JP2740657B2 - プリントヘッドの製造方法 - Google Patents

プリントヘッドの製造方法

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JP2740657B2 JP63267644A JP26764488A JP2740657B2 JP 2740657 B2 JP2740657 B2 JP 2740657B2 JP 63267644 A JP63267644 A JP 63267644A JP 26764488 A JP26764488 A JP 26764488A JP 2740657 B2 JP2740657 B2 JP 2740657B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、サーマルヘッドやLED(発光ダイオー
ド)アレイヘッド等のプリントヘッドの製造方法に関
し、詳しく言えば、端子のめっき処理に関する。
(ロ)従来の技術 プリントヘッド、例えばサーマルヘッドとしては、第
6図(C)に示すものが知られている。22は、基板であ
り、この基板22は、印字素子部A、駆動素子搭載部B、
端子部Cの3つに分けられ、印字素子部Aには、発熱抵
抗体列23及び各発熱抵抗体に通電する電極(導体パター
ン)24が形成される。発熱抵抗体列23及び電極24は保護
膜26で覆われている。各電極24は基板22上を延伸して、
駆動素子搭載部Bに露出し、この駆動素子搭載部Bに搭
載されている駆動用IC31とワイヤボンディングされる。
一方、導体パターン28の一端は、駆動素子搭載部Bに
あり、駆動用IC31とワイヤボンディングされる。導体パ
ターン28の他端は、端子部Cに在り、端子28aを構成す
る。駆動素子搭載部Cには図示しない樹脂膜が形成さ
れ、駆動用IC31等が保護される。
さて、前記端子28aは、フレキシブル基板との接続性
を上げるため、めっき処理しておく必要がある。このめ
っき処理は、駆動用IC31を搭載する前に行われるが、基
板22全面に亘りめっきをしてしまうと、駆動素子搭載部
Bの電極24及び導体パターン28は微細であるから、これ
らがめっきにより短絡してしまう危険性がある。
そこで、従来は、基板22上に発熱抵抗体列23、電極2
4、導体パターン28及び保護膜26を形成した後〔第6図
(a)参照、なお、27は駆動用IC31ダイボンディング用
の導体パターンである〕、端子部Cを除いて、レジスト
29を塗布し〔第6図(b)参照〕、めっき処理を行って
いた。そして、端子28aのみをメッキし、その後レジス
ト29を剥離して、駆動素子搭載部Bを露出させ、駆動用
IC31のダイボンディング、ワイヤボンディングを行って
いた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 上記レジストは、基板への密着性が高く、かつ剥離が
容易なものが望ましい。しかし、現実のレジストは、密
着性が高ければ剥離は困難であり、剥離が容易であれば
密着性が低い。前者の場合には、機械的に剥離しようと
すると基板の割等を生じやすく、薬品を用いるとすると
製造工程が複雑化する問題点がある。また、後者の場合
には、レジストの密着性にばらつきがあり、めっき液が
印字素子部や駆動素子搭載部に染み込み、導体パター
ン、電極等が腐食する問題点があった。
この発明は、上記に鑑みなされたもので、レジストの
密着性を高めかつその剥離を容易としたプリントヘッド
の製造方法の提供を目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、この発明のプリントヘッド
の製造方法は、基板上に導体パターンを形成し、印字素
子部と駆動素子搭載部と端子部とを設け、この駆動素子
搭載部を囲繞するように、前記基板への密着性の高い第
1のレジストを塗布し、さらにこの駆動素子搭載部を覆
い、その周縁が前記第1のレジストに重なるように、前
記基板への密着性の低い第2のレジストを塗布し、前記
基板をめっき処理して前記端子部の端子をめっきし、こ
のめっき処理終了後前記第2のレジストを剥離して前記
駆動素子搭載部を露出させ、この駆動素子搭載部に駆動
用素子を搭載するものである。
(ホ)作用 この発明のプリントヘッドの製造方法は、第1のレジ
スト及び第2のレジストを用いている。第2のレジスト
自体の基板への密着性は高くないが、その周縁が第1の
レジスト上に重なっており、この部分ではレジスト樹脂
同志の密着となり、高い密着性が期待できる。もちろ
ん、第1のレジストの基板への密着性は高いから、めっ
き液の駆動素子搭載部への侵入を防止できる。第2のレ
ジストは、前述したように基板への密着性は高くないの
で容易に機械的に剥離できる。第1のレジストはそのま
ま基板上に残るが、この第1のレジストは駆動素子搭載
部の周囲を取り囲んでいるだけであるから、駆動用素子
の搭載等の妨げとはならない。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を第1図乃至第5図に基づいて以
下に説明する。
この実施例は、サーマルヘッドの構造にこの発明を適
用したものである。通常、サーマルヘッドの製造は、第
5図に示すような大型のアルミナセラミック等の基板2
上で複数のサーマルヘッドを同時に製造する方法がと
られる。第1図乃至第4図では、この大型の基板2
1つのサーマルヘッドを取出して示している。
第1図は、基板2上に発熱抵抗体列3、個別電極4、
共通電極5、ダイボンディング用導体パターン7、端子
用導体パターン8、保護膜6が形成された状態を示して
いる。発熱抵抗体列3は、印字素子部Aに形成され、厚
膜でも薄膜でもよい。個別電極4、共通電極5、導体パ
ターン7、8はアルミニウム(Al、但し薄膜の場合)に
より、同時に形成され、個別電極4はそれぞれ発熱抵抗
体列3の各抵抗体に導通し、その一端は駆動素子搭載部
Bにまで引出されている。また、共通電極5は、発熱抵
抗体列3に共通に導通し、その端部は端子部Cに達し、
共通電極端子5aとされる。印字素子部Aは、保護膜6で
被覆され、発熱抵抗体列3、電極4、5が保護される。
ダイボンディング用導体パターン7は、駆動素子搭載
部Bに形成され、また端子用導体パターン8は、駆動素
子搭載部Bから端子部Cにかけて形成され、端子部Cに
おいて端子8aを構成する。なお、第1図、第2図
(a)、第3図(a)、第4図(a)では、基板2中央
部の個別電極4、端子用導体パターン8を省略して示し
ている。
次に、基板2上には、第1のレジスト9が塗布される
〔第2図(a)及び第2図(b)参照〕。この第1のレ
ジスト9は、比較的基板2への密着性の高いものが使用
され、印字素子部A及び駆動素子搭載部Bを囲繞するよ
うに塗布される。
さらに、基板2上には、第2のレジスト10が塗布され
る〔第3図(a)及び第3図(b)参照〕。この第2の
レジスト10には、比較的基板2への密着性の低いものが
使用され、印字素子部A及び駆動素子搭載部B全体が被
覆される。第2のレジスト周縁部10aは、第1のレジス
ト9上に重なっている〔第3図(b)参照〕。
この状態で、基板2にめっき処理が施され、端子5a、
8aがめっきされる。第1のレジスト9と基板2との密着
性は高いから、両者の間よりめっき液が駆動素子搭載部
Bに染み込むことはない。また、第2のレジスト10の基
板2への密着性は高くないが、第1のレジスト9への密
着性は高い。従って、第1のレジスト9と第2のレジス
ト10との間からもめっき液が染み込むことはなく、駆動
素子搭載部Bへのめっき液の侵入を防止することができ
る。なお、印字素子部Aは、保護膜8で覆われている
が、ある程度めっきの影響を受けるから、この実施例で
は、印字素子部Aも、レジスト9、10でマスキングして
いる。
めっき処理が終了すれば、第2のレジスト10を機械的
に剥がし、印字素子部A及び駆動素子搭載部Bを露出さ
せる。そして、導体パターン7上に駆動用ICチップ11を
ダイボンディングし、個別電極4及び端子用導体パター
ン8と、このICチップ11とを、ワイヤ12でボンディグす
る〔第4図(a)及び第4図(b)参照〕。さらに駆動
素子搭載部Bは、樹脂(図示せず)により覆われ、ICチ
ップ11及びワイヤ12が保護される。なお、第1のレジス
ト9は、そのまま残される。
上記実施例では、サーマルヘッドの製造の場合を例に
とり説明をしているが、この発明はLED(発光ダイオー
ド)アレイヘッドの製造にも適用可能である。
(ト)発明の効果 以上説明したように、この発明のプリントヘッドの製
造方法は、基板上に導体パターンを形成し、印字素子部
と駆動素子搭載部と端子部とを設け、この駆動素子搭載
部を囲繞するように、前記基板への密着性の高い第1の
レジストを塗布し、さらにこの駆動素子搭載部を覆い、
その周縁が前記第1のレジストに重なるように、前記基
板への密着性の低い第2のレジストを塗布し、前記基板
をめっき処理して前記端子部の端子をめっきし、このめ
っき処理終了後、前記第2のレジストを剥離して前記駆
動素子搭載部を露出させ、この駆動素子搭載部に駆動用
素子を搭載するものてのあるから、レジストの剥離が容
易であり、かつレジストの密着性を確保できる利点を有
している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るサーマルヘッド基
板のレジスト塗布前の状態を示す平面図、第2図(a)
は、同基板の第1のレジストを塗布した状態を示す平面
図、第2図(b)は、同基板の第2図(a)中II b−II
b線における断面図、第3図(a)は、同基板の第2の
レジストを塗布した状態を示す平面図、第3図(b)
は、同基板の第3図(a)中III b−III b線における断
面図、第4図(a)は、同基板のめっき処理終了後、第
2のレジストを剥離し駆動用ICを搭載した状態を示す平
面図、第4図(b)は、同基板の第4図(a)中IV b−
IV b線における断面図、第5図は、同サーマルヘッドの
基板全体を説明する図、第6図(a)、第6図(b)及
び第6図(c)は、それぞれ従来のサーマルヘッドの製
造工程を説明する図である。 2:基板、3:発熱抵抗体列、 4:個別電極、5:共通電極、 5a・8a:端子、8:導体パターン、 9:第1のレジスト、10:第2のレジスト、 11:駆動用ICチップ、A:印字素子部、 B:駆動素子搭載部、C:端子部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に導体パターンを形成し、印字素子
    部と駆動素子搭載部と端子部とを設け、この駆動素子搭
    載部を囲繞するように、前記基板への密着性の高い第1
    のレジストを塗布し、さらにこの駆動素子搭載部を覆
    い、その周縁が前記第1のレジストに重なるように、前
    記基板への密着性の低い第2のレジストを塗布し、前記
    基板をめっき処理して前記端子部の端子をめっきし、こ
    のめっき処理終了後、前記第2のレジストを剥離して前
    記駆動素子搭載部を露出させ、この駆動素子搭載部に駆
    動用素子を搭載するプリントヘッドの製造方法。
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