JP2739921B2 - Cvd装置 - Google Patents

Cvd装置

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JP2739921B2
JP2739921B2 JP5230907A JP23090793A JP2739921B2 JP 2739921 B2 JP2739921 B2 JP 2739921B2 JP 5230907 A JP5230907 A JP 5230907A JP 23090793 A JP23090793 A JP 23090793A JP 2739921 B2 JP2739921 B2 JP 2739921B2
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cvd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体製造装置及びその
方法に関し、特に 0.1〜10〔μm〕のスケールで立体構
造上に化学的に堆積された薄膜層の厚さ配分を制御する
装置及び方法に適用して好適なものである。この薄膜層
の寸法は半導体デバイスに使用される特徴の特性であ
る。
【0002】さらに詳細に説明すると、本発明は膜を堆
積する前の半導体表面について提起された課題に関する
ものであり、この半導体表面は、その表面に穴をあけ
て、例えば矩形形状(トレンチ)又は円形形状(バイ
ア)が形成されたトレンチ構造又はバイア構造を含む。
この2つの形状は当該明細書において互換的に呼ぶこと
ができる。このような立体構造の横方向の寸法をトレン
チ又はバイアの幅と呼び、この構造の縦方向の寸法を深
さと呼ぶ。トレンチ又はバイアのアスペクト比ARは深
さと幅との比である。
【0003】本発明はこのような立体構造のトレンチ構
造又はバイア構造に堆積された薄膜層のプロフアイルを
制御することができる処理を提案しようとするものであ
り、トレンチに隣接するウエハの上面に堆積された厚さ
だけではなく、トレンチの底面又は側壁面に沿つた位置
で堆積層の厚さがどのように変化するかを選択する能力
を提供するものである。
【0004】
【従来の技術】図1(A)及び図1(B)はトレンチ及
び堆積層構造のジオメトリを概略的に示す。図1(A)
は深さ「d」及び幅「w」を有する立体構造のトレンチ
又はバイアをもつ半導体基板の断面図である。図1
(B)は上面、側壁及び底面にそれぞれ厚さ「tt」、
「ts」及び「tb」の薄膜の積層が堆積された半導体基
板の断面図を示す。従来、ステツプカバレージSCは上
面のカバレージに対する側壁のカバレージの比すなわち
SC=ts/ttとして定義される。
【0005】図2(A)及び図2(B)に示すように積
層を堆積するプロセスにより膜の密着の一様性が異な
る。図2(A)及び図2(B)はアスペクト比(AR)
が異なるトレンチ構造における堆積層の一様な密着性
(下地との)を概略的に示す。図2(A)においてアス
ペクト比(AR)がほぼ 1.0の場合、側壁のカバレージ
は上面のカバレージとほぼ等しいので密着の一様性が非
常に優れている。図2(B)においてAR>1.0 とアス
ペクト比が一段と大きくなると、トレンチの深さが増加
するに従つて側壁のカバレージは小さくなり、その結果
密着の一様性が不十分になる。一般に図2(A)のよう
な密着の一様性に優れたカバレージは化学気相成長法で
達成される。図2(B)のような密着の一様性が不十分
なカバレージはPVD技術においてよく見られる。PV
D技術においては特徴表面に衝突するビーム束は、構造
物に遮られて制限される。ほとんどではないが多くの場
合、密着の一様性にすぐれたカバレージが望まれる。例
えば、トレンチ内の堆積層として誘電体を用い、次にこ
の堆積層の上にある材料を充填すると、側壁の一段と薄
い領域は、歩留り及び信頼性を非常に悪くする。
【0006】一般に側壁のカバレージはその高さに沿つ
て均一ではない。これを図3(A)及び図3(B)に示
す。図3(A)及び図3(B)は堆積された薄膜、すな
わち密着の一様性が制限された層の先細形のプロフアイ
ル及び奥広形のプロフアイルをそれぞれ示す。先細形の
場合は側壁の底部に近くなるに従つて側壁のカバレージ
は大きくなるが、奥広形の場合は、先細形とは反対に底
部に近くなるに従つてカバレージは小さくなる。一般に
先細形の方が奥広形より望ましい。これはトレンチの上
部付近に堆積された材料のオーバーハングにより下の領
域が隠れてしまい、次の堆積状態が明確にならないから
である。先細形又は奥広形の場合、ステップカバレージ
を一段と正確に定義する必要があるが、これを単に側壁
の平均カバレージとして扱うこともできる。
【0007】図4に示すように堆積膜を用いてトレンチ
構造を完全に充填すると、図4(A)〜(C)の3つの
異なる結果が考えられる。図4(A)において、堆積さ
れた材料はボイド又はシームを形成せずにトレンチを充
填する。図4(B)にはシームが見られる。これは堆積
時に側壁層同士が出合う地点に発生する。図4(C)に
はボイドが見られる。ボイドは、充填プロセスの初期の
段階で堆積によつて奥広形のプロフアイルが形成される
場合に容易に生じ得る。マイクロエレクトロニクス構造
において完全性と信頼性とを得るためには、図4(A)
が理想的である。シームが残る図4(B)及びボイドが
残る図4(C)は望ましくない。これは化学物質又は材
料がシーム又はボイドに現れて、構造を腐食又は劣化さ
せる恐れがあるからである。さらに、ボイドを密閉する
ことはほとんどできないので、次のステツプで化学物質
又は材料を堆積するとこの物質構造をほとんど変えてし
まう。一般にトレンチ構造及びバイア構造における堆積
は半導体装置の製造及び相互接続のいくつかの工程にお
いて行われる。一番の目的は密着の一様性に極めて優れ
た膜を生成したり又はボイドを形成せずに(及びできる
限りシームを形成せずに)充填することである。ここで
提起される問題はアスペクト比の増加であり、デバイス
の密度が横方向に高まつている現在の傾向に従うもので
ある。
【0008】減圧CVD(LPCVD)は立体構造上
に、密着の一様性に優れた膜を堆積する際に広く使われ
ている。一般にPVD技術(蒸着及びスパツタ堆積)は
アスペクト比(AR)が低い場合(<2)に限られてい
る。これは、PVD技術が、被着係数がほぼSr=1.0
である、比較的に平行化されて衝突するビームすなわち
方向性をもつて衝突するビームを含むためである。LP
CVD処理を使用することによりいくつかの理由によつ
て極めて良好な密着の一様性及び充填特性が得られる。
【0009】第1の理由は、ガス相の反応種は等方的に
衝突する特性を有するため、反応種は側壁にかなり衝突
し得るからである。第2の理由は、化学的処理の中には
中間生成物種を生じさせるものがあり、これらの中間生
成物種のいくつかは表面上を移動できるので、トレンチ
の側壁面又は底面に移動することができるからである。
【0010】第3の理由は、表面に衝突する化学反応体
の反応確率はPVDの場合と異なり1.0未満であるの
で、ある反応種は表面からはね返つてトレンチ内の隣接
する面に異なる角度で衝突するという、再堆積と言われ
る現象が生ずる。実際、密着の一様性にすぐれた堆積は
非常に高いアスペクト比(AR)(〜40)で達成でき
る。これはダイナミツクRAMトレンチキヤパシタに誘
電体の3重層をSiNを用いてCVD堆積する場合又は
これに続いて多結晶シリコン膜をもつ高アスペクト比の
トレンチをCVDによつて充填する場合に見られる。C
VD処理の主な特徴は、反応被着係数Sr(すなわち反
応確率)が「1」未満であることと反応種が等方的に衝
突することである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】現在のCVD処理には
重大な限界がある。集積レベル又は構造の性能が一段と
高くなるに従つて、アスペクト比を一段と高くする必要
があり、周知のCVD処理の能力を向上させる必要があ
る。奥広形のプロフアイル、シーム及びボイドはすべて
歩留り及び信頼性の問題の原因となるので半導体製品の
製造能力に影響を与える。成長温度を一段と高くして整
合性及びプロフアイルを改善する場合、立体構造の他の
特性が劣化する恐れがある(例えば、拡散によりドーピ
ングのプロフアイルが急激になる)。また適切なCVD
の化学的作用の反応確率(「反応被着係数」)が低くな
るに従つて密着の一様性を一段と良好にすることができ
るが、スループツトは低下し、このためこの手法が選択
されることは少ない。かくして、従来のCVD処理では
次世代の技術に必要な、立体構造のプロフアイル及び充
填特性を得ることができない。
【0012】従つて本発明の目的は薄膜層の生成又はト
レンチの充填のいずれの場合でも、トレンチ構造又はバ
イア構造の堆積プロフアイルを改善し得る手段を提供す
ることである。さらに本発明の目的は堆積された薄膜層
の立体的な形状すなわち立体的なプロフアイルを製造し
得るようにすることである。現在実際に使用されている
従来のCVD又はPVDを用いてもこのようなプロフア
イルを形成することはできない。
【0013】さらに詳細に説明すると、密着の一様性に
優れ、かつ堆積層のプロフアイルを先細形にし得るよう
に薄膜をトレンチ又はバイアに堆積することができるよ
うにする。さらに、本発明の目的はトレンチ構造又はバ
イア構造を薄膜堆積材料によつて完全に充填することに
より、材料内にボイド及びシームを形成しないようにす
る手段を提供することである。これらの目的は半導体装
置及び相互接続技術の進歩に重要である。最後に、一方
の側の側壁のカバレージの方が他方の側の側壁のカバレ
ージよりも高くなるように側壁を被覆することにより、
新しいデバイス構造を製造し得るという可能性もある。
【0014】本発明は指向性減圧CVD(DLPCV
D)を含み、特に立体構造上に格段的に信頼性の高い所
望の膜プロフアイルを形成すると共に、このプロフアイ
ルを格段的に効率よく製造するシステム、すなわち装置
及び方法を提供しようとするものである。本発明は被着
特性が「1」でない(反応被着係数Sr<1.0 )化学物
質をCVDで使用して、マクロ表面特徴上に材料を堆積
することにより、例えばバイアを充填するときに精度よ
く堆積することができる。
【0015】図5(A)及び図5(B)は指向性CVD
(Sr<1.0 )のビームを用いて特定の角度(ここで図
5(A)では垂直に図5(B)では斜めに)でこのビー
ムをトレンチ構造に向けることによつて得られる散乱特
性を示す。ビームが表面に衝突することによつて、反応
体の新しい軌道が形成される。この反応体はこの立体構
造の異なる部分に異なる角度で衝突する(図5の破線矢
印参照)。本発明は特に3つの重要な要因、すなわち減
圧リアクタ、CVD反応体及び指向性ビームによる堆積
を利用し、組み合わせる。以下にさらに詳細に説明す
る。
【0016】(1)低圧(〜1−10トル又はそれ以下)
を利用するため、微細な特徴の特性を生成するための寸
法と比較してガス相の平均自由経路は長い。これにより
トレンチ内でのガス相の散乱がごく僅かになり、従つて
反応体がトレンチの表面上で散乱するか又はトレンチの
表面上で反応するまで、反応体がトレンチの特徴表面上
に入射する分散方向は保持されることが保証される。
【0017】(2)CVDの反応体を用いるので、衝突
する種の反応被着係数はSr<1.0 である。図5(A)
及び図5(B)に示すように、反応体が反射した結果発
生した小反応体の多くは散乱し、立体構造上の新たな部
分に新たな角度で衝突する。Srの制約が一般にSr=1.
0 であるPVDに基づく手法とこの手法とを区別する。
表面の最初の相互作用により生成された揮発性の反応生
成物は、このプロセスの化学的性質次第で、材料特性が
異なっていたとしても、側壁にも反応種を堆積する結果
を生じることがある。
【0018】(3)表面に供給されるCVDの反応体は
方向性をもつたビームである。このようなビームは前駆
物質ガスを例えばキヤピラリのアレイに通すことにより
作ることができる。反応体がマクロターゲツト面に入射
する角度を選択することによつて、種々の形状の膜を得
ることができる。指向性CVDビームを使用する処理は
従来のCVDとは基本的に異なる手段を使用する。指向
性CVDにおいては、入射角を等方的に分散するように
まずビームを順序付けることが要求され、本発明により
得られる多くの独自の結果が排除される。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、図6に示す立体構造上に堆積され
た薄膜層の厚さプロフアイルを制御する装置において、
ガス反応ビーム14を供給することにより表面12A上
に物質を堆積させる手段と、ビーム束が等方的ではなく
方向性をもつように反応ビーム14を指向する手段10
と、反応ビーム14が表面12Aに特定の入射角で入射
するように入射角を調整する手段と、反応ビーム14が
表面12Aと反応する反応確率が 100〔%〕未満である
ようなビーム種を供給する手段と、指向手段10及び堆
積が生ずる表面12A間の距離にわたってビームの指向
性を保持するように、反応ビーム14及び表面12Aの
圧力環境を低くする手段とを設けるようにする。
【0020】
【作用】半導体製造装置及びその方法において、ガス反
応ビームを供給することにより表面上に物質を堆積させ
る。ビーム束が等方的ではなく方向性をもつように反応
ビームを指向し、反応ビームが表面に特定の入射角で入
射するように入射角を調整する。また、反応ビームが表
面と反応する反応確率が 100〔%〕未満であるようなビ
ーム種を供給し、ビームの指向性を、指向手段及び堆積
が生ずる表面間の距離にわたって保持するように、反応
ビーム及び表面の圧力環境を低くする。これにより、立
体型のトレンチ構造又はバイア構造に堆積された薄膜層
のプロフアイルを制御することができる。
【0021】また、減圧CVD(LPCVD)処理にお
いて、反応体を指向して方向づけることによりビームと
して堆積面に入射させ、堆積面の反応被着係数Sr
「1」未満になるような反応体を選択することにより、
立体構造上に所望の薄膜プロフアイルを形成することが
できる。
【0022】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0023】本発明は、立体構造上に堆積された薄膜層
の厚さプロフアイルを制御するシステムすなわち装置及
び方法を実現する。本発明においては、減圧CVD(L
PCVD)の条件を用い、反応ビームをある角度範囲に
指向してこれを堆積表面上に特定の角度で衝突するよう
になされている。本発明は従来のものと比較して、例え
ばトレンチ等の種々の構造上に新しい形状の薄膜層を堆
積することができる。トレンチの形状は、例えば(1)
奥広形でなく先細形のトレンチ(すなわち上部よりも底
部の方が厚い)、(2)トレンチ構造において側壁のカ
バレージ及び又は底部のカバレージが増強されている
(上面と比較して)トレンチ、(3)アスペクト比が大
きい(深さ/幅)ときでさえ、ボイド及びシームを形成
せずにトレンチ又はバイア構造を充填できるトレンチ、
(4)非対称な側壁のカバレージのトレンチを含む。
【0024】図6に示すように、本発明による指向性減
圧CVDを完成するために従来の減圧CVDリアクタの
設計を基本的に変える必要がある。すなわちリアクタ1
に反応体コリメータ10を設ける。反応体コリメータ1
0は空間11例えば半導体ウエハ12の表面等の、反応
体を堆積すべき表面に反応種11が入射する角度の配分
を調整する。好適な実施例において、コリメータ10は
開口すなわち反応ガス14が流れるノズル13のパター
ンによつて貫通された平板である。各ノズルは、反応ガ
スがコリメータ10を出た後に、平行に調整されたガス
ビームを発生するように設計されており、比較的アスペ
クト比の高い、例えば長さ/幅=2.0 以上の単なる穴又
は毛細管で良い。
【0025】他の実施例において、シヤワーヘツドと呼
ばれる構成のコリメータを用いてもよい。通常この構成
のコリメータはCVD処理装置で利用され、ウエハに対
する衝突密度を均一にする。この構成のコリメータを本
発明に従つて使用し得るように修正してもよい。
【0026】当業者は、他の一段と精巧なノズルを設計
して、CVD反応体入射ビームを一段と効果的に指向す
るようにしてもよいことを理解する。これらの設計に
は、例えば一段と直径が小さい開口につながる穴、先が
細くなつた穴等がある。コリメータを使つたスパツタ堆
積を応用した設計はDLPCVDに適していることがわ
かる。
【0027】また図6に示すように、処理リアクタ1の
他の部分から流れるガス種の他のガスソース20は等方
的又は方向性をもつてウエハの堆積表面に衝突すると考
えられる。これらのソースは複数の指向ビーム、複数の
コリメータ又は同じガス若しくは異なるガスを利用する
分散して配列されたコリメータを使用することを含んで
もよい。
【0028】さらに選択された実施例においては、コリ
メータすなわちシヤワーヘツド部を予め加熱することが
できるようにしてもよい。こうした特徴は多数の周知の
技術によつて達成することができる。この第1の目的は
過度の凝縮、過度の反応又はノズル上での膜の生成を防
ぐことであり、これによりコリメータを頻繁に最調整し
たりクリーニングする必要がなくなるようにすることで
ある。またこうした特徴が、ノズルを通過せず主にノズ
ルの上流で反射又は放出される反応体を有効に再利用で
きるようにし、これにより反応体が効率的に使用される
ようになる。さらに、コリメータを加熱することにより
反応ガスも多少加熱され、これにより堆積速度を増大さ
せるか、又は他の面で処理自体を改善することができ
る。
【0029】適当な角度範囲の指向を有する化学ビーム
の衝突及び散乱による分子の弾道をシミユレートして計
算することにより、適当な角度範囲の指向を有する入射
ビームでDLPCVD処理の利点を得ることができるこ
とが立証される。このことを図7(A)〜図7(D)に
示し、図7(A)は入射ビームが完全に平行、図7
(B)は±30°、図7(C)は±60°及び図7(D)は
全く指向されていない。ここに明らかなように、先細形
側壁のプロフアイルは広範囲のSrの場合±30°の指向
で得ることができ、Srが小さい場合は±60°の指向で
得ることができる。これは、コリメータの設計要件を緩
和することを意味する。トレンチ構造又はバイア構造の
アスペクト比が高くなるほど、指向角度範囲を一段と狭
くする必要がある。
【0030】いくつかの(すべてではない)化学的シス
テムにおいて、Srは、ウエハ表面の反応によつて当該
表面に生成物すなわち中間生成物が生成されるに従つて
減少する。この中間生成物はウエハ表面を覆うので、ビ
ームからの新たな反応体分子がウエハ表面に衝突して吸
着しないようにウエハ表面を有効に不活性化する。その
後Srは反応が進につれてゼロまで減少する。この場
合、中間生成物反応種の定常状態の表面のカバレージが
完全なカバレージすなわち飽和カバレージに比べて低く
なるような温度及び圧力条件の下で反応させなければな
らない。通常これは、表面の反応ステツプ又は生成物の
放出のいずれもが速度制限されないような、一段と高い
温度で動作させることによつて達成されるので、堆積膜
の成長率と堆積膜の立体的なプロフアイルとが衝突ビー
ムの方向性によつて決定されることを保証する。
【0031】本発明を用いることにより種々の立体形状
の変形を得られることを、2つの例を挙げて立証する。
これらの変形はある計算をモデル化することによつて記
述される。この計算は、一方向に入る流束分布及び表面
散乱の拡散を想定し、立体トレンチの特徴における連続
的な段階での堆積プロフアイルを計算するものである。
【0032】図8(A)及び図8(B)は第1の例を示
し、これは独自のトレンチ充填能力であり、垂直に入射
する反応体束により得ることができる。図8(A)はア
スペクト比が「1」のトレンチ構造における堆積プロフ
アイルを示し、図8(B)はアスペクト比が「20」の堆
積プロフアイルを示す。図8(A)及び図8(B)は共
に、マクロ表面に対して垂直に入射するCVD反応体束
についての種々の固着係数が計算されている。注目すべ
きは、Sr<1.0 である場合、カバレージは側壁上部よ
りも側壁底部において一段と大きく、しかもトレンチ底
部のカバレージは上面におけるよりも大きいということ
である。Sr= 1.0(PVD)の場合、堆積量は上面と
トレンチ底面で等しく、トレンチの側壁には堆積されな
い。Srが一段と低いと2つの重要な効果が明らかにな
る。第1の効果は、Sr<1.0 のために側壁が覆われる
だけでなく、側壁底部のカバレージが側壁上部のカバレ
ージより大きいことである。これは、等方性(非方向
性)の反応ビームにより通常生ずる結果とは反対であ
る。側壁底部付近のカバレージはトレンチの底部に近接
するほど大きくなり、これはトレンチ内において反応体
が反射するためである。
【0033】第2の効果は、トレンチ底面のカバレージ
はウエハ上面のカバレージより大きいことである。ま
た、このことはSr<1.0 の場合だけではなく、CVD
反応体が方向性をもつて衝突した場合にも生ずる。すな
わちウエハの上面に反射した反応種は本来CVDシステ
ムから出たものであるが、トレンチ底面に反射した反応
種は再度トレンチの側壁に反射することができるので、
通路が設けられたようになり、これによつて、これらの
反応体を再度トレンチの底部に向けて最終的に反射させ
ることができる。
【0034】従つて、指向性減圧CVDを用いて反応体
を垂直に入射させて衝突させると以下の利点が得られ
る。
【0035】(1)先細りのプロフアイルをもつような
トレンチ、バイア及び側壁のカバレージを生成すること
ができる。すなわちトレンチの側壁上部におけるカバレ
ージよりトレンチ底部におけるカバレージの方が大き
い。(2)側壁の堆積形状が先細形になるため、トレン
チ/バイアを充填する場合に生ずるシーム及び又はボイ
ドの形成を減少させる傾向がある。(3)奥広形トレン
チ/バイアを覆う及び又は充填する能力が向上するこ
と。すなわちトレンチの側壁底部におけるカバレージが
一段と低くなる。(4)トレンチ/バイアの底部及び側
壁の底部領域を優先的に覆うことができる。(5)表面
の移動度を一段と高くすることにより、トレンチ/バイ
ア構造の底部領域で堆積を分散させる必要はないので、
低温でのトレンチの充填を改善できる。(6)トレンチ
/バイア上面のカバレージよりもトレンチ/ヴイアの底
面のカバレージを大きくすることができる。これは平坦
化技術を一段と向上させるのに有用である。(7)指向
性ビームはトレンチの底面に到達するビームを増強させ
るので、トレンチを充填する場合の所与の堆積速度で一
段とSrの低い化学的作用を用いることができる。
【0036】図9は第2の例を示し、斜角方向CVDで
ある。図9はアスペクト比が「1」のトレンチ構造にお
ける堆積プロフアイルを示し、マクロ表面に対して斜め
に入射する(入射角45°の)CVD反応体束についての
種々の固着係数が計算されている。注意すべきは、側壁
のカバレージは非対称であり、これは片側に優先的に反
応体が衝突するためである。これは側壁を非対称にする
のに有効である。ビームソースに対面する側壁の堆積量
はビームソースの影になる側壁の堆積量を上回り、側壁
のカバレージの垂直依存性はトレンチの特定のアスペク
ト比及びマクロウエハ表面上へのビームの衝突角度に依
存する。側壁のカバレージの垂直依存性が特定のアスペ
クト比に依存することにより、ある側壁を他の側壁と区
別することができる。これは、特に堆積膜を等方性ドラ
イエツチングバツク又はウエツトエツチングバツクし
て、堆積膜を、影になつた側壁から完全に除去すること
ができるからである。しかしこれに対面する側壁の厚さ
はかなり残る。他の方向に対面する側壁又はすべての側
壁に一段と厚い層を生成したい場合、複数のビームソー
スを用いるか又はただ単にウエハを回転させることによ
り実現し得る。従つて指向性減圧CVDを用いて反応体
を斜めに入射させて衝突させると以下の利点が得られ
る。
【0037】(1)ビームソースに対面する側壁の一部
に堆積膜を生成することができること(エツチバツクを
用いる)。(2)側壁の上部(マクロ表面に入射したビ
ームの反射光付近)に最初に堆積膜を生成することがで
きる。
【0038】これらの利点は他の処理(等方性堆積、等
方性エツチング又は異方性エツチング等)と組み合わせ
ることができ、一段と広範囲の構造特性を有するアレイ
を製造し得る。本発明を用いることによりシリコン上に
タングステンをCVD堆積する際に形成される「ウオー
ムホール」、すなわち堆積中のシリコン基板の侵食を防
ぐことができると考えられる。
【0039】本発明の処理は概して以下の特徴を統合す
る。
【0040】(1)ガスビームを用いて表面上に物質を
堆積すること。(2)ビーム束が等方性でなく、指向性
であるようにすること。(3)ビームの、表面への特定
の入射角を調整すること。(4)ビームの反応種が表面
と反応する確率が 100〔%〕未満であるようなビームの
反応種を選択すること。(5)処理のために低圧環境を
用いることにより、指向手段と堆積が生ずる表面との間
の寸法を含む長さにわたってビームの指向性を維持する
こと。
【0041】本発明のいずれの特定の実施例において
も、ビームを約±60°以下の範囲で指向することができ
る。表面へのビームの入射角は0°すなわち垂直に入射
するか又は0及び90°間の斜角にしてもよい。ビーム種
はシラン及びクロルシラン、有機金属及び有機シリコ
ン、金属フツ素、ドーパント前駆物質、CVDにおいて
知られている前駆物質、又は他の揮発性の種をCVD処
理に利用してもよい。特に、シラン、一段と高純度なシ
ラン、クロルシラン、BH、PH又はAsH、テトラエ
チルオルトシロキサン(一般にTEOSとして知られて
いる)及びこれに関連した反応種、WF、TiCL、N
H、N、O、O又はHO及びこれらの化合物をビーム種
として使用してもよい。
【0042】合計圧力が1トル以下、好適には約 0.1ミ
リトル〜 500ミリトルの範囲にビーム及び表面の処理環
境を設定しなければならない。処理のパラメータはCV
D条件の一般的な圧力と温度とから選択してもよく、一
段と温度が高く、一段と圧力を低くすることにより反応
被着確率がその値を堆積の進行度として保持し、これに
より、堆積膜のプロフアイルはビームが衝突する際の指
向特性を反映する。例えば、表面温度は約室温から1100
°の範囲内でよく、好適には約250 〜 750°の範囲であ
ることが望ましい。
【0043】まず適切な圧力及び温度条件を確立し、次
に適正なガス流量条件を決めた後、表面すなわちウエハ
をリアクタの堆積ゾーンに導入する。リアクタは商業上
実施されているようなCVD処理又はプラズマエンハン
ス型CVD処理用の単一ウエハリアクタで構成してもよ
く、図6に示すようなシヤワーヘツド型構成等によつて
表面上に衝突するビームに方向性を与えるようにリアク
タを修正してもよい。コリメータに送られるガスストリ
ームに他のガスを加えてもよく、この他のガスは反応種
(例えばCVD前駆物質)又は不活性キヤリア種(例え
ばヘリウム、アルゴン、窒素、水素)でもよい。処理リ
アクタ内の他の場所から他のガス種を表面上に等方的又
は指向的に衝突させるようにしてもよい。この特徴は、
複数の指向されたビーム、複数のコリメータ又は同じガ
ス若しくは異なるガスを利用する分散されたコリメータ
のアレイの使用を含むことができる。
【0044】本発明は以下の点で他のいくつかの処理方
法と明確に区別される。
【0045】(1)DLPCVDは方向性をもつて衝突
する反応ビームを使用するという点で従来の減圧CVD
とは明確に異なる。常圧CVD(APCVD)と比較す
ると、反応室内の圧力(分子の流れ)が異なるという点
で新たに区別される。(2)またDLPCVDは、DL
PCVDがCVDで使用する圧力及びリアクタ構成をわ
ずかに修正しただけであるという点でガスソース分子線
エピタキシヤル成長装置(又は有機金属分子線エピタキ
シヤル成長装置(MOMBE装置))やMBEと異な
る。これは、DLPCVDがもつ堆積速度が実質上MB
Eの堆積速度を超えることを意味する。最後に、DLP
CVDは特定のビーム指向手段(たとえばキヤピラリ)
を利用するが、通常MBEにおいてはソースとウエハと
の距離を大きくしてビームを平行化する。(3)DLP
CVDは、堆積表面に衝突するガス種の反応確率が一般
に「1」すなわち 100〔%〕未満、従つて反応被着係数
がSr<1.0 であるという点ですべてのPVD技術(蒸
着、スパツタ堆積及び分子ビーム線エピタキシ)と異な
る。
【0046】上述の通り本発明をその最適な実施例に基
づいて図示、説明したが、本発明の精神及び範囲から脱
することなく形式及び詳細構成について種々の変更を加
えてもよい。
【0047】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、反応ビー
ムを指向し、かつ当該反応ビームが表面に特定の角度範
囲で入射するように調整することにより、所望の厚さプ
ロフアイルを有する薄膜層を立体構造上に簡易かつ確実
に堆積させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は全体構造のトレンチ又はバイアの表面上
に薄膜を堆積する前の状態(A)と堆積した後の状態
(B)を示すトレンチ構造又はバイア構造の垂直断面図
である。
【図2】図2(A)及び(B)は、図1(A)及び
(B)に示す形式のトレンチ構造上に密着の一様性の異
なる堆積層を堆積した状態を示す、トレンチ構造の垂直
断面図である。図2(A)のアスペクト比(AR)はほ
ぼAR=1.0 であり、図2(B)はAR>1.0 である。
【図3】図3は、密着の一様性に限界がある堆積層につ
いて先細形(A)及び奥広形(B)を示す垂直断面図で
ある。
【図4】図4は、(A)シーム及びボイドのない理想的
な状態、(B)シームが形成された状態及び(C)ボイ
ドが形成された状態を含むCVD充填特性を示す垂直断
面図である。
【図5】図5は本発明による指向性CVD(Sr<1.0
)ビームを用いて特定の角度で(図5(A)では直角
に、図5(B)では斜めに)トレンチ構造に入射させる
ことによつて得られる散乱特性を示すトレンチ構造の垂
直断面図である。
【図6】図6は本発明による指向性減圧CVDビームを
生成するリアクタの略線図であり、ビームがウエハに垂
直に入射している場合を示す。
【図7】図7は、本発明によるビームの平行度を変え
て、アスペクト比が「1」のトレンチ特徴の初期の堆積
プロフアイルに対する影響をそれぞれ示す略せん図であ
る。図7(A)は完全に平行な場合、図7(B)は±30
°の場合、図7(C)は±60°の場合、図7(D)は指
向性がない場合である。
【図8】図8はアスペクト比「1」(A)及び「20」
(B)をもつトレンチ構造についての堆積プロフアイル
を示す、トレンチ構造の垂直断面図を示し、マクロ面に
垂直に入射するCVD反応体束の被着係数が計算されて
いる。
【図9】図9はアスペクト比「1」のトレンチ構造の堆
積プロフアイルを示すトレンチ構造の垂直断面図を示
し、マクロ面に斜めに(入射角45°で)入射するCVD
反応体束の被着係数が計算されている。
【符号の説明】
1……処理リアクタ、10……コリメータビームを細く
する装置、11……反応体、12……ウエハプラテン、
12A……表面、13……ノズル、14……ガス反応ビ
ーム、20……ソース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジユリアン・ジユーチヤン・シー アメリカ合衆国、ニユーヨーク州10473、 ブロンクス、ネプチユーン・コート 230番地 (56)参考文献 特開 平5−156454(JP,A) 特開 昭63−229831(JP,A) 特開 昭62−131510(JP,A) 特開 平2−2116(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板のトレンチ構造の側壁上に堆積する薄
    膜層の厚さプロフアイルを制御するCVD装置におい
    て、 上記トレンチ構造上に堆積されるべき反応体のガス反応
    ビームを供給する手段と、 ビーム束が等方的ではなく所与の立体角度範囲内の方向
    性をもつように上記反応ビームを上記基板の表面に指向
    する指向手段と、 上記反応ビームが上記表面に特定の入射角で入射するよ
    うに入射角を調整する手段と、 上記反応ビームが上記表面と反応する反応確率が100
    %未満であるようなビーム種を供給する手段と、 ビームの指向性を、上記指向手段及び堆積が生ずる上記
    表面間の距離にわたって保持するように、上記反応ビー
    ム及び上記表面に対する圧力環境を低くする手段とを具
    えることを特徴とするCVD装置。
  2. 【請求項2】上記角度範囲は60゜以内である請求項1
    に記載のCVD装置。
  3. 【請求項3】上記指向手段は上記反応ビームに方向性を
    与える形状の1組の開口を通して上記ビームを通過させ
    る手段である請求項1に記載のCVD装置。
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