
ルメトキシシリコーンオイルを溶剤中に溶かした処理剤
を酸化チタン微粒子に対して固型分で20%となるよう
に粒子が合一しないように添加混合し、乾燥、解砕して
疎水化度75%、平均粒径0.08μm、400nmに
おける透過率50%の酸化チタンJを得た。
おいて、処理剤として25℃における粘度が500cs
のジメチルポリシロキサンを用いる以外は同様にして、
平均粒径0.05μm、400nmにおける透過率60
%の酸化チタンKを得た。
おいて処理剤の量を45%とする以外同様にして、平均
粒径0.20μm、400nmにおける透過率20%の
酸化チタンLを得た。
おいて、処理剤の量を45%とする以外は同様にして、
平均粒径0.25μm、400nmにおける透過率15
%の酸化チタンMを得た。
おいて、処理剤として25℃における粘度が500cs
のジメチルポリシロキサンを用いる以外は同様にして、
疎水化度45%、平均粒径0.05μm、400nmに
おける透過率60%の酸化チタンNを得た。
おいて処理剤の量を45%とする以外同様にして、疎水
化度80%、平均粒径0.15μm、400nmにおけ
る透過率12%の酸化チタンOを得た。
おいて、処理剤として25℃における粘度が10,00
0csのジメチルポリシロキサンを用いる以外は同様に
して、疎水化度35%、平均粒径0.30μm、400
nmにおける透過率15%の酸化チタンPを得た。
クスレー抽出されたシラン化合物、或いは粘性化合物の
粘度測定を行なった。結果を表1に示す。
ロールミルで少なくとも2回以上溶融混練し、冷却後ハ
ンマーミルを用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次い
でエアージェット方式による微粉砕機で微粉砕した。さ
らに得られた微粉砕物を分級して本発明の粒度分布とな
るように2〜10μmを選択し、着色剤含有樹脂粒子を
得た。
0部をヘンシェルミキサーで混合し、シアントナーとし
た。このシアントナーは、重量平均径が8.2μmであ
った。
レート75%、ブチルアクリレート25%からなる共重
合体(重量平均分子量20万)を、重量平均粒径45μ
m、35μm以下4.2%、35〜40μm9.5%、
40μm以上0.2%の粒度分布を有するCu−Zn−
Fe系フェライトキャリアに0.5%コーティングした
キャリアを総量100部になるように混合し、現像剤と
した。
写機(カラーレーザーコピア500、キヤノン製)にて
現像コントラストを350Vに設定し、25℃/60%
下で画出しを行なった。得られた画像はマクベスRD9
18型でSPIフィルターを使用して反射濃度測定を行
なった(以後の画像濃度測定方法も同様)。この画像濃
度は1.49と高く、カブリも全くない鮮明なものであ
った。またOHP投影像も鮮明でにごりのないものであ
った。以後更に10,000枚のコピーを行なったとこ
ろ、画像濃度が1.42と若干低くなったものの、カブ
リ、鮮明さも初期とほぼ同等のものが得られた。
わりに、酸化チタンBを使用する以外は実施例1と同様
に行ったところ、10000枚のコピー後の画像濃度は
1.46〜1.49とほぼ一定で良好な結果が得られ
た。
のかわりに酸化チタンC,Dを使用する以外は実施例1
と同様に行ったところ、いずれも25℃/60%下での
画像濃度が1.42〜1.48とほぼ一定で良好な結果
が得られた。
わりに酸化チタンKを使用する以外は実施例1と同様に
行ったところ1000枚のコピー画出し後25℃/60
%下で画像濃度が1.74と高くなりカブリ及びトナー
飛散も若干認められた。
わりに酸化チタンLを使用する以外は実施例1と同様に
行ったところ、25℃/60%下で連続コピー2000
枚頃から画像濃度が1.26と低くなってしまった。
た。
わりに酸化チタンMを使用する以外は実施例1と同様に
行なったところ25℃/60%下で画出し初期から画像
濃度が1.27と低く、カブリも悪かった。また、OH
P投影像も若干鮮明さが欠けていた。
レーザーコピア500、キヤノン製)の現像器を図1に
示すように改造し、キャリアを使用しない以外は実施例
1と同様に3000枚の画出しを行ったところ、画像濃
度は、25℃/60%下で、1.48〜1.54と良好
な結果が得られた。
チタンEを用いた以外は実施例1と全く同様にして現像
剤を調整し、画像を得た。この画像濃度は1.49と高
く、カブリも全くない鮮明なものであった。またOHP
投影像も鮮明でにごりのないものであった。以後更に1
0,000枚のコピーを行なったがその間の濃度変動は
0.07と小さく、カブリ、鮮明さも初期と同等のもの
が得られた。又低温低湿下(20℃、15%RH)にお
いても現像コントラストを350Vに設定し、画出しを
行ったところ、画像濃度も1.45と高く、本発明によ
り低湿下での帯電量制御に効果のあったことを示唆して
いる。
同様に現像コントラストを350Vに設定し、画出しを
行ったところ、画像濃度も1.58と非常に安定で良好
な画像が得られた。
%、30℃/80%、の各環境に1カ月放置後の初期画
像においても、全く異常は認められなかった。
わりに、酸化チタンFを使用する以外は実施例6と同様
に行ったところ、20℃/15%下で画像濃度が1.4
2〜1.48と若干低くなったものの良好な結果が得ら
れた。
Aのかわりに酸化チタンG〜Iを使用する以外は実施例
6と同様に行ったところ、いずれも20℃/15%下で
画像濃度が1.40〜1.44と若干低くなったが良好
な結果が得られた。
わりに、酸化チタンNを使用する以外は実施例6と同様
に行ったところ、1000枚のコピー画出し後30℃/
80%下で画像濃度が1.73と高くなり、カブリおよ
びトナー飛散も若干認められた。
わりに、酸化チタンOを使用する以外は実施例6と同様
に行ったところ、20℃/15%下で連続コピー200
0枚頃から画像濃度が1.24と低くなってしまった。
またOHP投影像に若干鮮明さが低下した。
わりに、酸化チタンPを使用する以外は実施例6と同様
に行なったところ、30℃/80%下で画出し初期から
画像濃度が1.78と高く、カブリも悪かった。また、
OHP投影像も若干鮮明さが欠けていた。
ーレーザーコピア500、キヤノン製)の現像器を図1
に示すように改造し、キャリアを使用しない以外は実施
例6と同様に3000枚の画出しを行ったところ、画像
濃度は、 20℃/15%下で 1.45〜1.49 25℃/60%下で 1.49〜1.54 30℃/80%下で 1.52〜1.58 と良好な結果が得られた。
安定し、また良好な流動性を示し、長期間高品質の画像
を提供できる。
ある。
Claims (8)
- 【請求項1】 表面処理後の25℃における粘度が10
00cs以上のシラン化合物で表面処理した酸化チタン
を含有することを特徴とするトナー。 - 【請求項2】 100℃以上の加熱処理前の25℃にお
ける粘度が1000cs未満で、上記加熱処理後の25
℃における粘度が1000cs以上のシラン化合物で表
面処理、及び100℃以上の加熱処理を行った酸化チタ
ンを含有することを特徴とするトナー。 - 【請求項3】 酸化チタンの疎水化度が50〜80%で
あることを特徴とする請求項1又は2記載のトナー。 - 【請求項4】 酸化チタンの表面処理が水系中で行なわ
れ、トナー粒子の重量平均粒径が5〜10μmであるこ
とを特徴とする請求項1〜3記載のトナー。 - 【請求項5】 シラン化合物が、酸化チタン100重量
部に対して0.1〜40重量部使用されていることを特
徴とする請求項1〜4記載のトナー。 - 【請求項6】 酸化チタンの平均粒径が0.02〜0.
3μmであることを特徴とする請求項1〜5記載のトナ
ー。 - 【請求項7】 酸化チタンの400μmにおける光透過
率が40%以上であることを特徴とする請求項1〜6記
載のトナー。 - 【請求項8】 シラン化合物が分子中に下記一般式
(I)で示される構造を有する架橋性ポリシロキサン化
合物であることを特徴とする請求項1〜7記載のトナ
ー。 【化1】
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0713153A2 (en) | 1994-11-08 | 1996-05-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner for developing electrostatic images, two component type developer, developing method, image forming method, heat fixing method, and process for producing toner |
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US5824442A (en) * | 1994-11-08 | 1998-10-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing method, image forming method, and heat fixing method, with toner |
JP2006023351A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | Canon Inc | トナー |
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